JP2002232352A - 無線通信システムおよび無線通信端末 - Google Patents

無線通信システムおよび無線通信端末

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JP2002232352A
JP2002232352A JP2001025832A JP2001025832A JP2002232352A JP 2002232352 A JP2002232352 A JP 2002232352A JP 2001025832 A JP2001025832 A JP 2001025832A JP 2001025832 A JP2001025832 A JP 2001025832A JP 2002232352 A JP2002232352 A JP 2002232352A
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transmission
terminals
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wireless communication
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JP2001025832A
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Tadashi Morita
忠士 森田
Yuuki Nishio
勇希 西尾
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブロード/マルチキャスト通信の際に、通信
競合を防止し、通信効率を向上させた無線通信システム
および無線通信端末を提供する。 【解決手段】 1つの情報送信端末99が複数の端末1
〜Nに対して同時にデータを送信し、情報送信端末が複
数の端末からの受信完了応答(ACK)信号の受信によ
って該通信を完了させる通信プロトコルに従った無線通
信システムに、複数の端末の各々を順次介して各端末が
前記ACK信号を伝播累積して、最後の端末が情報送信
端末に複数の端末全てのACK信号を送信する経路11
〜17を設定する手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブロードキャスト
やマルチキャストのような1対n型の無線通信におい
て、受信完了応答(ACK)信号の受信をもってその通
信を完了させる通信プロトコルにおける無線通信の効率
を向上させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図14および図15に、従来の無線通信
システムの基本概念図を示す。図14に示すように、情
報送信端末99が端末1〜端末Nにブロードキャストや
マルチキャスト90を行った後に、図15に示すよう
に、端末1〜端末Nの各端末が情報送信端末99に直接
情報の正常受信完了を示す受信完了応答(ACK)信号
の送信91〜97を行なうという方法が一般的であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、端末1〜端末Nがほぼ同じタイミングで
情報送信端末99にACK信号91〜97を送信しよう
とするため、通信競合が多発し、通信効率が悪化すると
いう問題があった。
【0004】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、ブロード/マルチキャスト通
信の際に通信競合を防止し、通信効率を向上させた無線
通信システムおよび無線通信端末を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る第1の無線通信システムは、1つの情
報送信端末が複数の端末に対して同時にデータを送信
し、情報送信端末が複数の端末からの受信完了応答(A
CK)信号の受信によって該通信を完了させる通信プロ
トコルに従った無線通信システムであって、複数の端末
の各々を順次介して各端末が前記ACK信号を伝播累積
して、最後の端末が情報送信端末に複数の端末全てのA
CK信号を送信する経路を設定する手段を備えたことを
特徴とする。
【0006】この構成によれば、ブロードキャスト/マ
ルチキャスト後に、経路設定手段によって設定された送
信経路に沿って、各端末がユニキャストを行ってACK
