JP2002217870A - シンボル検出方法および装置ならびにmc−cdma移動体通信システムのための受信機 - Google Patents

シンボル検出方法および装置ならびにmc−cdma移動体通信システムのための受信機

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JP2002217870A JP2001375543A JP2001375543A JP2002217870A JP 2002217870 A JP2002217870 A JP 2002217870A JP 2001375543 A JP2001375543 A JP 2001375543A JP 2001375543 A JP2001375543 A JP 2001375543A JP 2002217870 A JP2002217870 A JP 2002217870A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】簡略化した「球体による検出方法」を用いるD
S−CDMAモードにおけるマルチユーザ検出方法およ
び装置を提供する。 【解決手段】複数Kのユーザから/に送信された複数の
シンボルdk(i)を検出する際、受信信号に固有の複
素ベクトルを供給するために適応するフィルタリングス
テップ310I〜310Kを含み、複素ベクトル(式
1)は、第1のベクトル(式2)と第2のベクトルと
(式3)に分解され、第1のベクトル及び第2のベクト
ルの少なくとも最も近い隣接点が、変調コンスタレーシ
ョンによって生成される点の格子内で探索され(33
0、331)、送信されたシンボルは最も近い隣接点の
成分から推定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマルチユーザ検出方
法および装置に関する。より詳細には、本発明は、DS
−CDMA(直接拡散符号分割多元接続)通信システム
のための最尤マルチユーザ検出方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】DS−CDMA移動体通信システムで
は、種々のユーザから到来する通信、あるいは種々のユ
ーザに伝送される通信の分離は、ユーザの各複素シンボ
ルをユーザに固有の拡散系列と掛け合わせることにより
達成される。このため、拡散系列はユーザシグネチャと
も呼ばれる。拡散周波数(チップレート)が、シンボル
の周波数よりも高いとき、各ユーザによって送信される
信号は、周波数の空間内に分布(あるいは拡散)され
る。拡散信号によって占有される帯域と情報信号によっ
て占有される帯域との間の比は、拡散率と呼ばれる。受
信時、所与のユーザの分離は、対応するシグネチャに適
応するフィルタリングによって得られる。伝送チャネル
が複数の伝搬経路を有するとき、適応するフィルタリン
グの出力は、同数の相関ピークを含む。そのチャネルの
各経路は、複素乗算係数および遅延によってモデル化さ
れることができる。種々の経路に沿って伝搬される信号
は、経路係数の共役複素数である複素係数によって整列
かつ結合されて、それにより伝送チャネルに適応するフ
ィルタリングが達成される。用語を簡略化するために、
一般的な表現「ユーザkに適応するフィルタリング」
は、ユーザkのシグネチャに適応するフィルタリング動
作、および伝送チャネルに適応するフィルタリング動作
の両方を含むものとする。
【0003】種々のユーザに向けられる(ダウンリン
ク)信号、あるいは種々のユーザから到来する(アップ
リング)信号間の干渉を排除するために、マルチユーザ
検出方法、特にPIC(並列干渉相殺)およびSIC
(直列干渉相殺)と知られる方法のような反復検出方法
が提案されている。これらの方法は、伝送されるシンボ
ルの推定、干渉の評価および受信された信号からの減算
を含む、干渉排除サイクルの反復に基づく。高性能を有
するものの、これらの方法は、種々のユーザによって伝
送されるシンボルの最尤判定の意味における推定を提供
しないため、最適ではない。
【0004】ビタビアルゴリズムによって生成される最
尤判定をともなうマルチユーザ検出方法は、S. Verduに
よってIEEE Transaction on Information Theory(19
86年1月、85〜96ページ)に発表された論文「Mi
nimum probability of errorfor asynchronous Gaussia
n multiple access channel」において提案されたが、
ユーザの数とともに指数関数的が異なるため、その複素
数が妨げられている。
【0005】さらに最近になって、点からなる格子によ
る表現を用いて、最尤判定をともなうマルチユーザ検出
の方法が、L. Brunel等によって、Proceedings of ITW
(1999年6月、129ページ)に発表された論文
「Euclidian space lattice decoding for joint detec
tion in CDMA system」において提案された。この方法
によれば、種々のユーザによって伝送されるシンボルの
最尤検出のための十分な統計値を表す受信された信号の
固有のベクトルが判定される。ある条件下では、その固
有ベクトルが、雑音を付加された格子内の点として表す
ことができることが示される。その際、その検出は、受
信されたベクトルに対応する点に最も近い格子内の点を
探索するステップからなる。しかしながら、用いられる
