JP2002245581A - 自動検針システムおよびアンテナ装置 - Google Patents

自動検針システムおよびアンテナ装置

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JP2002245581A
JP2002245581A JP2001041072A JP2001041072A JP2002245581A JP 2002245581 A JP2002245581 A JP 2002245581A JP 2001041072 A JP2001041072 A JP 2001041072A JP 2001041072 A JP2001041072 A JP 2001041072A JP 2002245581 A JP2002245581 A JP 2002245581A
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wireless device
reading system
automatic meter
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Masahiro Terajima
正博 寺島
Yasuhide Tsuchida
泰秀 土田
Akira Koizumi
章 小泉
Tsutomu Yagami
努 矢上
Yukio Kobayashi
幸生 小林
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Japan Radio Co Ltd
Nagano Japan Radio Co Ltd
Toyo Keiki Co Ltd
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Japan Radio Co Ltd
Nagano Japan Radio Co Ltd
Toyo Keiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線装置間での無線伝送可能な電波到達距離
を伸ばす。 【解決手段】 親局無線装置11と、検針データ出力装
置Mに接続された子局無線装置21との間で通信データ
Daを無線伝送する自動検針システムS1であって、子
局無線装置21に配設された第1のアンテナ21aに対
して高周波的結合可能に配設された第2のアンテナ23
aと、親局無線装置11との間で通信データDaを無線
伝送するための第3のアンテナ23cと、第2のアンテ
ナ23aと第3のアンテナ23cとの間を接続して高周
波信号を伝送する有線伝送路23bとを備え、第3のア
ンテナ23cは、子局無線装置21と外界との電波伝搬
を阻害する構造物R1に配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道、ガスまたは
商用交流などの使用量を自動的に検針する自動検針シス
テムに関し、詳しくは、システム内の親局および子局間
で検針要求データや検針値データなどの通信データを無
線伝送可能に構成された自動検針システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、一般家庭や集合住宅などに設置さ
れている量水メータ(検針データ出力装置)などの検針
値を自動検針するシステムとして、無線通信を使用する
自動検針システムが開発されている。この従来の自動検
針システムは、一般的に、各種の制御を統括する本部局
と、例えば公衆回線網を介して本部局に接続された親局
と、無線回線を介して親局に接続された複数の子局と、
通信ケーブルを介して各子局にそれぞれ接続された複数
の検針データ出力装置とで構築されている。この場合、
親局および子局は、それぞれ無線通信用のアンテナを内
蔵した親局無線装置および子局無線装置を備えている。
一方、各検針データ出力装置は、例えば、一般家庭で
は、地下埋設型の量水器ボックス内に設置され、集合住
宅では、水道水、ガスおよび商用交流などを各戸に供給
する配管(パイプ)や電線と共にパイプ収納専用スペー
ス(以下、「パイプスペース」ともいう)に設置されて
いる。また、無線装置含む子局は、検針データ出力装置
と共に量水器ボックス内やパイプスペースに設置されて
いる。
【0003】この従来の自動検針システムでは、自動検
針に際して、まず、本部局が、検針要求データを親局に
送信する。次に、親局が、その検針要求データを無線回
線を介して子局に転送する。この際には、検針要求デー
タに対応する電波が親局無線装置に内蔵のアンテナから
