JP2002225554A - 車両用サンバイザ - Google Patents

車両用サンバイザ

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JP2002225554A
JP2002225554A JP2001020610A JP2001020610A JP2002225554A JP 2002225554 A JP2002225554 A JP 2002225554A JP 2001020610 A JP2001020610 A JP 2001020610A JP 2001020610 A JP2001020610 A JP 2001020610A JP 2002225554 A JP2002225554 A JP 2002225554A
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Japan
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sun visor
support shaft
holder
vehicle
needle
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JP2001020610A
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English (en)
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Takeki Nonoyama
雄樹 野々山
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Original Assignee
Neo Ex Lab Inc
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  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明器具の消し忘れを防止できる構造を備え
た車両用サンバイザを提供する。 【解決手段】 車両天井パネル5に装着されてサポート
軸3を脱着自在に係止するホルダー4を備え、そのホル
ダー4にサポート軸3が係止された状態において、サン
バイザ本体2がサポート軸3を軸中心として回動される
車両用サンバイザ1が、サンバイザ本体2側又は車両天
井パネル5側に取付けられた照明器具の光量を調整する
マイクロスイッチ7を有する。マイクロスイッチ7は、
進退運動することによって照明器具の光量を調整するニ
ードル72を有する。このニードル72は、サポート軸
3とホルダー4の両部材のうちの少なくとも一方の部材
に設けられるとともに、サンバイザ本体2がサポート軸
3を軸中心として所定角度に回動された際には、ニード
ル72が両部材の他方の部材と係合して進退運動し、こ
れによって照明器具の光量が調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両に取付けら
れて車両内への陽光を遮断する車両用サンバイザに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、車両用サンバイザは、陽光を遮る
機能の他に様々な機能を持たせているものが知られてい
る。例えば、ミラーや照明器具がサンバイザ本体に設け
られている。この照明器具は、サンバイザ本体とともに
回動されるため、サンバイザ本体が車両天井パネルに沿
った格納位置に回動された場合には、サンバイザ本体に
よって覆い隠されてしまい、照明器具が点灯状態のまま
放置されてしまうおそれがあった。このように点灯状態
のまま放置、すなわち照明器具の消し忘れがなされる
と、電源電力が無駄に消費されたり、照明器具の熱によ
ってサンバイザ本体や車両天井パネルが変色・変形され
るという問題があった。
【0003】なお、従来この問題を解決するために本発
明と異なる他の発明も紹介されている。例えば、特開平
59−186728が知られている。この公報によると
車両用サンバイザは、サンバイザ本体に照明器具とサポ
ート軸とが設けられ、そしてサポート軸が脱着自在に係