ことになる格子の大きさが一般に2・KまたはKであ
り、Kがユーザの数を表すとき、検査される点の数は依
然として非常に多い。検出を簡略化するために、受信さ
れた点を中心にした球体に属する格子内の点に最も近い
隣接点を探索することに限定することが提案されてい
る。この簡略化された検出方法は、「球体による検出方
法」とも呼ばれ、以下に記載されることになる。
【0006】以下の状況は、基地局と同期して通信する
K人のユーザを含む直接スペクトル拡散(DS−CDM
A)を用いるマルチアクセス移動体通信システムであ
る。
【0007】
【数8】 を、瞬間
【数9】 においてユーザ
【数10】 によって送信される複素シンボルとする。このシンボル
は、ユーザkのシンボルのアルファベットとも呼ばれる
ことになる、ユーザkによって用いられる変調コンスタ
レーションAkに属する。
【0008】各ユーザ
【数11】 は、信号
【数12】 の振幅を有する
【数13】 個のシンボルからなるブロックを送信する。そのシンボ
ルは、シンボル周期
【数14】 に等しい持続時間を有する複素シグネチャ
【数15】 によって拡散される。瞬間
【数16】 に送信される
【数17】 個の複素シンボル
【数18】 は、以下の式によって定義される実数値
【数19】 からなる行ベクトル内に置かれる。
【数20】 ユーザが同期しているため、その対応する変調信号は、
時間
【数21】 の関数として書き表すことができる。そのチャネルは、
白色化付加ガウス雑音を有する理想的なチャネルである
ものと仮定される。
【数22】 を時間
【数23】 において受信される信号とし、
【数24】 を、その成分が分散
【数25】 を有するゼロ平均の複素ガウス雑音とする。行ベクトル
【数26】 とする。ここで、
【数27】 は、ユーザ
【数28】 に適応するフィルタの瞬間
【数29】 における複素出力である。ただし、
【数30】 の場合に、
【数31】 である。拡散系列の自己相関行列はR(i)で示される
であろう。
【0009】(3)の複素要素がその実数部および虚数
部に分解される場合には、以下の式が得られる。
【数32】
【数33】 とし、これを大きさ
【数34】 の行列であるとすると、
【数35】 のようになる。その際、式(4)は行列の形にすること
ができる。
【数36】 ただし、
【数37】 は、
【数38】 によって定義される、大きさ
【数39】 の実数行列であり、雑音ベクトル
【数40】 は、その共分散行列として、
【数41】 を有する。
【0010】式(6)によって与えられるような
【数42】 を、雑音
【数43】 を付加された生成行列
【数44】 を有する、大きさ2・Kの格子Λ2内の点として表すこ
とができることが以下に示されるであろう。
【0011】用語、寸法κの点Λの実数格子は、
【数45】 を満足する
【数46】 の任意の組のベクトルのために用いられるであろう。た
だし、
【数47】 は、
【数48】 の基底である。
【0012】大きさ2の点の格子の一例が図1に示され
ている。
【0013】格子内の点は、
【数49】 の付加アーベルサブグループを形成し、またそれは、
【数50】 のベクトル
【数51】 とZ−モジュラスとを含む
【数52】 の最も小さいサブグループでもある。これらの基底ベク
トルは、その格子のための生成行列
【数53】 の行を形成する。それゆえ、
【数54】 と書き表すことができる。ただし、
【数55】 である。
【0014】基底ベクトルによって画定される領域は基
本平行体と呼ばれ、
【数56】 で示される、その体積は基本体積と呼ばれる。この基本
体積はκ個の基底ベクトルのベクトル積のモジュラスに
他ならず、それゆえ、
【数57】 に等しい。ただし、detは行列式を示す。同じ格子の
ための生成行列の場合にはいくつかの可能な選択肢があ
るが、一方、基本体積の場合には1つの値のみが存在す
る。
【0015】その格子に属する点
【数58】 のボロノイ領域Vあるいはディリクレセルは、その格子
内の任意の他の点より
【数59】 に近い
【数60】 の全ての点である。この領域の体積は基本体積に等し
い。
【0016】その格子の積重(stacking)半径
【数61】 は、ボロノイ領域に内接する最も大きな球体の半径であ
り、適用範囲の半径は、この同じ領域に外接する最も小
さな球体の半径である。それゆえ、積重の半径は、その
積重が点の格子を構成する球体の半径であり、適用範囲
の半径は、格子の点を中心として、全空間
【数62】 を覆うことができるようになる最も小さい半径である。
その格子の密度は、半径
【数63】 の球体の体積と基本体積との間の比である。最後に、そ
の格子の誤差の係数(接触数)
【数64】 は、その積重体内の全く同じ球体に接する球体の数であ
り、言い換えると、最小距離
【数65】 に配置される、格子内の点の隣接点の数である。
【0017】もう一度、式(6)について考えてみる。
その複素数
【数66】 は、基数の有限アルファベット(あるいはコンスタレー
ション)Aに属する。
【数67】
【0018】たとえば、成分
【数68】 が、次数MのPAM変調シンボルであるものと仮定す
る。
【数69】 変換が行われる場合、
【数70】 あるいはベクトル表示で、
【数71】 である場合には(ただし
【数72】 である)、その成分
【数73】 はZの要素であり、結果として
【数74】 はZ2Kのベクトルになる。
【0019】一般的に、その成分
【数75】 をZの要素に変換するアフィン変換が存在する場合に
は、そのベクトル
【数76】 は、Z2Kのベクトルによって表すことができる。