出力され、子局無線装置に内蔵のアンテナによって受信
される。次いで、子局が、受信した検針要求データを検
針データ出力装置に転送する。これに応じて、検針デー
タ出力装置が、検針値データを子局に返信し、子局が、
無線回線を介して検針値データを親局に転送する。この
後、親局が、転送された検針値データを本部局に転送す
ることにより、その検針データ出力装置についての検針
値データの吸収が完了する。本部局は、これらの処理を
各子局に対して順次実行することにより、すべての検針
データ出力装置(子局)から検針値データを吸収する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の自動
検針システムには、以下に述べる問題点がある。すなわ
ち、従来の自動検針システムでは、子局無線装置を検針
データ出力装置と共に量水器ボックス内やパイプスペー
スに設置している。この場合、量水器ボックスは、一般
的に、地中に埋設される箱体が金属で形成されると共
に、その上面開口部が金属製の蓋で閉塞されている。ま
た、パイプスペースは、防火対策として厚手のコンクリ
ート壁で構成されると共に、例えば点検口や作業用出入
口などの開口部が金属製扉で閉塞されている。したがっ
て、これら量水器ボックス内またはパイプスペースに設
置された子局無線装置に内蔵されているアンテナは、屋
外に設置されている親局無線装置に対して、金属製の箱
体、金属製の蓋、コンクリート壁内の鉄筋、または金属
製扉などの構造物によって、その電波伝搬が阻害され
る。このため、親局無線装置と子局無線装置との間での
無線伝送の電波到達距離が短くなるという問題点があ
る。したがって、従来の自動検針システムでは、親局無
線装置と子局無線装置との設置間隔を短く規定せざるを
得ないため、親局1局当りに接続可能な子局の数が限ら
れている。このため、従来の検針システムには、親局の
数の増加に伴ってシステムコストが高騰しているという
問題点もある。
【0005】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、無線装置間での無線伝送可能な電波到達距
離を伸ばし得る自動検針システム、およびアンテナ装置
を提供することを主目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載の自動検針システムは、親局無線装置と、検
針データ出力装置に接続された子局無線装置との間で通
信データを無線伝送する自動検針システムであって、前
記子局無線装置に配設された第1のアンテナに対して高
周波的結合可能に配設された第2のアンテナと、前記親
局無線装置との間で前記通信データを無線伝送するため
の第3のアンテナと、前記第2のアンテナと前記第3の
アンテナとの間を接続して高周波信号を伝送する有線伝
送路とを備え、前記第3のアンテナは、前記子局無線装
置と外界との電波伝搬を阻害する構造物に配設されてい
ることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の自動検針システムは、請求
項1記載の自動検針システムにおいて、前記第2のアン
テナは、前記子局無線装置の外表面に貼付されているこ
とを特徴とする。
【0008】請求項3記載の自動検針システムは、請求
項1または2記載の自動検針システムにおいて、前記第
3のアンテナは、前記検針データ出力装置が設置される
設置空間と外界との電波伝搬を阻害する前記構造物とし
ての金属製扉または金属製蓋体における当該設置空間側
の内面に貼付されていることを特徴とする。
【0009】請求項4記載の自動検針システムは、請求
項3記載の自動検針システムにおいて、前記金属製扉ま
たは前記金属製蓋体は、開口部が形成されると共に当該
開口部に樹脂が充填されて構成され、前記第3のアンテ
ナは、前記金属製扉または前記金属製蓋体の前記内面に
おける前記開口部を臨む位置に貼付されていることを特
徴とする。
【0010】請求項5記載の自動検針システムは、請求
項1から4のいずれかに記載の自動検針システムにおい
て、前記第2のアンテナおよび前記第3のアンテナは、
スリットアンテナ、コニカルアンテナ、ダイポールアン
テナ、またはループアンテナでそれぞれ構成されている
ことを特徴とする。
【0011】請求項6記載の自動検針システムは、請求
項5記載の自動検針システムにおいて、前記第2のアン
テナおよび前記第3のアンテナの少なくとも一方は、シ
ート状に構成されていることを特徴とする。
【0012】請求項7記載のアンテナ装置は、無線装置
