JP2002209030A - 端末装置及び通信サービスの課金方法 - Google Patents

端末装置及び通信サービスの課金方法

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JP2002209030A
JP2002209030A JP2001003049A JP2001003049A JP2002209030A JP 2002209030 A JP2002209030 A JP 2002209030A JP 2001003049 A JP2001003049 A JP 2001003049A JP 2001003049 A JP2001003049 A JP 2001003049A JP 2002209030 A JP2002209030 A JP 2002209030A
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charging
communication
terminal device
subscriber
communication service
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Hiroyo Masuda
浩代 増田
Masaya Suzuki
昌哉 鈴木
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • H04L69/30Definitions, standards or architectural aspects of layered protocol stacks
    • H04L69/32Architecture of open systems interconnection [OSI] 7-layer type protocol stacks, e.g. the interfaces between the data link level and the physical level
    • H04L69/322Intralayer communication protocols among peer entities or protocol data unit [PDU] definitions
    • H04L69/329Intralayer communication protocols among peer entities or protocol data unit [PDU] definitions in the application layer [OSI layer 7]
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • H04L67/50Network services
    • H04L67/75Indicating network or usage conditions on the user display

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の課金形態を適用可能な通信サービスにつ
いて、加入者がその使用状況に適した課金方法を把握可
能な通信サービスの課金状態表示方法を提供する。 【解決手段】複数の課金方法を適用可能な通信サービス
を加入者に提供するネットワークに通信回線を通じて接
続され、前記加入者が前記通信サービスを使用する場合
に操作される端末装置であって、前記複数の課金方法に
対応する課金量を通信サービスの使用中に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信サービスを利
用する際に使用される端末装置及び通信サービスの課金
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話端末やパーソナルコンピ
ュータ(PC)等の情報処理端末を操作し、ネットワーク
を通じてデータを送受信する等の様々な通信サービスが
提供されている。
【0003】例えば、特定の携帯電話端末(i−mod
e(登録商標)及びcdmaOne(登録商標))は、
音声通信,電子メール,ワールドワイドウェブ(WWW)
等の通信サービスを使用することができる。通信サービ
スの料金は、様々な課金形態に従って課金される。例え
ば、音声通信の料金は、単位時間当たり幾らといった通
信時間に応じた時間課金によって課金される。電子メー
ル,WWW等の料金は、単位パケット量や単位パケット
数あたり幾らといったパケットの重量課金によって課金
される。さらに、通信サービスには、対地割引(特定場
所への通信に対する割引),時間割引(特定の時間帯にお
ける通信に対する割引)が用意されているものもある。
【0004】近年では、VoIP(Voice over IP)のよ
うな音声通信でありながらパケット通信でもあるといっ
た通信サービスが出現している。このような通信サービ
スには、上述した時間課金と、パケットの従量課金との
双方を適用することができる。
【0005】現状では、通信サービスの利用者(加入者)
が通信サービスの使用契約の際に、1つの課金形態を選
択し登録する事前登録方法が採用されている。このた
め、通信サービスについて複数の課金形態が適用可能な
場合でも、加入者は何れか1つの課金形態しか選択でき
なかった。また、加入者が他の課金形態を使用したい場
合には、他の課金形態で契約し直すしかなかった。従っ
て、加入者が或る通信サービスに対し、複数の課金形態
を例えば通信(呼)毎に使い分けるといったことはできな
かった。
【0006】また、利用者が通信サービスの課金状態を
把握するための技術として、通話中又は通話終了後に通
話料金が表示又は通知されるAOC(Advice Of Servic
e)がある。しかしながら、AOCは、1つの課金形態に
よる課金状態を把握することができるにすぎず、利用者
が、或る通信サービスに適用可能な複数の課金形態につ
いて、どのような状況下ではどの課金形態が適している
のかを把握することができる類のものではなかった。こ
のため、現状では、利用者自身の通信サービスの使用状
況に適した課金形態を選択することも困難であった。近
い将来では、通信手段の多様化により、通信サービスの
課金対象となる要素(課金要素:例えば、時間,パケッ
ト量,パケット数,通信内容等)が増加し、1つの通信
サービスに対して適用可能な課金形態が増加することが
予想される。これに伴い、加入者が適切な課金形態を選
択することがさらに困難になると予想される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、加入者が複数の課金形態を適用可能な通信サービス
を利用する際に、その使用状況に適した課金方法を把握
可能な端末装置を提供することである。
【0008】また、本発明の第2の目的は、加入者が端
末装置を操作して複数の課金方法を適用可能な通信サー
ビスに最適な課金方法を適用可能な通信サービスの課金
方法を提供することである。
【0009】また、本発明の第3の目的は、加入者が端
末装置を操作して通信サービスの使用毎に最適な課金方
法を適用可能な通信サービスの課金方法を提供すること
である。
【0010】また、本発明の第4の目的は、加入者が選
択した通信条件を満たすサービス品質で通信サービスの
提供を受けることが可能な通信サービスの品質設定方法
を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の目的を
達成するために以下の構成を採用する。
【0012】即ち、本発明の第1の発明は、複数の課金
方法を適用可能な通信サービスを加入者に提供するネッ
トワークに通信回線を通じて接続され、前記加入者が前
記通信サービスを使用する場合に操作される端末装置で
あって、前記複数の課金方法に対応する課金量を通信サ
ービスの使用中に表示する。
【0013】第1の発明によれば、通信サービスの使用
中に課金量が課金方法毎に表示されるので、加入者は、
課金量を参照して最適な課金方法を把握することができ
る。
【0014】本発明の第2の発明は、第2の目的を達成
するためになされたものであり、複数の課金方法を適用
可能な通信サービスを加入者に提供するネットワーク
と、前記加入者が前記通信サービスを使用する場合に操
作される端末装置とを含む通信サービスの課金方法であ
って、前記端末装置は、前記加入者によって選択された
前記通信サービスに適用すべき課金方法の情報を前記ネ
ットワークへ通知し、前記ネットワークは、前記通知さ
れた課金方法の情報をデータベースに登録し、前記加入
者が前記通信サービスを使用した場合に、前記データベ
ースに登録された課金方法の情報を含む課金チケットを
発行する。
【0015】第2の発明によれば、適用可能な課金方法
のうちから最適な課金方法を端末装置の操作によって登
録することができる。
【0016】本発明の第3の発明は、第2の目的を達成
するためになされたものであり、複数の課金方法を適用
可能な通信サービスを加入者に提供するネットワーク
と、前記加入者が前記通信サービスを使用する場合に操
作される端末装置とを含む通信サービスの課金方法であ
って、前記端末装置は、前記加入者が前記通信サービス
を使用する場合に、前記加入者によって選択された今回
の通信サービスに適用すべき課金方法の情報を前記ネッ
トワークへ通知し、前記ネットワークは、前記端末装置
から通知された課金方法を含む課金チケットを発行す
る。
【0017】本発明の第4の発明は、第3の目的を達成
するためになされたものであり、複数の課金方法を適用
可能な通信サービスを加入者に提供するネットワークに
通信回線を通じて接続され、前記加入者が前記通信サー
ビスを使用する場合に操作する端末装置であって、前記
加入者が前記通信サービスを使用する毎に通信記録をデ
ータベースに蓄積する手段と、前記加入者によって選択
された少なくとも1つの清算対象の通信記録を取得する
手段と、取得された通信記録に対して適用すべき少なく
とも1つの課金方法とを含む清算要求を前記ネットワー
ク側へ通知する手段と、を備える。
【0018】第4の発明によれば、加入者が端末装置を
操作して通信サービスの使用毎に最適な課金方法を適用
することができる。
【0019】本発明の第5の発明は、第4の目的を達成
するためになされたものである。第5の発明は、加入者
がネットワークの通信サービスを使用する場合に操作す
る端末装置であって、前記加入者によって選択された通
信条件に応じたサービス品質が設定された呼設定メッセ
ージを前記ネットワークへ送信する手段と、前記呼設定
メッセージに設定されたサービス品質に従って実際に接
続された呼のサービス品質を受信した後、前記通信条件
に応じたサービス品質に従った通信状況を示す情報と前
記ネットワークから受信したサービス品質に従った通信
状況を示す情報とを表示する手段と、を備える。
【0020】第5の発明によれば、加入者が選択した通
信条件を満たすサービス品質で通信サービスの提供を受
けることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。以下の実施形態は本発明の例示であ
り、本発明は実施形態に限定されない。また、実施形態
における移動網が既存の固定交換網やISP(Internet
Service Provider)接続に置換されても、本発明は実施
可能である。
【0022】〔第1実施形態〕図1は、第1実施形態に
よるシステムの構成例を示す図である。図1において、
システムは、端末装置1と、ネットワークNWと、ネッ
トワークNWに接続された課金センター39とを有して
いる。
【0023】図2は、端末装置1を示すブロック図であ
り、図3は、端末装置1の正面及び課金形態選択画面1
2を示す図である。本実施形態では、端末装置1とし
て、携帯電話端末(i−mode,cdma−One等)
が用いられており、加入者は、ネットワークNWから提
供される複数種類の通信サービスを端末装置1の操作に
よって使用することができる。
【0024】但し、本発明の端末装置1は、PC,ワー
クステーション(WS),携帯情報端末(PDA),モバイ
ルコンピュータ等のような、料金について複数種類の課
金形態(課金方法)を適用可能な通信サービスを利用でき
る端末装置であれば良い。
【0025】図2及び図3において、端末装置1は、制
御部(CPU部)2と、制御部2と接続された無線部3,
メモリ部4,表示部5,キー操作部6,及び音声入出力
部8と、電源部9とを備えている。
【0026】無線部3は、アンテナ3aを用いた電波の
送受信機能,無線制御機能(電気信号を電波に変換,或
いは、電波を電気信号に変換する機能)を司る。表示部
5は、端末装置1に設けられた表示装置としてのLCD
(液晶ディスプレイ)9(図2)を含んでおり、LCD9へ
の情報の表示を制御する。
【0027】キー操作部6は、端末装置1に設けられた
複数の操作キー(ボタン)10を含んでおり、操作キー1
0が利用者によって操作された場合に、その操作内容を
解析し、解析結果を制御部2に通知する。
【0028】音声入出力部7は、マイク7a及びスピー
カ7bを有しており、音声をマイク7aから電気信号と
して取り込んで制御部2に与え、制御部2から受け取っ
た電気信号をスピーカ7bから音声として出力する。
【0029】制御部2は、メモリ部4に記憶されたプロ
グラムを実行することによって、各種の機能を実現す
る。例えば、制御部2は、ネットワークNW(図3)との
間で送受信する信号の解析・制御機能を司る。また、制
御部2は、端末装置1を電話端末として機能させる。ま
た、制御部2は、メモリ部4に格納されている情報の入
出力機能,パケット送信時のパケットメッセージの組立
機能等を実現する。
【0030】メモリ部4は、制御部2によって実行され
るプログラムと、プログラムの実行に際して使用される
データ,受信したメッセージやアドレス帳等を保持す
る。また、メモリ部4は、制御部2の作業領域,或い
は、表示部5によってLCD9に表示される内容を保持
するビデオメモリとして利用される。電源部8は、上述
した各部に動作用の電力を供給する。
【0031】また、端末装置1は、SIMカード(subsc
riber identity module card)11を装着可能な図示せ
ぬコネクタを有している。SIMカード11は、形態電
話や携帯端末に差し込んで使うICカードであり、一般
に、加入者情報や短縮ダイヤル等の情報が書き込まれて
いる。
【0032】SIMカード11がコネクタを通じて端末
装置1に装着されると、SIMカード11は、制御部2
と電気的に接続された状態となる。制御部2は、情報を
SIMカード11に書き込んだり、SIMカード11に
格納された情報を読み出したりできる。即ち、SIMカ
ード11は、制御部2によって使用される情報を保持す
る記録媒体として機能する。
【0033】図1に戻って、ネットワークNWは、移動
パケット通信網であり、複数の基地局61と、各基地局
61に接続されたパケット処理装置35と、パケット処
理装置35に接続された加入者データベース29と、パ
ケット処理装置35及び加入者データベース29に接続
されたゲートウェイ62とを備えている。パケット処理
装置35は、例えば、パケット交換機である。
【0034】各基地局61は、地上を所定範囲で分割し
た無線ゾーン毎に設けられており、端末装置1との間で
無線通信を行う。パケット処理装置35は、端末装置1
からのパケット通信要求を基地局61を介して受け付け
て呼接続処理を行うとともに、パケット交換を制御す
る。加入者データベース29は、パケット通信サービス
の加入者(端末装置1の利用者)の情報を保持している。
【0035】ゲートウェイ62は、ネットワークNWと
インターネット64とを接続するためのプロトコル変換
を司る。ネットワークNWは、インターネット64を通
じてWebサーバ65及びメールサーバ66と接続され
ている。これにより、端末装置1は、Webサーバ65
から提供されるWebサイトにアクセスしたり、メール
サーバ66へ電子メールを送信したりすることができ
る。
【0036】課金センター39は、パケット処理装置3
5から課金チケットを受け取り、課金チケットに含まれ
た情報に基づいて通信サービスの清算処理(通信サービ
ス料金の計算)を行う。
【0037】図4は、第1実施形態によるシステムの動
作例(通信サービスの課金状態表示方法)を示すシーケン
ス図である。なお、動作例の前提として、加入者は、通
信サービスの利用に当たり、通信サービスの提供者との
間で、課金形態の契約を予め結んでいるものとする。以
下、契約されている課金形態を、必要に応じて「デフォ
ルトの課金形態」と称する。
【0038】動作例として、加入者が端末装置1を操作
して電子メールをメールサーバ66に送信する場合につ
いて説明する。図3において、端末装置1の利用者(セ
ルラーサービス加入者)は、電子メールを送信する準備
(ヘッダ情報,本文の入力)を行う。
【0039】その後、利用者は、電子メールの送信ボタ
ンを押す前に、利用者自身が課金状態を表示したい課金
形態(の課金要素)を少なくとも1つ選択し、SIMカー
ド11に登録する(ステップS1)。この登録処理は、以
下のようにして行う。
【0040】最初に、利用者は、端末装置1のキー10
を操作し、課金形態選択画面12をLCD9の画面に表
示させる。即ち、利用者が課金形態選択画面12を表示
させるためのキー操作を行うと、キー操作部6がその旨
を制御部2に与える。制御部2は、課金形態選択画面1
2をLCD9に表示させる旨の命令を表示部5に与え
る。表示部5は、メモリ部4上に課金形態選択画面12
の表示用データを作成し、作成した表示用データに基づ
いて課金形態選択画面12をLCD9に表示する。これ
によって、図2に示す課金形態選択画面12が表示され
る。
【0041】図3において、課金形態選択画面12は、
利用者が選択可能な複数種類の課金形態の課金要素を表
示する。本実施形態では、課金形態として、「パケット
数の従量課金」,「パケット量の従量課金」,「通信時
間(時間課金)」が採用されており、画面12には、
「1.パケット数」,「2.パケット量」,及び「3.
