JP2002210727A - チェーンソー - Google Patents

チェーンソー

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JP2002210727A
JP2002210727A JP2001004610A JP2001004610A JP2002210727A JP 2002210727 A JP2002210727 A JP 2002210727A JP 2001004610 A JP2001004610 A JP 2001004610A JP 2001004610 A JP2001004610 A JP 2001004610A JP 2002210727 A JP2002210727 A JP 2002210727A
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Kazuhiko Yoshimura
一彦 吉村
Yoshihiro Uotani
欣弘 魚谷
Yuzo Fujii
雄三 藤井
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Shibuya Co Ltd
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Shibuya Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリート構造物、石材、岩盤等の切断に
用いられるチェーンソーであって、作業性に優れるもの
を提供すること。 【解決手段】 駆動モータ4と、該駆動モータ4が固定
される本体3と、該本体3に対して着脱可能に取り付け
られるチェーンバー5と、該チェーンバー5に案内され
て所定の循環経路上を走行する環状の切断用のチェーン
2と、該チェーン2に駆動モータ4の回転を伝達する減
速機6等の伝動手段と、チェーンに対する給水手段とを
有するチェーンソーにおいて、駆動モータ4として整流
子モータが用いられており、給水手段として給水量が
0.8〜4リットル/分の給水手段が用いられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリート構造
物、石材、岩盤等(以下、単にコンクリート等ともい
う)の切断に用いられるチェーンソーに関する。
【0002】
【従来の技術】建設作業や解体作業の現場等においてコ
ンクリート等の切断に使用されるチェーンソー200で
は、切断用の環状のチェーン201(以下、単にチェー
ンともいう)が切断部材として用いられている(図8参
照)。切断用のチェーン201はチェーンソー200の
本体に固定されたチェーンバー202の外周縁に沿って
走行可能に取り付けられており、油圧モータなどの駆動
手段でスプロケットを回転させてチェーン201を走行
させると、コンクリート等を切断できる状態になる。
【0003】また、チェーンソー200は、図8に示さ
れるように、切り粉の排出、粉塵発生の防止又は潤滑等
のために必要な水を供給するホース203等の給水手段
を備えている。ホース203はチェーンバー202に接
続されており、チェーンバー202内には、ホース20
3から送り出された水を送る給水路202aが形成され
ている。また、チェーンバー202の外周縁には給水路
によって送られた水をチェーン201に向けて送り出す
吐出口202bが形成されている。したがって、チェー
ン201に水を供給しながらコンクリート等を切断でき
る。なお、コンクリートは、砂や石はもちろんのこと、
鉄筋や木材などの建材と複合された状態で用いられるこ
とがある。コンクリート等の中に含めたコンクリート構
造物とは、コンクリートだけで構成されるものの他、コ
ンクリートと、上記の建材等とが複合された状態で用い
られた構造物を含む概念である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コンクリー
ト等の切断用として実用化されているチェーンソーの駆
動手段は、従来、油圧モータである。ところが、油圧モ
ータを用いると、チェーンソーとは別体の圧力発生装置
が必要である。したがって、チェーンソーの搬送や切断
作業現場の移動の際に労力および時間を要し、作業性が
良くないという問題がある。いわゆる高周波モータを駆
動手段とするチェーンソーもあるが、この場合は高周波
発生装置が必要であり、油圧モータを用いる場合と同様
の問題がある。
【0005】また、例えば切断位置が壁際や狭い場所で
