JP2002242612A - ガスタービン - Google Patents

ガスタービン

Info

Publication number
JP2002242612A
JP2002242612A JP2001037632A JP2001037632A JP2002242612A JP 2002242612 A JP2002242612 A JP 2002242612A JP 2001037632 A JP2001037632 A JP 2001037632A JP 2001037632 A JP2001037632 A JP 2001037632A JP 2002242612 A JP2002242612 A JP 2002242612A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shroud segment
shroud
casing
curvature
peripheral wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001037632A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4011296B2 (ja
Inventor
Manabu Matsumoto
学 松本
Shinichi Higuchi
眞一 樋口
Saneyuki Ueno
実行 上野
Takeshi Takano
剛 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2001037632A priority Critical patent/JP4011296B2/ja
Publication of JP2002242612A publication Critical patent/JP2002242612A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4011296B2 publication Critical patent/JP4011296B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ガスタービンのタービンにおいて、簡単な構造
でシュラウドセグメントの熱反り変形による動翼との間
の局所的な間隙の増大を防ぎタービン出力の低下を低減
する。 【解決手段】シュラウドセグメント25の内周壁50
は、曲率中心がケーシング1の軸心Oと一致した場合の
曲率半径よりも小さい曲率半径Riを持つように形成さ
れ、かつその場合の曲率中心Pはケーシング1の軸心O
からシュラウドセグメント25寄りに偏心量eだけ偏心
した位置にある。定常運転中の温度下でシュラウドセグ
メント25に熱反り変形が生じて全体的に曲率半径が大
きくなった時に、内周壁50が運転前の形状50から熱
反り変形後の形状50t(二点鎖線)に変化し、内周壁
50と動翼4の外周部との間の間隙が周方向に均一化さ
れるため、動翼4を迂回して後段側に流出する燃焼ガス
を減少させてガスタービン出力の低下を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーシングと動翼の外
周部との間に配置されるシュラウドを備えるガスタービ
ンに係わり、特に前記シュラウドが周方向に複数のシュ
ラウドセグメントに分割されたものであるガスタービン
に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンは、タービン部の内部にお
いてタービンロータの外周とケーシングの内周との間に
静翼と動翼を軸方向に交互に配置して形成された燃焼ガ
ス流通路(以下、ガスパスという)に燃焼器で生成され
た高温の燃焼ガスを流し、動翼を介してその熱エネルギ
ーをタービンロータの回転力に変化させることで動力を
発生する。なお本明細書ではガスパスの上流側を前方
側、下流側を後方側とする。
【0003】このようなタービン部の本体静止側には、
各段の動翼の外周部とわずかな間隙を隔ててシュラウド
が配置されている。このシュラウドは軸方向に並ぶ2つ
のシュラウドの前後の側面の間で静翼を支持する役目も
兼ねており、静翼はシュラウドと交互に配置されてい
る。
【0004】各段のシュラウドは、その外周のケーシン
グとの周方向の熱伸び差を吸収させるために、周方向に
複数のシュラウドセグメントに分割されている。またこ
れらシュラウドセグメントは、各段の動翼の外周部と径
方向にわずかな間隙を隔てた位置に設置されることで、
燃焼ガスが動翼の外周部を迂回して後段側に流出するの
をできるだけ少なくし、ガスタービンの出力の低下を防
いでいる。
【0005】各段の静翼は、同軸心的に配置したチップ
エンドウォール(外輪)とハブエンドウォール(内輪)
の間にベーン(静翼本体)を放射状に並設してリング状
に結合したものである。
【0006】シュラウドセグメントは、一般的に例えば
特開平11−117702号公報の図1に示すように、
フック係合によりケーシングの内側に支持されている。
つまりケーシングの内周壁にはケーシングフックが設け
られ、各シュラウドセグメントの外周部にはシュラウド
フックが形成され、シュラウドフックをケーシングフッ
クに係止することによってシュラウドセグメントをケー
シングに支持している。
【0007】また、運転時においてシュラウドセグメン
トの内周壁は高温の燃焼ガスに曝されるため、一般的
に、シュラウドセグメントの内周壁の内部に冷却空気を
流して冷却するシュラウド冷却構造が設けられている。
このシュラウドセグメントの冷却構造は、シュラウドセ
グメントの前方側面に設けた通気孔を介して各シュラウ
ドセグメントの内側に冷却空気を導き、さらにシュラウ
ドセグメントの内側からシュラウドセグメントの内周壁
の内部に設けた通路を経由してガスパスへと流出させる
ことによりシュラウドセグメント内周壁を冷却する構造
