JP2002245189A - 個人資格証明システム - Google Patents

個人資格証明システム

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JP2002245189A
JP2002245189A JP2001042048A JP2001042048A JP2002245189A JP 2002245189 A JP2002245189 A JP 2002245189A JP 2001042048 A JP2001042048 A JP 2001042048A JP 2001042048 A JP2001042048 A JP 2001042048A JP 2002245189 A JP2002245189 A JP 2002245189A
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Yutaka Hokura
豊 保倉
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Mitsui Fudosan Co Ltd
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Global Friendship Inc
Mitsui Fudosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 個人の信用情報を活用した資格証明に基づい
て電子証明書を発行する個人資格証明システムを提供す
る。 【解決手段】 資格証明の申請があると個人情報ファイ
ル21からその申請者の資格情報を読み出してその資格
に対応するランクを決定し、電子証明書を発行する認証
局41,42に対して申請者の資格を証明し、申請者に
電子証明書が利用できるようにするため、カード発行デ
ータファイルに秘密鍵カード発行に係る発行情報を記録
し、鍵生成モジュール15が申請者に固有の秘密鍵と公
開鍵の対を生成し、割符モジュール12がその秘密鍵を
秘密情報として割符処理することにより情報エレメント
に分割し混成して2以上の情報ブロックからなる電子割
符にし、電子証明書発行装置が秘密鍵を秘密鍵カード3
3に書き込み、電子割符の一方を割符カード32に書き
込んでそれぞれを申請者に給付すると共に、電子割符の
残部を割符ファイル18に記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サイバー社会にお
いて利用者の信用保証する電子証明書を発行する個人資
格証明システムに関し、特に既に利用者の信用情報を判
定した不動産業者や銀行などが保持する情報を直接利用
して電子証明書を発行できる個人資格証明システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】サイバー社会における取引は、相対ずく
でなく電子回線を介して行うため、取引の信用を個人的
な信頼関係により保証することが困難で、信頼できる第
三者の信用保証が重要な根拠となる。このため、いわゆ
る認証局が適正な資格者に電子証明書を発行し、取引者
は相互にこれを信用して取引を行っている。しかし、認
証局が個人信用を調査することは極めて困難なため、申
請者の実存、信用、権限といった資格を保証するまでは
至らず、真正な本人であることを正しく認証することが
大きな課題となっている。
【0003】このような要求に対して、経済的な信用度
を保証された証明書があれば、取引の大きさに対応した
信頼性や取引の永続性を評価する上で極めて便利であ
る。したがって、サイバー社会における取引者にとっ
て、個人の資格証明を伴う電子証明書が容易に提供され
るようになることが望まれる。また、電子証明書を発行
するために個人情報を使用する場合に、必要でないとき
に発行者が個人情報に容易にアクセスできたり、個人情
報が簡単に流出したり盗難に遭うようでは情報開示者も
取引者も認証システムを安心して利用することができな
い。
【0004】なお、近年のインターネットやLANの普
及にしたがって、最近建設される集合住宅やビルなどで
は、インターネットやLANに対応する設備が予め設け
られているものが多く見られるようになってきた。しか
し、こうした不動産入居者にとって単にネットワークに
接続すれば良いというのではなく、サービスの質と共に
本人認証が重要な鍵となる。集合住宅などにおいては、
管理者は入居許可のために入居者の信用状態を把握した
資格情報を保持していることが普通である。管理者は、
認められた居住者以外の者がインターネットやLANの
サービスを利用することを防止するため、本人認証を必
要とする。
【0005】一方、居住者は、インターネットなどを利
用する際に自身の身元保証が与えられれば、外部のサー
ビスを利用する上でも便利である。しかし特別に必要が
ないかぎり個人情報が漏洩することは避けなければなら