止されるホルダーが車両天井パネルに設けられている。
そしてサポート軸がホルダーに係止された状態におい
て、サンバイザ本体がサポート軸を軸中心として回動す
る。またホルダーには、サポート軸を収納する収納面に
車両バッテリと接続された接触部材が設けられている。
一方、サポート軸の外表面には、照明器具に接続された
対向接触部材が設けられている。この接触部材と対向接
触部材は、サンバイザ本体が下方へ回動されると接続
し、サンバイザ本体が上方へ回動されると、離間する構
造になっている。したがって、車両バッテリと照明器具
とが接続されたり遮断されたりする。これによって照明
器具の電源は遮断され、照明器具の消し忘れが防止され
ている。
【0004】しかし接触部材と対向接触部材は、電源経
路の一部を構成するにもかかわらず外部にさらされてい
た。そのため、水に濡れた手によって接触部材又は対向
接触部材を触れることによって、これらが水に濡れると
いう危険性があった。また、長期間の使用によって接触
部材又は対向接触部材にほこりが付着するという危険性
もあった。このように水濡れやほこり等による汚れが発
生した場合には、接触部材や対向接触部材から電流が漏
れたり、接触部材と対向接触部材が接触しにくくなると
いう問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は上記
問題に鑑みてなされたものであり、照明器具の消し忘れ
を防止できる構造を備えた車両用サンバイザを提供し、
特に水や汚れに対して耐久性の強い構造である車両用サ
ンバイザを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は上記各請求項に記載のとおりの構成を備え
る車両用サンバイザであることを特徴とする。請求項1
に記載の発明によれば、車両用サンバイザは照明器具の
光量を調整する光量調整手段を有し、光量調整手段は、
進退運動することによって照明器具の光量を調整する進
退部材とを有する。この進退部材は、サポート軸もしく
はホルダーの少なくとも一方の部材に設けられる。そし
て、進退部材がサポート軸に設けられる場合には、サン
バイザ本体がサポート軸を軸中心として所定角度に回動
された際、ホルダーが進退部材と係合し、進退部材が進
退運動する。また、進退部材がホルダーに設けられる場
合には、サンバイザ本体がサポート軸を軸中心として所
定角度に回動された際、サポート軸が進退部材と係合
し、進退部材が進退運動する。
【0007】したがってサンバイザ本体が所定の角度に
回動された場合に、照明器具の光量が調整されるため、
照明器具の光量は適時調整される。例えば、サンバイザ
本体が車両天井パネルに沿った位置(格納位置)にある
と照明器具がサンバイザ本体によって覆い隠されてしま
う場合には、その時点で照明器具の光量を小さくするこ
とができる。そのため、照明器具の光量が高い状態のま
ま(高い電源電力状態のまま)サンバイザ本体を格納位
置へ回動した場合には、照明装置の光量は小さくなり、
照明器具への電源電力量は自動的に少なくなる。したが
って、照明器具は光量が高い状態のまま放置されること
はなくなり、電源電力の無駄な消費や、照明器具の熱に
よるサンバイザ本体や車両天井パネルの変色、変形等を
防止することができる。
【0008】なお光量調整手段が進退部材を有するた
め、例えば光量調整手段の一部品であって、照明器具へ
の供給電源を制御する電気部品等を進退部材によって遠
隔操作することも可能である。したがってこのような電
気部品を所望の場所に設けることが可能となる。これに
よって電気部品は、水や汚れが付着しにくい場所、例え
ばホルダーの内部、車両天井パネルの内部、サンバイザ
本体の内部等に設置することができる。その結果、光量
調整手段は水や汚れに対して故障が少なく、耐久性が向
上する。なお、光量調整手段によって調整される照明器
具の光量はゼロの状態、すなわち照明器具が消灯された
状態をも含む概念である。
【0009】請求項2に記載の発明によると、上記の作
用効果に加えて進退部材を容易な構造によって進退させ
ることができる。すなわち、サポート軸の軸回り、又は
ホルダーの軸受回りには係合部が形成され、この係合部