となっている。通常の場合、冷却空気には圧縮機により
燃焼用に生成された圧縮空気の一部が使用されている。
【0008】また、上記従来技術と同様にシュラウドを
周方向に複数のセグメントに分割した他の従来技術とし
て、特開昭63−154805号公報に記載のものがあ
る。これは始動時から停止時までの間にセグメントと動
翼の間の間隙を適切な範囲に維持できるよう、各セグメ
ントの両端をケーシングの内周壁にリンク結合した構成
のものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ガスタービンでは燃焼
ガスの温度が高いほど熱効率が高くなる特徴があること
から、タービン部の各部の冷却強化と耐熱材料の開発に
よって燃焼ガスの高温化が精力的に推進されている。
【0010】燃焼ガスの高温化に伴って、必然的にシュ
ラウド内周壁に作用する熱負荷も増大する。例えば燃焼
ガス温度が1500℃の場合、第1段シュラウドの内周
壁は約1300℃、第2段シュラウドは約1100℃の
燃焼ガスに曝され、それぞれ冷却を強化しても強度部材
として許容し得る850℃近くの温度に上昇する。一
方、ケーシングの許容温度は450℃〜500℃である
ため、ケーシングに接触しているシュラウドの外周側は
ケーシング温度に近い温度となる。このためシュラウド
セグメントの内周側と外周側に300℃〜400℃の温
度差が生じ、それによりシュラウドセグメントには反り
変形が生じ曲率半径が大きくなる。その結果、各シュラ
ウドセグメントとその内外周の動翼及びケーシングの間
の径方向の隙間が周方向に不均一になる。
【0011】つまり、各シュラウドセグメントの内周側
では、動翼の外周部との間隙が、各シュラウドセグメン
トの両端側において局所的に増大する。このようにセグ
メント両端側で間隙が増大すると、動翼を迂回して後段
側に流出する燃焼ガスが増加するため、ガスタービンの
出力が低下する問題が生じる。
【0012】また、各シュラウドセグメントの外周側で
は、シュラウドセグメントのフックが挿入されるケーシ
ングフックの外周壁とケーシングの内周壁との間のフッ
ク溝は、シュラウドセグメントの反り変形を考慮して広
めの溝幅に形成しておく必要がある。そのためシュラウ
ドセグメントに反り変形が生じると、シュラウドセグメ
ントの後部側で、シュラウドセグメントのフック内周壁
とケーシングフック外周壁との間の周方向両端側に半三
日月形状の隙間が形成され、シュラウドセグメントのフ
ック外周壁とケーシングフック溝の外周壁(ケーシング
内周壁)との間に三日月形状の隙間が形成され、シュラ
ウドセグメント内側に流入した冷却空気が、上記2つの
隙間を経由して流入圧力の低い後段側にリークし、各段
のシュラウドの冷却効率が低下する問題が生じる。
【0013】特開昭63−154805号公報に記載の
従来技術は、ケーシングに対して各セグメントをピン結
合によって径方向に移動可能にリンク結合しており、構
造が複雑となり組立が難しく製造コストが増大するとい
う問題がある。
【0014】本発明の第1の目的は、簡単な構造でシュ
ラウドセグメントの熱反り変形による動翼との間の局所
的な間隙の増大を防ぎタービン出力の低下を低減できる
ガスタービンを提供することにある。
【0015】本発明の第2の目的は、簡単な構造でシュ
ラウドセグメントの熱反り変形によるケーシングとの接
合面における隙間の増大を防ぎシュラウド内の冷却効率
の低下を低減できるガスタービンを提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】(1)上記第1の目的を
達成するために、本発明は、タービンの動翼外周部とケ
ーシングとの間に、周方向に複数のシュラウドセグメン
トに分割されたシュラウドを配置し、各シュラウドセグ
メントの外周側に円弧状のフックを形成し、このフック
を前記ケーシングの内側に形成された環状のケーシング
フックに係止することで前記シュラウドを前記ケーシン
グに支持するガスタービンにおいて、前記シュラウドセ
グメントの内周壁の曲率半径を、曲率中心がタービンの
軸心と一致する場合の曲率半径より小さくしたものとす
る。
【0017】このようにシュラウドセグメントの内周壁
の曲率半径を、曲率中心がタービンの軸心と一致する場
合の曲率半径より小さくすることにより、定常運転中の
温度下でシュラウドセグメントに熱反り変形が生じたと
き、シュラウドセグメントの内周壁は、曲率中心がター
ビンの軸心に近づくように変形するため、動翼の外周部
との間の間隙が周方向に均一となる。従ってシュラウド
セグメント両端側での間隙の増大を防止でき、動翼を迂
回して後段側に流出する燃焼ガスを減少させガスタービ
ン出力の低下を低減できる。
【0018】(2)また、上記第2の目的を達成するた
めに、上記(1)のガスタービンにおいて、前記シュラ
ウドセグメントの外周壁の曲率半径を、曲率中心がター
ビンの軸心と一致する場合の曲率半径より小さくしたも
のとする。
【0019】このようにシュラウドセグメントの外周壁
の曲率半径を、曲率中心がタービンの軸心と一致する場
合の曲率半径より小さくすることにより、定常運転中の
温度下でシュラウドセグメントに熱反り変形が生じたと
き、シュラウドセグメントの外周壁は、曲率中心がター
ビンの軸心に近づくように変形するため、ケーシングの
内周壁に周方向全体に渡り一様に密着可能となり、それ
によりシュラウドセグメント内の冷却空気が後段側へリ
ークするのを防ぎ、シュラウドの冷却効率の低下を低減
することができる。
【0020】(3)また、上記第2の目的を達成するた
めに、本発明は、タービンの動翼外周部とケーシングと
の間に、周方向に複数のシュラウドセグメントに分割さ
れたシュラウドを配置し、各シュラウドセグメントの外
周側に円弧状のフックを形成し、このフックを前記ケー
シングの内側に形成された環状のケーシングフックに係
止することで前記シュラウドを前記ケーシングに支持す