信号を次々に伝播累積させ、最後の端末が全ての累積A
CK信号を情報送信端末に送信することで、通信競合を
防止して通信効率を向上させることができる。
【0007】前記の目的を達成するため、本発明に係る
第2の無線通信システムは、1つの情報送信端末が複数
の端末に対して同時にデータを送信し、情報送信端末が
複数の端末からの受信完了応答(ACK)信号の受信に
よって該通信を完了させる通信プロトコルに従った無線
通信システムであって、情報送信端末が複数の端末の1
つにデータを送信し、該1つの端末からその他の各端末
を順次介して各端末がデータを送信するとともにACK
信号を伝播累積して、最後の端末が情報送信端末に複数
の端末全てのACK信号を送信する経路を設定する手段
を備えたことを特徴とする無線通信システム。
【0008】この構成によれば、ブロードキャスト/マ
ルチキャスト後に、経路設定手段によって設定された送
信経路に沿って、各端末がユニキャストを行ってACK
信号を次々に伝播累積させ、最後の端末が全ての累積A
CK信号を情報送信端末に送信することで、通信競合を
防止して通信効率を向上させることができる。これに加
えて、ブロードキャストやマルチキャストの通信可能範
囲外にある端末にもデータを送信することができ、通信
可能範囲を広げることができる。
【0009】この場合、経路設定手段は、ユーザからの
入力指示を受けることで、送信経路を設定する。
【0010】または、複数の端末の各々が、他の端末か
らの受信電波の電界強度に応じて、自ら送信経路を設定
することで構成される。これにより、ユーザからの入力
指示ではなく、各端末が自ら、他の端末から受信した電
波の電界強度に基づいて、送信経路を設定することで、
各端末が移動通信端末である場合に、効率良く通信を行
なうことができる。
【0011】この場合、複数の端末の各々は、他の端末
からの受信電波の電界強度に基づいて電界強度テーブル
を作成し、電界強度テーブルを参照して、次に送信を行
なうべき端末を決定することが好ましい。これにより、
全ての端末の中から次に送信すべき端末を即座に決定す
ることができる。
【0012】また、複数の端末の各々は、次に送信を行
なうべき端末からの受信電波の電界強度に応じて、送信
電波の電力レベルを設定変更することが好ましい。これ
により、各端末間で必要最小限の送信レベルで通信を行
なうことができるため、低消費電力化を図ることができ
る。
【0013】前記の目的を達成するため、本発明に係る
無線通信端末は、全無線端末の送受信情報を監視する送
受信情報監視部と、送受信情報を解析する解析部と、送
受信情報の解析内容に基づいて、次に送信すべき端末を
決定する送信端末決定部と、決定した端末に送信すべき
送信フレームを作成する送信フレーム作成部とを備え、
他の端末から受信完了応答(ACK)フレームを受信
し、該ACKフレームに自身のACK信号を付加し、送
信端末決定部で決定した端末にACKフレームを送信す
ることを特徴とする。
【0014】この構成によれば、ブロードキャスト/マ
ルチキャスト後に、送信端末決定部によって決定された
端末へと、各端末がユニキャストを行ってACK情報を
次々に伝播累積させ、最後の端末が全ての累積ACK情
報を情報送信端末に送信することで、通信競合を防止し
て通信効率を向上させることができる。
【0015】この場合、無線通信端末は、他の端末から
の受信電波の電界強度を監視する電界強度監視部と、電
界強度監視部によって得られた電界強度に基づいて、電
界強度テーブルを作成して格納する記憶部とを備え、送
信端末決定部は、記憶部に格納されている電界強度テー
ブルを参照して、次に送信すべき端末を決定することが
好ましい。これにより、全ての端末の中から次に送信す
べき端末を即座に決定することができる。
【0016】また、記憶部は、受信電波の前記電界強度
テーブルに対応した送信電波の電力レベルテーブルを格
納しており、無線通信端末は、送信電波の電力レベルテ
ーブルを参照して、送信端末決定部で決定された端末に
対する送信電力を決定する送信レベル決定部を備えるこ
とが好ましい。これにより、各端末間で必要最小限の送
信レベルで通信を行なうことができるため、低消費電力
化を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0018】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態による無線通信システムの基本概念図であ
