JP2002232471A - データ伝送装置及びデータ伝送方法 - Google Patents

データ伝送装置及びデータ伝送方法

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JP2002232471A
JP2002232471A JP2001029517A JP2001029517A JP2002232471A JP 2002232471 A JP2002232471 A JP 2002232471A JP 2001029517 A JP2001029517 A JP 2001029517A JP 2001029517 A JP2001029517 A JP 2001029517A JP 2002232471 A JP2002232471 A JP 2002232471A
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cell
transmission
buffer
cells
data
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JP2001029517A
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English (en)
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Masahiro Omura
正広 大村
Shinichi Higuchi
信一 樋口
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザデータをセルに組み立てて伝送路
へ送出する際に、送出待ち合わせ用のセルバッファでの
遅延を監視して、許容遅延を超えた場合には当該セルを
廃棄するデータ伝送装置において、ユーザデータレート
が高速でTTIが長く設定されるチャネル種別において
もユーザデータの品質の劣化が起こらないデータ伝送装
置及びデータ伝送方法を提供する。 【解決手段】 シェイピング実施判定部301は、伝送
路インタフェース部206の前段でセルのチャネル種別
を参照してシェイピング実施/未実施の判定を行い、シ
ェイピング実施と判断するとセルバッファ302に当該
セルを書き込む。読出し制御部303は、セルが伝送路
インタフェース部206でバッファ内許容遅延超過によ
る廃棄を受けない読み出し間隔でセルバッファ302か
ら読み出して伝送路インタフェース部206へ出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信したユーザデ
ータをフレームに組み立てて伝送路へ送出するデータ伝
送装置及びデータ伝送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の移動通信の基地局システ
ムの構成を示すブロック図である。この図において、従
来の移動通信の基地局システムは、通信圏内に存在する
移動端末601と、この移動端末601と無線通信を行
う複数の基地局装置602−1、602−2、…、60
2−nと、有線伝送路603−1、603−2、…、6
03−nを介して基地局装置602−1、602−2、
…、602−nを統括制御する基地局制御装置604と
を備えている。
【0003】基地局装置602−1、602−2、…、
602−nの各々は、図7のブロック図に示すように、
アンテナ701と、送受信増幅部702と、無線送受信
部703と、ベースバンド信号処理部704と、セル組
立/分解部705と、伝送路インタフェース部706と
を備えて構成される。なお、セル組立/分解部705と
伝送路インタフェース部706はデータ伝送装置707
を構成する。
【0004】アンテナ701は、移動端末601(図6
参照)との間の無線周波数信号の送受信に使用される。
送受信増幅部702は、アンテナ701で捉えられた信
号を増幅する一方、無線送受信部703からの送信信号
を増幅してアンテナ701へ出力する。無線送受信部7
03は、アンテナ701で捉えられ送受信増幅部702
から出力された受信信号をアナログ/デジタル変換する
一方、ベースバンド信号処理部704でベースバンド信
号処理された送信信号をデジタル/アナログ変換して送
受信増幅部702へ出力する。
【0005】ベースバンド信号処理部704は、送信信
号の誤り訂正符号化、フレーム化、データ変調及び拡散
変調を行う一方、受信信号の逆拡散、チップ同期、誤り
訂正符号化及びデータの多重分離等を行う。セル組立/
分解部705は、送信信号のセル化、受信セルのデセル
化を行う。伝送路インタフェース部706は、セル組立
