JP2002237775A - 応答回線割り当て方法 - Google Patents

応答回線割り当て方法

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JP2002237775A JP2001033542A JP2001033542A JP2002237775A JP 2002237775 A JP2002237775 A JP 2002237775A JP 2001033542 A JP2001033542 A JP 2001033542A JP 2001033542 A JP2001033542 A JP 2001033542A JP 2002237775 A JP2002237775 A JP 2002237775A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は多数のユーザ局に応答回線を割り当
てる場合に応答信号の集中を回避するとともに応答回線
の周波数容量やタイムスロット数を低減するための応答
回線割り当て方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 センタ局は、応答信号の送出に関する複
数ユーザ局間の相関度合いを把握し、利用する通信シス
テムで許容可能な複数ユーザ局からの同時送出信号数K
を把握し、応答信号の送出に関して複数ユーザ局間の相
関がないとみなした場合には、最大でKの任意のユーザ
局をまとめて1つのグループを構成するとともに、Kを
超えるユーザ局が存在する場合には複数のグループを構
成して各々のユーザ局をいずれか1つのグループに割り
当て、前記グループのそれぞれについて1つの応答回線
を割り当て、前記ユーザ局は自局が含まれるグループに
割り当てられた応答回線で応答信号を送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つのセンタ局と
複数のユーザ局とが存在し、前記センタ局と複数のユー
ザ局との間で無線通信回線を介して通信が可能な通信シ
ステムを用いるとともに、センタ局が複数のユーザ局に
対して問い合わせ信号を一斉に配信し、各々のユーザ局
は自局が特定の条件に適合する場合に、前記問い合わせ
信号に対する応答信号を割り当てられた無線通信回線を
介して前記センタ局宛に送出する通信システムを用い、
前記応答信号を送出するための応答回線を前記ユーザ局
に割り当てるための応答回線割り当て方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、1つのセンタ局が多数のユーザ
局に対して1つの無線通信回線を用いて同じデータを一
斉に配信する場合には、全てのユーザ局が正しくデータ
を受信できるとは限らない。従って、データを正しく受
信できなかったユーザ局に対してはデータの再送を行う
必要がある。
【0003】そのような再送制御を行う場合には、再送
をすべきか否かを識別するためにセンタ局では各々のユ
ーザ局がデータを受信できたか否かを確認しなければな
らない。そこで、一般的にはセンタ局がユーザ局に対し
て応答用の回線を割り当て、センタ局が多数のユーザ局
に対して問い合わせ信号を一斉に配信し、各ユーザ局で
は割り当てられた回線を用いてデータの受信状況などを
表す応答信号を送信する。
【0004】このような無線通信を行う場合、センタ局
から各ユーザ局への間合せ信号の配信については、同一
周波数の単一の下り回線だけを用いて、複数ユーザ局に
対して一斉に配信可能である。しかし、各ユーザ局がセ
ンタ局に応答信号を送信するために利用する上り回線に
ついては、ユーザ局毎に独立した回線あるいは複数ユー
ザ局間で共通な回線を用意する必要がある。
【0005】各々のユーザ局に上り回線の応答回線を割
り当てる方式としては、図12に示すような周波数分割
多元接続(FDMA)及び図13に示すような時分割多
元接続(TDMA)がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】各々のユーザ局に個別
に応答回線を割り当てる場合には、各々のユーザ局の応
答内容をセンタ局でそれぞれ管理することができる。し
かしながら、ユーザ局数が増加するに従い所要応答回線
数が増加し、周波数容量や応答所要時間が増大する問題
がある。
【0007】そこで、同じ上り回線を複数ユーザ局に同
時に割り当て、ユーザ局は割り当てられた共通の上り回
線を利用して応答信号を送信するのが望ましい。これは
応答回線数を削減するのに効果的である。しかし、複数
のユーザ局が同一の応答回線を利用して応答信号を送出
する場合には、センタ局や無線中継器の安全性を考慮し
て応答信号の集中を回避する必要がある。
【0008】例えば、通信衛星で信号を中継して無線通
信を行う場合には、通信衛星がユーザ局から受信する受
信電力の総和を考慮する必要がある。通信衛星の許容可
能な受信電力は規定されているので、多数のユーザ局が
同時に応答信号を送信すると通信衛星の受信電力の総和
が許容値を超えてしまう。受信電力の総和が許容値を超
えると、衛星に故障が発生したり他の周波数帯の回線に
悪影響が現れる。
【0009】本発明は、上記のような通信システムを用
いて多数のユーザ局に応答回線を割り当てる場合に、応
答信号の集中を回避するとともに、応答回線の周波数容
量やタイムスロット数を低減するための応答回線割り当
て方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1は、1つのセン
タ局と複数のユーザ局とが存在し、前記センタ局と複数
のユーザ局との間で無線通信回線を介して通信が可能な
通信システムを用いるとともに、センタ局が複数のユー
ザ局に対して問い合わせ信号を一斉に配信し、各々のユ
ーザ局は自局が特定の条件に適合する場合に、前記問い
合わせ信号に対する応答信号を割り当てられた無線通信
回線を介して前記センタ局宛に送出する通信システムを
用い、前記応答信号を送出するための応答回線を前記ユ
ーザ局に割り当てるための応答回線割り当て方法であっ
て、前記センタ局は、前記応答信号の送出に関する複数
ユーザ局間の相関度合いを把握し、利用する通信システ
ムで許容可能な複数ユーザ局からの同時送出信号数Kを
把握し、応答信号の送出に関して複数ユーザ局間の相関
がないとみなした場合には、最大でKの任意のユーザ局
をまとめて1つのグループを構成するとともに、Kを超
えるユーザ局が存在する場合には複数のグループを構成
して各々のユーザ局をいずれか1つのグループに割り当
て、前記グループのそれぞれについて1つの応答回線を
割り当て、前記ユーザ局は自局が含まれるグループに割
り当てられた応答回線で応答信号を送出することを特徴
とする。
【0011】請求項1では、ユーザ局へ応答回線を割り
当てるために、まず応答信号の送出に関する複数ユーザ
局間の相関度合いを把握する。複数のユーザ局間で相関
がない場合には、いずれのユーザ局が応答信号を送出す
るのかを予測することができない。そこで、相関がない
場合には、利用する通信システムで許容可能な複数ユー
