JP2002223892A - フットレスト - Google Patents

フットレスト

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JP2002223892A
JP2002223892A JP2001067782A JP2001067782A JP2002223892A JP 2002223892 A JP2002223892 A JP 2002223892A JP 2001067782 A JP2001067782 A JP 2001067782A JP 2001067782 A JP2001067782 A JP 2001067782A JP 2002223892 A JP2002223892 A JP 2002223892A
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footrest
inclination angle
tilt angle
adjusting mechanism
footrest according
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JP2001067782A
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Jun Kawahara
潤 河原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長時間の拘束状態で椅子に着座し続けなくて
は成らないような状況に於いて、着席したままで脚足部
の血行を良くすることが出来、長時間の着座による疲労
や苦痛を軽減させることが出来るようなフットレストを
提供する。 【構成】 この発明のフットレストは、爪先側が高くな
るように傾斜させると共にこの傾斜角の調節機構を取り
付けた、足台を備えて成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、長時間の拘束状
態で椅子に着座し続けなくては成らないような状況に於
いて、身体各部の疲労や苦痛を軽減させ、殊に脚部の欝
血による血行障害などの後遺症の問題に対処することが
出来るような、フットレストに関するものである。
【0002】
【従来の技術】長距離列車、バス、乗用車での移動や、
映画や芝居の観賞では、長時間に渡り同じような姿勢を
取ることを余儀なくされるため、脚部、臀部、背中など
の身体各部への負担が大きく、しびれや苦痛を訴えた
り、強い疲労を感じることがままある。特に近年航空機
の狭い座席に長時間座り続けた結果、機内にいる間に或
いは飛行機を降りた直後に具合が悪くなったり、帰宅後
に発症して死亡するケースなども報告されている。いわ
ゆるエコノミークラス症候群であるが、これは脚の静脈
に出来た血の塊によって血液循環に支障を来たしたり、
最悪の場合死に至るという恐ろしいものである。この予
防のためとして医療関係者は血液濃度を低下させるため
の十分な水分補給の他に、血液の循環を良くするためと
して特にストレッチの必要性を説いている。
【0003】航空機のビジネスクラス以上の座席や、長
距離列車やバスの座席では、足乗台が設けられているこ
ともある。この足乗台には平板状のものや横棒状のもの
などがあり、前者は角度固定的に設けられていたり、後
者は床から一定の高さで収納自在に設けられていたりす
る。この足乗台を利用することで、脚に掛かる苦痛や疲
労を僅かではあるが軽減することが出来る。
【0004】また劇場などで臀部が痛くなる現象につい
ては、靴を履いていて踵の側が高い状態であると、ふく
らはぎの筋肉が緩んでおり、臀部の前側で体重を支える
ことで一点集中的に力が加わることが原因であるとされ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような問題に対処
する方法として上述したようなストレッチを行なうこと
が良いとされているが、現実にはなかなか行なえないも
のである。脚を置くスペースが極めて狭く、通路に出る
にしても隣の人をわざわざ避けさせなくてはならず、通