【0020】同様にして、対応する変換が
【数77】 に関して行われ、すなわち
【数78】 である。
【0021】これ以降、暗黙のうちの行われるものと仮
定される、この変換を用いると、ベクトル
【数79】 は、
【数80】 の場合に、式(7)によって定義されるような、大きさ
2・Kの点Λ2の格子に属する。その際、ベクトルy
2(i)は、雑音n2(i)を付加された格子Λ2内の点
と見なすことができる。
【0022】雑音ベクトルn2(i)の成分が、中央に
ある独立してランダムなガウス変数であるものと仮定さ
れる場合には、種々のユーザによって送信されるシンボ
ルを最尤判定する意味における検出の問題は、y
2(i)に対するその距離が最小になるような、格子Λ2
内の点z2を探索することに相当する。
【0023】実際には、雑音ベクトルn2(i)の成分
は相関があり、n2(i)の共分散行列は、
【数81】 である。
【0024】相関のない状況にするためには、復号化す
る前に、雑音の白色化動作を行う必要がある。
【0025】行列Rがエルミート行列であるとき、自己
相関行列R2は正の値で定義された対称行列であり、そ
れゆえ、コレスキー因数分解にかけることができる。
【数82】 ただし、
【数83】 大きさ2K×2Kの下三角行列である。
【0026】白色化された観測ベクトルは、
【数84】 のように定義され、
【数85】 の場合に、成分
【数86】 のベクトルからなる点Ω2の新しい格子は、Λ2に属する
成分
【数87】 のベクトルである。ただし、
【数88】 である。
【0027】容易に理解できるように、白色化した後
に、フィルタリングされた雑音
【数89】 の共分散行列は、
【数90】 に等しい。ただしI2Kは大きさ2Kの固有行列である。
それゆえ、検出は、観測ベクトルを白色化する第1のス
テップと、それに続いて、点Ω2の格子内で最も近い隣
接点を探索するステップとを含む。
【0028】図1に示されるように、検査されることに
なる点の数を低減するために、その点
【数91】 を中心にした球体にその探索を限定することができる。
実際には、その球体の半径の選択は、ある妥協の結果と
して行われる。半径は、点の数があまりにも多くならな
いように大きくしすぎてはならないが、少なくとも最も
近い隣接点を含むほど十分に大きくしなければならな
い。
【0029】図2は、球体によって検出する方法を用い
るマルチユーザ検出装置を概略的に示す。受信された信
【数92】 は、ユーザ2101,...,210Kそれぞれに適応す
る一群のフィルタによってフィルタリングされる。適応
するフィルタから出力される観測ベクトルy2(i)の
実数成分および虚数成分は、式(14)にしたがってス
ペクトル白色化動作を実行する行列計算ユニットに送信
される。その後、白色化されたベクトル
【数93】 の実数成分および虚数成分は、大きさ2・Kの格子Ω2
内で受信された点の最も近い隣接点を探索する、球体に
より検出するためのユニットに送信される。最も近い隣
接点の座標は直接、種々のユーザのための推定されたシ
ンボル
【数94】 の実数成分および虚数成分を与える。
【0030】上記のような球体によって検出する方法
は、O(K6)に関して複雑であり、ユーザの数が増え
る際に非常に不利な場合があることは理解できよう。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ある
条件下で、球体による検出の方法の簡略化を提案するこ
とである。
【0032】
【課題を解決するための手段】この目的を果たすため
に、本発明は、複数Kのユーザによって、あるいは複数
Kのユーザに向けて送信される複数のシンボル(d
k(i))を検出する方法によって定義され、各シンボ
ルはある変調コンスタレーションに属し、拡散系列によ
ってスペクトル拡散が施され、その方法は、受信した信
号に固有の複素ベクトル
【数95】 を供給するために適応するフィルタリングステップを含
み、その複素ベクトルは、第1のベクトル
【数96】 と、第2のベクトル
【数97】 とに分解され、第1のベクトルおよび第2のベクトルの
少なくとも最も近い隣接点が、変調コンスタレーション
によって生成される点(Λ,Ω)の格子内で探索され、
送信されるシンボルは、その最も近い隣接点の成分から
推定される。
【0033】拡散系列
【数98】 は、同じ複素係数(σ)の実数の倍数
【数99】 からなることが有利である。
【0034】本発明の実施の形態1によれば、その探索
は、第1のベクトルの周囲の第1の所定の領域(ΣR
に属する格子内の第1の組の点と、第2のベクトルの周
囲の第2の所定の領域(ΣI)に属する格子内の第2の
組の点とに限定される。
【0035】同様に、その探索は、原点の周囲の第1の
所定の領域(ΣR)に属する格子内の第1の組の点と、
原点の周囲の第2の所定の領域(ΣI)に属する格子内
の第2の組の点とに限定されることができる。
【0036】その第1の所定の領域および第2の所定の
領域はたとえば球体である。
【0037】第1のベクトルの最も近い隣接点に対する
探索は、その格子の複数の成分において実行され、その
探索は、前記各成分の場合に、下側境界および上側境界
によって画定されるインターバルに限定され、その境界
は、インターバルが、変調コンスタレーションに属する
ことができないシンボルに関連する任意の点を含まない
ように選択されることが有利である。
【0038】同様に、第2のベクトルの最も近い隣接点
に対する探索は、その格子の複数の成分において実行さ