ザ局からの同時送出信号数Kを考慮して、1グループあ
たりのユーザ局の最大数を規制する。
【0012】各々のユーザ局はいずれかのグループに割
り当てられる。ユーザ局間の相関がないので、この場合
には任意のユーザ局を選択して各々のグループに割り当
てることができる。従って、ユーザ局の総数と同時送出
信号数Kとでグループの数が決定される。各々のグルー
プにK以下の多くのユーザ局を割り当てることにより、
グループの数を減らすことができる。
【0013】それぞれのグループには応答回線が1つず
つ割り当てられる。従って、同じグループに含まれる複
数のユーザ局は互いに共通の応答回線を利用して応答信
号を同時に送出することができる。
【0014】1つの応答回線における応答信号送出数は
最大でKになるので、信号の集中を回避することができ
る。また、複数ユーザ局に同時に同一の応答回線を割り
当てるので、確保する通信回線が低減される。請求項2
は、1つのセンタ局と複数のユーザ局とが存在し、前記
センタ局と複数のユーザ局との間で無線通信回線を介し
て通信が可能な通信システムを用いるとともに、センタ
局が複数のユーザ局に対して問い合わせ信号を一斉に配
信し、各々のユーザ局は自局が特定の条件に適合する場
合に、前記問い合わせ信号に対する応答信号を割り当て
られた無線通信回線を介して前記センタ局宛に送出する
通信システムを用い、前記応答信号を送出するための応
答回線を前記ユーザ局に割り当てるための応答回線割り
当て方法であって、前記センタ局は、前記応答信号の送
出に関する複数ユーザ局間の相関度合いを把握し、利用
する通信システムで許容可能な複数ユーザ局からの同時
送出信号数Kを把握し、応答信号の送出に関して複数ユ
ーザ局間で相関が高いとみなした場合には、前記相関の
高いユーザ局同士をまとめたサブグループを複数構成す
るとともに、ユーザ局同士の相関がサブグループ間で独
立になるように各ユーザ局を各サブグループに割り当
て、構成したサブグループの数Wと全サブグループのう
ち同時に応答信号を送出するサブグループの最大数Lと
を把握し、(L≦K)の場合には、各サブグループから
最大で(K/L)のユーザ局を選択して1つのグループ
を構成し、(L>K)の場合には、各サブグループから
平均で(K/L)のユーザ局を選択して1つのグループ
を構成し、複数のグループを構成して各々のユーザ局を
いずれか1つのグループに割り当て、前記グループのそ
れぞれについて1つの応答回線を割り当て、前記ユーザ
局は自局が含まれるグループに割り当てられた応答回線
で応答信号を送出することを特徴とする。
【0015】請求項2では、ユーザ局へ応答回線を割り
当てるために、まず応答信号の送出に関する複数ユーザ
局間の相関度合いを把握する。相関の高いユーザ局同士
の間では、ほぼ同じような条件で応答信号を送出すると
考えることができる。そこで、複数のユーザ局間で相関
が高い場合には、同じような条件で応答信号を送出する
複数のユーザ局同士を集めてサブグループを構成する。
また、サブグループ同士の間では応答信号を送出する条
件が独立になるようにユーザ局を相関に応じてサブグル
ープに割り当てる。
【0016】従って、同じサブグループ内では全てのユ
ーザ局がほぼ同じ条件で応答信号を送出し、異なるサブ
グループに割り当てられた複数のユーザ局は互いに異な
る条件で応答信号を送出すると考えられる。すなわち、
あるサブグループのユーザ局が応答信号を送出する状況
において、その状況は他のサブグループにおける応答信
号の送出に影響を与えない。
【0017】また、同じサブグループ内では全てのユー
ザ局がほぼ同じ条件で応答信号を送出するので、全サブ
グループのうち同時に応答信号を送出するサブグループ
の最大数L及びサブグループ数Wを把握することができ
る。すなわち、最大でL個のサブグループに所属するユ
ーザ局のほとんどが応答信号を送出すると予想できる。
逆に、その他の(W−L)個のサブグループに所属する
ユーザ局のほとんどは応答信号を送出しないと予想でき
る。
【0018】従って、応答信号を送出するサブグループ
のユーザ局と応答信号を送出しないサブグループのユー
ザ局とを組み合わせてグループを構成すれば、1グルー
プあたりの収容ユーザ局数を拡大することが可能とな
る。また、あらゆる場合において収容ユーザ局数を拡大
するためには、全サブグループの各々から複数ユーザ局
を選出して1グループを構成するのが効果的である。
【0019】システムで許容する同時送出信号数Kを考
慮して、Lサブグループからそれぞれ最大(平均)K/
Lユーザ局を選択すると、応答信号を送出するL個のサ
ブグループが変動してもシステムの許容範囲に抑制でき
るので応答確認時点毎に応答信号を送出するサブグルー
プを把握する必要がなくなる。そのほかに、応答信号を
送出しない(W−L)サブグループからも同様に最大
(平均)K/Lユーザ局を選択して1グループを構成す
る。これにより1グループあたり最大(K・W/L)ユ
ーザ局を収容可能となる。
【0020】前記センタ局が全ユーザ局をいずれかのグ
ループに割り当て、各々のグループ毎に応答回線を割り
当てることで、1つの応答回線における応答信号送出数
は最大でKに抑制され送出信号の集中を回避できる。ま
た、グループ当りの収容ユーザ局数を拡大することで、
確保する応答用の通信回線をさらに低減可能となる。請
求項3は、1つのセンタ局と複数のユーザ局とが存在
し、前記センタ局と複数のユーザ局との間で無線通信回
線を介して通信が可能な通信システムを用いるととも
に、センタ局が複数のユーザ局に対して問い合わせ信号
を一斉に配信し、各々のユーザ局は自局が特定の条件に
適合する場合に、前記問い合わせ信号に対する応答信号
を割り当てられた無線通信回線を介して前記センタ局宛
に送出する通信システムを用い、前記応答信号を送出す
るための応答回線を前記ユーザ局に割り当てるための応
答回線割り当て方法であって、前記センタ局は、前記応
答信号の送出に関する複数ユーザ局間の相関度合いを把
握し、利用する通信システムで許容可能な複数ユーザ局
からの同時送出信号数Kを把握し、応答信号の送出に関
して複数ユーザ局間で相関が高いとみなした場合には、
前記相関の高いユーザ局同士をまとめたサブグループを
複数構成するとともに、サブグループ間でのユーザ局同
士の一部相関を許容するように各ユーザ局を各サブグル
ープに割り当て、構成したサブグループの数Wと全サブ
グループのうち同時に応答信号を送出するサブグループ
の最大数Lとを把握し、(L≦K)の場合には、複数の
サブグループから同時に応答信号が送出される可能性を
表すマージンαを考慮して、各サブグループから最大で
(K/L−α)のユーザ局を選択して1つのグループを
構成し、(L>K)の場合には、複数のサブグループか
ら同時に応答信号が送出される可能性を表すマージンα
を考慮して、各サブグループから平均で(K/L−α)
のユーザ局を選択して1つのグループを構成し、複数の
グループを構成して各々のユーザ局をいずれか1つのグ
ループに割り当て、前記グループのそれぞれについて1
つの応答回線を割り当て、前記ユーザ局は自局が含まれ