通信時間」が、課金形態の課金要素として表示されてい
る。なお、課金形態として密度課金(例えば、単位時間
当たりのパケット量,又はパケット数について課金)を
採用することもできる。利用者は、画面12に表示され
るカーソルKを操作し、画面12に表示された課金要素
のうち、少なくとも1つを選択する。
【0042】課金要素が選択されると、制御部2は、選
択された課金要素に対応する課金形態の情報をSIMカ
ード11に格納(登録)する。このようにして、課金形態
の登録処理が行われる。なお、利用者は、デフォルトの
課金形態として「パケット量の従量課金」を選択してい
るものとする。
【0043】その後、利用者は、操作キー10を操作
し、電子メールの送信ボタンを押す。すると、端末装置
1の制御部2は、電子メールを送信するための通信サー
ビスとしてのパケット通信を開始するため、パケット通
信要求(セッション開始要求)のメッセージ13を作成す
る(ステップS2)。
【0044】図5は、パケット通信要求のメッセージ1
3のフォーマット説明図である。メッセージ13には、
従来のメッセージID,QOS(Quarity of Service),
接続先等を格納するフィールドに加え、利用者によって
登録された課金形態を示すパラメータを格納するフィー
ルド14が新たに設けられている。即ち、メッセージ1
3は、新規パラメータ「Requested 課金形態」のパラメ
ータエリアとしてのフィールド14を有している。
【0045】制御部2は、SIMカード11に登録され
た課金形態を示すパラメータをフィールド14に設定す
る。ここで、例えば、上記登録処理において、「1.パ
ケット数」,「2.パケット量」,及び「3.通信時
間」の全てが選択・登録されている場合には、フィール
ド14には、図5に示すようにこれらの課金形態のパラ
メータが設定される。このように、セッション開始要求
に希望の課金形態のパラメータが設定される。
【0046】図4に戻って、端末装置1は、作成された
メッセージ13をネットワークNWに送信する(ステッ
プS3)。ネットワークNW(のパケット処理装置35)
は、メッセージ13を受信すると、応答メッセージ作成
処理を行う(ステップS4)。
【0047】図6は、応答メッセージ作成処理(S4)を
示すフローチャートである。ネットワークNWは、メッ
セージ13を受信すると(ステップS41)、メッセージ
13に含まれた要求を解析し(ステップS42)、端末装
置1がネットワークNWを通じてパケット通信を実施す
るに必要な処理(呼接続処理等)を行う。
【0048】このとき、ネットワークNWは、フィール
ド14に、本通信サービス(パケット通信)の対象となる
課金形態のパラメータ(課金形態の情報)が含まれている
か否かを判定し(ステップS43)、含まれている場合に
は、課金形態に対応する課金度数の情報を加入者データ
ベース29から検索・取得する(ステップS44)。
【0049】課金度数の情報は、課金要素についての単
位当たりの料金を示す情報であり、課金要素が「1.パ
ケット数」である場合には、“パケットの単位数当たり
幾ら”の情報である。また、課金要素が「2.パケット
量」である場合には、課金度数の情報は、“単位バイト
(ビット)当たり幾ら”の情報である。また、課金要素が
「3.通信時間」である場合には、課金度数の情報は、
“単位時間当たり幾ら”の情報である。
【0050】次に、ネットワークNWは、課金度数の情
報を取得すると、取得した課金度数の情報を用いて課金
度数のパラメータを作成する(ステップS45)。次に、
ネットワークNWは、パケット通信O.Kのメッセージ
(応答メッセージ)15を作成する。
【0051】図7は、応答メッセージ15のフォーマッ
ト説明図である。メッセージ15は、従来のメッセージ
ID,QOS,IPアドレス等を格納するフィールドに
加え、新規なパラメータエリアとしてのフィールド16
を有している。作成された課金度数のパラメータは、フ
ィールド16に設定される。その後、ネットワークNW
は、作成された応答メッセージを、端末装置1へ返送し
(ステップS46)、応答メッセージ15の作成処理を終
了する。
【0052】図4に戻って、ネットワークNWから応答
メッセージ15が送信され(ステップS5)、端末装置1
が応答メッセージ15を受信すると、パケット通信の呼
が確立し、端末装置1とネットワークNWとの間でパケ
ット通信が行われる。即ち、端末装置1からネットワー
クNWを通じてメールサーバ66へ電子メールが送信さ
れる。パケット通信中において、端末装置1では、課金
状態表示処理が実行され(ステップS6)、登録された課
金形態に対応する課金状態がLCD9に表示される。
【0053】図8は、課金状態表示処理を示すフローチ
ャートである。図8において、端末装置1の制御部2
は、最初に、応答メッセージ15に含まれた課金度数
(のパラメータ)をSIMカード11に登録する(ステッ
プS61)。
【0054】次に、制御部2は、登録された課金形態に
従って、対応する課金要素を計測する(ステップS6
2)。この例では、パケット数,パケット量(バイト
数),通信時間が、課金要素として、パケット通信の開
始から終了までの間継続して計測される。
【0055】次に、制御部2は、計測結果と課金度数と
を用い、課金量を課金形態毎に求める(ステップS6
3)。課金量は、課金形態に応じた課金対象の通信サー
ビス(ここでは、パケット通信)の料金(金額)である。
【0056】続いて、制御部2は、課金形態毎の課金状
態をLCD9に表示する(ステップS64)。即ち、制御
部2は、課金状態表示画面17の表示命令を表示部5に
与える。表示部5は、メモリ部4に課金状態表示画面1
7の表示用データを作成し、作成した表示用データに基
づく課金状態表示画面17を表示する。
【0057】図9は、課金状態表示画面17の画面表示
例を示す図である。画面17には、課金状態を課金形態
毎に表示するため、課金量を表すインジケータ18〜2
0が表示される。インジケータ18〜20の下側には、
ステップS62で計測された課金要素の値(パケット
数,パケット量,通信時間)が表示される。
【0058】各インジケータ18〜20は、同じ水平レ
ベルに配置された状態で表示され、その垂直方向の高さ
は、課金量の大きさを示す。即ち、インジケータ18〜
20は、課金量を課金形態毎に示す棒グラフとして機能
する。課金状態表示画面17が表示されることによっ
て、このパケット通信に関する課金状態(課金要素及び
課金量)が課金形態毎に表示される。
【0059】なお、この例では、全ての課金形態が選択
・登録されているので、登録された課金形態に対応する
インジケータ18〜20が画面17に表示され、課金量
が増えていく様子が表示される。これに対し、何れかの
課金形態が選択されなかった場合には、選択されなかっ
た課金形態に対応するインジケータは表示されるが、そ
のインジケータにおいて課金量が増える様子は表示され
ない。これに代えて、選択されなかった課金形態に対応
するインジケータが表示されないようにしても良い。ま
た、端末装置1は、通信サービスの使用中(パケット通
信中)に、課金状態表示画面17以外の画面を表示させ
ることができ、且つ必要に応じて課金状態表示画面17
が呼び出されるように設定されていても良い。さらに、
上記例では、複数の課金状態が一つの画面に表示される
(同時に表示される)ようにしたが、画面切り替えによっ
て課金状態の夫々が表示されるようにしても良い。
【0060】図8に戻って、端末装置1は、当該パケッ
ト通信を終了するか(電子メールの送信が終了したか否
か)否かを判定し(ステップS65)、終了する場合(電子
メールの送信が終了した場合)(ステップS65;Y)に
は、パケット通信終了メッセージを送信する(ステップ
S8:図4)。これによって、ネットワークNWは、パ
ケット通信の呼切断処理を行い、リソースの復旧処理を
行う。
【0061】これに対し、パケット通信を終了しない場
合(電子メールの送信が終了していない場合)(ステップ
S65;N)には、端末装置1は、ネットワークNWか
ら課金変更通知を受信したか否かを判定する(ステップ
S66)。ネットワークNWは、パケット通信の課金度
数が時刻に応じて変更される場合において、パケット通
信中に課金度数が変更される時刻となった場合には、変
更後の課金度数のパラメータ(課金度数の情報)を含む課
金変更通知のメッセージを作成し、端末装置1へ送信す
る(ステップS7)。
【0062】端末装置1は、課金変更通知を受信し、ス
テップS66でYESと判定すると、SIMカード11
に登録されている各課金度数を、課金変更通知に含まれ
ていた課金度数に書き換える(ステップS67)。その
後、処理がステップS62に戻る。その後のステップS
63及びS64による課金状態表示画面37の表示処理
においては、各課金形態に対応する課金量が、変更され
た課金度数を用いて求められる。
【0063】ところで、端末装置1は、課金変更通知を
受信すると、課金度数の変更を示す音声(可聴音:Audib
le Tone)を音声入出力部7のスピーカから出力する。こ
れによって、利用者は、課金度数の変更を知ることがで
きる。また、端末装置1が課金変更通知を受信し、課金
度数が変更されると、インジケータ18〜20の課金量
を示す部分の表示色が変更される。即ち、課金度数の変
更の前後で、課金量が異なる色で表現される。なお、上
記した音声出力及び表示色の変更処理は、本発明に必須
の構成要件ではない。このため、上記構成は無くても良
く、何れか一方があっても良い。
【0064】第1実施形態によると、複数種類の課金形
態を適用可能な通信サービスについて、端末装置1を操
作し、課金状態の表示を望む課金形態を登録する。する
と、登録された課金形態の課金状態を示す課金状態表示
画面17が、当該通信サービス中に、端末装置1のLC
D9に表示される。
【0065】これにより、利用者は、或る通信サービス
について、課金状況を課金形態毎にリアルタイムで把握
することができる。従って、利用者は、デフォルトの課
金形態の課金状況(この例では、「パケット量の従量課
金」)と、デフォルトの課金形態以外の課金形態の課金
状況(例えば、「パケット数の従量課金」)と比較するこ
とができる。これによって、利用者は、最適な(例え
ば、料金の最も低い)課金形態を把握することができ
る。
【0066】また、第1実施形態によると、課金状況表
示処理は、通信サービスの呼(通信)毎に実行される。即
ち、呼毎の課金状況が端末装置1に表示される。このた
め、利用者は、端末装置1で利用可能な通信サービスの
夫々について、呼(通信)毎に、最適な課金状況を把握す
ることができる。
【0067】上述した第1実施形態では、端末装置1の
利用者が、通信を開始する度に課金形態を登録する構成
とした。これに代えて、端末装置1に予め登録された課
金形態が通信を開始する度に使用される構成としても良
い。この場合、端末装置1のメモリ部4に課金形態の情
報が焼き付けられている構成としても良く、利用者が課
金形態の登録処理を初期設定として行えば、その後の通
信開始に際して登録処理が不要となる構成としても良
い。この場合、特別な処理によって登録内容の変更がで
きるようにしても良い。
【0068】上記構成を採用する場合には、図10に示
すように、利用者が端末装置1を操作してパケット通信
を開始する場合に、上記した登録処理を行わなくても、
フィールド16を含むパケット通信要求のメッセージ1
3がネットワークに送信される。その後、上述した動作
と同じ動作が行われ、課金状態表示画面17が端末装置
1のLCD9に表示される。この場合でも、課金状況を
呼毎に比較表示させることができる。
【0069】また、第1実施形態では、課金形態の情報
及び課金単位の情報がSIMカード11に登録されるよ
うにしているが、SIMカード11を用いず、課金形態
及び課金度数がメモリ部4に登録されるようにしても良
い。課金形態及び課金度数の情報をメモリ部4に記録す
る構成を採用する場合には、SIMカード11は必要な
い。なお、以下の実施形態における端末装置は、記録媒
体としてSIMカード11を有する構成としても良い。
【0070】〔第2実施形態〕次に、本発明の第2実施
形態を説明する。第2実施形態は、第1実施形態と共通
点を有するので、主として相違点について説明し、共通
点については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0071】図11(A)は、第2実施形態による課金形
態選択画面12の例を示す図であり、図11(B)は、登
録済課金形態選択画面19の例を示す図であり、図11
(C)は、第2実施形態による課金状態表示画面17の例
を示す図である。
【0072】図12は、第2実施形態によるシステムの
動作例を示すシーケンス図であり、図13は、第2実施
形態におけるパケット通信要求メッセージの説明図であ
り、図14は、第2実施形態におけるパケット通信O.