れ、その探索は、前記各成分の場合に、下側境界および
上側境界によって画定されるインターバルに限定され、
その境界は、インターバルが、変調コンスタレーション
に属することができないシンボルに関連する任意の点を
含まないように選択されることが有利である。
【0039】最も近い隣接点を探索する前に、第1のベ
クトル
【数100】 は、その種々の雑音成分の相関を概ねなくすことを目的
とする行列処理にかけられることが有利である。
【0040】同様に、最も近い隣接点を探索する前に、
第2のベクトル
【数101】 は、その種々の雑音成分の相関を概ねなくすことを目的
とする行列処理にかけられることが有利である。
【0041】本発明の変形された実施の形態によれば、
その探索ステップは、第1の隣接点と呼ばれる、第1の
ベクトルの最も近い隣接点である第1の組の点に対する
探索と、第2の隣接点と呼ばれる、第2のベクトルの最
も近い隣接点である第2の組の点に対する探索とに拡張
され、送信されるシンボルは、第1の隣接点と第2の隣
接点とを生成するシンボルと、一方で第1のベクトルの
第1の隣接点を分離し、もう一方で第2のベクトルの第
2の隣接点を分離する距離とから柔軟に推定される。
【0042】本発明の特定の実施の形態によれば、推定
されたシンボルから、適応するフィルタリングステップ
によって得られる信号に対する各ユーザの寄与が判定さ
れ、所与のユーザkの場合に、既に推定されているシン
ボルに対応する他のユーザの寄与が、そのフィルタリン
グステップの出力において排除される。別法では、推定
されたシンボルから受信される信号に対する各ユーザの
寄与が判定され、所与のユーザkの場合に、既に推定さ
れているシンボルに対応する他のユーザの寄与が、適応
するフィルタリングステップの入力において排除され
る。
【0043】K人のユーザのシンボルが同期して送信さ
れる場合には、点の格子は大きさKからなることが好ま
しいであろう。
【0044】K人のユーザのシンボルが非同期で送信さ
れ、複数の経路に沿って伝搬する場合には、格子の大き
さは、干渉する可能性があるが、まだ推定されていない
種々のユーザのシンボルの数に等しいことが好ましいで
あろう。
【0045】また、本発明は複数Kのユーザによって、
あるいは複数Kのユーザに向けて送信される複数のシン
ボル(dk(i))を検出するための装置によって定義
され、各シンボルはある変調コンスタレーションに属
し、拡散系列を用いてスペクトル拡散が施され、その装
置は、上記の方法を実施するための手段を備える。
【0046】この装置は特に、DS−CDMA移動体通
信システムの受信機において用いることができる。
【0047】本発明の上記の特徴および他の特徴は、添
付の図面に関して与えられる以下の説明を読むことか
ら、さらに明らかになるであろう。
【0048】
【発明の実施の形態】本発明の基になる概念は、種々の
ユーザのための特定のタイプの拡散系列を用いて、点か
らなる格子の大きさを低減することである。
【0049】もう一度、K人の同期したユーザを抱える
DS−CDMA通信システムについて考えてみる。実数
値を有する拡散系列
【数102】 が選択される場合には、行列R2の虚数項、および結果
として行列
【数103】 の虚数項は0である。その結果、そのシステムは、大き
【数104】 の実数の点Λの格子と、生成行列
【数105】 とによってモデル化されることができる。ただし、
【数106】 は、
【数107】 の成分の実数部(あるいはそれぞれ虚数部)からなるベ
クトルであり、ここで、R(i)は係数
【数108】 からなる行列であり、AはK人のユーザの振幅のベクト
ルである。
【0050】観測ベクトル
【数109】 はRKに属する。(12)と同じタイプの式による任意
の変換の後、ベクトル
【数110】 は、雑音を付加された生成行列M(i)の格子Λ内の点
であると見なすことができる。
【0051】雑音ベクトル
【数111】 はいずれも共分散行列
【数112】 を有することは容易に理解することができる。Rが正の
値で定義された対称行列であるとき、コレスキー分解に
したがって因数分解することができる。
【数113】 ただし、
【数114】 は、大きさK×Kの下三角実数行列である。雑音成分の
相関をなくすために、実数観測ベクトル
【数115】 は最初に白色化動作にかけられる。
【数116】
【0052】次に、ベクトル
【数117】 からなる点Ωの格子に属するベクトル
【数118】 の最も近い隣接点が探索される。ただしx(i)はΛに
属する。白色化の後、フィルタリングされた雑音
【数119】 の共分散行列はいずれも
【数120】 に等しいことは容易に理解することができる。ただし、
Kは大きさKの固有行列である。
【0053】それゆえ、実数シグネチャを用いると、大
きさKの同じ格子内の2つのより近い隣接点を探索する
ことになり、一方、複素数である一般的な場合には、そ
の復号化は大きさ2Kの格子内の探索を必要とすること
が理解できよう。実際には、上記の結果は、同じ複素数
によって搬送される任意の組のシグネチャに、すなわ
ち、
【数121】 のように拡張されることは容易に理解することができよ
う。ただしσは複素数であり、
【数122】 は実数である。当然、これは特に、全てのシグネチャが
虚数である場合の状況に該当するであろう。
【0054】ベクトル
【数123】 のための最も近い隣接点に対する探索は、
【数124】 の場合と同じ原理によって行われるので、最初のものの
みが開示されるであろう。この探索は、以下の計量を最
