JP2002210043A - 硬式野球用ボール - Google Patents
硬式野球用ボールInfo
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- JP2002210043A JP2002210043A JP2001015648A JP2001015648A JP2002210043A JP 2002210043 A JP2002210043 A JP 2002210043A JP 2001015648 A JP2001015648 A JP 2001015648A JP 2001015648 A JP2001015648 A JP 2001015648A JP 2002210043 A JP2002210043 A JP 2002210043A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 降雨時や降雪時、その後のぬかるんだグラウ
ンドで使用しても、水分を吸収してボールが重くなった
り、変形したりすることがなく、しかも打球感が通常の
ボールとほとんど変わらない、特に練習用として好適な
硬式野球用ボールを提供する。 【解決手段】 重量が20〜24gで直径が33.5〜
34.5mmの主としてゴムからなる中芯1の周りを、発
泡ウレタンの中間芯2で包み、その総重量が115〜1
30gとなるようにし、前記中間芯2の外層4に皮革を
被せたボールであって、前記ボール全体の重量を142
〜148g、外周を229〜235mmとした硬式野球用
ボールとする。
ンドで使用しても、水分を吸収してボールが重くなった
り、変形したりすることがなく、しかも打球感が通常の
ボールとほとんど変わらない、特に練習用として好適な
硬式野球用ボールを提供する。 【解決手段】 重量が20〜24gで直径が33.5〜
34.5mmの主としてゴムからなる中芯1の周りを、発
泡ウレタンの中間芯2で包み、その総重量が115〜1
30gとなるようにし、前記中間芯2の外層4に皮革を
被せたボールであって、前記ボール全体の重量を142
〜148g、外周を229〜235mmとした硬式野球用
ボールとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、降雨時や降雪時の
練習及びその後のぬかるんだグラウンドでの使用に好適
な硬式野球用ボールを提供するものであって、打球感が
通常のボールとほとんど変わらず、かつ、水分を吸収せ
ず長時間の使用に耐えるようにしようとするものであ
る。
練習及びその後のぬかるんだグラウンドでの使用に好適
な硬式野球用ボールを提供するものであって、打球感が
通常のボールとほとんど変わらず、かつ、水分を吸収せ
ず長時間の使用に耐えるようにしようとするものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の硬式野球用ボールで、特に試合球
と呼ばれるものは、中芯であるゴム芯の上に毛糸を球状
に巻き、さらにその上に綿糸を巻いて表面が平滑になる
ようにし、最後に牛革を被せて、麻や綿の縫糸で縫合し
て仕上げている。
と呼ばれるものは、中芯であるゴム芯の上に毛糸を球状
に巻き、さらにその上に綿糸を巻いて表面が平滑になる
ようにし、最後に牛革を被せて、麻や綿の縫糸で縫合し
て仕上げている。
【0003】また、練習にだけ使用するボールで、毛糸
を巻く作業を簡略化するために、芯体として発泡ウレタ
ンのみを球状に成形したものを用い、これに牛革を被せ
てボールとしているものも知られている。
を巻く作業を簡略化するために、芯体として発泡ウレタ
ンのみを球状に成形したものを用い、これに牛革を被せ
てボールとしているものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ゴム芯に毛糸
や綿糸を巻き、牛革を被せた構造のボールでは、降雨時
や降雪時、またぬかるんだグラウンドで使用すると、す
ぐに牛革が水分を吸収し、その後徐々に毛糸まで水分が
浸透してボールが重くなってしまう。また、水分を吸収
したボールは柔らかくなり、打撃を続けると変形しやす
くなるという欠点もあった。
や綿糸を巻き、牛革を被せた構造のボールでは、降雨時
や降雪時、またぬかるんだグラウンドで使用すると、す
ぐに牛革が水分を吸収し、その後徐々に毛糸まで水分が
浸透してボールが重くなってしまう。また、水分を吸収
したボールは柔らかくなり、打撃を続けると変形しやす
くなるという欠点もあった。
【0005】芯体として発泡ウレタンのみを使用したボ
ールは、水に触れても牛革だけが水分を吸収するので、
ボールの重量の増加はあまり見られない。しかし、発泡
ウレタン単体で成形しているので、ゴム芯に毛糸や綿糸
を巻いたボールと重量分布が異なり、打球後のボールの
回転が異なり飛びが違った感じになるという問題点があ
った。
ールは、水に触れても牛革だけが水分を吸収するので、
