JP2002242264A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

衛生洗浄装置

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JP2002242264A
JP2002242264A JP2001046023A JP2001046023A JP2002242264A JP 2002242264 A JP2002242264 A JP 2002242264A JP 2001046023 A JP2001046023 A JP 2001046023A JP 2001046023 A JP2001046023 A JP 2001046023A JP 2002242264 A JP2002242264 A JP 2002242264A
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Japan
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water tank
heat insulating
insulating material
sanitary washing
washing device
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JP2001046023A
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English (en)
Inventor
Koichi Hayashi
浩一 林
Hideaki Osanawa
英明 長縄
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産コストを低減させた温水タンクの保温構
造を備えた衛生洗浄装置を提供すること。 【解決手段】 洗浄水タンク20に対して、洗浄水タン
ク20の第1突起22にシート状の保温材10の突出片
16の掛止穴16を引っ掛け、洗浄水タンク20のドレ
イン口にシート状の保温材10の位置決め穴を挿入す
る。その後、シート状の保温材10が取り付けられた洗
浄水タンク20を、ベースプレート4に配置する。この
とき、シート状の保温材10の3つの側板面12、1
3、14は、それら自身の折り癖と、ベースプレート4
の内壁37、38及び壁面部34により、洗浄水タンク
20の3つの側面に接面した状態にスムーズに移行する
と同時に、洗浄水タンク20の3つの側面とベースプレ
ート4の内壁37、38及び壁面部34に挟まれて、洗
浄水タンク20の3つの側面に接面した状態が安定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体局部の洗浄機
能を温水で行う衛生洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洗浄ノズルの先端から洗浄水を噴
出させて人体局部を洗浄する衛生洗浄装置としては、例
えば、図8の衛生洗浄装置100がある。すなわち、図
8の衛生洗浄装置100においては、使用者が操作パネ
ル101を操作して、洗浄機能を開始させると、メイン
バルブ102及び切換弁103が開くので、吸水口10
4から吸水ホース105を介して、水道水が洗浄水タン
ク106(「温水タンク」に相当するもの)に供給され
る。そのため、洗浄水タンク106内の水道水が、洗浄
水タンク106から導水管107を介して、洗浄ノズル
108に供給される。
【0003】このとき、洗浄ノズル108では、洗浄水
タンク106からの水道水の水圧により、内筒109の
いずれかが所定の位置まで前進し、その内筒109の先
端に設けられた噴出孔110から、洗浄水タンク106
内の水道水が洗浄水として噴出される。以上より、図8
の衛生洗浄装置100では、洗浄ノズル108から噴出
された洗浄水で人体局部を洗浄することができる。尚、
図8の衛生洗浄装置100では、使用者が操作パネル1
01を操作してから一定時間が経過すると、メインバル
ブ102及び切換弁103が閉じるので、洗浄ノズル1
08では、洗浄水の噴出が停止する一方、その内筒10
9には、図示しないバネの復帰力が主に作用するので、
その内筒109はもとの位置まで後退することになる。
【0004】そして、図8の衛生洗浄装置100では、