Kメッセージの説明図である。
【0073】以下、第2実施形態によるシステムの動作
例を図12を用いて説明する。第2実施形態では、加入
者は、端末装置1を用いて課金形態選択画面12(図1
1(A))を呼び出し、課金状態を表示すべき課金形態を
選択する(ステップS1)。
【0074】このとき、加入者は、デフォルトの課金形
態以外の課金形態を選択・登録する。この例では、加入
者がデフォルトの課金形態として「パケット量の従量課
金」を選択しており、デフォルト以外の課金形態とし
て、例えば、「1.パケット数(パケット数の従量課
金)」を登録したものとする。
【0075】上記登録処理が終了すると、続いて、登録
済課金形態選択画面19(図11(B))が制御部2及び表
示部5によってLCD9に表示される。登録済課金形態
選択画面19は、課金形態選択画面12とほぼ同じ画面
構成をもつ。
【0076】加入者は、画面19に表示されたカーソル
Kを操作し、デフォルトの課金形態を選択する(ステッ
プS11)。この例では、加入者は、デフォルトの課金
形態に対応する「2.パケット量」を選択する。選択さ
れた課金形態はメモリ部4に登録される。
【0077】その後、デフォルト以外の課金形態(例え
ば、「1.パケット数」)がフィールド14に設定され
たパケット通信要求のメッセージ13(図13)が、端末
装置1からネットワークNWへ送信される(S3)。
【0078】ネットワークNWのパケット処理装置35
は、メッセージ13を受信すると、第1実施形態と同様
に、応答メッセージ15(図14)の作成処理(ステップ
S4:図6)を実行する。このとき、第1実施形態と異
なり、以下の処理が行われる。即ち、ネットワークNW
(のパケット処理装置35)は、メッセージ13に含まれ
た利用者の特定情報(例えば、電話番号)をキーとして、
加入者データベース29から当該利用者の契約内容に関
する情報を取得し、取得した契約内容に関する情報か
ら、デフォルトの課金形態「パケット量の従量課金」を
特定する。
【0079】続いて、ネットワークNWは、特定したデ
フォルトの課金形態に対応する課金度数のパラメータを
作成し、応答メッセージ15に新たに設けられたパラメ
ータエリアとしてのフィールド21に格納する。
【0080】また、ネットワークNWは、第1実施形態
と同様に、画面12を介して登録された課金形態(例え
ば、「1.パケット数」)に対応する課金度数のパラメ
ータをフィールド16に格納する。
【0081】このように、第2実施形態では、デフォル
トの課金形態のパラメータがメッセージ13に格納され
なくても、ネットワークNWが、デフォルトの課金形態
に対応する課金度数の情報(契約時に選択された課金形
態の課金度数の情報)が格納された応答メッセージ15
を作成し、端末装置1に送信する。
【0082】端末装置1は、応答メッセージ15を受信
すると、図7に示した課金状態表示処理とほぼ同様の処
理を行い、「1.パケット数」及び「2.パケット量」
に係る課金状態を課金状態表示画面17(図11(C))に
表示する。但し、課金状態選択画面17の表示態様が、
第1実施形態と異なる。
【0083】即ち、第2実施形態の課金状態選択画面1
7では、登録済課金形態選択画面19で選択された課金
形態(デフォルトの課金形態)に対応するインジケータ
(この例では、「2.パケット量」に対応するインジケ
ータ)が、他のインジケータと区別可能な態様で表示さ
れる。例えば、当該インジケータ自体又はインジケータ
の課金量を示す部分を他のインジケータよりも際立つ
(目立つ)態様で表示される。際立つ態様は、例えば、他
のインジケータと異なる色(例えばハイライト)で表示す
ることである。これによって、利用者は、デフォルトの
課金形態の課金状況を的確に把握することができ、他の
課金形態との比較が容易になる。
【0084】もっとも、上記構成とは逆に、課金形態選
択画面12で選択された課金形態が登録済課金形態選択
画面19で選択された課金形態より際立つ(目立つ)態様
で表示されるようにしても良い。
【0085】第2実施形態によれば、第1実施形態と同
様に、複数種類の課金形態に対応する課金状態を呼毎に
端末装置1に表示することができる。特に、第2実施形
態では、デフォルトの課金形態の課金状態と他の課金形
態の課金状態とを区別可能な態様で呼毎に表示すること
ができる。このとき、デフォルトの課金形態の課金状態
(インジケータ)が他の課金状態(インジケータ)よりも際
立つ態様で表示されることにより、利用者の比較作業が
容易となる。
【0086】〔第3実施形態〕次に、本発明の第3実施
形態を説明する。第3実施形態は、第1実施形態と共通
点を有するので、主として相違点について説明し、共通
点については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0087】図15(A)は、第3実施形態による課金形
態選択画面12の例を示す図であり、図15(B)は、第
3実施形態による課金状態表示画面17の例を示す図で
ある。図16(A)は、第3実施形態によるシステムの動
作例を示すシーケンス図であり、図16(B)は、第3実
施形態におけるパケット通信要求のメッセージ13の説
明図であり、図16(C)は、第3実施形態におけるパケ
ット通信O.Kメッセージ(応答メッセージ)15の説明
図である。
【0088】第3実施形態は、応答メッセージ15を受
け取ってからの端末装置1における課金状態表示処理
(図8)が第1実施形態と異なる。即ち、第1実施形態で
は、制御部2が、ステップS63において、課金度数の
情報に基づいて、課金形態に対応する課金量を求める。
第3実施形態では、制御部2は、ステップS63におい
て、課金量を求め、さらに、実際の料金(金額)を求め
る。
【0089】そして、制御部2及び表示部5は、課金状
態表示画面37に、課金状態として、課金形態毎の課金
量をインジケータ18〜20で示し、且つ、課金形態毎
の料金の金額を、各インジケータ18〜20に関連づけ
て表示する(ステップS64:図15(B))。以上の点を
除き、第3実施形態は、第1実施形態と同じ構成をも
つ。
【0090】第3実施形態によれば、第1実施形態と同
様に、複数種類の課金形態の課金状態を呼毎に端末装置
1に表示することができる。このとき、課金形態毎の課
金量に加えて、具体的な金額が表示される。これによっ
て、利用者(通信サービス加入者)は、課金形態間におけ
る金額の差をより明確に把握することができる。
【0091】〔第4実施形態〕次に、本発明の第4実施
形態を説明する。第4実施形態は、第1実施形態と共通
点を有するので、主として相違点について説明し、共通
点については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0092】図17(A)は、第4実施形態における課金
形態選択画面12の例を示す図であり、図17(B)は、
警告通知設定画面23の例を示す図であり、図17(C)
は、閾値入力画面24の例を示す図である。
【0093】第4実施形態では、図17(A)に示すよう
に、端末装置1の利用者が課金形態選択画面12を呼び
出し、課金形態を選択・登録する(ステップS1:図
4)。登録する課金形態は、デフォルトの課金形態であ
っても、それ以外であっても良い。ここでは、例とし
て、デフォルトの課金形態を選択・登録されたものとす
る。
【0094】その後、利用者は、操作キー10を操作
し、警告通知画面23(図17(B))の呼出ボタンを押
す。すると、制御部2及び表示部5が警告通知設定画面
23をLCD9に表示する。
【0095】警告通知設定画面23は、利用者が課金形
態選択画面12を用いて選択・登録した課金形態につい
て、所定の閾値毎に警告通知を発生させる設定を施すた
めの設定画面である。図17(B)に示す例では、画面2
3には、警告通知の有無を設定する指示が表示される。
【0096】利用者は、画面23に選択肢として表示さ
れた「1.あり」,「2.なし」の一方をカーソルKの
操作により選択・確定することにより、警告通知機能の
オン又はオフを設定することができる。即ち、利用者が
「1.あり」を選択した場合には、警告通知機能がオン
設定となり、「2.なし」を選択した場合には、警告通
知機能がオフ設定となる。
【0097】利用者が画面23にて「1.あり」を選択
した場合には、制御部2及び表示部5により、画面23
に代わって、閾値入力画面24(図17(C))がLCD9
に表示される。利用者は、閾値入力画面24に、登録し
た課金形態に対応する閾値を入力する。
【0098】例えば、登録された課金形態が「パケット
量」である場合には、利用者は、閾値として所定のバイ
ト数を入力する。また、登録された課金形態が「パケッ
ト数」である場合には、閾値として所定のパケット数を
入力する。また、登録された課金形態が「通信時間」で
ある場合には、閾値として所定の時間を入力する。画面
24を通じて入力された閾値は、メモリ部4に記録され
る。
【0099】その後、利用者が、端末装置1を操作して
パケット通信を行う場合には、第1実施形態と同様に課
金状態表示処理(図8)が実行される。第4実施形態で
は、制御部2は、課金形態に対応する課金要素を計測
し、課金要素の計測値とメモリ部4に記録された閾値と
を対比し、計測値が閾値の倍数を上回る度に、警告通知
として可聴音を音声入出力部7から出力させる。例え
ば、利用者が閾値を「1メガバイト」で設定した場合に
は、パケット量が1メガバイトを超える度に、可聴音が
出力され、警告がユーザに通知される。
【0100】第4実施形態においても、課金状態表示画
面17が表示され、画面17には、契約された課金形態
に応じたインジケータが表示される。インジケータで表
示される課金量は、計測値が閾値の倍数を上回る毎に、
異なる態様で表示される。例えば、課金量が異なる色で
表示される。即ち、課金量の表示態様の変化が、警告と
して利用者に通知される。なお、LCD9がモノクロの
場合には、表示態様(例えば、網掛け表示のドット密度
が変化)が変化するようにしても良い。
【0101】なお、課金されたことを示す上記警告(ア
ラーム)は、上記した音声出力や、画面への表示の他
に、携帯電話に設けられているバイブレータ機能を用い
た振動,ランプの点灯(点滅,消灯)等の手法を用いて利
用者に伝達することができる。
【0102】また、上述した例では、閾値を1つだけ入
力した例を示したが、複数の閾値を入力し、計測値が各
閾値を上回る毎に警告通知が利用者に伝達される構成を
採用しても良い。また、閾値は、課金要素について設定
したが、課金量について設定しても良い。
【0103】第4実施形態によると、画面12を介して
登録された課金形態の課金要素(計測値)が所定の閾値を
超える度に、警告(可聴音の出力,課金量の表示態様)が
利用者に通知される。利用者は、警告通知を受け取るこ
とによって、課金されたことを知ることができる。
【0104】ここで、登録された課金形態がデフォルト
の課金形態であれば、利用者は、警告通知を受け取る毎
に、実際に課金がなされたことを把握することができ
る。一方、利用者は、デフォルト以外の課金形態を登録
した場合には、警告通知を受け取ることで、登録した課
金形態ではどのような課金のされ方をするのかをテスト
することができる。
【0105】第4実施形態によれば、、以下の利点があ
る。パケット通信サービスにおいて従量課金が選択され
ていると、以下のような利用者が知らない間に課金され
てしまうケースが発生する。 (1)利用者がチャット画面を開いている場合に、利用者
が入力を全く行わなくても、他のチャット参加者の発言
等によってチャット画面が書き換えられることがある。
チャット画面の書換に際しては、パケットの送受信が行
われ、課金量が増加する。このとき、利用者がチャット
画面の書換に気付かない場合には、利用者が知らない間
に課金が行われてしまう。 (2)或いは、利用者がメーラを起動していると、メーラ
がPOPに従って、定期的に電子メール受信要求のパケ
ットを送信する。このパケット送信は、利用者が気付か
ないことが多い。
【0106】第4実施形態によれば、警告通知が利用者
に発せられることで、課金されたことを利用者に周知さ
せることができるので、上記したような、利用者の知ら
ない間に課金されてしまうケースを減少させることがで
きる。
【0107】また、課金状態がリアルタイムに表示され
るので、利用者が警告通知を受け取った場合に、通信状
態の継続が不要であるときには、通信を切断すること
で、課金量の増加を抑えることができる。
【0108】〔第5実施形態〕次に、本発明の第5実施
形態を説明する。第5実施形態は、第3実施形態と共通
点を有するので、主として相違点について説明し、共通
点については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0109】図18は、DISC/RELメッセージ2
5のフォーマット説明図であり、図19は、課金方法設
定メッセージ26のフォーマット説明図であり、図20
は、課金方法選択画面27の例を示す図である。また、
図21(A)及び(B)は、端末装置1にて課金方法を選択
する為の動作例を示すシーケンス図である。
【0110】以下、第5実施形態によるシステムの動作
例を図21(A)及び(B)を用いて説明する。図21(A)
において、端末装置1とネットワークNWの通信中(通
信サービスの使用中:ステップS101)には、第3実
施形態にて説明したステップS1〜S6と同様の処理に
より、加入者が端末装置1に登録した課金形態毎の課金
状態が端末装置1に表示される。
【0111】その後、通信(通話,呼)が終了する場合に
は、ネットワークNW(のパケット処理装置35)は、呼
の切断信号であるDISC(DISCONNECT)メッセージ25
(又はREL(RELEASE)メッセージ28)(図18)を端末
装置1に送信する(ステップS102)。