ボールの重量の増加はあまり見られない。しかし、発泡
ウレタン単体で成形しているので、ゴム芯に毛糸や綿糸
を巻いたボールと重量分布が異なり、打球後のボールの
回転が異なり飛びが違った感じになるという問題点があ
った。
【0006】さらに、発泡ウレタンに直接牛革を被せて
いるので、ゴム芯に毛糸・綿糸を巻き牛革を被せたボー
ルに比べると、直接、硬い発泡ウレタン芯を打球するこ
とになるので、ボールの変形が少なく、いわゆる「球離
れが速い」打球感になってしまう。また、綿糸を巻いて
いないので、ウレタン芯への負担が大きくなり、耐久性
も悪くなる。
いるので、ゴム芯に毛糸・綿糸を巻き牛革を被せたボー
ルに比べると、直接、硬い発泡ウレタン芯を打球するこ
とになるので、ボールの変形が少なく、いわゆる「球離
れが速い」打球感になってしまう。また、綿糸を巻いて
いないので、ウレタン芯への負担が大きくなり、耐久性
も悪くなる。
【0007】他方、外層に使用している牛革は、天然素
材であるため、1枚ごとの強度のバラツキが大きい。同
じ1枚の牛革でも、裁断する箇所によって強度や伸びに
バラツキがあることも知られている。一般に強度が低い
牛の「腹部」の箇所で裁断した革を使用すると、打球を
繰り返すうちに縫い目のところから裂けてくるものであ
る。そのために、牛革全体をボール用の皮革として使用
できないので、生産上の効率が非常に悪くなり、ボール
の単価が高くなるという問題点もあった。
材であるため、1枚ごとの強度のバラツキが大きい。同
じ1枚の牛革でも、裁断する箇所によって強度や伸びに
バラツキがあることも知られている。一般に強度が低い
牛の「腹部」の箇所で裁断した革を使用すると、打球を
繰り返すうちに縫い目のところから裂けてくるものであ
る。そのために、牛革全体をボール用の皮革として使用
できないので、生産上の効率が非常に悪くなり、ボール
の単価が高くなるという問題点もあった。
【0008】そこで本発明は、降雨時や降雪時、その後
のぬかるんだグラウンドで使用しても、水分を吸収して
ボールが重くなったり、変形したりすることがなく、し
かも打球感が通常のボールとほとんど変わらない、特に
練習用として好適な硬式野球用ボールを提供しようとす
るものである。
のぬかるんだグラウンドで使用しても、水分を吸収して
ボールが重くなったり、変形したりすることがなく、し
かも打球感が通常のボールとほとんど変わらない、特に
練習用として好適な硬式野球用ボールを提供しようとす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、重量
が20〜24gで直径が33.5〜34.5mmの主とし
てゴムからなる中芯の周りを、発泡ウレタンの中間芯で
包み、その総重量が115〜130gとなるようにし、
前記中間芯の外層に皮革を被せたボールであって、前記
ボール全体の重量を142〜148g、外周を229〜
235mmとした硬式野球用ボールである。なお、外周と
は、ボールの直径×円周率のことをいう。
が20〜24gで直径が33.5〜34.5mmの主とし
てゴムからなる中芯の周りを、発泡ウレタンの中間芯で
包み、その総重量が115〜130gとなるようにし、
前記中間芯の外層に皮革を被せたボールであって、前記
ボール全体の重量を142〜148g、外周を229〜
235mmとした硬式野球用ボールである。なお、外周と
は、ボールの直径×円周率のことをいう。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の発明に
おいて、中間芯である発泡ウレタンの外周に、吸水性の
低い糸からなる糸巻層を5〜10g重量分設けた硬式野
球用ボールである。
おいて、中間芯である発泡ウレタンの外周に、吸水性の
低い糸からなる糸巻層を5〜10g重量分設けた硬式野
球用ボールである。
【0011】請求項3の発明は、請求項1乃至2のいず
れか1項に記載の発明において、外層の皮革として、吸
水性の低い人工皮革を用いた硬式野球用ボールであり、
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記
載の発明において、外層の皮革を縫う縫糸として、吸水
性の低い糸を用いた硬式野球用ボールである。
れか1項に記載の発明において、外層の皮革として、吸
水性の低い人工皮革を用いた硬式野球用ボールであり、
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記
載の発明において、外層の皮革を縫う縫糸として、吸水
性の低い糸を用いた硬式野球用ボールである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明野球用ボールの一
実施例の断面図であり、図2は、他の実施例の断面図で
ある。
実施例の断面図であり、図2は、他の実施例の断面図で
ある。
【0013】本発明では、従来の硬式野球用ボール同