/分解部705からの受信セルを伝送路の速度に応じた
セル送信間隔で送信する。また、伝送路インタフェース
部706は、伝送路603からの送信セルをセル組立/
分解部705へ出力する。
【0006】なお、セルは、ATM(非同期転送モー
ド:Asynchronous Transfer Mode)セルを示す。周知の
如くATMセルは、転送すべき情報を固定長のブロック
(即ちセル)に分割され、さらに分割された各セルに宛
先などの制御情報を含んだヘッダ(5バイト)が付与さ
れたものである。セルの長さは、一般的に53バイト
(5+48バイト)である。送出するセル数を変化させ
ることで任意の通信速度を実現できる。すなわち、高速
な通信では一定時間に多数のセルを、低速の通信では少
量のセルを送れば良いことになる。実際はセルを送出す
る間隔で制御を行っている。
【0007】伝送路インタフェース部706は、図8の
ブロック図に示すように、セルバッファ801と、読出
し制御部802と、バッファ内遅延監視部803とを有
して構成される。なお、ここでは伝送路603へセルを
送信する機能について説明し、伝送路603からセルを
受信するための機能についての説明は省略することとす
る。
【0008】図8において、セルバッファ801は、一
時的にセルを格納するシェーピング用のバッファメモリ
である。読出し制御部802は、「1セル長÷当該チャ
ネルの割り当て帯域」より計算されるセル送出間隔毎に
セルを伝送路603へ出力する。ただし、伝送路603
の帯域に空き(残余帯域)がある場合は、この残余帯域
も使用してセルを送出する。例えば、現在設定中のチャ
ネルが1chの場合、セル送出間隔は「1セル長÷伝送
路速度」となる。
【0009】バッファ内遅延監視部803は、各セルが
セルバッファ801に格納されてから経過した時間(バ
ッファ内遅延)を監視して、予め決められたバッファ内
許容遅延を超過したセルを廃棄する。バッファ内許容遅
延は、チャネル種別に求められるリアルタイム性を考慮
して決められる。すなわち、リアルタイム性の高いチャ
ネル種別のバッファ内許容遅延はリアルタイム性の低い
チャネル種別のバッファ内許容遅延より短い時間に設定
される。なお、バッファ内許容遅延は伝送路速度に依ら
ず、チャネル種別毎に固定値である。
【0010】次に、上記構成の移動通信の基地局システ
ムの動作について説明する。ただし、基地局装置602
が無線周波数信号を受信してから伝送路603へセルを
送出するまでの動作について説明する。基地局装置60
2は、移動端末601から発信された無線周波数信号を
受信すると、この無線周波数信号を送受信増幅部702
で増幅し、さらに無線送受信部703でアナログ/デジ
タル変換を行い、その後、ベースバンド信号処理部70
4でベースバンド信号処理を行う。
【0011】ベースバンド信号処理では、予め規定され
た時間間隔{通常10msec、40msec等の10
msec単位で規定される。以降、この間隔をTTI
(Transmission Time Interval)と記す}分の受信デー
タに対してベースバンド処理を行い、ユーザフレームと
してセル組立/分解部705へ出力する。セル組立/分
解部705では、ユーザフレームをセル化して伝送路イ
ンタフェース部706へ出力する。
【0012】伝送路インタフェース部706では、セル
組立/分解部705からの受信セルをセルバッファ80
1に格納した後、読出し制御部802によって伝送路6
03へ送出する。ただし、バッファ内遅延監視部803
によって、予め決められたバッファ内許容遅延を超過し
たセルは廃棄する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の移動
通信の基地局システムにおけるデータ伝送装置において
は、ユーザデータレートが高速でTTIが長く設定され
るチャネル種別では、ユーザデータの品質が劣化する問
題がある。
【0014】すなわち、ユーザデータレートが高速でT
TIが長く設定されるチャネル種別では、セルがバース
ト的に集中して発生し、伝送路インタフェース部706
に一時的に集中して到着することになる。このとき、伝
送路603の速度がバーストセルのピーク速度より遅い
と、バースト的に到着したセルのうち、伝送路インタフ
ェース部706のセルバッファ801で待ち合わせる時
間の許容遅延を超過した分が廃棄される。この廃棄され
るセル数が多ければ多いほどユーザデータの品質が劣化
することになる。
【0015】本発明は係る点に鑑みてなされたものであ
り、ユーザデータレートが高速でTTIが長く設定され
るチャネル種別においてもユーザデータの品質の劣化が
起こらないデータ伝送装置及びデータ伝送方法を提供す
ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ伝送装置
は、ユーザデータをセルに組み立てるセル組立手段と、
セル送出待ち合わせ用のセルバッファを有すると共に、
このセルバッファに前記セル組立手段にて組み立てられ
たセルが格納された後の経過時間を監視して、予め決め
られたバッファ内許容遅延を超過したセルを廃棄する伝
送路インタフェース手段と、前記伝送路インタフェース
手段のセルバッファとは別個に設けられた第2のセルバ
ッファと、前記伝送路インタフェース手段の前段でセル
のチャネル種別を参照してシェイピング実施・未実施の
判定を行い、シェイピング実施と判断すると当該セルを
前記第2のセルバッファに書き込み、シェイピング未実
施と判断すると当該セルを前記伝送路インタフェース手
段へ出力するシェイピング実施判定手段と、前記シェイ
ピング実施判定手段でシェイピング実施と判断されたチ
ャネルについて当該チャネルのセルが前記伝送路インタ
フェース手段でバッファ内許容遅延超過による廃棄を受
けない読み出し間隔で前記第2のセルバッファからセル
を読み出して前記伝送路インタフェース手段へ出力する
読出し制御手段と、を具備する構成を採る。
【0017】この構成によれば、ユーザデータをセルに
組み立てて伝送路へ送出する際に、伝送路インタフェー
ス手段における送出待ち合わせ用のセルバッファでの遅
延を監視して、許容遅延を超えた場合には当該セルを廃
棄するデータ伝送装置において、特に遅い伝送路速度で
バースト性の強いデータを伝送する場合に、伝送路イン
タフェース手段へのセル送信間隔を広げてバースト性を
弱めるので、バッファ内許容遅延時間超過によるセル廃
棄を防ぐことができ、これによりユーザデータ廃棄によ
る伝送品質の劣化を抑えることが可能となる。
【0018】また、本発明のデータ伝送装置は、上記デ
ータ伝送装置において、シェイピング実施判定手段は、
チャネル種別で単位時間に発生するセルデータ量÷(チ
ャネルの割り当て帯域+残余帯域)の計算により得られ
る、チャネル種別で単位時間に発生する全てのセルを伝
送路へ送出するのにかかる時間が、当該チャネル種別の
バッファ内許容遅延以上の場合にシェイピング実施と判
定し、当該チャネル種別のバッファ内許容遅延以下の場
合にシェイピング未実施と判定する。
【0019】この構成によれば、シェイピング実施・未
実施を正確に行うことが可能となる。
【0020】また、本発明のデータ伝送装置は、上記デ
ータ伝送装置において、読出し制御手段は、第2のセル
バッファからのセル読み出し間隔を、((単位時間に発
生する全セルデータ量÷(チャネルの割り当て帯域+残
余帯域))−許容遅延)÷単位時間に発生するセル数の
計算により求める。
【0021】この構成によれば、セルの読み出し間隔を
正確に行うことが可能となる。
【0022】本発明の基地局装置は、上記データ伝送装
置と、送受信されるデータを増幅する送受信増幅手段
と、受信信号をアナログ/デジタル変換すると共に送信
信号をデジタル/アナログ変換する無線送受信手段と、
前記送信信号の誤り訂正符号化、フレーム化、データ変
調及び拡散変調を行うと共に少なくとも前記受信信号の
逆拡散、チップ同期、誤り訂正符号化及びデータの多重
分離を行うベースバンド信号処理手段と、を具備する構
成を採る。
【0023】この構成によれば、基地局装置において、
上記と同様の作用効果を得る事ができる。
【0024】本発明の移動通信の基地局システムは、上
記基地局装置と、伝送路を介して複数の前記基地局装置
それぞれを統括制御する基地局制御装置と、を具備する
構成を採る。
【0025】この構成によれば、移動通信の基地局シス
テムにおいて上記と同様の作用効果を得ることができ
る。
【0026】本発明のデータ伝送方法は、ユーザデータ
をセルに組み立てて伝送路へ送出する際に、伝送路イン
タフェースの送出待ち合わせ用のセルバッファにセルが
格納された時点からの経過時間を監視して、予め決めら
れたバッファ内許容遅延を超過したセルを廃棄するデー
タ伝送方法において、前記セルが前記伝送路インタフェ
ースへ出力される前に前記セルのチャネルの種別を参照
してシェイピングを実施するかしないかを判定し、シェ
イピングを実施しない場合には当該セルを前記伝送路イ
ンタフェースへ出力し、シェイピングを実施する場合に
は当該セルを前記伝送路インタフェースのセルバッファ
とは別に設けられた第2のセルバッファに蓄積した後、
前記伝送路インタフェース手段でバッファ内許容遅延超
過による廃棄を受けない読出し間隔で前記第2のセルバ
ッファから読み出して前記伝送路インタフェース手段へ
出力する。
【0027】この方法によれば、ユーザデータをセルに
組み立てて伝送路へ送出する際に、伝送路インタフェー
