JP2002213628A - 往復パターン式流路切換え弁 - Google Patents
往復パターン式流路切換え弁Info
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- JP2002213628A JP2002213628A JP2001008714A JP2001008714A JP2002213628A JP 2002213628 A JP2002213628 A JP 2002213628A JP 2001008714 A JP2001008714 A JP 2001008714A JP 2001008714 A JP2001008714 A JP 2001008714A JP 2002213628 A JP2002213628 A JP 2002213628A
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- JP
- Japan
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- flow path
- pattern
- piston
- selector valve
- switching
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 配管事情への適応性の高い、複数の流路を一
挙に確実に切換え可能な、流量や圧力等の広い範囲に利
用できる、製作ならびに保守の容易な構造で、操作も簡
便かつ高精度の流路切換え弁を提供する。 【解決手段】 複数配管の接続端付きシリンダーと、当
該接続端に対応する流路パターンを複数段に内有するピ
ストンとから構成される、回転によらないピストン往復
動で、狭い間隔のパターン段として直管及び又は曲管流
路を一挙に切換える往復パターン式流路切換え弁とす
る。
挙に確実に切換え可能な、流量や圧力等の広い範囲に利
用できる、製作ならびに保守の容易な構造で、操作も簡
便かつ高精度の流路切換え弁を提供する。 【解決手段】 複数配管の接続端付きシリンダーと、当
該接続端に対応する流路パターンを複数段に内有するピ
ストンとから構成される、回転によらないピストン往復
動で、狭い間隔のパターン段として直管及び又は曲管流
路を一挙に切換える往復パターン式流路切換え弁とす
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種設備装置の流
体配管における流路の切換えに使用する弁装置に関す
る。
体配管における流路の切換えに使用する弁装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】流体配管の流路切換えには、各種構造材
質のコック類や弁類が使用されているが、単純な開閉か
ら複雑な切換えへと多方構造化するに従い各種の制限が
生ずる。二、三流路の簡単な切換えにはコック類、ボー
ル弁、スライド弁、バタフライ弁、逆止弁類等の複数個
を同時開閉する方法等も採用できるが、それ以上複数流
路の同時切換えになると、回転式多方弁においても使用
条件に適合する強度や製作条件が難しく、摺動部の気密
性維持や切換え精度が問題になる。例えば微流量用の高
圧下の流路切換えに使用される六方バルブも（特開昭６
０−１９７２０９、特開平０６−３４６１５）、中〜大
流量化すると多方コック類と同様に、流路切換え操作に
伴う圧変動下の流量の乱れを無視できなくなり、接続部
や摺動部の漏れや気泡混入対策に、流路切換えの同期
化、流量制御等の補助手段が必要となる。
質のコック類や弁類が使用されているが、単純な開閉か
ら複雑な切換えへと多方構造化するに従い各種の制限が
生ずる。二、三流路の簡単な切換えにはコック類、ボー
ル弁、スライド弁、バタフライ弁、逆止弁類等の複数個
を同時開閉する方法等も採用できるが、それ以上複数流
路の同時切換えになると、回転式多方弁においても使用
条件に適合する強度や製作条件が難しく、摺動部の気密
性維持や切換え精度が問題になる。例えば微流量用の高
圧下の流路切換えに使用される六方バルブも（特開昭６
０−１９７２０９、特開平０６−３４６１５）、中〜大
流量化すると多方コック類と同様に、流路切換え操作に
伴う圧変動下の流量の乱れを無視できなくなり、接続部
