JP2002235635A - 蓄圧式燃料噴射装置 - Google Patents

蓄圧式燃料噴射装置

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JP2002235635A
JP2002235635A JP2001034849A JP2001034849A JP2002235635A JP 2002235635 A JP2002235635 A JP 2002235635A JP 2001034849 A JP2001034849 A JP 2001034849A JP 2001034849 A JP2001034849 A JP 2001034849A JP 2002235635 A JP2002235635 A JP 2002235635A
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common rail
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Hisashi Endo
久志 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脈動発生源からプレッシャリミッタ6のバル
ブ部11へ伝播する燃料の圧力脈動を確実に遮断するこ
とのできる蓄圧式燃料噴射装置を提供する。 【解決手段】 コモンレールの蓄圧室内の圧力が所定値
以上に上昇した際に弁座24からボールバルブ23が開
弁してコモンレールの蓄圧室内の圧力を過剰圧力よりも
下げるためのバルブ部11を有するプレッシャリミッタ
6をコモンレールと低圧配管5との間に組み付けた蓄圧
式燃料噴射装置において、プレッシャリミッタ6のバル
ブ部11と脈動発生源との間に、逆止弁70を設けるこ
とにより、脈動発生源からプレッシャリミッタ6のバル
ブ部11へ伝播する燃料の圧力脈動を確実に遮断でき
る。これにより、本来の設定開弁圧でプレッシャリミッ
タ6が作動できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄圧式燃料噴射装
置に関するもので、特にコモンレール圧力が設定開弁圧
以上に上昇した際に開弁してコモンレール圧力を過剰圧
力よりも下げるための圧力安全弁を備えたコモンレール
式燃料噴射システムに係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、サプライポンプによってコモ
ンレールの蓄圧室に高圧燃料を加圧圧送して蓄圧すると
共に、この蓄圧室内に蓄圧した高圧燃料を車両に搭載さ
れた内燃機関の各気筒毎に取り付けられた複数個のイン
ジェクタに分配し、複数個のインジェクタから内燃機関
の各気筒内へ高圧燃料を噴射供給する蓄圧式燃料噴射装
置が公知である。なお、蓄圧式燃料噴射装置では、一般
にコモンレールの蓄圧室の端部に圧力安全弁が装着され
ている。ここで、圧力安全弁としての一例として、図4
に示したようなバルブ部101、筒状のハウジング10
2およびホロースクリュー103よりなるプレッシャリ
ミッタ100がある。なお、バルブ部101は、弁孔1
11を有するバルブボデー104、および弁孔111を
開閉するボールバルブ105等から構成されている。
【0003】また、ハウジング102内に形成される入
口側燃料孔112、小径孔113および出口側燃料孔1
14のうち入口側燃料孔112内には、ボールバルブ1
05と一体的に動作するスプリングガイド107および
スプリング108が収容されている。さらに、ホロース
クリュー103内には、出口側燃料孔114に連通する
軸方向孔115およびこの軸方向孔115に対して直交
方向に穿設された径方向孔116等が形成されている。
そして、径方向孔116は、燃料タンク(図示せず)へ
燃料を戻すための低圧配管109内に形成された燃料通
路117に連通している。
【0004】ここで、一般的に、プレッシャリミッタ1
00のボールバルブ105の開弁圧は、バルブボデー1