ある場合、あるいは切断位置の周囲に移動困難なものが
あり、切断作業に必要なスペースを確保できないような
状況下では、チェーンバー202に接続した給水用のホ
ース203が切断作業の邪魔になることがある。
【0006】本発明は、以上のような背景の下になされ
たものであり、コンクリート等の切断に用いるチェーン
ソーであって、作業性に優れるものを提供することを課
題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題のうち、
油圧モータに関する問題を解消するため、電動モータに
よって駆動されるチェーンソーを試作した。従来、電動
モータによって駆動されるものはないが、その理由は、
コンクリート等の切断に必要な出力を有する電動モータ
をチェーンソーに搭載するとチェーンソーが重くなり、
作業員がチェーンソーで切断作業をすることができなく
なるからである。試作したチェーンソーには、従来の油
圧モータと同程度の重量の電動モータを搭載し、チェー
ンソーによる切断作業の作業性を損なわないようにし
た。
【0008】また、試作したチェーンソーの給水手段
は、チェーンバーに形成された吐出口からチェーンに水
を供給するものである。なお、ホースから吐出される水
を単にチェーンおよびチェーンバーにかけることによっ
て水を供給する構造もあるが、チェーンバーに形成され
た吐出口から水を供給する構造を用いると、切断される
コンクリート等とチェーンとの接触位置に、より近い位
置から給水でき、切り粉の排出、防塵または潤滑等のた
めに効率良く水を利用できるという利点がある。
【0009】この試作したチェーンソーを用いて、コン
クリートを切断する試験を行った。試験では、チェーン
への給水量を変えながらコンクリートを切断する試験を
行い、そのときに電動モータに加わる負荷の変動を測定
した。測定の結果、給水量を減少させるとチェーンの回
転抵抗が減少してモータの出力損失が減少することが解
った。また、水の供給量を所定量より増やすと、供給さ
れた水がチェーンの走行運動に対して著しく大きな抵抗
になることが判明した。そして、4リットル/分以下に
すると、抵抗が減少し、搭載した電動モータによってコ
ンクリート等の切断に必要な出力を確保できることが見
出された。また吐出量が0.8リットル/分以上にする
ことで切断時のチェーン等の発熱や粉塵の発生を防止で
き、切り粉の排出や走行するチェーンの潤滑が確保され
ることが解った。
【0010】これまで、給水量と供給された水の抵抗に
よるモータの出力損失との関係が着目されていな理由
は、駆動手段として油圧モータが用いられていたことに
起因すると考えられる。つまり、油圧モータであれば、
モータの重量を増すことなくモータの出力等を高くして
必要な出力等を確保することができる。
【0011】請求項1に記載の発明は、コンクリート構
造物、石材、岩盤等の切断に用いられ、駆動モータと、
該駆動モータが固定される本体と、該本体に対して着脱
可能に取り付けられるチェーンバーと、該チェーンバー
に案内されて所定の循環経路上を走行する環状の切断用
のチェーンと、該チェーンに駆動モータの回転を伝達す
る伝動手段と、チェーンに対する給水手段とを有するチ
ェーンソーにおいて、前記駆動モータは電動モータであ
り、前記給水手段は給水量が0.8〜4リットル/分の
給水手段であることを特徴とするチェーンソーである。
【0012】コンクリート等の切断に用いられるチェー
ンソーを電動モータで駆動すれば、油圧モータを用いる
場合に必要な圧力発生装置のような別体の装置が不要で
ある。したがって、別体の装置の存在で切断現場の移動
が制限されるということがない。また電動モータを用い
れば、給電用コードの延長やプラグの抜き差しは極めて
容易であり、切断現場での移動等を含めた切断作業の作
業性が著しく向上する。
【0013】給水手段は水量調節手段を備えるものが好
ましい。本発明に係るチェーンソーの切断対象はコンク
リート等の硬いものであるが、これらの中にも、硬くて
切り難いものや、軟らかくて比較的切り易いもの、粉塵
が飛散しやすいものなど、種々の性質を有するものがあ
る。したがって、水量を調節できれば、上記給水量の範
囲内において、切断対象等に応じて給水量を最小限の量
に調節することができ、水の抵抗を最小限にしてチェー
ンソーの能力を最大限引き出すことができる。
【0014】ところで、チェーンバーに形成される吐出
口202b(図8参照)からチェーンに水を供給する構
造にすると、水を防塵や潤滑等に有効に利用できるとい