洗浄ノズル108から噴出された洗浄水で人体局部を洗
浄する際の使用者の快適感をより確保するために、洗浄
水タンク106内の水道水の温度を、電気ヒータ111
で体温(約36℃)の前後にまで引き上げている。さら
に、図8の衛生洗浄装置100の機種によっては、いわ
ゆる「省エネ」の観点から、洗浄水タンク106を図9
の保温材121に嵌め込んでベースプレート112
(「ハウジング」の一部に相当するもの)に配置するこ
とにより、洗浄水タンク106内の水道水(約36℃の
温水)の保温を図って、電気ヒータ111の消費電力量
を約15〜20%ほど節約するものがある。尚、図9の
保温材121の材料(発泡ポリエチレン)は、独立気泡
構造であり、熱伝導率が0.0326(W/mK)であ
り、見掛け密度が0.07(g/cm 3)である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9の
保温材121は、発泡ポリスチレンをインジェクション
成形した立体的な形状を有しており、その重量が軽い割
には体積が嵩張って、その成形品の輸送効率が非常に悪
いので、図9の保温材121に洗浄水タンク106を嵌
め込んでベースプレート112に配置することは、電気
ヒータ111の消費電力量を節約できるものの、図8の
衛生洗浄装置100の生産コストを高くする要因の一つ
なっていた。
【0006】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、生産コストを低減させ
た温水タンクの保温構造を備えた衛生洗浄装置を提供す
ることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に成された請求項1に係る発明は、温水タンクと、前記
温水タンクを内包したハウジングと、前記ハウジングと
前記温水タンクの間に介在するとともに前記温水タンク
の外面を覆う保温材と、を有する衛生洗浄装置におい
て、前記保温材がシート状に展開されるものであるこ
と、を特徴としている。
【0008】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載する衛生洗浄装置であって、前記温水タンクに設け
られた第1突起と、前記保温材に一体的に連設されると
ともに掛止穴が形成された突出片と、を備え、前記温水
タンクの第1突起に前記保温材の掛止穴を引っ掛けたこ
と、を特徴としている。
【0009】また、請求項3に係る発明は、請求項2に
記載する衛生洗浄装置であって、前記温水タンクに設け
られた第2突起と、前記保温材に形成された位置決め穴
と、を備え、前記温水タンクの第2突起に前記保温材の
位置決め穴を挿入したこと、を特徴としている。
【0010】すなわち、本発明の衛生洗浄装置において
は、ハウジングと温水タンクの間に介在する保温材で温
水タンクの外面を覆うことにより、温水タンクの保温構
造とするものであるが、この点、保温材がシート状に展
開されるものであり、シート状のものは嵩張ることなく
幾重にも重ねて運べることから、保温材の輸送効率が向
上して、保温材の輸送コストが安価となり、さらに、そ
れに加えて、市販のシート材を単純に打ち抜くことによ
り、保温材を作り出すことができるので、保温材の材料
コスト・設備コストも安価となるので、生産コストを低
減させた温水タンクの保温構造と言える。
【0011】さらに、本発明の衛生洗浄装置において、
温水タンクに設けられた第1突起と、保温材に一体的に
連設されるとともに掛止穴が形成された突出片と、を備
えていれば、温水タンクの第1突起にシート状の保温材
の突出片の掛止穴を引っ掛けることにより、温水タンク
の第1突起をシート状の保温材の取付上の支点とするこ
とができるので、シート状の保温材で温水タンクの壁面
を覆う際に、シート状の保温材が取り扱いやすくなる。
【0012】さらに、本発明の衛生洗浄装置において、
温水タンクに設けられた第2突起と、保温材に形成され
た位置決め穴と、を備えていれば、温水タンクの第2突
起にシート状の保温材の位置決め穴を挿入することによ
り、温水タンクの第1突起にシート状の保温材の突出片
の掛止穴を引っ掛けることと相俟って、温水タンクに対
するシート状の保温材の位置を固定することができるの
で、シート状の保温材で温水タンクの壁面を覆う際に、
シート状の保温材がより取り扱いやすくなる。
