JP2002228578A - ガス検出装置及び該装置の焦点合わせ方法 - Google Patents

ガス検出装置及び該装置の焦点合わせ方法

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JP2002228578A
JP2002228578A JP2001021942A JP2001021942A JP2002228578A JP 2002228578 A JP2002228578 A JP 2002228578A JP 2001021942 A JP2001021942 A JP 2001021942A JP 2001021942 A JP2001021942 A JP 2001021942A JP 2002228578 A JP2002228578 A JP 2002228578A
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concave mirror
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gas
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Masaya Nanami
雅也 名波
Takeshi Tsukamoto
威 塚本
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Tokyo Gas Co Ltd
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Anritsu Corp
Tokyo Gas Co Ltd
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/02Details
    • G01J3/0205Optical elements not provided otherwise, e.g. optical manifolds, diffusers, windows
    • G01J3/0243Optical elements not provided otherwise, e.g. optical manifolds, diffusers, windows having a through-hole enabling the optical element to fulfil an additional optical function, e.g. a mirror or grating having a throughhole for a light collecting or light injecting optical fiber

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  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型軽量化により携帯が容易で、レーザ光の
照射位置の目視確認と内部での焦点調整を簡単に行える
こと。 【解決手段】 光源部5の半導体レーザモジュール5a
のレーザ光は、光ファイバ5bを介し小型のファイバコ
リメータ5cから光軸Aを有し被測定ガスに向けて出射
される。筐体2内部に設けられる凹面鏡6は、被測定ガ
ス通過後、反射体9で散乱した反射光を集光位置P上の
受光器7に集光させる。受光器7の配置位置に可視光源
30を交換することにより、反射体9に可視光を照射で
き、ガス検出時に出射される不可視光であるレーザ光の
照射位置を目視確認できる。また、反射体9上における
可視光の結像状態が最適となるよう凹面鏡6と可視光源
30の相対位置を調整後、再度可視光源30と受光器7
を配置交換すれば、この測定距離時の凹面鏡6と受光器
7の相対位置を最適に調整でき、焦点合わせを簡単に行
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスの光吸収特性
を利用して光学的に都市ガス、化学プラント等のガス漏
洩を検出するガス検出装置に係り、特にレーザ光の照射
位置の目視確認と装置内の焦点合わせの容易化を図った
ガス検出装置及び該装置の焦点合わせ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】メタン、二酸化炭素、アセチレン、アン
モニア等の気体には、分子の回転や構成原子間の振動等
に応じて特定波長の光を吸収する吸収帯があることは既
に知られている。例えば、メタンの場合には、1.65
μm、3.3μm、7.7μm帯等に吸収帯を有してい
る。図9は、1.65μmにおけるメタンの吸収スペク
トルを示す図である。