ス手段における送出待ち合わせ用のセルバッファでの遅
延を監視して、許容遅延を超えた場合には当該セルを廃
棄するデータ伝送方法において、特に遅い伝送路速度で
バースト性の強いデータを伝送する場合に、伝送路イン
タフェース手段へのセル送信間隔を広げてバースト性を
弱めることで、バッファ内許容遅延時間超過によるセル
廃棄を防ぐことができる。この結果、ユーザデータ廃棄
による伝送品質の劣化が抑えられる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、ユーザデータを
セルに組み立てて伝送路へ送出する際に、伝送路インタ
フェースにおける送出待ち合わせ用のセルバッファでの
遅延を監視して、許容遅延を超えた場合には当該セルを
廃棄するデータ伝送装置において、特に、遅い伝送路速
度でバースト性の強いデータを伝送する場合に、伝送路
インタフェースへのセル送信間隔を広げてバースト性を
弱めて、バッファ内許容遅延超過によるセル廃棄を防ぐ
ことである。
【0029】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0030】図1は、本発明の一実施の形態に係る移動
通信の基地局システムの構成を示すブロック図である。
この図において、本実施の形態の移動通信の基地局シス
テムは、通信圏内に存在する移動端末101と、この移
動端末101と無線通信を行う複数の基地局装置102
−1、102−2、…、102−nと、これら基地局装
置102−1、102−2、…、102−nを有線伝送
路103−1、103−2、…、103−nを介して統
括制御する基地局制御装置104と、を備えて構成され
る。
【0031】基地局装置102−1、102−2、…、
102−nの各々は、図2のブロック図示すように、ア
ンテナ201と、送受信増幅部202と、無線送受信部
203と、ベースバンド信号処理部204と、セル組立
/分解部205と、伝送路インタフェース部206と、
バーストデータ用シェイパ207とを備えて構成され
る。なお、セル組立/分解部205と伝送路インタフェ
ース部206とバーストデータ用シェイパ207はデー
タ伝送装置208を構成する。
【0032】アンテナ201は、移動端末101(図1
参照)との間の無線周波数信号の送受信に使用される。
送受信増幅部202は、アンテナ201で捉えられた信
号を増幅する一方、無線送受信部203からの送信信号
を増幅してアンテナ201へ出力する。無線送受信部2
03は、アンテナ201で捉えられて送受信増幅部20
2から出力された受信信号をアナログ/デジタル変換す
る一方、ベースバンド信号処理部204でベースバンド
信号処理された送信信号をデジタル/アナログ変換して
送受信増幅部202へ出力する。
【0033】ベースバンド信号処理部204は、送信信
号の誤り訂正符号化、フレーム化、データ変調及び拡散
変調を行う一方、受信信号の逆拡散、チップ同期、誤り
訂正符号化及びデータの多重分離等を行う。セル組立/
分解部205は、送信信号のセル化、受信セルのデセル
化を行う。伝送路インタフェース部206は、セル組立
/分解部205からの受信セルを伝送路103の速度に
応じたセル送信間隔で送信する。また、伝送路103か
らの送信セルをセル組立/分解部205へ出力する。
【0034】バーストデータ用シェイパ207は、セル
組立/分解部205からのセルを受信し、バースト性の
強いチャネル種別の場合はセル送信間隔を広げたうえで
伝送路インタフェース部206へ送出する。図3はこの
バーストデータ用シェイパ207の構成を示すブロック
図である。この図に示すように、バーストデータ用シェ
イパ207は、シェイピング実施判定部301と、セル
バッファ(第2のセルバッファ)302と、読出し制御
部303とを備えて構成される。
【0035】シェイピング実施判定部301は、受信セ
ルのチャネル種別を参照してシェイピング実施/未実施
の判定を行い、シェイピング実施と判断すると、当該セ
ルをセルバッファ302に書き込む。これに対して、シ
ェイピング未実施と判断すると、当該セルをそのまま伝
送路インタフェース部206へ出力する。シェイピング
実施/未実施判定は、「当該チャネル種別で1TTIに
発生する全てのセルを伝送路へ送出するのにかかる時
間」(当該チャネル種別で1TTIに発生するセルデー
タ量÷(当該チャネルの割り当て帯域+残余帯域)の計
算結果)が、当該チャネル種別のバッファ内許容遅延以
上の場合にシェイピング実施とし、当該チャネル種別の
バッファ内許容遅延以下の場合にシェイピング未実施と
する。
【0036】なお、シェイピングを実施するチャネルが
複数の場合の残余帯域は、一例として「伝送路速度の残
