JP2002221489A - 分光分析装置 - Google Patents

分光分析装置

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JP2002221489A
JP2002221489A JP2001019161A JP2001019161A JP2002221489A JP 2002221489 A JP2002221489 A JP 2002221489A JP 2001019161 A JP2001019161 A JP 2001019161A JP 2001019161 A JP2001019161 A JP 2001019161A JP 2002221489 A JP2002221489 A JP 2002221489A
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light receiving
spectroscopic analyzer
signal
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JP2001019161A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Maruo
勝彦 丸尾
Jiyakusei Chin
若正 陳
Norihide Takeyama
芸英 武山
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JENESHIA KK
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
JENESHIA KK
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで高S/Nの分光分析を行う。 【解決手段】 被測定物からの信号光Sと、信号光Sに
対応する参照光Rとを個別に入光して一つの受光手段1
6に結像させる分光分析装置である。各入光部から入っ
た光をコリメート手段11で平行光とし、コリメート手
段11から出力される平行光をプリズム分光手段12で
分光し、分光光を集光手段13で集光して、受光手段1
6で受光する。受光手段16で得られた信号を信号処理
手段で処理する。近赤外領域の波長を用いることがプリ
ズム分光で問題となる波長リニアリティの確保の点で好
ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、近赤外領域におけ
る光の吸収を利用した分光分析装置に関するものであ
り、特に、生体組織中あるいは体液中の化学成分の分光
分析、たとえば皮膚組織中のグルコース濃度の定量分析
に好適に用いることができる分光分析装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】血糖値の測定に用いることができる分光
分析装置、つまりは生体組織中のグルコース濃度の定量
分析を行うための分光分析装置として、本出願人は回折
格子を用いたものを特願平10−308817号におい
て出願している。これは図9に示すように、ハロゲンラ
ンプからなる光源1と、光源1からの光を集光する集光
レンズ2と、集光レンズ2を通過した光を被測定物に照
射するとともに被測定物を透過あるいは拡散反射した光
を受光するための光ファイバーバンドル3と、受光後の
光を分光する回折格子を収めた回折格子ユニット4と、
この回折格子ユニット4で分光された光を検出するため
のInGaAsアレイ型の受光素子ユニット5、そして
受光素子ユニット5で得られた信号をもとにグルコース
濃度を演算する演算ユニット6とから構成したもので、
グルコース濃度の定量分析のためのスペクトル測定は次
のようにして行う。
【0003】すなわち、まず光源1からの光を光ファイ
バーバンドル3経由でセラミック板などの標準板に照射
するとともに標準板で反射した光(参照信号)を受光素
子ユニット5で受光する。続いて、光ファイバーバンド
ル3の皮膚組織との接触位置を一定化するための位置決
め治具を用いて、光ファイバーバンドル3の測定端部と
皮膚表面との接触圧力を10kPa〜5000kPaに
設定して当接させ、この状態で光源1からの光ファイバ
ーバンドル3を通じて皮膚組織に照射するとともに、皮
膚組織内を透過あるいは拡散反射した光(生体信号)を
受光素子ユニット5で受光する。
【0004】そして得られた参照信号と生体信号をもと
