JP2002222233A - テストパターン生成設備およびその方法 - Google Patents

テストパターン生成設備およびその方法

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JP2002222233A
JP2002222233A JP2001019315A JP2001019315A JP2002222233A JP 2002222233 A JP2002222233 A JP 2002222233A JP 2001019315 A JP2001019315 A JP 2001019315A JP 2001019315 A JP2001019315 A JP 2001019315A JP 2002222233 A JP2002222233 A JP 2002222233A
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JP2001019315A
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Akira Sakai
亮 酒井
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テストパターン自動生成設備において、テス
トパターン(検証用タスクモジュールのパラメータの組
合せ)の見落としがなく、作成が容易で論理検証の時間
を短縮できることを目的とする。 【解決手段】 検証対象回路2の検証に使用するHDL
記述の検証用タスクモジュール1の動作を決定するため
のパラメータの組み合わせを求める設備であって、検証
対象回路2が用いられる実システム12の信号をサンプ
リングする入出力信号サンプリング装置11と、このサ
ンプリング装置11によりサンプリングした信号と検証
用タスクモジュール1の入出力信号を比較することによ
り、検証用タスクモジュール1のパラメータを生成する
比較検査装置17と備える。この構成によれば、検証用
タスクモジュール1を用いた論理回路2の論理シミュレ
ーションにおいて、実システム12に則したテストパタ
ーンを自動的に生成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、VerilogH
DL(Hardware Description La
nguage)などのハードウェア記述言語を使用して
設計された回路の論理シミュレーションに必要なテスト
パターンを生成するテストパターン自動生成設備および
その方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、HDLを用いて回路を設計する際
に行う回路機能検証のための論理シミュレーションで
は、「遅延の絶対値を記述したテストパターン、クロッ
クに同期した入力信号を記述したテストパターン、もし
くは、例えばバスの制御を行うバスマスタの回路などを
検証するような場合に、データ転送の中断や再開、割り
込み処理などの突発的に発生する動作にも対応できる、
検証対象の上記回路と信号の入出力を行うデバイスの動
作をシミュレートした“検証用のタスクモジュール(H
DL記述の機能回路)”」が使用される。
【0003】そして図9に示すように、これら論理回路
検証手段である検証用タスクモジュール1と検証対象の
回路2の信号の入出力端子を、論理シミュレータ3上で
接続することによって、検証対象回路2の論理検証を実
現している。
【0004】そして、そのような論理検証方法におい
て、検証対象回路2の全ての機能の検証を行うために
は、処理の中断やその再開と言うような異常処理機能も
含めて、その機能の分だけ、検証用タスクモジュール1
でその機能を検証するためのテストパターンを開発する
必要がある。テストパターンとは、「引数として検証用
タスクモジュール1に引き渡すことによって、検証用タ
スクモジュール1の動作を決定するためのパラメータの
組み合わせ」を指す。
【0005】しかし、これらすべての機能を網羅しよう
とすると、必要なテストパターン(パラメータの組み合
わせ)が膨大な数になるため、人手で開発すると、必要
なテストパターンの見落としや記述ミスが発生する可能
性が高く、また手間もかかる。そのため、これまではテ
ストする内容をまとめて記述した情報テーブルを作り、
それを自動的にテストパターン4に変換するというよう
な対策が講じられてきた(図9参照)。
【0006】また、開発した回路2をFPGA(Fie