るグループに割り当てられた応答回線で応答信号を送出
することを特徴とする。
【0021】請求項3では、請求項2と同様に、ユーザ
局へ応答回線を割り当てるために、まず応答信号の送出
に関する複数ユーザ局間の相関度合いを把握する。相関
の高いユーザ局同士の間では、ほぼ同じような条件で応
答信号を送出すると考えることができる。そこで、複数
のユーザ局間で相関が高い場合には、同じような条件で
応答信号を送出する複数のユーザ局同士を集めてサブグ
ループを構成する。また、サブグループ同士の間では応
答信号を送出する条件に一部相関が生じる場合も許容す
るように各ユーザ局を相関に応じてサブグループに割り
当てる。
【0022】従って、同じサブグループ内では全てのユ
ーザ局がほぼ同じ条件で応答信号を送出する。また、異
なるサブグループに割り当てられた複数のユーザ局の間
には応答信号の送出条件に一部相関が現れるので、ある
サブグループで応答信号を送出する場合に、頻度は少な
いがその状況がほかのサブグループに影響することを考
慮する必要性がある。一方、サブグループの構成が簡易
になる。
【0023】また、同じサブグループ内では全てのユー
ザ局がほぼ同じ条件で応答信号を送出するので、全サブ
グループのうち同時に応答信号を送出するサブグループ
の最大数L及びサブグループ数Wを把握することができ
る。すなわち、最大L個のサブグループに所属するユー
ザ局のほとんどが応答信号を送出すると予想できる。逆
に、その他の(W−L)個のサブグループに所属するユ
ーザ局のほとんどは応答信号を送出しないと予想でき
る。
【0024】従って、応答信号を送出するサブグループ
のユーザ局と応答信号を送出しないサブグループのユー
ザ局とを組み合わせてグループを構成すれば、1グルー
プあたりの収容ユーザ局数を拡大することが可能とな
る。また、あらゆる場合において収容ユーザ局数を拡大
するためには、全サブグループの各々から複数ユーザ局
を選出して1グループを構成することが効果的である。
【0025】システムで許容する同時送出信号数Kと他
のサブグループから応答信号が送出される可能性(マー
ジンα)を考慮し、Lサブグループからそれぞれ最大
(平均)(K/L−α)ユーザ局を選択すると、応答信
号を送出するL個のサブグループが変動してもシステム
の許容範囲に抑制できるので応答確認時点毎に応答信号
を送出するサブグループを把握する必要がなくなる。
【0026】そのほかに、応答信号を送出しない(W−
L)サブグループからも同様に最大(平均)(K/L一
α)ユーザ局を選択し、1グループとして構成する。こ
れにより1グループあたり最大(K/L一α)・Wユー
ザ局を収容可能になる。前記センタ局が全ユーザ局をい
ずれかのグループに割り当て、このグループ毎に1つず
つの応答回線を割り当てることで、1応答回線における
応答信号送出数は最大でKに抑制され、送出信号の集中
が回避される。また、グループあたりの収容ユーザ局数
を拡大することで、確保する応答用の通信回線をさらに
低減可能となる。
【0027】請求項4は、1つのセンタ局と複数のユー
ザ局とが存在し、前記センタ局と複数のユーザ局との間
で無線通信回線を介して通信が可能な通信システムを用
いるとともに、センタ局が複数のユーザ局に対して問い
合わせ信号を一斉に配信し、各々のユーザ局は自局が特
定の条件に適合する場合に、前記問い合わせ信号に対す
る応答信号を割り当てられた無線通信回線を介して前記
センタ局宛に送出する通信システムを用い、前記応答信
号を送出するための応答回線を前記ユーザ局に割り当て
るための応答回線割り当て方法であって、前記センタ局
は、前記応答信号の送出に関する複数ユーザ局間の相関
度合いを把握し、利用する通信システムで許容可能な複
数ユーザ局からの同時送出信号数Kを把握し、応答信号
の送出条件が複数ユーザ局間で一致するとみなした場合
には、応答信号の送出条件が一致する複数ユーザ局同士
をまとめたサブグループを複数構成し、構成したサブグ
ループの数Wと全サブグループのうち同時に応答信号を
送出するサブグループ及びその最大数Lとを把握し、各
々のサブグループについてそれに含まれる1つのユーザ
局を代表応答局として選択し、(L≦K)の場合には、
各サブグループの代表応答局をまとめて1つのグループ
を構成し、(L>K)の場合には、各サブグループの代
表応答局について最大でK局をまとめて1つのグループ
を構成するとともに、複数のグループを構成して全ての
代表応答局をいずれかのグループに割り当て、前記グル
ープのそれぞれについて1つの応答回線を割り当て、前
記ユーザ局は自局が代表応答局である場合に自局が含ま
れるグループに割り当てられた応答回線で応答信号を送
出することを特徴とする。
【0028】請求項4では、ユーザ局へ応答回線を割り
当てるために、まず応答信号の送出に関する複数ユーザ
局間の相関度合いを把握する。応答信号の送出条件が完
全に一致する複数のユーザ局を同じサブグループに割り
当てることにより、サブグループの中では応答信号の送
出に関する全てのユーザ局の動作を1つのユーザ局の動
作に置き換えて考えることができる。そこで、各々のサ
ブグループにおいて複数のユーザ局群の中から1局を代
表応答局として選択する。
【0029】代表応答局が送信する応答信号の内容は、
同じサブグループに属する他のユーザ局の応答内容を反
映する。従って、各々のサブグループにおいて代表応答
局以外のユーザ局が応答信号を送出しなくても、センタ
局ではそのサブグループに含まれる全てのユーザ局の応
答内容を把握することができる。そこで、各々のサブグ
ループについて代表応答局のみが応答信号を送出する場
合を想定してセンタ局では応答回線の割り当てを行う。
【0030】すなわち、同時に応答信号を送出するサブ
グループ数Lが、システムが許容する同時信号送出数K
以下の場合には各代表応答局をまとめて同じ1つのグル
ープに割り当てる。また、同時に応答信号を送出するサ
ブグループ数LがKより多い場合には、各代表応答局を
最大K局だけまとめて1つのグループに割り当てて複数
のグループを構成する。
【0031】そして、代表応答局のみが応答信号を送出
する可能性があるのでグループ毎に1つずつ応答回線を
割り当てる。この場合、応答回線における応答信号送出
数は最大Kになるので送出信号の集中を回避できる。ま
た、代表応答局だけをグループに割り当てるのでグルー
プ数を削減でき、確保する応答用の通信回線をさらに低
減できる。
【0032】請求項5は、請求項1,請求項2,請求項
3及び請求項4のいずれか1つの応答回線割り当て方法
において、前記センタ局は各ユーザ局の位置情報に基づ
いて複数ユーザ局間の相関度合いを把握することを特徴
とする。例えば、センタ局が多数のユーザ局に対して同
じデータを一斉に配信する場合に、各々のユーザ局がデ
ータを正しく受信できない確率について考えると、伝搬
中の電波の減衰量が気象条件などの影響によって確率が
大きく変化する可能性が高い。また、降雨などの気象条
件はユーザ局の位置に応じて変化するので、例えば互い
に位置が接近している複数のユーザ局の場合には、デー
タを正しく受信できない確率についてのユーザ局間の相