は、サンバイザ本体が所定角度に回動された際に、進退
部材に係合して進退部材を進退運動させる。このように
係合部が、サポート軸の軸回りに設けられた場合は、係
合部はサポート軸(サンバイザ本体)とともにがホルダ
ーに対して回動できる。また、係合部がホルダーの軸受
回りに設けられた場合は、サポート軸(サンバイザ本
体)が回動されても係合部はホルダーとともに静止して
いる。
【0010】したがって、係合部はホルダーもしくはサ
ポート軸に対して相対的に回動される。そして、進退部
材がホルダーもしくはサポート軸の一方に固定され、係
合部がホルダーもしくはサポート軸に対して相対的に回
動されると、係合部は進退部材に対して容易に係合した
り、離れたりすることが可能となる。その結果、容易な
構造によって進退部材は進退運動され、照明器具の光量
が調整される。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1に示すように、運転席及び助手席の頭
上前方の車両天井パネル5には車両用サンバイザ1が装
着され、この車両用サンバイザ1はサンバイザ本体2
と、支軸10と、サポート軸3と、このサポート軸3が
脱着自在に係止されるホルダー4とを主体として構成さ
れている。この支軸10は、縦軸と横軸とを備えて略L
字状に構成され、縦軸は取付ブラケット12を介して車
両天井パネル5に回動可能に取付けられる。そして、横
軸はサンバイザ本体2の内部に設けられた軸受体11に
対して回動可能に取付けられている。これによって、サ
ンバイザ本体2は横軸の軸回りに回動されて車両天井パ
ネル5に沿った格納位置と、車両天井パネル5から引き
下ろされてフロントガラス50に沿った遮光位置とに回
動する。また、サンバイザ本体2は縦軸の軸回りに回動
されてサイドガラス51に沿ったサイド位置に回動され
る。
【0012】また、図1に示すように車両天井パネル5
には照明器具6が埋め込まれており、照明器具6はラン
プと保護ガラスによって構成されたランプユニット60
と、このランプの電源を入り切りするスライド型のスイ
ッチ61とによって構成されている。この照明器具6
は、格納位置におけるサンバイザ本体2の対抗面となる
車両天井パネル5に設けられている。したがって、照明
器具6は格納位置におけるサンバイザ本体2によって覆
い隠される。
【0013】また、遮光位置におけるサンバイザ本体2
の乗員対抗面には、ミラー20とミラーフレーム21と
が取付けられている。したがって乗員は、サンバイザ本
体2を遮光位置にすることによってミラー20を使用で
き、夜間時には照明器具6によって自分の顔を照らしな
がらミラー20を使用できる。
【0014】サンバイザ本体2の上部左端側には、筒状
のサポート軸3が取付けられており、サポート軸3はサ
ンバイザ本体2に対して固定されている。サポート軸3
は、図1に示すように車両天井パネル5に取付けられた
ホルダー4に着脱可能であり、サポート軸3はホルダー
4に係止されることによってサンバイザ本体2の回動中
心軸となり、サンバイザ本体2は格納位置と遮光位置と
の間で回動される。
【0015】またサポート軸3のほぼ中央位置には、図
2に示すようにサポート軸3の軸回りの一側面から凸状
に形成された係合部30が一体的に設けられている。こ
の係合部30の設けられる位置は、サンバイザ本体2に
対するサポート軸3の外側面側、すなわちサンバイザ本
体2対抗面との反対面側であり、図1に示すようにサン
バイザ本体2が遮光位置にある場合には上方位置とな
る。
【0016】ホルダー4は、図2に示すように基体40
から延出するフック部41が一体状に形成されている。
このフック部41と基体40との間には、サポート軸3
の軸径よりも小さい開放幅の開放部42が形成される。
そのため開放部42にサポート軸3が押し込まれると、
フック部41はサポート軸3に押されて弾性拡開され
る。そして、サポート軸3が通過した後にフック部41
は弾性戻りし、サポート軸3はフック部41によって着
脱可能に支持される(図4参照)。
【0017】またフック部41の内周面には、図4に示
すように突起部43が周方向に一定の間隔をもって形成
されている。この突起部43は、サポート軸3がホルダ