【0003】ガス検出装置は、このようなガスの光吸収
特性を利用して、ガスの発生箇所に対し遠隔から光を当
てて光学的にガスの存在を検出する。例えば、都市ガ
ス、化学プラント等のガス漏洩を検出することができ
る。
【0004】ガス検出装置は、ガス漏洩時や、点検時に
現場に搬入できるよう、小型携帯化が求められている。
図10は、従来のガス検出装置を示す側断面図である
(特開平7−103887号公報に開示)。図示のガス
検出装置50は、筐体51の前面に集光レンズ52が設
けられ、集光レンズ52の中央にLDモジュールからな
る光源部53が設けられている。光源部53から被測定
ガスの有る空間(場所)に所定波長のレーザ光を照射
し、壁等の反射体からの反射光を集光レンズ52で集光
して、筐体51内部の受光器54で検出する。被測定ガ
スは、所定波長の光を吸収するため、受光器54はこの
所定波長部分で受光レベルが減衰する。図示しない処理
部は、受光器54の検出状態に基づき、被測定ガスの有
無を検出する。
【0005】また、装置内部には焦点調節機構60が設
けられる。ガス検出装置50は所定の距離範囲を有して
非接触でガスの有無を検出する。この測定距離の変化に
応じて集光レンズ52が集光する反射光の結像位置は変
化することになる。焦点調節機構60は、この反射光の
結像位置を検出して結像位置上に受光器54を位置決め
調節する。集光レンズ52で集光された反射光の一部
は、ハーフミラー61で分岐されレンズ62を介してイ
メージセンサ63に照射される。イメージセンサ63上
で検出される分岐光は、受光器54の焦点位置に対応し
て移動するため、このイメージセンサ63での検出位置
に応じて移動手段64を制御し受光器54を光軸方向に
移動させることにより、集光レンズ52が集光した反射
光の結像位置を受光器54の受光面上に位置させること
ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ガス検出装置50は、集光レンズ52が大型であるため
(直径12cm、厚さ3cm、重量1kg以上)、装置
全体が重量化して搬送を容易に行うことができず携帯に
不向きであった。同時に集光レンズ52が大型であるた
め、光軸ズレ等を防ぎ保持する筐体51にも剛性強度が
必要となり、筐体51自体の重量も重くなった。また、
光軸の中央に所定大きさ(直径4cm)の光源部53が
設けられるため、集光レンズ52の有効面積が小さくな
り、集光効率が低下した。この光源部53の配置の為に
集光レンズ52がより大型となる。
【0007】また、ガス検出装置50は直近から50m
程度離れた箇所までの距離(測定距離)の範囲にて被測
定ガスを検出する構成であるが、集光レンズ52は焦点
距離が所定長さ必要であり集光レンズ52〜受光器54
までの間の長さが長くなって、筐体51が大型化し重量
化した。筐体50の小型化の為に集光レンズ52を短焦
点のものにすると集光レンズ52は厚くなり重量化す
る。一方、長焦点のものにすると筐体51の長さが大き
くなり重量化する。
【0008】また、上記のガス検出装置は、被測定ガス
に向け照射するレーザ光が不可視光であるため、このレ
ーザ光がどの位置に照射しているか簡単に目視確認する
ことができなかった。上記のような焦点調節機構60を
備えたとしてもこのレーザ光の照射位置が不明であると
ガス検出が行えない不都合があった。このため、可視光
のレーザ光を出射するレーザポインタを設けてレーザ光
の照射位置を目視確認する構成のものもあるが、このレ
ーザポインタの装置を別途取り付けねばならず重量化及
びコスト高となった。なお、このレーザポインタは、反
射体上でのレーザ光の照射位置を目視確認させるための
ものであって、上記装置内部での焦点調節を行うことは
できない。
【0009】また、上記の焦点調節機構60は、部品点
数が多く、また焦点位置を調整するための演算処理部が
必要となり、構造が複雑で低コスト化を図れなかった。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、小型軽量化により携帯が容易で、レーザ光の
照射位置の目視確認と内部での焦点調整を簡単に行える
ガス検出装置及び該装置の焦点合わせ方法を提供するこ
とを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のガス検出装置は、被測定ガスに向けてレー
ザ光を出射する光源部(5)と、前記光源部から出射さ
れ前記被測定ガス通過後の反射体(9)による反射光を
集光する凹面鏡(6,16)と、前記凹面鏡による反射
光の集光位置に配置され該反射光を検出する受光器
(7)と、前記凹面鏡に対し可視光を出射することによ
り、前記反射光と逆方向の経路で可視光を出射させ反射