余帯域÷シェイピングを実施するチャネル数」として計
算する方法がある。
【0037】読出し制御部303は、当該チャネルのセ
ルが伝送路インタフェース部206でバッファ内許容遅
延超過による廃棄を受けない読み出し間隔でセルバッフ
ァ302からセルを読み出して伝送路インタフェース部
206へ出力する。この場合、セルの読み出し間隔は、
((TTIに発生する全セルデータ量÷(当該チャネル
の割り当て帯域+残余帯域))−許容遅延)÷TTIに
発生するセル数で計算する。
【0038】伝送路インタフェース部206は、セル組
立/分解部205からの受信セルを伝送路103の速度
に応じたセル送信間隔で送信する。また、伝送路103
からの受信セルをセル組立/分解部205へ出力する。
図4は伝送路インタフェース部206の構成を示すブロ
ック図である。伝送路インタフェース部206は、セル
バッファ401と、読出し制御部402と、バッファ内
遅延監視部403と、を備えて構成される。なお、ここ
では伝送路103へセルを送信する機能について説明
し、伝送路103からセルを受信するための機能につい
ての説明は省略する。
【0039】セルバッファ401は、一時的にセルを格
納するシェーピング用バッファメモリである。読出し制
御部402は、「1セル長÷当該チャネルの割り当て帯
域」から計算されるセル送出間隔毎にセルを伝送路10
3へ出力する。ただし、伝送路103の帯域に空き(残
余帯域)がある場合は、この残余帯域も使用してセルを
送出する。例えば、現在設定中のチャネルが1chの場
合、セル送出間隔は「1セル長÷伝送路速度」である。
バッファ内遅延監視部403は、各セルがセルバッファ
401に格納されてから経過した時間(バッファ内遅
延)を監視し、予め決められたバッファ内許容遅延を超
過したセルを廃棄する。
【0040】バッファ内許容遅延は、チャネル種別に求
められるリアルタイム性を考慮して決められる。また、
リアルタイム性の高いチャネル種別のバッファ内許容遅
延は、リアルタイム性の低いチャネル種別のバッファ内
許容遅延より短い時間に設定される。なお、バッファ内
許容遅延は伝送路速度によらず、チャネル種別毎に固定
値である。
【0041】次に、本実施の形態の移動通信の基地局シ
ステムの動作について説明する。ただし、基地局装置1
02が無線周波数信号を受信してから伝送路103へセ
ルを送出するまでの動作について説明する。基地局装置
102は、移動端末101から送信された無線周波数信
号を受信すると、この受信信号を送受信増幅部202で
増幅し、さらに無線送受信部203でアナログ/デジタ
ル変換を行い、その後、ベースバンド信号処理部204
でベースバンド信号処理を行う。このベースバンド信号
処理は、TTI分の受信データに対してベースバンド処
理を行い、ユーザフレームとしてセル組立/分解部20
5へ出力する。セル組立/分解部205では、そのユー
ザフレームをセル化してバーストデータ用シェイパ20
7へ出力する。
【0042】バーストデータ用シェイパ207では、セ
ル組立/分解部205からセルを受信すると、シェイピ
ング実施判定部301で受信セルのチャネル種別を参照
し、前述の方法でシェイピング実施/未実施の判定を行
う。そして、この判定の結果、シェイピング実施と判断
すると、セルバッファ302にセルを書き込む。これに
対してシェイピング未実施と判断すると、当該セルをそ
のまま伝送路インタフェース部206へ出力する。
【0043】読出し制御部303は、前述の方法によっ
て決定した読み出し間隔でセルバッファ302からセル
を読み出して伝送路インタフェース部206へ出力す
る。伝送路インタフェース部206は、セル組立/分解
部205からの受信セルをセルバッファ401に格納し
た後、読出し制御部402によって伝送路103へ送出
する。ただし、バッファ内遅延監視部403によって予
め決められたバッファ内許容遅延を超過したセルは廃棄
される。
【0044】ここで、図5のタイミングチャートを参照
して、本実施の形態と従来技術との違いについて説明す
る。この場合、前提条件として、伝送路速度1Mbp
s、伝送するチャネル種別のTTI=20ms、バッフ
ァ内許容遅延=5ms、1TTIに発生するセル数24
個、また現在設定中のコネクションは1チャネルのみと
する。
【0045】従来技術では、TTI毎にセル組立/分解
部706(図7参照)から伝送路インタフェース部70
6へ24セルが略同時刻に到着する。設定中のコネクシ
ョンは1チャネルのみであるので、セル送出間隔は「1
セル長÷伝送路速度」で計算されて424μsである。
このときバッファ内許容遅延である5msで送出可能な
セル数は11セルであり、残りの13セルがバッファ内