や摺動部の漏れや気泡混入対策に、流路切換えの同期
化、流量制御等の補助手段が必要となる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上の不都合
を解決する流体配管の流路切換え弁に係り、配管事情へ
の適応性の高い、複数の流路を一挙に確実に切換え可能
な、流量や圧力等の広い範囲に利用できる、製作ならび
に保守の容易な構造で、操作も簡便かつ高精度の流路切
換え弁に関する。
を解決する流体配管の流路切換え弁に係り、配管事情へ
の適応性の高い、複数の流路を一挙に確実に切換え可能
な、流量や圧力等の広い範囲に利用できる、製作ならび
に保守の容易な構造で、操作も簡便かつ高精度の流路切
換え弁に関する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数配管の接続端付きシリンダーと、当
該接続端に対応する流路パターンを複数段に内有するピ
ストンとから構成される、すなわち、回転によらないピ
ストン往復動で、狭い間隔のパターン段として直管及び
又は曲管流路を一挙に切換える往復パターン式流路切換
え弁に関する。
に、本発明は、複数配管の接続端付きシリンダーと、当
該接続端に対応する流路パターンを複数段に内有するピ
ストンとから構成される、すなわち、回転によらないピ
ストン往復動で、狭い間隔のパターン段として直管及び
又は曲管流路を一挙に切換える往復パターン式流路切換
え弁に関する。
【０００５】本発明におけるシリンダーは、ピストン運
動方向以外の側面の同一又は異なる水準に複数配管の接
続端を付して、流体配管路内に適切に接続される。コッ
ク類等の回転式切換えと異なり、気密維持用の材質と構
造は、ピストンの複数パターン段間の移動距離に対応す
る最小面積の摺動平面又は曲面に限定できる。シリンダ
ー壁の配管接続端を脱着式にして予備端を設けることで
利用範囲が広がる。ピストン運動方向の上下には空間と
望ましくは停止板を兼ねる蓋と底、ピストン復元用のバ
ネ及び配管パネル等への係止具等を備える。
動方向以外の側面の同一又は異なる水準に複数配管の接
続端を付して、流体配管路内に適切に接続される。コッ
ク類等の回転式切換えと異なり、気密維持用の材質と構
造は、ピストンの複数パターン段間の移動距離に対応す
る最小面積の摺動平面又は曲面に限定できる。シリンダ
ー壁の配管接続端を脱着式にして予備端を設けることで
利用範囲が広がる。ピストン運動方向の上下には空間と
望ましくは停止板を兼ねる蓋と底、ピストン復元用のバ
ネ及び配管パネル等への係止具等を備える。
【０００６】本発明におけるピストンは、当該シリンダ
ーの接続端に対応して複数段に流路パターンを内有し、
往復動による狭い間隔のパターン段として一挙に直管又
は曲管流路を切換えることができる。残留液量の少ない
短流路にでき、圧変動等による気泡混入のない正確な制
御が可能である。複雑な流路パターンの製作にも高度な
鋳造法等を必要としない。又、中空ピストンに内部流路
をチューブ等で構成することもできる。一体固定型から
流路パターン毎のユニット段を例えば雌雄形連結して多
段組み合わせる応用型まで、角柱型から円柱型まで、往
復動用の手動取っ手から自動駆動ロッドまで選択でき
る。ピストンヘッドには、押込み固定ピン、誤操作を防
止する往復規制舵を備え及び又はパターン図を表示でき
る。
ーの接続端に対応して複数段に流路パターンを内有し、
往復動による狭い間隔のパターン段として一挙に直管又
は曲管流路を切換えることができる。残留液量の少ない
短流路にでき、圧変動等による気泡混入のない正確な制
御が可能である。複雑な流路パターンの製作にも高度な
鋳造法等を必要としない。又、中空ピストンに内部流路
をチューブ等で構成することもできる。一体固定型から
流路パターン毎のユニット段を例えば雌雄形連結して多
段組み合わせる応用型まで、角柱型から円柱型まで、往
復動用の手動取っ手から自動駆動ロッドまで選択でき
る。ピストンヘッドには、押込み固定ピン、誤操作を防
止する往復規制舵を備え及び又はパターン図を表示でき
る。
【０００７】本発明における往復パターン式流路切換え
弁の形状とサイズ及び材質は、上記の特徴を満たして目
的に応じ適当に選択でき、製作上の制限も少ない。例え
ば往復摺動する気密面のみを耐磨耗性材料例えばポリオ
