JP2002235791A - 開閉機器操作装置の緩衝装置 - Google Patents

開閉機器操作装置の緩衝装置

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JP2002235791A
JP2002235791A JP2001034510A JP2001034510A JP2002235791A JP 2002235791 A JP2002235791 A JP 2002235791A JP 2001034510 A JP2001034510 A JP 2001034510A JP 2001034510 A JP2001034510 A JP 2001034510A JP 2002235791 A JP2002235791 A JP 2002235791A
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Japan
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piston
cylinder
shock absorber
hole
sectional area
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JP2001034510A
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English (en)
Inventor
Tomohito Mori
智仁 森
Atsuya Nakajima
敦哉 中嶋
Kyoichi Otsuka
恭一 大塚
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 投入時に、緩衝装置のピストンとシリンダが
激しく衝突したり、緩衝装置が縦置きの場合と横置きの
場合とで特性が変化してしまう問題があった。 【解決手段】 緩衝装置のピストン12によりシリンダ
14内を隔成し、該シリンダ14内に封入された流体2
8を該ピストン12を介して一方の室と他方の室との間
を流動させるときに生じる流通抵抗により緩衝装置に制
動力を呈する開閉機器操作装置の緩衝装置において、ピ
ストン12に一方の室と他方の室とを連通する貫通穴1
3を穿設する一方、シリンダ14内に貫通穴13を流通
する流体28の流路断面積を調整して流通抵抗を制御す
る流路断面積制御手段を設け、該流路断面積制御手段に
よりピストン12の動作途中においては制動力を小さ
く、遮断・投入完了直前においては制動力を大きく制御
させるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば変電所や開
閉所に設置される電力用開閉器において、電路を開閉操
作する操作装置の緩衝装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平1−22696号公報に示された
従来の緩衝装置を図11に示す。図11(a)は操作装
置の遮断(開路)状態、図11(b)はその投入(閉
路)状態を表している。操作装置と緩衝装置の連結部1
と、ピストンロッド2が一体になっており、ピストンロ
ッド2とピストン4が固着している。ピストン4はある
一定の間隔をもってシリンダ3に嵌合している。ピスト
ン4には貫通穴5が設けられており、閉路動作時にピス
トン4に設けられた貫通穴5を塞ぐように逆止弁6が設
けられている。シリンダ3内はパッキン7によって密閉
されており、ピストンロッド2は軸受8にガイドされて
図11のように上下方向に摺動可能となっている。シリ
ンダ3内には緩衝液9が封入されており、液面の高さを
適当に調整設定している。閉路動作がある程度進行する
と、ピストンロッド2の先端に設けられたピストン4は
シリンダ3内に蓄えられた緩衝液9の液面に衝突する。
衝突した後は逆止弁6がピストン4に設けられた貫通穴
5を塞ぎピストン4は反力Rを受けながら閉路位置まで
移動する。この反力がピストンの制動力としての働きを
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ピストン4が緩衝液9
の液面に衝突し、逆止弁6が貫通穴を塞ぐとき、機械的
衝撃力が発生する可能性があった。また、逆止弁6が貫
通穴5を塞いだ後、シリンダ3とピストン4との隙間の
断面積が一定でピストン4の速度に応じた制動力が発生
するので制動力の調整が難しく、動作終了直前で速度が
低下してくると制動力が小さくなり、ピストン4が十分
に速度を低下しない状態でシリンダ3に衝突してしまう
可能性があった。さらに、上に述べた従来の構造では、
緩衝装置を横置きにした場合、ピストンは常に油に浸っ
ており、閉路動作を開始するとすぐに逆止弁が貫通穴を
塞いで制動力が働くため、横向きは困難であった。従っ
て、本発明の目的は上述の課題を解決して緩衝装置に作
用する機械的衝撃力が抑制された開閉機器操作装置の緩
衝装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために、次の構成を有する。すなわち、請求項
1記載の発明に係る開閉機器操作装置の緩衝装置は、固
定接触子と接離する可動接触子を駆動させる開閉機器の
電路を遮断または投入により開閉する操作装置に緩衝装
置を連結し、該緩衝装置のピストンによりシリンダ内を