に演算ユニット6で予め作成した検量式を適用すること
でグルコース濃度を演算する。上記検量式は、通常、多
変量解析によるスペクトル解析が用いられて作成される
ものであり、標準手段で定量されたグルコース濃度を目
的変量に、上記分光分析装置による測定で得た生体組織
スペクトルを説明変数として多変量解析を行う。多変量
解析手段としては、重回帰分析、PLS回帰分析、ニュ
ーラルネットワーク等の解析手段が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の分光分析装置で
は、前述のように分光手段として回折格子を用いてい
る。回折格子は連続的に高分解能の近赤外スペクトルが
得られ、かつ単位スペクトル長あたりの波長幅が一様で
光学設計がし易いという利点を有するもので、実際、多
くの分光分析装置に用いられている。
【0006】しかしながら、回折格子にはエネルギーが
複数の回折次数に分離して配分されるという短所があ
る。回折次数に分離されることにより、複数の回折次数
が同一位置に重なりあってノイズの原因となることに加
え、着目している回折次数における光エネルギーが減少
するという望まぬ影響が生じる。前者の回折次数の重な
りは適切なオーダーカットフィルタを用いることで回避
できるが、後者は回折効率が低いという結果をもたらす
とともに、原理的に回避のしようがなく、このために高
いS/Nを求める場合には不利な要素となる。
【0007】一方、プリズムによる分光は回折格子と比
較して効率の良い分光が可能であるが、分光後の結像部
分での波長分布が非線形的に分布し、スペクトルの波長
リニアリティがないという欠点を有する。波長リニアリ
ティは、単位スペクトル長あたりの波長幅の一様性とい
いかえることもでき、プリズム分光器では、単位スペク
トル長(たとえばCCDの1ピクセル)あたりの波長幅
が、短波長帯においては広くなり、長波長帯では狭くな
るという現象が生じる。
【0008】また、光を効率的に利用できる優れた手法
としてFT−IRによる分光分析装置がある。たとえ
ば、マイケルソン型のFT−IRにおいては、ビームス
プリッター及び移動鏡等を利用して得たインターフェロ
グラム(波長信号)を逆フーリエ変換してスペクトルを
算出する。このものは装置が大型で複雑である上に複雑
な演算を行うための高性能の演算手段が必要なことか
ら、高コストとなってしまうという欠点を有する。
【0009】さらに、被測定物からの信号を測定するた
めの光学系と参照信号を測定するための光学系を同一と
する分光分析装置では、スペクトル測定に際して被測定
物からの生体信号を測定する作業と参照信号を測定する
作業が別々に必要となる。
【0010】そして、装置のドリフト等の影響を排除す
るには、スペクトルの測定毎に参照信号を測定する作業
を繰り返すことが必要となる上に、参照信号を得るため
の空のカラムや反射光を得るための標準板との厳密な位
置再現性が得られないかぎり、基準光となるべき参照信
号を安定に測定することが困難であることは容易に想像
できる。
【0011】また、参照光の測定回数を少なくした場
合、スペクトルに含まれる分光分析装置のドリフトの影
響を排除できず、分析性能に悪影響をもたらすことは明
らかである。とりわけ、生体組織や体液中のグルコース
濃度のような低濃度の物質の定量には参照光の微小な変
動や信号のドリフトが定量精度に直接的に影響するた
め、高精度の定量分析を行うことは非常に困難である。
【0012】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、その目的とするところは低コストで高S/N
の分光分析を行うことができる分光分析装置を提供する
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、被測
定物からの信号光と、信号光に対応する参照光とを個別
に入光して一つの受光手段に結像させる分光分析装置で
あり、各入光部から入った光を平行光とするコリメート
手段と、コリメート手段から出力される平行光を分光す
るプリズム分光手段と、プリズム分光手段の後段にあっ
て分光光を集光する集光手段と、前記集光手段により集
光された光を受光する受光手段と、受光手段で得られた
信号を処理する信号処理手段とからなることに特徴を有
している。
【0014】分光光を集光する第1の集光手段の後段
に、第1の集光手段で集光された光の焦点位置にあって
信号光と参照光の切り替えを行う光路切り替え手段を設