に配設された第1のアンテナに対して高周波的結合可能
な第2のアンテナと、当該第2のアンテナに一端が接続
された有線伝送路と、当該有線伝送路の他端に接続され
た第3のアンテナとを備えて構成され、前記第3のアン
テナは、スリットアンテナ、コニカルアンテナ、ダイポ
ールアンテナ、またはループアンテナであって、シート
状に構成されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る自動検針システムの好適な実施の形態について
説明する。
【0014】図1に示す自動検針システム1は、例えば
水道水の使用量などを自動検針するためのシステムであ
って、概念的には、ホストコンピュータなどで構成され
る中央収集装置を有する本部局2と、屋外S1に配設さ
れて電話回線等の公衆回線網を介して本部局2に接続さ
れる親局3、3・・と、集合住宅のパイプスペースS2
や一般家庭の量水器ボックスS3内、または屋外S1に
設置されて無線回線を介して親局3に接続される複数の
子局4a,4b,4c・・(以下、区別しないときには
「子局4」ともいう)と、パイプスペースS2や量水器
ボックスS3など内に設置され通信ケーブルを介して各
子局4に接続されるメータ装置(本発明における検針デ
ータ出力装置に相当する)Mとを備えて構築されてい
る。この場合、パイプスペースS2は、本発明における
設置空間に相当し、防火用の厚手のコンクリート壁で構
成されると共に、作業用出入口などの開口部が金属製の
扉R1で閉塞されている。また、量水器ボックスS3
は、金属箱体で構成されて地中に埋設され、その上面開
口部が金属製の蓋R2で閉塞されている。この量水器ボ
ックスS3の内部空間も、パイプスペースS2と同様に
して本発明における設置空間に相当する。
【0015】親局3は、各子局4に対する無線伝送用の
無線装置(親局無線装置)11と、本部局2および無線
装置11間における通信制御用の制御装置12とを備え
ている。この場合、無線装置11および制御装置12
は、箱状の筐体内に収納され、さらに、無線装置11の
送受信用のアンテナ11aが内蔵されてパッケージング
されている。一方、子局4aは、パイプスペースS2に
設置されたメータ装置Mについての検針値データDaを
出力可能にパイプスペースS2に設置されている。ま
た、子局4bは、量水器ボックスS3内に設置されたメ
ータ装置Mについての検針値データDaを出力可能に量
水器ボックスS3内に設置されている。これらの子局4
a,4bは、親局3の無線装置11に対する無線伝送用
の無線装置(子局無線装置)21と、メータ装置Mおよ
び無線装置21間における通信制御用の制御装置22
と、アンテナ装置23とを備えている。この場合、無線
装置21および制御装置22は、箱状の筐体内に収納さ
れている。また、アンテナ21aは、本発明における第
1のアンテナに相当し、無線装置21に接続されると共
に、無線装置21の筐体内、または無線装置21および
制御装置22の両者を収納する筐体内に内蔵されてい
る。一方、アンテナ装置23は、本発明における第2の
アンテナに相当するアンテナ23aと、アンテナ23a
に一端が接続されて本発明におけるケーブルに相当する
同軸ケーブル23bと、同軸ケーブル23bの他端に接
続されて本発明における第3のアンテナに相当するアン
テナ23cとで構成されている。
【0016】アンテナ23aとしては、例えば図2に示
すループアンテナ31が用いられている。また、アンテ
ナ23cとしては、例えば図3に示すスリットアンテナ
41が用いられている。このループアンテナ31は、金
属箔状のアンテナ本体31aと共振用コンデンサ31b
とが樹脂フィルムF,Fの間に挟み込まれ、全体として
シート状に形成されている。また、スリットアンテナ4
1も、金属箔状のアンテナ本体41aが樹脂フィルム
F,Fの間に挟み込まれ、全体としてシート状に形成さ
れている。また、ループアンテナ31およびスリットア
ンテナ41の背面には、粘着テープ(図示せず)が貼付
されており、無線装置21の外表面、扉R1または蓋R
2(図4参照)の表面に貼付する際には、この粘着テー
プによって所定位置に固定される。この場合、スリット
アンテナ41は、図3に示すように、アンテナ本体41
aの中央部にスリット41bが形成されて構成されてい
る。また、スリット41bは、その開口幅および開口長
が、図4(a)に示す扉R1に形成されたスリットH1
や、同図(b),(c)に示す蓋R2に形成されたスリ
ットH2の開口幅および開口長よりも若干小さめに形成
されている。また、スリットアンテナ41は、同図に示