る。図1において、11から17は、ブロードキャスト
/マルチキャスト後の端末1から情報送信端末99への
ユニキャストによるACK情報の送信経路を示してい
る。図2は、図1の無線通信システムにおける通信手順
を示すフローチャートである。以下、図1および図2を
用いて、本実施形態による無線通信システムの通信動作
について説明する。
【0019】まず、情報送信端末99がブロード/マル
チキャストを行い、複数の端末1〜端末Nに対して同時
にデータの送信を行う(ステップ200)。次に、端末
1は自身のACK信号を含む情報(以下、ACK情報と
称する)を端末2に送信する(ステップ201)。次
に、端末2が端末1からのACK情報を受信する(ステ
ップ202)。以後同様にして、端末Tが端末(T−
1)からのACK情報を受信すると(ステップ20
3)、端末Tは、伝播累積された端末1〜端末(T−
1)のACK情報とともに自身のACK情報を端末(T
+1)に送信する(ステップ204)。そして、最後の
端末Nが端末(N−1)からの情報を受信し(ステップ
205)、最後の端末Nが情報送信端末99に端末1〜
端末NのACK情報を送信して(ステップ206)、情
報送信端末99が端末NからのACK情報を受信する
と、その通信が完了する(ステップ207)。
【0020】図3は、本実施形態による無線通信端末の
構成を示すブロック図である。なお、図3には、端末
T、端末(T−1)、端末(T+1)を例示している
が、その構成は全て同じであるので端末Tを例にとって
構成を説明する。端末Tは、他の端末からの電波を受信
したり、端末で作成されたフレームを送信する送受信部
301と、受信したデータを解析し、通信対象の特定
や、伝播済み端末情報を抽出する受信フレーム解析部3
02、受信フレーム解析部302で抽出した伝播済み端
末情報や伝達経路情報によりデータを送信する端末を決
定する送信端末決定部303、蓄積ACK情報や送信デ
ータを作成する送信フレーム作成部304からなる。な
お、矢印306は端末(T−1)から端末Tへの送信を
示し、矢印307は端末Tから端末(T+1)への送信
を示している。
【0021】図4は、本実施形態による端末Tにおける
処理手順を示すフローチャートである。以下、図3およ
び図4を用いて、端末Tの動作について、T=1、T≧
2の場合に分けて説明する。
【0022】まず、T=1、すなわち端末Tがスタート
端末である端末1の場合について説明する。
【0023】端末1の動作中において(ステップ40
0)、他の端末からの受信待ち状態になる(ステップ4
01)。端末1の受信待ち状態において、情報送信端末
99からブロードキャスト/マルチキャスト情報を受信
すると(ステップ402でYes)、端末1はスタート
端末であるので(ステップ403の判断でYes)、送
信端末決定部303が、伝達経路情報に基づいて次に送
信を行なうべき端末2を決定する(ステップ407)。
【0024】また、送信フレーム作成部304が送信フ
レーム(端末1のACK情報を含む)を作成し(ステッ
プ408)、送受信部301を介して端末2にフレーム
を送信する(ステップ409)。
【0025】次に、T≧2の場合について説明する。
【0026】端末Tの動作中において(ステップ40
0)、他の端末からの受信待ち状態になる(ステップ4
01)。各端末の受信待ち状態において、情報送信端末
99からのブロードキャスト/マルチキャスト情報を受
信すると(ステップ402)、伝達経路情報に基づい
て、端末T(T≧2)はスタート端末でないと判断し
(ステップ403の判断でNo)、端末(T−1)から
の受信待ち状態になる(ステップ404)。
【0027】端末(T−1)からの受信が有り(ステッ
プ404の判断でYes)、端末(T−1)からのフレ
ームを送受信部301で受信すると(ステップ40
5)、受信フレーム解析部302がそのフレームを解析
し(ステップ406)、送信端末決定部303が、伝達
経路情報に基づいて次に送信を行なうべき端末(T+
1)を決定する(ステップ407)。
【0028】また、送信フレーム作成部304が、自身
(端末T)のACK情報を、伝播累積された端末1〜端
末(T−1)までのACK情報に加えて、送信フレーム
を作成し(ステップ408)、送受信部301を介して
端末(T+1)に、作成したフレームを送信する(ステ