【0013】また、請求項4に係る発明は、請求項1乃
至請求項3に記載する衛生洗浄装置であって、前記保温
材が各側板面を底板面に対して一体的に連設させたもの
であること、を特徴としている。
【0014】また、請求項5に係る発明は、請求項4に
記載する衛生洗浄装置であって、前記保温材の底板面と
側板面との境界に折目が設けられていること、を特徴と
している。
【0015】また、請求項6に係る発明は、請求項5に
記載する衛生洗浄装置であって、前記温水タンクの配置
空間を区切る壁面が前記ハウジングに設けられているこ
と、を特徴としている。
【0016】すなわち、本発明の衛生洗浄装置におい
て、シート状の保温材が各側板面を底板面に対して一体
的に連設させたものであれば、シート状の保温材が折り
重なることなく、シート状の保温材で温水タンクの底面
及び側面を覆うことができ、ハウジングと温水タンクの
間に介在するシート状の保温材の厚さを均一にすること
ができるので、シート状の保温材で覆われた温水タンク
をハウジングに組み付ける際に、シート状の保温材自身
が邪魔になることがない。
【0017】さらに、本発明の衛生洗浄装置において、
シート状の保温材の底板面と側板面との境界に折目が設
けられていれば、シート状の保温材で温水タンクの底面
及び側面を覆う際に、シート状の保温材の底板面及び側
板面を温水タンクの底面及び側面にそれぞれ合わせるこ
とが容易となる。
【0018】特に、本発明の衛生洗浄装置において、温
水タンクの配置空間を区切る壁面がハウジングに設けら
れていれば、シート状の保温材が取り付けられた温水タ
ンクをハウジングに組み付ける際に、温水タンクの配置
空間を区切るハウジングの壁面に干渉されることによ
り、シート状の保温材の側板面を温水タンクの側面に合
わせることができるので、シート状の保温材をハウジン
グと温水タンクの間に介在させることが容易となる。
【0019】また、請求項7に係る発明は、請求項1乃
至請求項6のいずれか一つに記載する衛生洗浄装置であ
って、前記保温材の形状が対称であること、を特徴とし
ている。
【0020】すなわち、本発明の衛生洗浄装置におい
て、シート状の保温材の形状が対称であれば、シート状
の保温材の表側・裏側のいずれからも、温水タンクの壁
面を同様に覆うことができるので、シート状の保温材が
取り扱いやすくなる。
【0021】また、請求項8に係る発明は、請求項1乃
至請求項7のいずれか一つに記載する衛生洗浄装置であ
って、前記保温材の材質が40倍の発泡倍率の発泡ポリ
エチレンであること、を特徴としている。
【0022】すなわち、本発明の衛生洗浄装置において
は、上述した効果を大きく発揮するためには、シート状
の保温材が軽量性、可撓性・屈曲性などの性質を持つ必
要があるが、この点、これらの性質を持つシート状の保
温材の材質としては、例えば、40倍の発泡倍率の発泡
ポリエチレンがある。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照にして説明する。図5と図6に示すように、本実
施の形態の衛生洗浄装置1は、ベースカバー3とベース
プレート4とで構成されたハウジング2に対し、便蓋5
と便座6とを回動可能に支持したものである。
【0024】さらに、本実施の形態の衛生洗浄装置1
は、従来技術の欄で述べた図8の衛生洗浄装置100と
同様の洗浄機能を有したものである。従って、本実施の
形態の衛生洗浄装置1においては、図7(図5の線A−
Aで切断した断面図)に示すように、洗浄水タンク20
がハウジング2に内設されている。この点、洗浄水タン
ク20は、以下の方法により、保温材10に覆われた状
態でベースプレート4に組み付けられている。
【0025】先ず、保温材10について説明すると、保
温材10は、発泡倍率が40倍で厚さが約4mmの市販
の発泡ポリエチレンのシート材から、図2に示す形状で
一体的に打ち抜いて作られている。すなわち、保温材1
0は、1つの底板面11と、3つの側板面12、13、
14と、1つの突出片15とで構成され、また、底板面
11には1つの位置決め穴17が、突出片15には1つ
の掛止穴16がそれぞれ形成されており、さらに、基準
線Bを中心にした対称の形状となっている。また、図3
の点線に示すように、シート状の保温材10には折り目
が設けられており、3つの側板面12、13、14に折
り癖が付してある。尚、シート状の保温材10の材料