ー4に対して回動した場合にサポート軸3の外周面と擦
れ合う。したがって、サポート軸3及びサンバイザ本体
2の回動に対する節度感を向上している。またフック部
41の内周面の幅方向での中央位置には、図2に示すよ
うに軸受回りに沿って凹状に設けられたガイド部44が
形成されている。このガイド部44は、図5,6に示す
ようにサポート軸3がホルダー4に係止された際に、係
合部30が挿入され、係合部30はガイド部44内を回
動する。
【0018】ホルダー4の上面は図3に示すように平坦
面であり、上面のほぼ中央位置にはマイクロスイッチ7
を収納するためのスイッチ収納部46が凹状に設けられ
ている。このスイッチ収納部46にマイクロスイッチ7
が収納されると、上面は面一となる。そして、マイクロ
スイッチ7はホルダー4に接着剤によって固定され、ホ
ルダー4と一体に構成される。
【0019】マイクロスイッチ7は、図3に示すように
樹脂製のケーシング70と、ケーシング70の上面を貫
く二本のリード線80を有し、二本のリード線80の先
端はコネクタ81に接続されている。そしてマイクロス
イッチ7の下面には、出没可能なニードル72が設けら
れている。一方、ホルダー4には図6に示すようにスイ
ッチ収納部46の底面から下面側へ貫通した貫通孔47
が設けられている。したがって、マイクロスイッチ7が
ホルダー4に装着されると、ニードル72は貫通孔47
を貫通してホルダー4の外表面へ現れる。そしてニード
ル72は、図2に示すように進退運動、往復直線運動を
し、ホルダー4及びケーシング70に対して出没する。
【0020】またマイクロスイッチ7の内部には、図
5,6に示すようにスイッチ71が設けられおり、スイ
ッチ71は固定接点71aと可動接点71bによって構
成されている。固定接点71aは、リード線80の一本
と接続され、ケーシング70側に固定されている。そし
て、可動接点71bは他のリード線80と接続され、ニ
ードル72側に固定され、ニードル72とともにケーシ
ング70に対して往復直線運動をする。
【0021】このようにスイッチ71はホルダー4の内
部に収納されているのに対し、ニードル72は、ホルダ
ー4に対して出没可能に取付けられている。すなわち、
ニードル72は、サポート軸3がホルダー4に係止され
ている状態において、サポート軸3とホルダー4の間に
配されていると換言できる。なお、ニードル72は本発
明の進退部材に相当し、スイッチ71及びニードル72
を有するマイクロスイッチ7が本発明の光量調整手段に
相当する。
【0022】ニードル72はケーシング70内に設けら
れた付勢手段(例えば、バネ)によって下方側、すなわ
ち突出状態に付勢されている。したがって、図5に示す
ようにニードル72はサポート軸3の係合部30によっ
て押されることによって、ケーシング70内に没入し、
図6に示すように係合部30等によって押されていない
場合には突出状態に保持される。なお、図5,6におけ
るケーシング70の内部の図は簡略図であって、上記付
勢手段は図中に記載されていない。
【0023】ホルダー4とマイクロスイッチ7には、図
3に示すようにビス52を挿入するための貫通孔45,
53が設けられている。そのためビス52は、この貫通
孔45,53と、車両天井パネル5に設けられた貫通孔
53に取付けられ、ホルダー4はビス52を介して車両
天井パネル5に取付けられる。
【0024】コネクタ81は、図5,6に示すように車
両天井パネル5に設けられた貫通孔54を貫通して車両
天井パネル5の裏側へ配され、車両側に設けられたコネ
クタ82に接続されている。このコネクタ82には二本
のリード線83,84が取付けられており、一方のリー
ド線83は車両バッテリBと接続され、他方のリード線
84は照明器具6と接続されている。このようにコネク
タ81,82同士が接続されると、二本のリード線80
がそれぞれ車両バッテリBと照明器具6とに接続され
る。
【0025】次に、照明器具6の電源回路を図7にした
がって説明する。図7のLaは図1に示すランプユニッ
ト60のランプ(La)であって、Bは車両の車両バッ
テリ(B)である。車両バッテリBは、一方がリード線
83とリード線80を介して固定接点71aに接続さ
れ、他方がリード線85を介してランプLaに接続され