関が非常に高くなる。
【0033】請求項5においては、センタ局では、各ユ
ーザ局の位置情報を調べることにより複数ユーザ局間の
相関度合いを把握することができる。請求項6は、請求
項5の応答回線割り当て方法において、前記センタ局は
降雨に関する地域間の相関を表す情報及び各ユーザ局の
位置情報に基づいて複数ユーザ局間の相関度合いを把握
することを特徴とする。
【0034】例えば、降雨のような気象条件は地形など
の影響によって地域間で常に違いが生じる場合もある
し、地域間の距離が離れてもそれらの地域で常に同じ傾
向を示す場合もある。従って、複数のユーザ局の受信状
態には、各々のユーザ局が存在する位置の地域間の相関
の影響が現れる。請求項6においては、降雨に関する地
域間の相関を表す情報及び各ユーザ局の位置情報を調べ
ることにより、センタ局では複数ユーザ局間の相関度合
いを把握することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の応答回線割り当て方法の
1つの実施の形態について、図1〜図11を参照して説
明する。この形態は全ての請求項に対応する。図1〜図
3はセンタ局の動作を示すフローチャートである。図4
は通信システムのネットワークの構成例を示すブロック
図である。図5は応答信号の送信例を示すブロック図で
ある。図6は各ユーザ局の動作を示すフローチャートで
ある。図7は通信プロトコルの例を示すシーケンス図で
ある。図8〜図11はユーザ局のグループの構成例を示
す斜視図である。
【0036】この形態では、具体例として図4に示すよ
うに中継器として衛星を利用する無線通信システムを用
いる場合を想定している。また、図7に示すような通信
プロトコルを用いる場合を想定している。センタ局10
は、図7のステップS103で複数のユーザ局30に対
して同じデータ(Data)を同報配信する。このデー
タは、図4に示すフォワード回線を利用して配信され
る。
【0037】また、センタ局10は各ユーザ局がデータ
の受信に失敗したか否かを確認するために、ステップS
104で不達確認要求信号(ConNAK:グループ識
別IDを含む)を予め定めたグループ毎に一斉に配信す
る。図7の例では、ユーザ局(1,GA)及びユーザ局
(2,GA)はグループ(A)に属し、ユーザ局(3,
GB)はグループ(B)に属す場合を想定しているの
で、グループ(A)に対する不達確認要求信号(Con
NAK(A))はユーザ局(1,GA)及びユーザ局
(2,GA)に届き、グループ(B)に対する不達確認
要求信号(ConNAK(B))はユーザ局(3,GB)
に届く。
【0038】各ユーザ局30では、データ(Data)
の受信に失敗した場合には、不達確認要求信号(Con
NAK)に対して受信失敗を示す応答信号(SatNA
K)をセンタ局10に送出する。
【0039】この応答信号(SatNAK)は、図4に
示すバックワード回線を用いて、例えば図5に示すよう
に送信される。図5の例では、ユーザ局30(1),3
0(2)がデータの受信に失敗し、ユーザ局30(3)
はデータの受信に成功しているので、ユーザ局30
(1),30(2)が不達の応答信号を送出する。デー
タの受信に成功したユーザ局30(3)は、応答信号を
送出しない。
【0040】すなわち、各ユーザ局30においては図6
に示す動作が行われる。図6における問い合わせ信号
は、図7の不達確認要求信号(ConNAK)に対応す
る。ところで、全てのユーザ局に正しくデータを配信す
るためには、センタ局は各々のユーザ局30が受信に失
敗したか否かを確認し、受信の失敗を検出した場合には
データの再送を行う必要がある。
【0041】ユーザ局30のそれぞれの受信状態を個別
に確認するためには、それぞれのユーザ局30に対し
て、応答信号(SatNAK)を送出するための回線を
割り当てなければならない。しかしながら、データを配
信すべきユーザ局30の数に比例して確保すべき回線の
数が増えてしまう。そこで、応答信号(SatNAK)
を送出するための回線を複数のユーザ局30に共通に割
り当てるのが望ましい。これにより、回線の数を減らす
ことができる。
【0042】例えば、3つのユーザ局30(1),30
(2),30(3)が存在する場合には、ユーザ局30
(1)のみががデータの受信に失敗した場合と、ユーザ
局30(1),30(2)がデータの受信に失敗した場
合と、ユーザ局30(1),30(2),30(3)の
全てがデータの受信に失敗した場合のいずれであっても
センタ局10はデータの再送を行う必要がある。
【0043】つまり、ユーザ局30(1),30
(2),30(3)の少なくとも1つがデータの受信に
失敗したのか否かを確認できればよいので、ユーザ局3
0(1),30(2),30(3)に1つの回線を共通
に割り当てた場合であっても、センタ局10では応答信
号(SatNAK)の有無、すなわちデータの再送を行
うか否かを判断することができる。
【0044】但し、データを配信すべきユーザ局30の
数が多い場合には、全てのユーザ局30に同じ回線を割
り当てることはできない。すなわち、センタ局や無線中
継器の安全性を考慮して応答信号の集中を回避する必要
がある。例えば、通信衛星で信号を中継して無線通信を
行う場合には、通信衛星がユーザ局から受信する受信電
力の総和を考慮する必要がある。通信衛星の許容可能な
受信電力は規定されているが、多数のユーザ局が同時に
応答信号を送信すると通信衛星の受信電力の総和が許容
値を超えてしまう。受信電力の総和が許容値を超える
と、衛星に故障が発生したり他の周波数帯の回線に悪影
響が現れる。
【0045】そこで、多数のユーザ局30が存在する場
合には、それらを複数のグループに区分し、グループ毎
に独立した回線を応答信号(SatNAK)の送信のた
めに割り当てる。すなわち、センタ局10は図7のステ
ップS101でデータ配信対象の全てのユーザ局30を
複数グループに区分する。その結果を、センタ局10は
ステップS102でユーザグループ情報(UserG
r)として送信する。各ユーザ局30は、受信したユー
ザグループ情報(UserGr)の内容から自局が属す
るグループ(ユーザグループ)を認識することができ
る。
【0046】これにより、ユーザ局30に対してグルー
プ毎に応答信号(SatNAK)の送信のための回線
(バックワード回線)を割り当てることができる。各ユ
ーザ局30では、図6に示す処理を実行するのでデータ
を正しく受信できなかった場合のみ、問い合わせ信号
(不達確認要求信号:ConNAK)に対して応答信号
(SatNAK)を送出する。
【0047】なお、図7の例ではTDMAで複数の回線
を割り当てる場合を想定しているので、各グループの回
線は互いに異なるタイムスロットに割り当てられる。F
DMAの場合には、各グループの回線は互いに異なる周
波数に割り当てられる。図7の例では、センタ局10は
不達確認要求信号(ConNAK)をユーザグループ毎
に生成しグループ毎に順次に配信している。
【0048】各ユーザ局30では、不達確認要求信号
(ConNAK)を受信すると、それがどのユーザグル
