JP2002240132A - 樹脂製チューブの製造方法及び装置 - Google Patents

樹脂製チューブの製造方法及び装置

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JP2002240132A
JP2002240132A JP2001171895A JP2001171895A JP2002240132A JP 2002240132 A JP2002240132 A JP 2002240132A JP 2001171895 A JP2001171895 A JP 2001171895A JP 2001171895 A JP2001171895 A JP 2001171895A JP 2002240132 A JP2002240132 A JP 2002240132A
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annular die
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resin
manufacturing
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Masanori Saito
正徳 斉藤
Hiroshi Murata
弘 村田
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Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二次的な加工を施すことなく、厚さや周長が
均一で、かつ外側の表面が緻密な樹脂製チューブが、簡
単な構造の装置により、容易に、かつ安定して得られる
ようにした方法及び装置を提供する。 【解決手段】 押出機1より押し出された熱可塑性樹脂
を、環状ダイ2に定量的に押し出し、環状ダイ2のリッ
プ部4から吐出する樹脂製チューブ5を、その外側でか
つ環状ダイ2に近接して配設した外当てリング10にお
ける平滑面とした内面に接触させつつ、下流側から連続
して引き取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機等に使用さ
れる紙搬送ベルト、転写ベルトまたは中間転写ベルト等
の製造に用いられる樹脂製チューブの製造方法及び装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の樹脂製チューブの製造方法及び
装置としては、例えば、特開平1−228823号公報
に記載されているように、環状ダイより押し出されたチ
ューブ状樹脂の内面を冷却マンドレルに接触させて、冷
却固化させつつ、連続して引き取るようにしたものがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来の方法及び装置においては、内マンドレルを使用し
ているため、チューブ状樹脂の外側の表面の粗度(平滑
度)が不均一となり易く、しかも、押し出された円環状
の樹脂が、冷却されるときの収縮力と、内マンドレルの
接触時の摩擦力とにより、不均一に伸縮することがあ
り、その後、エンドレスベルト状に切断して、転写ベル
ト等として使用する場合に、上記の不均一な伸縮が、ベ
ルト厚さや周長の変動、それに伴う送り不良等として現
われ、複写機の作動に悪影響を及ぼすおそれがある。
【0004】そのため、従来は、ベルトの厚さや周長、
並びに表面の平滑性等について、高精度のものが要求さ
れる場合には、例えば、特開平4−303871号公報
等に記載されているように、押出し成形後に別の工程
で、ベルトの表面を緻密化する二次的な加工を施してい
る。
【0005】しかし、このような二次的な加工は、設備
コストの増大や、加工時間の延長等を招き、生産性を低
下させる要因となる。
【0006】また、内マンドレルの使用や、その後の内
外の送りローラを用いた送り機構の採用等により、装置
全体が大型化及び複雑化するとともに、押し出は、下方
へ向かってしかできず、上向きや水平方向へはできない
等の問題もある。
【0007】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、二次的な加工を施すことなく、厚さや
周長が均一で、かつ外側の表面が緻密な樹脂製チューブ
を、簡単な構造の装置により、容易に、かつ安定して得
られるようにした方法及び装置を提供することを目的と