ている。スイッチ61は、一方がリード線84とリード
線80を介して可動接点71bに接続され、他方がラン
プLaに接続されている。したがって車両バッテリBと
ランプLa間の配線は、スイッチ71を入り切りするこ
とによって断続(接続及び遮断)される。そしてランプ
La(照明器具6)への電源電力はスイッチ71によっ
て調整され、電源電力が供給可能状態・遮断状態に可変
とされる。そして、ランプLaの光量がスイッチ71に
よって点灯状態(ON)・消灯状態(OFF)に調整さ
れる。すなわち、スイッチ71は照明器具への供給電力
を調整する調整部材とも換言することができる。
【0026】次に、サンバイザ本体2を車両天井パネル
5に対して回動させた場合のマイクロスイッチ7の動き
を説明する。図5に示すように、サポート軸3をホルダ
ー4に係止した状態においてサンバイザ本体2を遮光位
置にすると、ニードル72は係合部30に係合する。こ
れによってニードル72は上方へ押し上げられ、可動接
点71bが固定接点71aと接する。したがって、スイ
ッチ71はON状態になり、照明器具6はスイッチ61
を入り切りすることによって点灯・消灯することが可能
となる。
【0027】次に、サンバイザ本体2を図5に示す矢印
C方向に回動する。係合部30はサンバイザ本体2とと
もに回動され、ホルダー4に設けれらたガイド部44内
を回動し、図6のような格納位置状態となる。係合部3
0はサンバイザ本体2が回動されることによってニード
ル72から離れ、係合状態から離間状態となる。したが
って、ニードル72は下方へ突出し、可動接点71bが
固定接点71aから離間する。したがって、照明器具6
はスイッチ61の状態によらず常に消灯される。上記の
ように、スイッチ71はニードル72によって制御、す
なわち入り切り(ON/OFF)される。また係合部3
0は、サポート軸3とともにカム機構を形成し、このカ
ム機構によってニードル72を出没させている。
【0028】また、サポート軸3をホルダー4から外し
た場合には、ニードル72は下方に突出した状態になる
ため、照明器具6はこの場合も常に消灯状態になる。換
言すると照明器具6は、サンバイザ本体2の所定角度の
回動、サポート軸3のホルダー4からの取外しの際のい
ずれかがなされた場合において消灯される。
【0029】この実施の形態は上記のように構成され
る。したがって、遮光状態においてスイッチ71が入り
状態となって、照明器具6に電源電力が供給可能、すな
わち照明器具6が点灯可能となっている。一方、格納位
置及びサポート軸3がホルダー4から外された状態にお
いては、スイッチ71が切りの状態となって、照明器具
6への電源電力が遮断され、照明器具6は消灯される。
すなわち、スイッチ71によって照明器具6への電源電
力がゼロ(ワット)に調整され、照明器具6の光量もゼ
ロに調整される。
【0030】したがって、照明器具6が点灯状態のまま
でサンバイザ本体2が格納状態にされても、照明器具6
は自動的に消灯され、照明器具6の消し忘れを防止でき
る。その結果、電源電力の無駄な消費や、照明器具6の
熱によるサンバイザ本体2や車両天井パネル5の変形・
変色が防止される。なお、サポート軸3をホルダー4か
ら取外す時は主に昼間である。そのため、サポート軸3
がホルダー4から取外されたときに照明器具6が消灯さ
れることは、電源電力の無駄な消費を防止する観点から
望ましい態様である。
【0031】また、ニードル72の動作距離は非常に大
きく、仮にニードル72が摩擦によって削れたとして
も、ニードル72はサポート軸3(係合部30)に係合
可能であって、ニードル72の耐久性は高い。また、ス
イッチ71はホルダー4の内部側に設けられているた
め、外部に現れず、水やほこり等の汚れから保護されて
耐久性が高い。
【0032】なお本発明は上記の実施の形態に限定され
ず、下記のような形態であってもよい。 (1)上記の実施形態では、光量調整される照明器具6
が車両天井パネル5に装着されていたが、サンバイザ本
体2に装着される形態であってもよい。この形態による
照明器具への供給電力は、車両天井パネル及び支軸の軸
内に通されたリード線を介して車両バッテリBから供給