路に出たところでストレッチに十分なスペースなどな
い。また航空機では上方も荷物スペースのため使われて
おり、そのまま立ち上がることが困難ですらある。さら
に機内ではシートベルトの着用が推奨されているという
問題もある。そもそも席から離れたくないという気持ち
もある。
【0006】従って、着席したままで上述したような問
題を解消することが出来れば、これに越したことはな
い。この発明はこのような問題点の解決を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題の解決
に当たって当発明者は、足が第二の心臓であること、踵
の側を低くすると、ふくらはぎの筋肉が引っ張られて緊
張し、重心が後方へ移って広い範囲で体重を受けること
が出来、苦痛が和らぐことに着目した。踵の側を低くす
ることすなわち爪先側を強く上げるようにすれば、臀部
の痛みを和らげることが出来るし、また爪先側を強く上
げたり、床上に戻したり、また上げるというような動作
を可能にすることで、血流のポンプ役を脚足部に担わせ
ることが出来るのではないか、という知見を得た。
【0008】上記課題は、爪先側が高くなるように傾斜
させると共にこの傾斜角の調節機構を取り付けた、足台
を備えていることを特徴とするフットレストとすること
により達成される。この足台に足を載置すると、強制的
に爪先側が高くされるため、ふくらはぎの筋肉が引き上
げられる。また爪先を高くしたり床上に置いて低くする
ような運動が行なえるため、血流が良好に成る。
【0009】また脚の長さなどは個人差が大きいため、
傾斜角の調節機構によってこの差を吸収することが出
来、個々人に最適な傾斜角に調節することが出来る。な
おこの傾斜角の調節機能によれば、足台に足を載せたま
まで傾斜角を変えるような運動を行ない得るように設計
することが可能である。
【0010】次に手段1に付いて、足台の調節機構が傾
斜角を固定し得るように設けられているものとすること
が出来る。これによれば上述のように、個人個人の好き
好きで傾斜角を調節して固定することが出来る。
【0011】また手段1に付いて、足台の調節機構が、
傾斜角を連続的に変更可能に設けられているものとする
ことが出来る。これによれば上述のように、足台に足を
載せたままで傾斜角を変える運動を可能にする。
【0012】次に手段2に付いて、傾斜角の調節機構
が、一方に設けたガイドの内縁に沿って設けた複数個の
掛止溝と、この掛止溝で掛止するための他方に回動自在
に設けたストッパ杆とから成るものとした。ストッパ杆
がどの掛止溝で掛止されるかによって、足台の傾斜角を
変えることが出来る。なおストッパ杆を掛止溝から外し
てガイドの至端側へ移動させると、足台の傾斜角が0度
に近付くように設計するのが一般的である。
【0013】また手段2に付いて、傾斜角の調節機構
が、ラチェット軸であるものとした。このラチェット軸
はラチェットギヤを内蔵しており、リクライニングシー
トなどの傾斜角の調節機構としては一般的なものであ
る。
【0014】また手段2に付いて、傾斜角の調節機構
が、一方に設けた突起と、この突起を受けるための複数
個の凹部とから成るものとした。従って、突起を受ける
凹部を変えることで、足台の傾斜角を調節することが出
来る。
【0015】また手段2に付いて、傾斜角の調節機構
が、長辺と短辺とから成る一山が連続して形成された蛇
腹であるものとすることが出来る。特にこの蛇腹は一山
が長辺と短辺とから構成されていることにより、短辺が
長辺の内側に入り込むようにして縮小し、縮小したまま
の状態を保つことが出来るものである。伸張した場合も
同様に伸張したままの状態を保つことが出来る。更に傾
斜させると、その状態を保つことが出来るのである。蛇
腹の材質としては多数回の屈曲に耐えられるものが好ま
しく、例えばポリウレタンを上げることが出来る。
【0016】次に手段1に付いて、足台が実質的に片足
分の載置範囲を有するものであるものとすることが出来
る。すなわち片足専用であるが、一つを左右の足で使い
回すことも可能であるし、二つ用意するようにしてもよ
い。