ープに対応するものかを認識し、自局が属するユーザグ
ループに対する不達確認要求信号(ConNAK)を受
信した場合には、応答信号(SatNAK)を送出す
る。もちろん、データの受信に成功した場合には応答信
号(SatNAK)は送出しない。
【0049】図7の例では、グループ(A)に割り当て
られたユーザ局30(1,GA)及びユーザ局30
(2,GB)がデータの受信に失敗し(×で示す)、グ
ループ(B)に割り当てられたユーザ局30(3,G
B)がデータの受信に成功している(○で示す)ので、
ユーザ局30(1,GA)及びユーザ局30(2,G
B)が、不達確認要求信号(ConNAK)を受信した
時に応答信号(SatNAK)を送出している。
【0050】センタ局10では、ステップS104の各
タイミング(タイムスロット)で受信した応答信号(S
atNAK)をステップS105で解析して、グループ
毎にユーザ局30がデータ受信に失敗したか否かを識別
する。また、センタ局10は少なくとも1つのグループ
についてデータ受信の失敗を検出した場合には、全体の
受信結果として受信失敗であるとみなす。そして、受信
失敗の場合にはステップS106でデータの再送を実行
する。
【0051】図7において、センタ局10がステップS
101で実行する処理の詳細は図1,図2及び図3に示
されている。すなわち、図1,図2及び図3に示す処理
によって各ユーザ局30は各グループに割り当てられ
る。図1,図2及び図3の処理の内容について以下に説
明する。
【0052】ステップS10では、利用しているシステ
ムで許容できる同時送出信号数(K)を取得する。この
同時送出信号数(K)は、同じ1つのバックワード回線
に対して同時に信号を送出可能なユーザ局30の数を表
している。この同時送出信号数(K)は、例えば衛星の
受信機に入力可能な受信電力の最大値によって決定され
る。従って、同時送出信号数(K)としては予め定めた
定数を利用すればよい。
【0053】ステップS11では、まずユーザDB11
から各ユーザ局の情報を取得する。ユーザDB11に
は、データ配信対象のユーザ局30毎に、ユーザ局位置
の情報などが予め登録されている。また、相関DB12
を参照してユーザ局間の相関度合いを調べる。相関DB
12には、この例では地域ごとの降雨状況に関する相関
度合いを表す情報が予め登録されている。例えば、過去
の降雨データを分析することにより、データ配信のサー
ビス地域(例えば日本全土)の降雨発生状況の傾向を調
べることができる。つまり、1つの地域と他の特定の地
域との間で同時に降雨状態になりやすいなどの傾向に関
する地域間の相関関係を予め調べて相関DB12に登録
しておくことができる。
【0054】ユーザDB11から得られた各ユーザ局3
0の位置情報と、相関DB12の内容とを調べることに
より、複数のユーザ局30の間の相関度合いを認識する
ことができる。例えば、降雨状態になると、センタ局1
0とユーザ局30との間で伝搬する電波の減衰量が大き
くなるので、データ受信の失敗が発生しやすくなる。デ
ータ受信に失敗したユーザ局30は応答信号(SatN
AK)を送出する。
【0055】すなわち、センタ局10が認識する複数の
ユーザ局30の間の相関度合いは、応答信号(SatN
AK)の送出の有無について予想されるユーザ局30間
の相関を表している。
【0056】図8の例では、データ配信対象のユーザ局
30として28局が配信エリア内に存在し、配信エリア
内の各地域で、降雨などを原因とするユーザ局30間の
相関がない場合を想定している。図8のような条件にお
いては、センタ局10は「相関なし」とみなして図1の
ステップS11からS12に進む。この場合には、デー
タ配信対象の全てのユーザ局30が同じ確率でデータ受
信に失敗すると考えることができる。
【0057】データ受信に失敗する確率が低い場合に
は、全てのユーザ局から送出される応答信号(SatN
AK)の数は少なくなる。しかし、データ受信に失敗す
る確率が高いと、多数のユーザ局30が同時に同じ回線
に対して応答信号(SatNAK)を送出することにな
り、応答信号の集中によりセンタ局10や中継装置にお
いて受信電力が過大になるなどの問題が発生する。
【0058】そこで、この例では多数のユーザ局30を
複数のグループに区分して、グループ毎に応答信号(S
atNAK)を送出するための回線を割り当てる。これ
により、応答信号が集中する状況であっても、センタ局
10無線回線の中継装置への負荷を分散することができ
る。ステップS12では、複数のユーザ局30同士の間
にデータ受信失敗の相関がない場合を想定しているの
で、全てのユーザ局30の中から任意のユーザ局30を
抽出し、複数のユーザ局30をまとめて1つのグループ
に割り当てる。
【0059】それぞれのグループに割り当てるユーザ局
30の数は、最大でK局に制限する。すなわち、1つの
グループに割り当てたユーザ局30の数がK局に達した
場合には、残りのユーザ局30を割り当てるための新た
なグループを作成する。そして、全てのユーザ局30を
いずれかのグループに割り当てるまでステップS12の
処理を繰り返す。
【0060】図8の例では、ステップS12の処理によ
って7つのグループG1〜G7が構成され、グループG
1〜G7のそれぞれに4つのユーザ局30が含まれるよ
うに各ユーザ局30が割り当てられている。この例で
は、システムが許容可能な同時送出信号数(K)が4の
場合を想定している。すなわち、1つのグループに含ま
れる全てのユーザ局30が同時にデータ受信に失敗する
最悪の状況を想定し、1グループあたりのユーザ局30
の数を制限してある。
【0061】図1のステップS13では、問い合わせ信
号(ConNAK)を一斉に配信する。また、ステップ
S14ではグループ毎に1つの応答用の回線を割り当て
る。データ受信に失敗したユーザ局30では、自局が属
するグループに割り当てられたグループ内で共通の回線
を利用して応答信号(SatNAK)を送出する。図1
のステップS15では、ユーザ局30からの応答信号に
応じた処理を実行する。すなわち、少なくとも1つのグ
ループに割り当てた回線でユーザ局30からの応答信号
(SatNAK)を検出した場合には、データの再送を
行う。
【0062】図8の例では、28局のユーザ局30が7
つのグループに区分されているので、7つの独立した回
線が応答信号(SatNAK)の送出用に割り当てられ
る。各々の回線でセンタ局10及び中継装置が同時に受
信する応答信号(SatNAK)の数は最大でも4に制
限されるので、センタ局10及び中継装置の動作に悪影
響が現れることはない。
【0063】図8の例では、それぞれのユーザ局30に
1つずつ回線を割り当てる場合と比べて、確保すべき回
線の数を1/4に削減することができる。例えば、図5
に示すようなシステムを利用してデータ配信に衛星回線
を利用する場合には降雨の影響を受けるので、降雨によ
ってデータ受信の失敗が発生することが考えられる。
【0064】ある1地点で降雨による受信失敗が発生す
る場合には、近隣地点でも同様に降雨である確率が高
く、遠く離れるほど同時に降雨となる確率は低くなる。