小にする点xを判定することからなる。
【数125】 ただし、
【数126】 であり、
【数127】 は格子Ωに属する点である。
【0055】別法では、ベクトル
【数128】 は、計量が共分散行列に基づいて用いられる場合には、
白色化される必要がないことに留意されたい。
【数129】
【0056】これ以降、簡略化するために、観測ベクト
ルは、白色化
【数130】 されているかいないかに関わらず、zで表現され、式
(19)あるいは(20)の計量動作は
【数131】 で表現されるであろう。
【0057】格子Ω内の点は、
【数132】 のようなベクトルxからなる。ただし、Gはその格子の
ための生成行列であり、
【数133】 であり、その成分
【数134】 は整数
【数135】 の環に属する。
【0058】その検出器は、その計量の計算を、受信し
た点の周囲に配置されるコンスタレーションの領域内、
好ましくは、受信した点zを中心とする所与の半径
【数136】 の球体内に配置される点に限定することが有利である。
それゆえ、受信した点から
【数137】 未満の平方半径に配置される格子内の点のみが、その計
量を最小化するために考慮される。
【0059】実際には、復号化器は以下の最小化を達成
する。
【数138】
【0060】これを達成するために、復号化器は、変換
された組
【数139】 内の最も小さなベクトル
【数140】 を探索する。そのベクトル
【数141】 は、以下のように表すことができる。
【数142】
【0061】
【数143】 が実数ベクトルであることに留意することは重要であ
る。
【数144】 が格子Ωに属する場合に、
【数145】 であるので、これは以下の式を与える。
【数146】
【0062】ベクトル
【数147】 は、その座標
【数148】 が、受信した点を中心とする変換された座標系において
表される、格子内の点である。そのベクトル
【数149】 は、
【数150】 である場合には、
【数151】 を中心とする平方半径
【数152】 の球体に属する。
【0063】それゆえ
【数153】 によって定義される新たな座標系では、
【数154】 を中心とする平方半径
【数155】 の球体は、原点を中心とする楕円体に変換される。グラ
ム行列
【数156】 のコレスキー因数分解は、
【数157】 を与える。ただし、Δは要素
【数158】 の下三角行列である。
【0064】ベクトルyが白色化されている場合には、
Ωの生成行列はAWに等しく、それゆえ、既に下三角行
列であるため、この因数分解を行う必要がないことに留
意されたい。しかしながら、予め白色化が実行されてい
なかった場合には、コレスキー分解が必要とされる。全
ての場合に、以下のように書き表すことができる。
【数159】
【数160】 を代入することにより、以下の式が得られる。
【数161】
【0065】最初に
【数162】 の可能な変動の範囲を考慮し、その後、順次成分を追加
することにより、以下のK個の不等式が得られ、それ
は、楕円体内の全ての点を定義する。
【数163】
【0066】その不等式(26)では、
【数164】 の整数成分が以下の式を満足することが必要とされるこ
とは理解できよう。
【数165】 ただし、
【数166】 は実数
【数167】 より大きい整数のうちの最も小さい整数であり、
【数168】 は実数
【数169】 より小さい整数のうちの最も大きい整数である。
【0067】復号化器はK個の内部カウンタ、すなわち
大きさ当たり1つのカウンタを有し、各カウンタが特定
の一対の境界と関連付けられることが与えられるとき、
(27)に示されるように、下側境界と上側境界との間
でカウント動作を行う。実際には、これらの境界は、再
帰的に更新されることができる。
【0068】格子内
【数170】 の対応する点が、受信した点から平方距離
【数171】 内に配置されるベクトル
【数172】 の全ての点がリスト化されることが有利である。その当
該球体の外側に配置される格子内の点は検査されない。
各成分1、...、Kの場合に、探索の上側境界および
下側境界は、間違いなくそのコンスタレーションの外側
にある点を含まないように調整されることが有利であ
る。こうして、カウンタは、任意のイベントにおいて、
解ではない点上で動作する際の時間を全く無駄にしな
い。たとえば、全てのユーザが、大きさMの同じPAM
変調コンスタレーションを用いる場合には、その探索境
界はインターバル[0、M−1]を離れることはできな
い。
【0069】さらに、球体内の探索は、計算された最後
のユークリッドノルム
【数173】 で、半径
【数174】 を更新することにより著しく加速することができる。最
後に、最良の点
【数175】 として、最も小さいノルム
【数176】 に関連付けられるものが選択される。
【0070】復号化器が格子内に少なくとも1つの点を
確実に見つけられるように、探索半径は、格子の適用範
囲の半径によりも大きくなるように選択されることが有
利である。たとえば、それは、上側ロジャース境界に等
しくなるようになされることができる。
【数177】 ただし、
【数178】 は、実数空間における単位半径の球体の体積である。
【0071】図3は、本発明の実施の形態1によるマル
チユーザ検出装置を概略的に示す。受信された信号は最
初に、種々のユーザ3101,...,310Kに適応す
る一群のフィルタによってフィルタリングされる。適応
するフィルタから出力される観測ベクトルは、実数観測
ベクトル
【数179】 と、虚数観測ベクトル
