JP2002226396A - 糖尿病罹病動物の血糖値の管理方法 - Google Patents

糖尿病罹病動物の血糖値の管理方法

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JP2002226396A JP2001025574A JP2001025574A JP2002226396A JP 2002226396 A JP2002226396 A JP 2002226396A JP 2001025574 A JP2001025574 A JP 2001025574A JP 2001025574 A JP2001025574 A JP 2001025574A JP 2002226396 A JP2002226396 A JP 2002226396A
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Koji Tono
浩司 東野
Yoichi Ono
陽一 大野
Yasuhiro Ikushima
泰博 生嶋
奈津子 ▲ふな▼橋
Natsuko Funabashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 好適な血糖値管理方法を提供する。 【解決手段】 ヒトを除く糖尿病罹病動物の血糖値を管
理する方法において、前記動物に持続型インスリンを皮
内投与するステップを含むことを特徴とする方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主にヒトを除く糖尿
病罹病動物の血糖値を管理する方法に関する。本発明は
特に薬物処置等により糖尿病を誘発させた実験用I型糖
尿病モデル動物を対象とするものである。
【0002】
【従来の技術】糖尿病モデル動物は糖尿病治療薬の開発
段階で頻繁に使用される。例えば、かかる糖尿病モデル
動物は開発中の糖尿病治療薬を様々な態様で投与され、
血糖値等のデータを測定され、治療薬の効果を検討する
ために使用される。従って治療薬の効果を正確に把握す
るためには血糖値がほぼ一定で大きな変動が認められな
いような糖尿病モデル動物を用いることが極めて望まし
い。また、同一のモデル動物個体を長期間に渡って使用
する場合にはその期間中の血糖値の恒常的な上昇、つま
り糖尿病の進行を防止する必要がある。
【0003】そのため、従来、実験用モデル動物の血糖
値及び血中インスリン値を頻繁に追跡して管理する方法
が行われている。即ち、一日のうちに何度もモデル動物
の血糖値を測定し、それに対応するインスリンをその度
に静脈内投与又は皮下投与する方法である。しかしなが
らこの方法では投与されたインスリンの効果持続時間が
短いため血糖値を長時間一定に保つことが困難であっ
た。また、かかる管理方法は頻回の採血及び投与を必然
的に伴うため、管理者の作業が煩雑であるとともに動物
にストレスを与えることになり好ましくなかった。従っ
て、糖尿病モデル動物における適確な血糖値管理方法の
開発が切望されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の現状に鑑み創案されたものであり、その目的は実験
用I型糖尿病モデル動物のための適確な血糖値管理方
法、その方法によって血糖値を管理された実験用I型糖
尿病モデル動物、及びその方法を利用したヒトを除く動
物の糖尿病治療方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者はかかる目的を
達成するために種々の研究を重ねた結果、インスリンの
投与方法を工夫することにより実験用I型糖尿病モデル
動物の血糖値を長時間一定に保つことができることを意
外にも見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明はヒトを除く糖尿病罹病動物
の血糖値を管理する方法において、前記動物に持続型イ
ンスリンを皮内投与するステップを含むことを特徴とす
る方法である。
【0007】本発明の方法の好ましい態様では、前記ヒ
トを除く糖尿病罹病動物はI型糖尿病罹病動物、特にイ
ヌなどの実験用I型糖尿病モデル動物である。また、本
発明の方法の好ましい態様では、前記実験用I型糖尿病
モデル動物は正常モデル動物へのストレプトゾトシン投
与により作成されたものであり、前記持続型インスリン
を給餌と実質的に同時に皮内投与する。
