JP2002231993A - 半導体受光装置および半導体受光装置を備えた電気機器 - Google Patents

半導体受光装置および半導体受光装置を備えた電気機器

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JP2002231993A JP2001028744A JP2001028744A JP2002231993A JP 2002231993 A JP2002231993 A JP 2002231993A JP 2001028744 A JP2001028744 A JP 2001028744A JP 2001028744 A JP2001028744 A JP 2001028744A JP 2002231993 A JP2002231993 A JP 2002231993A
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寿 曽我部
Hidetaka Matsuo
尾 英 孝 松
Hiroshi Suzunaga
永 浩 鈴
Yukiko Kashiura
浦 由貴子 樫
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 受けた光のうち可視光のみの照度を検出する
ことができる半導体受光素子およびその半導体受光素子
を備えた電気機器を提供する。 【解決手段】 本発明による半導体受光素子は、受けた
光の光学的エネルギーを電気的エネルギーに変換する受
光領域を含み、互いに絶縁された少なくとも2つの受光
素子を有する受光素子対と、それぞれの受光素子から出
力された電気的信号を演算する演算回路とを備える。受
光素子対は、受光領域のうち第1の受光領域を被覆する
第1の被覆部に染料または顔料を含む樹脂を堆積した染
色受光素子120と、第2の受光領域を被覆する第2の
被覆部に樹脂を堆積していない無染色受光130素子と
の受光素子対である。または、受光素子対は、第1の被
覆部に染料または顔料を含有させている染色受光素子
と、第2の被覆部に染料または顔料を含有させていない
無染色受光素子との受光素子対である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体受光装置お
よびその半導体受光装置を備えた電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、周囲の明るさに応じて動作を
変更する電気機器、例えば、周囲の明るさに応じてディ
スプレイの輝度を変更する携帯電気機器や周囲の明るさ
に応じて電源を切り替える照明機器などがある。これら
の電気機器には、通常、受けた光を検知するための受光
素子が配設されている。受光素子には、受けた光を光学
的エネルギーを電気的エネルギーに変換するPN接合を
有するフォトダイオード等が使用される。
【0003】また、受けた光の照度を検出するためにフ
ォトダイオード等を使用した場合には、フォトダイオー
ド等の受光部の上に特定の波長の光を透過または反射す
る特別なフィルタ、例えば、視感度補正フィルタなどが
配設されていた。
【0004】また、フォトダイオードのチップの表面を
被覆する保護膜に所定の染料を含有した樹脂をコーティ
ングした受光素子もあった。
【0005】従来は、これらの受光素子を使用すること
によって、電気機器の周辺の明るさを検出していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特別なフィル
タを使用する場合には、受光装置の全体の大きさが増
し、また、受光装置の製造コストが高くなる。また、表
面実装(Surface Mount)型の場合、プリント基板に素
子を搭載後にリフロー工程によって加熱されるため、フ
ィルタを外付けすることが困難であるという問題があ
る。
【0007】また、保護膜に染料を含有した樹脂をコー
ティングする方法では、赤外光を十分に吸収し、かつ可
視光のみを透過する適切な染料がないという問題があ
る。
【0008】従って、従来においては、受光装置を備
え、周囲の明るさに応じて動作を変更する電気機器は、
蛍光灯の光と白熱灯の光の相違等によっては所定の動作
せず、若しくは誤動作をすることがあった。
【0009】従って、本発明は、受けた光のうち可視光
のみの照度を検出することができる半導体受光素子およ