している。また、不均一な収縮をもたらすおそれのある
内マンドレルを使用しなくてよいようにすることも、目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は次のようにして解決される。 (1) 樹脂製チューブの製造方法において、押出機より
押し出された熱可塑性樹脂を、環状ダイに定量的に押し
出し、前記環状ダイのリップ部から吐出する樹脂製チュ
ーブを、その外側でかつ環状ダイに近接して配設した外
径規制用の外当てリングにおける平滑面とした内面に接
触させつつ、下流側から連続して引き取る。
【0009】(2) 上記(1)項において、樹脂製チュー
ブを、外当てリングの内面に接触させることにより、冷
却固化させる。
【0010】(3) 上記(1)項において、樹脂製チュー
ブを、溶融状態で外当てリングの内面に接触させて、外
表面を緻密化し、しかる後、冷却手段により、冷却固化
させる。
【0011】(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおい
て、環状ダイから吐出した直後の樹脂製チューブを、内
圧をかけて膨満させることにより、外当てリングの内面
に押圧する。
【0012】(5) 上記(1)〜(4)項のいずれかにおい
て、外当てリングより下流側において、樹脂製チューブ
をバキュームにより放射方向に吸引する。
【0013】(6) 上記(1)〜(5)項のいずれかにおい
て、外当てリングより下流側において、樹脂製チューブ
の中間部を、両側端部が丸まるようにして、樹脂製チュ
ーブの折り幅より短い1対のピンチローラにより挟み、
前記ピンチローラを回転させることにより、樹脂製チュ
ーブを下流側に送る。
【0014】(7) 樹脂製チューブの製造装置におい
て、押出機に装着した環状ダイの軸線の延長線に、前記
環状ダイに近接し、環状ダイのリップから吐出する樹脂
製チューブが、平滑面とした内面に接触するようにした
外径規制用の外当てリングと、前記樹脂製チューブを環
状ダイから引き出す方向に送り出す送り機構とを設け
る。
【0015】(8) 上記(7)項において、外当てリング
の外周に、温度調節された冷却媒体を循環させるように
した温調式の冷却手段を設ける。
【0016】(9) 上記(7)または(8)項において、外
当てリングと送り機構との間における環状ダイの軸線の
延長線上に、冷却手段を設ける。
【0017】(10) 上記(9)項において、冷却手段を、
樹脂製チューブの内側に配設され、かつ内部に冷却媒体
が循環するようにした円筒形の内マンドレルとする。
【0018】(11) 上記(7)〜(10)項のいずれかにおい
て、環状ダイに、そこから吐出する樹脂製チューブ内に
圧縮気体を導入する気体供給管を設ける。
【0019】(12) 上記(11)項において、環状ダイの軸
線の延長線上に設けた支持杆の先端に、前記延長線と直
交し、樹脂製チューブ内の圧縮気体の下流側への洩れを
少なくする閉塞板を設ける。
【0020】(13) 上記(7)〜(12)項のいずれかにおい
て、外当てリングより下流側に、樹脂製チューブを放射
方向に吸引するエア吸引手段を設ける。
【0021】(14) 上記(7)〜(13)項のいずれかにおい
て、送り機構を、当て外当てリングより下流側におい
て、樹脂製チューブの両側端部が丸まるようにして、そ
の中間部を両側方より挟むとともに、長さを樹脂製チュ
ーブの折り幅より小とした1対のピンチローラと、この
いずれかのピンチローラを回転させる駆動手段とにより
形成する。
【0022】(15) 上記(14)項において、環状ダイの軸
線の延長線上に設けた支持杆の先端に、ピンチローラの
上流側においてそれと同一方法を向く腕杆を固着し、該
腕杆の両端に、樹脂製チューブをピンチローラと同一方
向に押し拡げるとともに、その両側端が丸まるようにガ
イドする1対のガイド片を設ける。
【0023】(16) 上記(15)項において、ガイド片の断
面形状を、ピンチローラの外側において樹脂製チューブ
が自然に丸まる形状に近い形状とする。
【0024】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明の樹脂製
チューブの製造装置の第1の実施形態(請求項7、8,
11、及び14〜16記載の発明の実施形態)を示す。
【0025】図中(1)は、素材である、例えばポリカー
ボネートその他の熱可塑性樹脂の材料が投入され、かつ
加熱、溶融、混練されて、未硬化状態の樹脂が出口から