隔成し、該シリンダ内に封入された流体を該ピストンを
介して一方の室と他方の室との間を流動させるときに生
じる流通抵抗により上記緩衝装置に制動力を呈するよう
に形成された開閉機器操作装置の緩衝装置において、上
記ピストンに上記一方の室と上記他方の室とを連通する
貫通穴を穿設する一方、上記シリンダ内に上記貫通穴を
流通する上記流体の流路断面積を調整して上記流通抵抗
を制御する流路断面積制御手段を設け、該流路断面積制
御手段により上記ピストンの動作途中においては上記制
動力を小さく、上記遮断・投入完了直前においては上記
制動力を大きく制御させるように構成されたことを特徴
とする。
【0005】請求項2記載の発明は、請求項1記載の開
閉機器操作装置の緩衝装置に係り、上記流路断面積制御
手段は、上記ピストン摺動範囲で常に上記貫通穴を貫通
すると共に、両端部では上記貫通穴の流路断面積が小さ
く、該両端部以外の部分では該流路断面積が大きくなる
ように横断面積を変化させた調節棒を設けてなることを
特徴とする。
【0006】請求項3記載の発明は、請求項2記載の開
閉機器操作装置の緩衝装置に係り、上記シリンダに、上
記ピストンの摺動を案内する支持棒を、上記ピストンに
遊嵌して貫通させて設けたことを特徴とする。
【0007】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
いずれか一項に記載の開閉機器操作装置の緩衝装置に係
り、 上記シリンダの端部に、空気室を有するシリンダ
キャップを固定し、該シリンダキャップに、上記空気室
と上記シリンダ内との間で上記流体の移動を可能ならし
める貫通穴を設けたことを特徴とする。
【0008】請求項5記載の発明は、請求項4記載の開
閉機器操作装置の緩衝装置に係り、上記空気室は、上記
シリンダの内径よりも大きい径に形成されたことを特徴
とする。
【0009】請求項6記載の発明は、請求項1乃至5の
いずれか一項に記載の開閉機器操作装置の緩衝装置に係
り、上記シリンダに一体に設けられたばね押さえ板と、
上記ピストンのピストンロッドに設けられたばね押さえ
板との間に、上記開閉機器の操作装置の操作ばねを縮設
したことを特徴とする。
【0010】請求項7記載の発明は、請求項1記載の開
閉機器操作装置の緩衝装置に係り、上記流路断面積制御
手段は、上記一他両室に設けられ、上記ピストンの上記
貫通穴に対向する位置であって、上記ピストンの摺動方
向に可動で、かつ、上記貫通穴に当接して上記貫通穴を
塞ぐことが可能な弁と、上記弁を上記ピストン方向に付
勢するばねとを有することを特徴とする。
【0011】請求項8記載の発明は、請求項7記載の開
閉機器操作装置の緩衝装置に係り、上記流路断面積制御
手段が、上記シリンダ端部に固定されて上記ピストンの
上記貫通穴に貫通可能なピンを有することを特徴とす
る。
【0012】請求項9記載の発明は、請求項7または8
記載の開閉機器操作装置の緩衝装置に係り、上記ピスト
ンに固着されたピストンロッドの自由端を、上記シリン
ダの軸方向の外側に延在させて分割し、上記ピストンロ
ッドの分割された部分の一方にピンを取り付け、上記ピ
ストンロッドの分割された部分の他方に、上記ピストン
ロッドの軸方向に沿って上記ピンをガイドするガイド穴
を設けたことを特徴とする。
【0013】請求項10記載の発明は、請求項1記載の
開閉機器操作装置の緩衝装置に係り、上記流路断面積制
御手段は、上記一他両室に設けられ上記シリンダに遊嵌
して摺動可能な複数のプレートと、上記プレートに設け
られ上記ピストンの上記貫通穴に対向する位置に対応し
て穿設した貫通穴と、上記プレートを上記ピストン方向
に付勢するばねとを有することを特徴とする。
【0014】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の開閉機器操作装置の緩衝装置に係り、上記ピストンを
固着させたピストンロッドの自由端側に、上記シリンダ
の軸方向に移動する第二シリンダを設け、該第二シリン
ダに遊嵌して摺動可能な第二ピストンを上記ピストンロ
ッドの上記自由端に設けたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1による操作装置の緩衝装置を図について説明す
る。図1は、この発明の実施の形態1による緩衝装置の
構造を示す断面図であり、閉路状態となっている。図に
おいて、10は開閉機器操作装置の出力レバーが連結さ
れる連結部、11はピストンロッド、12はピストンで
あり、連結部10、ピストンロッド11、ピストン12
が一体化している。ピストン12はピストン12面に垂
直に開けられた貫通穴13を有する。シリンダ14は両
側にねじ部を有する支柱26およびナット27によって
操作装置フレーム23に固定されており、シリンダ14
と一体の押さえ板14aと、連結部10と固着している
ばね押さえ板24の間にばね25がある。このようにシ
リンダ14は緩衝装置の一部であると同時に押さえ板の
役目を兼ねており、ばね押さえ板24によってばね25
が圧縮されている。シリンダ14内部は、緩衝液として
油28が満たされていると共に、ピストン12によりシ
リンダ14を一方の室と他方の室とに隔成している。キ
ャップボルト15はシリンダ14の端部に取り付けられ
ており、このキャップボルト15の穴からシリンダ14
への油28の注入が行われる。操作装置の開閉動作に伴