びその半導体受光素子を備えた電気機器を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体受光
素子は、受けた光の光学的エネルギーを電気的エネルギ
ーに変換する受光領域を含み、互いに絶縁された少なく
とも2つの受光素子を有する受光素子対と、それぞれの
受光素子から出力された電気的信号を演算する演算回路
とを備える。
【0011】受光素子対は、受光領域のうち第1の受光
領域を被覆する第1の被覆部に染料または顔料を含む樹
脂を堆積した染色受光素子と、第2の受光領域を被覆す
る第2の被覆部に樹脂を堆積していない無染色受光素子
との受光素子対を含むことが好ましい。受光素子対は、
第1の被覆部に染料または顔料を含有させている染色受
光素子と、第2の被覆部に染料または顔料を含有させて
いない無染色受光素子との受光素子対であってもよい。
【0012】複数の染色受光素子は互いに並列に接続さ
れ、複数の無染色受光素子は、染色受光素子と絶縁さ
れ、互いに並列に接続されていることが好ましい。染色
受光素子と無染色受光素子とは電気的な絶縁を保ちつつ
互いに隣接するように配置してもよい。
【0013】演算回路は、染色受光素子が出力する電気
信号と無染色受光素子が出力する電気信号との差を出力
することが好ましい。
【0014】染料または顔料は可視光を吸収することが
好ましい。また、染料または顔料は黒色であってもよ
い。
【0015】本発明による半導体受光装置を備えた電気
機器は、染料または顔料を含む樹脂が堆積されかつ受け
た光の光学的エネルギーを電気的エネルギーに変換する
第1の受光領域および第1の受光領域を被覆する被覆部
を有し、互いに並列に接続された複数の染色受光素子
と、樹脂が堆積されておらずかつ受けた光の光学的エネ
ルギーを電気的エネルギーに変換する第2の受光領域お
よび第2の受光領域を被覆する被覆部を有し、染色受光
素子との電気的な絶縁を保ちつつ染色受光素子に隣接
し、互いに並列に接続された複数の無染色受光素子と、
それぞれの複数の染色受光素子から出力された電気的信
号と複数の無染色受光素子から出力された電気的信号と
の差を出力する演算回路とを有する。染料または顔料を
含む樹脂を堆積することなく、染色受光素子が染料また
は顔料を含有していてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による半導体受光
装置の第1の実施の形態の拡大平面図である。半導体基
板110の一部分に受光部150が設けられている。受
光部150は、2つに分けられ、それぞれ互いに電気的
に絶縁された染色受光素子120および無染色受光素子
130を形成する。染色受光素子120および無染色受
光素子130は1つの受光素子対を形成している。
【0017】図2(A)および(B)は、図1における
実施の形態のA−A′線に沿った概略断面図である。図
2および図1を参照して、より詳細に本実施の形態によ
る半導体受光装置100を説明する。
【0018】半導体受光装置100の半導体基板110
にPN接合が形成される。このPN接合は入射した光の
エネルギーに応じた光電流を発生する。
【0019】図2(A)に示す実施の形態においては、
図1の染色受光素子120は光の入射する受光領域17
0を有し、受光領域170は被覆部180に被覆されて
いる。被覆部180の上には染料または顔料を含む樹脂
190が堆積されている。一方、無染色受光素子130
も光の入射する受光領域170を有し、受光領域170
は被覆部180に被覆されている。しかし、被覆部18
0の上には染料または顔料を含む樹脂190が堆積され
ていない。
【0020】図2(A)の樹脂190はCVDの工程に
よって選択的に製膜する。しかし、CVD法に限定せ
ず、スピン・コーティングやインクジェットによるプリ
ント、その他の既知の方法によって塗布してもよい。
【0021】図2(B)に示す実施の形態においては、
図1の染色受光素子120の受光領域170を被覆する
被覆部181が染料または顔料を含有している。一方、
無染色受光素子130の受光領域170を被覆する被覆
部182は染料または顔料を含有していない。
【0022】図2(B)の被覆部181は被覆部182
の製造工程とは別にCVDなどの工程によって選択的に
形成する。被覆部180、181、182の材料として