けるとともに、光切り替え手段の後段に該光路切り替え
手段で切り替えられた光を集光して受光手段で受光させ
る第2の集光手段を設けたものであってもよい。
【0015】プリズム分光手段には直視プリズムを好適
に用いることができる。
【0016】また、分光分析を行う波長範囲が1000
nmから2500nmの近赤外領域であることが望まし
い。
【0017】上記の光路切り替え手段にはスリットを備
えた回転板や、スリットを備えた平行移動板を用いると
よい。
【0018】また、プリズム分光手段で空間的に分光し
た光を部分的に遮蔽し且つ所定の波長のみを受光素子に
集光させる波長選択手段を有したものとし、受光手段を
単素子で構成される受光素子とするのも好ましい。
【0019】ここにおける波長選択手段には、被測定物
からの光と参照光の光路を交互に切り替える光路切り替
え手段を兼ねているものが好適である。
【0020】受光手段が複数素子で構成される受光素子
である場合は、プリズム分光手段で空間的に分光した波
長光を特定の受光素子に受光させるとよい。この時の受
光手段には、一次元的に配列させた受光素子ユニットや
二次元的に配列させた受光素子ユニットを好適に用いる
ことができる。
【0021】被測定物からの光を入光部に導く受光用光
ファイバーを備えているとともに被測定物に対向する上
記受光用光ファイバーの一端と、光源からの光を被測定
物に照射する投光用光ファイバーの光出射端とが中心間
隔2mm以下で配設されたものとすると、生体組織中の
成分、殊にグルコースの定量分析などのためのものとし
て、好適に使用することができる。
【0022】特に投光用光ファイバーと受光用光ファイ
バーの各一端を被測定物に接触させてスペクトル測定を
行うものが好ましい。被測定物が生体組織であるほか、
被測定物が生体の体液であってもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施の形態の一例に
基づいて詳述すると、図1は透過セルを用いての透過ス
ペクトル測定や、反射法による反射スペクトル測定を行
うことができる汎用の近赤外分光分析装置の基本的形態
の一例を示している。なお、スペクトル測定に際しては
公知の液体あるいは粉体用セル、フローセル、光ファイ
バーバンドルを接続して利用することができる。
【0024】被測定物を測定した信号光Sと、基準物質
あるいは基準板を透過あるいは反射させた参照光Rとを
個々に容易にしたコリメータレンズ11,11によって
平行光束に変換し、さらに信号光と参照光とを個々の直
視プリズム12,12で夫々角分散させた後、結像レン
ズ13,13を通過させることによって、スリット円板
14上にy軸成分と波長情報とをカップルさせた線スペ
クトルSS,RSを生成する。コリメータレンズ11,
11への信号光S及び参照光Rの導入は、光ファイバー
を好適に用いることができる。
【0025】上記スリット円板14は、直径方向のスリ
ット140を刻んだものでその軸回りに回転駆動される
ものであり、回転によってスリット140を通過した光
線S,Rは、信号光と参照光とで共通の瞳生成レンズ1
5を経て瞳生成レンズ15の射出瞳上に配した受光セン
サ16に至る。
【0026】ここにおいて、スリット円板14が回転す
ることでスリット円板14に設けたスリット140を通
過することから、時間的なある一瞬において、信号光S
または参照光Rに対応する線スペクトルSS,RSの一
方のうち、特定の波長成分だけを後置光学系に導いてい
ることとなるために、波長スキャニングと光路選択とを
同時に実現していることになる。
【0027】また、スリット140を通過した上記両者
は同じ瞳生成レンズ15を通過するために、線スペクト
ルSS,RSは共通の射出瞳を形成しており、この射出
瞳上に置かれて受光した光信号を電気信号に変換する受
光センサ16は、単素子の受光素子を用いたものであっ
てもスリットの空間的な位置と受光波長を較正すること
で連続スペクトルの測定が可能となっている。
【0028】測定したスペクトル或いはある波長に対応
した吸収信号は、公知の手法を用いることで被測定物の
定性あるいは定量分析する。
【0029】分光手段にプリズム12を用いていること
から、光の効率のよい明るい分光分析をコンパクトで簡
易な構成で可能である。また、信号光Sに対する参照光
Rを常に測定できるために、装置のドリフトや環境影響
の影響を受けにくいロバストな性能を実現することがで