また、ある1地点が降雨である場合に、その地点からか
なり離れた地点でも降雨である可能性もある。しかし、
互いに距離の離れた2地点が同時に降雨となる確率は一
般的な傾向としては低くなる。
【0065】従って、少なくとも互いに近い位置に存在
する複数のユーザ局30の間には何らかの相関が発生す
る。この例では、複数のユーザ局30間の相関が高いと
判断した場合には、図2のステップS20からS21に
進む。ステップS21では、様々な状況で受信状態の相
関の高いと考えられるユーザ局30同士をまとめて複数
のサブグループを構成する。例えば、同じ地域に属す
る、すなわち互いに近い距離の範囲に位置するユーザ局
30同士を同じサブグループに区分する。
【0066】例えば、図9の例ではデータの配信エリア
を降雨特性が独立している7つの地域(A,B,C,
D,E,F,G)に区分して管理しているので、各々の
地域に含まれる全てのユーザ局30をその地域に対応す
る1つのサブグループに割り当てることができる。図2
のステップS22では、配信エリア内で形成されたサブ
グループの数W及び同時に応答信号を送出するサブグル
ープの最大数Lの情報を取得する。
【0067】図9の例では、7つの地域(A,B,C,
D,E,F,G)が互いに隣接しており、2つの地域
(A,E)で降雨が発生し、他の地域では晴天である場
合を想定している。また、降雨の地域(A,E)ででは
データ受信時に正しく受信できない事象が発生し、それ
以外の晴天エリアでは全て正しくデータ受信できるもの
とする。
【0068】この場合、2つの地域(A,E)に対応す
る2つのサブグループが同時に応答信号を送出し、他の
地域に属するユーザ局30が応答信号を送出する確率は
低いと考えられるので、ステップS22では同時に応答
信号を送出するサブグループの最大数Lとして2を採用
すればよい。
【0069】また、同じサブグループに属するユーザ局
30同士は、同時に受信に失敗して応答信号を送出する
ことが予測される。そこで、各サブグループに属するユ
ーザ局30の一部同士をまとめて1つのグループに割り
当てる。すなわち、降雨状況が独立なサブグループから
選択したユーザ局同士を1グループにまとめる。これに
より、応答信号の集中を回避するとともに、1グループ
あたりの収容ユーザ局数を拡大することができる。
【0070】(L≦K)の場合には、図2のステップS
24からS25に進み、(L>K)の場合にはステップ
S24からS26に進む。図9の例では、同時送出信号
数Kが4の場合を想定し、L=2であるのでステップS
25を実行する。ステップS25では、それぞれのサブ
グループから最大で(K/L=2)のユーザ局30をそ
れぞれ抽出して1つのグループに割り当てる。
【0071】また、ステップS26ではそれぞれのサブ
グループから平均で(K/L=2)のユーザ局30をそ
れぞれ抽出して1つのグループに割り当てる。図9の例
では、それぞれのサブグループについてその地域に含ま
れる4つのユーザ局30のうち2つのユーザ局30がグ
ループ(1)に割り当てられ、残りの2つのユーザ局3
0が他のグループ(2)に割り当てられるので、2つの
グループ(1,2)が形成される。つまり、1グループ
あたり14のユーザ局30を収容することができ、応答
用の回線として2つの回線だけを用意すればよい。
【0072】図9の例では、各グループに割り当てられ
た応答用の回線には、地域(A)の2局と地域(E)の
2局とが同時に応答信号を送出し、他の地域のユーザ局
30は応答信号を送出しない確率が高いので、1つの回
線に同時に応答信号を送出するユーザ局30の数をシス
テムで許容できる4に制限することができる。このよう
に、各ユーザ局30の位置が属する地域を考慮すること
により、各グループに収容するユーザ局30の数を増や
すことができ、応答用に確保すべき回線を減らすことが
できる。
【0073】ところで、図9の例では地域(A,E)が
降雨状態であり、他の地域は全て晴天状態である場合を
想定している。しかしながら、例えば図10に示すよう
に降雨状態の地域(A,E)に隣接する位置に存在する
ユーザ局30は、晴天状態の地域(B,C,D,F,
G)に属している場合であっても、実際には降雨状態に
なり降雨による信号の減衰によってデータ受信に失敗す
る可能性がでてくる。
【0074】すなわち、降雨状態の地域(A,E)のサ
ブグループとそれらに隣接する地域のサブグループとの
間の降雨状況に関する相関が0ではなくなる。但し、サ
ブグループ間で降雨による信号減衰状況の相関が全くな
くなるようにするためには、各々のサブグループの面積
が大きくなるように地域を分割せざるを得ないので、1
グループに収容できるユーザ局30の数が減ることにな
る。
【0075】そこで、サブグループ間で相関が生じるこ
とを許容して地域(サブグループ)の大きさなどを決定
する。また、サブグループ間の相関によって生じる応答
信号の発生数を予測した結果に基づき各サブグループの
ユーザ局30をグループに割り当てる。サブグループ間
の相関を許容する場合には、図2のステップS23から
S27に進む。ステップS27では、サブグループ間の
相関によって生じる応答信号分を補償するために用いる
マージンα(定数)を取得する。
【0076】そして、(L≦K)の場合にはステップS
28からS29に進み、(L>K)の場合にはステップ
S28からS30に進む。図10の例では、同時送出信
号数Kが4の場合を想定し、L=2であるのでステップ
S29を実行する。ステップS29では、それぞれのサ
ブグループから最大で(K/L−α)のユーザ局30を
それぞれ抽出して1つのグループに割り当てる。
【0077】また、ステップS30ではそれぞれのサブ
グループから平均で(K/L−α)のユーザ局30をそ
れぞれ抽出して1つのグループに割り当てる。ここで、
地域(A)のユーザ局30の全てが受信に失敗する状況
において、地域(A)の中心からS[km]離れた隣接
地域内のユーザ局30も受信に失敗する確率がP以下で
ある場合を想定する。
【0078】図10の例では、グループ分割しない場合
に地域(A)から同時に送出される応答信号数は最大で
4であり、地域(A)に隣接する地域から送出される応
答信号数の最大値は((ユーザ局数(4))・(隣接する晴天
地域の数(5))・P)になる。また、地域(E)から同時
に送出される応答信号数は最大で4であり、地域(E)
に隣接する地域から送出される応答信号数の最大値は
((ユーザ局数(4))・(隣接する晴天地域の数(2))・P)
になる。
【0079】従って、図10の例で降雨地域のサブグル
ープと降雨地域に隣接する地域のサブグループとの間に
小さな相関がある場合を想定すると、同時に送出される
応答信号数Xは次式で求められる。 X=4+4+(4・5・P)+(4・2・P) =4・(2+5・P+2・P) =4・(2+7・P) ここで、(P=0.06)の場合を考えると、(X=
9.68)になる。従って、1グループあたりに収容可
能な1サブグループあたりのユーザ局数は同時降雨地域
数を考慮すると((9.68/4)/2)となりほぼ1.