ップ409)。
【0029】一方、ステップ404において端末(T−
1)からの情報を受信することができない場合(N
o)、一定時間経過したか否かを判断し(ステップ41
0)、一定時間以内ならば(No)、端末(T−1)の
情報受信を待ち続けるが(ステップ404)、一定時間
を超えた場合(ステップ410の判断でYes)、従来
方法と同じく情報送信端末99に直接ACK信号を送信
する(ステップ411)。
【0030】以上のように、本実施形態によれば、情報
送信端末99のブロードキャストやマルチキャスト後の
端末1〜端末NからのACK信号送信競合を防止するこ
とができ、通信効率を向上させることができる。
【0031】(第2の実施形態)図5は、本発明の第2
の実施形態による無線通信システムの基本概念図であ
る。図5において、51から57は、情報送信端末99
から各端末1〜Nを介して情報送信端末99へのユニキ
ャストによるACK情報およびデータの送信経路を示し
ている。図6は、図5の無線通信システムにおける通信
手順を示すフローチャートである。以下、図5および図
6を用いて、本実施形態による無線通信システムの通信
動作について説明する。
【0032】まず、情報送信端末99がユニキャストを
行ない、端末1にデータを送信する(ステップ60
0)。次に、端末1が情報送信端末99からのデータ情
報を受信する(ステップ601)。次いで、端末1は、
情報送信端末99からのデータと自身のACK信号を含
む情報(以下、データ/ACK情報と称する)を端末2
に送信する(ステップ602)。そして、端末2が端末
1からのデータ/ACK情報を受信する(ステップ60
3)。以後同様にして、端末Tが端末(T−1)からの
データ/ACK情報を受信すると(ステップ604)、
端末Tは、データと端末1〜端末TのACK信号を含む
データ/ACK情報を端末(T+1)に送信する(ステ
ップ605)。そして、最後の端末Nが端末(N−1)
からのデータ/ACK情報を受信し(ステップ60
6)、端末Nが情報送信端末99に端末1〜端末NのA
CK信号を含むACK情報を送信して(ステップ60
7)、情報送信端末99が端末NからのACK情報を受
信すると、その通信が完了する(ステップ608)。
【0033】なお、図5に示す情報送信端末99、端末
1〜端末Nは全て同じ構成をとり、各端末の構成は第1
の実施形態と同じであるので、各端末の構成についての
説明は省略する。
【0034】図7は、本実施形態による端末Tにおける
処理手順を示すフローチャートである。以下、図7を用
いて、端末Tの動作について、T=1、T≧2の場合に
分けて説明する。
【0035】まず、T=1、すなわち端末Tがスタート
端末である端末1の場合について説明する。
【0036】端末1の動作中において(ステップ70
0)、他の端末(情報送信端末99)からの受信待ち状
態になる(ステップ701)。他端末からの受信待ち状
態において、情報送信端末99からの受信が有り(ステ
ップ701の判断でYes)、情報送信端末99からの
フレームを送受信部301で受信すると(ステップ70
2)、受信フレーム解析部302で受信したフレームの
データを解析し(ステップ703)、送信端末決定部3
04により、伝達経路情報に基づいて次に送信を行なう
べき端末2を決定する(ステップ704)。
【0037】また、送信フレーム作成部304が送信フ
レーム(端末1のACK情報とデータを含む)を作成し
(ステップ705)、送受信部301を介して端末2に
作成したフレームを送信する(ステップ706)。
【0038】一方、ステップ701において、情報送信
端末99からの情報を受信することができない場合(N
o)は、受信待ち状態のままとなる。
【0039】次に、T≧2の場合について説明する。
【0040】端末Tの動作中において(ステップ70
0)、他の端末(端末(T−1))からの受信待ち状態
になる(ステップ701)。他端末からの受信待ち状態
において、端末(T−1)からの受信が有り(ステップ
701の判断でYes)、端末(T−1)からのフレー
ムを送受信部301で受信すると(ステップ702)、
受信フレーム解析部302が受信したフレームを解析し
(ステップ703)、送信端末決定部304が、伝達経
路情報に基づいて次に送信を行なうべき端末(T+1)
を決定する(ステップ704)。
【0041】また、送信フレーム作成部304が、自身