【数180】 とに分解される。(12)のタイプの任意の変換(図示
せず)の後、ベクトル
【数181】 は、雑音サンプルの相関をなくすために、320および
321においてスペクトル白色化にかけられる。その
後、白色化されたベクトル
【数182】 は、球体330および331によって、検出器において
上記のような最も近い隣接点に対する探索にかけられ
る。検出器330によって見いだされた点は、K人のユ
ーザに対して推定されたシンボルの実数成分を与える
(必要なら、(12)の変換の逆変換を用いる)。同様
に、検出器331は、これらの推定されたシンボルの虚
数成分を与える。
【0072】コンスタレーションのシンボルを直接供給
する代わりに、受信機は、柔軟な決定の形でシンボルを
供給するように適応することができる。この場合、検出
球体内の探索はもはや最も近い隣接点には限定されず、
受信された信号に関連する点の複数の最も近い隣接点に
拡張される。
【0073】より正確には、ΣRおよびΣIをそれぞれ
【数183】 を中心とする球体であるとする。K個の成分
【数184】 がユーザの変調コンスタレーションに属するように、隣
接する点の任意の対
【数185】 が(ΣR、ΣI)に属する場合に、観測ベクトル
【数186】 を与えると、事後確率Pm,m 、すなわち、この点によ
って定義されたベクトル
【数187】 が送信された確率が、関連付けられる。Θをこれらの対
の組とする。ユーザkの柔軟なシンボルは、Mk一組
(π1、...、πMk)として定義され、ただしMkはユ
ーザkの変調コンスタレーションの基数であり、π
jは、シンボルsjが送信された確率である。これは以下
の式を与える。
【数188】
【0074】事後確率Pm,m はたとえば、vmおよびv
m からベクトル
【数189】 を分離する距離λmおよびλm の関数として表すことが
できる。
【0075】式(2)は、種々のユーザの信号が同期す
ることを前提とした。この仮定が有効でないとき、所与
の瞬間におけるユーザkの拡散シンボルは、別のユーザ
k’の2つの連続する拡散シンボルと干渉する場合があ
る。種々のユーザの伝送遅延τkの散乱が、シンボル周
期Tより小さいものと仮定される場合、瞬間iにおいて
送信されるユーザkのシンボル、dk(i)は、ユーザ
k’のシンボルdk (i−1)およびdk (i+1)
と干渉する場合がある。一般性を失うことなく、
【数190】 と仮定することができる。全てのユーザk=1...K
のためのシンボルdk(i−1)が検出された後、その
検出は、最初のユーザ(ここではユーザ1)で開始し、
最後のユーザ(ここではユーザK)で終了する、瞬間i
に関連するシンボルから開始される。dk(i)の検出
は3つのベクトル、すなわち既に検出されたシンボルに
関連するベクトル
【数191】 、将来のシンボルに関するベクトル
【数192】 および観測ベクトル
【数193】 に依存する。複素観測ベクトルは、過去の分布および将
来の分布の形で書き表すことができる。
【数194】 ただし、nは共分散行列N0Fからなる雑音ベクトルで
あり、RPおよびRFはそれぞれ、そのシグネチャと過去
のシグネチャとの相関の行列およびそのシグネチャと将
来のシグネチャとの相関の行列である。
【0076】そのシグネチャが実数値タイプからなる
(あるいは、より一般的には、同じ複素数の実数の倍数
からなる)とき、式(30)は、式(15)および(1
6)と同じように、実数ベクトルのみを含む2つの式の
形に分解されることができる。
【数195】
【0077】観測ベクトルyRおよびyIにおいて球体に
よる検出を行う代わりに、これは、既に推定された過去
のシンボルに起因する任意の干渉を受けないベクトルに
おいて動作するであろう。すなわち、
【数196】 である。
【0078】別法では、観測ベクトルのレベルで干渉の
減算による排除を実行する代わりに、この排除は、信号
の拡散上の上流において、等価な態様で想定されること
ができる。推定されたシンボルはスペクトル再拡散さ
れ、受信された信号に対する種々のユーザの寄与が、適
応するフィルタの入力において、動作中に(on the fl
y)(それらが再拡散される際に)順次減算される。そ
れゆえ、適応するフィルタの入力は、過去の寄与の清浄
な信号を受信するであろう。すなわち、
【数197】 であり、ただし、
【数198】 である。
【0079】式(33)の最初の右側の項は、予めユー
ザkにおいて存在し、結果として、シンボル
【数199】 の推定が既に可能である、ユーザの寄与を表す。第2の
項は、ユーザkに対して隠れているユーザの寄与を表
す。当然、シンボル
【数200】 に起因する寄与は、シンボル
【数201】 が逆拡散される時点では評価されることはできない。一
方、以前のシンボル
【数202】 に起因する寄与は、シンボル
【数203】 の推定が既に可能であるため評価されることができる。
【0080】球体による検出のステップが単に全てのシ
ンボル
【数204】 を推定した同期の場合とは異なり、非同期の場合には、
種々のユーザのシンボルが、到来する順番で順次推定さ
れることに留意することが重要である。
【0081】図4は、非同期のユーザの場合に干渉の減
算による排除を実施する、本発明の実施の形態2を示
す。表現を簡単にするために、ユーザkに関する検出分
岐のみが示されている。和Ik(t)は、他のユーザの
寄与の合計を表しており、適応するフィルタ410k
ら入力される信号
【数205】 から405kにおいて減算される。ユーザkの場合の球
体による検出は、シンボル