【0008】また本発明は上記血糖値管理方法によって
血糖値を管理されているヒトを除く実験用I型糖尿病モ
デル動物を提供する。更に本発明は上記血糖値管理方法
を利用したヒトを除く糖尿病罹病動物の糖尿病治療方法
を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は上述の通りヒトを除く糖
尿病罹病動物の血糖値を管理する方法であり、その特徴
は前記動物に持続型インスリンを皮内投与することにあ
る。この方法は前記動物の血糖値を従来方法に比べて極
めて長時間確実に一定に保つことができ、糖尿病治療薬
の開発に大きく寄与するものである。
【0010】本発明の方法はヒトを除く動物であればい
かなる糖尿病罹病動物をも対象とすることができるが、
特に実験用I型糖尿病モデル動物を対象とする。実験用
I型糖尿病モデル動物とは、薬物処理等により膵Langer
hans島を選択的に破壊することによって糖尿病を誘発さ
せた動物のことである。実験用I型糖尿病モデル動物は
正常モデル動物にストレプトゾトシンを投与することに
よって作成することが好ましいが、もちろん他の方法に
よっても作成することができる。なお、ストレプトゾト
シン投与によって作成された実験用I型糖尿病モデル動
物を用いる場合は、ストレプトゾトシン投与によりモデ
ル動物は通常摂餌不良となるため、ストレプトゾトシン
投与後3週間程度飼育して摂餌量が1日量の80%以上
となりかつ摂餌が30分以内に終了する程度にまで摂餌
不良を回復させたモデル動物を用いることが好ましい。
【0011】本発明の方法において用いる実験用I型糖
尿病モデル動物の対象動物はモデル動物として一般的に
用いられる動物の中から適宜選択することができる。そ
の例としてはイヌ、ウサギ、ネコ、ヒツジ、ヤギ、サ
ル、ブタ等の中型動物及びマウス、ラット等の小型動物
を挙げることができるが、血糖値の安定性の点でイヌが
好ましい。
【0012】本発明の方法は速効型、中間型、持続型の
3種類の市販のインスリン製剤のうちでも持続型インス
リンを使用することを特徴とする。本発明の方法におい
て用いる持続型インスリンは効果持続時間がヒトにおけ
る皮下投与後で24〜28時間(0.3U/kg投与)
程度のインスリン製剤であれば特に限定はなく、例えば
ノボノルディスクファーマ社製のノボリンU注40を用
いることができる。本発明の方法において持続型インス
リンを使用する理由は、イヌに代表される実験用I型糖
尿病モデル動物は食事による糖の吸収が食後7〜9時間
と比較的長時間継続するため、インスリンの効果持続時
間もそれに合わせて長くする必要があるからである。ヒ
トにおいては一般的に使用される速効型インスリン又は
中間型インスリンは効果持続時間が短いため、糖の吸収
時間が比較的長い糖尿病モデル動物において使用するに
は不適当である。
【0013】本発明の方法においては使用するインスリ
ンの種類のみならずその投与方法も重要であり、皮内投
与することが必要である。皮内投与とは皮膚層内に薬物
を注入することであり、ワクチン接種等において用いら
れる投与方法である。
【0014】皮内投与はインスリンの効果持続時間が従
来の皮下投与又は静脈内投与より長いことに特徴があ
り、特に糖尿病モデル動物の場合、この傾向が顕著であ
る。例えばイヌにインスリンを皮下投与又は静脈内投与
すると、インスリンの効果持続時間はヒトの場合と比較
して極端に短くなり、たとえ投与したインスリンが持続
型インスリンであっても、ヒトの場合に得られるような
持続的な効果が得られない。これに対し本発明の方法で
採用する皮内投与はインスリンの効果持続時間を延長す
ることができ、頻繁な管理をせずに血糖値を長時間一定
に保つことができる。
【0015】なお、皮内投与することによりインスリン
効果持続時間が延長される理由は、皮下と比較して皮内
の方が組織間液の量が少なく、インスリン製剤の希釈速
度が遅くなるためであると考えられる。持続型インスリ
ン製剤は投与後直ちにその効果を発揮するわけではな
く、組織間液で希釈され、血中に放出されてその効果を
発揮する。ここで組織間液の量が少ないとインスリン製
剤の希釈速度は遅くなり、血中に少量ずつ長時間に渡っ
て放出されるため、結果としてインスリン効果持続時間
が延長されることになると考えられる。
【0016】本発明の方法においては、持続型インスリ
ンの皮内投与時間は特に限定されず、食間、食前、食後