(端末T)のACK情報を、伝播累積された端末1〜端
末(T−1)までのACK情報に加えて、送信フレーム
を作成し(ステップ705)、送受信部301を介して
端末(T+1)に作成したフレームを送信する(ステッ
プ706)。
【0042】一方、ステップ701において、端末(T
−1)からの情報を受信することができない場合(N
o)は、受信待ち状態のままとなる。
【0043】以上のように、本実施形態によれば、第1
の実施形態の利点に加えて、情報送信端末99のブロー
ドキャストやマルチキャストの通信可能範囲外の端末に
もデータを送信することができ、通信可能範囲を広げる
ことができる。
【0044】(第3の実施形態)なお、本発明の第3の
実施形態による無線通信システムにおける通信手順は、
第1の実施形態と同じであるが、各端末の構成が異なっ
ている。
【0045】図8は、本発明の第3の実施形態による無
線通信端末の構成を示すブロック図である。
【0046】図8において、各端末は、第1の実施形態
の構成に加えて、他の各端末から受信した電波306、
321の電界強度を監視する電界強度監視部308と、
監視された電界強度を電界強度テーブル3091として
格納する記憶部309とを備える。
【0047】図9は、電界強度テーブル3091の具体
的な内容を示す図である。図9において、電界強度テー
ブル3091には、各端末に対応した受信電波の電界強
度が格納されている。(電界強度の単位が記載されてい
ませんので、ご教示下さい。)図10は、本実施形態に
よる端末Tにおける処理手順を示すフローチャートであ
る。以下、図8および図10を用いて、端末Tの動作に
ついて、T=1、T≧2の場合に分けて説明する。
【0048】まず、T=1、すなわち端末Tがスタート
端末である端末1の場合について説明する。
【0049】端末1の動作中において(ステップ100
0)、他の端末からの受信待ち状態になる(ステップ1
001)。各端末の受信待ち状態において、他の端末か
らの受信があると(ステップ1002)、電界強度監視
部308はその端末からの受信電波の電界強度を観測
し、電界強度テーブル3091にその値を書き込み、テ
ーブルデータを更新する(ステップ1010)。
【0050】ステップ1001の受信待ち状態で、情報
送信端末99からブロードキャスト/マルチキャスト情
報を受信すると(ステップ1002)、ブロードキャス
ト/マルチキャスト情報に付加されているスタート端末
情報に基づいて、端末1は自身がスタート端末であるこ
とを知り(ステップ1003の判断でYes)、送信端
末決定部303が、電界強度テーブル3091を参照し
て、最も電界強度が高い端末を次に送信を行なうべき端
末2として決定する(ステップ1007)。
【0051】また、送信フレーム作成部304が送信フ
レーム(端末1のACK情報を含む)を作成し(ステッ
プ1008)、送受信部301を介して端末2に作成し
たフレームを送信する(ステップ1009)。
【0052】次に、T≧2の場合について説明する。
【0053】端末Tの動作中において(ステップ100
0)、他の端末からの受信待ち状態になる(ステップ1
001)。各端末の受信待ち状態において、他の端末か
らの受信があると(ステップ1002)、電界強度監視
部308がその端末からの受信電波の電界強度を観測
し、電界強度テーブル3091にその値を書き込み、テ
ーブルデータを更新する(ステップ1010)。
【0054】ステップ1001の受信待ち状態におい
て、情報送信端末99からのブロードキャスト/マルチ
キャスト情報を受信すると(ステップ1002)、ブロ
ードキャスト/マルチキャスト情報に付加されているス
タート端末情報に基づいて、端末T(T≧2)は自身が
スタート端末でないことを知り(ステップ1003)、
端末(T−1)からの受信待ち状態に入る(ステップ1
004)。
【0055】その状態において、端末(T−1)からの
受信が有り(ステップ1004の判断でYes)、端末
(T−1)からのフレームを送受信部301で受信する
と(ステップ1005)、受信フレーム解析部302が
受信したフレームを解析し(ステップ1006)、送信
端末決定部303が、電界強度テーブル3091を参照
して、まだ情報を送信していない端末の中で最も電界強
度が高い端末を、次に送信を行なうべき端末(T+1)
として決定する(ステップ1007)。
【0056】また、送信フレーム作成部304が、自身