は、SiOなどを使用する。また、染料または顔料の
材料としては、粒径の小さい材料が好ましい。被覆部1
80、181、182は受光領域170やPN接合を保
護する保護膜としても利用される。従って、被覆部18
1は、可視光を遮断する膜でもあり、かつ受光領域17
0やPN接合を保護する保護膜でもある。
【0023】図2(A)および図2(B)による実施の
形態は構造において異なるが、ともに染色受光素子12
0の上に染料または顔料を含有する部分を有する。本実
施の形態においては、染料または顔料は可視光を吸収す
る。従って、染色受光素子120の受光領域170に
は、染色受光素子120が受けた光のうちの赤外光のみ
が到達する。一方で、無染色受光素子130の受光領域
170には、無染色受光素子130が受けた光のほぼ全
部の光が到達する。
【0024】染色受光素子120および無染色受光素子
130は電気的に絶縁されているため、染色受光素子1
20のPN接合部分で生じた光電子と無染色受光素子1
30のPN接合部分で生じた光電子とはそれぞれ独立し
て検出することができる。図1の端子140および端子
142がそれぞれ染色受光素子120および無染色受光
素子130に電気的に接続している。従って、端子14
0および端子142はそれぞれ染色受光素子120にお
いて生じた光電子および無染色受光素子130において
生じた光電子を検出することができる。
【0025】端子140および端子142によって検出
された電気的信号は半導体基板110の表面のうち受光
部150以外の周辺回路領域160によって処理され
る。
【0026】本実施の形態による半導体受光装置によれ
ば、染色受光素子120において受光部150の受けた
光のうち赤外光により生じた光電流を検出でき、無染色
受光素子130において受光部150の受けた光のうち
全部の光により生じた光電流を検出できる。よって、染
色受光素子120において生じた光電子および無染色受
光素子130において生じた光電子を比較することによ
って、受光部150が受けた光のうち可視光の照度を検
出することができる。(図5を参照)尚、染料または顔
料は可視光を吸収するものに限定しない。従って、特定
の波長の光を吸収する染料または顔料を使用してもよ
い。
【0027】また、図1、図3および図4の実施の形態
において、図2(A)または図2(B)に示した実施の
形態のいずれを用いてもよい。
【0028】図3は、図1の実施の形態とは異なる本発
明による半導体受光装置の第2の実施の形態の拡大平面
図である。本実施の形態による半導体受光装置200の
受光部250には、図1の実施の形態の受光素子対が縮
小され、かつ複数配列されている。
【0029】複数の染色受光素子220および複数の無
染色受光素子230が複数の受光素子対を形成してい
る。複数の染色受光素子220は配線241によって電
気的に並列に接続され、複数の無染色受光素子230は
配線243によって電気的に並列に接続されている。一
方で、染色受光素子220と無染色受光素子230とは
電気的な絶縁が維持されている。
【0030】また、染色受光素子220と無染色受光素
子230とは電気的な絶縁を保ちつつも互いに隣接配置
されている。即ち、染色受光素子220と無染色受光素
子230とがともに方形の場合には市松模様を形成す
る。
【0031】半導体光受光装置200は、受光部250
の一部分に照射される光の強度や波長が受光部250の
他の部分に照射される光の強度や波長と異なる場合であ
っても、ほぼ正確に可視光の照度を検出することができ
る。
【0032】例えば、受光部250の一部分の受光領域
Aに照射される光の強度のみが異なる場合には、受光領
域Aの受光素子対において生じる光電流が受光部250
の他の部分の受光素子対において生じる光電流と異な
る。しかし、受光領域Aには染色受光素子220および
無染色受光素子230の受光素子対の全体が含まれてい
るため、受光領域Aにおける可視光の照度は、受光領域
Aの染色受光素子220において生ずる光電流と無染色
受光素子230において生ずる光電流との差によって検
出することができる。従って、受光部250の全体の可
視光の照度は、受光部250の全体の染色受光素子22
0において生ずる光電流と受光部250の全体の無染色
受光素子230において生ずる光電流との差によって正
確に検出することができる。