【0112】DISCメッセージ25は、新規のパラメ
ータエリア(フィールド)25Aを有しており、フィール
ド25Aには、利用者が課金方法を選択するための呼識
別番号(CALL−ID)が格納されている。
【0113】ネットワークNWは、DISCメッセージ
25を送信すると、端末装置1から課金方法設定メッセ
ージ26(図19)を受信することを許容する時間を計測
するタイマTをセットする。
【0114】端末装置1は、DISCメッセージ25を
受信すると、RELEASEメッセージ28(図18:
DISCメッセージ25と同じフォーマットを持つ)を
送信し(ステップS103)、ネットワークNWは、RE
LEASEメッセージ28を受信すると、呼解放処理の
完了メッセージであるRELEASE COMPLET
Eメッセージを端末装置1に送信する(ステップS10
4)。このようにして、呼切断処理が行われる。
【0115】一方、端末装置1は、DISCメッセージ
25を受信すると、利用者(通信サービスの加入者)に、
課金方法の選択を指示するための処理を行う(ステップ
S105)。
【0116】即ち、端末装置1の制御部2は、ネットワ
ークNWから受信したメッセージ25中のCALL−I
Dをメモリ部4に記録する。このCALL−IDは、L
CD9に表示することも可能である。
【0117】次に、制御部2及び表示部5は、課金方法
選択画面27をLCD9に表示する。図20に示す例で
は、課金方法選択画面27は、課金方法の選択を指示す
る「課金方法は?」の文字列とともに、選択肢としての
「1.パケット数」,「パケット量」,及び「3.通信
時間」を表示する。加入者は、画面27に表示されたカ
ーソルKを操作することにより、選択肢の何れかを選択
することができる。
【0118】また、画面27は、第3実施形態で説明し
た課金状態表示画面17(図15(B))に示されたインジ
ケータ18〜20と、各課金形態に対応する金額とを表
示する。即ち、画面27は、今回の通信のほぼ終了時に
おける各課金形態に応じた課金状態(課金量,金額)を表
示する。
【0119】これによって、利用者は、インジケータ1
8〜20や表示された金額を参照しながら課金形態を選
択することができる。従って、利用者は、自身が所望す
る課金形態(例えば、金額が最も低い課金形態)を、正確
に選択することができる。
【0120】なお、課金方法選択画面27は、課金情報
表示画面17と別画面で構成しても良く、端末装置1が
DISCメッセージ25を受信したことを契機として、
図20に示したような指示文及び選択肢が図14(B)の
画面17に表示されることで画面27が構成されるよう
にしても良い。
【0121】課金方法が選択されると、制御部2は、課
金方法設定メッセージ26(図18)を作成する。メッセ
ージ26には、加入者の識別子(IMSI/MSISD
N)と、メッセージ25に含まれていたCALL−ID
と、選択された課金方法とが夫々設定される。作成され
たメッセージ26は、ネットワークNWへ送信される
(ステップS106)。
【0122】ネットワークNW(のパケット処理装置3
5)は、メッセージ26の受信についての許容時間が経
過する前(タイマTがタイムアウトとなる前)にメッセー
ジ26を受信した場合には、メッセージ26に含まれた
加入者識別子(加入者の特定情報),CALL−ID(呼
(通信サービス)の特定情報),及び加入者によって選択
された課金方法の情報,課金方法に対応する課金要素の
値(例:パケット量,パケット数,通信時間),課金度数
の情報を含む課金チケットを発行し、課金センター39
に送信する(ステップS107)。
【0123】課金センター39は、課金チケットを受信
すると、課金チケットに含まれた情報を用い、当該加入
者の当該呼(通信サービス)について、加入者に選択され
た課金方法(課金形態)に従って課金する(料金を計算す
る)。
【0124】従って、加入者は、自身が選択した課金方
法で、当該呼の料金(通信サービスの利用料金)を支払う
ことができる。これによって、加入者は、通信サービス
の利用料金を、呼毎に、最も料金が安くなる課金方法
(課金形態)で支払うことが可能になる。
【0125】ところで、図21(B)に示すように、加入
者が意図的に課金方法を選択しない場合(メッセージ2
6を送信しない場合)には、タイマTがタイムアウトと
なる。すると、ネットワークNW(のパケット処理装置
35)は、該加入者についての通信サービス利用の契約
内容を記憶した加入者データベース29から、デフォル
トの課金形態の情報を取得し、デフォルトの課金形態の
情報を含む課金チケットを発行し、課金センター39に
送信する(ステップS108)。
【0126】課金センター39は、上記と同様に、受信
した課金チケットに含まれた情報に従って、当該呼(通
信サービス)についての料金をデフォルトの課金形態を
適用して計算する。このように、ネットワークNWがタ
イマTがタイムアウトになる前にメッセージ26を受信
しなかった場合には、デフォルトの課金形態に従って課
金が行われる。
【0127】このため、加入者は、画面27の参照の結
果、デフォルトの課金形態の料金が最適(例えば、最も
安い)である場合には、課金方法を選択しなければ良
い。もっとも、加入者は、画面27を用いて積極的にデ
フォルトの課金形態を選択しても良い。
【0128】一方、ネットワークNWは、タイマTがタ
イムアウトになった場合には、デフォルトの課金形態で
課金チケットが発行されたことを示す課金方法通知のメ
ッセージを作成し、このメッセージにCALL−ID及
びデフォルトの課金形態(課金方法)の情報を含め、端末
装置1に送信する(ステップS108)。
【0129】なお、ネットワークNWが、課金方法通知
のメッセージに代えて、デフォルトの課金形態で課金さ
れたことを示すショートメッセージ(SM)を端末装置1
に送信するようにしても良い。
【0130】第5実施形態によれば、例えば、VoIP
のような音声通信でありながらパケット通信であるとい
った性格を持つ通信サービスに対し、パケットによる従
量課金にするか、時間課金にするかといった課金形態の
選択の幅を加入者に与えることができ、加入者は、通信
の終了時に課金形態を選択することで、当該通信につい
て最適な課金形態を選択し、通信の料金を抑えることが
できる。
【0131】〔第6実施形態〕次に、本発明の第6実施
形態を説明する。第6実施形態は、第1実施形態と共通
点を有するので、主として相違点について説明し、共通
点については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0132】第6実施形態では、端末装置1の利用者
(ネットワークNWを用いた複数の通信サービスの加入
者)が、端末装置1を操作し、ネットワークNWに接続
されている加入者データベース29に、加入者が端末装
置1の操作により使用可能な複数種類の通信サービスの
夫々に対応する課金形態(課金方法)を登録する方法(呼
種別毎に課金形態を登録する方法)について説明する。
【0133】図22は、第6実施形態における加入者デ
ータベース29の説明図であり、図23は、第6実施形
態のシステムの動作例(通信サービスの課金方法)を示す
シーケンス図である。図22に示すように、加入者デー
タベース29は、加入者の識別子を格納するフィールド
30と、ベアラサービスを格納するフィールド31とを
含んでいる。
【0134】従来は、フィールド31は、図22に示す
フィールド31Aのように、加入者が利用可能な呼種別
のみが格納されていた。これに対し、本発明の実施形態
によるフィールド31は、呼種別に関連づけて、当該呼
種別に対応する課金形態(課金方法)が格納される。
【0135】図22に示す例では、フィールド31に
は、呼種別「音声通信」に関連づけて課金形態「時間課
金」が格納(登録)されており、呼種別「FAX」に関連
づけて課金形態「時間課金」が格納(登録)されている。
また、呼種別「インターネット・サービス・プロバイダ
(ISP)接続」に関連づけて呼種別「パケット数の従量
課金」が格納(登録)されている。さらに、呼種別「Vo
IP」に関連づけて課金形態「パケット量の従量課金」
が格納(登録)されている。
【0136】次に、第6実施形態の動作例を図23を用
いて説明する。加入者は、例えば、呼種別「VoIP」
に対する課金形態の変更を望む場合には、端末装置1を
操作してサービス内容変更要求のメッセージを作成する
(ステップS201)。サービス内容変更要求には、加入
者の識別子と、課金形態の変更を求める通信サービスの
特定情報(呼種別)と、変更後の課金形態を特定する情報
とが格納される。作成されたサービス内容変更要求のメ
ッセージは、端末装置1からネットワークNWへ送信さ
れる(ステップS202)。
【0137】ネットワークNWは、サービス内容変更要
求のメッセージを受信すると、当該メッセージに含まれ
ている加入者の識別子と、通信サービスの特定情報と、
課金形態の特定情報とを抽出し、これらに従って、加入
者データベース29のフィールド31を更新する(ステ
ップS203)。この例では、通信サービス「VoI
P」に関連づけて保持されている課金形態「パケット量
の従量課金」が「パケット数の従量課金」に書き換えら
れる。
【0138】ネットワークNWは、加入者データベース
29を更新すると、サービス内容変更応答メッセージを
作成し、端末装置1へ返送する。これによって、端末装
置1は、通信サービス「VoIP」に対応する課金形態
が変更されたことを知ることができる。
【0139】このようにして、端末装置1の利用者は、
加入者データベース29に保持された通信サービスに対
応する(関連する)課金形態の情報を変更(又は新規登録)
することができる。
【0140】一方、端末装置1の利用者は、加入者デー
タベース29に登録されている或る通信サービスに対応
する課金形態を確認したい場合には、端末装置1を操作
し、加入者識別子と、課金形態を確認したい通信サービ
スの特定情報を含むサービス内容確認要求のメッセージ
を作成し(ステップS205)、ネットワークNWに送信
する(ステップS206)。サービス内容確認要求のメッ
セージには、例えば、通信サービス「ISP接続」の特
定情報が格納されているものとする。
【0141】ネットワークNWは、サービス内容確認要
求のメッセージを受信すると、当該メッセージから加入
者識別子と通信サービスの特定情報を抽出し、これらに
基づいて、加入者データベース29から通信サービス
「ISP接続」に対応する課金形態の情報「パケット数
の従量課金」を読み出す(ステップS207)。
【0142】その後、ネットワークNWは、読み出した
課金形態の情報を含むサービス内容通知メッセージを作
成し、端末装置1へ送信する(ステップS208)。端末
装置1は、サービス内容通知メッセージを受信すると、
通信サービス「ISP接続」と、これに対応する課金形
態「パケット数の従量課金」とを、LCD9に表示す
る。これによって、加入者は、或る通信サービスについ
て登録した課金形態を忘れた場合でも、上記処理によっ
て確認し、把握することができる。
【0143】加入者データベース29は、例えば、以下
のように使用される。即ち、加入者が端末装置1を操作
して通信サービスの何れかを使用すると、その通信サー
ビスの終了時(通信の終了時)に、ネットワークNWが、
使用された通信サービスに対応する課金形態(課金方法)
の情報を加入者データベース29から取得し、取得した
課金形態の方法を含む課金チケットを発行する。発行さ
れた課金チケットは、課金センター39に送られ、課金
センター39は、受け取った課金チケットに含まれた情
報に従って清算処理を行う。
【0144】第6実施形態によると、端末装置1の利用
者は、使用可能な各通信サービスについての課金形態を
新規登録又は更新登録することができる。なお、加入者
データベース29のフィールド31には、さらに、通信
サービスとしての電子メールやWWWに対応する課金形
態が登録されるようにしても良い。
【0145】また、上記構成に代えて、課金センター3
9が呼種別毎の課金形態が登録されたデータベースを有
し、課金センター39がネットワークNWから課金チケ
ットを受け取ると、図示せぬデータベースに登録された
課金状態の情報を用いて清算処理を実施するようにして
も良い。
【0146】なお、第6実施形態では、第1実施形態に
て説明した1つの通信サービスについて課金形態毎の課
金状態を表示させる為の構成は、必須の構成要素ではな
い。
【0147】〔第7実施形態〕次に、本発明の第7実施
形態を説明する。第7実施形態は、加入者が呼の発信時
に課金方法の選択することを可能にする機能サービスの
実施形態である。第7実施形態は、第1実施形態と共通
点を有するので、主として相違点について説明し、共通
点については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0148】図24は、第7実施形態によるシステムの
動作例(通信サービスの課金方法)を示すシーケンス図で
あり、図25(A)は、パケット発信画面32の表示例を
示す図であり、図25(B)は、課金方法指定画面33の
表示例を示す図である。
【0149】第7実施形態では、端末装置1の利用者
が、通信サービスを使用する場合に、当該通信サービス
に適用される課金形態を予めネットワークNW側へ通知
し、課金及び清算が通知された課金形態で行われるよう
にする。
【0150】図24において、端末装置1の利用者が、
或る通信サービスとして電子メールを使用する場合にお
いて、今回の電子メール送信に適用される課金形態(課
金方法)を予め指定したい場合には、端末装置1の操作
キー10を操作し、制御部2及び表示部5にパケット発
信画面32(図24(A))を表示させる。利用者は、画面
32を用いて、接続先の情報(相手の電子メールアドレ
ス)として相手の電話番号を入力する(ステップS30