う利点があるが、その一方で、チェーンバー内の給水路
に水を供給するホース203(図8参照)が切断作業の
邪魔になるという不具合があることは先に説明した。こ
のような不具合を解決するため、給水手段の給水経路に
ついて検討した。その結果、チェーンバーを本体に取り
付ける部分に、チェーンバー内の給水路に水を送る給水
構造を設けることが可能であることを見出した。
【0015】チェーンソーの本体には、チェーンバーが
取り付けられる台座が備えられており、前記チェーンバ
ーには、前記台座との接触面に形成された給水口と、チ
ェーンバー内に形成され、前記給水口から流入した水を
送る給水路と、該給水路によって送られた水をチェーン
に向けて送り出す吐出口とが形成されており、前記台座
に、給水源からの水が供給される配水口と、該配水口か
ら流入した水をチェーンバーの前記給水口に送り出す出
水口とが形成されていることが好ましい。
【0016】チェーンバーの給水口はチェーンバーの台
座に接触している部分に形成されており、該給水口に
は、台座のチェーンバーに接触している部分に形成され
ている出水口から水が送り込まれる。この構造にする
と、給水源から台座の配水口に供給された水は、台座の
出水口から送り出された後、チェーンバーの給水口から
給水路に送り出され、該給水路を経て吐出口からチェー
ンに向けて送り出される。したがって、チェーンバーの
側面にホースを接続してチェーンバー内の給水路に水を
送り込む必要がなくなり、今まで切断作業の邪魔になっ
ていたホースが不要になる。このホースがなくなれば、
壁際や狭い場所などにおけるチェーンソーの取扱いが容
易になり、切断作業の作業性が向上する。
【0017】また、上記構造であれば、チェーンバーを
本体に取り付けることで本体の出水口とチェーンバーの
給水口とが接続されるため、チェーンバーの側面に給水
ホースを接続する作業が不要になり、チェーンバーの交
換作業などが容易になる。
【0018】なお、チェーンバーは、使用により生ずる
チェーンの伸びに対応するために、本体に対して位置調
節可能に取り付けられていることが多い。この場合、チ
ェーンバーの接触面は、台座上(より具体的にはチェー
ンバーの接触面が接触している台座の座面上)をスライ
ドする。スライドする面は平滑性を備えているので、台
座の出水口とチェーンバーの給水口との連通部の水密性
を確保しやすい。このような点でも、チェーンバーの接
触面に給水口をもうけることが好ましい。なお、出水口
または給水口の少なくともいずれか一方をチェーンバー
のスライド方向に延びる長穴にすると、位置調整によっ
てチェーンバーをスライドさせたときに、出水口と給水
口との連通状態が確保される範囲を広げることができる
ので、より好ましい。
【0019】また、台座は本体に対して着脱可能である
ことが好ましい。出水口が形成される台座が本体に対し
て着脱可能であれば、出水口の部分の交換が容易であ
る。台座が交換可能であれば、給水口の位置が異なる複
数種類のチェーンバーを給水可能な状態で本体に対して
取り付けることが可能であり、チェーンソーの汎用性が
向上する。
【0020】また、台座が本体に対して着脱可能であれ
ば、切断時の衝撃が加わる台座だけを高強度の素材で構
成すると共に本体を軽量素材で構成することによって本
体を軽量化できる。本体が軽量になれば、チェーンソー
が軽量になり、チェーンソーの作業性や取扱性が向上す
る。あるいはより重量のある高出力の電動モータを搭載
できる。例えば、本体素材としてはアルミ合金素材を、
また台座の素材としてはステンレスや銅または鉄鋼材料
などの構造材にメッキなどの防錆処理を施したものなど
を挙げることができる。
【0021】ところで、駆動手段として電動モータを用
いる場合、電動モータは油圧モータに比べて回転数が高
いので、モータの出力軸とチェーンを回転させるスプロ
ケットとの間に減速機を介在させる。従来の電動工具の
中にも減速機を備えるものはあるが、本発明のチェーン
ソーでは従来の電動工具とは異なり、切断時に、減速機
に大きな衝撃が加わる。これは、本発明のチェーンソー
が鉄筋コンクリート等を切断対象にしていることに起因
する。したがって、減速機の破損を防止する機構を設け
た方が好ましいが、このような機構を単に設けたのでは
チェーンソーが大型になって切断時の作業性を低下させ
るおそれがある。
【0022】そこで、チェーンソーの伝動手段が、電動
モータの回転を減速する減速機と、該減速機から出力さ
れる回転をチェーンに伝達するスプロケットとを有する