される。そして、リード線は上記の実施の形態と同様
に、リード線間を遮断するためのスイッチ(71)がホ
ルダーに設けられており、このスイッチはサポート軸と
ホルダーの間に設けられたニードルによって制御され
る。これによって、サンバイザ本体に装着された照明器
具の電源電力を遮断して照明器具の光量を調整し、照明
器具の消し忘れが防止される。 (2)上記の実施の形態では、ニードル72とスイッチ
71とが一体に構成されていたが、これらが別体に設け
られる形態であってもよい。そのため、ニードル72が
ホルダー4側に収納され、スイッチ71が車両天井パネ
ル5側に設置される場合であってもよい。これによっ
て、スイッチ71はホルダー4が小さい形態であっても
容易に設けることが可能になる。 (3)上記の実施の形態では、スイッチ71によって照
明器具6への供給電力がONとOFFに調整されてい
た。しかし、スイッチ71に代わって電源回路内の抵抗
を変化させる可変抵抗、供給電源電圧を制御する制御回
路部品等であってもよい。この形態によると、光量は様
々な強さに調整することが可能になる。 (4)上記の実施の形態では、ニードル72及びスイッ
チ71がホルダー4に取付けられていたが、これらがサ
ポート軸に設けられる形態であってもよい。この形態を
図8,9にしたがって以下に説明する。
【0033】図8に示すようにニードル93は、サポー
ト軸92のほぼ中央位置の上部側、すなわちサンバイザ
本体90対抗面との反対面側に設けられている。そして
ニードル93は、サポート軸92に対して進退運動、あ
るいは直線往復運動、出没運動が可能であり、ニードル
93はサポート軸92内に設けられた付勢手段によって
サポート軸92から突出方向へ付勢されている。ニード
ル93には、ワイヤー94の一端が取付けられており、
ワイヤー94はサポート軸92及びサンバイザ本体90
内に移動可能に設置されている。そしてワイヤー94の
他端側は、サンバイザ本体90に設置されたスイッチ9
5に接続されている。
【0034】スイッチ95には二本のリード線96が取
付けられており、スイッチ95内には一本のリード線9
6に接続された固定接点と、他のリード線96に接続さ
れた可動接点とを有している。この可動接点はワイヤー
94によって可動とされており、ワイヤー94が外側へ
引張り出された状態では固定接点と離間状態(遮断され
た状態)になり、ワイヤー94が内側へ入った状態では
固定接点と接続状態になる。このように二本のリード線
96は、ワイヤー94の出入によって接続及び遮断され
る。
【0035】ホルダー91は、基体から延出して形成さ
れたフック部にサポート軸92が脱着自在に係止されて
サポート軸92を保持する。そしてホルダー91は、サ
ポート軸92保持面の幅中心位置に軸回りに沿ってガイ
ド部97が凹状に形成されている。そして、図9に示す
ようにガイド部97上側の底面には、凸状に設けられた
係合部98が一体的に形成されている。
【0036】次に、ニードル93が出没運動、進退運動
される様子を図9にしたがって説明する。ニードル93
は、サンバイザ本体90が遮光位置の状態では、上方に
位置し、係合部98に係合する。したがって、ニードル
93は係合部98によって下方側へ押されてサポート軸
92の内側に没入される。そしてワイヤー94がスイッ
チ95側へ押し込まれ、二本のリード線96が接続状態
になる。したがって照明器具に電源電力が供給可能状態
となり、照明器具は点灯可能状態となる。次に、サンバ
イザ本体90を格納位置に回動させると、ニードル93
は下方側へ回動して係合部98から離間する。したがっ
て、ニードル93は付勢手段によってサポート軸92か
ら突出する。これによってワイヤー94がスイッチ95
から引出され、二本のリード線96が断線状態になる。
したがって照明器具への電源電力が遮断され、照明器具
は消灯状態となる。
【0037】以上のように、この実施の形態であっても
照明器具はスイッチ95及びニードル93によって照明
器具の電源電力及び光量が調整され、照明器具の消し忘
れが防止される。またスイッチ95は、サンバイザ本体
90内に設置されているため、外部にさらされず、水や
ほこり等が付着しにくい構造である。その結果スイッチ