るガスタービンにおいて、前記シュラウドセグメントの
外周壁の曲率半径を、曲率中心がタービンの軸心と一致
する場合の曲率半径より小さくしたものとする。
【0021】これにより上記(2)で述べたようにシュ
ラウドセグメント内の冷却空気が後段側へリークするの
を防ぎ、シュラウド内の冷却効率の低下を低減すること
ができる。
【0022】(4)上記(2)又は(3)のガスタービ
ンにおいて、好ましくは、前記シュラウドセグメントの
フックの内周壁の曲率半径を、前記環状のケーシングフ
ックの外周壁の曲率半径と等しくしたものとする。
【0023】このように上記(2)又は(3)のように
シュラウドセグメントの外周壁の曲率半径を、曲率中心
がタービンの軸心と一致する場合の曲率半径より小さく
したものでシュラウドセグメントのフックの内周壁の曲
率半径を、前記環状のケーシングフックの外周壁の曲率
半径と等しくすることにより、円弧状シュラウドセグメ
ントのフックの周方向中央部を厚く、周方向両端部を薄
く形成することができ、そのため一端からケーシングの
フック溝に挿入する組立が容易となる。
【0024】またこのように挿入が容易になるため、更
に周方向中央部を厚くしてケーシングのフック溝と径方
向の隙間を小さくすることができるようになり、運転中
のシュラウドセグメントの傾斜を最小にできる。その結
果、シュラウドセグメントの内周壁と動翼の外周部との
間の間隙が軸方向にも均一となりガスタービンの出力低
下を更に低減することができる。
【0025】(5)また、上記(1)又は(3)のガス
タービンにおいて、好ましくは、前記シュラウドセグメ
ントの内周壁を軸方向に傾斜させたものとする。
【0026】このようにシュラウドセグメントの内周壁
を軸方向に傾斜させることにより、シュラウドセグメン
トの内周側が後方へ傾いた場合のシュラウドセグメント
の内周壁と動翼の外周部との間の間隙が軸方向に均一と
なり、流れ抵抗が増大するとともに後方側における動翼
先端からの漏れ量が減少してこれによってもガスタービ
ンの出力低下を更に低減することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
【0028】図1は、本発明の実施の形態に係わるガス
タービンの要部の上側半分の軸方向断面図である。
【0029】図1において、本実施の形態に係わるガス
タービンは、略円筒形状のケーシング1と、このケーシ
ング1の軸心に位置する略円柱形状のタービンロータ2
と、タービンロータ2の外周で軸方向に4段に設置され
た動翼3,4,5,6と、各段の動翼の外周部と径方向
にわずかな間隙7を隔てた位置でケーシング1に支持さ
れたシュラウド8,9,10,11と、燃焼ガスの流通
方向Aで見て各段の動翼の上流側(以下、前方側とい
う。また下流側を後方側という)で動翼に対し交互に配
置された静翼12,13,14,15とを備えている。
【0030】タービンロータ2はタービンディスク1
6,17,18,19とスペーサ20,21,22を軸
方向に重ねて結合した回転体であり、その前方側部には
中間軸23が接続し、後方側部には後部軸24が接続さ
れている。
【0031】動翼3,4,5,6は、それぞれ、取り付
け基部であるシャンク3i,4i,5i,6iと動翼本
体であるブレード3c,4c,5c,6cとで構成さ
れ、シャンク3i,4i,5i,6iはそれぞれタービ
ンディスク16,17,18,19の外周上に設置され
ている。
【0032】シュラウド8,9,10,11は、それぞ
れ、周方向に複数のセグメント(以下、適宜シュラウド
セグメントという)25に分割されており、各シュラウ
ドセグメント25はケーシング1の内周に設けたケーシ
ングフック26,27,28,29に支持されている。
【0033】静翼12,13,14,15は、それぞ
れ、同軸心的に配置したチップエンドウォール12u,
13u,14u,15uと、ハブエンドウォール12
i,13i,14i,15iと、それらの間を放射状に
並設された静翼本体であるベーン12c,13c,14
c,15cとで構成され、最も前方の静翼12は後方に
位置するシュラウド8と周辺の静止部材に支持され、そ
の他の静翼13,14,15はそれらのチップエンドウ
ォール13u,14u,15uで前後の2つのシュラウ
ドリングにより支持されている。
【0034】タービンロータ2の上流側には燃焼器31
が位置しており、動翼3,4,5,6と静翼12,1
3,14,15を交互に配置して形成されたガスパス3
0に燃焼器31で生成された高温の燃焼ガスを流し、燃
焼ガスの熱エネルギーをタービンロータ2の回転力に変
換させることで動力を発生する。各シュラウドセグメン
ト25の内周壁はガスパス30の一部を形成している。
【0035】図2は本実施の形態に係わるガスタービン
において、前方から2段目の動翼4及びシュラウド9の
周辺を拡大した軸方向断面図であり、図3は図2中のX
−X断面を前方から見た側面図である。図中、実線はガ
スタービン運転前の常温下における形状を示し、二点鎖
線は定常運転中の温度下における熱反り変形後の形状を
示している。
【0036】図2において、ケーシング1の内周壁に環
状のケーシングフック32,33が設けられ、ケーシン
グフック32,33に隣接して環状のフック溝34,3
5が形成されている。また、軸方向に対向する2つのケ
ーシングフックの間においてケーシング1の壁面には通
気孔36が設けられている。
【0037】シュラウドセグメント25はそれぞれ略U
字型の断面形状であって、その外周側にはケーシング1
のフック溝34,35に係合する円弧状のシュラウドフ
ック51,52が形成され、シュラウドセグメント25
の内側にはシュラウドフック51,52に隣接してケー
シングフック32,33が係合する円弧状のフック溝4
3,44が形成されている。また、シュラウドセグメン
ト25の外側の内周側には静翼を係止するための円弧状