ld Programmable Gate Arra
y)を用いて実機上で検証している際にエラーが発生し
た場合、回路2のデバッグを試みてHDLを修正する毎
に、HDLをコンパイルして、FPGAに回路を書き込
み、実機に搭載し、再度動作させてみるというのでは非
効率的であるため、エラーの発生状況を解析し、エラー
の発生状況に対応したテストパターンを開発して、エラ
ーの発生状況をシミュレータ3上で再現し、HDLを修
正したものをそのままシミュレータ3上で論理検証を行
えるようにしていた。
【0007】本発明は、後述の課題について、前記論理
回路検証手段として、検証用のタスクモジュール1を使
用した場合の解決手段を提案するものである。ここで、
論理回路(検証対象回路)のシミュレーションに検証用
タスクモジュール1を用いることの必要性を示す。
【0008】例えば、図10のように、検証対象回路A
が、回路Bもしくは回路Cとデータの転送を行うシステ
ムがある場合に、検証対象回路Aから回路Bへのデータ
転送が開始された場合、このシステム上で発生し得るデ
ータ転送のパターンは、図11に示すように膨大な数に
なる。しかも、それぞれの分岐の発生する条件は、検証
対象回路A、回路B、回路Cそれぞれの、データの送信
待ちである、内部処理中であるためにデータを受信する
ことはできない、というような内部状態に依存するた
め、実際に動作をする毎に処理の順序が変化することが
ある。
【0009】そして、図10のシステムを検証用のタス
クモジュール1を用いて実現した論理シミュレーション
システムが図12である。ここで、検証用タスクモジュ
ールBおよび検証用タスクモジュールCは、パラメータ
によってそれぞれ図10の回路B、回路Cの動作特性を
与えることができるため、2種類の検証用タスクモジュ
ールを開発する必要はなく、同一のHDL記述である検
証用タスクモジュールを使用することができる。そし
て、検証用タスクモジュール1とは、上述した通り、デ
ータ転送の中断や再開、割り込み処理等の突発的に発生
する動作にも対応できる、“検証対象回路2と信号の入
出力を行うデバイスの動作をシミュレートしたもの”で
あるため、図10と同様の構成で、同様に動作の検証を
行うことができる。
【0010】さらに、図10の上記システムを検証用タ
スクモジュール1を用いずに実現した論理シミュレーシ
ョンシステムが図13である。これは、検証パターン
a,b,cが、時系列、もしくはデータ転送の基準とな
るクロック信号にのっとって検証対象回路Aへのデータ
/信号の入出力のみを行うものであるため、図11に示
す、全ての状態の検証パターン(テストパターン)を開
発する必要が出てくる。
【0011】そのため、図10に示すような、例えば、
複数のデータ/信号の入出力ターゲットを持ち、そのデ
ータ/入出力信号の制御を行うような回路(検証対象回
路)Aを開発する場合の論理検証には、検証用タスクモ
ジュール1を開発する必要がある。
【0012】次に、検証用タスクモジュール1を使用し
て回路を検証する場合の手順を図14を参照しながら説
明する。まず、開発目的の回路2の仕様を策定し、仕様
に合うようにHDLで回路2を記述する。それと平行し
て、開発目的回路2を検証するための検証用タスクモジ
ュール1の仕様を検討し、HDLで記述する。
【0013】そして、検証目的回路である検証対象回路
2と検証用タスクモジュール1の両方のHDL記述が終
了した段階で、お互いの信号の入出力端子をシミュレー
タ3上で接続し、検証用に開発したテストパターン(パ
ラメータの組合せ)を使用して、論理検証を行う。
【0014】この段階でエラーが発生した場合には、図
14の処理dのように、まずエラーの原因が検証対象回
路2にあるのか検証用タスクモジュール1にあるのかを
解析し、エラーの原因が検証対象回路2であった場合に
は、検証対象回路2を修正して、エラーの原因が検証用
タスクモジュール1であった場合には、検証用タスクモ
ジュール1を修正して、すなわちバグを取り除いて再度
論理検証を行う。
【0015】そして、論理検証でのエラーがなくなる
と、今度は、検証対象回路2をFPGAへ書き込んで実
機上で検証する。そしてその段階で実機にエラーが発生
した場合には、図14の処理eのように、エラーの発生
状況を解析し、エラーの発生状況に対応したテストパタ
ーン(検証用タスクモジュール1におけるパラメータの
組合せ)を開発して、エラーの発生状況をシミュレータ
3上で再現し、HDLを修正した検証対象回路2をシミ