遅延監視部803によって「バッファ内許容遅延超過」
で廃棄される。つまり、ユーザデータの約54%が廃棄
される。
【0046】一方、本発明の実施の形態では、セル組立
/分解部205(図2参照)からセルが出力されると、
バーストデータ用シェイパ207のシェイピング実施判
定部301は、受信セルのチャネル種別を参照してシェ
イピング実施/未実施の判定を行う。前提条件に示した
チャネル種別の1TTIに発生するセルを伝送路103
へ送出するのにかかる時間は、当該チャネル種別で1T
TIに発生するセルデータ量÷(当該チャネルの割り当
て帯域+残余帯域)より計算すると10.176msで
あり、これはバッファ内許容遅延時間5ms以上なので
「シェイピング実施」と判定する。
【0047】上記判定結果により、各セルはセルバッフ
ァ302に格納した後、読出し制御部303が読み出し
て伝送路インタフェース部206へ出力する。この場
合、読出し制御手部303の読み出し間隔は、((TT
Iに発生する全セルデータ量÷(当該チャネルの割り当
て帯域+残余帯域))−許容遅延)÷TTIに発生する
セル数より、216μsである。
【0048】伝送路インタフェース部206は、216
μs毎に到着する24セルをセルバッファ401に格納
し、読出し制御部402によって伝送路103へ送出す
る。読出し制御部402のセル送出間隔は従来例と同様
に424μsである。このときセルバッファ401内の
最大遅延は24番目のセルで4.992msであり、こ
れはバッファ内許容遅延である5msを下回る。このよ
うに、バーストデータ用シェイパ207を設けることに
より、到着したセルがバッファ内許容遅延を超えて廃棄
されることなく全て伝送路103へ送出される。
【0049】このように本実施の形態の移動通信の基地
局システムにおけるデータ伝送装置によれば、特に遅い
伝送路速度でバースト性の強いデータを伝送する場合
に、伝送路インタフェース部206へのセル送信間隔を
広げてバースト性を弱めるので、バッファ内許容遅延超
過によるセル廃棄を防ぐことができ、これによってユー
ザデータ廃棄による伝送品質の劣化が抑えられる。
【0050】なお、上記実施の形態では、読出し制御部
303の読み出し間隔の計算式を、((TTIに発生す
る全セルデータ量÷(当該チャネルの割り当て帯域+残
余帯域))-許容遅延)÷TTIに発生するセル数、と
したが、(TTIに発生する全セルデータ量÷(当該チ
ャネルの割り当て帯域+残余帯域))÷TTIに発生す
るセル数としても良い。この際、前式を用いた場合と比
較すると後式を用いた場合は伝送装置内の遅延は大きく
なるが、バッファ内許容遅延によるセル廃棄を防ぐこと
は前式を用いた場合と同様に可能である。
【0051】また、上記実施の形態では、データをAT
Mセルにより伝送することを前提として説明したが、そ
れ以外のフレームフォーマットによってデータを伝送す
る場合についても実施可能である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特に遅い伝送路速度でバースト性の強いデータを伝送す
る場合に、伝送路インタフェース手段へのセル送信間隔
を広げてバースト性を弱めるようにしたので、バッファ
内許容遅延時間超過によるセル廃棄を防ぐことができ、
これによってユーザデータ廃棄による伝送品質の劣化を
抑えることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る移動通信の基地局
システムの構成を示すブロック図
【図2】図1の基地局装置の構成を示すブロック図
【図3】図2のバーストデータ用シェイパの構成を示す
ブロック図
【図4】図2の伝送路インタフェース部の構成を示すブ
ロック図
【図5】図1の移動通信の基地局システムと従来の移動
通信の基地局システムとの動作の違いを説明するための
タイミングチャート
【図6】従来の移動通信の基地局システムの構成を示す
ブロック図
【図7】図6の基地局装置の構成を示すブロック図
【図8】図7の伝送路インタフェース部の構成を示すブ
ロック図
【符号の説明】
101 移動端末 102−1、102−2、…、102−n 基地局装置 103−1、103−2、…、103−n 伝送路 104 基地局制御装置 201 アンテナ 202 送受信増幅部 203 無線送受信部 204 ベースバンド信号処理部 205 セル組立/分解部 206 伝送路インタフェース部 207 バーストデータ用シェイパ 208 データ伝送装置 301 シェイピング実施判定部 302、401 セルバッファ 303、402 読出し制御部 403 バッファ内遅延監視部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA08 HA10 HB29 HC01 HC09 JA06 JL01 JT09 KA03 LC09 LC15 LC18 MB06 MB10 5K067 AA23 BB02 CC10 DD51 EE02 EE10 FF02 HH23 KK15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザデータをセルに組み立てるセル組