きる。また、構造を簡単にできるので、従来の分光分析
装置より低コスト化が可能である。さらに、信号光S及
び参照光Rの配置面と分散方向とを直交させる光学配置
は、瞳生成レンズ15に入射する光線の光軸からの高さ
を低くする効果を有していることから、光学系の性能向
上にも有効である。
【0030】なお、スリット円板14上のスリット14
0は直線に限定されるものではなく曲線であってもよ
い。またスリット140の幅も一様である必要はなく、
スリット140の位置と線スペクトルSS,RSの交点
によって定まるスペクトル波長の関数としてスリット1
40の幅を定めても良いのはもちろんである。
【0031】図2に他例を示す。図1に示したものとの
相違点のみを説明すると、ここでは、光の分散方向をx
軸と平行に取っている。すなわち、y軸と平行なスリッ
ト140を有するスリット板17をx軸に沿って往復直
線運動をさせることで波長スキャニングを行うととも
に、信号光S及び参照光Rの選択を行っている。スリッ
ト板17の往復運動は公知のリニア駆動モーター等で行
うことができる。
【0032】この場合においても、スリットの空間的な
位置と受光波長を較正することで単素子の受光センサ1
6で連続スペクトルの測定が可能である。そして、信号
光S及び参照光Rの配置面と分散方向を平行としている
本例では、スリット板17を小型化できるために装置の
小型化に有効である。
【0033】図3に示す構成は、図2に示したものにお
けるスリット板17の位置にスリット板17に代えて一
次元的に配列させた受光素子ユニットであるリニア型の
受光センサ18,18を配置して、線スペクトルSS,
RSを直接受光して電気信号に変換している。この場
合、波長スキャニング及び信号光Sと参照光Rとの選択
を機械的に行うのではなく、リニア型の受光センサ1
8,18の素子を順次電気的にスキャンすることによっ
て行う。瞳生成レンズ15を使用しないことから、装置
の小型の点で有効である。
【0034】図4に別の例を示す。ここでは個別のコリ
メータレンズ11,11によって平行光束とした信号光
Sと参照光Rを単一の共軸再結像レンズ19によって同
一点に集光し、これを単一の第2コリメータレンズ20
で平行束に変換した後、単一の直視プリズム12で分散
を与えて後置光学系である結像レンズ13に導くことに
より線スペクトルSS,RSを得てリニア型の受光セン
サ18で受光しているいる。信号光Sと参照光Rの受光
信号の切り替えは、これらをコリメータレンズ11に導
く光導入手段に設置した光路遮断手段によって行うもの
とし、信号光Sの測定時は信号光Sの光路遮断手段を開
き、参照光Rの光路遮断手段を閉じる。逆に、参照光R
の測定時は信号光Sの光路遮断手段を閉じ、参照光Rの
光路遮断手段を開く。プリズム12が1つで良いため
に、コンパクトで簡易な構成とすることができるととも
に低コスト化に有利である。なお、リニア型の受光セン
サ18のかわりにスリット円板14もしくはスリット板
17と瞳生成レンズ15を併用して単素子型の受光セン
サ16で受光するものであってもよい。
【0035】図5にさらに別の例を示す。x軸上に並置
し信号光S及び参照光Rを共通のコリメータレンズ11
に入射させて夫々平行束に変換させるとともに直視プリ
ズム12によって分散させ、さらに共通の再結像レンズ
13によって独立な線スペクトルSS,RSを生成して
いる。線スペクトルSS,RSはyx面上と平行な面上
に生成されるが、直視プリズム12の分散方向Dをx軸
平行に選んでいることから、線スペクトルSS,RSも
x軸と平行な直線上に並ぶものであり、両線スペクトル
SS,RSをリニア型の受光センサ18によって一括し
て受光することができる。
【0036】なお、直視プリズム12の分散方向Dをy
軸平行に選んでy軸と平行な線スペクトルSS,RSを
複数得ることも可能であるが、この場合には二次元的に
配列させた受光素子ユニットであるエリア型の受光セン
サ18を用いる。
【0037】いずれの配置であっても、信号光S及び参
照光Rは物点としてだけでなく直線状の物体として与え
ることが可能であり、空間情報と波長情報を同時に得る
ことができる。
【0038】なお、本構成において信号光Sと参照光R
が夫々1つである場合を示したが、実際には1つに限定
されるものではなく、複数であってもよい。このことは
本例に限るものであるのではなく、前述の他の例におい
ても同様である。
【0039】ところで、プリズムによる分光を可視波長
域(400nm〜700nm)と近赤外域(1000n