すように、貼付対象の扉R1や蓋R2に形成されたスリ
ットH1,H2を臨む位置、つまりスリットH1,H2
にスリット41bが重なる位置に貼付して固定される。
なお、蓋R2に形成されたスリットH2には、外部から
の塵埃や雨水の浸入を防止するための樹脂Pが充填され
ている。
【0017】一方、図1に示すように、子局4cは、無
線装置21および制御装置22を備えて構成され、屋外
に設置されたメータ装置Mについての検針値データDa
を出力可能にメータ装置Mと共に屋外S1に設置されて
いる。
【0018】次に、自動検針システム1における全体的
な動作について、図面を参照して説明する。
【0019】まず、本部局2が、公衆回線網を介して検
針要求データDrを親局3に送信する。次に、親局3の
制御装置12が、送信された検針要求データDrを無線
装置11のアンテナ11aから順次出力する。これによ
り、子局4a,4b,4c・・に検針要求データDrが
送信される。なお、検針要求データDrの受信経路およ
び、その受信に応じて返信する検針値データDaの返信
経路については、子局4a,4b,4c・・毎にそれぞ
れ異なるため、以下、子局4c、子局4a、子局4bの
順に、その受信方法および返信方法について具体的に説
明する。
【0020】まず、屋外S1に設置された子局4cで
は、親局3との間に電波伝搬を阻害される構造物が存在
しないため、無線装置21が、親局3のアンテナ11a
から出力された電波を内蔵のアンテナ21aによって直
接受信し、制御装置22が、無線装置21によって受信
された電波に対応する検針要求データDrをメータ装置
Mに転送する。これに応じて、メータ装置Mは、検針値
データDaを子局4cに返信し、子局4cが、その検針
値データDaに基づく電波をアンテナ21aから出力す
る。この際には、子局4cのアンテナ21aから出力さ
れた電波が親局3のアンテナ11aによって受信され
る。これに応じて、親局3が公衆回線網を介して検針値
データDaを本部局2に転送し、これにより、屋外S1
に設置されたメータ装置Mについての検針値データDa
が本部局2によって吸収される。
【0021】一方、パイプスペースS2に設置されてい
る子局4aは、親局3との間にコンクリート壁内の鉄筋
や金属製の扉R1などの電波伝搬を阻害する構造物が存
在するため、親局3から出力された電波を内蔵のアンテ
ナ21aによって直接受信するのが困難となっている。
このため、子局4aでは、親局3から出力された電波
を、アンテナ装置23を介して受信する。具体的には、
親局3から検針要求データDrに対応する電波が出力さ
れた際には、扉R1の内面に貼付されたアンテナ23c
が、この電波を受信し、受信信号として同軸ケーブル2
3bに出力する。次いで、アンテナ23aが、同軸ケー
ブル23bを介して伝送された受信信号を出力する。こ
の場合、アンテナ23aが子局4aの無線装置21にお
ける内蔵のアンテナ21aと高周波的結合可能な位置に
貼付されているため、内蔵のアンテナ21aが、アンテ
ナ23aから出力された電波を受信する。これにより、
親局3から出力された検針要求データDrがアンテナ装
置23を介して無線装置21に転送され、制御装置22
に出力される。
【0022】次いで、制御装置22は、検針要求データ
Drをメータ装置Mに転送する。これに応じて、メータ
装置Mは、検針値データDaを制御装置22に返信し、
無線装置21が、その検針値データDaに基づく電波を
アンテナ21aから出力する。この際には、アンテナ2
1aによって出力された電波がアンテナ装置23のアン
テナ23aによって受信され、同軸ケーブル23bを介
してアンテナ23cに伝送されてアンテナ23cから屋
外S1に向けて出力される。この場合、アンテナ23c
が扉R1のパイプスペースS2側でスリットH1を臨む
位置に貼付されているため、このスリットH1から効率
よく屋外S1に出力される。また、アンテナ23cが屋
外S1とパイプスペースS2との境界面に設置されてい
るため、アンテナ23cによって出力された電波は、さ
らに効率よく屋外S1に出力される。続いて、アンテナ
23cから出力された電波をアンテナ11aを介して受
信した親局3は、公衆回線網を介して、その検針値デー
タDaを本部局2に転送する。これにより、パイプスペ
ースS2に設置されたメータ装置Mについての検針値デ
ータDaが本部局2に吸収される。
【0023】また、量水器ボックスS3に設置されてい
る子局4bでも、親局3との間に金属製の箱体や蓋R2
などの構造物が存在するため、親局3から出力された電
波を内蔵のアンテナ21aによって直接受信することが
