JP2002245860A - 信号伝送用丸型ケーブル - Google Patents
信号伝送用丸型ケーブルInfo
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- JP2002245860A JP2002245860A JP2001044090A JP2001044090A JP2002245860A JP 2002245860 A JP2002245860 A JP 2002245860A JP 2001044090 A JP2001044090 A JP 2001044090A JP 2001044090 A JP2001044090 A JP 2001044090A JP 2002245860 A JP2002245860 A JP 2002245860A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】接続が容易で、かつ漏話を低減させた信号伝送
用丸型ケーブルを提供する。 【解決手段】信号線1、2と電源供給線11、12とを
外接させて一体構造になるように配列し、かつ外部遮蔽
導体17によって外部遮蔽がなされた信号伝送用丸型ケ
ーブル10であって、信号伝送用丸型ケーブル10の断
面配列において導体3、4、13、14の中心位置を結
ぶ四角形の中心位置が信号伝送用丸型ケーブル10の中
心位置とほぼ一致するように導体3、4、13、14を
配置し、前記四角形の一方の対角線上に信号線1、2の
中心を位置させ、前記四角形の他方の対角線上に電源供
給線11、12の中心を位置させると共に、信号線1、
2の導体外径と信号線1、2の外径との比を電源供給線
11、12の導体外径と電源供給線11、12の外径と
の比より大きくし、かつ信号線1、2の絶縁体5、6の
誘電率を電源供給線11、12の絶縁体15、16の誘
電率よりも小さいものとした。
用丸型ケーブルを提供する。 【解決手段】信号線1、2と電源供給線11、12とを
外接させて一体構造になるように配列し、かつ外部遮蔽
導体17によって外部遮蔽がなされた信号伝送用丸型ケ
ーブル10であって、信号伝送用丸型ケーブル10の断
面配列において導体3、4、13、14の中心位置を結
ぶ四角形の中心位置が信号伝送用丸型ケーブル10の中
心位置とほぼ一致するように導体3、4、13、14を
配置し、前記四角形の一方の対角線上に信号線1、2の
中心を位置させ、前記四角形の他方の対角線上に電源供
給線11、12の中心を位置させると共に、信号線1、
2の導体外径と信号線1、2の外径との比を電源供給線
11、12の導体外径と電源供給線11、12の外径と
の比より大きくし、かつ信号線1、2の絶縁体5、6の
誘電率を電源供給線11、12の絶縁体15、16の誘
電率よりも小さいものとした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号伝送用丸型ケ
ーブルに関し、さらに詳細にはデジタル信号の伝送が主
体となる工業用シリアル伝送バスシステム、ビル管理シ
リアル伝送バスシステム、自動車車内伝送バスシステム
等における信号伝送に利用される信号伝送用丸型ケーブ
ルに関する。
ーブルに関し、さらに詳細にはデジタル信号の伝送が主
体となる工業用シリアル伝送バスシステム、ビル管理シ
リアル伝送バスシステム、自動車車内伝送バスシステム
等における信号伝送に利用される信号伝送用丸型ケーブ
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】工業用シリアル伝送バスシステム、ビル
管理シリアル伝送バスシステム、自動車車内伝送バスシ
ステム等では、図5および図6に示すように、ホストコ
ンピュータが制御局21となり、多数たとえばN個の端
末が従属局231、…、23nとなって、1:Nの通信
をケーブル27を通して行う。図5において、参照符号
25は終端抵抗であり、参照符号291、…、29nは
分岐接続のためのコネクタである。
管理シリアル伝送バスシステム、自動車車内伝送バスシ
ステム等では、図5および図6に示すように、ホストコ
ンピュータが制御局21となり、多数たとえばN個の端
末が従属局231、…、23nとなって、1:Nの通信
をケーブル27を通して行う。図5において、参照符号
25は終端抵抗であり、参照符号291、…、29nは
分岐接続のためのコネクタである。
【0003】この通信方式には種々のものが用いられて
いるが、いずれの通信方式においても、接続するケーブ
ルとしては、制御局21と従属局23との接続を容易に
する目的で、図7に示すように、信号源33からの信号
を伝送する通信用の信号線45および信号源43からの
信号を伝送する通信用の信号線47と、従属局23を作
動させるため直流電源41からの直流電力を供給する電
源供給線49および電源供給線50とを一体化したケー
ブル27が一般的に使われている。
いるが、いずれの通信方式においても、接続するケーブ
ルとしては、制御局21と従属局23との接続を容易に
する目的で、図7に示すように、信号源33からの信号
を伝送する通信用の信号線45および信号源43からの
信号を伝送する通信用の信号線47と、従属局23を作
動させるため直流電源41からの直流電力を供給する電
源供給線49および電源供給線50とを一体化したケー
ブル27が一般的に使われている。
【0004】このようなシステムに用いられるケーブル
においてデジタル信号波形を正しく伝送するための技術
的な課題は、(イ)信号線の特性インピーダンスと送信