(端末T)のACK情報を、伝播累積された端末1〜端
末(T−1)までのACK情報に加えて、送信フレーム
を作成し(ステップ1008)、送受信部301を介し
て作成したフレームを送信する(ステップ1009)。
【0057】一方、ステップ1004において端末(T
−1)からの情報を受信することができない場合(N
o)、一定時間経過したか否かを判断し(ステップ10
11)、一定時間以内ならば(No)、端末(T−1)
の情報受信を待ち続けるが(ステップ1004)、一定
時間を超えた場合(ステップ1011の判断でYe
s)、従来方法と同じく情報送信端末99に直接ACK
信号を送信する(ステップ1012)。
【0058】以上のように、本実施形態によれば、第1
の実施形態の利点に加えて、ユーザが予め各端末の送信
経路を指示する必要性が無く、各端末が移動通信端末で
ある場合に、効率良く通信を行なうことができる。
【0059】(第4の実施形態)なお、本発明の第4の
実施形態による無線通信システムにおける通信手順は、
第1の実施形態と同じであるが、各端末の構成が異なっ
ている。
【0060】図11は、本発明の第3の実施形態による
無線通信端末の構成を示すブロック図である。
【0061】図11において、各端末は、第3の実施形
態の構成に加えて、他の各端末から受信した電波の電界
強度に応じて、その端末に対する送信電波の電力レベル
(送信レベル)を対応づけさせる送信レベルテーブル3
092を記憶部309に格納しており、また送信レベル
テーブル3092を参照して、送信レベルを決定する送
信レベル決定部323を備える。
【0062】図12は、送信レベルテーブルの具体的な
内容を示す図である。図12において、送信レベルテー
ブル3092には、受信電波の電界強度に対応する送信
レベルが格納されている。(電界強度および送信レベル
の単位が記載されていませんので、ご教示下さい。) 図13は、本実施形態による端末Tにおける処理手順を
示すフローチャートである。以下、図11および図13
を用いて、端末Tの動作について、T=1、T≧2の場
合に分けて説明する。
【0063】まず、T=1、すなわち端末Tがスタート
端末である端末1の場合について説明する。
【0064】端末1の動作中において(ステップ130
0)、他の端末からの受信待ち状態になる(ステップ1
301)。各端末の受信待ち状態において、他の端末か
らの受信があると(ステップ1302)、電界強度監視
部308がその端末からの受信電波の電界強度を観測
し、電界強度テーブル3091にその値を書き込み、テ
ーブルデータを更新する(ステップ1311)。
【0065】ステップ1301の受信待ち状態におい
て、情報送信端末99からブロードキャスト/マルチキ
ャスト情報を受信すると(ステップ1302)、ブロー
ドキャスト/マルチキャスト情報に付加されているスタ
ート端末情報に基づいて、端末1は自身がスタート端末
であることを知り(ステップ1303の判断でYe
s)、送信端末決定部303が、電界強度テーブル30
9を参照して、最も電界強度が高い端末を次に送信を行
なうべき端末2として決定する(ステップ1307)。
【0066】また、送信フレーム作成部304が送信フ
レーム(端末1のACK情報)を作成する(ステップ1
308)。
【0067】また、送信レベル決定部323が、端末2
の電界強度を電界強度テーブル3091から得て、それ
を送信レベルテーブル3092と対応させて、端末2に
対する送信レベルを決定し(ステップ1309)、送受
信部301を介して端末2に、作成した送信フレームを
決定した送信レベルで送信する(ステップ1310)。
【0068】次に、T≧2の場合について説明する。
【0069】端末Tの動作中において(ステップ130
0)、他の端末からの受信待ち状態になる(ステップ1
301)。各端末の受信待ち状態において、他の端末か
らの受信があると(ステップ1302)、電界強度監視
部308がその端末からの受信電波の電界強度を観測
し、電界強度テーブル3091にその値を書き込み、テ
ーブルデータを更新する(ステップ1311)。
【0070】ステップ1301の受信待ち状態におい
て、情報送信端末99からブロードキャスト/マルチキ
ャスト情報を受信すると(ステップ1302)、ブロー
ドキャスト/マルチキャスト情報に付加されているスタ
ート端末情報に基づいて、端末T(T≧2)は自身がス
タート端末でないことを知り(ステップ1303の判断