ュレータ3上で論理検証を行い、回路2のバグ修正を終
え、論理検証をパスした段階で、再度実機検証を行う。
【0016】そして、実機検証でのエラーが無くなる
と、検証対象回路2は完成である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の方法で
は、テストパターン(パラメータの組合せ)を手作業で
直接記述した場合だけでなく、情報テーブルを作りテス
トパターンへ変換したような場合でも、検証対象回路2
の機能が複雑になればなるほど、パターンを見落として
しまう可能性が増加するという問題が発生し、また重複
した内容の検証や、実際のシステムの動作に即していな
い(検証する必要の無い)内容の検証用テストパターン
が混入した場合に、それを発見することが難しくなり、
論理検証にかかる時間が延びてしまう、というような問
題が発生する。
【0018】しかも、既存の機器と組み合わせて使用す
る回路2を開発している場合、その機器の特有な、一般
的でない動作をもシミュレーションで再現する必要があ
り、そのようなテストパターンの作成は容易でない。
【0019】また、検証対象回路2を実機上で検証して
いる時にエラーが発生した場合に、それをシミュレータ
上で再現するためのテストパターンを作成する場合に
は、ロジックアナライザ等の機器を用いてその時の検証
対象回路2の入出力端子の動作を解析して、テストパタ
ーン(検証用タスクモジュール1におけるパラメータの
組合せ)を検討しなければならず、非常に手間がかか
る。
【0020】さらに、検証用タスクモジュール1の開発
時において、複雑な動作をシミュレートする検証用タス
クモジュール1を人手で開発する以上、検証対象回路2
だけではなく検証用タスクモジュール1にもバグが多く
含まれる。そのため、検証中に発生したバグについて解
析した結果、それが検証用タスクモジュール1のバグだ
った場合には、検証用タスクモジュール1のバグを修正
するまでは、本来検証すべき検証対象回路2の検証を進
めることもできず、検証対象回路2の検証に余分な時間
がかかる。しかも、検証用タスクモジュール1は検証対
象回路2と組み合わせることによって初めて動作するも
のであるため、検証対象回路2が検証可能な段階になる
までは、検証用タスクモジュールのデバッグも行うこと
ができない。そのため、検証対象回路2よりも規模の小
さい検証用タスクモジュール1の方が早く開発を終えた
としても、検証用タスクモジュール1のデバッグは検証
対象回路2の論理検証中に行うことになり、その間は検
証対象回路2の論理検証も中断しなければならなくなっ
てしまう。
【0021】これらの問題を解決する手段として、ロジ
ックアナライザを使用して実システムからサンプリング
した波形データを用いて、それを波形データからテスト
パターンを生成する装置へ入力してテストパターンを得
る、という方法も考えられているが、これまでの方法で
は、検証用タスクモジュール1を用いた場合の検証用の
パラメータの組合せを生成することはできなかった。
【0022】本発明は、このようなテストパターン自動
生成設備において、テストパターン(検証用タスクモジ
ュールのパラメータの組合せ)の見落としがなく、作成
が容易で論理検証の時間を短縮できることを目的とす
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明のテストパターン
自動生成設備においては、検証対象の論理回路の検証に
使用する、ハードウェア記述言語で記述された検証用タ
スクモジュールの動作を決定するためのパラメータの組
み合わせを求める設備であって、前記論理回路が用いら
れる実システムの信号をサンプリングするサンプリング
装置と、前記サンプリング装置によりサンプリングした
信号と、前記検証用タスクモジュールの入出力信号を比
較することによって、前記検証用タスクモジュールのパ
ラメータを生成する比較検査装置と備えたことを特徴と
するものである。
【0024】この本発明によれば、テストパターン(検
証用タスクモジュールのパラメータの組合せ)の見落と
しがなく、作成が容易で論理検証の時間を短縮できるテ
ストパターン自動生成設備が得られる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、検証対象の論理回路の検証に使用する、ハードウェ
ア記述言語で記述された検証用タスクモジュールの動作
を決定するためのパラメータの組み合わせを求める設備