のフック溝47,48が形成されている。
【0038】シュラウドセグメント25は、シュラウド
フック51,52をケーシング1のフック溝34,35
に係合し、ケーシングフック32,33をシュラウドセ
グメント内側のフック溝43,44に係合することによ
り、ケーシング1の内周に支持されている。
【0039】各シュラウドセグメント25の前方壁部に
は通気孔53が周方向に複数設けられ、シュラウドセグ
メント25の内周側の壁部の内部にはタービン軸方向と
平行な冷却通路54が周方向に複数設けられ、各冷却通
路54の前端はシュラウドセグメント25の内周側の壁
部の外面である内周壁50に開口し、各冷却通路54の
後方部分はシュラウドセグメント25の内部に開口して
いる。内周壁50は高温の燃焼ガスに曝されるため、通
気孔53からシュラウドセグメントの内部を経て冷却通
路54に冷却空気60を流すことで冷却されている。冷
却空気60には、通常、中間軸23を介してタービンロ
ータ2の前方側に接続する図示しない圧縮機を駆動して
燃焼用に生成された圧縮空気の一部を使用する。
【0040】静翼13,14はチップエンドウォール1
3u,14uの前後両端面にウォールフック55,56
を形成しており、このチップエンドウォール13u,1
4uが軸方向に並設する2つのシュラウドセグメントに
挟まれつつ両端面のウォールフック55,56をそれぞ
れシュラウドセグメント外側のフック溝48,47に係
合することで、静翼13,14はそれぞれ前後2つのシ
ュラウドセグメントに支持されている。
【0041】図3において、シュラウドセグメント25
は隣接するシュラウドセグメント25間に隙間をあけて
周方向に隣接して配置されている。各シュラウドセグメ
ント25の内周壁50と外周壁49は、それぞれで曲率
中心がケーシング1の軸心(タービンの軸心)Oと一致
した場合の曲率半径よりも小さい曲率半径Ri,Roを
持つように形成され、かつ本実施の形態においてはそれ
らの曲率中心は一致しており、その一致した曲率中心P
はケーシング1の軸心Oからシュラウドセグメント25
寄りに偏心量eだけ偏心した位置にある。
【0042】シュラウドセグメント25のシュラウドフ
ック52の内周壁52iは、ケーシングフック33の外
周壁33uと同じ曲率半径Rcを有し、かつその曲率中
心がケーシング1の軸心Oと一致するよう(すなわちケ
ーシング1と同軸心的な形状に)形成されている。
【0043】曲率半径Ri,Ro及び偏心量eは、回転
側のタービンロータ2及び動翼4の径方向の熱伸びと遠
心伸び、また本体静止側のケーシング1及びシュラウド
セグメント25の熱伸びを考慮して設定する必要があ
る。そのうちRiについては、定常運転中の温度下のシ
ュラウドセグメント25の熱反り変形時に、シュラウド
セグメント25の内周壁50が動翼4の外周部よりわず
かに曲率半径の大きい形状となるよう設定されており、
またRoについては、定常運転中の温度下のシュラウド
セグメント25の熱反り変形時に、シュラウドセグメン
ト25の外周壁49とケーシング1の内周壁1iが一致
するように設定されている。
【0044】次に以上のように構成した本実施の形態の
作用を説明する。
【0045】図2において、ガスタービンの運転時に
は、シュラウド9の各シュラウドセグメント25が燃焼
ガスにより加熱されて周方向に熱伸びし、隣接する2つ
のシュラウドセグメント25の端部同士が近接する。ま
たケーシング1の各通気孔36を介して静翼13のチッ
プエンドウォール13uの外周側に冷却空気60が流入
され、各シュラウドセグメント25の前方側面の通気孔
53を介して内側に冷却空気60を導き、さらに冷却通
路54に通過させて内周壁50を冷却した後、冷却後の
冷却空気60がガスパス30に排出される。
【0046】シュラウド9の内周壁50が高温の燃焼ガ
スに曝される一方で、外周側ではケーシング1に接触し
て支持されていることから熱が拡散し、その結果各シュ
ラウドセグメント25の内周側と外周側との間には大き
な温度差が生じる。その結果シュラウドセグメント25
は全体的に曲率半径を大きくするような反り変形が生じ
る。(図3中の二点鎖線参照)ここで、これらの寸法の
具体的な値としては、例えば、運転前の状態でシュラウ
ドセグメント内側のフック溝の内周壁の曲率半径が61
0mmのものであって、シュラウドを分割するシュラウ
ドセグメントの数を20とし、燃焼ガスの温度を150
0℃とした場合には、上記の熱反り変形によって上記曲
率半径は650mmに変化し、また各シュラウドセグメ
ントの両端部における反り量は0.4mmとなる。(こ
の反り量はシュラウドセグメントの周方向長さによって
変化する)このとき、もし図4に示す従来技術のように
シュラウドセグメント225の外周壁249と内周壁2
50が、常温下において曲率中心がケーシング1の軸心
Oと一致する場合の曲率半径で形成されている場合は、
二点鎖線で示す熱反り変形後のシュラウドセグメント2
25tとその周囲部材の間における径方向の隙間が、周
方向に対して不均一な関係となってしまう。特に、シュ
ラウドセグメント225の内周壁250が運転前の形状
250から熱反り変形後の形状250t(二点鎖線)に
変化したことで、各シュラウドセグメント225tの周
方向両端部においてシュラウドセグメント225tの内
周壁250tと動翼4の外周部との間の間隙7が局所的
に増大してしまう。間隙7が増大すると、そこから燃焼
ガスが動翼4を迂回して後段側に流出するため、ガスタ
ービンの出力が低下してしまう。
【0047】これに対し、図3に示す本実施の形態にお
いては、上記のようにシュラウドセグメント25の内周
壁50を、曲率中心がケーシング1の軸心Oと一致した
場合の曲率半径よりも小さい曲率半径Riで形成し、曲
率中心Pをシュラウドセグメント25寄りの位置に設定
している。これにより、定常運転中の温度下でシュラウ
ドセグメント25に熱反り変形が生じた時には、シュラ