側、受信側のインピーダンスの整合が取られているこ
と、(ロ)漏話がないこと、(ハ)外部誘導雑音の影響
を受けないことである。
においてデジタル信号波形を正しく伝送するための技術
的な課題は、(イ)信号線の特性インピーダンスと送信
側、受信側のインピーダンスの整合が取られているこ
と、(ロ)漏話がないこと、(ハ)外部誘導雑音の影響
を受けないことである。
【0005】上記(イ)については、伝送される信号波
は、一般的には、パルス状波形であり高次の高周波信号
成分を含んでいる。したがって、この波形を忠実に伝送
するには、ケーブルの特性インピーダンスは広い周波数
領域にわたって一定の値を保つことと、送信側のインピ
ーダンスとの間でインピーダンス整合がとられているこ
とが要求される。
は、一般的には、パルス状波形であり高次の高周波信号
成分を含んでいる。したがって、この波形を忠実に伝送
するには、ケーブルの特性インピーダンスは広い周波数
領域にわたって一定の値を保つことと、送信側のインピ
ーダンスとの間でインピーダンス整合がとられているこ
とが要求される。
【0006】ケーブルの特性インピーダンスと送信側の
出力インピーダンス、受信側の入力インピーダンスとの
間には、ケーブルの伝送理論によれば、次のような関係
が要求される(図8参照)。図8において、参照符号3
1は制御局を示し、参照符号35は従属局を示し、参照
符号37はケーブルを示している。
出力インピーダンス、受信側の入力インピーダンスとの
間には、ケーブルの伝送理論によれば、次のような関係
が要求される(図8参照)。図8において、参照符号3
1は制御局を示し、参照符号35は従属局を示し、参照
符号37はケーブルを示している。
【0007】 Vl=V0cosBl+jWI0sinBl …(1) Il=j(V0/W)sinBl+I0cosBl …(2)
【0008】ここで、 Vl:ケーブルの入力端電圧 V0:ケーブルの出力端電圧 Il:ケーブルの入力端電流 I0:ケーブルの出力端電流 W:ケーブルの特性インピーダンス R:信号源抵抗 f:信号波の周波数 λ:信号波の波長(=c/f) c:伝播速度 l:ケーブルの長さ Rl:負荷抵抗 B:波長定数(=2π/λ) R:信号源抵抗
【0009】上記(1)式、(2)式より電圧伝送の入
出力関係は V0=(1/Vin)〔cosBl+(R/Rl)co
sBl+j{(R/W)sinBl+(W/Rl)si
nBl}〕 となる。
出力関係は V0=(1/Vin)〔cosBl+(R/Rl)co
sBl+j{(R/W)sinBl+(W/Rl)si
nBl}〕 となる。
【0010】この関係式から (a)ケーブルの特性インピーダンスと信号源抵抗Rと
負荷抵抗R1をすべて一致させると、V0/Vin=1
/2 (b)ケーブルの特性インピーダンスと信号源抵抗Rを
一致させ、負荷抵抗Rl=∞とすると、V0/Vin=
1 (c)ケーブルの特性インピーダンスと負荷抵抗R1を
一致させ、信号源抵抗R=0とすると、V0/Vin=
1 となり、この3通りの場合に信号波の出力は伝送に際し
てすべての周波数に無関係に、V0/Vinの関係が一
定である。換言すればデジタル信号波形の無歪伝送が可
能となる。
負荷抵抗R1をすべて一致させると、V0/Vin=1
/2 (b)ケーブルの特性インピーダンスと信号源抵抗Rを
一致させ、負荷抵抗Rl=∞とすると、V0/Vin=
1 (c)ケーブルの特性インピーダンスと負荷抵抗R1を
一致させ、信号源抵抗R=0とすると、V0/Vin=
1 となり、この3通りの場合に信号波の出力は伝送に際し
てすべての周波数に無関係に、V0/Vinの関係が一
定である。換言すればデジタル信号波形の無歪伝送が可
能となる。
【0011】次に、上記(ロ)の漏話については、一体
構造のケーブル内部に互いに異なる2つの信号線が含ま
れていて、互いに異種の信号を同時に伝送する場合は、
信号線間の漏話があると信号が互いに干渉し合い伝送信
号に誤りを発生させる危険性がある。
構造のケーブル内部に互いに異なる2つの信号線が含ま
れていて、互いに異種の信号を同時に伝送する場合は、
信号線間の漏話があると信号が互いに干渉し合い伝送信
号に誤りを発生させる危険性がある。
【0012】図7に示すケーブル27によって信号を伝
送する場合についてみれば、信号源33から出力される
図9(a)に示す波形のデジタル信号を信号線45で伝
送した場合に信号線47に誘起される漏話信号の一例は
図9(b)に示すごとくである。この場合、信号源43
には伝送するデジタル信号がない場合の信号線47の信
号波形を表している。図9においてeは信号レベルを、
tは時間を示す。
送する場合についてみれば、信号源33から出力される
図9(a)に示す波形のデジタル信号を信号線45で伝
送した場合に信号線47に誘起される漏話信号の一例は
図9(b)に示すごとくである。この場合、信号源43
には伝送するデジタル信号がない場合の信号線47の信
号波形を表している。図9においてeは信号レベルを、
tは時間を示す。
【0013】漏話が発生する原因について、図10の断
面を有する外部遮蔽付き丸型ケーブルを例にして説明す
る。この信号伝送用丸型ケーブルは、2本の信号線51
および61と2本の電源供給線71および81とを備え
て、全体を外部遮蔽のための網状外部遮蔽導体91で覆
う構造であって、外部から電気的および磁気的に遮蔽さ
れる構造になっている。信号線51は導体53と導体5
3を絶縁する絶縁体55とからなり、信号線61は導体
63と導体63を絶縁する絶縁体65とからなり、電源