困難となっている。このため、子局4bでは、子局4a
と同様にして、親局3から出力された電波を、アンテナ
装置23を介して受信する。具体的には、親局3から検
針要求データDrに対応する電波が出力された際には、
蓋R2の内面に貼付されたアンテナ23cが、この電波
を受信し、受信信号として同軸ケーブル23bに出力す
る。次いで、アンテナ23cが、同軸ケーブル23bを
介して伝送された受信信号を出力する。これにより、親
局3から出力された検針要求データDrがアンテナ装置
23を介して無線装置21に転送され、制御装置22に
出力される。
【0024】次いで、子局4bでは、子局4aと同様に
して、検針要求データDrがメータ装置Mに転送され、
メータ装置Mについての検針値データDaが制御装置2
2に返信され、この後、アンテナ23cから屋外S1に
向けて出力される。続いて、子局4aについての検針値
データDaと同様にして、子局4bの量水器ボックスS
3に設置されたメータ装置Mについての検針値データD
aが本部局2に吸収される。
【0025】このように、この自動検針システム1によ
れば、子局4a,4bが扉R1や蓋R2の内面に貼付さ
れたアンテナ23cを介して無線伝送することにより、
屋外S1に対して電波伝搬が阻害されるように隔離され
たパイプスペースS2や量水器ボックスS3内に設置さ
れているにも拘わらず、送信電力を大きくすることなく
子局4a,4bの電波到達距離を十分に伸ばすことがで
きると共に受信感度を実質的に向上させることができ
る。したがって、親局3から子局4を十分に離間させて
設置することができるため、1局の親局3当りで伝送可
能な子局4,4・・の局数を従来の自動検針システムよ
りも飛躍的に増加させることができる結果、システムコ
ストを十分に低減することができる。
【0026】また、この自動検針システム1によれば、
アンテナ23a,23c(ループアンテナ31、スリッ
トアンテナ41)をシート状に形成したことにより、扉
R1や蓋R2に極めて容易に貼付することができる。さ
らに、アンテナ23cとしてスリットアンテナ41を採
用したことにより、扉R1や蓋R2に形成されたスリッ
トH1,H2と相俟って、屋外S1に設置された親局3
との間で、より確実に送受信を行うことができる。加え
て、アンテナ23cを扉R1または蓋R2の内面に貼付
したことにより、例えばパイプスペースS2や量水器ボ
ックスS3の外側にアンテナ23cを引き出す構成とは
異なり、同軸ケーブル23bを挿通させるための挿通孔
が不要となる結果、アンテナ23cの取付け作業が容易
となる。この場合、例えば蓋R2の外表面にアンテナ2
3cを貼付する構成を採用することも可能ではあるが、
同軸ケーブル23bを挿通させる挿通孔が必要となるの
に加えて、貼付したアンテナ23cや同軸ケーブル23
bが人や自動車によって踏み付けられるおそれがあり、
この構成の採用は事実上困難である。
【0027】なお、本発明は、上記した本発明の実施の
形態に示した構成に限定されない。例えば、本発明の実
施の形態では、アンテナ23aとしてループアンテナ3
1を採用しアンテナ23cとしてスリットアンテナ41
を採用した例を挙げて説明したが、本発明における第2
および第3のアンテナはこれに限定されず、アンテナ2
3aとしてスリットアンテナ41を採用しアンテナ23
cとしてループアンテナ31を採用することもできる。
また、第2および第3のアンテナは、ループアンテナ3
1やスリットアンテナ41に限定されず、図5(a)に
示すコニカルアンテナ51や同図(b)に示すダイポー
ルアンテナ61など、各種のアンテナを採用することが
できる。この場合、コニカルアンテナ51やダイポール
アンテナ61は、金属箔状のアンテナ本体51a,61
aがそれぞれ樹脂フィルムF,Fの間に挟み込まれ、全
体としてシート状に形成されている。また、コニカルア
ンテナ51およびダイポールアンテナ61の背面には、
ループアンテナ31およびスリットアンテナ41と同様
にして粘着テープが貼付されている。また、貼付対象が
例えば樹脂製の扉や蓋などの場合には、ループアンテナ
31、コニカルアンテナ51およびダイポールアンテナ
61のいずれかを貼付するのが好ましい。
【0028】さらに、本発明における有線伝送路は、本
発明の実施の形態に示した同軸ケーブル23bに限定さ
れず、フィーダ線等を採用できるし、アンテナ23a,
23c間に各種フィルタや、増幅回路を配設する構成を
採用することもできる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の自動検針