【0017】また手段1に付いて、足台が実質的に両足
分の載置範囲を有するものであるものとしたものでは、
左右の足で同時に利用することが出来る。
【0018】次に手段9に付いて、左右の足台が分離し
て設けられているものでは、左右の足を左右の足台に分
けて載せることが出来る。
【0019】また手段9に付いて、左右の足台に、各々
独立的に傾斜角の調節機構が取り付けられているものと
した。従って、傾斜角の調節機構が分離され、左右で別
々に傾斜角を調節することが出来るように成る。
【0020】また手段9に付いて、左右の足台に、各々
独立的に傾斜角の調節機構が取り付けられており、この
調節機構が連動して一側の足台の傾斜角が大きく成る時
に他側の足台の傾斜角が小さく成るように構成されてい
るものとした。このものは、着座したままで軽い運動を
行なおうとするものであり、傾斜角の調節機構はすなわ
ち連動機構であり、足先の運動が延いてはふくらはぎの
筋肉の運動につながって、身体全体の血行促進に及ぶと
いう重大な効果をもたらすものである。
【0021】例えば、右側の爪先を低くするように力を
入れると、左側の爪先が高くなるように構成されている
ため、左右交互に踏んでその場で軽運動を行なうことが
出来る。そしてふくらはぎの筋肉が使用され、筋肉の緊
張と緩和が交互に繰り返されるため、心臓から一番遠い
足先の血行が良くなり、身体全体の血行促進が見られる
ようになるのである。1時間に5分間程度このような運
動を行なうだけでも、歩く動作に近い運動と成り、同一
姿勢での疲労や痛みを緩和することが出来る。なお本来
の足台としての使用が可能であることは言うまでもな
い。左右の足台が同時に高い傾斜角が取れるように設計
してもよい。
【0022】また手段12に付いて、傾斜角の調節機構
が、足台を一側に接続し、踏み台を他側に接続したシー
ソー機構であるものとした。シーソー機構の一側を踏み
込むと他側が上昇する。従って一側の足台を踏み込む
と、このシーソー機構の作用によって他側の足台の傾斜
角度がきつく成る。
【0023】また手段12に付いて、傾斜角の調節機構
が、足台を支える空気袋とこの空気袋に接続された踏み
台の空気袋とから成るものとすることが出来る。両側の
足台の空気袋は連通しているため、空気が移動すること
が出来る。空気が逃げた側では空気袋が縮小して足台の
傾斜角が小さく成り、逆に空気が集まって来る側では空
気袋が膨脹して足台の傾斜角が大きく成る。
【0024】次に手段1に付いて、足台の上面に滑り止
めが設けられているものでは、滑り止めによって足を安
定して足台に載せておくことが出来る。
【0025】また手段1に付いて、フットレストの床面
に滑り止めが設けられているものでは、滑り止めによっ
てフットレストそのものが安定する。
【0026】また手段1に付いて、足台の上面に複数個
の突起が設けられているものでは、その突起によって足
裏に刺激を与えることが出来る。つぼのある位置に合わ
せるようにして突起を形成しても良い。突起が磁性体で
あっても良い。
【0027】また手段1に付いて、フットレストが踵の
固定具を備えているものとすることが出来る。この発明
のフットレストが爪先が上がった状態で足を置くもので
あるため、踵の固定具があれば足の後方への滑り止めと
成る。
【0028】また手段1に付いて、フットレストが床面
に対して回動可能と成るように構成されているものとす
ることが出来る。これは例えば爪先を外側に広げたり、
内側に向けたりする動作が行なえることと成る。特に左
右の足台が分離して設けられているものでは、左右の足
台が同じ向きに整然と固定されているよりは、着座の姿
勢や脚足の形状の個人差やその時の気分などを吸収する
ことが出来る、という特長がある。これは身体を左右何
れかの方向に傾けたような着座姿勢を取る場合にも有効
である。
【0029】なお左右の足台のヒボット軸をギヤなどで
連結すれば、一方を内向きに回動させると他方も内向き
に回動し、また一方を外向きに回動すると他方も同様の
動作を行なうようにすることが可能である。
【0030】また手段1に付いて、フットレストが足台
の収納部を備えていることにより、コンパクトに折り畳