様、重量20〜24gで直径が33.5〜34.5mmの
主としてゴムからなる中芯1を使用している。さらに詳
しくいうと、中芯1は、重量4〜5gで直径が20.5
〜21.5mmのコルク芯、その周りに重量7〜9gで厚
みが3.75〜4.25mmの中ゴム芯、最外周に重量8
〜10gで厚みが2.0〜3.0mmの外ゴム芯の3層か
らなっており、全体として、前記した重量20〜24g
で直径が33.5〜34.5mmという数値を満たすもの
である。
様、重量20〜24gで直径が33.5〜34.5mmの
主としてゴムからなる中芯1を使用している。さらに詳
しくいうと、中芯1は、重量4〜5gで直径が20.5
〜21.5mmのコルク芯、その周りに重量7〜9gで厚
みが3.75〜4.25mmの中ゴム芯、最外周に重量8
〜10gで厚みが2.0〜3.0mmの外ゴム芯の3層か
らなっており、全体として、前記した重量20〜24g
で直径が33.5〜34.5mmという数値を満たすもの
である。
【0014】図1の発明では、中芯1の周りを発泡ウレ
タンの中間芯2で包むことにより、中芯1と中間芯2と
を合わせた総重量が115〜130gとなるようにして
いる。さらに、その外層に皮革を被せて、該皮革を縫合
して仕上げることにより、ボール全体の重量を142〜
148g、外周が229〜235mmという硬式野球用ボ
ールの規格を満たしたボールとしている。なお、外周と
は、ボールの直径×円周率のことをいう。
タンの中間芯2で包むことにより、中芯1と中間芯2と
を合わせた総重量が115〜130gとなるようにして
いる。さらに、その外層に皮革を被せて、該皮革を縫合
して仕上げることにより、ボール全体の重量を142〜
148g、外周が229〜235mmという硬式野球用ボ
ールの規格を満たしたボールとしている。なお、外周と
は、ボールの直径×円周率のことをいう。
【0015】図2の発明では、中間芯2の外周に、さら
に、吸水性の低い糸からなる糸巻層3を5〜10g重量
分設けた後、外層4として皮革を被せ、該皮革を縫合し
て仕上げることにより、ボール全体として、重量が14
2〜148g、外周が229〜235mmという硬式野球
用ボールの規格を満たしたボールとしている。
に、吸水性の低い糸からなる糸巻層3を5〜10g重量
分設けた後、外層4として皮革を被せ、該皮革を縫合し
て仕上げることにより、ボール全体として、重量が14
2〜148g、外周が229〜235mmという硬式野球
用ボールの規格を満たしたボールとしている。
【0016】図2の発明のように、発泡ウレタンの中間
芯2に、吸収性の低い糸を5〜10g重量分巻いた糸巻
層3を設けておくと、打撃時の変形が均等になり、通常
の硬式野球用ボールの打球感により近づくものである。
また、打撃時の衝撃も分散されるので、発泡ウレタンの
中間芯2への負担が小さくなり、耐久性も良くなる。な
お、吸水性の低い糸としては、ポリエステル、ナイロ
ン、ビニロン等が使用できる。
芯2に、吸収性の低い糸を5〜10g重量分巻いた糸巻
層3を設けておくと、打撃時の変形が均等になり、通常
の硬式野球用ボールの打球感により近づくものである。
また、打撃時の衝撃も分散されるので、発泡ウレタンの
中間芯2への負担が小さくなり、耐久性も良くなる。な
お、吸水性の低い糸としては、ポリエステル、ナイロ
ン、ビニロン等が使用できる。
【0017】本発明のボールは、図1及び図2に示す構
造であるので、例え外層4に天然皮革である牛革を使用
したものであっても、降雨時や降雪時、またぬかるんだ
グラウンドで使用して牛革が水分を吸収したとしても、
中間芯2は発泡ウレタンであり、かつ、図2の実施例に
おける糸巻層3にも吸水性の低い糸を使用したので、そ
れ以上は水分を吸収せず、ボールが重くなったり、変形
したりすることがない。
造であるので、例え外層4に天然皮革である牛革を使用
したものであっても、降雨時や降雪時、またぬかるんだ
グラウンドで使用して牛革が水分を吸収したとしても、
中間芯2は発泡ウレタンであり、かつ、図2の実施例に
おける糸巻層3にも吸水性の低い糸を使用したので、そ
れ以上は水分を吸収せず、ボールが重くなったり、変形
したりすることがない。
【0018】また、重量分布が従来の硬式野球ボールと
同じになるので、打撃後のボールの回転も従来の硬式野
球用ボールと同じになり、従来のボールを打撃するとき
と全く変わらない打撃感を得ることができる。かかる事
実を表1及び表2を用いて説明する。
同じになるので、打撃後のボールの回転も従来の硬式野
球用ボールと同じになり、従来のボールを打撃するとき
と全く変わらない打撃感を得ることができる。かかる事
実を表1及び表2を用いて説明する。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】表1中、試作1は、本発明の硬式野球用ボ
ール、試作2は、芯体として発泡ウレタンのみを球状に
成形したものを用い、これに牛革を被せて造ったボール