m〜2500nm)とで比較して考えると、可視波長域
で透明な(プリズム用)光学材料のうちの多くは近赤外
域でも透明であり、そのためいずれの帯域も同じ種類の
光学材料が適用可能である。次に屈折率分散(屈折率の
波長依存性)については、その程度は大きく異なり。4
00nm〜700nm帯における屈折率分散を基準とし
て1300nm〜1900nm帯では1/4以下にな
る。このことは単位波長あたりのスペクトル長が1/4
以下になることを意味しており、分光器として波長を分
解する能力が低下したことを意味する。
【0040】しかし、屈折率の2次分散(上記屈折率分
散の波長依存性、あるいは屈折率分散の変化率)は上記
可視領域と近赤外領域との間で35倍のひらきがあり。
したがって、近赤外領域でのスペクトルの波長リニアリ
ティは可視領域でのそれと比較して35倍良いというこ
とがいえる。これは前述のスペクトルの波長リニアリテ
ィがないというプリズム分光が有する欠点を使用波長を
近赤外域に限って使用すれば克服できることを意味す
る。
【0041】また、回折格子による分光効率は数十%程
度(通常は2〜30%程度)にとどまるに対して、プリ
ズム分光は、100%近い光を利用できることから、同
一光源を使用した場合、強い光量の分光分析を行うこと
ができることになる。分光分析において強い光を利用す
ることで測定精度を向上させることは常識的な事項であ
り、たとえば、暗電流の低減、測定時間の短縮化、光源
の安定化等、測定精度向上に対する有利な点は多い。す
なわち、1000nm〜2500nmの近赤外域とりわ
け1300nm〜1900nmにおける観察に限れば、
光を効率的に利用し、かつスペクトルの波長リニアリテ
イがあるプリズム分光が有利であり、プリズムを用いて
測定信号と参照信号の2つの信号を同時あるいは非常に
短い時間内に安定的に測定できるようにすることで、高
精度の分光分析を可能とすることができる。
【0042】すなわち、分光波長範囲を1000nm〜
2500nmの近赤外域に設定したプリズム分光を利用
し、信号光Sと参照光Rの2つの光を同時あるいは非常
に短い時間内で測定することにより、分光後の波長リニ
アリティを確保することができて、単素子あるいは複数
素子の受光センサを利用した構成が容易となり、かつ、
受光センサからの信号の波長特定が容易となるものであ
り、またプリズムで分光することによってほぼ100%
近い光を利用することが可能であるために、同一光源を
用いても受光時の光強度を強くすることが可能となり、
装置のS/Nを向上させることができる。しかも、信号
光Sと参照光Rの2つの光を安定的に測定することによ
り、光源や受光素子の劣化あるいは環境温度等の影響に
よるドリフトを除去することが可能となり、再現よく高
精度の分光分析が可能となったものである。
【0043】そして、このような近赤外領域での高S/
Nのスペクトル測定は、非侵襲的な生体組織のスペクト
ル測定、特に皮膚組織中のグルコース濃度を測定して血
液中のグルコース濃度を推定する非侵襲血糖計にきわめ
て好適に用いることができる。
【0044】次に本発明にかかる分光分析装置を非侵襲
的な生体組織のスペクトル測定、特に非侵襲血糖計に応
用する場合の具体例を示す。図6中の9aはファイバー
バンドルで構成した信号光測定プローブ、9bは同じく
ファイバーバンドルで構成した参照光測定プローブであ
り、これらプローブ9a,9bの各一端のセンシング部
91,92は図7に示すように皮膚組織に光を照射する
ための投光用光ファイバー31と被検体内を透過あるい
は拡散反射した光を受光するための受光用光ファイバー
32とを束ねたものとなっており、また信号光測定プロ
ーブ9aにおける投光用光ファイバー31の他端と参照
光測定プローブ9bにおける投光用光ファイバー31の
他端とが束ねられて光源1に対向している。なお、光源
1と投光用光ファイバーとの間には、均一な光を入光さ
せるための拡散板7と、拡散板7を透過した光を点光源
にするためのピンホール26と、ピンホール26を通過
した光をコリメートするためのレンズ8aと、レンズ8
aを通過した光を集束するためのレンズ8bとを配置し
ている。
【0045】さらに上記信号光測定プローブ9aにおけ
る受光用光ファイバー32の他端の出射部93と参照光
測定プローブ9bにおける受光用光ファイバー32他端
の出射部94とは図1に示した形態の分光分析装置にお
ける各コリメータレンズ11,11に光路遮断手段2