ウドセグメント25の内周壁50が運転前の形状50か
ら熱反り変形後の形状50t(二点鎖線)に変化し、こ
の形状50tは動翼4の外周部よりわずかに曲率半径の
大きい形状となり、すなわちほぼ同軸心的な配置とな
る。これによりシュラウドセグメント25の内周壁50
と動翼4の外周部との間の間隙7が周方向で均一に形成
されるため、動翼4の外周部を迂回して後段側に流出す
る燃焼ガスを減少させてガスタービン出力の低下を低減
できる。
【0048】ここで、運転時における間隙7に関し、ケ
ーシング1、シュラウド9、動翼4及びタービンロータ
2の径方向の熱伸びと、タービンロータ2及び動翼4の
遠心伸びに依存するが、シュラウドセグメント25の径
方向高さ(又は内周壁50の曲率半径Ri)を適切に選
定すれば、起動時、停止時を含むいかなる運転条件にお
いても、動翼4の外周部とシュラウド9の内周壁50の
接触を確実に避け、かつそれらの間の間隙7を最小に設
定することが可能であり、この間隙7からの燃焼ガスの
流出を最小限に低減できる。
【0049】また、従来技術において、図4に示すよう
にシュラウドセグメント225の外周壁249とシュラ
ウドフック252の内周壁252iがそれぞれ運転前の
形状249,252iから熱反り変形後の形状249
t,252it(二点鎖線)に変化したことで、各シュ
ラウドセグメント225tの周方向両端部では、シュラ
ウドフック252の内周壁252itとケーシングフッ
ク33の外周壁33uとの間に半三日月形状65の隙間
が形成されると共に、各シュラウドセグメント225t
の周方向の中央部では、シュラウドセグメント225t
の外周壁249tとケーシング内周壁1iとの間に三日
月形状66の隙間が形成されてしまう。シュラウドセグ
メント225tの内側に流入された冷却空気60が、経
路Lで示すように上記2つの隙間を経て流入圧力の低い
後段側にリークしてしまい、各段のシュラウドにおける
冷却効率が低下してしまう。
【0050】これに対し、図3に示す本実施の形態にお
いては、上記のようにシュラウドセグメント25の外周
壁49を、曲率中心がケーシング1の軸心Oと一致した
場合の曲率半径よりも小さい曲率半径Roで形成し、曲
率中心Pをシュラウドセグメント25寄りの位置に設定
している。これにより、定常運転中の温度下でシュラウ
ドセグメント25に熱反り変形が生じた時に、シュラウ
ドセグメント25の外周壁49が運転前の形状49から
熱反り変形後の形状49t(二点鎖線)に変化し、この
形状49tはケーシング内周壁1iとほぼ同じ曲率半径
の形状となる。
【0051】また、運転中には静翼13が燃焼ガスの流
れを受けることにより軸方向後方に向かうスラスト力F
が作用し、そのため静翼13の後方を支持しているシュ
ラウドセグメント25にも同じスラスト力Fが作用す
る。これにより、図5に示すようにシュラウドセグメン
ト25の内周側が後方に押されて軸方向に対し傾斜し、
その結果シュラウドセグメント25の後方側の外周壁4
9がケーシング内周壁1iに押接される。
【0052】そのため定常運転中の温度下で同じ曲率半
径の形状となっているシュラウドセグメント25tの外
周壁49tとケーシング内周壁1iの両壁面はこのシュ
ラウドセグメント25tの傾斜により周方向全体に渡っ
て一様に密着し、その結果シュラウドセグメント25t
内側に流入された冷却空気60が後段側へリークするの
を防いで、各段のシュラウドの適切な冷却効果が維持さ
れることになる。
【0053】また、本実施の形態においては、上記のよ
うに、常温下におけるシュラウドセグメント内側のフッ
ク溝43,44の外周壁43u,44uの形状をケーシ
ングフックフック32,33の外周壁32u,33uと
同じ曲率半径の形状とすることで、運転前の常温下では
両壁面は周方向全体に渡って一様に密着する。そのため
シュラウドセグメント内側のフック溝43,44の外周
壁43u,44uはシュラウドセグメント25の基準面
としてケーシング1内における高精度な径方向の位置決
め機能を果たす。
【0054】また、図5で示したようなシュラウドセグ
メント25の傾斜が起こる原因の1つは、シュラウドフ
ック51,52とケーシング1のフック溝34,35の
間に径方向の隙間があるためである。この隙間は、組み
立て時にシュラウドセグメント25のシュラウドフック
51,52をケーシング1のフック溝34,35に挿入
して係合させるためには必要なものであって完全になく
すことはできない。このシュラウドセグメント25の傾
斜のために、動翼4の外周部との間の間隙7は軸方向後
方に対して不均一(後方側に向かって増大する)とな
り、このことによって燃焼ガスの流出抵抗が低減すると
ともに、後方側において動翼先端からの漏れ量が増大す
るためガスタービンの出力が低下してしまう。
【0055】これに対し、図3に示す本実施の形態にお
いては、シュラウドセグメント25のシュラウドフック
52が周方向中央部で十分に厚い形状となっているた
め、シュラウドセグメント25及び静翼を支持する上で
強度が十分高く、その分だけ周方向両端部を肉厚を薄く
形成することができる。このようなシュラウドフック5
2をケーシング1のフック溝35に係合させる場合に
は、一端からフック溝35に挿入する組み立て作業が従
来技術の構成(シュラウドフック52の肉厚が周方向に
均一)と比較して容易となる。そのため更にシュラウド
フック52の周方向中央部における肉厚を厚くして径方
向の隙間を小さくするような嵌め合い構造とすることに
より、シュラウドセグメント25の傾斜を抑えて、シュ
ラウドセグメント25と動翼4との間の間隙7を軸方向
に対して均一に維持し、流出抵抗の低減を抑える効果が
得られる。
【0056】なお、上記のようにシュラウドセグメント
25の傾斜によって間隙7が軸方向に対し不均一となる
問題に対しては、シュラウドセグメント25の内周壁5
0を軸方向に傾斜させることによっても解決できる。