体に目視確認可能な所定の像を形成させる可視光源(3
0)と、前記受光器と可視光源を交換可能に移動させる
移動手段(31,41)と、を備えたことを特徴とす
る。
【0012】また、前記移動手段(31,41)は、前
記凹面鏡(6,16)と、前記受光器(7)との相対位
置を移動調整自在に構成してもよい。
【0013】また、前記移動手段(31,41)は、前
記受光器(7)の受光面と可視光源(30)の光出射面
が前記凹面鏡(6,16)に対し同一位置上で交換可能
としてもよい。
【0014】また、前記光源部(5)は、前記凹面鏡
(6)に入射される反射光の通過位置の範囲外に設けら
れ、レーザ光を出射する半導体レーザモジュール(5
a)と、前記凹面鏡の前方位置に設けられ、前記半導体
レーザモジュールから出射された光を該凹面鏡の中心に
位置する光軸(A)に沿って前記被測定ガスに向け出射
するファイバコリメータ(5c)と、前記半導体レーザ
モジュールから出射された光を前記ファイバコリメータ
に導出する光ファイバ(5b)とを備えた構成にもでき
る。
【0015】また、前記光源部(5)は、前記凹面鏡
(16)の中央位置の背部に設けられ、レーザ光を出射
する半導体レーザモジュール(5a)で構成され、 前
記凹面鏡の中心位置には、前記レーザ光を通過させる開
口部(16b)が開口形成された構成にもできる。
【0016】本発明によるガス検出装置の焦点合わせ方
法は、被測定ガスに向けて光源部(5)からレーザ光を
出射させ反射体からの反射光を凹面鏡(6,16)を介
して受光器(7)に集光させてガス検出するガス検出装
置の焦点合わせ方法であって、前記凹面鏡に対向する受
光器に代えて可視光を出射する可視光源(30)を対向
配置させ、該可視光源からの可視光を反射体に出射させ
ることにより、反射体上でのレーザ光の照射位置を目視
確認可能なことを特徴とする。
【0017】また、前記可視光源(30)からの可視光
を前記反射体(9)に出射させて該反射体上で目視可能
な可視光の結像状態が最適となるよう前記凹面鏡(6,
16)と可視光源(30)との相対位置を変化させた
後、前記凹面鏡に対向した可視光源に代えて前記レーザ
光の反射光を受光する受光器(7)を対向配置させるこ
とにより、前記凹面鏡による反射光の集光位置に受光器
の受光面を位置決めでき、測定距離に応じた焦点合わせ
を可能とした構成にもできる。
【0018】上記構成によれば、光源部5から出射され
たレーザ光は被測定ガスを介し反射体9で散乱され、反
射光として凹面鏡6に入射される。凹面鏡6は反射光を
受光器7の受光面に集光する。受光器7が受光する光量
の違いにより被測定ガスの有無を検出することができ
る。凹面鏡6には受光器7が対応配置され凹面鏡6で集
光された反射光を検出するが、移動手段31により受光
器7部分に可視光源30を入れ替えることにより可視光
源30の可視光を逆に反射体9に照射させることができ
る。反射体9上で目視できる可視光は、装置からの距離
(測定距離)に応じた結像状態となる。凹面鏡6に対す
る可視光源30の相対位置を移動手段31で移動させる
ことにより焦点位置を合わせることができる。この後、
移動手段31により可視光源30と受光器7を再度入れ
替え元に戻せば凹面鏡6に対する受光器7の相対位置が
焦点合わせされた状態にできる。装置の測定距離の変化
に応じて凹面鏡6が集光する反射光の集光位置が変化す
るが、上記移動手段31は凹面鏡6と可視光源30(受
光器7)を相対的に移動させ、且つ可視光源30と受光
器7とを交換させる。したがって、測定距離に対応した
集光位置に受光器7の受光面を位置させ、焦点合わせを
容易に行える。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は本発明に
よるガス検出装置の第1実施の形態を示す側断面図であ
る。ガス検出装置1は、筐体2内部に光源部5、凹面鏡
6、受光器7、可視光源30、移動手段31を備えて概
略構成されている。筐体2は、上部に携帯用としての把
手2aが設けられ、持ち運び自在である。
【0020】光源部5は、被測定ガス特有の吸収スペク
トルに合致した波長のレーザ光(不可視光)を発生す
る。光源部5を構成する半導体レーザモジュール5aに
は、被測定ガスがメタンの場合、吸収波長1.65μm
をカバーする波長のレーザ光を出射する半導体レーザ
(LD)及びその発光駆動手段、温度制御手段等を備え
てなる。
【0021】この半導体レーザモジュール5aには、L
Dから出射された光を導出する光ファイバ5bが接続さ
れている。光ファイバ5bは、レーザ光をファイバコリ
メータ5cまで導出させ、ファイバコリメータ5cから
装置外部に向けて出射させる。このファイバコリメータ
5cは、筐体2の前面において複数角度方向、例えば1