ない。このため、個人情報の安全を確保しながら、資格
証明を伴う電子証明書の発行を受けることができるよう
になれば、入居者がインターネット等を利用する上で便
利である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明が解決
しようとする課題は、個人の信用情報を活用して資格証
明を伴う電子証明書を発行する個人資格証明システムを
提供することであり、電子証明書の発行時に利用した個
人の信用情報の漏洩を防止することである。また、電子
証明書の再発行において本人認証を確実にすることがで
きる個人資格証明システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、資格証明対象者のうちの申請者について資格証明を
行う本発明の個人資格証明システムは、資格証明の申請
があると資格証明対象者の資格情報を記録しておいた個
人資格情報ファイルからその申請者の資格情報を読み出
して、その資格に対応するランクを決定し電子証明書を
発行する認証局に対して申請者の資格を証明し、申請者
に電子証明書が利用できるようにする秘密情報が記録さ
れた秘密情報カードを給付するものである。
【0008】秘密情報カードを発行するときは、カード
発行データファイルに秘密情報カード発行に係るカード
発行情報を記録し、秘密情報生成装置が申請者に固有の
秘密情報を生成し、割符装置がその秘密情報を割符処理
することにより情報エレメントに分割し混成して2以上
の情報ブロックからなる電子割符にし、カード発行装置
が秘密情報を秘密情報カードに書き込み、電子割符の一
方とカード発行情報を割符カードに書き込んでそれぞれ
を申請者に給付すると共に、電子割符の残部を割符ファ
イルに記憶することを特徴とする。
【0009】本発明の秘密情報とカード発行情報は可搬
式記憶媒体に記録してもよい。また、割符カードはIC
カードで形成されてもよい。さらに、本発明の秘密情報
とカード発行情報は申請者の電子計算機に直接送付して
記憶させても良い。本明細書では、このような電子計算
機も含めてカードと表示する。さらに、認証局が証明書
を発行する代わりに、認証局から証明書の内容を受け取
り秘密情報カードに記録して申請者に直接的に給付する
ようにしてもよい。なお、証明書やカード発行情報は電
子割符にして申請者と分割して保管するようにすること
もできる。
【0010】秘密情報の復元を請求する者があるときに
は、請求者の提示する割符カードに記録された電子割符
と個人資格証明システムの割符ファイルに記録された電
子割符を統合して復元することにより再発行請求者が真
正であることを確認してから秘密情報の復元をすること
が好ましい。また、秘密情報カード発行受け渡しに係る
カード発行情報に、立会人に関する情報を含ませておい
て、秘密情報カードを再発行するときにはその立会人の
認証を行えるようにしてもよい。さらに、資格情報は不
動産取引に際して取得された情報に基づいて生成された
ものを含めるようにすることができる。
【0011】本発明の個人資格証明システムによれば、
資格証明をする対象者として設定した範囲内の人物ある
いは企業体など(以下、人物で代表する)について、予
め信用情報に基づいて設定された個人資格を情報ファイ
ルに格納しておいて、当該範囲内の人物が申請した場合
は、その人物についての資格情報を取り出し、当該資格
に基づいてその人物のランクを決定し、そのランクが電
子証明書に適合するときにはその旨を通知する。電子証
明書を発行する認証局は、顧客の信用状態に基づいて付
与する電子証明書の種類を決めたり電子証明書の利用で
きる範囲を設定する必要があるが、顧客の信用情報を収
集することは極めて困難である。
【0012】しかし、本発明のシステムを用いることに
より、予め収集されている信用情報に基づいて顧客の資
格証明を受けることができるので、安心して対応する電
子証明書を発行することができる。しかも、個人情報は
個人資格証明システムのみが保管するので、このシステ
ムをたとえば不動産管理者など当初からその個人情報を
所持している者が管理するようにすれば、新たな第三者
が個人情報を保管管理する訳ではないので、プライバシ
ー情報の漏洩を防ぎプライバシーの保護が容易になる。
【0013】一方、資格審査に合格した申請者には電子
証明書を利用するために必要とされる秘密情報を給付す
る。秘密情報はICカードやフロッピー(登録商標)デ
ィスクなど可搬式記録媒体に記録した秘密情報カードと
して支給してもよく、また通信網を介して申請者の計算
機に直接に送付しても良い。通信網を介して送付する場
合も秘密情報を利用する上で実質的な差異はないので、
以下では通信網を介して送付する場合を含めて秘密情報
カードと表現する。
【0014】秘密情報カードの発行を行うときには、カ
ードの所有者、所有者の暗証番号や顔写真など本人確認
に用いられる認証データ、カードの発行者、認証用デー