供給線71は導体73と導体73を絶縁する絶縁体75
とからなり、電源供給線81は導体83と導体83を絶
縁する絶縁体85とからなっている。
面を有する外部遮蔽付き丸型ケーブルを例にして説明す
る。この信号伝送用丸型ケーブルは、2本の信号線51
および61と2本の電源供給線71および81とを備え
て、全体を外部遮蔽のための網状外部遮蔽導体91で覆
う構造であって、外部から電気的および磁気的に遮蔽さ
れる構造になっている。信号線51は導体53と導体5
3を絶縁する絶縁体55とからなり、信号線61は導体
63と導体63を絶縁する絶縁体65とからなり、電源
供給線71は導体73と導体73を絶縁する絶縁体75
とからなり、電源供給線81は導体83と導体83を絶
縁する絶縁体85とからなっている。
【0014】上記のケーブルにおいて、信号線51の信
号に着目すると、信号線51と外部遮蔽導体91との
間、信号線61と外部遮蔽導体91との間、2つの信号
線51と信号線61の間のそれぞれには、静電的および
電磁誘導的な結合が必然的に存在するために漏話が発生
することになる。信号線61についても同様の作用が発
生する。
号に着目すると、信号線51と外部遮蔽導体91との
間、信号線61と外部遮蔽導体91との間、2つの信号
線51と信号線61の間のそれぞれには、静電的および
電磁誘導的な結合が必然的に存在するために漏話が発生
することになる。信号線61についても同様の作用が発
生する。
【0015】従来これらの問題の解決策としては、図1
0に示すように、2つの信号線51および61をそれぞ
れ外部導体57および67にて各別に遮蔽してこれを一
体化した信号伝送用丸型ケーブルを用いることが一般的
に行われている。
0に示すように、2つの信号線51および61をそれぞ
れ外部導体57および67にて各別に遮蔽してこれを一
体化した信号伝送用丸型ケーブルを用いることが一般的
に行われている。
【0016】このために、信号線51および61は同軸
ケーブルと同様の構造となっていて外部導体57および
67が遮蔽の役割を果たすので漏話は軽減される。
ケーブルと同様の構造となっていて外部導体57および
67が遮蔽の役割を果たすので漏話は軽減される。
【0017】しかし、このような構造の信号伝送用丸型
ケーブルの問題点は、ケーブルの構造が複雑で高価なも
のとなることと、使用の際に導体が7種類存在するた
め、接続箇所が7箇所となって、接続のための工数が多
くなる。
ケーブルの問題点は、ケーブルの構造が複雑で高価なも
のとなることと、使用の際に導体が7種類存在するた
め、接続箇所が7箇所となって、接続のための工数が多
くなる。
【0018】上記(ハ)の外部誘導雑音の問題について
は、外部誘導雑音は信号伝送の誤りを発生する直接の原
因であり、これを避けるために一般的に信号伝送用丸型
ケーブルとしては、外側を編線導体で覆った所謂シール
ドケーブルが使われている。
は、外部誘導雑音は信号伝送の誤りを発生する直接の原
因であり、これを避けるために一般的に信号伝送用丸型
ケーブルとしては、外側を編線導体で覆った所謂シール
ドケーブルが使われている。
【0019】その他に、電源供給線の直流抵抗の問題が
ある。すなわち、従属局の通信回路の電源と従属局の装
置を駆動するための電源を供給する電源供給線は、その
直流抵抗値を充分小さく抑える必要がある。このため信
号線と電源線が一体化された信号伝送用丸型ケーブルで
は信号線に比べて電源供給線はより大きな断面積を有す
る導体が使われる場合が多い。
ある。すなわち、従属局の通信回路の電源と従属局の装
置を駆動するための電源を供給する電源供給線は、その
直流抵抗値を充分小さく抑える必要がある。このため信
号線と電源線が一体化された信号伝送用丸型ケーブルで
は信号線に比べて電源供給線はより大きな断面積を有す
る導体が使われる場合が多い。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、イン
ピーダンス整合の問題、漏話の問題、外部誘導雑音の問
題、直流抵抗の問題を解消するために、従来信号伝送用
ケーブルとして図10に示した信号伝送用丸型ケーブル
が使用される。
ピーダンス整合の問題、漏話の問題、外部誘導雑音の問
題、直流抵抗の問題を解消するために、従来信号伝送用
ケーブルとして図10に示した信号伝送用丸型ケーブル
が使用される。
【0021】しかし、上記のように、インピーダンス整
合の問題、漏話の問題、外部誘導雑音の問題、電源供給
線の直流抵抗の問題のそれぞれについて、図10に示し
た信号伝送用丸型ケーブルによって解消されるが、上記
した従来の信号伝送用丸型ケーブルでは漏話を避けるた
めに、信号線を独立して遮蔽する必要があり、このため
に、信号伝送用丸型ケーブル自体が高価なものになると
いう問題点があった。
合の問題、漏話の問題、外部誘導雑音の問題、電源供給
線の直流抵抗の問題のそれぞれについて、図10に示し
た信号伝送用丸型ケーブルによって解消されるが、上記
した従来の信号伝送用丸型ケーブルでは漏話を避けるた
めに、信号線を独立して遮蔽する必要があり、このため
に、信号伝送用丸型ケーブル自体が高価なものになると
いう問題点があった。
【0022】さらに、さらに多くのシステムにおける現
実の使用状態では、信号伝送用丸型ケーブルをコネクタ
に接続し、このコネクタを介して機器に接続される場合
が多く、信号伝送用丸型ケーブルをコネクタに接続する
組立て時間が多大なものとなり結果として、更に高価な
ものになるという問題点があった。
実の使用状態では、信号伝送用丸型ケーブルをコネクタ