20度毎に等間隔に張られた3本の各線状の支持棒(不
図示)によって支持されている。なお、半導体レーザモ
ジュール5aの出射側には半導体レーザ側への反射光の
戻りを防止する光アイソレータ等が設けられる。
【0022】凹面鏡6は、筐体2内部に光源部5(ファ
イバコリメータ5c)が出射するレーザ光の光軸Aに中
心を一致して設けられる。図示の凹面鏡6は、断面が放
物面状に形成されたものである。凹面鏡6は、プラスチ
ック、アルミ、ガラス等からなり、反射面6aにアルミ
や金を蒸着させ、あるいはメッキ処理したものが用いら
れる。この反射面6aは、直径D、焦点距離Fの設定に
対応した特定の放物面形状を有し、入射される反射光を
集光する。
【0023】即ち、ファイバコリメータ5cの出射光
は、被測定ガスが存在する空間近傍の壁や天井、地面、
草、雪等の反射体9により散乱され、凹面鏡6への反射
光は集光位置Pに集光される。なお、一般にレーザ光
は、反射体9で散乱しても反射光にある程度の指向性を
有している。このため、凹面鏡6で反射光をできるだけ
集光させるには、この凹面鏡6の中心位置をファイバコ
リメータ5cが出射するレーザ光の光軸Aに一致して設
けることが望ましい。
【0024】この反射光の集光位置Pには受光器7が設
けられる。受光器7は受光面が凹面鏡6の中心方向に向
き配置され、凹面鏡6が集光した反射光を受光する。こ
の受光器7は、支持部材8によって筐体2内部に支持さ
れている。また受光器7の検出信号は、この支持部材8
内部を通って筐体2外部に導出される。上記の光源部
5、受光器7は、筐体2に設けられた図示しないコネク
タを介して外部の処理装置に導出、接続される。この処
理装置は、光源部5を駆動制御し、受光器7の検出信号
に基づき、測定対象の空間(場所)における被測定ガス
の有無を判断処理する。
【0025】図2は、上記凹面鏡6の集光特性を示す図
である。図示の例の凹面鏡6は、上記同様に反射面6a
が直径D、焦点距離Fの設定に対応した特定の放物面形
状を有する。このような凹面鏡6は、図示のように測定
距離別に集光位置Pが異なる。図3は上記凹面鏡6の測
定距離−集光位置の関係を示す図である。図示のよう
に、集光位置Pは、測定距離、即ちガス検出装置1に対
する反射体9の位置が遠いほど焦点距離Fの位置に近づ
く。逆に、測定距離が近いほど、光軸A上に沿って焦点
距離Fの位置から遠ざかる特性を有する。上記ガス検出
装置1における測定距離範囲2m〜50mにおいて、2
mでは焦点距離Fに対する集光位置Pのズレ量Δは1
1.3mm、50mではズレ量Δが0.7mmとなる。
【0026】移動手段31は、反射体9に対する可視光
の照射状態を調整することにより、集光位置のズレの調
整(焦点調節)を行うために設けられる。移動手段31
は、上記集光位置Pのずれ量を補正して、受光器7での
受光量を増大させるために受光器7を光軸A方向に移動
自在に構成されている。この移動手段31は、受光器7
が取り付けられた支持部材8を光軸Aに沿って移動させ
る操作レバー12を有する。支持部材8は、把手2a部
分まで延出される。把手2aは光軸A方向に沿って形成
されており、把手2a内部に案内溝2bを設け操作レバ
ー12を光軸A方向に沿って移動自在に設ける。把手2
a内部に操作レバー12を設けることにより、ガス検知
装置1を持ちながら操作レバー12を操作することがで
きる。
【0027】可視光源30は、凹面鏡6の特性を利用し
て反射体9にポインタとなる可視光を照射させ、この反
射体9上での可視光の結像状態に基づき、受光器7によ
るレーザ光の反射光の集光位置を移動調整するために設
けられる。即ち、光源部5が出射するレーザ光は不可視
光であり、被測定ガスに対するレーザ光の照射状態を直
接目視することができない。このため、可視光を反射体
9に向けて別途出射させてレーザ光の出射方向と位置を
設定する必要がある。
【0028】上述したように、凹面鏡6による反射光の
集光位置Pには受光器7が配置されている。これを利用
して、移動手段31は、受光器7の受光面の位置に可視
光源30の出射面を交換して位置させる。可視光源30
には点光源が用いられ、懐中電灯の豆電球等を用いるこ
とができる。例えば、受光器7と可視光源30は、受光
面と出射面を互いに反対方向に向き一体化させ中央位置
を支持部材8で支持する。
【0029】そして、移動手段31は、支持部材8を軸
方向に回転可能とし、レーザ光の受光面と可視光源30
の光出射面を同一位置上で交換可能に構成する。なお、
受光器7、可視光源30の信号線は支持部材8内を通す
構成とする。
【0030】上記構成によるガス検出を説明する。ガス
漏れ点検時や漏洩報告時には、このガス検出装置1をガ
スが漏洩している現場近くで所定距離離れた箇所まで携