    立手段と、セル送出待ち合わせ用のセルバッファを有す
    ると共に、このセルバッファに前記セル組立手段にて組
    み立てられたセルが格納された後の経過時間を監視し
    て、予め決められたバッファ内許容遅延を超過したセル
    を廃棄する伝送路インタフェース手段と、前記伝送路イ
    ンタフェース手段のセルバッファとは別個に設けられた
    第2のセルバッファと、前記伝送路インタフェース手段
    の前段でセルのチャネル種別を参照してシェイピング実
    施・未実施の判定を行い、シェイピング実施と判断する
    と当該セルを前記第2のセルバッファに書き込み、シェ
    イピング未実施と判断すると当該セルを前記伝送路イン
    タフェース手段へ出力するシェイピング実施判定手段
    と、前記シェイピング実施判定手段でシェイピング実施
    と判断されたチャネルについて当該チャネルのセルが前
    記伝送路インタフェース手段でバッファ内許容遅延超過
    による廃棄を受けない読み出し間隔で前記第2のセルバ
    ッファからセルを読み出して前記伝送路インタフェース
    手段へ出力する読出し制御手段と、を具備することを特
    徴とするデータ伝送装置。
  2. 【請求項2】 シェイピング実施判定手段は、チャネル
    種別で単位時間に発生する、 セルデータ量÷(チャネルの割り当て帯域+残余帯域) の計算により得られる、チャネル種別で単位時間に発生
    する全てのセルを伝送路へ送出するのにかかる時間が、
    当該チャネル種別のバッファ内許容遅延以上の場合にシ
    ェイピング実施と判定し、当該チャネル種別のバッファ
    内許容遅延以下の場合にシェイピング未実施と判定す
    る、ことを特徴とする請求項1記載のデータ伝送装置。
  3. 【請求項3】 読出し制御手段は、第2のセルバッファ
    からのセル読み出し間隔を、 ((単位時間に発生する全セルデータ量÷(チャネルの
    割り当て帯域+残余帯域))−許容遅延)÷単位時間に
    発生するセル数 の計算により求める、ことを特徴とする請求項1記載の
    データ伝送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    のデータ伝送装置と、 送受信されるデータを増幅する送受信増幅手段と、 受信信号をアナログ/デジタル変換すると共に送信信号
    をデジタル/アナログ変換する無線送受信手段と、 前記送信信号の誤り訂正符号化、フレーム化、データ変
    調及び拡散変調を行うと共に少なくとも前記受信信号の
    逆拡散、チップ同期、誤り訂正符号化及びデータの多重
    分離を行うベースバンド信号処理手段と、 を具備することを特徴とする基地局装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の基地局装置と、 伝送路を介して複数の前記基地局装置それぞれを統括制
    御する基地局制御装置と、 を具備することを特徴とする移動通信の基地局システ
    ム。
  6. 【請求項6】 ユーザデータをセルに組み立てて伝送路
    へ送出する際に、伝送路インタフェースの送出待ち合わ
    せ用のセルバッファにセルが格納された時点からの経過
    時間を監視して、予め決められたバッファ内許容遅延を
    超過したセルを廃棄するデータ伝送方法において、前記
    セルが前記伝送路インタフェースへ出力される前に前記
    セルのチャネルの種別を参照してシェイピングを実施す
    るかしないかを判定し、シェイピングを実施しない場合
    には当該セルを前記伝送路インタフェースへ出力し、シ
    ェイピングを実施する場合には当該セルを前記伝送路イ
    ンタフェースのセルバッファとは別に設けられた第2の
    セルバッファに蓄積した後、前記伝送路インタフェース
    手段でバッファ内許容遅延超過による廃棄を受けない読
    出し間隔で前記第2のセルバッファから読み出して前記
    伝送路インタフェース手段へ出力することを特徴とする
    データ伝送方法。
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