んで持ち運ぶことが出来る。
【0031】また手段3に付いて、傾斜角の調節機構が
足台を上方へ付勢する弾性体を備えると共に最大傾斜角
が設定されて成るものとした。従って足台を踏むことで
傾斜角が連続的に変化し、弾性体が戻ろうとする力に対
抗することで足の運動を行なうことが出来る。なお最大
傾斜角が設定されているため、弾性体の作用で足台の傾
斜角が一定限度以上に大きく成ることはない。
【0032】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明するが、この発明はこれ等の実施形
態には限定されず、この発明の思想の範囲内に於いて種
々のバリエーションを与えることが出来るものである。
【0033】(第1実施形態)図1はこの実施形態の斜
視図である。足台11は回動軸12を介して基台10の
後縁部分に取り付けられており、回動軸12によって爪
先側(前方側)が高くなるように傾斜させることが出来
る。基台10の一側面には軸受け22を介してストッパ
杆23が設けられており、同じ側の足台11には側面部
に沿ってガイド20が設けられ、このガイド20の上縁
部分に複数個の掛止溝21が略等間隔で設けられ、前記
ストッパ杆23をガイド20に係合させて成り、これを
以て傾斜角の調節機構としている。なお足台11の上面
にはゴム製の滑り止め13が塗布されている。
【0034】このように構成されたフットレスト1の傾
斜角度を調節するには、ストッパ杆23の図示していな
い突起部分をガイド20の掛止溝21を選んで掛けるよ
うにする。図示中、より左方の掛止溝21を選んでスト
ッパ杆23を掛けるようにすれば、足台11の傾斜角が
大きくなることが分かる。またガイド20の右方端部に
ストッパ杆23の先端部を位置させれば、足台11の傾
斜角は最小と成ることが分かる。なおこの実施形態のフ
ットレスト1は、両足を揃えて置くことが出来るもので
ある。
【0035】(第2実施形態)図2はこの実施形態の斜
視図である。基台14に足台15をラチェット軸3を介
して取り付けて成る。従って足台15の傾斜角が最小の
状態から徐々に傾斜角を大きくして行くことが出来、適
当な傾斜角で固定することが出来る。逆に傾斜角を小さ
くしたい場合には、足台15を大きく開くことによりラ
チェット軸3の図示しないラチェット機構を外すように
すればよい。なおこの実施形態のフットレスト1’は片
足用であるが、左右どちらの足に用いてもよい。また符
号13は滑り止めである。
【0036】(第3実施形態)図3はこの実施形態のフ
ットレスト4を側面方向から見た模式図である。半円筒
形状の足台41の外周部には、円周に沿って突起43が
ギヤのように連続して形成されている。また基台40に
は前記足台41を受け得る面に前記突起43に噛合する
凹部42が連続して形成されている。従って足台41が
好みの傾斜角度と成るように基台40の凹部42に填め
合わせるようにすればよい。なお、足台41の足を置く
面には滑り止めのゴム板44が貼り付けられている。
【0037】(第4実施形態)図4はこの実施形態のフ
ットレスト5の側面図である。基台50と足台51との
間に特殊な蛇腹52を気密に取り付け、その空気の吹き
込み口55を基台50の側面部に設けて成る。上記蛇腹
52の構造は特殊なものであって、長辺53と短辺54
とから成る一山が連続して形成されており、短辺54が
長辺53の内側に入り込むようにして縮小し、縮小した
ままの状態を保つことが出来、従って、傾斜させるとそ
の状態を保つことが出来るものである。吹き込み口55
から空気を吹き込みつつ、適当な傾斜角で足台51の傾
斜を保つようにする。なお、図中左側の蛇腹を縮小させ
た側に於いて、基台50と足台51とを鎖線で示したよ
うなバンドで連結して、蛇腹52がこの側で伸長出来な
いようにしても良い。
【0038】(第5実施形態)図5はこの実施形態の側
面図である。これは前席の背面下方に備え付けと成るフ
ットレスト6であり、爪先側が高くなるように傾斜させ
ると共にこの傾斜角の調節機構を取り付けたものであ
る。即ち、前席の背面から後方に突設したアーム60の