い、連結部10,ピストンロッド11がA方向、B方向
に摺動すると同時にピストン12がシリンダ14内部を
摺動する。ピストン12の貫通穴13に遊嵌して貫通し
ている摺動支持棒16があり、摺動支持棒16によって
ピストン12をガイドする。摺動支持棒16の端部形状
がボルト16aとなっており、これによってシリンダ1
4端部に固定されている。ピストン12の貫通穴13を
貫通して設けられた調節棒17があり、摺動支持棒16
同様、端部のボルト17aがシリンダ14端部に螺着し
て調節棒17が固定されている。調節棒17は端部が太
く、中央部が細くなっており、ピストン12の位置によ
って貫通穴13の流路断面積を変えている。シリンダ1
4端部にシリンダキャップ18が取付られており、シリ
ンダキャップ18内部には空気が存在する空気室19が
設けられている。空気室19を設けることで温度変化時
の油28の体積変化およびシリンダ14内部のピストン
ロッドの体積変化を吸収できる。この空気室19とシリ
ンダ14内部が、シリンダキャップ18に設けられた貫
通穴21を通して繋がっている。ピストン12の摺動
時、この貫通穴21を通して油28がシリンダ14内部
と空気室19の間を移動できる。キャップボルト22は
シリンダキャップ18に取付られており、シリンダへの
油28注入の際にはこのキャップボルト22の穴を空気
抜きに使用する。また、シール20,20aによってシ
リンダ14内部の油28が外部に漏れることを防ぐ。
【0016】次に開路動作について説明する。閉路状態
の図1において開路動作が開始するとばね25の力によ
って連結部10がB方向に押されるのでピストンロッド
11およびピストン12も移動を開始する。ピストン1
2のB方向への移動に伴い、図2のようにシリンダ14
内部はピストン12によって2部屋に分割され、シリン
ダキャップ18側の部屋が徐々に小さくなる。ピストン
12移動開始直後、その部屋の油28が空気室19の空
気を圧縮しながら空気室19に流れ込むことで制動力が
抑えられている。また、油28はピストン12の貫通穴
13を通ってもう一方の部屋に移動するが、図2に示す
ように貫通穴13が調節棒17の細い部分を通過するよ
うになると貫通穴13の流路断面積が増し制動力が抑え
られる。ピストン12がシリンダキャップ18付近に接
近すると徐々に調節棒17が太くなるため貫通穴13の
流路断面積が小さくなり制動力が大きくなっていく。こ
のようにして開路動作完了直前では大きな制動力を発生
させることが可能となる。この制動力によりピストン1
2、ピストンロッド11,連結部10の速度が十分に低
下した状態でピストン12がシリンダキャップ18に衝
突して止まり、開路動作完了となる。図3が開路状態を
表している。
【0017】つぎに閉路動作について説明する。開路状
態の図3において閉路動作が開始すると連結部10がA
方向に押されるので、ピストンロッド11、ピストン1
2がA方向に移動を始める。ピストン12のA方向への
移動に伴い、図2のようにシリンダ14内部はピストン
12によって2部屋に分割され、シリンダキャップ18
側の部屋が徐々に大きくなる。ピストン12の貫通穴1
3を通して油28がシリンダキャップ18側の部屋に流
れ込む。貫通穴13を貫通している調節棒17の中央部
分が細くなっているので、油28の流動抵抗は小さくな
り、ピストン12への制動力は小さい。調節棒17の端
部の径が中央部分の径より太くなっており、閉路動作完
了に近づくとピストン12がシリンダ14端部に接近し
徐々に調節棒17が太くなるため貫通穴13の流路断面
積が小さくなりA方向への制動力が大きくなっていく。
この制動力によってピストン12,ピストンロッド1
1,連結部10の速度が十分に小さくなった状態で、ピ
ストン12がシリンダ14端部に衝突して止まり、閉路
動作完了となる。図1が閉路状態を表している。
【0018】次に操作装置の緩衝機構を横置きにした場
合について説明する。図4は緩衝装置を横置きにした断
面図である。緩衝装置の構造および開閉動作原理は上記
と同じである。空気室19の径をシリンダ14径よりも
大きくすることによって空気を空気室19に確保しつ
つ、シリンダ14内部に空気が流れ込むことを防ぎ、シ
リンダ14内部を油28で完全に満たすことができ、実
施の形態と同等の制動力特性を得ることが可能となる。
【0019】この実施の形態に係る開閉機器の操作装置
の緩衝装置は以上のように構成されているので、貫通穴
13に調節棒17を通すことによって流路断面積を調整
し、ピストン12の動作途中の制動力を小さくし遮断・
投入完了直前の制動力を大きくすることが可能となる。
また、貫通穴13に支持棒16を通すことによってピス
トン12がピストン12軸回りに回転するのを防ぐこと
ができる。シリンダキャップ18内に空気室19を設け
ることで、油の熱膨張やシリンダ14内部のピストンロ
ッド11の体積変化を吸緩和することができると同時に
遮断開始時の制動力を小さくすることができる。シリン
ダ14とばね25の押さえ板14aを一体化することで
コスト低減することができる。空気室19の径をシリン
ダ14径よりも大きくすることで緩衝装置を横置きにし
た場合でも常にシリンダ14内部が油28で満たされ、
かつシリンダキャップ18内部の一部は空気が存在する
ので縦置きと変わらない制動力が得られる。