定量的に押し出されるようにした押出機、(2)は、スパ
イラル溝(3)を有する環状ダイである。
【0026】環状ダイ(2)におけるスパイラル溝(3)に
連なる狭幅の円筒形のリップ部(4)から、溶融樹脂は、
樹脂製チューブ(5)として連続的に吐出される。
【0027】環状ダイ(2)のリップ部(4)には、スパイ
ラル溝(3)からの溶融樹脂の吐出厚さを調整するため、
環状の可動リップ(6)が、複数の調心ボルト(7)により
調心可能として設けられている。
【0028】環状ダイ(2)の中心軸線上には、樹脂製チ
ューブ(5)内に圧縮空気またはその他の圧縮気体を供給
して、リップ部(4)から吐出した直後の樹脂製チューブ
を、内圧をかけて膨満させる気体供給管(8)が設けられ
ている。
【0029】気体供給管(8)の中央には、下方を向く支
持杆(9)が遊嵌されており、支持杆(9)の下端には、後
述する案内手段(17)が支持されている。
【0030】環状ダイ(2)の下面に近接して、リップ部
(4)から吐出した樹脂製チューブ(5)の外周面が内面に
接触するようにした、樹脂製チューブ(5)の外径規制用
の円筒状の外当てリング(10)が、同心的に配設されてい
る。
【0031】外当てリング(10)の内面は、環状ダイ(2)
から吐出された直後の樹脂製チューブ(5)の外周面の粒
子より細かい平滑面となるように、鏡面仕上げ等により
仕上げられている。外当てリング(10)の外周には、温度
調節された冷却媒体(11)、例えば水を循環させるように
した温調式の環状の冷却手段(12)が設けられている。
【0032】外当てリング(10)の下方、すなわち樹脂製
チューブ(5)の下流側の中心部には、樹脂製チューブ
(5)を環状ダイ(2)から下方に送り出す送り機構(13)が
設けられている。
【0033】この送り機構(13)は、樹脂製チューブ(5)
の両側端部を除く中央部を、前後両側より挾むようにし
た1対のピンチローラ(14)(14)と、いずれか一方のピン
チローラ(14)を回転させるモータ等の駆動手段(図示略)
とからなっている。
【0034】各ピンチローラ(14)の長さは、固化した樹
脂製チューブ(5)を偏平に押し潰したときの折り幅より
短い。
【0035】1対のピンチローラ(14)(14)の上方におけ
る樹脂製チューブ(5)内には、上記支持杆(9)の下端に
中央部が固着され、かつ支持杆(9)と直交して、ピンチ
ローラ(14)と同一方向を向く腕杆(15)と、腕杆(15)の両
側端に固着され、かつ樹脂製チューブ(5)を左右方向に
押し拡げるとともに、その両側端が丸まるようにガイド
する左右1対のガイド片(16)(16)とからなる案内手段(1
7)が設けられている。
【0036】ガイド片(16)の横断面形状は、樹脂製チュ
ーブ(5)の両側端部がピンチローラ(14)の外側において
自然に丸まろうとするときの形状に近い円形または雨滴
状等としてあり、気体供給管(8)より樹脂製チューブ
(5)内に導入された圧縮気体が、樹脂製チューブ(5)に
おけるピンチローラ(14)の外側において、丸まった両側
端部から洩れ出るのを小さくする閉塞板の作用をもする
ようにしてある。
【0037】次に、上述の装置の作用とともに、この装
置を用いた本発明の樹脂製チューブの製造方法の実施要
領(請求項1、2、4及び6記載の発明の実施要領)につ
いて説明する。
【0038】押出機(1)を作動させて、溶融状態の熱可
塑性樹脂を環状ダイ(2)に定量的に押し出すと、熱可塑
性樹脂は、環状ダイ(2)のリップ部(4)から連続して吐
出される。
【0039】この樹脂製チューブ(5)は、気体供給管
(8)より導入された圧縮気体により膨満させられつつ下
降し、冷却手段(12)により冷却された外当てリング(10)
の内面に接触することにより、冷却固化される。
【0040】このとき、樹脂製チューブ(5)の外方への
膨らみは、外当てリング(10)により阻止され、かつ内方
へのたるみは、内圧、すなわち圧縮気体により阻止され
ているので、周長や厚さが変動することなく、均一に冷
却固化される。また、樹脂製チューブ(5)の外側の表面
は、平滑面に仕上げられた外当てリング(10)の内面に転
写状態で接触して、均一に緻密化及び平滑化される。
【0041】その後、樹脂製チューブ(5)は、案内手段
(17)により、両側方に拡がるように案内された後、1対
のピンチローラ(14)(14)により中間部が挾まれて、下方
へ送られる。
【0042】このとき、樹脂製チューブ(5)の両側部
は、ガイド片(16)(16)により案内されて、ピンチローラ