【0057】図6はそのように内周壁50Aを傾斜させ
たシュラウドセグメント25Aの側断面図であり、スラ
スト力Fが作用していない運転前の状態を示している。
図6において、シュラウドセグメント25Aの内周壁5
0Aは、運転中の傾斜を見込んで、その傾斜時に動翼4
の外周部と平行となるよう軸方向に傾斜させている。シ
ュラウドセグメントをこのように構成することによって
も、運転中に傾斜したとき図6中の二点鎖線で示す位置
に内周壁が位置して間隙7を軸方向に対してより均一に
することができ、流出抵抗の低減を抑えるとともに、後
方側における動翼先端からの漏れ量を減少してガスター
ビンの出力低下を防ぐことができる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、定常運転中の温度下で
シュラウドセグメントに熱反り変形が生じたとき、シュ
ラウドセグメントの内周壁は、曲率中心がタービンの軸
心に近づくように変形するため、動翼の外周部との間の
間隙が周方向に均一となるう。従ってシュラウドセグメ
ント両端側での間隙の増大を防止でき、動翼を迂回して
後段側に流出する燃焼ガスを減少させガスタービン出力
の低下を低減できる。
【0059】また本発明によれば、定常運転中の温度下
でシュラウドセグメントに熱反り変形が生じたとき、シ
ュラウドセグメントの外周壁は、曲率中心がタービンの
軸心に近づくように変形するため、ケーシングの内周壁
に周方向全体に渡り一様に密着可能となり、それにより
シュラウドセグメント内の冷却空気が後段側へリークす
るのを防ぎ、シュラウドの冷却効率の低下を低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わるガスタービンの要
部の上側半分の軸方向断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係わるガスタービンの要
部の前方から2段目の動翼及びシュラウドの周辺を拡大
した軸方向断面図である。
【図3】図2中のX−X断面を前方から見た側面図であ
る。
【図4】熱反り変形したシュラウドセグメントと周囲部
材との間における径方向の隙間が周方向に対して不均一
な関係となることを説明する図である。
【図5】運転中にシュラウドセグメントが傾斜すること
を説明する図である。
【図6】内周壁を傾斜させたシュラウドセグメント周辺
の軸方向断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 1i ケーシング内周壁 2 タービンロータ 3,4,5,6 動翼 3i,4i,5i,6i 動翼のシャンク 3c,4c,5c,6c 動翼のブレード 7 間隙 8,9,10,11 シュラウド 12,13,14,15 静翼 12u,13u,14u,15u 静翼のチップエンド
ウォール 12i,13i,14i,15i 静翼のハブエンドウ
ォール 12c,13c,14c,15c 静翼のベーン 16,17,18,19 タービンディスク 20,21,22 スペーサ 23 中間軸 24 後部軸 25 シュラウドセグメント 25t 熱反り変形後のシュラウドセグメント 30 ガスパス 31 燃焼器 32,33 ケーシングフック 34,35 ケーシングのフック溝 36 通気孔 43,44 シュラウドセグメント内側のフック溝 47,48 シュラウドセグメント外側のフック溝 49 シュラウドセグメントの外周壁 50 シュラウドセグメントの内周壁 51,52 シュラウドフック 53 通気孔 54 冷却通路 55,56 ウォールフック 60 冷却空気 65 半三日月形状の隙間 66 三日月形状の隙間 225 従来のシュラウドセグメント 225t 熱反り変形後の従来のシュラウドセグメント O ケーシングの軸心 P シュラウドセグメントの内周壁・外周壁の曲率中心 F スラスト力 L 冷却空気の漏れ経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 実行 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発研究所内 (72)発明者 高野 剛 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発研究所内 Fターム(参考) 3G002 GA13 GB01 GB05 HA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タービンの動翼外周部とケーシングとの間
    に、周方向に複数のシュラウドセグメントに分割された
    シュラウドを配置し、各シュラウドセグメントの外周側
    に円弧状のフックを形成し、このフックを前記ケーシン
    グの内側に形成された環状のケーシングフックに係止す
    ることで前記シュラウドを前記ケーシングに支持するガ
    スタービンにおいて、 前記シュラウドセグメントの内周壁の曲率半径を、曲率
    中心がタービンの軸心と一致する場合の曲率半径より小
    さくしたことを特徴とするガスタービン。
  2. 【請求項2】請求項1記載のガスタービンにおいて、 前記シュラウドセグメントの外周壁の曲率半径を、曲率
    中心がタービンの軸心と一致する場合の曲率半径より小
    さくしたことを特徴とするガスタービン。
  3. 【請求項3】タービンの動翼外周部とケーシングとの間
    に、周方向に複数のシュラウドセグメントに分割された
    シュラウドを配置し、各シュラウドセグメントの外周側
    に円弧状のフックを形成し、このフックを前記ケーシン
    グの内側に形成された環状のケーシングフックに係止す
    ることで前記シュラウドを前記ケーシングに支持するガ
    スタービンにおいて、 前記シュラウドセグメントの外周壁の曲率半径を、曲率
    中心がタービンの軸心と一致する場合の曲率半径より小