レフィン、テフロン（登録商標）等のプラスチックス、
ステンレス金属やセラミックス製とし、他部分を汎用ポ
リオレフィン製の透明直方体構成にして小型軽量化する
ことができる。
弁の形状とサイズ及び材質は、上記の特徴を満たして目
的に応じ適当に選択でき、製作上の制限も少ない。例え
ば往復摺動する気密面のみを耐磨耗性材料例えばポリオ
レフィン、テフロン（登録商標）等のプラスチックス、
ステンレス金属やセラミックス製とし、他部分を汎用ポ
リオレフィン製の透明直方体構成にして小型軽量化する
ことができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図１において、シリンダー（１）の
配管接続端（２）４本に流体配管を接続し、ピストン内
流路（３）が２対共に開通パターン（Ａ）の段位置にピ
ストン（４）が押し込まれて開通している。ピストンヘ
ッド（５）を固定解除してバネ（６）により戻すとピス
トン内流路（３）が１対のみ変化して開通する切換えパ
ターン（Ｂ）の段位置にピストン（４）が上がる。
参照して説明する。図１において、シリンダー（１）の
配管接続端（２）４本に流体配管を接続し、ピストン内
流路（３）が２対共に開通パターン（Ａ）の段位置にピ
ストン（４）が押し込まれて開通している。ピストンヘ
ッド（５）を固定解除してバネ（６）により戻すとピス
トン内流路（３）が１対のみ変化して開通する切換えパ
ターン（Ｂ）の段位置にピストン（４）が上がる。
【０００９】図２において、本発明の往復パターン式流
路切換え弁の応用パターン例を示す。１Ａ−１Ｂは、供
給抜出しパターンと循環パターンの切換え例で、分取ク
ロマトグラフ等に採用される。２Ａ−２Ｂは、単なる２
つの供給パターンの切換え例である。３Ａ−３Ｂは、流
体処理パターンの必要流体部分のみを二次処理パターン
に切換える例である。４Ａ−４Ｂは、逆流パターンに切
換える例である。５Ａ−５Ｂは、試料注入パターンに切
換える例で、高速液体クロマトグラフ等に採用される。
６Ａ−６Ｂ−６Ｃは、試料注入パターンと循環パターン
に切換える例である。更にこれら基本パターンを組み合
わせ多段化できる。
路切換え弁の応用パターン例を示す。１Ａ−１Ｂは、供
給抜出しパターンと循環パターンの切換え例で、分取ク
ロマトグラフ等に採用される。２Ａ−２Ｂは、単なる２
つの供給パターンの切換え例である。３Ａ−３Ｂは、流
体処理パターンの必要流体部分のみを二次処理パターン
に切換える例である。４Ａ−４Ｂは、逆流パターンに切
換える例である。５Ａ−５Ｂは、試料注入パターンに切
換える例で、高速液体クロマトグラフ等に採用される。
６Ａ−６Ｂ−６Ｃは、試料注入パターンと循環パターン
に切換える例である。更にこれら基本パターンを組み合
わせ多段化できる。
【００１０】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を有する。本発明における往復
パターン式流路切換え弁は、複数の流路を一挙に確実に
切換え、気密性維持や精度に優れる簡便堅牢な弁で、流
量や圧力等の適用範囲も広い。多段化及び多流路のパタ
ーン選択の自由度も高く、配管事情への適応範囲も広
く、製作上の制限が少ないため、技術、産業全般に利用
できる。
ので、次に記載する効果を有する。本発明における往復
パターン式流路切換え弁は、複数の流路を一挙に確実に
切換え、気密性維持や精度に優れる簡便堅牢な弁で、流
量や圧力等の適用範囲も広い。多段化及び多流路のパタ
ーン選択の自由度も高く、配管事情への適応範囲も広
く、製作上の制限が少ないため、技術、産業全般に利用
できる。
【図１】本発明の往復パターン式流路切換え弁の実施方
法例で、開通パターン（Ａ）の正面図（１Ａ）、縦断面
図（１Ａａ）及び横断面図（１ａ）と、１対のみ変化し
て開通する切換えパターン（Ｂ）の正面図（１Ｂ）、縦
断面図（１Ｂｂ）及び横断面図（１ｂ）の概略図を示
す。
法例で、開通パターン（Ａ）の正面図（１Ａ）、縦断面
図（１Ａａ）及び横断面図（１ａ）と、１対のみ変化し
て開通する切換えパターン（Ｂ）の正面図（１Ｂ）、縦
断面図（１Ｂｂ）及び横断面図（１ｂ）の概略図を示
す。
【図２】本発明の往復パターン式流路切換え弁の応用パ
ターン例を略図に示す。矢印で流体の流れ方向を、Ｐは