【0020】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
よる操作装置の緩衝装置を図について説明する。図5
は、この発明の実施の形態2による緩衝装置の構造を示
す断面図であり、閉路状態となっている。図において、
100は出力レバーが連結される連結部、101はプレ
ート、102はロッドであり、プレート101に連結部
100およびロッド102が固着している。102a
は、ロッド102に設けられた、ロッド102の軸方向
に長いガイド穴である。103はピストンロッド、10
4はピストンで、ピストンロッド103とピストン10
4は固着しており、ピストン104は複数の貫通穴10
6を有する。105はピストンロッド103の端部に取
付られ、ガイド穴102aに挿入されたピンで、ピン1
05はガイド穴102aによってピストンロッド103
の軸方向の可動範囲が規制されている。107はシリン
ダで、ピストン104がシリンダ107に遊嵌してA方
向およびB方向に摺動可能となっている。ピストン10
4の中には油と空気が充填されている。空気の量は、温
度変化による油の体積変化およびピストンロッド103
のA方向およびB方向移動に伴うシリンダ107内のピ
ストンロッド103の体積変化を吸収するように決めら
れている。108および111は取付け板で、シリンダ
107の内側にそれぞれピストン104を挟んで固定さ
れており、108aおよび111aはそれぞれ取付板1
08および取付板111に固着したストッパでピストン
104と当接可能である。109は取付板108に遊嵌
して取付られた複数の弁で、ばね110によってA方向
に付勢されており、ピストン104がB方向に移動した
とき一部の貫通穴106が弁109によって塞がれるよ
うになっている。112は取付け板111に遊嵌して取
付られた複数の弁で、ばね113によってB方向に付勢
されており、ピストン104がA方向に移動したとき一
部またはすべての貫通穴106が弁112によって塞が
れるようになっている。114は取付け板108に固定
したピンで、ピストン104がB方向に移動したとき一
部の貫通穴106に挿入されることによって貫通穴10
6の流路断面積を減少させる。115はシリンダ107
に設けられたシールで、シリンダ107から外への油の
漏れを防止する。116はシリンダ107に固定された
ガイド棒で、プレート101に遊嵌挿入され、連結部1
00,プレート101およびロッド102がA方向およ
びB方向に直線移動するようにガイドする。
【0021】つぎに開路動作について説明する。閉路状
態の図5において開路動作が開始すると連結部100が
B方向に引っ張られるのでロッド102がB方向に移動
をはじめるが、ピン105がガイド穴102aの下端に
当接するまでピストンロッド103は動かない。図6に
示すように、ピン105がガイド穴102aの下端に当
接すると、ピストンロッド103に力が伝達され、ピス
トンロッド103はピストン104とともにB方向に移
動を始める。このときピストン104の上方にある油は
貫通穴106を通ってピストン104の下方に移動す
る。ピン114が貫通穴106に挿入され、弁109が
貫通穴106を塞ぐ位置にピストン104が達すると、
貫通穴106の流路断面積が減少するので、ピストン1
04のB方向移動の抵抗が大きくなり、制動力が働く。
また、図6で示されるように各ピン114の長さや各弁
109のAB方向の取付位置を変えることで制動力の変
化を滑らかにしている。このようにピストン104のス
トロークに対する制動力の特性は、ピン114の長さや
太さ、ならびに弁109のAB方向の取付位置を変える
ことで調整可能となる。ピストン104はストッパ10
8aに当接すると停止し、同時にロッド102および連
結部100も停止して、開路動作が完了する。この開路
状態が図7である。
【0022】次に閉路動作について説明する。開路状態
の図7において開路動作が開始すると連結部100がA
方向に押されるのでロッド102がA方向に移動をはじ
めるが、ピン105がガイド穴102aの上端に当接す
るまでピストンロッド103は動かない。図8に示すよ
うに、ピン105がガイド穴102aの上端に当接する
と、ピストンロッド103に力が伝達され、ピストンロ
ッド103はピストン104とともにA方向に移動をは
じめる。このとき、ピストン104の下方にある油は貫
通穴106を通ってピストン104の上方に移動する。
弁112が貫通穴106を塞ぐ位置にピストン104が
達すると、貫通穴106の流路断面積が減少するので、
ピストン104のA方向移動の抵抗が大きくなり、制動
力が働く。ピストン104のストロークに対する制動力
の特性は、各弁112のAB方向の取付位置を変えるこ
とで、調整可能となる。ピストン104はストッパ11
1aに当接すると停止し、同時にロッド102および連
結部100も停止して、閉路動作が完了する。この閉路
状態が図5である。
【0023】この実施の形態に係る開閉機器の操作装置
は以上のように構成されているので、開路動作開始また
は閉路動作開始からある範囲は、ピン105がガイド穴
102aを移動することにより、制動力を小さくできる
ので、動作速度を上げることができる。また、連結部1
00のストロークは、ピン105のガイド穴102a内
の移動量とピストン104のストロークの和となるの