に接続し、このコネクタを介して機器に接続される場合
が多く、信号伝送用丸型ケーブルをコネクタに接続する
組立て時間が多大なものとなり結果として、更に高価な
ものになるという問題点があった。
【0023】本発明は、接続が容易で、かつ漏話を低減
させた信号伝送用丸型ケーブルを提供することを目的と
する。
させた信号伝送用丸型ケーブルを提供することを目的と
する。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる信号伝送
用丸型ケーブルは、外周が絶縁された4本の導体を外接
させて一体構造になるように配列し、かつ外部遮蔽がな
された信号伝送用丸型ケーブルであって、前記4本の導
体は一対の信号線と一対の電源供給線とからなり、信号
伝送用丸型ケーブルの断面配列において4本の導体の中
心位置を結ぶ四角形の中心位置が信号伝送用丸型ケーブ
ルの中心位置とほぼ一致するように4本の導体を配置
し、前記四角形の一方の対角線上に信号線の中心を位置
させ、前記四角形の他方の対角線上に電源供給線の中心
を位置させると共に、信号線の導体外径と信号線の外径
との比を電源供給線の導体外径と電源供給線の外径との
比より大きくし、かつ信号線の絶縁体の誘電率を電源供
給線の絶縁体の誘電率よりも小さいものとしたことを特
徴とする。
用丸型ケーブルは、外周が絶縁された4本の導体を外接
させて一体構造になるように配列し、かつ外部遮蔽がな
された信号伝送用丸型ケーブルであって、前記4本の導
体は一対の信号線と一対の電源供給線とからなり、信号
伝送用丸型ケーブルの断面配列において4本の導体の中
心位置を結ぶ四角形の中心位置が信号伝送用丸型ケーブ
ルの中心位置とほぼ一致するように4本の導体を配置
し、前記四角形の一方の対角線上に信号線の中心を位置
させ、前記四角形の他方の対角線上に電源供給線の中心
を位置させると共に、信号線の導体外径と信号線の外径
との比を電源供給線の導体外径と電源供給線の外径との
比より大きくし、かつ信号線の絶縁体の誘電率を電源供
給線の絶縁体の誘電率よりも小さいものとしたことを特
徴とする。
【0025】本発明にかかる信号伝送用丸型ケーブルに
よれば、信号伝送用丸型ケーブルの断面配列において4
本の導体の中心位置を結ぶ四角形の中心位置が信号伝送
用丸型ケーブルの中心位置とほぼ一致するように4本の
導体が配置させられ、前記四角形の一方の対角線上に信
号線の中心が位置させられ、前記四角形の他方の対角線
上に電源供給線の中心が位置させられると共に、信号線
の導体外径と信号線の外径との比が電源供給線の導体外
径と電源供給線の外径との比より大きくされ、かつ信号
線の絶縁体の誘電率が電源供給線の絶縁体の誘電率より
も小さいものとされている。
よれば、信号伝送用丸型ケーブルの断面配列において4
本の導体の中心位置を結ぶ四角形の中心位置が信号伝送
用丸型ケーブルの中心位置とほぼ一致するように4本の
導体が配置させられ、前記四角形の一方の対角線上に信
号線の中心が位置させられ、前記四角形の他方の対角線
上に電源供給線の中心が位置させられると共に、信号線
の導体外径と信号線の外径との比が電源供給線の導体外
径と電源供給線の外径との比より大きくされ、かつ信号
線の絶縁体の誘電率が電源供給線の絶縁体の誘電率より
も小さいものとされている。
【0026】したがって、信号線間には電源供給線が介
在し、かつ電源供給線が信号の帰線となるため、信号線
間は実質的に電源供給線によって遮蔽されることになっ
て漏話は少なくなる。
在し、かつ電源供給線が信号の帰線となるため、信号線
間は実質的に電源供給線によって遮蔽されることになっ
て漏話は少なくなる。
【0027】さらに、信号線の導体外径と信号線の外径
との比を電源供給線の導体外径と電源供給線の外径との
比より大きくし、かつ信号線の絶縁体の誘電率が電源供
給線の絶縁体の誘電率よりも小さいものとされているた
め、信号線と外部遮蔽のための外部遮蔽導体との間の静
電容量は電源供給線と外部遮蔽との間の静電容量よりも
小さくなって漏話は少なくなる。
との比を電源供給線の導体外径と電源供給線の外径との
比より大きくし、かつ信号線の絶縁体の誘電率が電源供
給線の絶縁体の誘電率よりも小さいものとされているた
め、信号線と外部遮蔽のための外部遮蔽導体との間の静
電容量は電源供給線と外部遮蔽との間の静電容量よりも
小さくなって漏話は少なくなる。
【0028】このように、本発明にかかる信号伝送用丸
型ケーブルによれば、信号線を遮蔽せずに漏話が低減さ
れ、信号線を遮蔽することが不要となるために、信号伝
送用ケーブルは安価にでき、さらに接続も簡単、かつ容
易となる。
型ケーブルによれば、信号線を遮蔽せずに漏話が低減さ
れ、信号線を遮蔽することが不要となるために、信号伝
送用ケーブルは安価にでき、さらに接続も簡単、かつ容
易となる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる信号伝送用
丸型ケーブルを実施の形態によって説明する。
丸型ケーブルを実施の形態によって説明する。
【0030】図1は本発明にかかる信号伝送用丸型ケー
ブルの断面図である。
ブルの断面図である。
【0031】本発明の実施の形態にかかる信号伝送用丸
型ケーブル10は、信号線1および信号線2と電源供給
線11および電源供給線12との4本の導体を外接させ
て一体構造になるように配列し、かつ一体構造とされた
4本の各線の導体は外部遮蔽のための外部遮蔽導体17
で覆われ、外部遮蔽導体17の外周には機械的な保護の