であって、前記論理回路が用いられる実システムの信号
をサンプリングするサンプリング装置と、前記サンプリ
ング装置によりサンプリングした信号と、前記検証用タ
スクモジュールの入出力信号を比較することによって、
前記検証用タスクモジュールのパラメータを生成する比
較検査装置と備えたことを特徴としたものであり、検証
対象の回路の論理検証を行うためのタスクモジュールの
パラメータの組合せは、実際にその検証対象の論理回路
が用いられる実システムの信号をサンプリングし、サン
プリングした信号と検証用タスクモジュールの入出力信
号を比較することによって得られる、という作用を有す
る。
【0026】上記信号のサンプリングを行う場所は、例
えば、開発する回路がPCIバスに接続されるデバイス
である場合には、サンプリングをするのはPCIバス、
というように、開発する回路が実際に使用される場所で
ある。
【0027】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明であって、サンプリング装置によりサンプリ
ングした信号を、信号の入出力動作において主導権をに
ぎる側が出力するマスタ信号と、信号の入出力動作にお
いて主導権をにぎらない側が出力するスレーブ信号に分
けて、分類する検証用タスクモジュール解析装置を備
え、比較検査装置は、検証用タスクモジュールのマスタ
信号と前記サンプリングした信号のマスタ信号、または
検証用タスクモジュールのスレーブ信号と前記サンプリ
ングした信号のスレーブ信号が同じ動作をするように検
証用タスクモジュールのパラメータを調整し、検証用タ
スクモジュールのマスタ信号が前記サンプリングした信
号のスレーブ信号に応答して変化しないとき、または検
証用タスクモジュールのスレーブ信号が前記サンプリン
グした信号のマスタ信号に応答して変化しないとき検証
用タスクモジュールにバグがあると判定することを特徴
としたものである。
【0028】この構成による作用を説明する。まず、サ
ンプリングした信号を、検証対象回路と検証用タスクモ
ジュールの、データの入出力動作において主導権をにぎ
る側が出力するマスタ信号(データおよび制御信号;図
15のf)と、データの入出力動作において主導権をに
ぎらない側が出力するスレーブ信号(データおよび制御
信号;図15のg)に分ける。
【0029】次に、検証用タスクモジュールがマスタ動
作を行うものである場合には、検証用タスクモジュール
が図15のfのようなサンプル信号のマスタ信号と同じ
動作をするように検証タスクモジュールのパラメータを
調整し、また調整された検証用タスクモジュールが、図
15のgのようなサンプル信号のスレーブ信号を入力信
号として正しく応答するか否かをテストし、正しく応答
しないとき検証用タスクモジュールにバグがあると判定
する。
【0030】また検証用タスクモジュールがスレーブ動
作を行うものである場合には、検証用タスクモジュール
がサンプルデータのスレーブ信号と同じ動作をするよう
に検証用タスクモジュールのパラメータを調整し、調整
された検証用タスクモジュールが、サンプルデータのマ
スタ信号を入力信号として正しく応答するか否かをテス
トし、正しく応答しないとき検証用タスクモジュールに
バグがあると判定する。
【0031】このとき、調整されたパラメータが、テス
トパターンである。また請求項3に記載の発明は、上記
請求項1または請求項2に記載の発明であって、比較検
査装置は、論理回路の実機検証中に発生したエラーを、
シミュレータ上で再現するための検証用タスクモジュー
ルのパラメータを生成することを特徴とするものであ
り、検証用タスクモジュールのパラメータの調整により
実機検証中に発生したエラーが、シミュレータ上で再現
される、という作用を有する。
【0032】また請求項4に記載の発明は、上記請求項
1〜請求項3のいずれかに記載の発明であって、比較検
査装置は、論理回路と組合せて使用する既存の機器の特
性をシミュレータ上で再現するための検証用タスクモジ
ュールのパラメータを生成することを特徴とするもので
あり、検証用タスクモジュールのパラメータの調整によ
り既存の機器の特性がシミュレータ上で再現される、と
いう作用を有する。
【0033】また請求項5に記載の発明は、検証対象の
論理回路の検証に使用する、ハードウェア記述言語で記
述された検証用タスクモジュールの動作を決定するため
のパラメータの組み合わせを求める方法であって、前記
論理回路が用いられる実システムからデータをサンプリ