先端部分にラチェット軸3を設け、このラチェット軸3
に足台61を取り付けて成るものである。足台61の表
面には滑り止めのゴム板62を取り付けて成る。
【0039】(第6実施形態)図6はこの実施形態の斜
視図である。足台71はラチェット軸3を介して基台7
0の前縁部分に取り付けられている。足台71は爪先を
載せる場所であるが、基台70は爪先以外の足部を載せ
る場所である。このラチェット軸3によって、爪先側が
高くなるように、且つ傾斜角を調節したり固定すること
が自在と成るように構成されている。なお足台71及び
基台70の上面には、ゴム製の滑り止め73が塗布され
ている。
【0040】なお、このフットレスト7の安定度をより
高めるためには、前記基台70とは別の基台72をラチ
ェット軸3より前方に延設すると良い。
【0041】(第7実施形態)図7はこの実施形態のフ
ットレスト1”の側面図である。基台14の後縁部に設
けたラチェット軸3’により足台17の後縁部を取り付
けて成るが、足台17の前縁部には更に別のラチェット
軸3が取り付けられており、このラチェット軸3に別の
足台16がその後縁部で取り付けられて成る。
【0042】前記足台16は爪先を載せる場所である
が、足台17は爪先以外の足部を載せる場所である。ま
た前記ラチェット軸3は足台16の傾斜角を調節するも
のであるが、ラチェット軸3’は別の足台17の傾斜角
を調節するものである(但し、足台17の傾斜角を調節
することによって、足台16の傾斜角も変化することが
分かる)。なお基台14の底面部には、このフットレス
ト1”をカーペットの上などに置いた場合に滑り止めと
成るようにスパイク18が設けられている。
【0043】(第8実施形態)図8はこの実施形態の斜
視図である。足台51は回動軸56を介して基台50の
後縁部分に取り付けられており、回動軸56によって爪
先側が高くなるように傾斜させることが出来る。また基
台50と足台51との間には、空気袋としての蛇腹57
が取り付けられており、基台50の下側に設けた吹き込
み口から空気が吹き込めるように構成されている。また
足台51の上面には、指圧用の複数個の突起58が突設
されている。この実施形態のフットレスト5’では、蛇
腹57に吹き込む空気の量を調節することによって、足
台51の傾斜角を調節することが出来る。なお空気袋は
この実施形態のような蛇腹形状でなくてもよい。また突
起58の代わりに人工芝などを用いてもよい。
【0044】(第9実施形態)図9はこの実施形態の側
面図であるが、このフットレストが特異なのはフットレ
スト兼用スリッパ8である点にある。すなわち、一般的
なスリッパ同様、基底部80とその上の芯82の層、更
に表83とつまかわ84とから成るが、基底部80の中
央部分にラチェット軸3が設けられ、このラチェット軸
3に取り付けられた芯があり幾分カーブさせた、前方の
基底部80と傾斜部81とで、他の実施形態に於ける基
台と足台とを構成している。従って、スリッパとして使
用できる上、フットレストとしても利用可能で、ラチェ
ット軸3により爪先側が高くなるように傾斜させると共
にこの傾斜角の調節を行なうことが出来るのである。
【0045】(第10実施形態)図10はこの実施形態
の平面図であるが、この実施形態で基台に相当するもの
が収納枠90であり、足台91の傾斜角を0度にする
と、足台91が収納枠90の内側に納まるように設計さ
れている。符号3はラチェット軸であり、傾斜角の調節
に利用される。なお前記収納枠90は中空であり、略U
字形状の踵当て92をラチェット軸3の後方から収納枠
90内に挿通して、踵に当たる部位がラチェット軸3に
近接するところまで押し込むことが出来ると共に、最大
限引き出した所で引き出しが止まるように構成されてい
る。従ってこのフットレスト9の携帯時には、収納枠9
0の内側に足台91を納めると共に踵当て92を収納枠
90の中に押し込んでおき、使用時に足台91を傾斜さ
せると共に踵当て92を後方へ引き出すようにする。而
して爪先を足台91に載せ、踵を踵当て92に宛てがう
ようにして使用する。踵当て92があるため、足が後方
へずれ落ちるような心配がある場合には有効で安心であ