で、シリンダ107のAB方向を小型化でき、コスト低
減が可能となる。動作終了に近づき、制動が必要になる
とき、ピン114が貫通穴106に挿入され、貫通穴1
06の流路断面積が減少することにより制動力が得ら
れ、各ピン114の長さや太さを変えることで制動力を
コントロールできる。また、動作終了に近づき、弁10
9または弁112が貫通穴106を塞ぎ貫通穴106の
流路断面積が減少することにより制動力が得られ、各弁
109および112のAB方向の取付位置を変えること
で制動力をコントロールできる。
【0024】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
よる操作装置の緩衝装置を図について説明する。図9
は、この発明の実施の形態3による緩衝装置の構造を示
す断面図であり、閉路状態となっている。図において、
100,101,103,104,106,107.1
16は実施の形態2と同じものである。117は第二シ
リンダ(以下単に「シリンダ」という)で、プレート1
01にボルト119によって固定されており、シリンダ
117の内部は空気などの気体が充填されている。11
8はピストンロッド103の上端に固定された第二ピス
トン(以下単に「ピストン」という)で、ピストン11
8はシリンダ117に遊嵌してA方向およびB方向に摺
動可能となっている。120,122,125,127
はプレートで、シリンダ117に遊嵌してA方向および
B方向に摺動可能となっている。121はプレート12
0に加工された貫通穴、126はプレート125に加工
された貫通穴で、貫通穴121および貫通穴126は貫
通穴106に対向する位置にあり、貫通穴121および
貫通穴126の径は貫通穴106の径より小さい。12
3および124はそれぞれプレート120およびプレー
ト122をA方向に付勢するばね、128および129
はそれぞれプレート125およびプレート127をB方
向に付勢するばねである。
【0025】次に開路動作について説明する。閉路状態
の図9において開路動作が開始すると連結部100がB
方向に引っ張られるのでシリンダ117がB方向に移動
をはじめるが、シリンダ117内には気体が充填されて
おり、十分に気体が圧縮されるまではピストンロッド1
03は動かない。圧縮された気体の圧力が十分に上昇す
ると、ピストンロッド103に力が伝達され、ピストン
ロッド103はピストン104とともにB方向に移動を
始める。このときピストン104の上方にある油は貫通
穴106を通ってピストン104の下方に移動する。ピ
ストン104がプレート120に当接すると、油の流路
として貫通穴106に貫通穴121が直列に加わるの
で、流路抵抗が大きくなり、制動力が働く。さらにピス
トン104がプレート120に当接した状態でB方向に
移動し、プレート120がプレート122に当接すると
貫通穴121が塞がれるので、油の流路はピストン10
4とシリンダ107の隙間などしかなくなり、さらに制
動力が大きくなる。ピストン104のストロークに対す
る制動力の特性は、貫通穴大きさや数などを変えること
で調整可能となる。図10に示すように、ピストン10
4とプレート120、プレート120とプレート12
2、プレート122とシリンダ107の上端部が接触
し、ピストン118とシリンダ117の下端部が接触し
た状態になると、シリンダ117および連結部100が
停止して、開路動作が完了する。
【0026】次に閉路動作について説明する。開路状態
の図10において閉路動作が開始すると、連結部100
がA方向に押されるので、シリンダ117がA方向に移
動をはじめるが、シリンダ117内の気体が十分に圧縮
されるまでピストンロッド103は動かない。圧縮され
た気体の圧力が十分に上昇すると、ピストンロッド10
3に力が伝達され、ピストンロッド103はピストン1
04とともにA方向移動を始める。このときピストン1
04の下方にある油は貫通穴106を通ってピストン1
04の上方に移動する。ピストン104がプレート12
5に当接すると、油の流路として貫通穴106に貫通穴
126が直列に加わるので、流路抵抗が大きくなり、制
動力が働く。さらにピストン104がプレート125に
当接した状態でA方向に移動し、プレート125がプレ
ート127に当接すると、貫通穴126が塞がれるの
で、油の流路はピストン104とシリンダ107の隙間
などしかなくなり、さらに制動力が大きくなる。ピスト
ン104のストロークに対する制動力の特性は、貫通穴
126の大きさや数などを変えることで調整可能とな
る。図9に示すように、ピストン104とプレート12
5,プレート125とプレート127、プレート127
とシリンダ107の下端部が接触し、ピストン118と
シリンダ117の上端部が接触した状態になると、シリ
ンダ117および連結部100が停止して、閉路動作が
完了する。
【0027】この実施の形態に係る開閉機器の操作装置
の緩衝装置は、以上のように構成されているので、開路
動作開始または閉路動作開始からある範囲は、ピストン
118がシリンダ117内の気体を圧縮しながら移動す
ることにより、制動力を小さくできるので、動作速度を
上げることができる。ピストン118のシリンダ内の移
動の限界に達したとき、シリンダ117内の圧縮された
気体が緩衝効果を奏することができる。また、連結部1
00のストロークは、ピストン118のシリンダ117