ために外皮18が設けられている。
型ケーブル10は、信号線1および信号線2と電源供給
線11および電源供給線12との4本の導体を外接させ
て一体構造になるように配列し、かつ一体構造とされた
4本の各線の導体は外部遮蔽のための外部遮蔽導体17
で覆われ、外部遮蔽導体17の外周には機械的な保護の
ために外皮18が設けられている。
【0032】信号線1は外周が絶縁体5によって絶縁さ
れた導体3からなり、同様に信号線2は外周が絶縁体6
によって絶縁された導体4からなっている。電源供給線
11は外周が絶縁体15によって絶縁された導体13か
らなり、同様に電源供給線12は外周が絶縁体16によ
って絶縁された導体14とからなっている。
れた導体3からなり、同様に信号線2は外周が絶縁体6
によって絶縁された導体4からなっている。電源供給線
11は外周が絶縁体15によって絶縁された導体13か
らなり、同様に電源供給線12は外周が絶縁体16によ
って絶縁された導体14とからなっている。
【0033】さらに、電源供給線11、12の直流抵抗
を小さくするために電源供給線11、12の導体13、
14の断面積は信号線1、2の導体3、4の断面積より
も大きく設定してある。
を小さくするために電源供給線11、12の導体13、
14の断面積は信号線1、2の導体3、4の断面積より
も大きく設定してある。
【0034】またさらに、信号伝送用丸型ケーブル10
の断面配列において、信号線1および信号線2と電力供
給線11および電力供給線12との4本の導体3、4、
13および14は、導体3、4、13および14の中心
位置を結ぶ四角形の中心位置が信号伝送用丸型ケーブル
10の中心位置とほぼ一致するように配置し、前記四角
形の一方の対角線上に信号線1および2の中心を位置さ
せ、前記四角形の他方の対角線上に電源供給線11およ
び12の中心を位置させると共に、導体3の外径と信号
線1の外径との比および導体4の外径と信号線2の外径
との比を、導体13の外径と電源供給線11の外径との
比および導体14の外径と電源供給線12の外径との比
より大きくし、かつ絶縁体5および6の誘電率を、絶縁
体15および16の誘電率よりも小さいものとしてあ
る。
の断面配列において、信号線1および信号線2と電力供
給線11および電力供給線12との4本の導体3、4、
13および14は、導体3、4、13および14の中心
位置を結ぶ四角形の中心位置が信号伝送用丸型ケーブル
10の中心位置とほぼ一致するように配置し、前記四角
形の一方の対角線上に信号線1および2の中心を位置さ
せ、前記四角形の他方の対角線上に電源供給線11およ
び12の中心を位置させると共に、導体3の外径と信号
線1の外径との比および導体4の外径と信号線2の外径
との比を、導体13の外径と電源供給線11の外径との
比および導体14の外径と電源供給線12の外径との比
より大きくし、かつ絶縁体5および6の誘電率を、絶縁
体15および16の誘電率よりも小さいものとしてあ
る。
【0035】信号伝送用丸型ケーブル10の一般的な使
用方法を図2に示す。
用方法を図2に示す。
【0036】制御局21側に設けられた信号源33から
送出される信号34の伝送には信号線1を使用し、従属
局23側に設けられた信号源43から送出される信号4
4の伝送には信号線2を使用して、信号線1と信号線2
とにより互いに異種の信号が伝送される。
送出される信号34の伝送には信号線1を使用し、従属
局23側に設けられた信号源43から送出される信号4
4の伝送には信号線2を使用して、信号線1と信号線2
とにより互いに異種の信号が伝送される。
【0037】また、制御局21から従属局23への直流
電力供給のために、電源供給線11および12を使用し
て直流電源41から従属局23へ電力を供給すると共
に、直流電源41の負電極側に接続される電源供給線1
2を接地すると共に、電源供給線12を信号34および
44の帰路としてある。外部遮蔽導体17も接地してあ
る。
電力供給のために、電源供給線11および12を使用し
て直流電源41から従属局23へ電力を供給すると共
に、直流電源41の負電極側に接続される電源供給線1
2を接地すると共に、電源供給線12を信号34および
44の帰路としてある。外部遮蔽導体17も接地してあ
る。
【0038】信号伝送用丸型ケーブル10で信号伝送の
ために使用される部分の特性インピーダンスZwは、そ
の線の単位長当りのインダクタンスをLとし、線間に分
布定数として存在するキャパシタンスをCとすると、Z
w=√L/Cで表される。
ために使用される部分の特性インピーダンスZwは、そ
の線の単位長当りのインダクタンスをLとし、線間に分
布定数として存在するキャパシタンスをCとすると、Z
w=√L/Cで表される。
【0039】特性インピーダンスは、信号伝送用丸型ケ
ーブル10の断面構造が長さ方向に一定であれば、安定
した値を呈する。
ーブル10の断面構造が長さ方向に一定であれば、安定
した値を呈する。
【0040】次に、信号伝送用丸型ケーブル10の導体
間の静電容量を模式的に示せば図3に示す如く、信号線
1の導体3と外部遮蔽導体17との間に静電容量Ca
が、信号線2の導体4と外部遮蔽導体17との間に静電
容量Caが、電源供給線11の導体13と外部遮蔽導体
17との間に静電容量Cbが、電源供給線12の導体1
4と外部遮蔽導体17との間に静電容量Cbが、信号線
1の導体3と信号線2の導体4との間に静電容量Ccが
存在する。
間の静電容量を模式的に示せば図3に示す如く、信号線
1の導体3と外部遮蔽導体17との間に静電容量Ca