帯する。この後、装置を動作させて光源部5のファイバ
コリメータ5cから測定用のレーザ光を漏洩箇所に向け
て出射させる。レーザ光は光軸Aでビーム状に出射さ
れ、ガスを通過して近傍の壁等反射体9で反射される。
この際、ガス検出装置1は、ガスの漏洩箇所から所定距
離(2〜50m程度)離れた遠隔箇所に設置して測定作
業が行えるようになっている。
【0031】反射光は、凹面鏡6に入射され、凹面鏡6
はこの反射光を集光位置Pに配置した受光器7に集光さ
せる。ガスが存在していると、このガスは所定波長のレ
ーザ光を吸収するため、受光器7で検出される受光レベ
ルは、この所定波長部分が減衰する。外部の処理装置
は、受光器7で検出された受光レベルのうち、上記吸収
される波長での受光レベルが相対的に減衰していればガ
スが存在していると判断し、ガスが検出されたことをメ
ータ表示や警報音等で報知出力する。
【0032】次に、上記のガス検出操作前における可視
光を用いたレーザ照射位置の確認、及び焦点調整操作に
ついて説明する。ガス検出に際して、先ず移動手段31
の支持部材8を回転操作することにより、可視光源30
を凹面鏡6の反射面6a側に向けることができる。この
後、可視光源30を点灯させれば、この可視光は凹面鏡
6を介して反射体9に到達し、反射体9上に目視可能な
所定の像を形成する。そして、操作レバー12を光軸A
方向に移動操作して反射体9上での結像状態がなるべく
点状に近づいた位置で停止させる。この状態で凹面鏡6
と可視光源30は、反射体9までの距離に対応した最適
な集光位置に位置していることになる。
【0033】したがって、この後、移動手段31の支持
部材8を回転させて可視光源30と受光器7を入れ替え
ることにより、受光器7は、測定距離に対応した最適な
集光位置に位置させることができる。以降、光源部5を
駆動したレーザ光を被測定ガスに照射させ反射光を凹面
鏡6で集光し受光器7で受光してガス検出を行えば良
い。
【0034】この状態で受光器7は反射体9の測定距離
に対応した最適な集光位置Pに位置していることにな
り、簡単に集光位置合わせを行える。また、可視光源3
0が出射した目視確認用の可視光は、同一の凹面鏡6を
用いて反射光(レーザ光)光軸Aを中心として出射され
るため、凹面鏡6の集光位置に正確に受光器7の受光面
を位置決めでき、焦点合わせを高精度に行える。
【0035】上記構成の移動手段31は、受光器7を光
軸A方向に移動させる構成としたが、逆に受光器7を筐
体2に固定し、移動手段31により凹面鏡6側を光軸A
に沿って移動させる構成としても良い。すなわち、凹面
鏡6と受光器7を相対的に光軸A方向に沿って移動させ
ればよい。
【0036】以上説明したように、このガス検出装置
は、凹面鏡6を用いて反射光を集光させる構成であるた
め、小型軽量化を図ることができる。例えば、従来技術
で説明した集光レンズ52と同様の有効面積とするに
は、凹面鏡6は直径Dが従来比半分の6cmで良く小型
化できる。また、凹面鏡6は薄厚に形成できるため、例
えばプラスチック製とした場合、重量が50gと軽量化
できる。これにより筐体2の小型軽量化が図れるように
なる。
【0037】凹面鏡6は、集光レンズ52に比して焦点
距離Fを短くすることができ、例えば、放物面ミラーで
構成した場合には、直径D=10cm、測定距離範囲2
〜50mとした場合、焦点距離F=50mmとすること
ができる。これにより、筐体2を小型化でき、特に、光
軸A方向の長さを短くすることができるようになる。こ
の際、凹面鏡6自体が軽量であり、且つ、焦点距離が短
くできるため、筐体2自体も凹面鏡6の位置を固定保持
できる程度の剛性で形成できるようになり、例えば筐体
2をプラスチックで製造することも可能となり、装置全
体の軽量化が図れるようになる。
【0038】ガス検出装置1を小型軽量化できることに
より、装置の搬送を容易に行え、また、ガスに向けてレ
ーザ光を照射させるための操作を簡単に行えるようにな
る。特に、都市ガスに用いられているメタンガスは、空
気より軽いためガス漏れがあると天井に溜まりやすい。
ガス検出装置1が小型軽量化できることにより、この天
井に向ける操作を簡単に行えるようになる。
【0039】ところで、上記のファイバコリメータ5
c、受光器7は、それぞれ凹面鏡6の前方に位置するた
め、凹面鏡6に入射する反射光を所定量減衰させること
になる。本発明では、各種部品を内蔵して所定の大きさ
が必要な半導体レーザモジュール5aを反射光の通過す
る領域から外れた位置に配置し、反射光の通過する領域
には光を出射する小型なファイバコリメータ5cだけを
設けた構成であるため、反射光の減衰を極力抑えること
ができる。現在、ファイバコリメータ5cは直径5mm
以下、受光器7も直径10mm以下の大きさで形成でき
る。