(14)の両端の外側において丸まった状態に維持されるの
で、折り目がつくことはなく、また、その丸まった部分
がガイド片(16)により閉塞されるので、樹脂製チューブ
(5)内の圧縮気体の洩れ量は少なく、その洩れ量に相当
する分を、気体供給管(8)から補充するだけで、樹脂製
チューブ(5)の内圧を常に一定に保つことができる。
【0043】完成した樹脂製チューブ(5)により、例え
ばシームレスの転写ベルトを得るには、このチューブ
(5)を軸線方向に所要長に切断すればよい。
【0044】図3は、本発明の樹脂製チューブの製造装
置の第2の実施形態(請求項7,8,及び11〜14記
載の発明の実施形態)を示す。なお、第1の実施形態に
おけるのと同一の部材には同一の符号を付して図示する
に止め、それらについての詳細な説明は省略する(図4
に示す本発明の装置の第3の実施形態においても同様と
する)。
【0045】この実施形態においては、外当てリング(1
0)のわずかに上方、すなわち上流の位置において、支持
杆(9)の下端に、ほぼ水平とした円形の閉塞板(18)の中
央部を固着し、この閉塞板(18)により、樹脂製チューブ
(5)内の圧縮気体の下流側への洩れを少なくするように
してある。この閉塞板(18)は、樹脂製チューブ(5)を円
形に整える成形板としての作用もしている。
【0046】また、外当てリング(10)より下流側に、内
端面が開口するコ字状断面の環状リング(19)に、エア吸
引装置(図示略)から延出してきた吸引管(20)を接続した
エア吸引手段(21)を配設し、樹脂製チューブ(5)を、外
当てリング(10)の下流側において、放射方向に吸引する
ようにしてある。
【0047】第2の実施形態においては、第1の実施形
態における案内手段(17)を省略してあるが、その理由
は、閉塞板(18)により、樹脂製チューブ(5)内に導入さ
れた圧縮気体の下流側への洩れを少なくするようにして
あるので、1対のピンチローラ(14)(14)の外側において
丸められた樹脂製チューブ(5)の両側部からの圧縮気体
の洩れを防ぐ必要がなく、しかもガイド片(16)がなくて
も、樹脂製チューブ(5)の両側端部が自然に丸まるから
である。
【0048】第2の実施形態においては、第1の実施形
態とほぼ同様の作用及び効果を奏することができる他
に、樹脂製チューブ(5)は、外当てリング(10)の上方に
おいて、気体供給管(8)より導入された圧縮気体と閉塞
板(18)とにより、均一に円形となるように膨満させら
れ、かつ外当てリング(10)の下方において、エア吸引手
段(21)により、放射方向に均一に吸引されることにより
(請求項5記載の発明)、その中間部の外周面が外当てリ
ング(10)の内面に緊密にかつ均等に接触し、外側の表面
が均一に緻密化及び平滑化されるとともに、均一な冷却
固化が行なわれるという利点がある。
【0049】図4は、本発明の樹脂製チューブの製造装
置の第3の実施形態(請求項7,9,及び10記載の発
明の実施形態)を示す。
【0050】この実施形態においては、外当てリング(2
2)と送り機構(図示略)との間における環状ダイ(2)の軸
線の延長線上である支持杆(9)の下端部に、樹脂製チュ
ーブ(5)の内面に摺接して、樹脂製チューブ(5)を冷却
固化させる冷却手段として内マンドレル(23)を設け、外
当てリング(22)の冷却手段は省略してある。(24)は、内
マンドレル(23)内に、空気、水、またはその他の冷却媒
体を循環させる冷媒循環手段である。
【0051】外当てリング(10)の内面は、溶融状態の樹
脂製チューブ(5)を、溶融状態のまま、漸次均一に縮径
するように案内するように、上部がなだらかに拡開する
コーン形の平滑面としてある。
【0052】環状ダイ(2)と内マンドレル(23)との間に
おける樹脂製チューブ(5)内の圧力は、常圧またはそれ
より僅かに高い圧力に維持しておくのがよい。
【0053】この例では、樹脂製チューブ(5)を、溶融
状態のまま、外当てリング(22)の内面に摺接させて、外
表面を緻密化及び平滑化し、しかる後、内マンドレル(2
3)により、冷却固化させる(請求項3記載の発明)ので、
第1及び第2の実施形態のように、外当てリング(10)に
おいて冷却固化まで行うものより、樹脂製チューブ(5)
の外表面の緻密化及び平滑化を、より円滑かつ確実に行
うことができる。
【0054】樹脂製チューブ(5)が外当てリング(22)と
接触したときに冷却されるのを防止するため、外当てリ