が、信号線2の導体4と外部遮蔽導体17との間に静電
容量Caが、電源供給線11の導体13と外部遮蔽導体
17との間に静電容量Cbが、電源供給線12の導体1
4と外部遮蔽導体17との間に静電容量Cbが、信号線
1の導体3と信号線2の導体4との間に静電容量Ccが
存在する。
【0041】ここで、電源供給線11の導体13と電源
供給線12の導体14との間には直流電源41が接続さ
れているので、信号線1を通して信号源33から送出さ
れる信号が静電容量Ca、Cb、Ccを通して信号線2
に漏洩する経路を示す等価回路を考えるうえでは導体1
3と14との間のインピーダンスは“0”であるとして
信号周波数に対しては同電位とみなせる。
供給線12の導体14との間には直流電源41が接続さ
れているので、信号線1を通して信号源33から送出さ
れる信号が静電容量Ca、Cb、Ccを通して信号線2
に漏洩する経路を示す等価回路を考えるうえでは導体1
3と14との間のインピーダンスは“0”であるとして
信号周波数に対しては同電位とみなせる。
【0042】また、電源供給線11の導体13と信号線
1の導体3との間の静電容量、電源供給線11の導体1
3と信号線2の導体4との間の静電容量、電源供給線1
2の導体14と信号線1の導体3との間の静電容量およ
び電源供給線12の導体14と信号線2の導体4との間
の静電容量は、信号伝送線としての特性インピーダンス
Zw=√L/Cに含まれるもので、漏話の説明上省略し
て差し支えないものである。
1の導体3との間の静電容量、電源供給線11の導体1
3と信号線2の導体4との間の静電容量、電源供給線1
2の導体14と信号線1の導体3との間の静電容量およ
び電源供給線12の導体14と信号線2の導体4との間
の静電容量は、信号伝送線としての特性インピーダンス
Zw=√L/Cに含まれるもので、漏話の説明上省略し
て差し支えないものである。
【0043】したがって、信号伝送用丸型ケーブル10
の等価回路は図4に示す如くに表される。
の等価回路は図4に示す如くに表される。
【0044】図4からも明らかな如く、図4は信号線1
を通して信号源33から送出される信号34が静電容量
Ca、Cb、Ccを通じて信号線2に漏洩する経路を描
いたものである。図4において、Zは信号線2の特性イ
ンピーダンスを示している。
を通して信号源33から送出される信号34が静電容量
Ca、Cb、Ccを通じて信号線2に漏洩する経路を描
いたものである。図4において、Zは信号線2の特性イ
ンピーダンスを示している。
【0045】図4に示す等価回路から、信号源33から
の信号34は静電容量Ccを通じて漏れる成分と静電容
量Caを通して静電容量Cbで分割されて漏れる成分と
に分けることができる。
の信号34は静電容量Ccを通じて漏れる成分と静電容
量Caを通して静電容量Cbで分割されて漏れる成分と
に分けることができる。
【0046】なお、図4は電源供給線12と外部遮蔽導
体17とは接続されておらず、かつ電源供給線12およ
び外部遮蔽導体17はアースから浮いている状態のとき
の等価回路を示している。
体17とは接続されておらず、かつ電源供給線12およ
び外部遮蔽導体17はアースから浮いている状態のとき
の等価回路を示している。
【0047】信号伝送用丸型ケーブル10の断面内にお
いて、信号線1と信号線2とは電源供給線11と電源供
給線12を挟んで位置しているために、信号線1と信号
線2との間の実質的な距離は信号伝送用丸型ケーブル1
0の断面内において最も長い距離を有し、かつ、電源供
給線12が信号の帰路となる接続にしているために両信
号線1と2とを遮蔽する効果があり漏話はかなり小さい
ものとなる。
いて、信号線1と信号線2とは電源供給線11と電源供
給線12を挟んで位置しているために、信号線1と信号
線2との間の実質的な距離は信号伝送用丸型ケーブル1
0の断面内において最も長い距離を有し、かつ、電源供
給線12が信号の帰路となる接続にしているために両信
号線1と2とを遮蔽する効果があり漏話はかなり小さい
ものとなる。
【0048】さらに、同軸円筒管電極の場合における静
電容量CはC=2πε/log(D 2/D1)(F)であ
る。ここでD1は内部電極の外径、D2は外部電極の内径
(D 2>D1)、εは内外電極間の絶縁体の誘電率であ
る。但し、同軸電極の長さ≫D 2である。
電容量CはC=2πε/log(D 2/D1)(F)であ
る。ここでD1は内部電極の外径、D2は外部電極の内径
(D 2>D1)、εは内外電極間の絶縁体の誘電率であ
る。但し、同軸電極の長さ≫D 2である。
【0049】ここで、信号伝送用丸型ケーブル10で
は、信号線1、2は導体3、4の外径に対して絶縁体
5、6を含む信号線1、2の外径の比を大きくし、さら
に絶縁体5、6に誘電率の小さい絶縁体を使用し、さら
に、電源供給線11、12は導体13、14の外径に対
して絶縁体15、16を含む外径の比を小さくし、さら
に誘電率の大きい絶縁体を使用しているために、上記し
た同軸円筒管電極の場合における静電容量Cの式からも
明らかなごとく、静電容量Caは小さく、静電容量Cb
は大きくなって、静電容量Ca、Cbを経由する漏れは
小さく、静電容量Ca、Cbを経由する漏話成分に対し
ての改善効果が大きい。
は、信号線1、2は導体3、4の外径に対して絶縁体
5、6を含む信号線1、2の外径の比を大きくし、さら
に絶縁体5、6に誘電率の小さい絶縁体を使用し、さら
に、電源供給線11、12は導体13、14の外径に対
して絶縁体15、16を含む外径の比を小さくし、さら
に誘電率の大きい絶縁体を使用しているために、上記し