場合は、前記減速機からスプロケットへの回転の伝達を
所定の条件で遮断するクラッチ機構を備えることが好ま
しい。そして、該クラッチ機構は、減速機の出力軸に取
り付けられた駆動側の摩擦板を備えるものであって、該
摩擦板の回転を、該摩擦板に接する摩擦面を備えた被動
側に、摩擦によって伝達するものであり、しかも前記被
動側の摩擦面は、前記スプロケットの軸穴の周辺にリン
グ状に形成されていることが好ましい。
【0023】クラッチ機構を設ければ、所定の大きさ以
上の衝撃的な負荷がクラッチに加わる(所定の条件にな
る)と、該クラッチ機構が作動して減速機からチェーン
への回転の伝達が遮断される。したがって、切断時に、
チェーンに大きな衝撃が加わっても減速機に衝撃的な負
荷が加わることは防止され、減速機を構成する歯車等の
破損が防止される。
【0024】また、本発明では、クラッチ機構の被動側
の摩擦面をスプロケットに一体に形成している。このよ
うな構造にすると、クラッチ機構を小型にすることがで
き、チェーンソーの大型化が防止される。したがって、
クラッチ機構を設けてもチェーンソーの作業性が損なわ
れることがない。
【0025】なお、スプロケットの支持構造としては、
スプロケットを減速機の出力軸に回転可能に支持させる
構造が好ましい。このようにすると、駆動側の摩擦板が
固定される出力軸でスプロケットを片持ち支持でき、支
持構造が簡素になる。したがって、チェーンソーの小型
軽量化を図ることができ、切断時のチェーンソーの取扱
性や作業性が向上する。例えば減速機の出力軸の先端に
雌ねじを形成し、該雌ねじに締結するボルトを用いて、
出力軸に固定された駆動側の摩擦板にスプロケットの摩
擦面を押し当てる構造である。なお、減速機の出力軸と
駆動側の摩擦板やスプロケットとの位置関係によって
は、摩擦板やスプロケットを直接減速機の出力軸に取り
付けることができない場合もある。このような場合を考
慮すると、ここでいう減速機の出力軸には、減速機から
出力された回転によって回転される回転軸が含まれる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態
を、図面を用いて説明する。
【0027】図1及び図2に示されるチェーンソー1
は、コンクリート等の切断に用いられるものであり、切
断部材として切断用の環状のチェーン2を備えている。
チェーンソー1の本体3にはチェーン2を駆動させる整
流子モータ(電動モータ、以下、単にモータともいう)
4が固定されている。また本体3には、チェーン2が所
定の循環経路上を走行するように案内するチェーンバー
5と、モータ4の回転をチェーンに伝達する、減速機6
やスプロケット7等からなる伝動手段とが取り付けられ
ている。また、チェーンソー1は、給水ホース8等を含
む給水手段を有する。したがって、モータ4を作動させ
ると、その回転が伝動手段を介してチェーン2に伝達さ
れて該チェーン2が所定の循環経路上を無端走行する状
態になり、給水手段によってチェーン2に水を供給しな
がらコンクリート等を切断できる状態になる。
【0028】図1および図2はスプロケット7等を覆う
カバー30(図3参照)や水の飛散を防止するプロテク
タ等を取り外した状態を示すものである。また、モータ
4の給電用のコードは図示しなかった。なお、図2符号
Eは本体3の肉抜き部を示している。
【0029】図3および図4に示されるように、本体3
には、チェーンバー5が取り付けられている。該チェー
ンバー5は、本体3に着脱可能に固定される支持板(台
座)9と、チェーンバー5の外側の外板10とに挟まれ
た状態で、固定ボルト31および固定ナット32によっ
て固定されている。なお、符号30はチェーンバー5と
共に本体3に固定されるカバー(図3のみ図示)であ
る。
【0030】支持板9は、図4に示されるように、外形
がほぼ長方形の板状の部材である。該支持板9には、本
体3にねじ留めする際に用いられる穴91と、固定ボル
ト31が挿通される穴92と、給水手段の水路として用
いられる長穴状の出水孔(配水口および出水口)93
と、後述するチェーンバー5の位置調節機構に用いる長
穴状の貫通穴94とが形成されている。また、外板10
には固定ボルト31が挿通される穴10aが形成されて
いる。
【0031】本体3の、支持板9が固定される位置に
は、チェーンバー5の位置調節機構に用いられるスクリ
ュー棒12が取り付けられている。スクリュー棒12は
本体3の前端面に形成された穴33に回転可能に取り付