【0033】図4は、図1および図3の実施の形態とは
異なる本発明による半導体受光装置の第3の実施の形態
の拡大平面図である。半導体受光装置300の受光部3
50には、受光素子対が図3の実施の形態の受光素子対
よりもさらに縮小され、かつ複数配列されている。
【0034】また、染色受光素子320と無染色受光素
子330とは電気的な絶縁を保ちつつも互いに隣接配置
されている。即ち、染色受光素子320と無染色受光素
子330とがともに方形の場合には市松模様を形成す
る。
【0035】尚、図4においては、理解をしやすくする
ために配線および端子が省略されている。
【0036】半導体受光装置300において、受光部3
50は図3の受光部250に含まれる受光素子対よりも
微細な受光素子対をより多く含む。従って、半導体光受
光装置300は、受光部350の一部分に照射される光
の強度や波長が受光部350の他の部分に照射される光
の強度や波長と異なる場合であっても、半導体光受光装
置200より微細にかつより正確に可視光の照度を検出
することができる。
【0037】受光素子対は図4の実施の形態の受光素子
対よりもさらに縮小され、かつ複数配列してもよい。そ
れによって、半導体光受光装置は、半導体光受光装置3
00よりもさらに微細にかつより正確に可視光の照度を
検出することができる。
【0038】図5は、本発明による半導体受光装置に含
まれる受光素子および光電流を検出するための周辺回路
500の実施の形態を示した図である。尚、本実施例に
おいては、図1の実施の形態における染色受光素子12
0および無染色受光素子130を用いる。また、周辺回
路500は周辺回路領域160(図1を参照)に含まれ
るが、理解をしやすくするために、染色受光素子120
および無染色受光素子130の間に周辺回路500を記
載する。
【0039】染色受光素子120および無染色受光素子
130はそれぞれ受けた光のエネルギーに応じた光電流
130および光電流I140を出力する。光電流I
130および光電流I140に応じた電圧Vおよび電
圧Vが抵抗値の等しい抵抗器R130および抵抗器R
140によってそれぞれ発生する。電圧Vおよび電圧
は既知の差動増幅回路510に入力される。差動増
幅回路510は電圧Vおよび電圧Vを増幅した電圧
130および電圧V140を出力する。この電圧V
130および電圧V140の差によって光電流I130
および光電流I14 の差を算出することができる。
【0040】尚、差動増幅回路による光電流の差の検出
に限らず、他の回路を使用して他の多様な演算を実行し
てもよい。
【0041】図6は、本発明による半導体光受動装置を
備えた電気機器の実施の形態を示した図である。図6に
は、コンピュータ800の本体801、ディスプレイ8
02、キーボード803、マウス804およびプリンタ
805が示される。ディスプレイ802の画面付近に半
導体光受動装置1000が配備されている。それによっ
て、ディスプレイ802の周辺が暗く、半導体光受動装
置1000が検出した可視光の照度が基準値以下の場合
には、コンピュータ800はディスプレイ802の出力
を強め、画面の輝度を上昇させることができる。また、
キーボード803や他のスイッチ(図示せず)を点灯さ
せてもよい。
【0042】一方で、ディスプレイ802の周辺が明る
く、半導体光受動装置1000が検出した可視光の照度
が基準値以上の場合には、コンピュータ800はディス
プレイ802の出力を弱め、画面の輝度を低下させるこ
とができる。また、キーボード803や他のスイッチを
消灯させてもよい。それによって、省エネルギー化に役
立つ。本実施例では、デスクトップ型のコンピュータを
示したが、ノート型のコンピュータにも同様に利用する
ことができる。
【0043】図6の実施の形態のほかに、半導体光受動
装置は様々な電気機器に配備することができる。
【0044】例えば、半導体光受動装置は携帯電話やモ
バイル・コンピュータなどの液晶モニタを搭載した携帯
電気機器(図示せず)に用いることができる。携帯電話
等に配備された半導体光受動装置が周囲の光の照度を検
出することによって、周囲が明るいときには、液晶のバ
ックライトを暗くするよう調節し、バッテリが必要以上
に消耗することを防止することができる。
【0045】また、半導体光受動装置をエアコン(図示
せず)に配備することによって半導体光受動装置がエア