【0040】(第2実施形態)次に、図4は、第2実施
形態で用いる凹面鏡16の集光特性を示す図である。図
示の凹面鏡16は、反射面16aが直径D、焦点距離F
の設定に対応した特定の放物面の上半分形状を有する。
簡単には第1実施形態で説明した凹面鏡6を2分割した
形状である。
【0041】また、光源部5から出射されるレーザ光
は、凹面鏡16の中央位置から出射させることが望まし
い。上述したように、レーザ光は、反射体9で散乱して
も反射光にある程度の指向性を有している。このため、
図示の光軸A1は、凹面鏡16の中央位置から出射させ
るよう構成したものである。このように放物面の片側で
構成された凹面鏡16に対し出射するレーザ光の光軸A
1を光軸Aに対し所定距離離れた位置とした場合、反射
光の集光位置Pは図示のように、焦点位置Fから斜め方
向に向かい変位する。
【0042】図5は、図4記載のように光軸A1とした
場合の凹面鏡16の測定距離−集光位置の関係を示す図
である。図示のように、集光位置Pは、測定距離、即ち
ガス検出装置に対する反射体の位置が遠いほど焦点距離
Fの位置に近づく。逆に、測定距離が近いほど、光軸A
1に対しY軸上で−Y方向、Z軸(光軸A方向)に+Z
方向で斜めに焦点距離Fの位置から遠ざかる特性を有す
る。上記ガス検出装置における測定距離範囲2m〜50
mにおいて、2mでは焦点距離Fに対する集光位置Pの
ズレ量Δは、ΔYが−0.69mm、ΔZが1.36m
mであり、50mでのズレ量ΔはΔYが−0.02m
m、ΔZが0.04mmとなる。
【0043】図4記載のように光軸A1を凹面鏡16の
中心位置に配置した場合におけるズレ量Δは最大でもΔ
Zが1.36mmとなる。このように第2実施形態の構
成によれば、第1実施形態のものに比してズレ量Δが小
さくなる。
【0044】図6は、ズレ量ΔY、ΔZの関係を示す図
である。ΔY、ΔZのズレ量は、各測定距離に対して比
例関係となり、図示のようにズレ量はほぼ一直線上に位
置する。したがって、集光位置Pは焦点位置Fの方向に
対し斜めの方向に移動するため、凹面鏡16と受光器7
を相対的にこの斜め方向に移動させることにより、集光
位置Pを受光器7の受光面上に位置できるようになる。
【0045】図7は、第2実施形態におけるガス検出装
置20を示す側断面図、図8は、同正面図である。同図
に示す凹面鏡16は、図4の構成のものを上下逆に配置
させてある。図示のように、この実施形態の構成によれ
ば、受光器7、及び移動手段41を反射光の凹面鏡16
への通過領域から外した位置に配置することができ、反
射光の受光レベルの低減を防止できる。
【0046】また、この第2実施形態では、光源部5
は、半導体レーザモジュール5aのみで構成され、この
半導体レーザモジュール5aから直接、レーザ光を出射
させる。この半導体レーザモジュール5aは、凹面鏡1
6の中央位置背部に設け、凹面鏡16の中央位置に開口
された開口部16bを介してレーザ光を光軸A1で出射
させる。半導体レーザモジュール5aには、ビーム状に
絞る集光レンズが設けられる。
【0047】そして、この第2実施形態の移動手段41
についても、第1実施形態同様に、反射体9に対する可
視光の照射状態を調整することにより、集光位置のズレ
の調整(焦点調節)を行うために設けられる。移動手段
41は、受光器7をズレ量Δ(ΔY,ΔZ)に対応した
斜め方向Xに沿って移動させる。この移動手段41は、
受光器7を保持しこの斜め方向X、及び筐体2の幅方向
(X方向と直交するV方向)にそれぞれ移動させる2軸
のレール部材22と、スライド側のレール22aに連結
され筐体2の把手2a部分まで延出された支持部材8
と、把手2a内の案内溝2bを移動自在な操作レバー1
2によって構成される。レール22aには支持部材8が
挿通される溝23が鉛直形成されている。
【0048】受光器7と可視光源30は、受光面と光出
射面を同一方向に向き一体化させてレール部材22に設
けられ、筐体2の幅方向Vにスライド自在であることに
より、受光器7の受光面と可視光源30の光出射面が同
一位置上で交換可能である。なお、図示のように支持部
材8をこれら一体化された受光器7と可視光源30に連
結させることにより、幅方向Vへの移動を操作レバー1
2を用いて行える。
【0049】次に、ガス検出操作前における可視光を用
いたレーザ照射位置の確認、及び焦点調整操作について
説明する。ガス検出に際して、先ず移動手段41の支持
部材8を筐体2の幅方向Vに操作して、可視光源30を
受光器7の位置に入れ替え、凹面鏡16の反射面16a
側に向けることができる。この後、可視光源30を点灯
させれば、この可視光は凹面鏡16を介して反射体9に
到達し、反射体9上に目視可能な所定の結像を形成す
る。