ングし、このサンプリングした信号と、前記検証用タス
クモジュールの入出力信号を比較することによって、前
記検証用タスクモジュールのパラメータを生成すること
を特徴とするものであり、検証用タスクモジュールのパ
ラメータが、実システムからサンプリングした信号と、
前記検証用タスクモジュールの入出力信号を比較するこ
とによって生成される、という作用を有する。
【0034】また請求項6に記載の発明は、上記請求項
5に記載の発明であって、サンプリングした信号を、信
号の入出力動作において主導権をにぎる側が出力するマ
スタ信号と、信号の入出力動作において主導権をにぎら
ない側が出力するスレーブ信号に分けて、分類し、検証
用タスクモジュールのマスタ信号とサンプリングした信
号のマスタ信号、または検証用タスクモジュールのスレ
ーブ信号とサンプリングした信号のスレーブ信号が同じ
動作をするように検証用タスクモジュールのパラメータ
を調整し、検証用タスクモジュールのマスタ信号がサン
プリングした信号のスレーブ信号に応答して変化しない
とき、または検証用タスクモジュールのスレーブ信号が
サンプリングした信号のマスタ信号に応答して変化しな
いとき検証用タスクモジュールにバグがあると判定する
ことを特徴とするものであり、検証用タスクモジュール
のパラメータが、検証用タスクモジュールのマスタ信号
とサンプリングした信号のマスタ信号、または検証用タ
スクモジュールのスレーブ信号とサンプリングした信号
のスレーブ信号が同じ動作をするように調整され、また
検証用タスクモジュールのバグが、検証用タスクモジュ
ールのマスタ信号がサンプリングした信号のスレーブ信
号に応答して変化しないとき、または検証用タスクモジ
ュールのスレーブ信号がサンプリングした信号のマスタ
信号に応答して変化しないときに検出される。
【0035】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。なお、従来例の図9と同一の構成には同一
の符号を付して説明を省略する。図1は本発明の実施の
形態におけるテストパターン生成設備を備えた論理検証
システムの構成図、図2は同テストパターン生成設備の
動作フローチャートである。
【0036】図1において、11はロジックアナライザ
やデバッガ、もしくは専用の機器からなる、検証対象回
路2が用いられる実システム12の入出力信号サンプリ
ング装置であり、このサンプリング装置11において実
システム12からサンプリングされた信号(データおよ
び制御信号;以下、サンプリングデータと称す)13
は、検証用タスクモジュール解析装置14へ入力され
る。
【0037】また図3に示す検証用タスクモジュール1
の入出力信号宣言部16において信号(signal)
が入力信号(input)か出力信号(output)
かが宣言されており、上記検証用タスクモジュール解析
装置14において、検証用タスクモジュール1の入出力
信号宣言部16によって信号の入出力の方向を解析した
結果から、それに対応したサンプリングデータ(図3参
照)が、信号の入出力動作において主導権をにぎる側が
出力するマスタ信号と、信号の入出力動作において主導
権をにぎらない側が出力するスレーブ信号に分類され、
サンプリングデータ/検証用タスクモジュール比較検査
装置17へ出力される。
【0038】このサンプリングデータ/検証用タスクモ
ジュール比較検査装置17における動作を図2を参照し
ながら説明する。 ステップ−1 図3に示す検証用タスクモジュール1のパラメータ18
のとることのできる値の範囲を設定する。 ステップ−2 そして、サンプリングデータの、1つの、信号の入出力
サイクルの最初のデータ入出力のタイミング(たとえ
ば、図3において信号Aの入出力タイミング)で、検証
用タスクモジュール1の最初の信号(たとえば、信号
A)の入出力動作を実行する(タイミングを合わせ
る)。 ステップ−3 以降の検証用タスクモジュール1のデータの出力(たと
えば、信号B)が、対応したサンプリングデータ(たと
えば、信号B)と同じタイミングで出力されているかど
うかを比較する(詳細は後述する)。 ステップ−4,−5 そして、上記比較の結果がイコールでない場合(図3の
場合では信号BのparameterB=0およびparameterB=1の場
合)には、検証用タスクモジュール1のパラメータ18
を変更してステップ−2へ戻り、再度比較を行う。そし
て、比較の結果がイコールとなった場合(図3において