4,24を介して夫々相対させている。
【0046】信号光測定プローブ9aにおけるセンシン
グ部91は、ここではクラッド径が200μm、コア径
が180μmから成る複数本の投光用光ファイバー31
と1本の受光用光ファイバー32とで構成され、出射端
となる投光用光ファイバー31の端部を入射端となる受
光用光ファイバー32を中心とした円周上に配したもの
となっており、投光用光ファイバー31と受光用光ファ
イバー32との中心間隔Lは650μmとしてある。た
だし、この中心間隔Lは0.1〜2mm以下の範囲内に
おいて設定されていればよい。本例では参照光測定プロ
ーブ9bも信号光測定プローブ9aと同じ構成としてい
るが、信号光の信号が取れれば良いので必ずしも信号光
測定プローブ9aと同じ構成にする必要はない。
【0047】そして、信号光測定プローブ9aのセンシ
ング部91は皮膚組織25に接触させ、参照光測定プロ
ーブ9bのセンシング部92は標準反射板10に対向さ
せて、ハロゲンランプである光源1の光をプローブ9
a,9bにおける投光用光ファイバー31に導いて、皮
膚組織25及び標準反射板10を照射し、皮膚組織25
を透過あるいは拡散反射した光(信号光S)を信号光測
定プローブ9aの受光用光ファイバー32を通じて出射
部93から分光分析装置に導き、同時に標準反射板10
で反射した光(参照光R)を分光分析装置に導く。
【0048】測定動作について説明すると、皮膚スペク
トルの測定には前腕内側部分を用い、測定に際しては接
触位置を一定化するための位置決め治具を使用し、信号
光測定プローブ9aのセンシング部91と皮膚表面との
接触圧力を10kPa〜5000kPaに設定して当接
させる。信号光測定プローブ9a内の投光用光ファイバ
ー31を通り出射端から出射した光は皮膚組織を伝搬す
る。この時、皮膚組織から出射された一部の散乱光を信
号光測定プローブ9aの受光用光ファイバー32の入射
端によって受光する。同様に標準反射板10で反射した
光を参照光測定プローブ9bの受光用光ファイバー32
の入射端によって受光し、信号光Sと参照光Rとを分光
分析装置に導く。
【0049】分光分析装置の受光センサ16で受光され
た光は受光信号として検出され、この受光信号は信号処
理回路22による増幅及びAD変換の後、マイクロコン
ピュータからなる演算ユニット23に送られ、演算ユニ
ット23では重回帰分析あるいは主成分回帰分析によっ
て得られる検量式によりグルコース濃度を算出する。
【0050】本例の場合、信号光Sに基づく生体信号の
測定とは別に参照光Rに基づく安定なリファレンス信号
の測定が行えるとともに、スリット円板14を回転させ
ることで単素子型の受光センサ16を用いての連続スペ
クトル測定が可能となっており、また、生体信号の測定
直後にリファレンス信号を測定することができるため
に、安定なスペクトル測定が得られる。その結果、精度
の良いグルコース濃度の定量分析ができる。なお、参照
光Rを得るために標準反射板10を用いたが、標準反射
板10を必ずしも必要とするものでは無い。
【0051】図8に示す非侵襲的な生体組織のスペクト
ル測定装置(非侵襲血糖計)は、上記の信号光測定プロ
ーブ9aと参照光測定プローブ9bの各出射部93,9
4を図4に示した分光分析装置における各コリメータレ
ンズ11,11に対向させたものである。このほか、図
2や図3、あるいは図5などに示した分光分析装置と組
み合わせてもよいのはもちろんである。
【0052】生体組織のスペクトルを測定するのではな
く、血液のスペクトルを測定する場合は、信号光測定プ
ローブ9bのセンシング部91の端面を血液に接触させ
て行う。センシング部91の投光用光ファイバー31の
出射端と受光用光ファイバー32の入射端を適切に構成
すれば、血液との接触部分のサイズを直径4m以下に設
定することができるために、10μl以下のサンプル血
液量でスペクトル測定が可能である。
【0053】また、センシング部91を上方に向けた状
態でその端面に血液滴を滴下することも可能であるし、
血液をためた容器にプローブを浸すようにしてもよい。
【0054】なお、測定する血液成分はグルコースに限
らず、HDLコレステロール、LDLコレステロール、
総コレステロール、中性脂肪等の脂質、アルブミン、グ
ロブリン等の蛋白質、尿酸、ヘマトクリット値、水分濃
度、フルクトサミン、HbAlc、グリコアルブミン等
の血液検査指標を定量することが可能である。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明においては、被測定