タ、カード発行履歴など、カード発行に係るカード発行
情報をカード発行データファイルに記録しておいて、秘
密情報カードの発行と管理および破損紛失時の再発行に
備える。また、秘密情報生成装置により申請者に固有の
公開鍵と秘密鍵の対を生成して、公開鍵を認証局に通知
し、秘密鍵を含む秘密情報を秘密情報カードに記録して
申請者に渡すようにしてもよい。公開鍵と秘密鍵は暗号
化されていても良い。この秘密鍵は、認証局から公開鍵
を用いて送付された電子暗号文を復号するときに使用さ
れ、本人以外の者に電子証明書を利用させないための本
人認証として機能する。
【0015】なお、秘密情報カードに上記のカード発行
データを記録しておいて、秘密情報カードに記録された
情報に基づいて本人認証を行ったりすることができるよ
うにしてもよい。本発明の個人資格証明システムは、さ
らに割符装置を備える。割符装置は、暗号鍵などの暗号
生成データや固有のID、その他の秘匿したい秘密情報
を入力して情報エレメントに分割し、適当な情報エレメ
ントを抽出し配置し直して2個以上の情報ブロックを生
成する。この情報ブロックを電子割符と呼ぶ。1個の情
報ブロック、すなわち電子割符の片割れを割符カードに
記録して申請者に支給し、残りの情報ブロックをシステ
ム内の割符ファイルに保管する。この後で元の秘密情報
を削除することが好ましい。
【0016】秘密情報カードを破損したり紛失したりし
た場合は、割符カードを読み取り装置にかけて割符の片
割れを読み込み、割符データファイルに保管した割符の
残りの片割れと統合して復元すると、元の秘密情報が復
元される。復元した秘密情報を再び秘密情報カードに記
録して請求者に支給する。なお、カードが盗難にあった
ときなどには不正使用のおそれがあるため、改めて新し
い秘密情報を生成して処理することができる。再発行時
には本人をよく知る立会人を要求しても良い。この場合
は、立会人の認証情報を割符データとして記録しておい
て、立会人の本人認証を行うために使用することが好ま
しい。
【0017】電子割符処理を行うことにより、重要な情
報を請求者個人と個人資格証明システムと分割所有し管
理責任をシェアしており、一方の所有する情報のみでは
元の情報を類推復元することが非常に困難なので、当事
者以外の者が情報を悪用することを防止することができ
る。なお、元の秘密情報をシステムから削除しておく場
合は、システム管理者側に落ち度があっても秘密情報を
盗取することができないので、ますます安全性が高くな
る。また、本発明の個人資格証明システムの管理者が認
証局を代行して電子証明書を発行することもできる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の個人資格証明シス
テムを実施例に基づき図面を参照して詳細に説明する。
本実施例の個人資格証明システムは、特に不動産管理者
が利用する場合に関するものである。図1は本発明の個
人資格証明システムの1実施例の構成を示すブロック
図、図2は本実施例における登録処理とカード発行手順
を説明するフロー図、図3は本実施例における復元処理
と本人確認手順を説明するフロー図、図4は本実施例に
使用するICカードのメモリレイアウト例を示すメモリ
構成図である。
【0019】本実施例の個人資格証明システムは、図1
に示すように、不動産管理者が管理する個人資格証明コ
ンピュータシステム10で、登録モジュール11、電子
割符モジュール12、内部インターフェース13,管理
モジュール14、秘密情報として暗号鍵を生成する鍵生
成モジュール15、外部インターフェース16、データ
バス17、割符データファイル18、カード発行データ
ファイル19、管理データファイル20、資格データフ
ァイル21を備えている。
【0020】図2に示すように、個人資格証明コンピュ
ータシステム10は、一定の審査S101に合格した申
請者30の登録データ31をキーボードや画像入力装置
などの入力装置51から入力してカード発行に係る発行
データを生成しカード発行データファイル19に格納す
ると共に、個人情報を管理モジュール14に送る(S1
02)。申請者の本人確認は、常日頃本人と顔を合わせ
ているマンション管理人や大家などが確認することによ
り行うことが最も確実であるが、写真入り身分証明書な
どを用いれば面識のない担当者でもある程度信頼できる
確認ができる。
【0021】なお、カード再発行などに立会人を必要と
する場合は、指定立会人の氏名や認証番号など立会人に
係る情報を入力装置52から入力する。立会人は特に再
発行時に本人認証する上で信頼をおくことができる大家
などの人物を選ぶことが好ましい。登録データ31に
は、申請者の住所、氏名、電話番号、身分証明書、登録
認証局、電子メールアドレス、パスワードなどが含まれ
る。
【0022】管理モジュール14は資格情報を生成して
資格データファイル21に格納し、登録データ31の個
人情報を管理データファイル20に格納する。資格情報