    さくしたことを特徴とするガスタービン。
  4. 【請求項4】請求項2又は3記載のガスタービンにおい
    て、 前記シュラウドセグメントのフックの内周壁の曲率半径
    を、前記環状のケーシングフックの外周壁の曲率半径と
    等しくしたことを特徴とするガスタービン。
  5. 【請求項5】請求項1又は3記載のガスタービンにおい
    て、 前記シュラウドセグメントの内周壁を軸方向に傾斜させ
    たことを特徴とするガスタービン。
JP2001037632A 2001-02-14 2001-02-14 ガスタービン Expired - Lifetime JP4011296B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001037632A JP4011296B2 (ja) 2001-02-14 2001-02-14 ガスタービン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001037632A JP4011296B2 (ja) 2001-02-14 2001-02-14 ガスタービン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002242612A true JP2002242612A (ja) 2002-08-28
JP4011296B2 JP4011296B2 (ja) 2007-11-21

Family

ID=18900727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001037632A Expired - Lifetime JP4011296B2 (ja) 2001-02-14 2001-02-14 ガスタービン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4011296B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004046510A1 (en) * 2002-11-15 2004-06-03 Nuovo Pignone Holding S.P.A. Shroud cooling assembly for a gas trubine
JP2005002917A (ja) * 2003-06-12 2005-01-06 Toshiba Corp 蒸気タービンシール装置およびそれを備えた蒸気タービン
EP1749974A2 (en) * 2005-08-06 2007-02-07 General Electric Company Thermally compliant turbine shroud mounting
JP2007046603A (ja) * 2005-08-06 2007-02-22 General Electric Co <Ge> 熱整合型クリップ
JP2008032014A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 General Electric Co <Ge> シュラウドハンガ組立体及びガスタービンエンジン
JP2010229925A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Honda Motor Co Ltd タービンシュラウド
US20100319352A1 (en) * 2009-06-17 2010-12-23 Wilhelm Ramon Hernandez Russe Prechorded turbine nozzle
JP2012107592A (ja) * 2010-11-18 2012-06-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ガスタービン、分割セグメント、分割セグメントの形成方法
JPWO2019171495A1 (ja) * 2018-03-07 2021-02-25 川崎重工業株式会社 ガスタービンのシュラウド取付構造、シュラウド集合体及びシュラウド要素
CN117703533A (zh) * 2024-02-06 2024-03-15 中国航发沈阳发动机研究所 一种涡轮级间外流道静子件连接结构

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004046510A1 (en) * 2002-11-15 2004-06-03 Nuovo Pignone Holding S.P.A. Shroud cooling assembly for a gas trubine
JP2005002917A (ja) * 2003-06-12 2005-01-06 Toshiba Corp 蒸気タービンシール装置およびそれを備えた蒸気タービン
EP1749974A2 (en) * 2005-08-06 2007-02-07 General Electric Company Thermally compliant turbine shroud mounting
JP2007046603A (ja) * 2005-08-06 2007-02-22 General Electric Co <Ge> 熱整合型クリップ
JP2007046607A (ja) * 2005-08-06 2007-02-22 General Electric Co <Ge> 熱的にコンプライアントなタービンシュラウドマウント
EP1749974A3 (en) * 2005-08-06 2013-11-27 General Electric Company Thermally compliant turbine shroud mounting
JP2008032014A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 General Electric Co <Ge> シュラウドハンガ組立体及びガスタービンエンジン