(発泡ポリエチレンのシート材)は、独立気泡構造であ
り、熱伝導率が0.0321(W/mK)であり、見掛け
密度が0.025(g/cm3)である。
【0026】そして、シート状の保温材10は、図4に
示すようにして、洗浄水タンク20に取り付けられる。
すなわち、先ず、底部を上側に向けた洗浄水タンク20
に対し、洗浄水タンク20の第1突起22にシート状の
保温材10の突出片16の掛止穴16を引っ掛けるとと
もに、洗浄水タンク20のドレイン口17(「第2突
起」に相当するもの)にシート状の保温材10の位置決
め穴17を挿入する。
【0027】次に、上述したようにしてシート状の保温
材10が取り付けられた洗浄水タンク20を、図1に示
すようにして、ベースプレート4に配置する。このと
き、シート状の保温材10の3つの側板面12、13、
14は、それら自身の折り癖と、ベースプレート4の内
壁37、38及び壁面部34とにより、洗浄水タンク2
0の3つの側面に接面した状態にスムーズに移行し、と
同時に、洗浄水タンク20の3つの側面とベースプレー
ト4の内壁37、38及び壁面部34に挟まれることに
より、洗浄水タンク20の3つの側面に接面した状態が
安定する。
【0028】その後は、図7に示すように、洗浄水タン
ク20は、ネジ35とベースプレート4に設けられたボ
ス33のネジ穴とを介して、ベースプレート4に固定さ
れる。これにより、洗浄水タンク20を、保温材10に
覆われた状態でベースプレート4に組み付けることがで
きる。
【0029】もっとも、本実施の形態の衛生洗浄装置1
においては、図7に示すように、洗浄水タンク20の上
面がシート状の保温材10で覆われていないが、これ
は、洗浄水タンク20内の水道水の温度を体温(約36
℃)の前後にまで引き上げるための水温センサ23や電
気ヒータ24の接続端子を、電気的安全性や生産性など
を考慮して、洗浄水タンク20の上面に配設したためで
ある。また、洗浄水タンク20の一つの測面がシート状
の保温材10で覆われていないが、これは、洗浄水タン
ク20に水道水を供給するためのメインバルブ22を、
洗浄水タンク20内の洗浄水の伝熱性などを考慮して、
当該側面に設けたためである。
【0030】尚、図7において、符号31は操作パネ
ル、符号32は操作基板であり、両者とも、ベースカバ
ー3に設けられたものである。
【0031】以上詳細に説明したように、本実施の形態
の衛生洗浄装置1においては、図7に示すように、ハウ
ジング2と洗浄水タンク20の間に介在する保温材10
で洗浄水タンク20の外面を覆うことにより、洗浄水タ
ンク20の保温構造とするものであるが、この点、図2
に示すように、保温材10がシート状に展開されるもの
であり、シート状のものは嵩張ることなく幾重にも重ね
て運べることから、従来技術の欄で説明した図9の保温
材121と比べて、保温材10の輸送効率が向上して、
保温材10の輸送コストが安価となり、さらに、それに
加えて、市販のシート材を単純に打ち抜くことにより、
保温材10を作り出すことができ、保温材10の材料コ
スト・設備コストも安価となるので、生産コストを低減
させた洗浄水タンク20の保温構造と言える。
【0032】さらに、本実施の形態の衛生洗浄装置1に
おいては、図4に示すように、洗浄水タンク20に設け
られた第1突起22と、保温材10に一体的に連設され
るとともに掛止穴16が形成された突出片15と、を備
えており、洗浄水タンク20の第1突起22にシート状
の保温材10の突出片15の掛止穴16を引っ掛けるこ
とにより、洗浄水タンク20の第1突起22をシート状
の保温材10の取付上の支点とすることができるので、
シート状の保温材10で洗浄水タンク20の壁面を覆う
際に、シート状の保温材10が取り扱いやすくなる。
【0033】さらに、本実施の形態の衛生洗浄装置1に
おいては、図4に示すように、洗浄水タンク20に設け
られたドレイン口21と、保温材10に形成された位置
決め穴17と、を備えており、洗浄水タンク20のドレ
イン口21にシート状の保温材10の位置決め穴17を
挿入することにより、洗浄水タンク20の第1突起22
にシート状の保温材10の突出片15の掛止穴16を引
っ掛けることと相俟って、洗浄水タンク20に対するシ
ート状の保温材10の位置を固定することができるの
で、シート状の保温材10で洗浄水タンク20の壁面を
覆う際に、シート状の保温材10がより取り扱いやすく