【数206】 が逆拡散される瞬間において開始する。この瞬間では、
他のユーザの未だ推定されていない干渉するシンボル
は、部分的な逆拡散にのみかけられている(当然、干渉
するシンボルが同期している場合を除く)ことに留意さ
れたい。モジュール430k(あるいはそれぞれ43
k)は420k(あるいはそれぞれ421k)から出力
される成分において動作する。別法では、全てのモジュ
ール430k(あるいはそれぞれ431k)の出力が、K
倍だけ速く動作する共通モジュール440によって処理
するために、逆多重化されることができる。図3とは異
なり、ここでは、モジュール430kおよび431kのk
番目の出力のみが、推定されたシンボル
【数207】 を供給するために用いられる。シンボル
【数208】 はその後逆拡散され、ユーザkの寄与
【数209】 が評価され、その後、Ik (t)を介して、適応する
フィルタ410k の入力において減算される。
【0082】種々のユーザの伝送チャネルがマルチパス
タイプからなる場合には、全てのユーザの全ての経路の
間の干渉を考慮に入れる必要があるため、干渉の排除の
問題はさらに複雑になる。受信される信号は以下のよう
に書き表すことができる。
【数210】 ただし、Pkはユーザkの伝送チャネルの部分の数であ
り、
【数211】 は、ユーザkの伝送における遅延
【数212】 と、チャネルkの経路ρに沿った伝搬の遅延
【数213】 とからなる全遅延であり、
【数214】 はこの経路に関連する複素乗算因数である。もう一度、
【数215】 であり、さらに、その経路の散乱がシンボル周期より小
さい、すなわち
【数216】 であることが仮定されるであろう。結果として、
【数217】 になる。
【0083】その後、適応するフィルタ410kが、ユ
ーザkのシグネチャに適応し、かつ種々の経路の信号の
MRC(最大比合成)によって伝送チャネルkに適応す
るフィルタリングを行う。より正確には、フィルタ31
kが、以下の動作を実行する、
【数218】
【0084】遅延による散乱のため、ユーザ間の干渉の
ための考慮されることになる持続時間は2Tであり、あ
るユーザのシンボルは、別のユーザの、未だ推定されて
いない2つの連続するシンボルと干渉するようになる。
その際、結合した検出は、未だ推定されていない全ての
干渉するシンボルに関係し、その部分のための推定され
た干渉するシンボルが減算による排除のために用いられ
る。考慮されることになる格子の大きさが、Kではなく
2K−1であるため、球体による検出器は、シングルパ
スの非同期の状況によりも複雑になる。
【0085】最後に、シングルパルあるいはマルチパス
の非同期の状況における干渉する分布の推定は、コンス
タレーションシンボル(硬判定)あるいは種々のユーザ
の柔軟なシンボルのいずれかから達成される場合がある
ことにも留意されたい。
【0086】本発明の或る実施の形態が機能モジュール
の形で示されてきたが、本発明による装置は、示される
種々の機能を実行するためにプログラミングされるプロ
セッサの形で、あるいはこれらの機能のうちの1つある
いは複数の機能を実施することができる複数の専用のプ
ロセッサの形で製造することができることは明らかであ
る。
【0087】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、ある条
件下で、球体による検出の方法の簡略化を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図2に示される受信機において用いられる検
出方法に有用な点の格子を示す図である。
【図2】 球体による検出方法を用いる、マルチユーザ
DS−CDMA受信機の構造の概略図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態によるマルチユー
ザ検出装置の構造の概略図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態によるマルチユー
ザ検出装置の構造の概略図である。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数Kのユーザによって、あるいは複数
    Kのユーザに向けて送信される複数のシンボル(d
    k(i))を検出する方法であって、前記各シンボルは
    ある変調コンスタレーションに属し、拡散系列を用いて
    スペクトル拡散が施され、前記方法は、受信した信号に
    固有の複素ベクトル 【数1】 を供給するために適応するフィルタリングステップ(3
    101,...,310K)を含み、 前記複素ベクトルは、第1のベクトル 【数2】 と、第2のベクトル 【数3】 とに分解され、前記第1のベクトルおよび前記第2のベ
    クトルの少なくとも最も近い隣接点が、前記変調コンス
    タレーションによって生成される点(Λ,Ω)の格子内
    で探索され(330、331)、前記送信されるシンボ
    ルは前記最も近い隣接点の成分から推定されることを特
    徴とするシンボル検出方法。
  2. 【請求項2】 前記拡散系列 【数4】 は、同じ複素係数(σ)の実数の倍数 【数5】 からなることを特徴とする請求項1に記載のシンボル検
    出方法。
  3. 【請求項3】 前記探索は、前記第1のベクトルの周囲
    の第1の所定の領域(ΣR)に属する前記格子内の第1
    の組の点と、前記第2のベクトルの周囲の第2の所定の
    領域(ΣI)に属する前記格子内の第2の組の点とに限