た同軸円筒管電極の場合における静電容量Cの式からも
明らかなごとく、静電容量Caは小さく、静電容量Cb
は大きくなって、静電容量Ca、Cbを経由する漏れは
小さく、静電容量Ca、Cbを経由する漏話成分に対し
ての改善効果が大きい。
【0050】さらにまた、電源供給線12が信号伝送の
ために接地されており、信号伝送用丸型ケーブル10の
外部遮蔽導体17をこの接地に接続した場合は、静電容
量Ca、Cbを経由する経路は遮断されるので漏話の経
路は静電容量Ccによるものだけとなり良好な特性を示
す。
ために接地されており、信号伝送用丸型ケーブル10の
外部遮蔽導体17をこの接地に接続した場合は、静電容
量Ca、Cbを経由する経路は遮断されるので漏話の経
路は静電容量Ccによるものだけとなり良好な特性を示
す。
【0051】また、外部遮蔽導体17を接地しない場合
でも良好な結果が得られる。
でも良好な結果が得られる。
【0052】次に、表1に信号伝送用丸型ケーブル10
と一般のケーブルとを比較した例を示す。表1からも明
らかなようにケーブル径は信号伝送用丸型ケーブル10
の方が小さくて済む。
と一般のケーブルとを比較した例を示す。表1からも明
らかなようにケーブル径は信号伝送用丸型ケーブル10
の方が小さくて済む。
【0053】
【表1】
【0054】また、20log(漏話成分電圧の最大値
/信号源電圧の最大値)(dB)で定義される漏話につ
いて、信号伝送用丸型ケーブル10と一般のケーブルと
に対して、外部遮蔽導体17を接地した場合と、非接地
の場合との漏話について比較すれば表2に示す如くであ
って、一般のケーブルよりも信号伝送用丸型ケーブル1
0の漏話が少なくてすむ。
/信号源電圧の最大値)(dB)で定義される漏話につ
いて、信号伝送用丸型ケーブル10と一般のケーブルと
に対して、外部遮蔽導体17を接地した場合と、非接地
の場合との漏話について比較すれば表2に示す如くであ
って、一般のケーブルよりも信号伝送用丸型ケーブル1
0の漏話が少なくてすむ。
【0055】
【表2】
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる信号
伝送用ケーブルによれば、信号線を遮蔽せずに漏話が低
減され、信号線を遮蔽することが不要となるために、信
号伝送用丸型ケーブルは安価にでき、さらに接続も簡
単、かつ容易となる。
伝送用ケーブルによれば、信号線を遮蔽せずに漏話が低
減され、信号線を遮蔽することが不要となるために、信
号伝送用丸型ケーブルは安価にでき、さらに接続も簡
単、かつ容易となる。
【図1】本発明の実施の一形態にかかる信号伝送用丸型
ケーブルの構成を示す断面図である。
ケーブルの構成を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の一形態にかかる信号伝送用丸型
ケーブルの使用例を示す模式図である。
ケーブルの使用例を示す模式図である。
【図3】本発明の実施の一形態にかかる信号伝送用丸型
ケーブルを構成する信号線、電源供給線と遮蔽導体との
間の静電容量の説明に供する模式図である。
ケーブルを構成する信号線、電源供給線と遮蔽導体との
間の静電容量の説明に供する模式図である。
【図4】本発明の実施の一形態にかかる信号伝送用丸型
ケーブルの等価回路図である。
ケーブルの等価回路図である。
【図5】従来の信号伝送用丸型ケーブルによる制御局と
従属局との接続例を示す模式図である。
従属局との接続例を示す模式図である。
【図6】従来の信号伝送用丸型ケーブルによる制御局と
従属局との他の接続例を示す模式図である。
従属局との他の接続例を示す模式図である。
【図7】従来の信号伝送用丸型ケーブルの使用例を示す
模式図である。
模式図である。
【図8】信号伝送用丸型ケーブルのインピーダンスと、
制御局のインピーダンスと、従属局のインピーダンスと
の関係を示す模式図である。
制御局のインピーダンスと、従属局のインピーダンスと
の関係を示す模式図である。
【図9】信号伝送用丸型ケーブルの漏話の説明に供する
波形図である。
波形図である。
【図10】従来の信号伝送用丸型ケーブルの構成を示す
断面図である。
断面図である。
1および2 信号線 3、4、13およ
び14 導体 5、6、15および16 絶縁体 10 信号伝送用
丸型ケーブル 11および12 電源供給線 17 外部遮蔽導
体 18 外皮 23、231、2
32…、23n 従属局 21 制御局 33および43
信号源 41 直流電源
び14 導体 5、6、15および16 絶縁体 10 信号伝送用
丸型ケーブル 11および12 電源供給線 17 外部遮蔽導
体 18 外皮 23、231、2
32…、23n 従属局 21 制御局 33および43
信号源 41 直流電源
Claims (1)
- 【請求項1】外周が絶縁された4本の導体を外接させて
一体構造になるように配列し、かつ外部遮蔽がなされた
信号伝送用丸型ケーブルであって、前記4本の導体は一
対の信号線と一対の電源供給線とからなり、信号伝送用
丸型ケーブルの断面配列において4本の導体の中心位置
を結ぶ四角形の中心位置が信号伝送用丸型ケーブルの中
心位置とほぼ一致するように4本の導体を配置し、前記
四角形の一方の対角線上に信号線の中心を位置させ、前
記四角形の他方の対角線上に電源供給線の中心を位置さ
せると共に、信号線の導体外径と信号線の外径との比を
電源供給線の導体外径と電源供給線の外径との比より大
きくし、かつ信号線の絶縁体の誘電率を電源供給線の絶
縁体の誘電率よりも小さいものとしたことを特徴とする