コンの周囲の光の照度を検出し、エアコンの周囲が暗く
なった後所定時間後に、エアコンがスイッチを自動的に
切ることもできる。
【0046】また、半導体光受動装置を電気ポット(図
示せず)に配備することによって半導体光受動装置が電
気ポットの周囲の光の照度を検出し、電気ポットの周囲
が暗くなった後、電気ポットが保温温度を自動的に低下
させることもできる。
【0047】また、半導体光受動装置を蛍光灯(図示せ
ず)に配備することによって半導体光受動装置が蛍光灯
の周囲の光の照度を検出し、蛍光灯の周囲が暗くなった
ときに、蛍光灯が自動的に点灯することもできる。一方
で、蛍光灯の周囲が明るくなったときには、蛍光灯が自
動的に消灯することもできるまた、半導体光受動装置を
冷蔵庫(図示せず)に配備することによって半導体光受
動装置が冷蔵庫内の光の照度を検出し、冷蔵庫内が明る
くなったときに、冷蔵庫がエアーカーテンを自動的に放
出して冷気を逃さないようにすることもできる。
【0048】また、半導体光受動装置をテレビ(図示せ
ず)に配備することによって半導体光受動装置がテレビ
の周囲の光の照度を検出し、テレビの周囲が明るくなっ
たときに、テレビがテレビの画面の輝度を自動的に調節
することもできる。
【0049】さらに、半導体光受動装置をカメラ(図示
せず)に配備することによって半導体光受動装置がカメ
ラの周囲の光の照度を検出し、カメラの周囲が明るくな
ったときに、カメラがストロボの照度を自動的に調節す
ることもできる。さらに、半導体光受動装置は他の様々
な電気機器に利用することができる。
【0050】
【発明の効果】本発明による半導体受光素子および半導
体受光素子を備えた電気機器の一の受光素子において生
じた光電子および他の色受光素子において生じた光電子
を比較することによって、半導体受光素子や電気機器の
周囲における所定の光の照度を検出することができる。
【0051】また、本発明による受光装置を備えた電気
機器は、周囲の明るさに応じて動作を確実に変更するこ
とができ、蛍光灯の光と白熱灯の光の相違等によって誤
動作をしない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体受光装置の第1の実施の形
態の拡大平面図。
【図2】図1における実施の形態のA−A′線に沿った
概略断面図。
【図3】図1の実施の形態とは異なる本発明による半導
体受光装置の第2の実施の形態の拡大平面図。
【図4】図1および図3の実施の形態とは異なる本発明
による半導体受光装置の第3の実施の形態の拡大平面
図。
【図5】本発明による半導体受光装置に含まれる受光素
子および光電流を検出するための周辺回路の実施の形態
を示した図。
【図6】本発明による半導体光受動装置を備えた電気機
器の実施の形態を示した図。
【符号の説明】
100、200、300、1000 半導体受光装置 110、210、310 半導体基板 120、220、320 染色受光素子 130、230、330 無染色受光素子 140、142、240、242、340、342 端
子 150、250、350 受光部 160 周辺回路領域 170 受光領域 180 被覆部 190 樹脂 500 周辺回路 510 差動増幅回路 800 コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松 尾 英 孝 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 (72)発明者 鈴 永 浩 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 (72)発明者 樫 浦 由貴子 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 Fターム(参考) 4M118 AA10 AB10 BA06 CA03 CA19 CA24 GC07 GC14 HA22 5F049 MA02 NA10 NA20 NB10 RA02 SZ07 UA01 UA20 WA03 5F088 AA02 BB06 BB10 EA02 EA11 EA16 HA06 KA08 LA03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受けた光の光学的エネルギーを電気的エネ