けられており、本体3に形成された溝34内に挿入され
ている。スクリュー棒12の溝34内の部分には雄ねじ
が形成されており、雄ねじが形成された部分にはピン1
3が螺合されている。ピン13の先端は支持板9の貫通
穴94を通ってチェーンバー5に形成された2つの係合
孔51のいずれかに挿入される。したがって、スクリュ
ー棒12を回すとピン13が貫通穴94に沿って移動し
て、チェーンバー5の本体3に対する位置を調節でき
る。このとき、チェーンバー5の支持板9に接触してい
る部分(接触面)5aが支持板9のチェーンバー側の座
面9a上をスライドする。なお、チェーンバー5の位置
調節をする場合は、通常固定ナット32を緩めてチェー
ンバー5がスライドしやすいようにする。また、図3お
よび図4において本体3の符号35は、固定ボルト31
が挿通される雌ねじ穴であり、符号36は、支持板9の
ねじ留めに用いられる雌ねじ穴である。
【0032】チェーンバー5は、図4に示されるよう
に、3枚の板材52,53,54より構成される細長い
板状の部材であり(図1及び図2参照)、本体3に固定
されるチェーンバー5の基端側には両固定ボルト31,
31が挿通される長穴55が形成されている。チェーン
バー5を構成する3枚の板材のうち中板53は、図5に
示されるように、先端側が短くなっており、中板53が
ない先端部には、両外板52,54に回転可能に支持さ
れる薄板状のスプロケット56が取り付けられている。
該スプロケット56には、チェーンバー5の外周縁に沿
って配置されるチェーン2(図1参照)が掛けられる。
チェーン2はモータ4側のスプロケット7(図3参照)
にも掛けられており、この状態でモータ4を作動させる
と、チェーン2がチェーンバー5の外周縁(所定の循環
経路上)を無端走行し、コンクリート等を切断できる状
態になる。なお、チェーンバー5の外周縁に形成される
チェーン2を案内する構造は周知の構造であり、その説
明を省略する。
【0033】チェーンバー5内には、図5に示されるよ
うに、給水手段の給水路57が形成されている。チェー
ンバー5を構成する3枚の板材のうちの中板53には、
細長い樹枝状に分岐した貫通部53aが形成されてお
り、該貫通部53aを両側板52,54で挟むことで給
水路57が構成されている。
【0034】給水路57の下流側は樹枝状に分かれてお
り、各分枝水路57aの先端の吐出口58はチェーンバ
ー5の外周縁の近傍に形成されている。また両側板5
2,54のうち、支持板9に接する側板52には、給水
路57の上流側の端部に連通する給水口59が形成され
ている(図3参照)。図3に示されるように、給水口5
9は支持板9の出水孔93に連通しており、出水孔93
から送り出された水は給水口59を経て給水路57に送
り込まれ、各分水路57aの先端の吐出口58からチュ
ーン2に向けて送り出される。
【0035】給水手段は給水ホース8を有する(図1お
よび図2参照)。給水ホース8の上流側は図示しない上
水道等の給水源に接続されており、下流側の先端は、図
3に示されるように、本体3に形成された貫通口37の
接続穴37aに接続されている。該貫通口37は支持板
9の出水孔93に連通しており、給水ホース8からの水
は貫通口37から出水孔93内に配水された後、該出水
孔93を経てガイドバー5の給水口59から給水路57
内に送り込まれる。また、給水ホース8には、図1およ
び図2に示されるように、弁開度の調節が可能な水量調
節弁(水量調節手段)15が取り付けられており、チェ
ーンバー5内の給水路57に送り込む水の量を調節でき
るようになっている。
【0036】本体3には整流子モータ4が固定されてい
る。モータ4の定格出力は1.5kW(交流100
V)、無負荷状態での定常の回転数は20000回転/
分であり、その重量は8kgである。また、チェーンソ
ー1の総重量は12kgである。なお、チェーンソー1
の駆動に用いる電動モータは、チェーンソー1に搭載し
たときに、チェーンソー1の総重量が携帯可能な重量以
下に収まり、しかも上記出力以上の出力が得られるので
あれば、上記モータに限られるものではない。モータ4
の出力軸41には、図3に示されるように、減速機6が
取り付けられており、該減速機6の出力軸61にスプロ
ケット7が取り付けられている。なお、本実施形態の減
速機6は一組のねじれかさ歯車からなるものである。そ
の説明は省略した。
【0037】スプロケット7は、図6に示されるよう
に、減速機6の出力軸61に着脱可能に固定されるイン
ナリング16と、該インナリング16に取り付けられる