に投与することも可能であるが、給餌と実質的に同時の
投与がとりわけ好ましい。これによって糖尿病罹病動物
の血糖値を正常動物の血糖値と同様に確実に一定に保つ
ことができる。
【0017】本発明の方法における持続型インスリンの
投与量は投与前の糖尿病罹病動物の血糖値や前記動物の
摂餌量等に応じて投与の度毎に適宜調節すればよく、例
えば0.1U/kg/日〜1.5U/kg/日の範囲、
好ましくは0.3U/kg/日〜1.2U/kg/日の
範囲で調節することができる。投与前血糖値がそれほど
高くなく摂餌量も少ない場合は上記下限値近くまで投与
量を減少させてもよいが、逆に投与前血糖値が高く摂餌
量も多ければ上記上限値近くまで投与量を増大させるこ
とができる。
【0018】なお、本発明の方法は上述のように実験用
I型糖尿病モデル動物の血糖値を管理するのに特に好適
であるが、その他例えば糖尿病に罹病したイヌ、ネコ等
の愛玩動物の治療にも用いることができる。つまり、こ
れらの愛玩動物に持続型インスリンを継続的に皮内投与
することにより、血糖値を正常状態に維持して糖尿病の
治療に寄与することができる。
【0019】
【実施例】本発明を下記実施例によって具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0020】試験材料及び方法 1.動物 体重約10kgの雄性ビーグル犬(ケアリー、国産)を
10日間以上の予備飼育後、試験に供した。動物は飼育
期間を通じて室温23±2℃、湿度50±20%、換気
回数10回以上/時、照明時間12時間(7時〜19
時)に設定した飼育室で、ステンレスケージ(750m
m×900mm×700mm)にて個別飼育した。飼料
は、糖尿病作成まではラボDスタンダードEX(日本農
産)250g/日を、糖尿病作成後はラボDスタンダー
ドEX250g/日又はペディグリーチャム子犬用(マ
スターフーズリミテッド)800g/日を一日一回の制
限給餌した。飲水は水道水を自由接取させた。 2.使用薬物 2.1.ストレプトゾトシン(STZ) 生化学用ストレプトゾトシン(和光純薬)を0.1Mク
エン酸緩衝液(pH4.5)を用いて35mg/0.4
mLの濃度に調整し、速やかに試験に用いた。 2.2.持続型インスリン ノボリンU注40(40U/mL、ノボノルディスクフ
ァーマ)を生理食塩液で10倍希釈して用いた。 2.3.ブドウ糖注射液(G−50) 50%ブドウ糖注射液「ダイゴ」(日本製薬)を用い
た。 3.血糖測定法 全血を用い、アントセンスII(バイエルメディカル)で
測定した。 4.血中インスリン測定法 血清を用い、IMX(ダイナボット)で測定した。 5.採血 血液は採取後、直ちに全血を用いて血糖を測定し、その
後血液の凝固を確認し3000G・5分以上の遠心分離
により血清を得た。血清を用いての測定を直ちに実施し
ないときは、測定まで−20℃以下で凍結保存した。
【0021】実験用I型糖尿病モデル動物の作成 1.糖尿病作成 4例の上述のビーグル犬にSTZ35mg/0.4mL
/kgを前肢静脈内投与した。STZ投与日は絶食とし
た。
【0022】2.低血糖処置 STZ投与前及びSTZ投与後1時間毎に、低血糖処置
が終了するまで採血を行い血糖及びインスリンを測定し
た。STZ投与後、血糖値が最高値を示した後、100
mg/dL以下となった時間より、以下の基準に従い低
血糖処置を行った。 低血糖処置 血糖が150mg/dLより高値を示し前値以上の場
合:処置無し 血糖が150mg/dLより高値を示し前値より低下し
た場合:G−50 5mL投与 血糖が150mg/dL以下を示した場合:G−50
10mL投与 血糖が100mg/dL以下を示した場合:G−50
20mL投与 血糖が80mg/dL以下を示した場合:G−50 3
0mL投与 血糖が20mg/dL以下を示した場合:G−50 4
0mL投与 低血糖処置終了は、全例がインスリン最高値を示した2
時間後とし、その時点での血糖より上記基準の2段階上
のG−50を投与した。ただし、上限を50mLとし
た。また、インスリンがSTZ投与前値に復した個体は
G−50投与無しとした。
【0023】3.経静脈的糖負荷試験(IVGTT)に
よる糖尿病判定 G−50 10mLを前肢静脈内へ1分間で投与した。
採血は、投与前と投与5,10,15及び30分後に行
い、血糖及びインスリンを測定した。実施は、給餌前と