物からの信号光と、信号光に対応する参照光とを個別に
入光して一つの受光手段に結像させる分光分析装置であ
り、各入光部から入った光を平行光とするコリメート手
段と、コリメート手段から出力される平行光を分光する
プリズム分光手段と、プリズム分光手段の後段にあって
分光光を集光する集光手段と、前記集光手段により集光
された光を受光する受光手段と、受光手段で得られた信
号を処理する信号処理手段とからなるために、受光手段
での光強度を強くすることができて高S/Nの分析を行
うことができる。
【0056】そして、分光光を集光する第1の集光手段
の後段に、第1の集光手段で集光された光の焦点位置に
あって信号光と参照光の切り替えを行う光路切り替え手
段を設けるとともに、光切り替え手段の後段に該光路切
り替え手段で切り替えられた光を集光して受光手段で受
光させる第2の集光手段を設けたものとすることで、信
号光と参照光とを短時間で切り替えることができ、ドリ
フトの影響を除去することができる。
【0057】プリズム分光手段には直視プリズムを用い
ることで小型化が可能である。
【0058】また、分光分析を行う波長範囲が1000
nmから2500nmの近赤外領域であることが波長リ
ニアリティの確保の点で望ましい。
【0059】上記の光路切り替え手段にはスリットを備
えた回転板や、スリットを備えた平行移動板が装置の小
型化や簡便性の点で好ましい。
【0060】また、プリズム分光手段で空間的に分光し
た光を部分的に遮蔽し且つ所定の波長のみを受光素子に
集光させる波長選択手段を有したものとし、受光手段を
単素子で構成される受光素子とすると、さらに小型化の
点やコストの点で有利となる。特に波長選択手段が、被
測定物からの光と参照光の光路を交互に切り替える光路
切り替え手段を兼ねているものが装置の小型化や簡便性
の点で好適である。
【0061】受光手段が複数素子で構成される受光素子
である場合は、プリズム分光手段で空間的に分光した波
長光を特定の受光素子に受光させるとよく、この時の受
光手段には、一次元的に配列させた受光素子ユニットや
二次元的に配列させた受光素子ユニットを好適に用いる
ことで、適切な分光分析を行うことができる。
【0062】被測定物からの光を入光部に導く受光用光
ファイバーを備えているとともに被測定物に対向する上
記受光用光ファイバーの一端と、光源からの光を被測定
物に照射する投光用光ファイバーの光出射端とが中心間
隔2mm以下で配設されたものとすると、生体組織中の
成分、殊にグルコースの定量分析に好適に使用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すもので、(a)
は概略側面図、(b)は概略平面図、(c)はA矢視図であ
る。
【図2】同上の他例を示すもので、(a)は概略側面図、
(b)はB矢視図である。
【図3】同上の更に他例の概略側面図である。
【図4】同上の別の例の概略側面図である。
【図5】同上の更に別の例の概略斜視図である。
【図6】生体組織の成分のスペクトル測定用のものとし
た場合の概略側面図である。
【図7】(a)は同上のプローブのセンシング部の端面
図、(b)は同上のプローブの出射部の端面図である。
【図8】生体組織の成分のスペクトル測定用の他例の概
略側面図である。
【図9】従来例の概略図である。
【符号の説明】
1…光源 11…コリメータレンズ 12…直視プリズム 13…結像レンズ 14…スリット円板 15…瞳生成レンズ 16…受光センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 陳 若正 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 武山 芸英 東京都三鷹市下連雀4丁目12番1号 株式 会社ジェネシア内 Fターム(参考) 2G059 AA01 BB12 BB13 CC16 EE01 EE12 HH01 JJ06 JJ17 KK04 LL02 NN06 4C038 KK10 KL05 KL07 KM00 KM01 KY03 KY04

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物からの信号光と、信号光に対応
    する参照光とを個別に入光して一つの受光手段に結像さ
    せる分光分析装置であり、各入光部から入った光を平行