アウタリング17とに狭まれた状態で出力軸61に取り
付けられる。
【0038】インナリング16は、出力軸61に挿通さ
れる小判形の挿通穴16aを備えており、出力軸61と
一体になって回転する。また、インナリング16は、出
力軸61と同軸上に位置する軸体16bと、減速機寄り
の位置に形成された外形が円板形状の摩擦板16c(ク
ラッチ機構の一部)とを有する。他方、アウタリング1
7は、その中央部に形成されるボルト穴17aと、スプ
ロケット7に接触するリング状の端面17bとを有す
る。
【0039】スプロケット7の両側面にはリング状のガ
イドプレート71が取り付けられている。そして、スプ
ロケット7は、チェーン2が掛けられる歯7aと、軸穴
7bとを有する。該軸穴7bはインナリング16の軸体
16bに回転可能に挿通されており、スプロケット7は
軸体16bに回転可能に支持される。また、スプロケッ
ト7のインナリング16側の側面には、摩擦板16cに
接する摩擦面7c(クラッチ機構の一部)が形成されて
いる。該摩擦面7cは、軸穴7bの周囲に形成されるリ
ング状の領域である。
【0040】インナリング16、スプロケット7および
アウタリング17は、出力軸61のねじ穴61aに締結
されるボルト18によって出力軸61に取り付けられ
る。該ボルト18を締結すると、アウタリング17によ
ってスプロケット7の摩擦面7cとインナリング16の
摩擦板16cとが相互に押し付けられ、減速機6の出力
軸61の回転をインナリング16からスプロケット7に
摩擦によって伝達できる状態になる。この状態でモータ
4を作動させると、スプロケット7が回転してチェーン
2が回転し、コンクリート等を切断できる。
【0041】そして、例えば切断時に、チェーン2が鉄
筋コンクリートの鉄筋に当たるなどして、該チェーン2
に所定の大きさ以上の衝撃的な負荷が加わる(所定の条
件になる)と、摩擦板16cとスプロケット7の摩擦面
7cとの間に滑りが生じて出力軸61からスプロケット
7への回転の伝達が遮断される。すなわち、インナリン
グ16の摩擦板16cとスプロケット7の摩擦面7cと
はクラッチ機構を構成している。滑りが生ずる条件の設
定は、ボルト18の締め付け力を調節して行う。ボルト
の締め付け力を調節すると、摩擦板16cとスプロケッ
ト7との間で伝達可能なトルクの最大値を調節できるか
らである。具体的には、伝達可能なトルクの最大値が歯
車の最大伝達トルクを超えないようにするのが望まし
い。なお、切断試験を行って適当なボルト18の締め付
け力を定めることも可能である。
【0042】本実施形態は、インナリング16の摩擦板
16cとスプロケット7の摩擦面7cとの間の摩擦によ
って回転を伝達する構造であるが、アウタリング17の
端面17bと該端面17bに接するスプロケット7の側
面との接触部をも、摩擦によって回転を伝達するクラッ
チ機構に用いてもよい。
【0043】以上で説明した構造のチェーンソー1を用
いて切断試験を行った。この試験では、チェーンバー5
の吐出口58からの水の吐出量を増減させてコンクリー
トを切断し、切断時のモータ4を流れる電流の電流値を
測定した。電流値はモータ4に加わる負荷の増減に対応
して増減する値であるので、電流値に基づいてモータ4
に加わっている負荷の状態を測定できる。
【0044】まず、実際にコンクリートを切断する前
に、無負荷であって、かつ給水をしない状態でチェーン
ソー1を作動させると、電流値は6〜7Aであった。次
に、多量の水を供給すると電流値の上昇が見られた。こ
れは、チェーンバー5の吐出口58からチェーン2に向
けて供給された水が抵抗となって電流値を上昇させてい
るものと考えられる。この後、給水量を減らして3〜4
リットル/分にすると、電流値が6〜7Aに安定した。
さらに給水量を減らして0.5リットル/分程度にする
と、チェーン2とチェーンバー5との間で発熱して電流
値が上昇する現象が現れた。この現象は給水量の不足が
原因と考えられる。
【0045】続いて、コンクリートを切断する試験を行
った。切断対象としてコンクリート強度の異なる2種類
の試供材(コンクリート)A、Bを用意した。コンクリ
ート強度とは、コンクリートが耐え得る1cm2あたり
の荷重の大きさを表すものである。一般にコンクリート
強度が高いほど、本実施形態のようなチューンソーを用
いて切断する際に長時間を要する。なお、本実施形態の
チェーンソーで用いているチェーンは、ダイヤモンドを
利用した刃を備えるものである。
【0046】試供材Aは、コンクリート強度200kg