【0050】この後、把手2a内部の操作レバー12を
光軸A1方向に沿って移動操作することにより、受光器
7をズレ量(ΔY、ΔZ)が組み合わせられた斜め方向
Xに沿って移動でき、各測定距離の集光位置Pに可視光
源30の点光源を位置させることができる。この際、ガ
ス検知装置20を持ちながら操作レバー12を操作でき
る。
【0051】この状態で凹面鏡16と可視光源30は、
反射体9までの距離に対応した最適な集光位置に位置し
ていることになる。したがって、この後、操作レバー1
2を筐体2の幅方向Vに移動操作して再度可視光源30
と受光器7を入れ替えることにより、受光器7は、測定
距離に対応した最適な集光位置Pに位置させることがで
きる。
【0052】以降、光源部5を駆動してレーザ光を被測
定ガスに照射させ反射光を凹面鏡16で集光し受光器7
で受光してガス検出を行う。この状態で受光器7は反射
体9の測定距離に対応した最適な集光位置Pに位置して
いることになる。
【0053】上記構成の移動手段41は、集光位置Pへ
の焦点合わせ時に受光器7を斜め方向Xに移動させる構
成としたが、逆に受光器7を筐体2に固定し、移動手段
41により凹面鏡16を斜め方向Xに沿って移動させる
構成としても良く同様の作用効果を得ることができる。
この場合、受光器7側には側部に可視光源30を配置
し、レール部材22により交換可能に構成する。凹面鏡
16を移動させる構成の場合、厳密には光軸の関係上、
凹面鏡16と光源部5を一体化し、これらを一体的に移
動させることが望ましい。
【0054】また、上記の各実施形態で説明した凹面鏡
は、反射面が放物面を有するものを例に説明したが、反
射面の形状はこれに限らない。凹面鏡の反射面としては
他に、楕円面、軸外楕円面、球面、軸外放物面の各種形
状がある。これらいずれの凹面鏡に対しても理論上の焦
点位置に受光器7を配置して反射光を集光してガス検出
する構成にできる。
【0055】また、本発明のガス検出装置は、測定距離
が所定範囲を有し、理論上の焦点距離Fに対して測定距
離別に異なる集光位置Pを有するため、受光器あるいは
凹面鏡を相対的に移動させる構成とすれば、測定距離が
異なっても反射光の集光位置に受光器の受光面を位置さ
せることができるようになる。この移動方向は、上記各
種凹面鏡別に必要な設定項目に基づき得ることができ
る。
【0056】ところで、上述したガス検出装置では、半
導体レーザの発振波長を被測定ガスの吸収スペクトルに
適合させれば、上記メタンの他に二酸化炭素ガス、アセ
チレンガス等の種々のガス検出にも応用できる。
【0057】
【発明の効果】本発明のガス検出装置によれば、凹面鏡
の集光位置で受光器と可視光源とを交換可能な構成とし
たので、可視光源を用いて反射体上にガス検出方向を示
す可視光を表示させることができる。これにより不可視
光のレーザ光を用いてのガス検出操作に容易に移行でき
作業を円滑に遂行できるようになる。また、可視光源を
用いて反射体上での可視光の結像状態が最適となるよう
に凹面鏡と可視光源との相対位置を調整して可視光源と
受光器を入れ替えるだけの簡単な操作で、凹面鏡による
反射光の集光位置に受光器の受光面を位置決めできるた
め、簡単な構成で焦点合わせを容易に行えるようにな
る。集光位置は、測定距離の変化に連動して変化する
が、凹面鏡に対して受光器と可視光源とを交換可能で且
つ相対的に移動可能に構成することにより、測定距離が
異なってもその都度対応して凹面鏡の集光位置上に受光
器の受光面を位置させる焦点合わせが行え、最適な受光
レベルを得て常時安定したガス検出が行えるようにな
る。
【0058】加えて、本発明は、被測定ガスを通過後の
反射光を凹面鏡で集光する構成であるため、凹面鏡によ
り焦点距離を短くでき、また製造も容易で小型軽量化が
図れる。これにより装置全体の小型化と軽量化を図るこ
とができ、低コストで携帯しやすいガス検出装置を得る
ことができる。光源部のレーザ光は、凹面鏡の前方に配
置した小型のファイバコリメータを介して、あるいは凹
面鏡の背部に配置した半導体レーザモジュールから凹面
鏡の開口部を介して被測定ガスに出射する構成により、
凹面鏡で受ける反射光の受光レベルの低減を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガス検出装置の第1実施形態を示
す側断面図。
【図2】第1実施形態における放物面を有する凹面鏡の
集光特性を示す図。
【図3】第1実施形態の凹面鏡の測定距離−集光位置の
関係を示す図。
【図4】第2実施形態における放物面の半部からなる凹
面鏡の集光特性を示す図。
【図5】図4の凹面鏡の中央に光軸を設けた場合の測定
距離−集光位置の関係を示す図。
【図6】図4の凹面鏡のズレ量ΔY、ΔZの関係を示す
図。