は、認証局が電子証明書を発行する上で必要となる申請
者の信用状態に関する情報で、たとえばあるマンション
に居住している事実や、賃貸料を遅延無く支払っている
事実などに裏付けられるような経済状況に対応する表示
であっても良い。認証局は、対象とする電子証明書の種
類によって要求する信用状態の水準を指定することがで
きる。なお、資格情報が事前に資格データファイル21
に格納されていてもよく、この場合は資格情報の内容が
変化した場合だけ資格データファイル21の書き換えを
行えばよい。
【0023】申請者が登録したいとする認証局41,4
2に申請者の資格が適合しているときには、鍵生成モジ
ュール15により公開鍵と秘密鍵のペア61を生成し、
秘密鍵を秘密鍵カード33に書き込んで申請者30に給
付するとともに、秘密鍵を割符モジュール12に送る
(S103)。一方、公開鍵を登録して当該認証局4
1,42に通知するとともに秘密鍵カード再発行の参考
として割符データファイル18に保管する(S10
4)。秘密鍵カード33はICカードを用いて製造され
る。なお、秘密鍵カード33は、ICカードに限らずフ
ロッピーディスクなど他の可搬式記憶媒体であっても良
い。また、秘密鍵などの電子情報を、可搬式記憶媒体を
用いず通信回線を介して直接的に申請者のコンピュータ
システムに送り込んでも良い。安全を確保するため、公
開鍵と秘密鍵はそれぞれ暗号化することが好ましい。
【0024】割符モジュール12は秘密鍵を電子割符処
理する。(S105)。電子割符処理は、既に国際出願
PCT/JP99/01350の明細書に開示した通
り、原電子情報を細かく分割し順序を入れ替えた上でブ
ロック化し、形成された電子情報ブロックの一部を一方
が持ち残部を他方が持つようにして、利用するときに両
者がそれぞれ所持する情報ブロックを持ち寄って統合し
分割ブロック化の逆手順を施して原電子情報を復元する
手法である。
【0025】割符モジュール12で生成された秘密鍵割
符の一部である割符Aは、カード発行データファイル1
9から提供されるカード発行データと共に割符カード3
2に記録される。秘密鍵割符の残部である割符Bと割符
Cは割符データファイル18に格納される。割符カード
32はICカードを用いて生成され、たとえば図4に示
すようなメモリ構成を有し、秘密鍵の割符以外に、1次
発行者に係るデータ、2次発行者に係るデータ、認証に
用いるデータ、ユーザ用データなど、カードの発行や再
発行に関する重要な各種データを格納して利用の便を図
っている。秘密鍵の割符処理が終わると、秘密鍵は削除
される(S106)。したがって、システムが攻撃され
ても第三者に秘密鍵の全容が知られることがないので安
全である。
【0026】認証局41,42は、個人資格証明システ
ム10の管理者を信頼して、システムからの通知に基づ
き申請者30に関する電子証明書をユーザ50に発行す
る。このとき申請者固有の公開鍵により電子証明書を保
護した状態で送信すれば、申請者の秘密鍵と合致しない
と電子証明書が利用できないので、確実な本人認証を行
うことができる。なお、個人資格証明システムの管理者
が認証局を代行して直接に電子証明書を発行するように
しても良いことはいうまでもない。この場合は、システ
ムから資格情報伝達を受けた認証局が電子証明書をシス
テムに送る。受け取った電子証明書を秘密鍵カードに書
き込んで申請者に交付する。従来、証明書を発行すると
きは本人詐称を防止するため住所への郵送などを利用し
た本人認証を行っていた。しかし、本発明の個人資格証
明システムの管理者は申請者と対面して交渉を行ってい
るため、改めて本人認証を行うまでもなく本人であるこ
とを保証することができる。したがって、システム管理
者が電子証明書の発行を代行すれば、必要なときに直ち
に電子証明書を受け取ることができ、かつ信頼性も高い
という利点がある。
【0027】次に、一旦受け取った秘密鍵が紛失したり
破損した場合に、秘密鍵カードの再発行を行う場合につ
いて説明する。図3に示すように、再発行請求者が割符
カードを提示して再発行を請求すると、まず、受け付け
た係員が本人であることを確認した上で、割符カードを
読み取り機にかけその内容をチェックする(S11
1)。本人であることの確認は、受付者が大家などであ
れば本人の顔を見れば明らかであるが、申請者と深い面
識がない担当者が確認するときには写真付きの身分証明
書などを利用することができる。なお、割符カードに指
紋や顔写真、暗証など、本人確認に利用できる情報を格
納しておいて、この情報に基づいて本人確認するように
しても良い。
【0028】次に、割符カードから申請者のデータが格
納されているファイル位置を読み出して、必要な個人情
報やカード発行情報を管理データファイル20やカード
発行データファイル19から取り寄せる。なお、再発行
に際して、資格データファイル21に格納された最新の
資格情報を取り寄せて、現在の信用状況を確認すること