内の移動量とピストン104のストロークの和となるの
で、摺動シリンダ107のAB方向が小型化し、コスト
低減できる。制動力動作終了に近づき制動が必要になる
とき、ピストン104とプレート120,次いでプレー
ト120とプレート122が順次当接する、またはピス
トン104とプレート125、次いでプレート125と
プレート127に順次当接することで流路断面積を減じ
て制動力が得られ、プレート120またはプレート12
5の貫通穴121または貫通穴126の大きさや数など
を変えることで制動力をコントロールできる。
【0028】以上、本発明の各実施の形態を具体的に詳
述してきたが、具体的な構成はこの形態に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等
があっても本発明に含まれる。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係る開閉機器操作
装置の緩衝装置は、固定接触子と接離する可動接触子を
駆動させる開閉機器の電路を遮断または投入により開閉
する操作装置に緩衝装置を連結し、該緩衝装置のピスト
ンによりシリンダ内を隔成し、該シリンダ内に封入され
た流体を該ピストンを介して一方の室と他方の室との間
を流動させるときに生じる流通抵抗により上記緩衝装置
に制動力を呈するように形成された開閉機器操作装置の
緩衝装置において、上記ピストンに上記一方の室と上記
他方の室とを連通する貫通穴を穿設する一方、上記シリ
ンダ内に上記貫通穴を流通する上記流体の流路断面積を
調整して上記流通抵抗を制御する流路断面積制御手段を
設け、該流路断面積制御手段により上記ピストンの動作
途中においては上記制動力を小さく、上記遮断・投入完
了直前においては上記制動力を大きく制御させるように
構成されている。かかる構成を有するため、流路断面積
制御手段により緩衝装置に作用する機械的衝撃力の発生
を抑制でき、緩衝装置の損傷を回避でき、耐用年数を増
大できる効果を奏する。
【0030】請求項2記載の発明は、請求項1記載の開
閉機器操作装置の緩衝装置に係り、上記流路断面積制御
手段は、上記ピストン摺動範囲で常に上記貫通穴を貫通
すると共に、両端部では上記貫通穴の流路断面積が小さ
く、該両端部以外の部分では該流路断面積が大きくなる
ように横断面積を変化させた調節棒を設けてなることを
特徴とする。このため、貫通穴に調節棒を通すことで流
路断面積を調整でき、ピストンの動作途中では制動力が
小さく、遮断と投入完了直前では制動力を大きくするこ
とができ、確実に緩衝装置へ作用する衝撃力を緩和でき
る効果を奏する。
【0031】請求項3記載の発明は、請求項2記載の開
閉機器操作装置の緩衝装置に係り、上記シリンダに、上
記ピストンの摺動を案内する支持棒を、上記ピストンに
遊嵌して貫通させて設けたことを特徴とする。このた
め、ピストンがピストン軸回りに回転するのを阻止し、
これにより調節棒が貫通穴で切損するのを回避でき、確
実な作動を実現できる効果を奏する。
【0032】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
いずれか一項に記載の開閉機器操作装置の緩衝装置に係
り、 上記シリンダの端部に、空気室を有するシリンダ
キャップを固定し、該シリンダキャップに、上記空気室
と上記シリンダ内との間で上記流体の移動を可能ならし
める貫通穴を設けた構成を有する。係る構成にしたこと
により、流体の熱膨張やシリンダ内部のピストンロッド
による体積変化を吸収緩和でき、遮断開始時の制動力を
小さくできる効果を奏する。
【0033】請求項5記載の発明は、請求項4記載の開
閉機器操作装置の緩衝装置に係り、上記空気室は、上記
シリンダの内径よりも大きい径に形成されたことを特徴
とする。係る構成により、緩衝装置を横置きにした場合
でも、常にシリンダ内に流体で満たされる状態となり、
また、空気室内に空気が存在することになるため、横置
きでセットして使用することができる効果を奏する。
【0034】請求項6記載の発明は、請求項1乃至5の
いずれか一項に記載の開閉機器操作装置の緩衝装置に係
り、上記シリンダに一体に設けられたばね押さえ板と、
上記ピストンのピストンロッドに設けられたばね押さえ
板との間に、上記開閉機器の操作装置の操作ばねを縮設
したことを特徴とする。このため、シリンダ側に設けら
れるばね押さえ板を、シリンダと一体化しているので、
緩衝装置の製造コストを低減できる効果を奏する。
【0035】請求項7記載の発明は、請求項1記載の開
閉機器操作装置の緩衝装置に係り、上記流路断面積制御
手段は、上記一他両室に設けられ、上記ピストンの上記
貫通穴に対向する位置であって、上記ピストンの摺動方
向に可動で、かつ、上記貫通穴に当接して上記貫通穴を
塞ぐことが可能な弁と、上記弁を上記ピストン方向に付
勢するばねとを有することを特徴とする。このため、開
路動作または閉路動作が終了に近づくとき、弁が貫通穴
を塞ぐので、貫通穴の流路断面積が減少して制動力が得
られ、機械的衝撃力を緩和できる効果をそうする。
【0036】請求項8記載の発明は、請求項7記載の開
閉機器操作装置の緩衝装置に係り、上記流路断面積制御
手段が、上記シリンダ端部に固定されて上記ピストンの
上記貫通穴に貫通可能なピンを有することを特徴とす
る。係る構成にしたことで、開路動作または閉路動作が