である。表1は、前記試作ボールと従来のボール及び硬
式野球用ボールの規格を示している。
ール、試作2は、芯体として発泡ウレタンのみを球状に
成形したものを用い、これに牛革を被せて造ったボール
である。表1は、前記試作ボールと従来のボール及び硬
式野球用ボールの規格を示している。
【0022】表2は、表1で試作したボールを、社会人
野球選手、プロ野球選手、高校の野球部員に試打及び投
球してもらった時の印象を表にまとめたものである。こ
の表から分かるとおり、芯体として発泡ウレタンのみを
球状に成形したものを用い、これに牛革を被せて造った
ボールでは、打球の際に違和感を覚える選手が多いのに
対し、本発明品では従来の硬式野球用ボールと全く異な
らない打球感が得られていることがわかる。また、投球
においても、変わるところがない。
野球選手、プロ野球選手、高校の野球部員に試打及び投
球してもらった時の印象を表にまとめたものである。こ
の表から分かるとおり、芯体として発泡ウレタンのみを
球状に成形したものを用い、これに牛革を被せて造った
ボールでは、打球の際に違和感を覚える選手が多いのに
対し、本発明品では従来の硬式野球用ボールと全く異な
らない打球感が得られていることがわかる。また、投球
においても、変わるところがない。
【0023】外層4の皮革として吸水性の低い人工皮革
を用いたり、外層4の皮革を縫う縫糸として吸水性の低
い糸を使用すれば、降雨時や降雪時、またぬかるんだグ
ラウンドで使用しても、外層4自体が水分を吸収し難く
なるから、さらに本発明ボールが重くなったり、変形し
たりすることがない。
を用いたり、外層4の皮革を縫う縫糸として吸水性の低
い糸を使用すれば、降雨時や降雪時、またぬかるんだグ
ラウンドで使用しても、外層4自体が水分を吸収し難く
なるから、さらに本発明ボールが重くなったり、変形し
たりすることがない。
【0024】なお、皮革の吸水率は、10cm×10cmの
試料を舟形にし、水槽に浮かべて30分後の吸水率を調
べることにより測定する。吸水率は次の式で求められ
る。 吸水率(%)=(水に浮かべた30分後の重量−試験前
の重量)/試験前の重量×100 天然皮革の場合、防水加工を施しても、この数値は10
%以下にするのがやっとである。ところが、本発明品の
ように人工皮革を使用すると、この数値を1%以下にす
ることができる。
試料を舟形にし、水槽に浮かべて30分後の吸水率を調
べることにより測定する。吸水率は次の式で求められ
る。 吸水率(%)=(水に浮かべた30分後の重量−試験前
の重量)/試験前の重量×100 天然皮革の場合、防水加工を施しても、この数値は10
%以下にするのがやっとである。ところが、本発明品の
ように人工皮革を使用すると、この数値を1%以下にす
ることができる。
【0025】外層4の皮革を縫うための吸水性の低い縫
糸としては、ポリエステル、ナイロン、ビニロン、アラ
ミド繊維等が使用できる。
糸としては、ポリエステル、ナイロン、ビニロン、アラ
ミド繊維等が使用できる。
【0026】さらに、外層4に吸水性の低い人工皮革を
用いた場合は、天然皮革のように1枚ごとの強度のバラ
ツキや裁断箇所による強度のバラツキがないため、生産
したボールはすべて均一な品質とすることができる。従
って、打球を繰り返すうちに、縫い目のところから裂け
易いボールができるようなことがなく、生産効率も良く
なって、安いボールが提供できる。
用いた場合は、天然皮革のように1枚ごとの強度のバラ
ツキや裁断箇所による強度のバラツキがないため、生産
したボールはすべて均一な品質とすることができる。従
って、打球を繰り返すうちに、縫い目のところから裂け
易いボールができるようなことがなく、生産効率も良く
なって、安いボールが提供できる。
【0027】
【発明の効果】本発明のボールでは、降雨時や降雪時、
またぬかるんだグラウンドで使用しても、中間芯2や糸
巻層3が水分を吸収せず、ボールが重くなったり、打撃
を続けると変形するというようなことがなくなる。しか
も、重量分布が従来の硬式野球ボールと同じなので、従
来のボールを打撃した時と変わらない打撃感を得ること
ができる。
またぬかるんだグラウンドで使用しても、中間芯2や糸
巻層3が水分を吸収せず、ボールが重くなったり、打撃
を続けると変形するというようなことがなくなる。しか
も、重量分布が従来の硬式野球ボールと同じなので、従
来のボールを打撃した時と変わらない打撃感を得ること
ができる。
【0028】外層4に、吸収性の低い人工皮革や吸水性
の低い縫糸を使用すれば、さらに水分を吸収するおそれ
はなくなり、長時間の打撃練習が行なえるようになる。
人工皮革は、天然皮革のように品質のバラツキがないの
で、生産効率が良くなるばかりでなく、縫い目のところ
から裂け易いボールができるようなことがない。
の低い縫糸を使用すれば、さらに水分を吸収するおそれ
はなくなり、長時間の打撃練習が行なえるようになる。
人工皮革は、天然皮革のように品質のバラツキがないの