信号BのparameterB=2の場合)には、比較中のサイクル
が終了するまで、以降全ての信号の比較を繰り返す。 ステップ−6 上記ステップ−3において、全ての信号の比較が終了し
た時点で、全ての比較の結果がイコールであった場合に
は、その際のパラメータの組み合わせが、比較に使用し
たサンプリングデータを、検証用タスクモジュール1を
用いてシミュレータ上で再現するためのパラメータであ
り、また、その検証用タスクモジュール1で、比較に使
用したサンプリングデータを正しく再現することが可能
である、つまり検証用タスクモジュールにバグもしくは
機能不足が含まれていないと判定する。 ステップ−7 また上記ステップ−4において、1つ以上の比較の結果
がイコールにならなかった場合には、検証用タスクモジ
ュール1にバグもしくは機能不足が含まれていると言え
るため、検証用タスクモジュール1のデバッグが必要と
判定する。
【0039】上記ステップ−3における、信号の比較に
ついて図4〜図7を用いて詳細に説明する。図4〜図7
において、検証用タスクモジュール1がマスタ信号を出
力するものであって、信号A、信号Bをサンプリングデ
ータのマスタ信号、信号Cをサンプリングデータのスレ
ーブ信号であるとする。そして、上記ステップ−2にお
けるサイクル開始のタイミングは信号Aで合わせてい
る。
【0040】図4の場合、検証用タスクモジュール1は
信号Bにロー信号を出力しているが、サンプリングデー
タの信号Bでは、同じタイミングで信号Bにロー信号を
出力していないため、比較の結果がイコールとならず、
検証用タスクモジュールの信号Bに関するパラメータ1
8の変更が必要である。なお、サンプリングデータの信
号Bに出力があるにも関わらず、検証用タスクモジュー
ル1が信号Bに出力を行っていない場合も同様である。
【0041】そこで、検証用タスクモジュール1の信号
Bに関するパラメータ18を変更することによって、図
5のように、サンプリングデータの信号Bと検証用タス
クモジュール1の出力Bの出力のタイミングが同じにな
れば、比較の結果はイコールとなる。
【0042】しかし、図6に示すように信号Bがスレー
ブ信号Cに応答して出力を変化する場合、もしくは図7
に示すように、サンプリングデータで信号Bの出力され
るタイミングを、検証用タスクモジュール1のパラメー
タ18の設定可能範囲(図7の斜線部、上記ステップ−
2で設定した範囲、もしくは検証用タスクモジュール1
の仕様のために制限されている範囲)がカバーしきれな
い場合には、検証用タスクモジュール1のパラメータ1
8の変更では、信号出力タイミングを合わせることがで
きないため、比較の結果はイコールにはならない。
【0043】なお、マスタ/スレーブ両方から出力され
る双方向信号については、マスタ信号であると分類すれ
ば、前記の方法で本発明の実施方法を適用することが可
能である。また、検証用タスクモジュール1がスレーブ
信号を出力するものであるときも同様である。
【0044】このように、実システム12に則した検証
用タスクモジュール1のパラメータの組合せ(テストパ
ターン)を、実際にその検証対象回路2が用いられる実
システム12の信号をサンプリングし、比較方法を用い
て調整することにより自動的に生成することができ、ま
た検証用タスクモジュール1のバグを取り除くことがで
きる。ただし、漏れのない、十分な検証を行うためのテ
ストパターンを抽出するためには、その実システム12
の始動時からサンプリングを開始し、システム上で行う
ことのできる全ての動作を実行し、システムの終了時ま
でサンプリングを行う必要がある。さらに、こうするこ
とで、システム上では発生することの無い動作について
の検証を避けることも可能となる。
【0045】また前記パラメータ18の抽出のためのサ
ンプリングデータと検証用タスクモジュール1の入出力
信号との比較において、検証用タスクモジュール1の動
作をサンプリングデータと、全てのパラメータ18の組
み合わせを試しても一致させることができない場合に
は、前述のように検証用タスクモジュール1にバグがあ
る、もしくは検証用タスクモジュール1の、検証のため
の入出力信号発生手段としての機能が不十分であること
がわかるため、検証対象回路2なしに検証用タスクモジ
ュール1のデバッグを行うことができる。
【0046】また、既存の機器あるいは回路に特有な、
一般的でない動作を実現するためのテストパターン(固
有の動作を行う既存のデバイスの動作をシミュレートす
るためのテストパターン)は、検証対象回路2が用いら