でNo)、端末(T−1)からの受信待ち状態に入る
(ステップ1304)。
【0071】その状態において、端末(T−1)からの
受信が有り(ステップ1304の判断でYes)、端末
(T−1)からのフレームを送受信部301で受信する
と(ステップ1305)、受信フレーム解析部302が
受信したフレームを解析し(ステップ1306)、送信
端末決定部303が、電界強度テーブル3091を参照
して、まだ情報を送信していない端末の中で最も電界強
度が高い端末を、次に送信を行なうべき端末(T+1)
として決定する(ステップ1307)。
【0072】また、送信フレーム作成部304が、自身
(端末T)のACK情報を、伝播累積された端末1〜端
末(T−1)までのACK情報に加えて、送信フレーム
を作成する(ステップ708)。
【0073】また、送信レベル決定部323が、端末
(T+1)の電界強度を電界強度テーブル3091から
得て、それを送信レベルテーブル3092と対応させ
て、端末(T+1)に対する送信レベルを決定し(ステ
ップ1309)、送受信部301を介して端末(T+
1)に、端末1〜端末TのACK情報を含むフレーム
を、決定した送信レベルで送信する(ステップ131
0)。
【0074】一方、ステップ1304において端末(T
−1)からの情報を受信することができない場合(N
o)、一定時間経過したか否かを判断し(ステップ13
12)、一定時間以内ならば(No)、端末(T−1)
の情報受信を待ち続けるが(ステップ1304)、一定
時間を超えた場合(ステップ1312の判断でYe
s)、従来方法と同じく情報送信端末99に直接ACK
信号を送信する(ステップ1313)。
【0075】以上のように、本実施形態によれば、第1
の実施形態の利点に加えて、各端末間で必要最小限の送
信レベルで通信を行なうことができるため、低消費電力
化を図ることができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ブロード/マルチキャスト通信の際に、通信競合を防止
し、通信効率を向上させた無線通信システムおよび無線
通信端末を実現することが可能になる、という格別な効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態による無線通信シス
テムの基本概念図
【図2】 図1の無線通信システムにおける通信手順を
示すフローチャート
【図3】 本発明の第1の実施形態による無線通信端末
の構成を示すブロック図
【図4】 本発明の第1の実施形態による端末Tにおけ
る処理手順を示すフローチャート
【図5】 本発明の第2の実施形態による無線通信シス
テムの基本概念図
【図6】 図5の無線通信システムにおける通信手順を
示すフローチャート
【図7】 本発明の第2の実施形態による端末Tにおけ
る処理手順を示すフローチャート
【図8】 本発明の第3の実施形態による無線通信端末
の構成を示すブロック図
【図9】 図8の電界強度テーブル3091の具体的な
内容を示す図
【図10】 本発明の第3の実施形態による端末Tにお
ける処理手順を示すフローチャート
【図11】 本発明の第4の実施形態による無線通信端
末の構成を示すブロック図
【図12】 図11の送信レベルテーブル3092の具
体的な内容を示す図
【図13】 本発明の第4の実施形態による端末Tにお
ける処理手順を示すフローチャート
【図14】 情報送信端末99によるブロードキャスト
/マルチキャスト通信状態を示す、従来の無線通信シス
テムの基本概念図
【図15】 端末1〜NによるACK信号の送信状態を
示す、従来の無線通信システムの基本概念図
【符号の説明】
99 情報送信端末 1〜N 端末 11 端末1から端末2への送信経路 12 端末2から端末3への送信経路 13 端末3から端末4への送信経路 14 端末4から端末5への送信経路 15 端末5から端末6への送信経路 16 端末6から端末Nへの送信経路 17 端末Nから情報送信端末99への送信経路 301 送受信部 302 受信フレーム解析部 303 送信端末決定部 304 送信フレーム作成部 305 制御部 306 端末(T−1)から端末Tへの送信経路 307 端末Tから端末(T+1)への送信経路 308 電界強度監視部 309 記憶部 3091 電界強度テーブル 3092 送信レベルテーブル 323 送信レベル決定部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの情報送信端末が複数の端末に対し