95は、故障しにくく耐久性が高くなっている。なお、
ニードル93は本発明の進退部材に相当し、スイッチ9
5及びニードル93は本発明の光量調整手段の一部品に
該当する。またニードル93は、ホルダー91にサポー
ト軸92が係止された状態においてサポート軸92とホ
ルダー91との間に設けられていると換言することもで
きる。
【0038】
【発明の効果】照明器具は、サンバイザ本体を所定角度
回動した際に光量が調整されるため、照明器具の消し忘
れが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の車両用サンバイザの斜視図であ
って、サンバイザ本体を回動した際の状態をも示す図で
ある。
【図2】サンバイザ本体の一部、サポート軸、ホルダ
ー、及びマイクロスイッチの下方斜視図であって、マイ
クロスイッチをサポート軸に組付ける前の状態を示す図
である。
【図3】サンバイザ本体の一部、サポート軸、ホルダ
ー、及びマイクロスイッチの上方斜視図であって、マイ
クロスイッチをサポート軸に組付ける前の状態を示す図
である。
【図4】サンバイザ本体の一部、サポート軸、ホルダ
ー、及びマイクロスイッチの断面図であって、図3にお
けるA−A線断面に相当する断面図である。
【図5】遮光位置におけるサンバイザ本体の一部、サポ
ート軸、ホルダー、及びマイクロスイッチの断面図であ
って、図3におけるB−B線断面に相当する断面図であ
る。
【図6】格納位置におけるサンバイザ本体の一部、サポ
ート軸、ホルダー、及びマイクロスイッチの断面図であ
って、図3におけるB−B線断面に相当する断面図であ
る。
【図7】照明器具の電源回路を示す配線概略図である。
【図8】サンバイザ本体の一部、サポート軸、ニード
ル、及びホルダーの下方斜視図であって、スイッチを示
すためにサンバイザ本体の一部の破断面を示した図であ
る。
【図9】サンバイザ本体の一部、サポート軸、ホルダ
ー、ニードル、及び車両天井パネルの断面図であって、
図8におけるD−D線断面に相当する断面図である。
【符号の説明】
1…車両用サンバイザ 2,90…サンバイザ本体 3,92…サポート軸 4,91…ホルダー 5…車両天井パネル 6…照明器具 7…マイクロスイッチ 10…支軸 11…軸受体 12…取付ブラケット 20…ミラー 21…ミラーフレーム 30…係合部 50…フロントガラス 51…サイドガラス 52…ビス 60…ランプユニット 61,71,95…スイッチ 71a…固定接点 71b…可動接点 72,93…ニードル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンバイザ本体と、そのサンバイザ本体
    に設けられたサポート軸と、車両天井パネルに装着され
    て前記サポート軸を脱着自在に係止するホルダーとを有
    し、前記ホルダーに前記サポート軸が係止された状態に
    おいて、前記サンバイザ本体は前記サポート軸を軸中心
    として回動される車両用サンバイザであって、 前記サンバイザ本体側又は前記車両天井パネル側に取付
    けられた照明器具の光量を調整する光量調整手段を有
    し、 前記光量調整手段は、進退運動することによって前記照
    明器具の光量を調整する進退部材を有し、 前記進退部材は、前記サポート軸と前記ホルダーの両部
    材のうちの少なくとも一方の部材に設けられるととも
    に、 前記サンバイザ本体が前記サポート軸を軸中心として所
    定角度に回動された際には、前記進退部材が前記両部材
    の他方の部材と係合して進退運動し、これによって前記
    照明器具の光量が調整されることを特徴とする車両用サ
    ンバイザ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用サンバイザであ
    って、 サポート軸の軸回り、又はホルダーの軸受回りには、係
    合部が形成され、 前記係合部は、サンバイザ本体が所定角度に回動された
    際に、進退部材に係合して前記進退部材を進退運動させ
    ることを特徴とする車両用サンバイザ。
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