信号伝送用丸型ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001044090A JP2002245860A (ja) | 2001-02-20 | 2001-02-20 | 信号伝送用丸型ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001044090A JP2002245860A (ja) | 2001-02-20 | 2001-02-20 | 信号伝送用丸型ケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002245860A true JP2002245860A (ja) | 2002-08-30 |
Family
ID=18906140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001044090A Pending JP2002245860A (ja) | 2001-02-20 | 2001-02-20 | 信号伝送用丸型ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002245860A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7057111B2 (en) * | 2004-03-16 | 2006-06-06 | Alex Fung | Cable assembly for electrosurgical pencil |
WO2008041708A1 (fr) * | 2006-10-02 | 2008-04-10 | Oki Electric Cable Co., Ltd. | Câble entraîné par moteur avec câble de retour de courant de fuite haute fréquence, câble non blindé avec câble de retour à faible inductance et système de commande d'entraînement de moteur utilisant ce câble |
JP2015505634A (ja) * | 2012-01-19 | 2015-02-23 | ローゼンベルガー ホーフフレクベンツテクニーク ゲーエムベーハー ウント ツェーオー カーゲー | データケーブル |
TWI509634B (zh) * | 2011-06-20 | 2015-11-21 | 降低串擾訊號之傳輸單元結構 |
-
2001
- 2001-02-20 JP JP2001044090A patent/JP2002245860A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7057111B2 (en) * | 2004-03-16 | 2006-06-06 | Alex Fung | Cable assembly for electrosurgical pencil |
WO2008041708A1 (fr) * | 2006-10-02 | 2008-04-10 | Oki Electric Cable Co., Ltd. | Câble entraîné par moteur avec câble de retour de courant de fuite haute fréquence, câble non blindé avec câble de retour à faible inductance et système de commande d'entraînement de moteur utilisant ce câble |
CN101523514B (zh) * | 2006-10-02 | 2012-01-11 | 冲电线株式会社 | 带高频漏电流返回线的马达驱动电缆、带低电感返回线的无屏蔽电缆及使用了该电缆的马达驱动控制系统 |
US8247695B2 (en) | 2006-10-02 | 2012-08-21 | Oki Electric Cable Co,. Ltd. | High frequency leakage current return wire-contained motor drive cable, low inductance return wire-contained unshielded cable, and motor drive control system using the cables |
JP5061114B2 (ja) * | 2006-10-02 | 2012-10-31 | 沖電線株式会社 | 高周波漏れ電流リターン線付きモーター駆動ケーブル、低インダクタンスリターン線付きノンシールドケーブル、及び、該ケーブルを用いたモーター駆動制御システム、及び、数値制御工作機械またはロボットまたは射出成型機 |
TWI509634B (zh) * | 2011-06-20 | 2015-11-21 | 降低串擾訊號之傳輸單元結構 | |
JP2015505634A (ja) * | 2012-01-19 | 2015-02-23 | ローゼンベルガー ホーフフレクベンツテクニーク ゲーエムベーハー ウント ツェーオー カーゲー | データケーブル |
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