ポンプ、○はクロマトグラフィ等の流体処理工程を意味
する。１Ａ−１Ｂは、供給抜出しパターンと循環パター
ンの切換え例である。２Ａ−２Ｂは、２つの供給パター
ンの単なる切換え例である。３Ａ−３Ｂは、流体処理パ
ターンの必要流体部分のみを二次処理パターンに切換え
る例である。４Ａ−４Ｂは、逆流パターンに切換える例
である。５Ａ−５Ｂは、試料注入パターンに切換える例
である。６Ａ−６Ｂ−６Ｃは、試料注入パターンと循環
パターンに切換える例である。
ターン例を略図に示す。矢印で流体の流れ方向を、Ｐは
ポンプ、○はクロマトグラフィ等の流体処理工程を意味
する。１Ａ−１Ｂは、供給抜出しパターンと循環パター
ンの切換え例である。２Ａ−２Ｂは、２つの供給パター
ンの単なる切換え例である。３Ａ−３Ｂは、流体処理パ
ターンの必要流体部分のみを二次処理パターンに切換え
る例である。４Ａ−４Ｂは、逆流パターンに切換える例
である。５Ａ−５Ｂは、試料注入パターンに切換える例
である。６Ａ−６Ｂ−６Ｃは、試料注入パターンと循環
パターンに切換える例である。
１ シリンダー ２ 配管接続端 ３ ピストン内流路 ４ ピストン ５ ピストンヘッド ６ バネ
Claims (3)
- 【請求項１】 流体配管の流路切換え弁において、複数
配管の接続端付きシリンダーと、当該接続端に対応する
流路パターンを複数段に内有するピストンとからなるこ
とを特徴とする、往復パターン式流路切換え弁。 - 【請求項２】 当該シリンダーが、複数配管の脱着式接
続端を有することを特徴とする、請求項１の往復パター
ン式流路切換え弁。 - 【請求項３】 当該ピストンが、流路パターンを内有す
る単位段片の可変組み合わせからなることを特徴とす
る、請求項１の往復パターン式流路切換え弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001008714A JP2002213628A (ja) | 2001-01-17 | 2001-01-17 | 往復パターン式流路切換え弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001008714A JP2002213628A (ja) | 2001-01-17 | 2001-01-17 | 往復パターン式流路切換え弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002213628A true JP2002213628A (ja) | 2002-07-31 |
Family
ID=18876292
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001008714A Pending JP2002213628A (ja) | 2001-01-17 | 2001-01-17 | 往復パターン式流路切換え弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002213628A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010065782A (ja) * | 2008-09-11 | 2010-03-25 | Chubu Electric Power Co Inc | 摺動式切替バルブ |
| CN105402440A (zh) * | 2015-12-01 | 2016-03-16 | 安徽振新孛辰机械制造有限公司 | 一种大流量气控换向阀 |
-
2001
- 2001-01-17 JP JP2001008714A patent/JP2002213628A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010065782A (ja) * | 2008-09-11 | 2010-03-25 | Chubu Electric Power Co Inc | 摺動式切替バルブ |
| CN105402440A (zh) * | 2015-12-01 | 2016-03-16 | 安徽振新孛辰机械制造有限公司 | 一种大流量气控换向阀 |
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