04とボールバルブ105との接触面積およびスプリン
グ108のセット荷重(ばね荷重)により決定される。
また、このプレッシャリミッタ100のボールバルブ1
05の開弁圧は、開弁圧調整シム118、119を選択
することにより微調整できる。そして、ホロースクリュ
ー103の径方向孔116は、バルブ部101からホロ
ースクリュー103の軸方向孔115までの間の流路断
面積に比べて同等の流路断面積になるように設定されて
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のプレ
ッシャリミッタ100においては、燃料タンクへ燃料を
戻すための低圧配管109中に燃料流れの抵抗がある場
合、サプライポンプやインジェクタより排出され、燃料
タンクに戻る燃料の圧力脈動がプレッシャリミッタ10
0のバルブ部101に伝わることがある。この燃料の圧
力脈動がプレッシャリミッタ100のバルブ部101や
スプリングガイド107に伝播すると、ボールバルブ1
05がバルブボデー104内でバウンドするため、プレ
ッシャリミッタ100のボールバルブ105の本来の設
定開弁圧が低下したり、上昇したりする現象が生じる。
【0006】
【発明の目的】本発明は、脈動発生源から圧力安全弁の
バルブ部へ伝播する燃料の圧力脈動を確実に遮断できる
ようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、コモンレール内に蓄圧した高圧燃料を燃料噴射
弁に供給し、燃料噴射弁から内燃機関へ高圧燃料を噴射
供給する蓄圧式燃料噴射装置において、高圧供給ポンプ
やコモンレール等の高圧配管系内の圧力が所定値以上に
上昇した際に開弁して高圧配管系内の圧力を過剰圧力よ
りも下げるための圧力安全弁のバルブ部と脈動発生源と
の間に、高圧配管系から低圧配管系内への燃料の流れの
みを容認する逆止弁を設けることにより、脈動発生源か
ら圧力安全弁のバルブ部へ伝播する燃料の圧力脈動を確
実に遮断することができる。これにより、本来の設定開
弁圧で圧力安全弁を作動させることができる。
【0008】請求項2および請求項3に記載の発明によ
れば、バルブ部を、高圧供給ポンプまたはコモンレール
に連通する弁孔を有する弁本体、およびこの弁本体の弁
孔を開閉する弁体により構成している。また、ハウジン
グの燃料孔内に、弁本体の弁孔を閉じる側に弁体を付勢
する弁体付勢手段を設けている。これにより、圧力安全
弁の弁体の開弁圧が、弁本体と弁体との接触面積および
弁体付勢手段の付勢力により決められる。
【0009】また、弁孔に連通する燃料孔を有する筒状
のハウジングの出口側の開口端を閉塞するホロースクリ
ュー内に、ハウジングの燃料孔よりも燃料の流れ方向の
下流側に設けられた絞り孔、この絞り孔を開閉するバル
ブ、およびこのバルブを絞り孔を閉じる側に付勢するバ
ルブ付勢手段により構成された逆止弁を設けることによ
り、脈動発生源から圧力安全弁のバルブ部の弁体および
弁体付勢手段へ伝播する燃料の圧力脈動を確実に遮断す
ることができる。これにより、本来の設定開弁圧で圧力
安全弁を作動させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】〔実施形態の構成〕図1ないし図
3は本発明の実施形態を示したもので、図1はコモンレ
ール式燃料噴射装置の全体構成を示した図である。
【0011】本実施形態のコモンレール式燃料噴射装置
は、一般にコモンレールシステムと呼ばれており、自動
車等の車両に搭載された燃料タンク1内の燃料を汲み上
げた燃料を加圧するサプライポンプ2と、内部に蓄圧室
(図示せず)を形成するコモンレール3と、このコモン
レール3の各分岐管に接続された複数個の燃料噴射弁
(以下インジェクタと言う)4とを備え、コモンレール
3の蓄圧室内に蓄圧した高圧燃料を各インジェクタ4に
供給し、各インジェクタ4から多気筒内燃機関(ディー
ゼルエンジン)の各気筒の燃焼室内へ高圧燃料を噴射供