ができるようにしても良い。こうして取り寄せた情報
は、カードの真正や申請者の真正、さらに立会人を要求
する場合は立会人の真正を確認するために使用される
(S112)。申請者や立会人の真正はキーボードや撮
像装置など入力装置53から入力される暗証符号や、顔
の映像、肉筆サイン、指紋、声紋など、証明書の重要性
に対応する信頼性の水準に合わせて各種のものを選択す
ることができる。また、取り寄せた情報に基づき、再発
行を行う者について秘密鍵カードの再発行をする権限を
確認することにより、秘密鍵カードを保護し、カードの
改竄や盗用を防止する。
【0029】秘密鍵は前回秘密鍵カードを給付したとき
にシステムから削除されており、システム管理者は割符
として秘密鍵の一部を保持しているに過ぎないため、そ
のままでは秘密鍵カードを再発行することはできない。
そこで、カードや請求者などの真正を確認した後に、割
符カードに記録された割符を読み出し、割符データファ
イル18から対応する残りの割符を取り寄せて、統合復
元処理を行うことにより秘密鍵を復元する(S11
3)。こうして、明らかになった秘密鍵を秘密鍵カード
に格納して申請者に給付することができる。なお、秘密
鍵の盗み読みや秘密鍵カードの盗難などのケースでは、
秘密鍵と公開鍵の対を改めて生成し、あたらしくこれを
使った秘密鍵カードを給付することにより安全を確保す
るようにしても良い。
【0030】上記実施例では、公開鍵と秘密鍵の対を利
用し秘密鍵を秘密情報とした態様について説明した。し
かし、本発明における秘密情報は、暗号文を解読するた
めに必要な復号情報など、公開したくない電子情報であ
れば全て対象になることはいうまでもない。
【0031】また、本実施例では個人資格証明システム
を不動産管理者が管理している。不動産管理者が管理す
る住宅や店舗などに入居している個人や企業は、本人自
身がその住宅等を住所または居所としている事実を日常
の管理から簡単に確認することができる。所定の住宅な
どを定住所として利用していれば一定の信用をおくこと
ができる。さらに、不動産管理者は、入居時に入居人の
信用情報を収集し詳しく調査して、対象とする住宅等と
対応する信用状態にあるときに始めて入居を認めるの
で、個人の資格情報を把握している。また、不動産管理
者は入居人と直接に接触しているので、入居人本人を誤
ることはなく、管理者に本人認識をさせれば正確であ
る。これらの情報を加味すれば、入居人の資格について
正確な情報を形成することができる。すなわち、不動産
管理者は極めて好ましい個人資格証明者となることがで
きる。
【0032】なお、利用できる電子証明書の水準は申請
者の資格に応じて決定される。申請者の資格は、電子商
取引に関する場合は、通常、資力に基づいて決められ
る。申請者が住宅棟の入居者である場合は、入居してい
る住宅等の種類や価値に基づいて信用水準を判断しても
誤りは少ない。また、賃貸料の納入状況などからも経済
状態を推測することができる。このように、不動産管理
者は経済的側面を含んだ個人資格情報を既に所有してお
り、これに基づいて信頼性の高い個人資格証明を行うこ
とができる。なお、本発明の個人資格証明システムは不
動産管理者に限らず、金融業者や信用調査会社など申請
者の資格情報を把握している者であれば有利に運用でき
るし、資格証明のために改めて資格情報を収集する者も
利用することもできることはいうまでもない。また、医
療機関や教育機関なども関連して収集した情報を利用で
きる範囲内において本発明のシステムを活用することが
できる。
【0033】また、秘密鍵カードに代えて、身分証明書
や運転免許証、定期券、あるいは車のキー、携帯電話、
携帯用電子計算機などを利用しても良い。さらに、常時
身につける時計やメガネ、指輪などに仕込んで利用する
こともできる。なお、本発明の電子証明書は、印鑑登
録、納税、健康保険の行使、パスポートの申請、住民票
の取得、など本人の真正性を重視する証明に利用するこ
とができることはいうまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明した通り、本発明の個人
資格証明システムによれば、信頼性の高い個人認証の下
で信頼性の高い個人資格証明を受けて、電子証明書を発
行することができる。また、割符処理により申請者個人
と情報管理者の間で管理責任をシェアするので、一方が
個人情報などを悪用することができず、原本情報が容易
に流出しないため、安全性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の個人資格証明システムの1実施例の構
成を示すブロック図である。
【図2】本実施例における登録処理とカード発行手順を
説明するフロー図である。
【図3】本実施例における復元処理と本人確認手順を説
明するフロー図である。
【図4】本実施例に使用するICカードのメモリレイア
ウト例を示すメモリ構成図である。