1)。
【0151】次に、利用者は、操作キー10を操作し、
制御部2及び表示部5に課金方法指定画面33(図24
(B))を表示させる。画面33には、電子メールについ
て適用可能な複数種類の課金方法が表示される。利用者
は、カーソルKを操作して、何れかの課金方法を選択す
る。例えば、利用者が「パケット量の(従量)課金」を選
択したものとする。
【0152】選択された課金方法の情報は、パケット通
信要求のメッセージ(呼設定メッセージ:音声通信であ
ればSETUP)42(図30参照)に新たに設けられた
フィールド43に格納され、端末装置1からネットワー
クNWに送信される(ステップS303)。
【0153】ネットワークNW(のパケット処理装置3
5)は、呼設定メッセージを受信すると、呼設定メッセ
ージに含まれた課金形態の情報をネットワークNWに接
続された加入者情報のデータベースに登録する。また、
ネットワークNWは、パケット通信(電子メール送信)に
係る呼を接続するための処理を行った後、パケット通信
O.Kメッセージ(応答メッセージ)を端末装置1に返送
する(ステップS304)。
【0154】端末装置1が応答メッセージを受信する
と、端末装置1からネットワークNWを通じた呼(通信)
が確立し、通信中(通信サービス使用中)の状態となる。
これよって、端末装置1は、ネットワークNWへ電子メ
ールを送信する。ネットワークNWは、端末装置1が或
るゾーンから他のゾーンへ移動する場合には、前のゾー
ンにおける端末装置1からの電子メールの送信に係るパ
ケット量を計測し、計測したパケット量,課金形態,利
用者の特定情報(加入者識別子)を含むパーシャル(部分)
課金チケットを発行し、課金センターへ送信する(ステ
ップS305)。
【0155】このように、端末装置1が複数のゾーンに
亘って移動する場合には、各ゾーンにおけるパケット通
信についてのパーシャル課金チケットがネットワークN
Wから課金センターに通知され、当該通信の料金は、複
数のパーシャル課金チケットに基づく料金の和で求めら
れる。
【0156】その後、端末装置1は、電子メールを送信
し終わり、パケット通信を終了する場合には、パケット
通信終了メッセージ(DISC又はRELメッセージ)を
ネットワークNWへ送信する(ステップS306)。
【0157】ネットワークNW(のパケット処理装置3
5)は、パケット通信終了メッセージを受信すると、呼
の切断処理を行った後、今回のパケット通信に適用され
る課金方法の情報を加入者データベース29から読み出
し、読み出した課金方法の情報を含む課金チケット(又
はパーシャル課金チケット)を発行し、課金センター3
9へ送信する(ステップS307)。
【0158】なお、課金チケットは、端末装置がパケッ
ト通信の開始から終了まで同じゾーンに存していた場合
に作成・送信される。課金センターは、ネットワークN
Wから受け取った複数のパーシャル課金チケット,又は
課金チケットに基づいて、今回のパケット通信の使用に
対する料金を清算する。
【0159】また、ネットワークNWは、パケット通信
終了メッセージを作成し、端末装置1へ送信する(ステ
ップS308)。このとき、パケット通信終了メッセー
ジには、今回のパケット通信に適用された課金方法が格
納される。
【0160】端末装置1は、パケット通信終了メッセー
ジを受信すると、今回のパケット通信が選択された課金
方法で課金された旨がLCD9に表示される。これによ
って、端末装置1の利用者は、今回のパケット通信(通
信サービス)の使用について自身が選択した課金方法で
課金されたことを知ることができる。
【0161】上記動作例では、端末装置1が発信端末と
して機能する場合について説明した。これに対し、端末
装置1が着信端末として機能する場合には、端末装置1
は、自身が受信する相手からの呼設定メッセージに対応
する応答メッセージに、所望の課金方法を格納し、ネッ
トワークNWへ送信する。
【0162】第7実施形態によれば、事前登録式で且つ
課金単位(例えば、月単位)でしか課金方法を設定できな
いといった従来の課金方法に比べ、自由度の高い課金方
法を提供することができる。
【0163】なお、第7実施形態において、第1実施形
態で説明した或る通信サービスに適用可能な課金形態毎
の課金状況を表示するための構成は、必須の構成要素で
はない。
【0164】〔第8実施形態〕次に、本発明の第8実施
形態を説明する。第8実施形態は、加入者が通信記録を
閲覧でき、通信記録の内容に基づいて課金方法を選択可
能にするサービスに係る実施形態である。
【0165】現状の通信サービスの課金方法は、時間課
金,従量課金等に、時間外割引,対地割引,年々割引等
の割引サービスが加わった状態となっており、多種多様
である。今後、他の複雑な課金形態がさらに発生すると
考えられる。通信サービスの加入者は、多数の課金形態
の中から自身にとって最適な課金形態を自身で見つけ、
選択しなければならない。以下、最適な課金形態の選択
を支援するシステムについて説明する。
【0166】図25は、第8実施形態によるシステムの
構成図である。図25において、システムは、ネットワ
ーク38を介して相互に接続された加入者の端末装置3
4,パケット処理装置35,サーバ36,及びサーバ3
7を含んでいる。
【0167】端末装置34は、第1実施形態における端
末装置1に相当し、図2に示した構成とほぼ同様の構成
を有している。パケット処理装置35は、第1実施形態
におけるネットワークNWのパケット処理装置35に相
当する。サーバ36は、加入者の通信記録を蓄積するデ
ータベース36Aを備えた情報バンクとして機能する。
また、サーバ37(課金量算出装置に相当)は、通信サー
ビスの提供者(事業者)が提供可能な課金方法と、課金計
算用プログラム(課金度数の情報を含む)を記憶してい
る。
【0168】図27は、図26に示した第8実施形態に
よるシステムの動作例(通信サービスの課金方法)を示す
シーケンス図である。図27において、端末装置34が
パケット処理装置35Aを介して呼を接続し、通信を行
い、通信が終了すると、両者の間で呼切断処理が行われ
る(ステップS401〜S404)。
【0169】当該パケット通信についての課金要素(通
信時間,パケット量,パケット数等)は、端末装置34
又はパケット処理装置35Aによって計測され、パケッ
ト処理装置35Aに保持される。
【0170】その後、パケット処理装置35Aは、加入
者識別子(MSISDN),計測結果,ログ情報(年月日
及び通信開始時刻及び通信終了時刻)を含む通信記録と
しての課金データを作成し、サーバ36へ送信する(ス
テップS405)。
【0171】サーバ36は、パケット処理装置35から
受信した課金データ(通信記録)を、加入者毎に、データ
ベース36Aに蓄積する(ステップS406)。図28
は、データベース36Aに蓄積された或る加入者識別子
に対応する通信記録(課金データ:通信履歴)の例を示す
図である。図28には、データベース36Aに加入者識
別子毎に設けられた記憶領域40を示している。記憶領
域40は、1通話(通信)分の課金データを含むレコード
を記憶する。
【0172】レコードは、1通話分のログ情報及び計測
結果(通信時間:パケット数:パケット量)からなる。レ
コードは、例えば、ログ情報に従って(ログ情報の降順
又は昇順)でソートされており、或る加入者の通信履歴
として機能する。
【0173】従って、データベース36Aは、加入者識
別子をキーとして所望の記憶領域を検索することがで
き、さらに、年月日や期間等をキーとして所望のレコー
ドを検索することができる。
【0174】図27に戻って、その後、必要に応じて以
下の清算要求手順が行われる。即ち、加入者は、通信サ
ービスの料金の清算を望む場合には、端末装置34を操
作し、清算要求の指示を入力する。
【0175】すると、端末装置34は、サーバ37に接
続し、加入者識別子,加入者が適用を希望する少なくと
も1つの課金方法の情報,及び清算期間(X年X月X日
X時X分〜X年X月Y日X時X分)の情報を含む清算要
求を送信する(ステップS407)。
【0176】端末装置34は、サーバ37のURL(Uni
form Resource Locator)の指定や、サーバ37に割り当
てられた特別番号のダイヤル等,既存の接続方法によっ
てサーバ37に接続することができる。
【0177】サーバ37は、清算要求を受信すると、こ
の清算要求に含まれた加入者識別子と、清算期間とを含
む課金データ要求を作成し、作成した課金データ要求を
サーバ36に送信する(ステップS408)。
【0178】サーバ36は、課金データ要求を受信する
と、課金データ要求に含まれた加入者識別子及び清算期
間をキーとしてデータベース36Aを検索し、これらの
キーに合致する単数又は複数の課金データを取得する。
続いて、サーバ36は、取得した課金データ(通信記録)
をサーバ37へ送信する(ステップS409)。
【0179】サーバ37は、課金データを受信すると、
課金計算用プログラムを実行し、受信した課金データ
と、清算要求に含まれていた課金方法と、課金度数の情
報とを用いて、課金量を計算する。
【0180】即ち、サーバ37は、課金データについて
の課金量を、課金方法毎に求める。課金度数の情報は、
上記したようにサーバ37に予め登録しておいても良い
が、必要に応じてパケット処理装置35からサーバ37
に与えられるようにしても良い。
【0181】サーバ37は、課金方法毎の課金量(料金)
を求めると、清算期間,課金データ,課金量を含む清算
結果通知のメッセージを作成する。このとき、サーバ3
7が、対地割引,時間外割引等の割引サービスの情報を
保持し、割引サービスの情報に従って割引された課金量
の金額を求めるようにしても良い。その後、サーバ37
は、作成した清算結果通知のメッセージを端末装置34
へ送信する(ステップS411)。
【0182】端末装置34は、清算結果通知を受信する
と、この清算結果通知に含まれた情報に基づく清算結果
画面41を表示装置の画面に表示する。図29は、清算
結果画面41の表示例を示す図である。清算結果画面
は、清算期間と、清算期間内の課金データの各計測値の
合計値と、この合計値に対する課金量(金額)とを表示す
る。
【0183】加入者は、清算結果画面41を参照し、最
適な課金方法を選択すると、端末装置34を操作し、清
算方法の選択画面を表示装置に表示させる。清算方法の
選択画面は、例えば、図3に示した課金形態選択画面1
2とほぼ同様の構成を有し、課金量の清算に適用可能な
課金方法を表示する。
【0184】加入者は、選択画面に表示されたカーソル
Kを操作し、何れかの清算方法を選択する(ステップS
412)。すると、端末装置34は、選択された清算方
法の情報を含む清算方法登録メッセージ(清算結果通知
の応答メッセージ)を作成し、サーバ37に送信する(ス
テップS413)。
【0185】サーバ37は、清算方法登録メッセージを
受信すると、清算方法登録メッセージに含まれた清算方
法を記録する。続いて、サーバ37は、清算要求に応じ
てサーバ36から取得した課金データ(レコード)の消去
を、サーバ36に要求する(ステップS414)。サーバ
36は、依頼を受け取ると、該当するレコードをデータ
ベース36Aから消去する(ステップS415)。これに
よって、二重課金が防止される。
【0186】その後、サーバ37は、加入者識別子,清
算対象の通信記録(該当する通信サービスの特定情報,
必須ではない),清算期間,清算方法,清算方法に対応
する計測値(通信記録が複数の場合には各通信記録に対
応する計測値の積算値),課金度数の情報(課金センター
39が有している場合には不要)を含む課金チケットを
発行し、課金センター39に通知する(ステップS41
6)。
【0187】課金センター39は、課金チケットに含ま
れた情報に基づいて清算対象の通信記録に係る料金を算
出する。なお、課金センター39が、サーバ37にて計
算された料金を受け取り、課金センター39自身の料金
計算が省略されるようにしても良い。
【0188】第8実施形態によれば、加入者は、自身が
指定した清算期間内のパケット通信について、課金方法
毎の課金量を参照することができる。そして、加入者
は、参照の結果選択した最適な清算方法で、清算期間内
のパケット通信を清算(課金)することができる。
【0189】即ち、第8実施形態によれば、加入者は、
通信記録に基づいて課金方法を自由に選択することがで
きる。また、課金方法を通信(通話)の終了後に登録する
ことができる。また、通信の終了後直ぐに課金方法を登
録することができる。また、事前登録式以外の課金方法
の登録ができる。
【0190】なお、第8実施形態では、課金量(金額)を
サーバ37が計算し、算出された課金量を含む清算結果
画面41が端末装置41側で表示される構成とした。こ
れに代えて、以下の構成を採用しても良い。
【0191】即ち、端末装置34の加入者は、必要に応
じて端末装置34を操作することによってサーバ36の
データベース36Aにアクセスし、データベース36A
から必要な課金データを取得して表示装置に表示し(図
32参照)、表示された課金データを参照して清算に適
用すべき課金方法を選択し、選択された課金方法を端末
装置34からサーバ37へ通知し、サーバ37が通知さ
れた課金方法を登録する。 上記構成を採用する場合に
は、清算要求のメッセージに課金方法を含める必要がな
い。サーバ37は、ステップ410の処理を、事前に端
末装置34から受け取って登録した課金方法に基づいて
行い、ステップS414及びステップS416の処理を
行う。一方、端末装置34は、清算結果画面41に基づ
いて清算方法(課金方法)を選択し、清算方法登録メッセ
ージを送信する必要がない。
【0192】〔第9実施形態〕次に、本発明の第9実施
形態を説明する。第9実施形態は、第8実施形態とほぼ
同じシステム構成を有する(図26参照)。但し、第9実