    光とするコリメート手段と、コリメート手段から出力さ
    れる平行光を分光するプリズム分光手段と、プリズム分
    光手段の後段にあって分光光を集光する集光手段と、前
    記集光手段により集光された光を受光する受光手段と、
    受光手段で得られた信号を処理する信号処理手段とから
    なることを特徴とする分光分析装置。
  2. 【請求項2】 分光光を集光する第1の集光手段の後段
    に、第1の集光手段で集光された光の焦点位置にあって
    信号光と参照光の切り替えを行う光路切り替え手段を設
    けるとともに、光切り替え手段の後段に該光路切り替え
    手段で切り替えられた光を集光して受光手段で受光させ
    る第2の集光手段を設けていることを特徴とする請求項
    1記載の分光分析装置。
  3. 【請求項3】 プリズム分光手段が直視プリズムである
    ことを特徴とする請求項1または2記載の分光分析装
    置。
  4. 【請求項4】 分光分析を行う波長範囲が1000nm
    から2500nmの近赤外領域であることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかの項に記載の分光分析装置。
  5. 【請求項5】 光路切り替え手段がスリットを備えた回
    転板であることを特徴とする請求項2記載の分光分析装
    置。
  6. 【請求項6】 光路切り替え手段がスリットを備えた平
    行移動板であることを特徴とする請求項2記載の分光分
    析装置。
  7. 【請求項7】 プリズム分光手段で空間的に分光した光
    を部分的に遮蔽し且つ所定の波長のみを受光素子に集光
    させる波長選択手段を有しているとともに、受光手段が
    単素子で構成される受光素子であることを特徴とする請
    求項1〜6のいずれかの項に記載の分光分析装置。
  8. 【請求項8】 波長選択手段が被測定物からの信号光と
    参照光を交互に切り替える光路切り替え手段を兼ねてい
    ることを特徴とする請求項7記載の分光分析装置。
  9. 【請求項9】 受光手段が複数素子で構成される受光素
    子であり、プリズム分光手段で空間的に分光した波長光
    を特定の受光素子に受光させていることを特徴とする請
    求項1〜6のいずれかの項に記載の分光分析装置。
  10. 【請求項10】 受光手段が一次元的に配列させた受光
    素子ユニットであることを特徴とする請求項9記載の分
    光分析装置。
  11. 【請求項11】 受光手段が二次元的に配列させた受光
    素子ユニットであることを特徴とする請求項9記載の分
    光分析装置。
  12. 【請求項12】 被測定物からの光を入光部に導く受光
    用光ファイバーを備えているとともに被測定物に対向す
    る上記受光用光ファイバーの一端と、光源からの光を被
    測定物に照射する投光用光ファイバーの光出射端とが中
    心間隔2mm以下で配設されていることを特徴とする請
    求項1〜11のいずれかの項に記載の分光分析装置。
  13. 【請求項13】 投光用光ファイバーと受光用光ファイ
    バーの各一端を被測定物に接触させてスペクトル測定を
    行うものであることを特徴とする請求項1〜12のいず
    れかの項に記載の分光分析装置。
  14. 【請求項14】 被測定物が生体組織であることを特徴
    とする請求項1〜13のいずれかの項に記載の分光分析
    装置。
  15. 【請求項15】 被測定物が生体の体液であることを特
    徴とする請求項1〜13のいずれかの項に記載の分光分
    析装置。
  16. 【請求項16】 被測定物中の成分の定量分析用である
    とともに、定量成分がグルコースであることを特徴とす
    る請求項1〜15のいずれかの項に記載の分光分析装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009233404A (ja) * 2009-07-21 2009-10-15 Panasonic Electric Works Co Ltd 非侵襲型生体成分の定量装置
JP5903700B1 (ja) * 2015-05-07 2016-04-13 株式会社ジェネシア マルチチャンネル分光器

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