れる実システム12にその機器を搭載し、実システム1
2上でその機器あるいは回路を実際に使用しながら、そ
の機器あるいは回路が入出力している信号をサンプリン
グすることにより、自動的に生成することができる。
【0047】以上の結果として、検証対象の論理回路2
の開発を効率的に行うことができ、開発期間の短縮を図
ることができる。次に、検証用タスクモジュール1を使
用して開発目的の回路2を検証する場合の手順を図8を
参照しながら説明する。
【0048】まず、開発目的の回路2の仕様を策定し、
仕様に合うようにHDLで回路2を記述する。それと平
行して、開発目的回路2を検証するためのタスクモジュ
ール1の仕様を検討し、HDLで記述し、上記テストパ
ターン生成設備を使用してバグを取り除いてテストパタ
ーン(パラメータ18の組合せ)を生成する。
【0049】そして、検証目的回路である検証対象回路
2と検証用タスクモジュール1の互いの信号の入出力端
子をシミュレータ3上で接続し、上記生成したテストパ
ターン(パラメータ18の組合せ)を使用して、論理検
証を行う。
【0050】この段階でエラーが発生した場合には、検
証対象回路2を修正して、すなわちバグを取り除いて再
度論理検証を行う。そして、検証対象回路2の論理検証
でのエラーがなくなると、今度は、検証対象回路2をF
PGAへ書き込んで実機上で検証する。そしてその段階
で実機にエラーが発生した場合には、エラーの発生状況
を解析し、エラー再現のためのテストパターン(検証用
タスクモジュール1におけるパラメータの組合せ)を生
成して、エラーの発生状況をシミュレータ3上で再現
し、HDLを修正した検証対象回路2をシミュレータ3
上で論理検証を行い、回路2のバグ修正を終え、論理検
証をパスした段階で、再度実機検証を行う。
【0051】そして、実機検証でのエラーが無くなる
と、検証対象回路2は完成である。このとき、実機検証
でのエラーの、論理シミュレータ3での再現のためのテ
ストパターンは、エラー発生時の、実機検証システムの
検証対象回路2の入出力端子のデータをサンプリングす
ることによって自動的に生成することができ、容易に得
ることができる。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、検証用タ
スクモジュールを用いた論理回路の論理シミュレーショ
ンにおいて、実際のシステムに則したパラメータの組合
せ(テストパターン)を自動的に生成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるテストパターン生成設備を使用
した論理検証システムの構成図である。
【図2】同テストパターン生成設備における動作フロー
チャートである。
【図3】同テストパターン生成設備における検証用タス
クモジュールおよびその出力信号とサンプリングデータ
とを比較した図である。
【図4】同テストパターン生成設備における検証用タス
クモジュール出力信号とサンプリングデータとの比較を
示す特性図である。
【図5】同テストパターン生成設備における検証用タス
クモジュール出力信号とサンプリングデータとの比較を
示す特性図である。
【図6】同テストパターン生成設備における検証用タス
クモジュール出力信号とサンプリングデータとの比較を
示す特性図である。
【図7】同テストパターン生成設備における検証用タス
クモジュール出力信号とサンプリングデータとの比較を
示す特性図である。
【図8】同テストパターン生成設備を使用した論理回路
検証手順を示すフローチャートである。
【図9】従来の論理検証システムの構成図である。
【図10】検証対象回路を実システムで使用した例であ
る。
【図11】図10のシステムの動作例である。
【図12】図10の検証対象回路を検証用タスクモジュ
ールを用いて検証する場合の論理検証システム図であ
る。
【図13】図10の検証対象回路を検証用タスクモジュ
ールを用いずに検証する場合の論理検証システム図であ
る。
【図14】従来の検証用タスクモジュールを用いた論理
回路検証手順を示すフローチャートである。
【図15】サンプリングしたデータの特性図である。
【符号の説明】
1 検証用タスクモジュール 2 検証対象回路 3 論理シミュレータ 4 テストパターン 11 入出力信号サンプリング装置 12 実システム 13 サンプリングデータ 14 検証用タスクモジュール解析装置 16 検証用タスクモジュールの入出力信号の宣言 17 サンプリングデータ/検証用タスクモジュール比