施形態は、第8実施形態と動作が異なる。
【0193】図31は、第9実施形態によるシステムの
動作例(通信サービスの課金方法)を示すシーケンス図で
ある。以下、第9実施形態の動作例を第8実施形態との
相違点に基づいて説明し、第8実施形態と共通するステ
ップについては同一のステップ番号を付して説明を省略
する。
【0194】図31において、端末装置34の加入者
は、清算方法(通信の料金の清算に適用する課金方法)
を、通信を行う前に事前に登録する(ステップS407
A)。即ち、端末装置34の加入者は、操作キー30を
操作し、清算方法選択画面(図示せず)を表示装置の画面
に呼び出し、当該画面を用いて清算期間と、清算方法と
して採用する課金方法とを入力する。
【0195】すると、端末装置34は、加入者識別子
(MSISDN)と、課金方法と、清算期間とを含む清算
方法登録要求のメッセージを作成し、サーバ37へ送信
する。サーバ37は、清算方法登録要求のメッセージを
受信すると、当該メッセージに含まれた清算期間,課金
方法,及び加入者識別子を図示せぬ記録媒体に登録す
る。
【0196】その後、サーバ37は、図示せぬタイマを
清算期間を計時するように設定し、清算期間の計時を開
始する(ステップS407B)。計時された時間が清算期
間に達すると、タイマがリセットされる(ステップS4
07C)。その後、タイマは、再び清算期間の計時を開
始する。このように、タイマは、清算期間毎にリセット
されるようになっている。
【0197】タイマがリセットされると、サーバ37
は、第8実施形態にて説明したステップS408〜S4
10とほぼ同様の処理を行う。即ち、サーバ37は、登
録された加入者識別子と、タイマの開始時刻を清算開始
時刻としタイマのリセット時刻を清算終了時刻とする清
算期間とを用いて、データベース36Aに蓄積された該
当する課金データをサーバ36から取得する。そして、
サーバ37は、当該清算期間内のパケット通信の課金方
法に応じた課金量(金額)を算出する(ステップS41
0)。
【0198】すると、サーバ37は、清算期間,清算方
法,並びに、清算方法に応じた課金要素の測定値及び課
金量(金額)を含む清算結果通知のメッセージを作成し、
端末装置34に送信する(ステップS411A)。端末装
置34は、清算結果通知のメッセージを受信すると、当
該メッセージに含まれている上記情報を表示装置の画面
に表示する。これによって、加入者は、自身が選択した
清算方法(課金方法)で、清算期間内に行われたパケット
通信の課金行われたことと、その課金量とを把握するこ
とができる。
【0199】一方、サーバ37は、第8実施形態と同様
に、清算が行われた課金データの消去をサーバ36に要
求し(ステップS414)、該当する課金データがデータ
ベース36Aから消去される(ステップS415)、ま
た、第8実施形態と同様の課金チケットがサーバ37か
ら課金センター39へ通知される(ステップS416)。
【0200】第9実施形態によれば、事前に清算期間と
清算方法とをサーバ37に登録することによって、パケ
ット通信の料金を清算期間毎に清算することができる。
このため、清算期間の長さを変更できないが、第8実施
形態のように、逐一清算要求をサーバ37へ送信しなく
て済む。
【0201】なお、第8,9実施形態の構成に代えて、
以下の構成を採用しても良い。即ち、データベース36
Aに蓄積されたレコードが課金データ要求に応じて一旦
読み出されると、そのレコードに清算済みを示すフラグ
が設定される(オンの状態となる)。その後、当該レコー
ドが無効なものとして取り扱われる。この場合には、サ
ーバ37が課金データの消去要求をサーバ36に送信す
る処理(ステップS414)を行わなくて済む。
【0202】また、第8,9実施形態の構成に代えて、
以下の構成を採用するようにしても良い。即ち、端末装
置34が、ステップS407Aにおいて、通信サービス
(パケット通信)に適用可能な複数の課金方法と、これら
の課金方法から特定の課金方法を選択するための条件
(課金方法選択条件:例えば、課金量が最低の課金方法)
と、清算期間とをサーバ37に登録する。
【0203】サーバ37は、清算期間が経過する毎に、
登録された複数の課金方法に対応する課金量を求め、求
めた課金量が課金方法選択条件を満たす課金方法を登録
された課金方法の中から選択し、清算に適用する課金方
法として図示せぬ記録媒体に登録する。これによって、
清算期間毎に課金方法選択条件を満たす課金方法が自動
的に選択され、清算に適用される。
【0204】上記処理は、サーバ37によって実行され
る課金計算用プログラムに、課金方法選択条件を満たす
課金方法を特定するステップと、特定された課金方法を
清算に適用する課金方法として登録するステップとを加
えることで実現することができる。
【0205】〔第10実施形態〕次に、本発明の第10
実施形態を説明する。第10実施形態は、第8,9実施
形態と共通点を有するので、主として相違点について説
明し、共通点については、同一の符号を付して説明を省
略する。
【0206】第10実施形態は、課金データを端末装置
側で蓄積し、所定の期間内における通信サービス(パケ
ット通信)についての課金量の計算を端末装置側で実行
する実施形態である。
【0207】図33は、第10実施形態におけるシステ
ム構成図である。図33において、システムは、ネット
ワーク42と、ネットワーク42に接続された加入者の
端末装置43,パケット処理装置44,サーバ45(清
算プログラム提供装置に相当),課金センター39とを
含んでいる。
【0208】端末装置43は、端末装置34(図26)に
相当し、端末装置1とほぼ同様の構成を有している(図
2参照)。端末装置43は、自身の配下に位置する(端末
装置43とのみ接続されている)課金データ蓄積機能部
46と接続されている。
【0209】課金データ蓄積機能部46は、第8実施形
態におけるデータベース36Aに相当するものであり、
端末装置34が使用した通信サービス(パケット通信)の
課金データを保持する。
【0210】即ち、課金データ蓄積機能部46は、図2
7に示した記憶領域40に保持された課金データ(通信
記録)のレコードを保持する。なお、課金データ蓄積機
能部46は、例えば、端末装置43に搭載又は接続され
たハードディスク等の記録媒体,或いは、データベース
を保持する記録媒体を搭載した他の端末装置を用いて構
成される。パケット処理装置44は、パケット処理装置
35Aに相当する。
【0211】図34は、第10実施形態によるシステム
の動作例を示すシーケンス図である。図34において、
端末装置43がパケット処理装置44を通じてパケット
通信を行い(ステップS501)、パケット通信が終了す
ると、端末装置43とパケット処理装置44との間で呼
切断処理が行われる(ステップS502,S503)。
【0212】パケット処理装置44は、パケット通信中
において、課金方法の課金要素となる量又は数(パケッ
ト量,パケット数,通信時間)を計測し、呼切断処理に
おいては、計測した各課金要素の値と、ログ情報(通信
年月日,通信開始時刻,及び通信終了時刻)とを含む課
金チケット情報が含まれたRELEASE COMPL
ETEメッセージを作成し、端末装置43に送信する
(ステップS504)。
【0213】端末装置43は、パケット処理装置44か
ら課金チケット情報を受け取ると、この課金チケット情
報(課金要素の値及びログ情報)を、課金データ蓄積機能
部46に蓄積する(ステップS505:図29参照)。な
お、端末装置43が、パケット通信中(通信サービス利
用中)に、ログ情報の取得するとともに課金要素の数又
は量を計測し、課金データ蓄積機能部46に格納するよ
うにしても良い。
【0214】その後、端末装置43は、必要に応じてサ
ーバ45との間で清算要求手順を実施する。図34に
は、清算要求手順として、第1清算要求手順と第2清算
要求手順とが示されている。
【0215】まず、第1清算要求手順を説明する。加入
者は、或る課金データ又は所定期間内の単数又は複数の
課金データに関して清算を所望する場合には、端末装置
43を操作し、表示装置(図示せず)に、課金データ蓄積
機能部46に蓄積された課金データの内容を表示させ
る。表示装置には、例えば、図32に示したような、課
金データの内容が表示される。加入者は、表示された課
金データの内容を参照し、清算を所望する1以上の課金
データを指定する。さらに、加入者は、指定した課金デ
ータに対する所望の課金方法を指定する。
【0216】すると、端末装置43の制御部2は、指定
された課金データを課金データ蓄積処理部46から読み
出し、読み出した課金データと、加入者識別子(MSI
SDN)と、指定された課金方法の各情報を含む清算要
求メッセージを作成し、サーバ45へ送信する(ステッ
プS511)。
【0217】サーバ45は、清算要求メッセージを受信
すると、第8実施形態で説明したステップS410(図
31)と、第9実施形態で説明したステップS411A
(図31)とほぼ同様の処理を行い、第9実施形態とほぼ
同様の清算結果通知を端末装置43に送信する(ステッ
プS512,S513)。
【0218】端末装置43は、清算結果通知のメッセー
ジを受信すると、当該メッセージに含まれている上記情
報を表示装置の画面に表示する。これによって、加入者
は、自身が指定した1以上の課金データに対する課金量
を、自身が指定した課金方法毎に把握することができ
る。
【0219】その後、第8実施形態で説明したステップ
S412,S413(図27)とほぼ同様の処理が行わ
れ、清算方法登録のメッセージが端末装置43からサー
バ45に送信される(ステップS513)。
【0220】清算方法登録のメッセージは、加入者が清
算方法として選択した課金方法の情報と、清算対象に該
当する課金データの特定情報(第8実施形態における清
算期間に相当する情報)とを含む。課金データの特定情
報は、第8実施形態と同様に、清算期間を示す情報を適
用することができる。
【0221】サーバ45は、清算方法登録のメッセージ
を受信すると、第8実施形態におけるステップS416
とほぼ同様の処理を行い、課金チケットを課金センター
39に送信する(ステップS515)。
【0222】次に、第2清算要求手順を説明する。加入
者は、或る課金データ又は所定期間内の単数又は複数の
課金データに関して清算を所望する場合には、端末装置
43を操作し、清算に適用すべき1以上の課金方法を指
定・入力した後、清算プログラムのダウンロードの使用
要求を入力する。
【0223】すると、端末装置43(の制御部2)は、加
入者識別子(MSISDN)と、指定された課金方法の情
報を含む清算プログラムの使用要求メッセージを作成
し、サーバ45へ送信する(ステップS521)。
【0224】サーバ45は、清算プログラムを端末装置
43からの要求に応じて提供するように設定されてお
り、清算プログラムの使用要求メッセージを受信する
と、当該メッセージに含まれている課金方法に応じた清
算プログラムを端末装置43に配信(送付)する(ステッ
プS522)。
【0225】端末装置43は、清算プログラムを受信す
ると(サーバ45からダウンロードすると)、制御部が清
算プログラムを実行することによって、指定された課金
方法毎の課金量が計算される(ステップS523)。
【0226】清算プログラムの実行にあたり、加入者
は、第1清算要求手順と同様の手法により、課金データ
蓄積機能部46に蓄積されている課金データを表示装置
に表示させ、課金データを参照し、清算対象に該当する
1以上の課金データを指定する。
【0227】清算プログラムが実行されると、指定され
た1以上の課金データが課金データ蓄積機能部46から
読み出され、読み出された課金データについての課金量
(金額)が課金方法毎に算出される(ステップS523)。
端末装置43は、清算プログラムの実行が終了すると、
第8実施形態と同様に、清算結果画面41を表示装置に
表示する。加入者は、清算結果画面41を参照し、指定
した課金方法の中から清算方法として最適な課金方法を
選択・入力する。すると、端末装置43は、入力された
最適な課金方法(清算方法)の情報を含む清算方法登録メ
ッセージを作成し、サーバ45に送信する(ステップ5
24)。その後は、第1清算要求手順におけるステップ
S515とほぼ同様の手順が行われる(ステップS52
5)。なお、端末装置43にダウンロードされた清算プ
ログラムは、その実行後に消去されるようにし、清算毎
にダウンロードするようにしても良い。
【0228】第10実施形態によれば、端末装置側で課
金データを蓄積するので、加入者が必要に応じて課金デ
ータを参照し、清算するか否かを決定することができ
る。また、パケット通信毎に、所望の課金方法で清算を
行うことができる。従って、第8,9実施形態と同様
に、所定の期間内の課金データを所望の課金方法を適用
して清算することもできる。
【0229】〔第11実施形態〕次に、本発明の第11
実施形態を説明する。第11実施形態は、通信開始時に
通信内容(サービス種別や予想通信量等)と、通信方法決
定パラメータ(料金が最も安い方法,通信時間が最も短
い方法等を決定するためのパラメータ)を入力すること
によって、最適な通信方法を選択し、選択した通信方法
で通信(通話)を行う接続サービスを提供するシステムを
説明する。
【0230】第11実施形態のシステムは、第1実施形
態と同様に、端末装置48と、端末装置に様々な通信サ
ービスを提供するネットワークNW1とを含んでいる。
端末装置48は、第1実施形態にて説明した端末装置1
とほぼ同じブロック構成を有している(図2参照)。ネッ
トワークNW1は、第1実施形態と同様に、端末装置4
8に通信サービスを提供する。
【0231】図35(A)及び(B)は、第11実施形態の
システムによる動作例(通信サービスの品質設定方法)を
示すシーケンス図である。図36は、通信方法の選択画