終了に近づくとき、ピンが貫通穴に挿入されていき、貫
通穴の流路断面積が減少し、必要な制動力を確実に得る
ことができる効果を奏する。
【0037】請求項9記載の発明は、請求項7または8
記載の開閉機器操作装置の緩衝装置に係り、上記ピスト
ンに固着されたピストンロッドの自由端を、上記シリン
ダの軸方向の外側に延在させて分割し、上記ピストンロ
ッドの分割された部分の一方にピンを取り付け、上記ピ
ストンロッドの分割された部分の他方に、上記ピストン
ロッドの軸方向に沿って上記ピンをガイドするガイド穴
を設けたことを特徴とする。係る構成にしたことで、開
路動作開始または閉路動作開始からある範囲では、ピン
はガイド穴を相対移動するだけであるので、制動力を小
さくでき、動作速度を高めることができる。また、ピン
をガイド穴に相対移動させるので、その分ピストンのシ
リンダ内のストローク量を少なくでき、したがってシリ
ンダのピストン摺動方向の寸法を短くでき、シリンダの
小型化、ひいてはコスト低減を実現できる等の効果を奏
する。
【0038】請求項10記載の発明は、請求項1記載の
開閉機器操作装置の緩衝装置に係り、上記流路断面積制
御手段は、上記一他両室に設けられ上記シリンダに遊嵌
して摺動可能な複数のプレートと、上記プレートに設け
られ上記ピストンの上記貫通穴に対向する位置に対応し
て穿設した貫通穴と、上記プレートを上記ピストン方向
に付勢するばねとを有することを特徴とする。このた
め、開路動作または閉路動作の終了に近づいたとき、ピ
ストンとプレート、このプレートと次のプレートとが順
次当接することで流路断面積が減少し、所定の制動力を
得ることができ、緩衝装置に作用する機械的衝撃力の発
生を抑制できる効果を奏する。
【0039】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の開閉機器操作装置の緩衝装置に係り、上記ピストンを
固着させたピストンロッドの自由端側に、上記シリンダ
の軸方向に移動する第二シリンダを設け、該第二シリン
ダに遊嵌して摺動可能な第二ピストンを上記ピストンロ
ッドの上記自由端に設けたことを特徴とする。このた
め、第二ピストンが第二シリンダ内の気体を圧縮しなが
ら移動するので、それだけ制動力を小さくでき、動作速
度を上げることができる。また、第二シリンダ内の圧縮
された気体が緩衝効果を呈し、さらに、第二ピストンの
第二シリンダ内でのストローク分だけ、シリンダのピス
トン摺動方向の寸法を短くできるのでシリンダの形状を
小型化でき、ひいてはコストの安価な緩衝装置を得るこ
とができる等の種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る開閉機器の操
作装置の緩衝装置における断面図である。
【図2】 上記実施の形態1に係り、開閉機器の開閉路
動作中における操作装置の緩衝装置の断面図である。
【図3】 上記実施の形態1に係り、開閉機器の開路状
態における操作装置の緩衝装置の断面図である。
【図4】 上記実施の形態1に係り、開閉機器の開路状
態における操作装置の緩衝装置を横置きにした断面図で
ある。
【図5】 この発明の実施の形態2に係り、開閉機器の
閉路状態における操作装置の緩衝装置の断面図である。
【図6】 上記実施の形態2に係り、開閉機器の開路動
作中における操作装置の緩衝装置の断面図である。
【図7】 上記実施の形態2に係り、開閉機器の開路状
態における操作装置の緩衝装置の断面図である。
【図8】 上記実施の形態2に係り、開閉機器の閉路動
作中における操作装置の緩衝装置の断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態3に係り、開閉機器の
閉路状態における操作装置の緩衝装置の断面図である。
【図10】 上記実施の形態3に係り、開閉機器の開路
状態における操作装置の緩衝装置の断面図である。
【図11】 従来装置における開閉機器の操作装置の緩
衝装置に係り、(a)は開閉機器の開路状態における操
作装置の断面図、(b)は開閉機器の閉路状態における
操作装置の断面図である。
【符号の説明】
10、100 連結部、11、103 ピストンロッ
ド、12、104 ピストン、13、106 貫通穴、
14、107 シリンダ、14a、24 ばね押さえ
板、16 摺動支持棒、17 調節棒、18a ガイド
穴、105 ピン、109、112 弁、110、11
3 ばね、114 ピン、117 シリンダ(第二シリ
ンダ)、118 ピストン(第二ピストン)、121、
126 貫通穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01H 33/34 H01H 33/34 J F16F 9/32 B H L N (72)発明者 大塚 恭一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3J048 AA02 AC04 BE02 BE03 DA03 EA07 EA38 3J069 AA09 AA50 AA51 AA54 AA64 CC02 CC09 CC13 CC15 EE03 EE10 EE54

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定接触子と接離する可動接触子を駆動
    させる開閉機器の電路を遮断または投入により開閉する