較検証装置 18 検証用タスクモジュールのパラメータの宣言
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 11/25 G01R 31/28 A G06F 11/26 310

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検証対象の論理回路の検証に使用する、
    ハードウェア記述言語で記述された検証用タスクモジュ
    ールの動作を決定するためのパラメータの組み合わせを
    求める設備であって、 前記論理回路が用いられる実システムの信号をサンプリ
    ングするサンプリング装置と、 前記サンプリング装置によりサンプリングした信号と、
    前記検証用タスクモジュールの入出力信号を比較するこ
    とによって、前記検証用タスクモジュールのパラメータ
    を生成する比較検査装置とを備えたことを特徴とするテ
    ストパターン生成設備。
  2. 【請求項2】 サンプリング装置によりサンプリングし
    た信号を、信号の入出力動作において主導権をにぎる側
    が出力するマスタ信号と、信号の入出力動作において主
    導権をにぎらない側が出力するスレーブ信号に分けて、
    分類する検証用タスクモジュール解析装置を備え、 比較検査装置は、検証用タスクモジュールのマスタ信号
    と前記サンプリングした信号のマスタ信号、または検証
    用タスクモジュールのスレーブ信号と前記サンプリング
    した信号のスレーブ信号が同じ動作をするように検証用
    タスクモジュールのパラメータを調整し、検証用タスク
    モジュールのマスタ信号が前記サンプリングした信号の
    スレーブ信号に応答して変化しないとき、または検証用
    タスクモジュールのスレーブ信号が前記サンプリングし
    た信号のマスタ信号に応答して変化しないとき検証用タ
    スクモジュールにバグがあると判定することを特徴とす
    る請求項1に記載のテストパターン生成設備。
  3. 【請求項3】 比較検査装置は、論理回路の実機検証中
    に発生したエラーを、シミュレータ上で再現するための
    検証用タスクモジュールのパラメータを生成することを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載のテストパタ
    ーン生成設備。
  4. 【請求項4】 比較検査装置は、論理回路と組合せて使
    用する既存の機器の特性をシミュレータ上で再現するた
    めの検証用タスクモジュールのパラメータを生成するこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    テストパターン生成設備。
  5. 【請求項5】 検証対象の論理回路の検証に使用する、
    ハードウェア記述言語で記述された検証用タスクモジュ
    ールの動作を決定するためのパラメータの組み合わせを
    求める方法であって、 前記論理回路が用いられる実システムからデータをサン
    プリングし、このサンプリングした信号と、前記検証用
    タスクモジュールの入出力信号を比較することによっ
    て、前記検証用タスクモジュールのパラメータを生成す
    ることを特徴とするテストパターン生成方法。
  6. 【請求項6】 サンプリングした信号を、信号の入出力
    動作において主導権をにぎる側が出力するマスタ信号
    と、信号の入出力動作において主導権をにぎらない側が
    出力するスレーブ信号に分けて、分類し、 検証用タスクモジュールのマスタ信号とサンプリングし
    た信号のマスタ信号、または検証用タスクモジュールの
    スレーブ信号とサンプリングした信号のスレーブ信号が
    同じ動作をするように検証用タスクモジュールのパラメ
    ータを調整し、検証用タスクモジュールのマスタ信号が
    サンプリングした信号のスレーブ信号に応答して変化し
    ないとき、または検証用タスクモジュールのスレーブ信
    号がサンプリングした信号のマスタ信号に応答して変化
    しないとき検証用タスクモジュールにバグがあると判定
    することを特徴とする請求項5に記載のテストパターン
    生成方法。
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