した。IVGTTでは糖負荷5,10,15分後のイン
スリン産生指数(ΔIRI/ΔBS)が全て0.10以
下となった個体は糖尿病と判定される。4例ともSTZ
投与4日後では糖負荷によるインスリン分泌がみられ
ず、血糖もほとんど回復せず、糖負荷5,10,15分
後のΔIRI/ΔBSが全て0.10以下となり、糖尿
病と判定された。
【0024】このようにして作成された4例の実験用I
型糖尿病モデルイヌを用いて以下の実施例を行った。な
お4例の犬の血糖値をほぼ同レベルにそろえるため、実
施前1週間以上の持続型インスリンの皮内投与による管
理期間を設けた。4例ともこの間の摂餌は良好(給餌量
の80%以上)で毎日の給餌前及び給餌3時間後の血糖
はいずれも60〜160mg/dLであった。
【0025】実施例1(比較例) 持続型インスリンを絶食状態で皮下投与(0.3U/k
g)し、1時間間隔で血中インスリン及び血糖を測定し
た。それらの結果をそれぞれ図1及び図2に示す。図1
からわかるように、インスリンの効果持続時間は5時間
程度と極端に短い。また図2からわかるように血糖値は
インスリン投与1〜2時間後に40mg/dL程度の低
血糖値まで大幅に低下し、その後上昇して5時間後には
投与前値と同レベル(80〜120mg/dL)にまで
回復した。インスリン投与6時間後以降についてはデー
タを示していないが、インスリンによる血糖管理が行わ
れないため血糖値は更に急激に上昇していき、24時間
後には400mg/dL以上の高血糖値に達するものと
推定される。従って持続型インスリンを皮下投与しても
血糖値を一定に保つことはできない。
【0026】実施例2(本発明) 持続型インスリンを絶食状態で皮内投与(0.3U/k
g)し、1時間間隔で15時間後まで及び24時間後に
血中インスリン及び血糖を測定した。それらの結果をそ
れぞれ図3及び図4に示す。図3からわかるように、イ
ンスリンの効果持続時間は15時間以上であり、実施例
1の皮下投与の場合と比較して3倍以上に延長されてい
る。また図4からわかるように血糖値もインスリン投与
後15時間以上に渡って80〜140mg/dLの範囲
で推移した。正常犬の血糖値の日内変動は60〜120
mg/dLの範囲であるので、この80〜140mg/
dLの範囲の推移はほぼ一定と見なすことができる。従
って持続型インスリンを皮内投与することにより血糖値
を適確に管理することができた。
【0027】実施例3(比較例) 持続型インスリンを給餌と同時に皮下投与(0.8〜
1.2U/kg)し、1時間間隔で血中インスリン及び
血糖を測定した。それらの結果をそれぞれ図5及び図6
に示す。図5からわかるように、インスリンの効果持続
時間は7時間程度と極端に短い。また図6からわかるよ
うに血糖値はインスリン投与1〜2時間後に40mg/
dL程度の血糖値まで大幅に低下し、その後上昇して7
時間後には投与前値と同レベル(80〜120mg/d
L)にまで回復した。インスリン投与8時間後以降につ
いてはデータを示していないが、インスリンによる血糖
管理が行われないため血糖値は更に急激に上昇して行
き、24時間後には400mg/dL以上の高血糖値に
達するものと推定される。従って持続型インスリンを皮
下投与しても血糖値を一定に保つことはできない。
【0028】実施例4(本発明) 持続型インスリンを給餌と同時に皮内投与(0.8〜
1.2U/kg)し、1時間間隔で血中インスリン及び
血糖を測定した。それらの結果をそれぞれ図7及び図8
に示す。図7からわかるようにインスリンの効果持続時
間は少なくとも24時間であり、実施例3の皮下投与の
場合と比較して3倍以上に延長されている。また図8か
らわかるように血糖値もインスリン投与後少なくとも2
4時間に渡って80〜160mg/dLの範囲でほぼ一
定に保たれており、持続型インスリンを皮内投与するこ
とにより血糖値を適確に管理することができた。
【0029】
【発明の効果】本発明の血糖値管理方法は持続型インス
リンを皮内投与するステップを含んでいるため、血糖値
管理対象の動物の血糖値を極めて長時間確実に一定に保
つことができる。本発明の血糖値管理方法を使用すれば
血糖値が一定に保たれた実験用I型糖尿病モデル動物を
容易に得ることができ、糖尿病治療薬の開発に大きく寄
与することができる。また上記血糖値管理方法を糖尿病
に罹病した愛玩動物の治療に利用すれば、これらの動物