    操作装置に緩衝装置を連結し、該緩衝装置のピストンに
    よりシリンダ内を隔成し、該シリンダ内に封入された流
    体を該ピストンを介して一方の室と他方の室との間を流
    動させるときに生じる流通抵抗により上記緩衝装置に制
    動力を呈するように形成された開閉機器操作装置の緩衝
    装置において、 上記ピストンに上記一方の室と上記他方の室とを連通す
    る貫通穴を穿設する一方、上記シリンダ内に上記貫通穴
    を流通する上記流体の流路断面積を調整して上記流通抵
    抗を制御する流路断面積制御手段を設け、該流路断面積
    制御手段により上記ピストンの動作途中においては上記
    制動力を小さく、上記遮断・投入完了直前においては上
    記制動力を大きく制御させるように構成されたことを特
    徴とする開閉機器操作装置の緩衝装置。
  2. 【請求項2】 上記流路断面積制御手段は、上記ピスト
    ン摺動範囲で常に上記貫通穴を貫通すると共に、両端部
    では上記貫通穴の流路断面積が小さく、該両端部以外の
    部分では該流路断面積が大きくなるように横断面積を変
    化させた調節棒を設けてなることを特徴とする請求項1
    記載の開閉機器操作装置の緩衝装置。
  3. 【請求項3】 上記シリンダに、上記ピストンの摺動を
    案内する支持棒を、上記ピストンに遊嵌して貫通させて
    設けたことを特徴とする請求項2に記載の開閉機器操作
    装置の緩衝装置。
  4. 【請求項4】 上記シリンダの端部に、空気室を有する
    シリンダキャップを固定し、該シリンダキャップに、上
    記空気室と上記シリンダ内との間で上記流体の移動を可
    能ならしめる貫通穴を設けたことを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれか一項に記載の開閉機器操作装置の緩衝
    装置。
  5. 【請求項5】 上記空気室は、上記シリンダの内径より
    も大きい径に形成されたことを特徴とする請求項4記載
    の開閉機器操作装置の緩衝装置。
  6. 【請求項6】 上記シリンダに一体に設けられたばね押
    さえ板と、上記ピストンのピストンロッドに設けられた
    ばね押さえ板との間に、上記開閉機器の操作装置の操作
    ばねを縮設したことを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れか一項に記載の開閉機器操作装置の緩衝装置。
  7. 【請求項7】 上記流路断面積制御手段は、上記一他両
    室に設けられ、上記ピストンの上記貫通穴に対向する位
    置であって、上記ピストンの摺動方向に可動で、かつ、
    上記貫通穴に当接して上記貫通穴を塞ぐことが可能な弁
    と、上記弁を上記ピストン方向に付勢するばねとを有す
    ることを特徴とする請求項1記載の開閉機器操作装置の
    緩衝装置。
  8. 【請求項8】 上記流路断面積制御手段が、上記シリン
    ダ端部に固定されて上記ピストンの上記貫通穴に貫通可
    能なピンを有することを特徴とする請求項7記載の開閉
    機器操作装置の緩衝装置。
  9. 【請求項9】 上記ピストンに固着されたピストンロッ
    ドの自由端を、上記シリンダの軸方向の外側に延在させ
    て分割し、上記ピストンロッドの分割された部分の一方
    にピンを取り付け、上記ピストンロッドの分割された部
    分の他方に、上記ピストンロッドの軸方向に沿って上記
    ピンをガイドするガイド穴を設けたことを特徴とする請
    求項7または8記載の開閉機器操作装置の緩衝装置。
  10. 【請求項10】 上記流路断面積制御手段は、上記一他
    両室に設けられ上記シリンダに遊嵌して摺動可能な複数
    のプレートと、上記プレートに設けられ上記ピストンの
    上記貫通穴に対向する位置に対応して穿設した貫通穴
    と、上記プレートを上記ピストン方向に付勢するばねと
    を有することを特徴とする請求項1記載の開閉機器操作
    装置の緩衝装置。
  11. 【請求項11】 上記ピストンを固着させたピストンロ
    ッドの自由端側に、上記シリンダの軸方向に移動する第
    二シリンダを設け、該第二シリンダに遊嵌して摺動可能
    な第二ピストンを上記ピストンロッドの上記自由端に設
    けたことを特徴とする請求項10記載の開閉機器操作装
    置の緩衝装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008049778A (ja) * 2006-08-23 2008-03-06 Toyota Motor Corp スタビライザ装置
CN109625193A (zh) * 2018-12-27 2019-04-16 国家海洋局第海洋研究所 一种具有浮筏减振系统的科学考察船

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JP2008049778A (ja) * 2006-08-23 2008-03-06 Toyota Motor Corp スタビライザ装置
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