ング(22)に加熱手段(図示略)を設けて、外当てリング(2
2)を常に適度の高温に保つようにするとなおよい。
【0055】
【発明の効果】本発明によると、次のような効果を奏す
ることができる。請求項1及び7記載の発明によると、
樹脂製チューブの外側の表面は、平滑面に仕上げられた
外当てリングの内面に接触することにより、その内面形
状が転写され、均一に緻密化及び平滑化され、しかも、
外当てリングを使用したことにより、従来の内マンドレ
ルを使用した場合より厚さ及び周長が均一な樹脂製チュ
ーブが容易に安定して得られる。また、基本的には、環
状ダイから吐出した直後の樹脂製チューブの内側には、
従来の内マンドレルのような複雑な構造のものを配設す
る必要がなく、樹脂製チューブの外側に外当てリングを
配設するだけでよいので、装置の構造が簡素化するとと
もに、取扱いも容易である。さらに、樹脂製チューブの
引き出し方向を上方または側方(水平)とすることもでき
る。
【0056】請求項2及び8記載の発明によると、外当
てリングと冷却手段とを一体化して、構造を簡素化でき
るとともに、作業時間を短縮することができる。
【0057】請求項3、9及び10記載の発明による
と、樹脂製チューブを、溶融状態のまま、外当てリング
の内面に摺接させ、その後に冷却手段(内マンドレル)に
より、冷却固化させるので、樹脂製チューブの外表面の
緻密化及び平滑化を、より円滑かつ確実に行うことがで
きる。
【0058】請求項4及び11記載の発明よると、樹脂
製チューブの内圧を高めて、それにより樹脂製チューブ
を膨満させ、外当てリングの内面に押圧させるので、樹
脂製チューブの外表面を確実に緻密化及び平滑化するこ
とができる。
【0059】請求項5及び13記載の発明によると、樹
脂製チューブを放射方向に吸引することにより、樹脂製
チューブを確実に、かつ均一に外当てリングに接触させ
ることができる。
【0060】請求項6及び14記載の発明よると、樹脂
製チューブ内に何らの送り手段を設けることなく、その
外側のみに送り手段を設けることができるので、構造を
簡素化できるとともに、取扱いが容易であり、しかも樹
脂製チューブに折り目がつくこともない。
【0061】請求項12記載の発明によると、閉塞板に
より、樹脂製チューブ内に導入された圧縮気体の下流側
への洩れを少なくし、圧縮気体の導入量を少なくするこ
とができる。
【0062】請求項15記載の発明によると、ガイド片
により、1対のピンチローラの外側における樹脂製チュ
ーブの両側端部を常に丸まるように円滑に案内し、かつ
折り目がないようにすることができる。
【0063】請求項16記載の発明によると、1対のピ
ンチローラの外側において丸められた樹脂製チューブの
両側端部内を通って、その内部に導入された圧縮気体が
下流側に洩れるのを、ガイド片によって少なくし、導入
する圧縮気体の量を少なくすることができるとともに、
樹脂製チューブの両側端部を円滑に案内することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の第1の実施形態の中央縦断正面
図である。
【図2】図1のII−II線に沿う横断平面図である。
【図3】本発明の装置の第2の実施形態の中央縦断正面
図である。
【図4】本発明の装置の第3の実施形態の中央縦断正面
図である。
【符号の説明】 (1)押出機 (2)環状ダイ (3)スパイラル溝 (4)リップ部 (5)樹脂製チューブ (6)可動リップ (7)調心ボルト (8)気体供給管 (9)支持杆 (10)外当てリング (11)冷却媒体 (12)冷却手段 (13)送り機構 (14)ピンチローラ (15)腕杆 (16)ガイド片 (17)案内手段 (18)閉塞板 (19)環状リング (20)吸引管 (21)エア吸引手段 (22)外当てリング (23)内マンドレル (24)冷媒循環手段

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出機より押し出された熱可塑性樹脂
    を、環状ダイに定量的に押し出し、前記環状ダイのリッ
    プ部から吐出する樹脂製チューブを、その外側でかつ環
    状ダイに近接して配設した外径規制用の外当てリングに
    おける平滑面とした内面に接触させつつ、下流側から連
    続して引き取ることを特徴とする樹脂製チューブの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 樹脂製チューブを、外当てリングの内面