面51の表示例を示す図であり、図37は、サービス種
別(呼種別)の選択画面52の表示例を示す図である。図
38は、通信量の入力画面53の表示例を示す図であ
り、図39は、パラメータ決定画面54の表示例を示す
図であり、図40は、通信処理中画面55の表示例を示
す図であり、図41は、通信継続の選択画面56の表示
例を示す図である。
【0232】例として、端末装置48がネットワークN
W1を通じてパケット通信を行う場合について説明す
る。図34(A)において、端末装置48の利用者(パケ
ット通信サービスの加入者)は、パケット通信を開始す
る場合には、端末装置48を操作し、通信方法選択処理
を行う(ステップS601)。
【0233】通信方法選択処理(ステップS601)は、
以下のようにして行われる。最初に、加入者は、端末装
置48を操作し、通信方法の選択画面51(図51)の表
示指示を入力する。すると、端末装置48の制御部2及
び表示部5(図1参照)が、選択画面51を端末装置48
の表示装置(LCD9)に表示する。
【0234】選択画面51には、通信方法を選択するか
否かの質問と、「1.はい」及び「2.いいえ」の回答
の選択肢が表示される。加入者は、通信方法を選択する
場合には、「1.はい」の回答を、選択しない場合には
「2.いいえ」の回答を選択する。
【0235】ここで、加入者が「2.いいえ」の回答を
選択した場合には、従来と同様のパケット通信の開始操
作が行われ、パケット通信が行われる。これに対し、加
入者が「1.はい」の回答を選択した場合には、制御部
2及び表示部5は、サービス種別の選択画面52(図3
7)を、表示装置に表示する。
【0236】選択画面52は、パケット通信に際して選
択可能な複数のサービス種別が表示される。図37の例
では、サービス種別として、「1.電子メール」,「W
ebアクセス(WWW)」,「VoIP」が表示されてい
る。加入者は、選択画面52に表示されたカーソルKを
操作することによって、何れかのサービス種別を選択す
る。選択されたサービス種別は、制御部2によってメモ
リ部4に記録される。
【0237】続いて、制御部2及び表示部5は、通信量
の入力画面53(図38)を表示装置に表示する。通信量
の入力画面53は、今回のパケット通信において予想さ
れる通信量(バイト数)等の入力を促す指示が表示され
る。加入者は、操作キー10を用いて通信量を表示す
る。
【0238】なお、通信量は、第8〜10実施形態にて
説明したように、通信記録が端末装置側又はネットワー
ク側で蓄積され、加入者が端末装置48を操作して通信
記録を参照することで、予想することができる。
【0239】加入者が通信量を入力すると、制御部2
は、入力された通信量をメモリ部4に記録する。次に、
制御部2及び表示部5は、パラメータ決定画面54(図
39)を表示装置に表示する。
【0240】パラメータ決定画面54は、加入者が今回
のパケット通信において最も重視する通信パラメータ
(通信品質条件)を指定するための画面である。図39に
示す例では、画面54は、指定可能な複数の通信パラメ
ータとして、「1.通信価格」と「2.通信時間」とが
表示されている。
【0241】加入者が、画面54に表示されたカーソル
Kを操作して何れかの通信パラメータを指定する。例え
ば、今回のパケット通信を最も安い価格で実施したい場
合には、「1.通信価格」を指定する。これに対し、今
回のパケット通信を最短時間で実施したい場合には、
「2.通信時間」を指定する。すると、表示装置には、
図40に示す通信処理中画面55が表示される。
【0242】パラメータが指定されると、端末装置48
の制御部2は、パケット通信要求のメッセージを作成す
る。このとき、制御部2は、メモリ部4に記録したサー
ビス種別,通信量,及び指定されたパラメータに従った
QOSパラメータをパケット通信要求のメッセージのQ
OSフィールド(図5参照)に設定する。例えば、加入者
が「2.通信時間」を指定した場合には、制御部2は、
通信時間が最短となるようなQOSパラメータをQOS
フィールドに設定する。作成されたパケット通信要求の
メッセージは、端末装置48からネットワークNW1へ
送信される(ステップS602)。
【0243】ネットワークNW1は、パケット通信要求
のメッセージを受信すると、当該メッセージのQOSフ
ィールドに設定された内容での呼設定処理を実行する。
このとき、QOSフィールドに設定された内容で呼を設
定できない場合には、ネゴシエーションを行い、呼設定
可能なQOSで呼を設定する。
【0244】その後、ネットワークNW1は、ネットワ
ークNW1側での呼設定処理が終了すると、今回のパケ
ット通信に対して実際に設定されたQOSをQOSフィ
ールド(図7参照)に含むパケット通信O.Kメッセージ
(応答メッセージ)を作成し、端末装置48に送信する
(ステップS603)。端末装置48が応答メッセージを
受信すると、呼が確立し、パケット通信中の状態とな
る。
【0245】端末装置48が応答メッセージを受信する
と、以下の通信継続選択処理が実行される。即ち、端末
装置48の制御部2が、パケット通信要求のメッセージ
のQOSフィールドに設定されたQOSでパケット通信
が行われる場合の通信価格又は通信時間を計算する。続
いて、制御部2は、応答メッセージのQOSフィールド
に設定されたQOSでパケット通信が行われる場合の通
信価格又は通信時間を計算する。そして、制御部2及び
表示部5は、各計算結果を表示し加入者に通信の継続を
問うための通信継続選択画面56(図41)を表示装置に
表示する。通信継続選択画面56は、通信を継続するか
否かの質問及び回答の選択肢と、指定された通信パラメ
ータに応じたQOSで通信が実施される場合の通信状況
としての通信時間(指定通信時間)又は通信価格(指定通
信価格)と、呼設定処理によって実際に設定されたQO
Sで通信が実施される場合の通信状況としての通信時間
(実施通信時間)又は通信価格(実施通信価格)と、を表示
する。図41の例では、指定されたQOSを実現でき
ず、実施通信時間が指定通信時間よりも長くなった様子
が表示されている。
【0246】加入者は、画面56を参照し、画面56に
表示されたカーソルKを操作して、通信を継続するか否
かを選択する。加入者が通信継続を選択した場合
(「1.はい」を選択した場合)には、確立しているパケ
ット通信が継続される。
【0247】これに対し、加入者が通信継続を選択しな
かった場合(「2.いいえ」を選択した場合)には、パケ
ット通信の終了メッセージ(DISCメッセージ)が端末
装置48からネットワークNW1に送信され(図35
(B);ステップS605)、呼切断処理が行われる。
【0248】第11実施形態によれば、端末装置48の
利用者(パケット通信サービスの加入者)が、サービス種
別,通信量,通信パラメータ(通信品質条件)を端末装置
48を操作して指定すると、通信条件を満たすようなQ
OSが設定されたパケット通信要求メッセージ(呼設定
メッセージ)が作成され、当該メッセージに従って、設
定されたQOSを実現するための呼設定処理が行われ
る。
【0249】これによって、加入者が複雑なQOSパラ
メータを設定しなくても、自身が所望する通信パラメー
タ(通信品質条件)でパケット通信を行う(通信サービス
の提供を受ける)ことが可能となる。
【0250】一方、呼が確立した場合には、指定された
通信品質(指定通信時間又は指定通信価格)と、実際に設
定された通信品質(実施通信時間又は実施通信価格)とが
端末装置48に表示される。これによって、加入者は、
指定した通信品質条件が満たされたか否かを把握するこ
とができ、通信品質条件が満たされていない場合には、
通信非継続を選択することで、当該パケット通信を終了
させることができる。従って、加入者が、所望の通信品
質条件が満たされる場合のみ、パケット通信を実施する
ことが可能となる。
【0251】なお、第11実施形態において、通信品質
条件は、サービス種別毎に設定することができる。従っ
て、サービス種別の選択は、本発明の必須の構成要件で
はない。
【0252】〔付記〕本発明は、以下のように特定する
ことができる。 (付記1)複数の課金方法を適用可能な通信サービスを
加入者に提供するネットワークと、前記加入者が通信サ
ービスを使用する場合に操作する端末装置とを含む通信
サービスの課金状態表示方法であって、前記端末装置
が、通信サービスの使用中に、前記複数の課金方法に対
応する課金量を表示する、通信サービスの課金状態表示
方法。 (付記2)前記端末装置は、前記通信サービスの使用が
開始される場合に、前記複数の課金方法に対応する課金
度数の情報を前記ネットワーク側から取得し、前記端末
装置は、前記通信サービスの使用中に、課金方法の夫々
に対応する課金要素の量又は数を計測し、この計測結果
と前記取得した課金度数の情報とに基づいて各課金方法
に対応する課金量を算出して表示する、付記1記載の通
信サービスの課金状態表示方法。 (付記3)前記端末装置は、前記複数の課金方法に対応
する課金量を表示する場合に、特定の課金量を他の課金
量よりも際立つ態様で表示する、付記1又は2記載の通
信サービスの課金状態表示方法。 (付記4)前記端末装置は、前記複数の課金方法に対応
する課金量とともに各課金方法に対応する金額を表示す
る、付記1〜3の何れかに記載の通信サービスの課金状
態表示方法。 (付記5)前記端末装置は、前記計測した課金要素の量
又は数が所定の閾値に達した場合に警告通知を出力す
る、付記2記載の通信サービスの課金状態表示方法。 (付記6)前記端末装置は、前記算出した課金量が所定
の閾値に達した場合に警告通知を出力する、付記2記載
の通信サービスの課金状態表示方法。 (付記7)前記端末装置は、前記通信サービスの使用に
対し特定の課金方法が適用されるように、前記通信サー
ビスの終了後に、前記加入者が前記複数の課金方法の中
から選択した特定の課金方法の情報を前記ネットワーク
に通知する、付記1〜6の何れかに記載の通信サービス
の課金状態表示方法。 (付記8)複数の課金方法を適用可能な通信サービスを
加入者に提供するネットワークと、前記加入者が前記通
信サービスを使用する場合に操作される端末装置とを含
む通信サービスの課金方法であって、前記端末装置は、
前記加入者によって選択された前記通信サービスに適用
すべき課金方法の情報を前記ネットワークへ通知し、前
記ネットワークは、前記通知された課金方法の情報をデ
ータベースに登録し、前記ネットワークは、前記加入者
が前記通信サービスを使用した場合に、前記データベー
スに登録された課金方法の情報を含む課金チケットを発
行する通信サービスの課金方法。 (付記9)前記ネットワークは、複数種類の通信サービ
スを前記加入者に提供し、前記端末装置は、前記加入者
によって選択された前記各通信サービスに適用すべき課
金方法に関する情報を前記ネットワークへ送信し、前記
ネットワークは、前記データベースに、前記端末装置か
ら受信した課金方法に関する情報を登録し、前記ネット
ワークは、前記複数の通信サービスの何れかが使用され
た場合に、使用された通信サービスに対応する課金方法
の情報を前記データベースから取得し、取得した課金方
法の情報を含む課金チケットを発行する、付記8記載の
通信サービスの課金方法。 (付記10)複数の課金方法を適用可能な通信サービス
を加入者に提供するネットワークと、前記加入者が前記
通信サービスを使用する場合に操作される端末装置とを
含む通信サービスの課金方法であって、前記加入者が前
記通信サービスを使用する場合に、前記端末装置は、前
記加入者によって選択された今回の通信サービスに適用
すべき課金方法の情報を前記ネットワークへ通知し、前
記ネットワークは、前記端末装置から通知された課金方
法を含む課金チケットを発行する、通信サービスの課金
方法。 (付記11)複数の課金方法を適用可能な通信サービス
を加入者に提供するネットワークと、前記加入者が前記
通信サービスを使用する場合に操作する端末装置と、デ
ータベースと、課金量算出装置とを含み、前記データベ
ースは、前記加入者が前記通信サービスを使用する毎
に、当該通信サービスの通信記録を蓄積し、前記端末装
置は、前記複数の課金方法のうちの少なくとも1つの課
金方法の情報と、少なくとも1つの清算対象の通信記録
の特定情報とを含む清算要求を課金量算出装置に通知
し、前記課金量算出装置は、通知された特定情報に対応
する通信記録を前記データベースから取得し、取得した
通信記録に対応する課金量を前記端末装置から通知され
た課金方法毎に求め、求めた課金方法毎の課金量の情報
を前記端末装置に与え、前記端末装置は、前記課金量算
出装置から得た課金方法毎の課金量を表示し、表示され
た課金量に基づいて前記加入者が選択した課金方法を前
記ネットワーク側へ通知し、前記ネットワーク側では、
通知された課金方法を含む課金チケットが発行される、
通信サービスの課金方法。 (付記12)通信サービスの課金方法であって、複数の
課金方法を適用可能な通信サービスを加入者に提供する
ネットワークと、前記加入者が前記通信サービスを使用
する場合に操作する端末装置と、データベースと、課金
量算出装置とを備え、前記端末装置は、前記複数の課金
方法のうち前記加入者によって選択された課金方法の情
報と、清算期間の情報とを含む清算方法を課金量算出装
置に登録し、前記データベースは、前記加入者が前記通
信サービスを使用する毎に、当該通信サービスの通信記
録を蓄積し、前記課金量算出装置は、登録された清算期
間毎に、当該清算期間内の通信記録を前記データベース
から取得し、取得した通信記録に対応する課金量を前記
登録された課金方法に従って求め、求めた課金方法毎の
課金量を前記端末装置に与えるとともに、登録された課
金方法の情報を含む課金チケットを発行する、通信サー
ビスの課金方法。 (付記13)通信サービスの課金方法であって、複数の
課金方法を適用可能な通信サービスを加入者に提供する