【符号の説明】
10 個人資格証明コンピュータシステム 11 登録モジュール 12 電子割符モジュール 13 内部インターフェース 14 管理モジュール 15 鍵生成モジュール 16 外部インターフェース 17 データバス 18 割符データファイル 19 カード発行データファイル 20 管理データファイル 21 資格データファイル 30 申請者 31 登録データ 32 割符カード 33 秘密鍵カード 41,42 認証局 50 ユーザ 51,52,53 入力装置 61 公開鍵と秘密鍵の対 A,B,C 秘密鍵割符

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 秘密情報生成装置と割符生成装置とカー
    ド発行装置と自然人または組織体の個人資格情報ファイ
    ルとカード発行データファイルと割符ファイルを備え
    て、資格証明対象者のうちの申請者について資格証明を
    する個人資格証明システムであって、前記個人資格情報
    ファイルに資格証明対象者の資格情報を記録しておい
    て、申請する者があると該個人資格情報ファイルから該
    申請者の資格情報を読み出してその資格に対応するラン
    クを決定し、前記カード発行データファイルに秘密情報
    カード発行に係るカード発行情報を記録し、前記秘密情
    報生成装置が該申請者に固有の秘密情報を生成し、前記
    割符装置が前記秘密情報を割符処理により情報エレメン
    トに分割し混成して2以上の情報ブロックからなる電子
    割符にし、前記カード発行装置が前記秘密情報を書き込
    んだ秘密情報カードと前記電子割符の一方を書き込んだ
    割符カードを発行し、前記電子割符の残部を前記割符フ
    ァイルに記憶することを特徴とする個人資格証明システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記秘密情報カードが可搬式記録媒体で
    あることを特徴とする請求項1記載の個人資格証明シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記割符カードがICカードであること
    を特徴とする請求項1または2記載の個人資格証明シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記個人資格証明システムは前記カード
    発行情報を資格証明をする認証局に通知し該認証局から
    電子証明書を受け取って前記秘密情報カードに書き込む
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の個
    人資格証明システム。
  5. 【請求項5】 前記個人資格証明システムは前記認証局
    から受け取った電子証明書を電子割符に分割して一方の
    電子割符を前記割符カードに記憶し他方の電子割符を前
    記割符ファイルに記憶することを特徴とする請求項4記
    載の個人資格証明システム。
  6. 【請求項6】 前記個人資格証明システムは前記カード
    発行情報を電子割符に分割して一方の電子割符を前記割
    符カードに記憶し他方の電子割符をを前記割符ファイル
    に記憶することを特徴とする請求項1から5のいずれか
    に記載の個人資格証明システム。
  7. 【請求項7】 前記秘密情報の復元を請求する者がある
    ときには、該請求者の提示する割符カードにより該請求
    者が真正であることを確認してから、該割符カードに記
    録された電子割符と前記割符ファイルに記録された電子
    割符を統合して前記秘密情報を復元することを特徴とす
    る請求項1から6のいずれかに記載の個人資格証明シス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記カード発行情報に、立会人に関する
    情報を含み、秘密情報カードを再発行するときに該立会
    人の認証を行うことができるようにしたことを特徴とす
    る請求項1から7のいずれかに記載の個人資格証明シス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記秘密情報を前記秘密情報カードに記
    録することに代えて前記申請者の計算機端末に直接に送
    付することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記
    載の個人資格証明システム。
  10. 【請求項10】 前記資格情報は不動産取引に際して取
    得された情報に基づいて生成されたものを含むことを特
    徴とする請求項1から9のいずれかに記載の個人資格証
    明システム。
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