なる。
【0034】また、本実施の形態の衛生洗浄装置1にお
いては、図2、図3に示すように、シート状の保温材1
0が各側板面12、13、14を底板面11に対して一
体的に連設させたものであり、図7に示すように、シー
ト状の保温材10が折り重なることなく、シート状の保
温材10で洗浄水タンク20の底面及び側面を覆うこと
ができ、ハウジング2と洗浄水タンク20の間に介在す
るシート状の保温材10の厚さを均一にすることができ
るので、シート状の保温材10で覆われた洗浄水タンク
20をハウジング2に組み付ける際に、シート状の保温
材10自身が邪魔になることがない。
【0035】さらに、本実施の形態の衛生洗浄装置1に
おいては、図2、図3に示すように、シート状の保温材
10の底板面11と側板面12、13、14との境界に
折目(図2、図3の点線)が設けられているので、シー
ト状の保温材10で洗浄水タンク20の底面及び側面を
覆う際に、シート状の保温材10の底板面11及び側板
面12、13、14を洗浄水タンク20の底面及び側面
にそれぞれ合わせることが容易である。
【0036】特に、本実施の形態の衛生洗浄装置におい
ては、図1に示すように、洗浄水タンク20の配置空間
を区切る内壁37、38及び壁面部34がハウジング2
に設けられており、シート状の保温材10が取り付けら
れた洗浄水タンク20をハウジング2に組み付ける際
に、洗浄水タンク20の配置空間を区切るハウジングの
内壁37、38及び壁面部34に干渉されることによ
り、シート状の保温材10の側板面12、13、14を
洗浄水タンク20の側面に接面させることができるの
で、シート状の保温材10をハウジング2と洗浄水タン
ク20の間に介在させることが容易となる。
【0037】また、本実施の形態の衛生洗浄装置1にお
いては、図2に示すように、シート状の保温材10の形
状が基準線Bを中心に対称であり、シート状の保温材1
0の表側・裏側のいずれからも、洗浄水タンク20の壁
面を同様に覆うことができるので、シート状の保温材1
0が取り扱いやすい。
【0038】また、本実施の形態の衛生洗浄装置1にお
いては、シート状の保温材の材質として、40倍の発泡
倍率の発泡ポリエチレンを使用しており、この点、シー
ト状の保温材10は、軽量性、可撓性・屈曲性などの性
質に優れたものであるので、上述した効果を大きく発揮
している。
【0039】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が
可能である。例えば、本実施の形態の衛生洗浄装置1に
おいて、シート状の保温材10の3つの側板面12、1
3、14は、図1に示すように、洗浄水タンク20の3
つの側面とベースプレート4の内壁37、38及び壁面
部34に挟まれることにより、洗浄水タンク20の3つ
の側面に接面した状態を安定させているが、この点、洗
浄水タンク20の3つの側面とベースプレート4の内壁
37、38及び壁面部34に挟まれなくとも、両面テー
プや接着剤などにより、洗浄水タンク20の3つの側面
に接面した状態を安定させてもよい。
【0040】また、本実施の形態の衛生洗浄装置1にお
いては、シート状の保温材10の厚さが4mmであった
が、この数値は、設計・製造上の他の制約と保温材10
の生産コストの低減との調整から出された数値であっ
て、保温材10の生産コストの低減という本発明の趣旨
からすれば、シート状の保温材10の厚さを4mmに限
る必要はない。
【0041】また、本実施の形態の衛生洗浄装置1にお
いては、シート状の保温材10の材質として、40倍の
発泡倍率の発泡ポリエチレンを使用しているが、シート
状の保温材に軽量性、可撓性・屈曲性の性質を持たせる
材質であれば、上述した本発明の効果を発揮させること
はできるので、40倍の発泡倍率の発泡ポリエチレンに
限る必要もない。
【0042】
【発明の効果】本発明の衛生洗浄装置においては、ハウ
ジングと温水タンクの間に介在する保温材で温水タンク
の外面を覆うことにより、温水タンクの保温構造とする
ものであるが、この点、保温材がシート状に展開される
ものであり、シート状のものは嵩張ることなく幾重にも
重ねて運べることから、保温材の輸送効率が向上して、
保温材の輸送コストが安価となり、さらに、それに加え
て、市販のシート材を単純に打ち抜くことにより、保温
材を作り出すことができ、保温材の材料コスト・設備コ