    ルギーに変換する受光領域をそれぞれ含み、互いに絶縁
    された少なくとも2つの受光素子と、 それぞれの前記受光素子から出力された電気的信号を演
    算する演算回路と、 を備えた半導体受光装置。
  2. 【請求項2】前記少なくとも2つの受光素子は、前記受
    光領域のうち第1の受光領域を被覆する被覆部に染料ま
    たは顔料を含有する樹脂が堆積された染色受光素子と、
    前記受光領域のうち第2の受光領域を被覆する被覆部に
    前記樹脂が堆積されていない無染色受光素子とを含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載の半導体受光装置。
  3. 【請求項3】前記少なくとも2つの受光素子は、前記受
    光領域のうち第1の受光領域を被覆する被覆部に染料ま
    たは顔料を含有する染色受光素子と、前記受光領域のう
    ち第2の受光領域を被覆する被覆部に染料または顔料を
    含有していない無染色受光素子を含むことを特徴とする
    請求項1に記載の半導体受光装置。
  4. 【請求項4】当該半導体受光装置は2つの前記受光素子
    を有する受光素子対を複数有し、該複数の受光素子対の
    前記染色受光素子は互いに並列に接続され、該複数の受
    光素子対の前記無染色受光素子は互いに並列に接続され
    ていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載
    の半導体受光装置。
  5. 【請求項5】前記染色受光素子と前記無染色受光素子と
    は電気的な絶縁を保ちつつ互いに隣接配置されているこ
    とを特徴とする請求項4に記載の半導体受光装置。
  6. 【請求項6】前記染色受光素子と前記無染色受光素子と
    は電気的な絶縁を保ちつつ市松模様を形成することを特
    徴とする請求項4に記載の半導体受光装置。
  7. 【請求項7】前記演算回路は、前記染色受光素子が出力
    する電気信号と前記無染色受光素子が出力する電気信号
    との差を出力する回路であることを特徴とする請求項2
    から請求項6のいずれかに記載の半導体受光装置。
  8. 【請求項8】前記染料または前記顔料は可視光を吸収す
    るものであることを特徴とする請求項7に記載の半導体
    受光装置。
  9. 【請求項9】前記染料または前記顔料は黒色であること
    を特徴とする請求項8に記載の半導体受光装置。
  10. 【請求項10】染料または顔料を含む樹脂が堆積され、
    かつ受けた光の光学的エネルギーを電気的エネルギーに
    変換する第1の受光領域および該第1の受光領域を被覆
    する被覆部を有し、互いに並列に接続された複数の染色
    受光素子と、 前記樹脂が堆積されておらず、かつ受けた光の光学的エ
    ネルギーを電気的エネルギーに変換する第2の受光領域
    および該第2の受光領域を被覆する被覆部を有し、前記
    染色受光素子との電気的な絶縁を保ちつつ前記染色受光
    素子に隣接し、互いに並列に接続された複数の無染色受
    光素子と、 それぞれの前記複数の染色受光素子から出力された電気
    的信号と前記複数の無染色受光素子から出力された電気
    的信号との差を出力する演算回路と、 を有する半導体受光装置を備えた電気機器。
  11. 【請求項11】染料または顔料を含有し、かつ受けた光
    の光学的エネルギーを電気的エネルギーに変換する第1
    の受光領域および該第1の受光領域を被覆する被覆部と
    を有し、互いに並列に接続された複数の染色受光素子
    と、 染料または顔料を含有せず、かつ受けた光の光学的エネ
    ルギーを電気的エネルギーに変換する第2の受光領域お
    よび該第2の受光領域を被覆する被覆部を有し、前記染
    色受光素子との電気的な絶縁を保ちつつ前記染色受光素
    子に隣接し、互いに並列に接続された複数の無染色受光
    素子と、 それぞれの前記複数の染色受光素子から出力された電気
    的信号と前記複数の無染色受光素子から出力された電気
    的信号との差を出力する演算回路と、 を有する半導体受光装置を備えた電気機器。
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