給する内燃機関用蓄圧式燃料噴射装置である。
【0012】サプライポンプ2は、本発明の高圧供給ポ
ンプに相当するもので、ディーゼルエンジンのクランク
軸の回転に伴って回転することで、燃料タンク1内の燃
料を汲み上げるフィードポンプ(低圧供給ポンプ)を内
蔵し、このフィードポンプにより吸い出された燃料を加
圧して高圧燃料を圧送する。このサプライポンプ2は、
燃料配管(図示せず)を経てコモンレール3への高圧燃
料の圧送量を調整することで、蓄圧室の内部圧力(所謂
コモンレール圧力)を変更する。
【0013】コモンレール3は、内部に比較的に高い圧
力の高圧燃料を蓄えるサージタンクの一種で、燃料配管
を介して各インジェクタ4に接続されている。さらに、
各インジェクタ4は、ディーゼルエンジンのシリンダブ
ロックに各気筒に個別に対応して取り付けられ、ディー
ゼルエンジンの各気筒毎の燃焼室内に高圧燃料を噴射す
る燃料噴射ノズルである。そして、サプライポンプ2、
コモンレール3および各インジェクタ4から燃料タンク
1へ燃料を戻すための低圧配管5には、コモンレール3
内の蓄圧室圧力が限界蓄圧圧力を超えることがないよう
に、蓄圧室等の蓄圧系内の圧力を逃がすためのプレッシ
ャリミッタ6が取り付けられている。本実施形態では、
プレッシャリミッタ6は、コモンレール3の蓄圧室と低
圧配管5の燃料通路10との間に接続されている。
【0014】次に、本実施形態のプレッシャリミッタ6
の構造を図1ないし図3に基づいて簡単に説明する。こ
こで、図2はプレッシャリミッタ6の構造を示した図
で、図3はプレッシャリミッタ6の概略構造を示した図
である。
【0015】本実施形態のプレッシャリミッタ6は、本
発明の圧力安全弁に相当するもので、コモンレール3に
液密的に接続されるバルブ部11、このバルブ部11よ
りも下流側に液密的に接続されるハウジング12、この
ハウジング12内に収容されたスプリング13、このス
プリング13の一端を保持するスプリングガイド14、
およびハウジング12の出口側の開口端15内に差し込
まれるホロースクリュー16等から構成されている。
【0016】バルブ部11は、コモンレール3の出口管
(図示せず)に液密的に接続されるバルブボデー21、
およびこのバルブボデー21に形成された弁孔22を開
閉するボールバルブ(本発明の弁体に相当する)23等
から構成されている。バルブボデー21は、本発明の弁
本体に相当するもので、先端部にコモンレール3の蓄圧
室に連通する弁孔22が形成され、その弁孔22よりも
下流側には、プレッシャリミッタ6の閉弁時にボールバ
ルブ23が着座する弁座24が形成されている。また、
弁座24よりも下流側には、スプリングガイド14を摺
動自在に支持する摺動孔25が形成されている。
【0017】ハウジング12は、円筒形状の金属材より
なり、内部に円環状の開弁圧調整シム17、18が嵌め
込まれている。そして、ハウジング12の内部には、入
口側燃料孔31、燃料孔(小径孔)34および出口側燃
料孔35が形成され、開弁圧調整シム17、18の内部
には、燃料孔(小径孔)32、33が形成されている。
また、ハウジング12の先端側の外周には、コモンレー
ル3の取付部(図示せず)に螺合する雄ねじ部36が形
成されている。そして、出口側燃料孔35の内周には、
ホロースクリュー16が螺合する雌ねじ部(内周ねじ
部)37が形成されている。
【0018】スプリング13は、ハウジング12の入口
側燃料孔31内に収容されて、バルブボデー21の弁孔
22を閉じる側にボールバルブ23を所定の付勢力(セ
ット荷重)で付勢する弁体付勢手段であり、一端がスプ
リングガイド14の径大部42の後端面に保持され、他
端が開弁圧調整シム17の先端面に保持されている。な
お、本実施形態では、ボールバルブ23のシート径(バ
ルブボデー21とボールバルブ23との接触面積)およ
びスプリング13のセット荷重とでプレッシャリミッタ
6のボールバルブ23の開弁圧が決定されている。ま
た、開弁圧は、板厚を変更した開弁圧調整シム17、1