/cm2以下のコンクリートである。コンクリート構造
材としては強度的に低いものであり、コンクリート強度
は煉瓦やブロックのそれに近い値である。また、試供材
Bは、コンクリート強度400〜450kg/cm2
上のコンクリートであり、コンクリート構造材として一
般的に使用されているものである。
【0047】試供材Aについて行った切断試験では、給
水量を1〜2リットル/分以下にすると、切り粉が泥状
になり、切り粉の排出を十分に行うことができない場合
があった。また、試供材Bについて行った切断試験で
は、給水量を0.8リットル/分以下にしても、切り粉
の排出を十分に行うことができた。これは、試供材Aを
切断する方が試供材Bを切断する場合に比べて、単位時
間あたりに発生する切り粉の量が多いことが原因である
と考えられる。
【0048】試供材Bの試験結果から、給水量が0.8
リットル/分以上であれば一般的な強度のコンクリート
を問題なく切断できることが解った。また、試供材Aの
試験結果から、試供材Aよりも単位時間あたりの切り粉
の発生量が多いと考えられる煉瓦やブロックの切断につ
いても、多量の水を供給する必要がないことが解った。
なお煉瓦やブロックについて確認的に切断試験を行った
ところ、給水量を3〜4リットル/分にしても切り粉の
排出を十分に行うことができた。
【0049】以上の結果より、給水量は4リットル/分
以下が好ましいということが解った。給水量がこの値を
超えると、電流値が上昇することから解るように、供給
した水がチェーンの走行の抵抗になりコンクリートの切
断に利用できる出力が減少するからである。出力が減少
すると、硬いコンクリートを切断する場合にチェーンが
引っかかるなど、切断作業を快適に行うことができず、
切断作業性が低下するおそれがある。また、給水量は
0.8リットル/分以上であるのが好ましい。給水量を
これより少なくすると、切り粉の排出、粉塵発生の防止
または潤滑などが不十分になるおそれがある。なお、水
量調節弁15などの水量調節手段を備えている場合は、
切断対象に応じて給水量を適切な量に調節して切断作業
を行うことができる。他方、水量調節手段を備えていな
い場合は、試供材Bのような比較的軟らかいコンクリー
トを切断する場合を考慮して、給水量をやや多めの2〜
4リットル/分程度に設定しておくのが好ましい。
【0050】ところで、本実施形態のチェーンソー1の
本体3は、図7に示されるように、モータ4および伝動
手段が固定される本体基部3aと、支持板9が取り付け
られる本体先部3bとから構成されている。そして、本
体基部3aにはボルト穴38aが、また本体先部3bに
はねじ穴38bが形成されており、本体基部3aと本体
先部3bはボルト38によって分離可能に締結されてい
る。なお、図7は、本体基部3aと本体先部3bとの取
り付けに関する構造を説明するものであり、肉抜き部E
や本体3に取り付けられれる給水ホース8などについて
は図示を省略した。
【0051】図7は、本体基部3aと本体先部3bとを
分離し、減速機6の出力軸61からスプロケット7およ
びインナリング16を取り外した状態を示す。この状態
の本体基部3aには、本体先部3bに換えてカッタユニ
ット100を取り付けることができる。
【0052】カッタユニット100は、切断部材である
円板形状のカッタ101と、チェーンソー1の本体基部
3aに固定されるカッタユニット本体102と、該カッ
タユニット本体102に取り付けられるカバー103と
を有する。カッタユニット本体102には、本体基部3
aへの取り付けに用いられるねじ穴104が形成されて
おり、本体先部3bの取り付けに用いたボルト38を用
いてカッタユニット100をチェーンソー1の本体基部
3aに取り付けることができる。また、カッタ101の
回転軸101aを、ボルト18(図6参照)を用いて本
体基部3aに固定された減速機6の出力軸61に連結す
る。つまり、カッタユニット本体102のねじ穴104
と、本体基部3aのボルト穴38aと、ボルト18,3
8とを固定手段として、カッタユニット100は本体基
部3aに取り付けられる。この状態でモータ4を作動さ
せると、モータ4の回転が減速機6の出力軸61からカ
ッタユニット100の回転軸101aに伝達されてカッ
タ101が回転し、コンクリート等の切断対象物を切断
できる状態になる。
【0053】このように、チェーンソーの駆動手段が電
動モータ4であれば、チェーンソー1の駆動部分が固定
された本体基部3aを、電動カッタの駆動部分として兼