ネットワークと、前記加入者が前記通信サービスを使用
する場合に操作する端末装置と、データベースと、課金
量算出装置とを備え、前記データベースは、前記加入者
が前記通信サービスを使用する毎に、当該通信サービス
の通信記録を蓄積し、前記端末装置は、前記加入者によ
って選択された少なくとも1つの清算対象の通信記録を
前記データベースから取得し、取得した少なくとも1つ
の通信記録と、当該通信記録に対して適用すべき少なく
とも1つの課金方法とを含む清算要求を前記課金量算出
装置に通知し、前記課金量算出装置は、通知された少な
くとも1つの通信記録に対応する課金量を、通知された
課金方法毎に求め、求めた課金方法毎の課金量の情報を
前記端末装置に与え、前記端末装置は、前記課金量算出
装置から得た課金方法毎の課金量を表示し、表示された
課金量に基づいて前記加入者が選択した課金方法を前記
ネットワーク側へ送信し、前記ネットワーク側では、送
信された課金方法を含む課金チケットが発行される、通
信サービスの課金方法。 (付記14)通信サービスの課金方法であって、複数の
課金方法を適用可能な通信サービスを加入者に提供する
ネットワークと、前記加入者が前記通信サービスを使用
する場合に操作する端末装置と、データベースと、清算
プログラム提供装置とを備え、前記データベースは、前
記加入者が前記通信サービスを使用する毎に、当該通信
サービスの通信記録を蓄積し、前記端末装置は、前記加
入者によって選択された少なくとも1つの課金方法を含
む清算プログラム提供要求を前記清算プログラム提供装
置に通知し、前記清算プログラム提供装置は、通知され
た課金方法に対応する清算プログラムを前記端末装置に
提供し、前記端末装置は、前記加入者によって選択され
た少なくとも1つの清算対象の通信記録を前記データベ
ースから取得し、取得した少なくとも1つの通信記録に
対応する課金量を前記清算プログラムの実行によって前
記選択された課金方法毎に求め、求めた課金方法毎の課
金量を表示し、表示された課金量に基づいて前記加入者
が選択した課金方法を前記ネットワーク側へ送信し、前
記ネットワーク側では、送信された課金方法を含む課金
チケットが発行される、通信サービスの課金方法。 (付記15)加入者がネットワークの通信サービスを使
用する場合に操作する端末装置であって、前記加入者に
よって選択された通信条件に応じたサービス品質が設定
された呼設定メッセージを前記ネットワークへ送信する
手段と、前記呼設定メッセージに設定されたサービス品
質に従って実際に接続された呼のサービス品質を受信し
た後、前記通信条件に応じたサービス品質に従った通信
状況を示す情報と前記ネットワークから受信したサービ
ス品質に従った通信状況を示す情報とを表示する手段
と、を備えた端末装置。 (付記16)複数の課金方法を適用可能な通信サービス
を加入者に提供するネットワークに通信回線を通じて接
続され、前記加入者が前記通信サービスを使用する場合
に操作される端末装置であって、前記複数の課金方法に
対応する課金量を通信サービスの使用中に表示する端末
装置。 (付記17)前記通信サービスの使用が開始される場合
に、前記複数の課金方法に対応する課金度数の情報を前
記ネットワーク側から取得し、前記通信サービスの使用
中に、課金方法の夫々に対応する課金要素の量又は数を
計測し、この計測結果と前記取得した課金度数の情報と
に基づいて各課金方法に対応する課金量を算出して表示
する、付記16記載の端末装置。 (付記18)前記複数の課金方法に対応する課金量を表
示する場合に、特定の課金量を他の課金量よりも際立つ
態様で表示する、付記16又は17記載の端末装置。 (付記19)前記複数の課金方法に対応する課金量とと
もに各課金方法に対応する金額を表示する、付記16〜
18の何れかに記載の端末装置。 (付記20)前記計測した課金要素の量又は数が所定の
閾値に達した場合に警告通知を出力する、付記17記載
の端末装置。 (付記21)前記端末装置は、前記算出した課金量が所
定の閾値に達した場合に警告通知を出力する、付記17
記載の端末装置。 (付記22)前記通信サービスの使用に対し特定の課金
方法が適用されるように、前記通信サービスの終了後
に、前記加入者が前記複数の課金方法の中から選択した
特定の課金方法の情報を前記ネットワークに通知する、
付記16〜21の何れかに記載の端末装置。 (付記23)複数の課金方法を適用可能な通信サービス
を加入者に提供するネットワークに通信回線を通じて接
続され、前記加入者が前記通信サービスを使用する場合
に操作する端末装置であって、前記加入者が前記通信サ
ービスを使用する毎に通信記録をデータベースに蓄積す
る手段と、前記加入者によって選択された少なくとも1
つの清算対象の通信記録を取得する手段と、取得された
通信記録に対して適用すべき少なくとも1つの課金方法
とを含む清算要求を前記ネットワーク側へ通知する手段
と、を備えた端末装置。 (付記24)複数の課金方法を適用可能な通信サービス
を加入者に提供するネットワークに通信回線を通じて接
続され、前記加入者が前記通信サービスを使用する場合
に操作される端末装置であって、前記加入者が前記通信
サービスを使用する毎に、当該通信サービスの通信記録
を前記データベースに蓄積し、前記端末装置は、前記加
入者によって選択された少なくとも1つの課金方法に対
応する清算プログラム提供要求を前記ネットワークから
受け取り、前記加入者によって選択された少なくとも1
つの清算対象の通信記録を前記データベースから取得
し、取得した少なくとも1つの通信記録に対応する課金
量を前記清算プログラムの実行によって前記選択された
課金方法毎に求め、求めた課金方法毎の課金量を表示
し、表示された課金量に基づいて前記加入者が選択した
課金方法を前記ネットワーク側へ通知する端末装置。
【0253】
【発明の効果】本発明によれば、複数の課金形態を適用
可能な通信サービスについて、加入者がその使用状況に
適した課金方法を把握可能な通信サービスの課金状態表
示方法を提供することができる。
【0254】また、本発明によれば、加入者が端末装置
を操作して複数の課金方法を適用可能な通信サービスに
最適な課金方法を適用可能な通信サービスの課金方法を
提供することができる。
【0255】また、本発明によれば、加入者が端末装置
を操作して通信サービスの使用毎に最適な課金方法を適
用可能な通信サービスの課金方法を提供することができ
る。
【0256】また、本発明によれば、加入者が選択した
通信条件を満たすサービス品質で通信サービスの提供を
受けることが可能な通信サービスの品質設定方法を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のシステム構成図
【図2】端末装置を示すブロック図
【図3】図1に示した端末装置の正面及び課金形態選択
画面を示す図
【図4】課金状態表示に係る動作例を示すシーケンス図
【図5】パケット通信要求メッセージのフォーマット説
明図
【図6】応答メッセージ作成処理を示すフローチャート
【図7】パケット通信O.Kメッセージ(応答メッセージ)
のフォーマット説明図
【図8】課金状態表示処理を示すフローチャート
【図9】課金状態表示画面の例を示す図
【図10】第1実施形態の変形例を示す図
【図11】(A)は、第2実施形態による課金形態選択画
面の例を示す図、(B)は、登録済課金形態選択画面の例
を示す図、(C)は、第2実施形態による課金状態表示画
面17の例を示す図
【図12】第2実施形態によるシステムの動作例を示す
シーケンス図
【図13】第2実施形態におけるパケット通信要求メッ
セージの説明図
【図14】第2実施形態におけるパケット通信O.Kメ
ッセージの説明図
【図15】(A)は、第3実施形態による課金形態選択画
面の例を示す図、(B)は、第3実施形態による課金状態
表示画面の例を示す図
【図16】(A)は、第3実施形態によるシステムの動作
例を示すシーケンス図であり、(B)は、第3実施形態に
おけるパケット通信要求のメッセージの説明図であり、
(C)は、第3実施形態におけるパケット通信O.Kメッ
セージ説明図
【図17】第4実施形態における画面表示例を示す図
【図18】DISC/RELメッセージのフォーマット
説明図
【図19】課金方法設定メッセージのフォーマット説明
【図20】課金方法選択画面の表示例を示す図
【図21】第5実施形態によるシステムの動作例を示す
シーケンス図
【図22】加入者データベースの説明図
【図23】第6実施形態によるシステムの動作例を示す
シーケンス図
【図24】第7実施形態によるシステムの動作例を示す
シーケンス図
【図25】(A)は、パケット発信画面32の表示例を示
す図、(B)は、課金方法指定画面33の表示例を示す図
【図26】第8実施形態によるシステム構成図
【図27】第8実施形態によるシステムの動作例を示す
シーケンス図
【図28】データベースに蓄積された加入者識別子に対
応する通信記録(課金データ)の例を示す図
【図29】清算結果画面の表示例を示す図
【図30】第8実施形態におけるパケット要求のメッセ
ージの説明図
【図31】第9実施形態によるシステムの動作例を示す
シーケンス図
【図32】課金データ表示画面の例を示す図
【図33】第10実施形態によるシステム構成図
【図34】第10実施形態によるシステムの動作例を示
すシーケンス図
【図35】第11実施形態によるシステムの動作例を示
すシーケンス図
【図36】通信方法の選択画面の表示例を示す図
【図37】サービス種別(呼種別)の選択画面の表示例を
示す図
【図38】通信量の入力画面の表示例を示す図
【図39】パラメータ決定画面の表示例を示す図
【図40】通信処理中画面の表示例を示す図
【図41】通信継続の選択画面の表示例を示す図
【符号の説明】
NW ネットワーク 1,34,43 端末装置 2 制御部 3 無線部(送受信部) 4 メモリ部 5 表示部 7 音声入出力部 12 課金形態選択画面 13 パケット通信要求メッセージ 15 パケット通信O.Kメッセージ 17 課金状態表示画面 29 加入者データベース 35,35A,44 パケット処理装置 36,37,45 サーバ 36A データベース 39 課金センター 46 課金データ蓄積機能部(データベース)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 15/00 H04M 15/00 G Fターム(参考) 5K025 AA08 BB02 BB08 DD05 DD06 JJ02 JJ10 JJ13 5K027 AA11 FF01 FF22 HH00 5K030 GA18 HA08 HB08 HC01 HC09 HD03 JL01 JT09 KA01 KA02 5K051 FF07 FF16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の課金方法を適用可能な通信サービス
    を加入者に提供するネットワークに通信回線を通じて接
    続され、前記加入者が前記通信サービスを使用する場合
    に操作される端末装置であって、 前記複数の課金方法に対応する課金量を通信サービスの
    使用中に表示する、端末装置。
  2. 【請求項2】複数の課金方法を適用可能な通信サービス
    を加入者に提供するネットワークと、前記加入者が前記
    通信サービスを使用する場合に操作される端末装置とを
    含む通信サービスの課金方法であって、 前記端末装置は、前記加入者によって選択された前記通
    信サービスに適用すべき課金方法の情報を前記ネットワ
    ークへ通知し、 前記ネットワークは、前記通知された課金方法の情報を
    データベースに登録し、前記加入者が前記通信サービス
    を使用した場合に、前記データベースに登録された課金
    方法の情報を含む課金チケットを発行する、通信サービ
    スの課金方法。
  3. 【請求項3】複数の課金方法を適用可能な通信サービス
    を加入者に提供するネットワークと、前記加入者が前記
    通信サービスを使用する場合に操作される端末装置とを
    含む通信サービスの課金方法であって、 前記端末装置は、前記加入者が前記通信サービスを使用
    する場合に、前記加入者によって選択された今回の通信
    サービスに適用すべき課金方法の情報を前記ネットワー
    クへ通知し、 前記ネットワークは、前記端末装置から通知された課金
    方法を含む課金チケットを発行する、通信サービスの課
    金方法。
  4. 【請求項4】複数の課金方法を適用可能な通信サービス
    を加入者に提供するネットワークに通信回線を通じて接
    続され、前記加入者が前記通信サービスを使用する場合
    に操作する端末装置であって、 前記加入者が前記通信サービスを使用する毎に通信記録
    をデータベースに蓄積する手段と、 前記加入者によって選択された少なくとも1つの清算対
    象の通信記録を取得する手段と、 取得された通信記録に対して適用すべき少なくとも1つ
    の課金方法とを含む清算要求を前記ネットワーク側へ通
    知する手段と、を備えた端末装置。
  5. 【請求項5】加入者がネットワークの通信サービスを使
    用する場合に操作する端末装置であって、 前記加入者によって選択された通信条件に応じたサービ
    ス品質が設定された呼設定メッセージを前記ネットワー
    クへ送信する手段と、 前記呼設定メッセージに設定されたサービス品質に従っ
    て実際に接続された呼のサービス品質を受信した後、前
    記通信条件に応じたサービス品質に従った通信状況を示
    す情報と前記ネットワークから受信したサービス品質に
    従った通信状況を示す情報とを表示する手段と、を備え
    た端末装置。
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