8を選択することにより微調整できる。
【0019】スプリングガイド14は、バルブボデー2
1の摺動孔25内およびハウジング12の入口側燃料孔
31内に収容されて、先端側から後端側に向けて、摺動
孔25内に摺動自在に支持された径小部41、この径小
部41よりも外径が大きく、入口側燃料孔31内に摺動
自在に支持された径大部42、およびこの径大部42よ
りも外径が小さい径小部43等を有している。
【0020】スプリングガイド14の径小部41の外周
面には、バルブボデー21の摺動孔25との間に、ボー
ルバルブ23およびスプリングガイド14が弁座24よ
り所定値以上上昇した際に、入口側燃料孔31と弁孔2
2とを連通する燃料通路を形成するための切欠き部44
が設けられている。その切欠き部44は、円柱形状の径
小部41の円形状の外周面の一部を平坦面とするように
切削加工することによって形成されている。なお、切欠
き部44は、本実施形態では対称的な位置に2箇所設け
られている。スプリングガイド14の径大部42は、ハ
ウジング12の入口側燃料孔31の内周面との間に燃料
通路を形成している。
【0021】ホロースクリュー16は、バルブ部11お
よびハウジング12の出口側燃料孔35よりも燃料の流
れ方向の下流側に設けられ、ハウジング12の出口側の
開口端15を閉塞するものである。このホロースクリュ
ー16は、ハウジング12の雌ねじ部37に螺合する雄
ねじ部(外周ねじ部)51を有するスリーブ部(ボルト
脚部)52、およびこのスリーブ部52のハウジング1
2側に対する逆側にスリーブ部52よりも外径の大きい
フランジ部(ボルト頭部、六角部)53を備えている。
【0022】そして、スリーブ部52内には、脈動発生
源からバルブ部11とスプリングガイド14へ伝播する
燃料の圧力脈動を確実に遮断するための逆止弁70が設
けられている。その逆止弁70は、ハウジング12の出
口側燃料孔35に連通する絞り孔71、この絞り孔71
を軸方向孔(燃料孔)54側より開閉するボールバルブ
72、およびこのボールバルブ72を弁座73側に付勢
するスプリング(本発明のバルブ付勢手段に相当する)
74等から構成されている。その絞り孔71は、入口側
燃料孔31、燃料孔34、出口側燃料孔35および軸方
向孔54よりも内径(流路断面積)が小さい。
【0023】なお、軸方向孔54の開口端部に設けられ
た雌ねじ部には、ボールバルブ72の開弁圧を調整する
ための調整用スクリュー75が捩じ込まれている。そし
て、ホロースクリュー16のスリーブ部52の径方向に
形成された径方向孔56は、軸方向孔54に対して直交
する方向に設けられている。なお、57、58はホロー
スクリュー16のスリーブ部52と低圧配管5とハウジ
ング12との間をシールするためのシールワッシャであ
る。
【0024】〔実施形態の特徴〕コモンレール3の蓄圧
室等の蓄圧系内の燃料圧力がプレッシャリミッタ6の開
弁圧以上になると、この燃料圧力でボールバルブ23が
スプリング13の付勢力に抗してバルブボデー21の弁
座24より上昇する。これにより、弁孔22が開かれ
る。したがって、コモンレール3の蓄圧室等の蓄圧系内
の高圧燃料は、弁孔22から摺動孔25、ハウジング1
2の入口側燃料孔31、燃料孔34、出口側燃料孔35
へ送り出され、出口側燃料孔35内の燃料圧力が逆止弁
70の開弁圧以上になると、この燃料圧力でボールバル
ブ72がスプリング74の付勢力に抗してホロースクリ
ュー16の弁座73より上昇する。これにより、絞り孔
71が開かれる。したがって、出口側燃料孔35内の高
圧燃料は、逆止弁70の絞り孔71、ホロースクリュー
16の軸方向孔54を通じて径方向孔56へ送り出さ
れ、低圧配管5の燃料通路10を経て燃料タンク1へ戻
される。これにより、開弁圧が設定されたプレッシャリ
ミッタ6によりコモンレール3の蓄圧室等の蓄圧系内で
異常高圧が発生した場合でも、コモンレール式燃料噴射
装置の蓄圧系内の圧力を過剰圧力よりも下げることがで
きる。