用できる。従来、コンクリート等の切断の作業現場など
で、チェーンソーと電動カッタの両方を用いる場合は、
油圧モータで駆動されるチェーンソーと電動カッタとを
準備する必要がある。これに対し、電動モータで駆動さ
れるチェーンソーを提供できれば、チェーンソーに加え
て、電動カッタのカッタユニットだけを準備すること
で、チェーンソーとカッタの両方を使用できる。したが
って作業現場の移動等が容易になり作業性が向上する。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から解るように、本発明によ
れば、コンクリート等の切断に用いられるチェーンソー
であって、切断時の作業性に優れるものを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のチェーンソーを示す正面図。
【図2】図1に示されるチェーンソーの背面図。
【図3】 図1のA−A面を示す断面図。
【図4】 チェーンバーの取付構造を示す分解斜視図。
【図5】 チェーンバーを示す正面図。
【図6】 スプロケットの取付構造を示す断面図。
【図7】 カッタユニットを示す斜視図。
【図8】 従来のチェーンソーを示す斜視図。
【符号の説明】
1 チェーンソー 2 チェーン 3 本体 4 整流子モータ(電動モータ) 5 チェーンバー 5a 接触面 6 減速機 7 スプロケット 7b 軸穴 7c 摩擦面 8 給水ホース 9 支持板(台座) 15 水量調節弁(水量調節手段) 16 インナリング 16c 摩擦板 37 貫通口 57 給水路 58 吐出口 59 給水口 61 出力軸 93 出水孔(配水口および出水口)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 雄三 広島県佐伯郡大野町沖塩屋1−9−8 株 式会社シブヤ大野工場内 Fターム(参考) 3C069 AA01 BA06 BB01 BB03 BB04 BC02 CA01 CA10 DA06 EA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート構造物、石材、岩盤等の切
    断に用いられ、駆動モータと、該駆動モータが固定され
    る本体と、該本体に対して着脱可能に取り付けられるチ
    ェーンバーと、該チェーンバーに案内されて所定の循環
    経路上を走行する環状の切断用のチェーンと、該チェー
    ンに駆動モータの回転を伝達する伝動手段と、チェーン
    に対する給水手段とを有するチェーンソーにおいて、 前記駆動モータは電動モータであり、前記給水手段は給
    水量が0.8〜4リットル/分の給水手段であることを
    特徴とするチェーンソー。
  2. 【請求項2】 給水手段は、水量調節手段を有する請求
    項1に記載のチェーンソー。
  3. 【請求項3】 本体は、チェーンバーが取り付けられる
    台座を備えており、 前記チェーンバーは、前記台座との接触面に形成された
    給水口と、チェーンバー内に形成され、前記給水口から
    流入した水を送る給水路と、該給水路によって送られた
    水をチェーンに向けて送り出す吐出口とを備えており、 前記台座は、給水源からの水が供給される配水口と、該
    配水口から流入した水をチェーンバーの前記給水口に送
    り出す出水口とを備える請求項1または請求項2に記載
    のチェーンソー。
  4. 【請求項4】 台座は本体に対して着脱可能である請求
    項3に記載のチェーンソー。
  5. 【請求項5】 伝動手段は、電動モータの回転を減速す
    る減速機と、該減速機から出力される回転をチェーンに
    伝達するスプロケットと、前記減速機からスプロケット
    への回転の伝達を所定の条件で遮断するクラッチ機構と
    を有するものであり、 該クラッチ機構は、減速機の出力軸に取り付けられた駆
    動側の摩擦板を備えるものであって、該摩擦板の回転
    を、該摩擦板に接する摩擦面を備えた被動側に、摩擦に
    よって伝達するものであり、 前記被動側の摩擦面は、前記スプロケットの軸穴の周辺
    にリング状に形成されている請求項1から請求項4のい
    ずれか一項に記載のチェーンソー。
  6. 【請求項6】 スプロケットは減速機の出力軸に回転可
    能に支持されている請求項5に記載のチェーンソー。
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