る。
【0046】(第11実施形態)図11はこの実施形態
のフットレストAの平面図であるが、上述した第2実施
形態と同様のフットレストA0を左右2台、各々ピボッ
ト軸A1により床板上に回動自在に取り付けて成る。ま
た各々のフットレストA0の上面には、つまかわA3が
設けられている。従って、つまかわA3に爪先を通した
後、足先を左右に振るような運動を行なうことが出来
る。
【0047】(第12実施形態)図12はこの実施形態
のフットレストBの平面図であるが、上述した第2実施
形態と同様のフットレストB0を左右2台、各々床板B
2上に形成したスライド溝B1に填め込んで、前後方向
へ摺動自在に取り付けて成る。また各々のフットレスト
B0の上面には、つまかわB3が設けられている。従っ
て、つまかわB3に爪先を通した後、フットレストB0
の前縁に爪先を掛けるなどして、足を前後にスライドさ
せるような運動を行なうことが出来る。これは左右別々
に行なうことが可能である。
【0048】なお、床板B2の左右のスライド溝B1の
中間部分に前後方向へ延びるガイド溝B5が形成されて
いる。これはこの実施形態のフットレストBを、次のよ
うな用途に適用し得るようにするための構成である。即
ち床板B2の内部で、鎖線で締めしたように左右のフッ
トレストB0を連結して、この連結部の中央に締め具B
4を取り付け、この締め具B4をガイド溝B5に填め合
わせるようにすることによって、左右のフットレストB
0を一体として足を前後にスライドさせるような運動を
行なうことが出来る、また締め具B4を締め付けること
によって左右のフットレストB0を床板B2に固定する
ことが出来る。
【0049】(第13実施形態)図13はこの実施形態
のフットレストCを前方から見た模式図である。図示し
ていない回動軸によって連結された基台C0と足台C1
とから成るフットレストを左右2台、各々の足台C1の
内縁前端部に回動自在に取り付けたリンク杆25にて連
結し、このリンク杆25の中央部分を、床板C2から立
設した支柱24にて回動自在に取り付けて成る。前記支
柱24とリンク杆25とから構成されたものが連動機構
2’であるが、これはまた傾斜角の調節機構でもあり、
傾斜角が連続的に変更可能に設けられている例である。
【0050】従って、図中右側の足台C1を踏むと連動
機構2’の作用によって左側の足台C1が上昇し、次に
左側の足台C1を踏むと右側の足台C1が上昇する。こ
のように左右の足台C1は互いに踏み台と成り、両脚の
運動を行なうことを可能にしている。
【0051】(第14実施形態)図14はこの実施形態
のフットレストDの斜視図である。回動軸D2によって
連結された基台D0と足台D1とから成るフットレスト
を左右2台、各々の回動軸D2部分を通気させるパイプ
D4により連結すると共に、基台D0と足台D1との間
に空気袋としての蛇腹D3を取り付けて前記パイプD4
に通気させたものである。基台D0の下側に設けた吹き
込み口から空気が吹き込めるように構成されているが、
この吹き込み口を閉じると、左右の蛇腹D3とパイプD
4とは気密な状態と成る。従って、図中右側の足台D1
を踏むと、この蛇腹D3が圧迫されて縮小し、その分の
空気がパイプD4を通って左側の蛇腹D3を膨脹させ、
この結果左側の足台D1が上昇することに成る。また逆
の動作も可能であり、これによって着席したままで両脚
の踏み込み運動を行なうことが出来るのである。なお左
右の蛇腹D3と中央のパイプD4とで連動機構を構成し
ているが、これはまた傾斜角の調節機構であると考える
ことが出来る。なおまた空気袋はこの実施形態のような
蛇腹形状でなくてもよい。
【0052】(第15実施形態)図15はこの実施形態
のフットレストEの側面図である。基台E0に足台E1
を回動軸E2を介して取り付け、基台E0と足台E1と
の間にバネE3を介在させると共に、基台E0と足台E
1の各々の前縁部に制限リンクE4を鎖線で示した回動
軸によって取り付けて成る。この制限リンクE4は図示
した通り、中央部に回動軸を備え、開き切ることなく、
「く字形状」の状態で止まるように成っている。バネE