システムによれば、子局無線装置に配設された第1のア
ンテナに対して高周波的結合可能に配設された第2のア
ンテナと、親局無線装置との間で前記通信データを無線
伝送するための第3のアンテナと、第2のアンテナと第
3のアンテナとの間を接続して高周波信号を伝送する有
線伝送路とを備え、子局無線装置と外界との電波伝搬を
阻害する構造物に第3のアンテナを配設したことによ
り、子局無線装置と外界とが構造物で電波伝搬が阻害さ
れていたとしても、アンテナ装置を介して無線伝送する
ことで、送信電力を大きくすることなく子局無線装置お
よび親局無線装置間での電波到達距離を十分に伸ばすこ
とができる。したがって、親局無線装置から子局無線装
置を十分に離間させて設置することができるため、1局
の親局無線装置当りで伝送可能な子無線装置の数を飛躍
的に増加させることができる結果、システムコストを十
分に低減することができる。
【0030】また、請求項2記載の自動検針システムに
よれば、子局無線装置の外表面に第2のアンテナを貼付
したことにより、例えば第2のアンテナをねじ止めして
固定する方法と比較して、その固定作業が容易となる結
果、システムコストをさらに低減することができる。
【0031】さらに、請求項3記載の自動検針システム
によれば、検針データ出力装置が配設される設置空間と
外界との電波伝搬を阻害する構造物としての金属製扉ま
たは金属製蓋体の内面側に第3のアンテナを貼付したこ
とにより、設置空間の外側に第3のアンテナを設置する
構成とは異なり、有線伝送路を挿通させるための挿通孔
を不要にすることができる。また、設置空間の外側に第
3のアンテナを設置する構成を採用した場合には、第3
のアンテナの破損を招くおそれがあるのに対し、設置空
間の内側に第3のアンテナを設置したことにより、その
破損を回避することができる。
【0032】また、請求項4記載の自動検針システムに
よれば、開口部が形成されると共に開口部に樹脂が充填
された金属製扉または金属製蓋体の内面側における開口
部を臨む位置に第3のアンテナを貼付したことにより、
開口部以外の部位に第3のアンテナを貼付する構成と比
較して、子局および親局間での電波到達距離をより十分
に伸ばすことができる。
【0033】さらに、請求項5記載の自動検針システム
によれば、スリットアンテナ、コニカルアンテナ、ダイ
ポールアンテナ、およびループアンテナのいずれかで第
2のアンテナおよび第3のアンテナを構成したことによ
り、いずれのアンテナも比較的簡易な構成であるため、
その製造コストを低減することができると共に、いずれ
のアンテナも設置占有スペースが比較的小さいため、狭
い空間であっても貼付することができる。また、使用環
境に応じていずれかのアンテナを選択して用いることに
より、外界との間の通信データの送受信をより確実に行
うことができる。
【0034】また、請求項6記載の自動検針システムに
よれば、第2のアンテナおよび第3のアンテナの少なく
とも一方が薄形のシート状に構成されているため、設置
占有スペースをさらに小さくすることができる。
【0035】さらに、請求項7記載のアンテナ装置によ
れば、無線装置に配設された第1のアンテナに対して高
周波的結合可能な第2のアンテナと、第2のアンテナに
一端が接続された有線伝送路と、有線伝送路の他端に接
続されたシート状の第3のアンテナとを備えて構成した
ことにより、第2のアンテナと無線装置本体内部のアン
テナに高周波的結合させ、かつ第3のアンテナを任意の
箇所に貼付することで、無線装置の通信可能なエリアを
拡大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る自動検針システム1
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る子局4の無線装置2
1および制御装置22と、アンテナ装置23のアンテナ
23a(ループアンテナ31)とを示す外観斜視図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態に係る扉R1と、アンテナ
装置23のアンテナ23c(スリットアンテナ41)と
を示す外観斜視図である。
【図4】(a)は本発明の実施の形態に係る扉R1の外
観斜視図、(b)および(c)は本発明の実施の形態に
係る蓋R2の外観斜視図である。
【図5】(a)はコニカルアンテナ51の平面図、
(b)はダイポールアンテナ61の平面図である。
【符号の説明】