    て同時にデータを送信し、前記情報送信端末が前記複数
    の端末からの受信完了応答(ACK)信号の受信によっ
    て該通信を完了させる通信プロトコルに従った無線通信
    システムであって、 前記複数の端末の各々を順次介して各端末がACK信号
    を伝播累積して、最後の端末が前記情報送信端末に前記
    複数の端末全てのACK信号を送信する経路を設定する
    手段を備えたことを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 1つの情報送信端末が複数の端末に対し
    て同時にデータを送信し、前記情報送信端末が前記複数
    の端末からの受信完了応答(ACK)信号の受信によっ
    て該通信を完了させる通信プロトコルに従った無線通信
    システムであって、 前記情報送信端末が前記複数の端末の1つにデータを送
    信し、該1つの端末からその他の各端末を順次介して各
    端末が前記データを送信するとともに前記ACK信号を
    伝播累積して、最後の端末が前記情報送信端末に前記複
    数の端末全てのACK信号を送信する経路を設定する手
    段を備えたことを特徴とする無線通信システム。
  3. 【請求項3】 前記経路設定手段は、ユーザからの入力
    指示を受けることで、送信経路を設定することを特徴と
    する請求項1または2記載の無線通信システム。
  4. 【請求項4】 前記経路設定手段は、前記複数の端末の
    各々が、他の端末からの受信電波の電界強度に応じて、
    自ら送信経路を設定することで構成されることを特徴と
    する請求項1または2記載の無線通信システム。
  5. 【請求項5】 前記複数の端末の各々は、他の端末から
    の受信電波の電界強度に基づいて電界強度テーブルを作
    成し、前記電界強度テーブルを参照して、次に送信を行
    なうべき端末を決定することを特徴とする請求項4記載
    の無線通信システム。
  6. 【請求項6】 前記複数の端末の各々は、次に送信を行
    なうべき端末からの受信電波の電界強度に応じて、送信
    電波の電力レベルを設定変更することを特徴とする請求
    項4または5記載の無線通信システム。
  7. 【請求項7】 全無線端末の送受信情報を監視する送受
    信情報監視部と、 前記送受信情報を解析する解析部と、 前記送受信情報の解析内容に基づいて、次に送信すべき
    端末を決定する送信端末決定部と、 決定した端末に送信すべき送信フレームを作成する送信
    フレーム作成部とを備え、 他の端末から受信完了応答(ACK)フレームを受信
    し、該ACKフレームに自身のACK信号を付加し、前
    記送信端末決定部で決定した端末に前記ACKフレーム
    を送信することを特徴とする無線通信端末。
  8. 【請求項8】 前記無線通信端末は、 他の端末からの受信電波の電界強度を監視する電界強度
    監視部と、 前記電界強度監視部によって得られた電界強度に基づい
    て、電界強度テーブルを作成して格納する記憶部とを備
    え、 前記送信端末決定部は、前記記憶部に格納されている電
    界強度テーブルを参照して、次に送信すべき端末を決定
    することを特徴とする請求項7記載の無線通信端末。
  9. 【請求項9】 前記記憶部は、受信電波の電界強度に対
    応した送信電波の電力レベルテーブルを格納しており、
    前記無線通信端末は、前記送信電波の電力レベルテーブ
    ルを参照して、前記送信端末決定部で決定された端末に
    対する送信電力を決定する送信レベル決定部を備えたこ
    とを特徴とする請求項8記載の無線通信端末。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7702344B2 (en) 2002-09-19 2010-04-20 Ntt Docomo, Inc. Radio communication system, mobile station, base station and radio network controller

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