3の作用によって足台E1が傾斜角を大きくする方に回
動するが、制限リンクE4の作用で限度以上には回動す
ることが出来ない。これにより足の自重及び足の踏み込
み運動を行なうことによって、足台E1の傾斜角を調節
することが出来る。従って着席したままで脚足部の血行
を良くすることが出来る。
【0053】なお使用可能な弾性体の種類としては、コ
イルバネや板バネなどの他に、次の実施形態で説明する
ように、ゴムなどを任意に採用することが出来る。また
弾性体は基台E0と足台E1との間に介在させる他、コ
イルバネを回動軸E2に組み込むことでも、足台を上方
へ付勢することが可能である。
【0054】(第16実施形態)図16はこの実施形態
のフットレストFの側面図である。足台F0は弾性力の
強いドーナツ形状のゴムで出来ている。この足台F0
に、足先を通すためのつまかわF1を、足台F0の両縁
部をブリッジするように取り付けて成る。つまかわF1
に足先を通して足先の下に足台F0を固定して、足の自
重及び足の踏み込み運動を行なうことにより、足裏面の
傾斜角を調節することが出来る。
【0055】さて、この発明は上述した実施形態に限定
されないから、例えば傾斜角の調節機構としてはスクリ
ューネジによる足台の高さ調節機構なども採用可能であ
る。また各部の材質は実施形態によって最適なものを使
用すればよく、全体形状なども2枚貝のデザインにする
など任意である。この発明の収納用に容器や袋物などを
付属させることも好ましい。また上では足台をピボット
させる実施形態を説明したが、ピボットではなく、バネ
などを利用して左右に傾斜可能に設けるなどしてもよ
い。基台などを床面に固定する必要がある場合には、吸
盤や磁石を利用することが可能である。またこの発明の
フットレストは、携帯用のみならず、収納可能と成るよ
うにして床面に直接取り付けるなどすることが出来る。
【0056】
【発明の効果】以上この発明は、爪先側が高くなるよう
に傾斜させると共にこの傾斜角の調節機構を取り付け
た、足台を備えていることを特徴とするフットレストと
したものである。これにより着席したままで脚足部の血
行を良くすることが出来、長時間の着座による疲労や苦
痛を軽減させることが出来るように成り、良く所期の目
的を達成している。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の斜視図である。
【図2】第2実施形態の斜視図である。
【図3】第3実施形態の模式図である。
【図4】第4実施形態の側面図である。
【図5】第5実施形態の側面図である。
【図6】第6実施形態の斜視図である。
【図7】第7実施形態の側面図である。
【図8】第8実施形態の斜視図である。
【図9】第9実施形態の側面図である。
【図10】第10実施形態の平面図である。
【図11】第11実施形態の平面図である。
【図12】第12実施形態の平面図である。
【図13】第13実施形態の模式図である。
【図14】第14実施形態の斜視図である。
【図15】第15実施形態の側面図である。
【図16】第16実施形態の側面図である。
【符号の説明】
1 フットレスト 1’ フットレスト 1” フットレスト 10 基台 11 足台 12 回動軸 13 滑り止め 14 基台 15 足台 16 足台 17 足台 18 スパイク 2 調節機構 2’ 連動機構 20 ガイド 21 掛止溝 22 軸受け 23 ストッパ杆 24 支柱 25 リンク杆 3 ラチェット軸 3’ ラチェット軸 4 フットレスト 40 基台 41 足台 42 凹部 43 突起 44 ゴム板 5 フットレスト 5’ フットレスト 50 基台 51 足台 52 蛇腹 53 長辺 54 短辺 55 吹き込み口 56 回動軸 57 蛇腹 58 突起 6 フットレスト 60 アーム 61 足台 62 ゴム板 7 フットレスト 70 基台 71 足台 72 基台 73 滑り止め 8 フットレスト兼用スリッパ 80 基底部 81 傾斜部 82 芯 83 表 84 つまかわ 9 フットレスト 90 収納枠 91 足台 92 踵当て A フットレスト A0 フットレスト A1 ピボット軸 A2 床板 A3 つまかわ B フットレスト B0 フットレスト B1 スライド溝 B2 床板 B3 つまかわ B4 締め具 B5 ガイド C フットレスト C0 基台 C1 足台 C2 床板 D フットレスト D0 基台 D1 足台 D2 回動軸 D3 蛇腹 D4 パイプ E フットレスト E0 基台 E1 足台 E2 回動軸 E3 バネ E4 制限リンク F フットレスト F0 足台 F1 つまかわ