の糖尿病を好適に治療することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】絶食状態での持続型インスリン皮下投与後のイ
ンスリン変動を示すグラフである(比較例)。
【図2】絶食状態での持続型インスリン皮下投与後の血
糖変動を示すグラフである(比較例)。
【図3】絶食状態での持続型インスリン皮内投与後のイ
ンスリン変動を示すグラフである(本発明)。
【図4】絶食状態での持続型インスリン皮内投与後の血
糖変動を示すグラフである(本発明)。
【図5】給餌と同時に持続型インスリンを皮下投与した
後のインスリン変動を示すグラフである(比較例)。
【図6】給餌と同時に持続型インスリンを皮下投与した
後の血糖変動を示すグラフである(比較例)。
【図7】給餌と同時に持続型インスリンを皮内投与した
後のインスリン変動を示すグラフである(本発明)。
【図8】給餌と同時に持続型インスリンを皮内投与した
後の血糖変動を示すグラフである(本発明)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 生嶋 泰博 大阪府泉佐野市住吉町26番地 日本製薬株 式会社大阪研究所内 (72)発明者 ▲ふな▼橋 奈津子 大阪府泉佐野市住吉町26番地 日本製薬株 式会社大阪研究所内 Fターム(参考) 4C084 AA02 AA03 DB34 MA66 NA20 ZC032 ZC352

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒトを除く糖尿病罹病動物の血糖値を管
    理する方法において、前記動物に持続型インスリンを皮
    内投与するステップを含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 ヒトを除く糖尿病罹病動物がI型糖尿病
    罹病動物であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 I型糖尿病罹病動物が実験用I型糖尿病
    モデル動物であることを特徴とする請求項2記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 実験用I型糖尿病モデル動物がイヌ、ウ
    サギ、ネコ、ヒツジ、ヤギ、サル、及びブタからなる群
    から選択される中型動物又はマウス及びラットからなる
    群から選択される小型動物であることを特徴とする請求
    項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 実験用I型糖尿病モデル動物がイヌであ
    ることを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 実験用I型糖尿病モデル動物が正常モデ
    ル動物へのストレプトゾトシン投与により作成されたも
    のであることを特徴とする請求項3記載の方法。
  7. 【請求項7】 持続型インスリンの皮内投与を給餌と実
    質的に同時に行うことを特徴とする請求項1−6のいず
    れか一項記載の方法。
  8. 【請求項8】 持続型インスリンの投与量が0.1〜
    1.5U/kg/日であることを特徴とする請求項1−
    7のいずれか一項記載の方法。
  9. 【請求項9】 請求項1−8のいずれか一項記載の方法
    によって血糖値を管理されていることを特徴とするヒト
    を除く実験用I型糖尿病モデル動物。
  10. 【請求項10】 ヒトを除く動物の糖尿病治療方法にお
    いて、前記動物に持続型インスリンを皮内投与するステ
    ップを含むことを特徴とする方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014073133A (ja) * 2008-03-12 2014-04-24 Univ Of Miami 低血糖症を検出および治療するためのアッセイ
JP2015204839A (ja) * 2015-07-14 2015-11-19 国立大学法人佐賀大学 ノックアウト非ヒト動物
CN107156037A (zh) * 2017-05-25 2017-09-15 窦如海 一种肉兔规模化集约化工厂化母兔配种繁育光照控制

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