【図7】第2実施形態のガス検出装置を示す側断面図。
【図8】第2実施形態のガス検出装置を示す正面図。
【図9】ガスの吸収スペクトルを示す図。
【図10】従来のガス検出装置を示す側断面図。
【符号の説明】
1,20…ガス検出装置、2…筐体、2a…把手、5…
光源部、5a…半導体レーザモジュール、5b…光ファ
イバ、5c…ファイバコリメータ、6,16…凹面鏡、
6a,16a…反射面、7…受光器、8…支持部材、9
…反射体、31,41…移動手段、12…操作レバー、
22…レール部材、30…可視光源、A,A1…出射光
の光軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚本 威 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内 Fターム(参考) 2G059 AA05 BB01 CC04 CC12 CC20 EE01 GG01 GG03 GG10 HH01 HH02 HH06 JJ11 JJ13 JJ14 JJ17 KK01 KK07 LL01 2G065 AB02 AB04 AB09 BA14 BA39 BB02 BB12 BB14 BB44 DA08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定ガスに向けてレーザ光を出射する
    光源部(5)と、 前記光源部から出射され前記被測定ガス通過後の反射体
    (9)による反射光を集光する凹面鏡(6,16)と、 前記凹面鏡による反射光の集光位置に配置され該反射光
    を検出する受光器(7)と、 前記凹面鏡に対し可視光を出射することにより、前記反
    射光と逆方向の経路で可視光を出射させ反射体に目視確
    認可能な所定の像を形成させる可視光源(30)と、 前記受光器と可視光源を交換可能に移動させる移動手段
    (31,41)と、を備えたことを特徴とするガス検出
    装置。
  2. 【請求項2】 前記移動手段(31,41)は、前記凹
    面鏡(6,16)と、前記受光器(7)との相対位置を
    移動調整自在に構成された請求項1記載のガス検出装
    置。
  3. 【請求項3】 前記移動手段(31,41)は、前記受
    光器(7)の受光面と可視光源(30)の光出射面が前
    記凹面鏡(6,16)に対し同一位置上で交換可能とし
    た請求項1、2のいずれかに記載のガス検出装置。
  4. 【請求項4】 前記光源部(5)は、前記凹面鏡(6)
    に入射される反射光の通過位置の範囲外に設けられ、レ
    ーザ光を出射する半導体レーザモジュール(5a)と、 前記凹面鏡の前方位置に設けられ、前記半導体レーザモ
    ジュールから出射された光を該凹面鏡の中心に位置する
    光軸(A)に沿って前記被測定ガスに向け出射するファ
    イバコリメータ(5c)と、 前記半導体レーザモジュールから出射された光を前記フ
    ァイバコリメータに導出する光ファイバ(5b)とを備
    えてなる請求項1〜3のいずれかに記載のガス検出装
    置。
  5. 【請求項5】 前記光源部(5)は、前記凹面鏡(1
    6)の中央位置の背部に設けられ、レーザ光を出射する
    半導体レーザモジュール(5a)で構成され、 前記凹面鏡の中心位置には、前記レーザ光を通過させる
    開口部(16b)が開口形成された請求項1〜3のいず
    れかに記載のガス検出装置。
  6. 【請求項6】 被測定ガスに向けて光源部(5)からレ
    ーザ光を出射させ反射体からの反射光を凹面鏡(6,1
    6)を介して受光器(7)に集光させてガス検出するガ
    ス検出装置の焦点合わせ方法であって、 前記凹面鏡に対向する受光器に代えて可視光を出射する
    可視光源(30)を対向配置させ、該可視光源からの可
    視光を反射体に出射させることにより、 反射体上でのレーザ光の照射位置を目視確認可能なこと
    を特徴とするガス検出装置の焦点合わせ方法。
  7. 【請求項7】 前記可視光源(30)からの可視光を前
    記反射体(9)に出射させて該反射体上で目視可能な可
    視光の結像状態が最適となるよう前記凹面鏡(6,1
    6)と可視光源(30)との相対位置を変化させた後、 前記凹面鏡に対向した可視光源に代えて前記レーザ光の
    反射光を受光する受光器(7)を対向配置させることに
    より、 前記凹面鏡による反射光の集光位置に受光器の受光面を
    位置決めでき、測定距離に応じた焦点合わせを可能とし
    た請求項6記載のガス検出装置の焦点合わせ方法。
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