【0025】ここで、サプライポンプ2やインジェクタ
4より排出されて燃料タンク1に戻る際に燃料の圧力脈
動が生じる。その燃料の圧力脈動は、サプライポンプ
2、コモンレール3内に形成される蓄圧室および各イン
ジェクタ4から燃料タンク1へ燃料を戻すための低圧配
管5の燃料タンク1側(脈動発生源)からホロースクリ
ュー16、ハウジング12を経てプレッシャリミッタ6
のバルブ部11に伝播する可能性がある。この燃料の圧
力脈動がプレッシャリミッタ6のバルブ部11やスプリ
ングガイド14に伝播すると、ボールバルブ23がバル
ブボデー21内でバウンドするため、プレッシャリミッ
タ6の本来の設定開弁圧が低下したり、上昇したりする
現象が生じる。
【0026】しかし、本実施形態では、プレッシャリミ
ッタ6のバルブ部11と脈動発生源である低圧配管5の
燃料タンク1側との間のホロースクリュー16内に逆止
弁70を設けている。このため、脈動発生源からバルブ
部11とスプリングガイド14へ伝播する燃料の圧力脈
動を確実に遮断できるので、ボールバルブ23がバルブ
ボデー21内でバウンドしない。これにより、プレッシ
ャリミッタ6の本来の設定開弁圧が低下したり、上昇し
たりする現象を防止することができ、本来の設定圧力で
プレッシャリミッタ6のボールバルブ23を確実に作動
できるようにすることができる。
【0027】〔他の実施形態〕本実施形態では、蓄圧室
内に蓄圧した高圧燃料をディーゼルエンジンの各気筒毎
に取り付けられた複数個のインジェクタ(燃料噴射弁)
4に分配し、複数個の燃料噴射弁からディーゼルエンジ
ンの各気筒内へ高圧燃料を噴射供給するコモンレール式
燃料噴射装置に適用した例を説明したが、蓄圧室内に蓄
圧した高圧燃料をディーゼルエンジンの気筒に取り付け
られた1個のインジェクタ(燃料噴射弁)に供給し、1
個のインジェクタからディーゼルエンジンの気筒内へ高
圧燃料を噴射供給するコモンレール式燃料噴射装置に適
用しても良い。この場合には、サプライポンプ2とイン
ジェクタとの間のコモンレールの代わりに高圧配管を配
設し、高圧配管内に蓄圧室を形成しても良い。
【0028】本実施形態では、サプライポンプ2として
エンジン気筒数に関係なく、1本または2対以下のプラ
ンジャで燃料を順次各気筒に分配圧送する分配型燃料噴
射ポンプを使用した例を説明したが、サプライポンプ2
としてエンジン気筒数に対応する複数のプランジャを有
し、カム軸1回転で各プランジャ毎に燃料を圧送する列
型燃料噴射ポンプを使用しても良い。
【0029】本実施形態では、ボールバルブ23とスプ
リングガイド14を別体で構成したが、弁体とスプリン
グガイド(ピストン)を一体部品で構成しても良い。ま
た、本実施形態では、ハウジング12とバルブボデー2
1を別体で構成したが、ハウジングとバルブボデー(弁
本体)を一体部品で構成しても良い。さらに、本実施形
態では、スプリングガイド14を介してボールバルブ2
3を閉弁側に付勢するスプリング13を使用したが、ス
プリングガイド14を介してボールバルブ23を閉弁側
に付勢するエアクッション、クッションゴム、板ばね等
の弁体付勢手段(弾性体)を使用しても良い。
【0030】本実施形態では、ホロースクリュー16の
スリーブ部52に逆止弁70を設けた例を説明したが、
プレッシャリミッタ6のバルブ部11と低圧配管5の燃
料タンク1側(脈動発生源)との間の燃料配管、ホロー
スクリュー、ハウジングであればどこに逆止弁を設けて
も良い。また、本実施形態では、プレッシャリミッタ
(圧力安全弁)6をコモンレール3の蓄圧室と低圧配管
5の燃料通路10との間に接続したが、圧力安全弁をサ
プライポンプ2の高圧室と低圧配管との間に接続しても
良く、あるいは高圧配管系と低圧配管系との間に接続し
ても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】コモンレール式燃料噴射装置の全体構成を示し
た概略図である(実施形態)。
【図2】プレッシャリミッタの構造を示した断面図であ