2局になる。
【0080】つまり、地域(A〜G)のそれぞれから平
均で1.2局のユーザ局30を選択して1つのグループ
に収容することになる。従って、1グループあたりの収
容局数は(1.2・7=8.4)であり、ほぼ8局を1グ
ループに収容できる。図10の例では、28局のユーザ
局30を4つのグループ(1〜4)に区分し、各々のグ
ループに8局のユーザ局30を割り当てている。従っ
て、1パケット信号に対する応答用のバックワード回線
として4回線を用意すればよい。
【0081】ところで、ある1地点で降雨による受信の
失敗が発生する場合、ごく近くに存在する他の地点でも
同様に降雨であると考えられる。また、遠く離れるにし
たがって同時に降雨となる確率は低くなる。また、ある
1地点が降雨である場合に、かなり離れた他の地点でも
降雨である可能性はある。しかし、互いに距離の離れた
2地点で様々な条件で常に降雨となる確率は低い。
【0082】そこで、ここではあらゆる状況において受
信状況が完全に一致すると考えられる地域毎にユーザ局
30のサブグループを形成することを想定する。この場
合、同じサブグループに所属するユーザ局同士は同時に
受信失敗するか又は同時に受信成功することになる。従
って、センタ局10は各々のサブグループに属する1つ
のユーザ局30の受信状態を把握するだけで、同じサブ
グループに属する全てのユーザ局30の受信状態を把握
することができる。つまり、それぞれのサブグループか
ら応答信号を送出するユーザ局30を1つの代表応答局
だけに制限することができる。
【0083】ここでは、同じサブグループ内に存在する
全てのユーザ局30同士の特性が完全一致である場合を
想定しているので、図2のステップS20から図3のS
41に進む。ステップS41では、ユーザ局30間の相
関(距離など)に基づき様々な状況で常に応答内容が完
全に一致するユーザ局30同士をまとめて同じサブグル
ープに割り当てる。
【0084】ステップS42では、配信エリア内で形成
されたサブグループの数W及び同時に応答信号を送出す
るサブグループの最大数Lの情報を取得する。ステップ
S43では、各々のサブグループについて1つのユーザ
局30のみを代表応答局として選択する。
【0085】そして、同時に応答信号を送出するサブグ
ループの最大数Lとシステムが許容する同時信号送信数
Kとを比較する。(L≦K)の場合にはステップS44
からS45に進み、(L>K)の場合にはステップS4
4からS46に進む。ステップS45では、各サブグル
ープの代表応答局をまとめて1グループを構成する。ス
テップS46では、各サブグループの代表応答局の中か
ら最大でK局を選択し、それらを1つのグループに割り
当てる。残りのサブグループの代表応答局については他
のグループに割り当てる。
【0086】この場合には、各サブグループの代表応答
局以外のユーザ局30は応答信号の送出を行わない。応
答用の回線はグループ毎に割り当てられ、代表応答局の
みがグループ内で共通な回線を用いて応答信号を送出す
る。従って、応答信号の集中を回避することができ、応
答のために確保すべき回線も削減される。図11の例で
は、2つの地域(A,E)が降雨状態であり、他の地域
は晴天状態である場合を想定している。また、地域(A
〜G)のそれぞれの内部では全てのユーザ局30の受信
状況が完全に一致することを想定している。
【0087】この例では、システムが許容する同時送出
信号数Kが4であり、配信エリア内で区分された地域
(A〜G)の数が7であり、降雨状態の地域数が2であ
る。従って、応答信号を送出する代表応答局の数は2で
あり、(L≦K)であるので全ての地域(A〜G)の代
表応答局を1つのグループに割り当てることができる。
つまり、グループの数は1であり、問い合わせ信号に対
する応答用のバックワード回線として1回線だけを用意
すればよい。
【0088】なお、上記の実施の形態では予め用意され
たデータベース(11,12)の内容に基づいてユーザ
局間の相関度合いを調べる場合について説明してある
が、逐次変化する情報を周期的に取得して最新の情報に
基づいてユーザ局間の相関度合いを判断することもでき
る。例えば、各ユーザ局の近傍に降雨センサを設置して
データ配信時の降雨状況をユーザ局からセンタ局に通知
するように構成することができる。
【0089】
【発明の効果】本発明の応答回線割り当て方法において
は、各ユーザ局同士の応答内容に関する相関を考慮して
グループを構成してグループ毎に応答回線を割り当てる
ので、センタ局あるいは無線中継器の制約によってユー
ザ局からの同時送出信号数に制限がある場合であって
も、応答信号送出の集中を回避して悪影響が現れるのを
防止することができる。しかも、ユーザ局が応答信号を
送出するために確保すべき回線の数を削減することがで
きる。従って、センタ局では多数のユーザ局の応答内容
を少ない応答回線で効率的に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】センタ局の動作(1)を示すフローチャートで
ある。
【図2】センタ局の動作(2)を示すフローチャートで
ある。
【図3】センタ局の動作(3)を示すフローチャートで
ある。
【図4】通信システムのネットワークの構成例を示すブ
ロック図である。
【図5】応答信号の送信例を示すブロック図である。
【図6】各ユーザ局の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】通信プロトコルの例を示すシーケンス図であ
る。
【図8】ユーザ局のグループの構成例(1)を示す斜視
図である。
【図9】ユーザ局のグループの構成例(2)を示す斜視
図である。
【図10】ユーザ局のグループの構成例(3)を示す斜
視図である。
【図11】ユーザ局のグループの構成例(4)を示す斜
視図である。
【図12】FDMAで回線を確保する場合の周波数割り
当ての例を示すブロック図である。
【図13】TDMAで回線を確保する場合のタイムスロ
ットの割り当ての例を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
10 センタ局 11 ユーザDB 12 相関DB 30 ユーザ局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土田 敏弘 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 宇野 克久 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 風間 宏志 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K028 AA14 BB06 CC02 CC05 HH00 LL02 LL12 RR01 RR02 5K030 GA11 JL01 JL02 LA02 LA17 LD02 5K067 AA12 AA13 DD00 DD24 EE07 EE12 EE72 HH22 5K072 AA03 AA13 AA15 BB22 BB26 CC13 CC15 DD02 DD16 DD17 EE02 FF00 FF04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのセンタ局と複数のユーザ局とが存
    在し、前記センタ局と複数のユーザ局との間で無線通信
    回線を介して通信が可能な通信システムを用いるととも
    に、センタ局が複数のユーザ局に対して問い合わせ信号
    を一斉に配信し、各々のユーザ局は自局が特定の条件に
    適合する場合に、前記問い合わせ信号に対する応答信号