    定されることを特徴とする請求項1または2に記載のシ
    ンボル検出方法。
  4. 【請求項4】 前記探索は、原点の周囲の第1の所定の
    領域(ΣR)に属する前記格子内の第1の組の点と、原
    点の周囲の第2の所定の領域(ΣI)に属する前記格子
    内の第2の組の点とに限定されることを特徴とする請求
    項1または2に記載のシンボル検出方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の所定の領域および前記第2の
    所定の領域は球体であることを特徴とする請求項3また
    は4に記載のシンボル検出方法。
  6. 【請求項6】 前記第1のベクトルの前記最も近い隣接
    点に対する前記探索はその複数の成分に関して行われ、
    前記探索は、前記各成分の場合に、下側境界および上側
    境界に対して画定されるインターバルに限定され、前記
    境界は、前記インターバルが前記変調コンスタレーショ
    ンに属することができないシンボルに関連する点を含ま
    ないように選択されることを特徴とする請求項1から5
    までのいずれかに記載のシンボル検出方法。
  7. 【請求項7】 前記第2のベクトルの前記最も近い隣接
    点に対する前記探索はその複数の成分に関して行われ、
    前記探索は、前記各成分の場合に、下側境界および上側
    境界に対して画定されるインターバルに限定され、前記
    境界は、前記インターバルが前記変調コンスタレーショ
    ンに属することができないシンボルに関連する点を含ま
    ないように選択されることを特徴とする請求項1から6
    までのいずれかに記載のシンボル検出方法。
  8. 【請求項8】 前記最も近い隣接点に対する前記探索の
    前に、前記第1のベクトル 【数6】 は、その種々の雑音成分の相関を概ねなくすことを目的
    とする行列処理(320)にかけられることを特徴とす
    る請求項1から7までのいずれかに記載のシンボル検出
    方法。
  9. 【請求項9】 前記最も近い隣接点に対する前記探索の
    前に、前記第2のベクトル 【数7】 は、その種々の雑音成分の相関を概ねなくすことを目的
    とする行列処理(321)にかけられることを特徴とす
    る請求項1から8までのいずれかに記載のシンボル検出
    方法。
  10. 【請求項10】 前記探索するステップは、第1の隣接
    点と呼ばれる、前記第1のベクトルの前記最も近い隣接
    点である第1の組の点に対する探索と、第2の隣接点と
    呼ばれる、前記第2のベクトルに対して最も近い第2の
    組の点に対する探索とに拡張され、前記送信されるシン
    ボルは、前記第1の隣接点と前記第2の隣接点とを生成
    するシンボルと、一方では前記第1のベクトルから前記
    第1の隣接点を分離し、もう一方では前記第2のベクト
    ルから前記第2の隣接点を分離する距離とから柔軟に推
    定されることを特徴とする請求項1から9までのいずれ
    かに記載のシンボル検出方法。
  11. 【請求項11】 前記適応するフィルタリングステップ
    によって得られる前記信号に対する各ユーザの寄与が、
    前記推定されたシンボルから判定され、所与のユーザk
    の場合に、既に推定されている前記シンボルに対応する
    他のユーザの寄与が、前記フィルタリングステップの出
    力において排除されることを特徴とする請求項1から1
    0までのいずれかに記載のシンボル検出方法。
  12. 【請求項12】 前記受信した信号に対する各ユーザの
    寄与が、前記推定されたシンボルから判定され、所与の
    ユーザkの場合に、既に推定されている前記シンボルに
    対応する他のユーザの寄与が、前記フィルタリングステ
    ップの入力において排除されることを特徴とする請求項
    1から10までのいずれかに記載のシンボル検出方法。
  13. 【請求項13】 前記K人のユーザの前記シンボルが同
    期して送信されるとき、前記点の格子は大きさKからな
    ることを特徴とする請求項1から10までのいずれかに
    記載のシンボル検出方法。
  14. 【請求項14】 前記K人のユーザの前記シンボルが非
    同期に送信され、かつ複数の伝搬経路に沿って伝搬する
    とき、前記格子の前記大きさは、干渉する可能性があ
    り、未だ推定されていない種々のユーザのシンボルの数
    に等しいことを特徴とする請求項11または12に記載
    のシンボル検出方法。
  15. 【請求項15】 複数Kのユーザによって、あるいは複
    数Kのユーザに向けて送信される複数のシンボル(dk
    (i))を検出するためのシンボル検出装置であって、
    前記各シンボルはある変調コンスタレーションに属し、
    拡散系列によってスペクトル拡散が施され、前記シンボ
    ル検出装置は、請求項1から14までのいずれかにより
    請求される方法を実施するための手段を備えたシンボル
    検出装置。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載のシンボル検出装置
    を含むDS−CDMA移動体通信システムのための受信
    機。
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