    に接触させることにより、冷却固化させることを特徴と
    する請求項1記載の樹脂製チューブの製造方法。
  3. 【請求項3】 樹脂製チューブを、溶融状態で外当てリ
    ングの内面に接触させて、外表面を緻密化し、しかる
    後、冷却手段により、冷却固化させることを特徴とする
    請求項1記載の樹脂製チューブの製造方法。
  4. 【請求項4】 環状ダイから吐出した直後の樹脂製チュ
    ーブを、内圧をかけて膨満させることにより、外当てリ
    ングの内面に押圧することを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載の樹脂製チューブの製造方法。
  5. 【請求項5】 外当てリングより下流側において、樹脂
    製チューブをバキュームにより放射方向に吸引すること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の樹脂製チ
    ューブの製造方法。
  6. 【請求項6】 外当てリングより下流側において、樹脂
    製チューブの中間部を、両側端部が丸まるようにして、
    樹脂製チューブの折り幅より短い1対のピンチローラに
    より挟み、前記ピンチローラを回転させることにより、
    樹脂製チューブを下流側に送ることを特徴とする請求項
    1〜5のいずれかに記載の樹脂製チューブの製造方法。
  7. 【請求項7】 押出機に装着した環状ダイの軸線の延長
    線に、前記環状ダイに近接し、環状ダイのリップから吐
    出する樹脂製チューブが、平滑面とした内面に接触する
    ようにした外径規制用の外当てリングと、前記樹脂製チ
    ューブを環状ダイから引き出す方向に送り出す送り機構
    とを設けたことを特徴とする樹脂製チューブの製造装
    置。
  8. 【請求項8】 外当てリングの外周に、温度調節された
    冷却媒体を循環させるようにした温調式の冷却手段を設
    けた請求項7記載の樹脂製チューブの製造装置。
  9. 【請求項9】 外当てリングと送り機構との間における
    環状ダイの軸線の延長線上に、冷却手段を設けたことを
    特徴とする請求項7または8記載の樹脂製チューブの製
    造装置。
  10. 【請求項10】 冷却手段を、樹脂製チューブの内側に
    配設され、かつ内部に冷却媒体が循環するようにした円
    筒形の内マンドレルとしたことを特徴とする請求項9記
    載の樹脂製チューブの製造装置。
  11. 【請求項11】 環状ダイに、そこから吐出する樹脂製
    チューブ内に圧縮気体を導入する気体供給管を設けた請
    求項7〜10のいずれかに記載の樹脂製チューブの製造
    装置。
  12. 【請求項12】 環状ダイの軸線の延長線上に設けた支
    持杆の先端に、前記延長線と直交し、樹脂製チューブ内
    の圧縮気体の下流側への洩れを少なくする閉塞板を設け
    た請求項11記載の樹脂製チューブの製造装置。
  13. 【請求項13】 外当てリングより下流側に、樹脂製チ
    ューブを放射方向に吸引するエア吸引手段を設けた請求
    項7〜12のいずれかに記載の樹脂製チューブの製造装
    置。
  14. 【請求項14】 送り機構を、当て外当てリングより下
    流側において、樹脂製チューブの両側端部が丸まるよう
    にして、その中間部を両側方より挟むとともに、長さを
    樹脂製チューブの折り幅より小とした1対のピンチロー
    ラと、このいずれかのピンチローラを回転させる駆動手
    段とにより形成した請求項7〜13のいずれかに記載の
    樹脂製チューブの製造装置。
  15. 【請求項15】 環状ダイの軸線の延長線上に設けた支
    持杆の先端に、ピンチローラの上流側においてそれと同
    一方法を向く腕杆を固着し、該腕杆の両端に、樹脂製チ
    ューブをピンチローラと同一方向に押し拡げるととも
    に、その両側端が丸まるようにガイドする1対のガイド
    片を設けた請求項14記載の樹脂製チューブの製造装
    置。
  16. 【請求項16】 ガイド片の断面形状を、ピンチローラ
    の外側において樹脂製チューブが自然に丸まる形状に近
    い形状とした請求項15記載の樹脂製チューブの製造装
    置。
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