    を割り当てられた無線通信回線を介して前記センタ局宛
    に送出する通信システムを用い、前記応答信号を送出す
    るための応答回線を前記ユーザ局に割り当てるための応
    答回線割り当て方法であって、 前記センタ局は、 前記応答信号の送出に関する複数ユーザ局間の相関度合
    いを把握し、 利用する通信システムで許容可能な複数ユーザ局からの
    同時送出信号数Kを把握し、 応答信号の送出に関して複数ユーザ局間の相関がないと
    みなした場合には、 最大でKの任意のユーザ局をまとめて1つのグループを
    構成するとともに、Kを超えるユーザ局が存在する場合
    には複数のグループを構成して各々のユーザ局をいずれ
    か1つのグループに割り当て、 前記グループのそれぞれについて1つの応答回線を割り
    当て、 前記ユーザ局は自局が含まれるグループに割り当てられ
    た応答回線で応答信号を送出することを特徴とする応答
    回線割り当て方法。
  2. 【請求項2】 1つのセンタ局と複数のユーザ局とが存
    在し、前記センタ局と複数のユーザ局との間で無線通信
    回線を介して通信が可能な通信システムを用いるととも
    に、センタ局が複数のユーザ局に対して問い合わせ信号
    を一斉に配信し、各々のユーザ局は自局が特定の条件に
    適合する場合に、前記問い合わせ信号に対する応答信号
    を割り当てられた無線通信回線を介して前記センタ局宛
    に送出する通信システムを用い、前記応答信号を送出す
    るための応答回線を前記ユーザ局に割り当てるための応
    答回線割り当て方法であって、 前記センタ局は、 前記応答信号の送出に関する複数ユーザ局間の相関度合
    いを把握し、 利用する通信システムで許容可能な複数ユーザ局からの
    同時送出信号数Kを把握し、 応答信号の送出に関して複数ユーザ局間で相関が高いと
    みなした場合には、 前記相関の高いユーザ局同士をまとめたサブグループを
    複数構成するとともに、ユーザ局同士の相関がサブグル
    ープ間で独立になるように各ユーザ局を各サブグループ
    に割り当て、 構成したサブグループの数Wと全サブグループのうち同
    時に応答信号を送出するサブグループの最大数Lとを把
    握し、 (L≦K)の場合には、各サブグループから最大で(K
    /L)のユーザ局を選択して1つのグループを構成し、 (L>K)の場合には、各サブグループから平均で(K
    /L)のユーザ局を選択して1つのグループを構成し、 複数のグループを構成して各々のユーザ局をいずれか1
    つのグループに割り当て、前記グループのそれぞれにつ
    いて1つの応答回線を割り当て、 前記ユーザ局は自局が含まれるグループに割り当てられ
    た応答回線で応答信号を送出することを特徴とする応答
    回線割り当て方法。
  3. 【請求項3】 1つのセンタ局と複数のユーザ局とが存
    在し、前記センタ局と複数のユーザ局との間で無線通信
    回線を介して通信が可能な通信システムを用いるととも
    に、センタ局が複数のユーザ局に対して問い合わせ信号
    を一斉に配信し、各々のユーザ局は自局が特定の条件に
    適合する場合に、前記問い合わせ信号に対する応答信号
    を割り当てられた無線通信回線を介して前記センタ局宛
    に送出する通信システムを用い、前記応答信号を送出す
    るための応答回線を前記ユーザ局に割り当てるための応
    答回線割り当て方法であって、 前記センタ局は、 前記応答信号の送出に関する複数ユーザ局間の相関度合
    いを把握し、 利用する通信システムで許容可能な複数ユーザ局からの
    同時送出信号数Kを把握し、 応答信号の送出に関して複数ユーザ局間で相関が高いと
    みなした場合には、 前記相関の高いユーザ局同士をまとめたサブグループを
    複数構成するとともに、サブグループ間でのユーザ局同
    士の一部相関を許容するように各ユーザ局を各サブグル
    ープに割り当て、 構成したサブグループの数Wと全サブグループのうち同
    時に応答信号を送出するサブグループの最大数Lとを把
    握し、 (L≦K)の場合には、複数のサブグループから同時に
    応答信号が送出される可能性を表すマージンαを考慮し
    て、各サブグループから最大で(K/L−α)のユーザ
    局を選択して1つのグループを構成し、 (L>K)の場合には、複数のサブグループから同時に
    応答信号が送出される可能性を表すマージンαを考慮し
    て、各サブグループから平均で(K/L−α)のユーザ
    局を選択して1つのグループを構成し、 複数のグループを構成して各々のユーザ局をいずれか1
    つのグループに割り当て、前記グループのそれぞれにつ
    いて1つの応答回線を割り当て、 前記ユーザ局は自局が含まれるグループに割り当てられ
    た応答回線で応答信号を送出することを特徴とする応答
    回線割り当て方法。
  4. 【請求項4】 1つのセンタ局と複数のユーザ局とが存
    在し、前記センタ局と複数のユーザ局との間で無線通信
    回線を介して通信が可能な通信システムを用いるととも
    に、センタ局が複数のユーザ局に対して問い合わせ信号
    を一斉に配信し、各々のユーザ局は自局が特定の条件に
    適合する場合に、前記問い合わせ信号に対する応答信号
    を割り当てられた無線通信回線を介して前記センタ局宛
    に送出する通信システムを用い、前記応答信号を送出す
    るための応答回線を前記ユーザ局に割り当てるための応
    答回線割り当て方法であって、 前記センタ局は、 前記応答信号の送出に関する複数ユーザ局間の相関度合
    いを把握し、 利用する通信システムで許容可能な複数ユーザ局からの
    同時送出信号数Kを把握し、 応答信号の送出条件が複数ユーザ局間で一致するとみな
    した場合には、 応答信号の送出条件が一致する複数ユーザ局同士をまと
    めたサブグループを複数構成し、 構成したサブグループの数Wと全サブグループのうち同
    時に応答信号を送出するサブグループ及びその最大数L
    とを把握し、 各々のサブグループについてそれに含まれる1つのユー
    ザ局を代表応答局として選択し、 (L≦K)の場合には、各サブグループの代表応答局を
    まとめて1つのグループを構成し、 (L>K)の場合には、各サブグループの代表応答局に
    ついて最大でK局をまとめて1つのグループを構成する
    とともに、複数のグループを構成して全ての代表応答局
    をいずれかのグループに割り当て、 前記グループのそれぞれについて1つの応答回線を割り
    当て、 前記ユーザ局は自局が代表応答局である場合に自局が含
    まれるグループに割り当てられた応答回線で応答信号を
    送出することを特徴とする応答回線割り当て方法。
  5. 【請求項5】 請求項1,請求項2,請求項3及び請求
    項4のいずれか1つの応答回線割り当て方法において、
    前記センタ局は各ユーザ局の位置情報に基づいて複数ユ
    ーザ局間の相関度合いを把握することを特徴とする応答
    回線割り当て方法。
  6. 【請求項6】 請求項5の応答回線割り当て方法におい
    て、前記センタ局は降雨に関する地域間の相関を表す情
    報及び各ユーザ局の位置情報に基づいて複数ユーザ局間
    の相関度合いを把握することを特徴とする応答回線割り
    当て方法。
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