ストも安価となるので、生産コストを低減させた温水タ
ンクの保温構造と言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衛生洗浄装置において、保温材が取り
付けられた洗浄水タンクをベースプレートに組み付ける
際の状態を示した図である。
【図2】本発明の衛生洗浄装置において、洗浄水タンク
の保温材の展開図である。
【図3】本発明の衛生洗浄装置において、洗浄水タンク
の保温材のくせ付け後の状態を示した斜視図である。
【図4】本発明の衛生洗浄装置において、洗浄水タンク
に保温材を取り付ける方法を示した図である。
【図5】本発明の衛生洗浄装置の平面図である。
【図6】本発明の衛生洗浄装置の側面図である。
【図7】図5の線A−Aの部分断面図である。
【図8】従来技術の衛生洗浄装置の斜視図である。
【図9】従来技術の衛生洗浄装置において、洗浄水タン
クの保温材の斜視図である。
【符号の説明】
1 衛生洗浄装置 2 ハウジング 3 ベースカバー 4 ベースプレート 10 保温材 11 保温材の底板面 12 保温材の側板面 13 保温材の側板面 14 保温材の側板面 15 保温材の突出片 16 保温材の突出片の掛止穴 17 保温材の位置決め穴 20 洗浄水タンク 21 洗浄水タンクのドレイン口 22 洗浄水タンクの突起 34 ベースプレートの壁面部 37 ベースプレートの内壁 38 ベースプレートの内壁

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温水タンクと、前記温水タンクを内包し
    たハウジングと、前記ハウジングと前記温水タンクの間
    に介在するとともに前記温水タンクの外面を覆う保温材
    と、を有する衛生洗浄装置において、 前記保温材がシート状に展開されるものであること、を
    特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する衛生洗浄装置であっ
    て、 前記温水タンクに設けられた第1突起と、 前記保温材に一体的に連設されるとともに掛止穴が形成
    された突出片と、を備え、 前記温水タンクの第1突起に前記保温材の掛止穴を引っ
    掛けたこと、を特徴とする衛生洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載する衛生洗浄装置であっ
    て、 前記温水タンクに設けられた第2突起と、 前記保温材に形成された位置決め穴と、を備え、 前記温水タンクの第2突起に前記保温材の位置決め穴を
    挿入したこと、を特徴とする衛生洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3に記載する衛生洗
    浄装置であって、 前記保温材が各側板面を底板面に対して一体的に連設さ
    せたものであること、を特徴とする衛生洗浄装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載する衛生洗浄装置であっ
    て、 前記保温材の底板面と側板面との境界に折目が設けられ
    ていること、を特徴とする衛生洗浄装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載する衛生洗浄装置であっ
    て、 前記温水タンクの配置空間を区切る壁面が前記ハウジン
    グに設けられていること、を特徴とする衛生洗浄装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか一つに
    記載する衛生洗浄装置であって、 前記保温材の形状が対称であること、を特徴とする衛生
    洗浄装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれか一つに
    記載する衛生洗浄装置であって、 前記保温材の材質が40倍の発泡倍率の発泡ポリエチレ
    ンであること、を特徴とする衛生洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013096215A (ja) * 2011-11-07 2013-05-20 Panasonic Corp 衛生洗浄装置

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