で、生産効率が良くなるばかりでなく、縫い目のところ
から裂け易いボールができるようなことがない。
【図1】本発明硬式野球用ボールの一実施例の断面図で
ある。
ある。
【図2】本発明硬式野球用ボールの他の実施例の断面図
である。
である。
1 中芯 2 中間芯 3 糸巻層 4 外層
Claims (4)
- 【請求項1】 重量が20〜24gで直径が33.5〜
34.5mmの主としてゴムからなる中芯の周りを、発泡
ウレタンの中間芯で包み、その総重量が115〜130
gとなるようにし、前記中間芯の外層に皮革を被せたボ
ールであって、前記ボール全体の重量を142〜148
g、外周を229〜235mmとした硬式野球用ボール。 - 【請求項2】 中間芯である発泡ウレタンの外周に、吸
水性の低い糸からなる糸巻層を5〜10g重量分設けた
請求項1記載の硬式野球用ボール。 - 【請求項3】 外層の皮革として、吸水性の低い人工皮
革を用いた請求項1乃至2のいずれか1項に記載の硬式
野球用ボール。 - 【請求項4】 外層の皮革を縫う縫糸として、吸水性の
低い糸を用いた請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
硬式野球用ボール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001015648A JP2002210043A (ja) | 2001-01-24 | 2001-01-24 | 硬式野球用ボール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001015648A JP2002210043A (ja) | 2001-01-24 | 2001-01-24 | 硬式野球用ボール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002210043A true JP2002210043A (ja) | 2002-07-30 |
Family
ID=18882161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001015648A Pending JP2002210043A (ja) | 2001-01-24 | 2001-01-24 | 硬式野球用ボール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002210043A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100956546B1 (ko) | 2010-02-17 | 2010-05-07 | 김양경 | 폴리우레탄 폼 재질의 연식 야구공 |
JP2011024788A (ja) * | 2009-07-27 | 2011-02-10 | Teijin Cordley Ltd | 野球ボール用表皮材 |
JP2012034773A (ja) * | 2010-08-05 | 2012-02-23 | Mizuno Corp | 野球ボール |
KR101254093B1 (ko) | 2010-09-09 | 2013-04-12 | 친-첸 호 | 야구공 |
JP2020137813A (ja) * | 2019-02-28 | 2020-09-03 | 努 神事 | 硬式野球用ボール |
-
2001
- 2001-01-24 JP JP2001015648A patent/JP2002210043A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011024788A (ja) * | 2009-07-27 | 2011-02-10 | Teijin Cordley Ltd | 野球ボール用表皮材 |
KR100956546B1 (ko) | 2010-02-17 | 2010-05-07 | 김양경 | 폴리우레탄 폼 재질의 연식 야구공 |
JP2012034773A (ja) * | 2010-08-05 | 2012-02-23 | Mizuno Corp | 野球ボール |
US8882617B2 (en) | 2010-08-05 | 2014-11-11 | Mizuno Corporation | Baseball |
KR101254093B1 (ko) | 2010-09-09 | 2013-04-12 | 친-첸 호 | 야구공 |
JP2020137813A (ja) * | 2019-02-28 | 2020-09-03 | 努 神事 | 硬式野球用ボール |
JP7269598B2 (ja) | 2019-02-28 | 2023-05-09 | 努 神事 | 硬式野球用ボール |
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