US8641371B2 (en) 2009-03-27 2014-02-04 Honda Motor Co., Ltd. Turbine shroud
JP2010229925A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Honda Motor Co Ltd タービンシュラウド
US20100319352A1 (en) * 2009-06-17 2010-12-23 Wilhelm Ramon Hernandez Russe Prechorded turbine nozzle
US8328511B2 (en) * 2009-06-17 2012-12-11 General Electric Company Prechorded turbine nozzle
JP2012107592A (ja) * 2010-11-18 2012-06-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ガスタービン、分割セグメント、分割セグメントの形成方法
JPWO2019171495A1 (ja) * 2018-03-07 2021-02-25 川崎重工業株式会社 ガスタービンのシュラウド取付構造、シュラウド集合体及びシュラウド要素
US11306618B2 (en) 2018-03-07 2022-04-19 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Shroud attaching structure, shroud assembly, and shroud element in gas turbine
JP7065941B2 (ja) 2018-03-07 2022-05-12 川崎重工業株式会社 ガスタービンのシュラウド取付構造、シュラウド集合体及びシュラウド要素
CN117703533A (zh) * 2024-02-06 2024-03-15 中国航发沈阳发动机研究所 一种涡轮级间外流道静子件连接结构
CN117703533B (zh) * 2024-02-06 2024-04-09 中国航发沈阳发动机研究所 一种涡轮级间外流道静子件连接结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP4011296B2 (ja) 2007-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4698847B2 (ja) ガスタービン分割環
US5641267A (en) Controlled leakage shroud panel
US8641371B2 (en) Turbine shroud
JP5997470B2 (ja) 連続リング複合タービンシュラウド
JP3872830B2 (ja) カンチレバー付ステータベーンのためのベーン付通路ハブ構造体及びその製造方法
CA2606435C (en) Cantilevered nozzle with crowned flange to improve outer band low cycle fatigue
US8388310B1 (en) Turbine disc sealing assembly
JP6223774B2 (ja) ガスタービン
JP2006342797A (ja) ガスタービンエンジンのシールアッセンブリ、ロータアッセンブリ、ロータアッセンブリ用ブレードおよび段間キャビティシール
JPH04255533A (ja) ガスタービンスペーサディスク用熱シール
JP2015078621A (ja) ガスタービン
JP2013151936A (ja) 後付け可能な、段間の傾斜シール
EP0909878A2 (en) Gas turbine
JP3762661B2 (ja) タービンロータ
JP3758835B2 (ja) 空気圧縮機ディスクの冷却によるクリアランス制御方法
JP2002242612A (ja) ガスタービン
JP2017519156A (ja) 半径流ターボ機械
WO1998023851A1 (fr) Turbine a gaz du type a recuperation du refrigerant
JP4088163B2 (ja) ガスタービン
JP6955086B2 (ja) 周縁シール構成
JP2006506575A (ja) ガスタービン用のシュラウド冷却組立体
US3451653A (en) Turbomachinery rotors
EP4151834A1 (en) Turbine stage sealing mechanism compensating thermal deformation
JP3229921U (ja) ガスタービン
CN114810221B (zh) 静子叶片与内环支撑机构

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060718

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070904

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070905

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4011296

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110914

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130914

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term