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 爪先側が高くなるように傾斜させると共
    にこの傾斜角の調節機構を取り付けた、足台を備えてい
    ることを特徴とするフットレスト。
  2. 【請求項2】 足台の調節機構が、傾斜角を固定し得る
    ように設けられている、請求項1に記載のフットレス
    ト。
  3. 【請求項3】 足台の調節機構が、傾斜角を連続的に変
    更可能に設けられている、請求項1に記載のフットレス
    ト。
  4. 【請求項4】 傾斜角の調節機構が、一方に設けたガイ
    ドの内縁に沿って設けた複数個の掛止溝と、この掛止溝
    で掛止するための他方に回動自在に設けたストッパ杆と
    から成る、請求項2に記載のフットレスト。
  5. 【請求項5】 傾斜角の調節機構が、ラチェット軸であ
    る、請求項2に記載のフットレスト。
  6. 【請求項6】 傾斜角の調節機構が、一方に設けた突起
    と、この突起を受けるための複数個の凹部とから成る、
    請求項2に記載のフットレスト。
  7. 【請求項7】 傾斜角の調節機構が、長辺と短辺とから
    成る一山が連続して形成された蛇腹である、請求項2に
    記載のフットレスト。
  8. 【請求項8】 足台が実質的に片足分の載置範囲を有す
    るものである、請求項1に記載のフットレスト。
  9. 【請求項9】 足台が実質的に両足分の載置範囲を有す
    るものである、請求項1に記載のフットレスト。
  10. 【請求項10】 左右の足台が分離して設けられてい
    る、請求項9に記載のフットレスト。
  11. 【請求項11】 左右の足台に、各々独立的に傾斜角の
    調節機構が取り付けられている、請求項9に記載のフッ
    トレスト。
  12. 【請求項12】 左右の足台に、各々独立的に傾斜角の
    調節機構が取り付けられており、この調節機構が連動し
    て一側の足台の傾斜角が大きく成る時に他側の足台の傾
    斜角が小さく成るように構成されている、請求項9に記
    載のフットレスト。
  13. 【請求項13】 傾斜角の調節機構が、足台を一側に接
    続し、踏み台を他側に接続したシーソー機構である、請
    求項12に記載のフットレスト。
  14. 【請求項14】 傾斜角の調節機構が、足台を支える空
    気袋と、この空気袋に接続された踏み台の空気袋とから
    成る、請求項12に記載のフットレスト。
  15. 【請求項15】 足台の上面に滑り止めが設けられてい
    る、請求項1に記載のフットレスト。
  16. 【請求項16】 フットレストの床面に滑り止めが設け
    られている、請求項1に記載のフットレスト。
  17. 【請求項17】 足台の上面に複数個の突起が設けられ
    ている、請求項1に記載のフットレスト。
  18. 【請求項18】 フットレストが踵の固定具を備えてい
    る、請求項1に記載のフットレスト。
  19. 【請求項19】 フットレストが床面に対して回動可能
    と成るように構成されている、請求項1に記載のフット
    レスト。
  20. 【請求項20】 フットレストが足台の収納部を備えて
    いる、請求項1に記載のフットレスト。
  21. 【請求項21】 傾斜角の調節機構が、足台を上方へ付
    勢する弾性体を備えると共に最大傾斜角が設定されて成
    る、請求項3に記載のフットレスト。
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