JP2002238526A - 栗の鬼皮渋皮冷凍一斉剥離法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 往来、栗の鬼皮渋皮の剥離にはナイフ、ハサ
ミ等の刃物を何度も用い、鬼皮の後に渋皮の剥離と二度
手間であった。 【解決手段】 栗を冷凍し解凍することによって、鬼皮
渋皮２枚同時の剥離が可能になった。解凍時にも鬼皮下
部を薄く切り落とすだけで、鬼皮が簡単に剥離できるよ
うになった。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、栗の鬼皮渋皮を一
斉に剥離する方法に関するものである。

【０００２】

【往来の技術】ナイフや専用ハサミ等を用い、鬼皮を剥
いた後に渋皮を別に剥いていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、渋皮は
剥がれにくく、ナイフ・ハサミ等による剥離作業は危険
かつ作業効率も低い、その上、鬼皮渋皮で二度手間であ
るという問題点がある。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】本発明は、栗が木から落ち
る前に採集し、鬼皮とイガの接合していた部分が褐色に
変化する前に冷凍、解凍し鬼皮下部を薄く切り落とすこ
とにより、鬼皮と共に渋皮が一気に剥離できるという、
上記課題を解決したものである。

【０００５】

【実施例】本発明で用いる栗は、木から落ちる前のイガ
栗図１であり、完熟した物ではない。その定義は、図２
ａに示されているイガと鬼皮の先着部分が褐色に変化す
る前とする。

【０００６】手段３冷凍は、イガのままの栗図１を木か
ら採集し、イガから取り出した後、冷凍保存する。

【０００７】手段４解凍は、冷凍から取り出し解凍する
場合、どのような手段でも良いが湯水等を用いると作業
効率が上がる。

【０００８】手段５切開は、鬼皮下部の図２ｂあたりを
薄くナイフ等で切り落とす。

【０００９】手段６剥離は、切り落とした部分から、鬼
皮渋皮共に同時に剥離できる。これで作業は完了する。

【００１０】

【発明の効果】以上のように、請求項１の発明により、
鬼皮渋皮の果実からの剥離作業は簡単に行えるようにな
るが、請求項２、請求項３の要素を加えることで更に作
業効率の向上が望め、ナイフ等刃物の使用回数も抑える
事ができ、作業の安全性の向上も期待できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 イガ栗の全体図

【図２】 鬼皮の全体図

【符号の説明】

ａ・・・イガと鬼皮との先着部分 ｂ・・・手段５切開で薄く切り落とす部分

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】剥がれにくい栗の渋皮を冷凍することによ
   り鬼皮と共に剥離する手段。
2. 【請求項２】栗が木から落ちる前にイガのまま採集して
   鬼皮のイガとの接着部分が褐色に変色する前に冷凍する
   ことを特徴とした方法。
3. 【請求項３】冷凍後の解凍し、前述の先着部分を薄くナ
   イフ等で切り落とし、鬼皮渋皮二枚同時に剥離する方
   法。