る(実施形態)。
【図3】プレッシャリミッタの概略構造を示した模式図
である(実施形態)。
【図4】プレッシャリミッタの構造を示した断面図であ
る(従来の技術)。
【符号の説明】
1 燃料タンク 2 サプライポンプ(高圧供給ポンプ) 3 コモンレール 4 インジェクタ(燃料噴射弁) 5 低圧配管 6 プレッシャリミッタ(圧力安全弁) 10 燃料通路 11 バルブ部 12 ハウジング 13 スプリング(弁体付勢手段) 14 スプリングガイド 15 開口端 16 ホロースクリュー(圧力脈動吸収手段) 17 開弁圧調整シム 18 開弁圧調整シム 21 バルブボデー(弁本体) 22 弁孔 23 ボールバルブ(弁体) 31 入口側燃料孔 34 燃料孔 35 出口側燃料孔 52 スリーブ部 53 フランジ部 70 逆止弁 71 絞り孔 72 ボールバルブ 73 弁座 74 スプリング(バルブ付勢手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)燃料タンクから汲み上げた燃料を加
    圧して高圧化する高圧供給ポンプと、 (b)この高圧供給ポンプより吐出された高圧燃料を蓄
    圧するコモンレールと、 (c)このコモンレール内に蓄圧された高圧燃料を内燃
    機関へ噴射供給する燃料噴射弁と、 (d)前記高圧供給ポンプや前記コモンレール等の高圧
    配管系内の圧力が所定値以上に上昇した際に開弁して前
    記高圧配管系内の圧力を過剰圧力よりも下げるためのバ
    ルブ部を有する圧力安全弁と、 (e)この圧力安全弁のバルブ部よりも下流側で燃料の
    圧力脈動を発生する脈動発生源と前記圧力安全弁のバル
    ブ部との間に設けられて、前記脈動発生源から前記圧力
    安全弁のバルブ部へ伝播する燃料の圧力脈動を遮断する
    ための逆止弁とを備えた蓄圧式燃料噴射装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の蓄圧式燃料噴射装置にお
    いて、 前記バルブ部は、前記高圧供給ポンプまたは前記コモン
    レールに連通する弁孔を有する弁本体、およびこの弁本
    体の弁孔を開閉する弁体よりなり、 前記逆止弁は、前記弁孔に連通する燃料孔を有する筒状
    のハウジングの出口側の開口端を閉塞するホロースクリ
    ュー内に設けられており、 前記ハウジングの燃料孔内には、前記弁孔を閉じる側に
    前記弁体を付勢する弁体付勢手段が設けられていること
    を特徴とする蓄圧式燃料噴射装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の蓄圧式燃料噴射装置にお
    いて、 前記逆止弁は、前記ハウジングの燃料孔よりも燃料の流
    れ方向の下流側に設けられた絞り孔、この絞り孔を開閉
    するバルブ、およびこのバルブを前記絞り孔を閉じる側
    に付勢するバルブ付勢手段を有していることを特徴とす
    る蓄圧式燃料噴射装置。
JP2001034849A 2000-11-27 2001-02-13 蓄圧式燃料噴射装置 Pending JP2002235635A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006523793A (ja) * 2003-06-21 2006-10-19 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング リターンレール内で圧力振動の低減される燃料噴射装置
JP2018178973A (ja) * 2017-04-21 2018-11-15 いすゞ自動車株式会社 内燃機関の燃料噴射装置
CN112840118A (zh) * 2019-03-15 2021-05-25 住友理工株式会社 连接器

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