1 自動検針システム 2 本部局 3 親局 4a〜4c 子局 11,21 無線装置 11a,21a アンテナ 23 アンテナ装置 23a,23c アンテナ 23b 同軸ケーブル 31 ループアンテナ 41 スリットアンテナ 51 コニカルアンテナ 61 ダイポールアンテナ 51a,61a アンテナ本体 Da 検針値データ Dr 検針要求データ H1,H2 スリット M メータ装置 P 樹脂 R1 扉 R2 蓋 S1 屋外 S2 パイプスペース S3 量水器ボックス
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01Q 13/10 H04M 11/00 301 H04M 11/00 301 H04Q 9/00 311H H04Q 9/00 311 311T 341B 341 G08C 17/00 Z (72)発明者 土田 泰秀 長野県松本市和田3967番地10 東洋計器株 式会社内 (72)発明者 小泉 章 長野県松本市和田3967番地10 東洋計器株 式会社内 (72)発明者 矢上 努 長野県松本市和田3967番地10 東洋計器株 式会社内 (72)発明者 小林 幸生 長野県松本市和田3967番地10 東洋計器株 式会社内 Fターム(参考) 2F073 AA07 AA08 AB02 AB07 AB12 BB01 BC02 CC01 FF01 GG01 GG04 5J045 AA05 AB05 DA06 EA07 HA06 NA01 5J046 AA04 AA07 AB07 AB08 AB12 PA07 UA01 5K048 AA11 BA36 DB01 DC01 DC07 EB10 HA02 5K101 KK12 LL01 LL11 MM07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親局無線装置と、検針データ出力装置に
    接続された子局無線装置との間で通信データを無線伝送
    する自動検針システムであって、 前記子局無線装置に配設された第1のアンテナに対して
    高周波的結合可能に配設された第2のアンテナと、前記
    親局無線装置との間で前記通信データを無線伝送するた
    めの第3のアンテナと、前記第2のアンテナと前記第3
    のアンテナとの間を接続して高周波信号を伝送する有線
    伝送路とを備え、前記第3のアンテナは、前記子局無線
    装置と外界との電波伝搬を阻害する構造物に配設されて
    いることを特徴とする自動検針システム。
  2. 【請求項2】 前記第2のアンテナは、前記子局無線装
    置の外表面に貼付されていることを特徴とする請求項1
    記載の自動検針システム。
  3. 【請求項3】 前記第3のアンテナは、前記検針データ
    出力装置が設置される設置空間と外界との電波伝搬を阻
    害する前記構造物としての金属製扉または金属製蓋体に
    おける当該設置空間側の内面に貼付されていることを特
    徴とする請求項1または2記載の自動検針システム。
  4. 【請求項4】 前記金属製扉または前記金属製蓋体は、
    開口部が形成されると共に当該開口部に樹脂が充填され
    て構成され、前記第3のアンテナは、前記金属製扉また
    は前記金属製蓋体の前記内面における前記開口部を臨む
    位置に貼付されていることを特徴とする請求項3記載の
    自動検針システム。
  5. 【請求項5】 前記第2のアンテナおよび前記第3のア
    ンテナは、スリットアンテナ、コニカルアンテナ、ダイ
    ポールアンテナ、またはループアンテナでそれぞれ構成
    されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか
    に記載の自動検針システム。
  6. 【請求項6】 前記第2のアンテナおよび前記第3のア
    ンテナの少なくとも一方は、シート状に構成されている
    ことを特徴とする請求項5記載の自動検針システム。
  7. 【請求項7】 無線装置に配設された第1のアンテナに
    対して高周波的結合可能な第2のアンテナと、当該第2
    のアンテナに一端が接続された有線伝送路と、当該有線
    伝送路の他端に接続された第3のアンテナとを備えて構
    成され、前記第3のアンテナは、スリットアンテナ、コ
    ニカルアンテナ、ダイポールアンテナ、またはループア
    ンテナであって、シート状に構成されていることを特徴
    とするアンテナ装置。
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