JP2002208927A - ネットワーク保守・運用管理システムとその交換装置及び保守管理装置 - Google Patents

ネットワーク保守・運用管理システムとその交換装置及び保守管理装置

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JP2002208927A
JP2002208927A JP2001005104A JP2001005104A JP2002208927A JP 2002208927 A JP2002208927 A JP 2002208927A JP 2001005104 A JP2001005104 A JP 2001005104A JP 2001005104 A JP2001005104 A JP 2001005104A JP 2002208927 A JP2002208927 A JP 2002208927A
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Hiroaki Nagashima
宏彰 長島
Tsutomu Shibata
勉 柴田
Fumio Shibazaki
文雄 芝崎
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】保守管理装置から交換機に対しLANを使用し
た遠隔操作により保守処理もしくは運用処理を簡単に実
行できるようにする。 【解決手段】交換機EX1及び保守管理装置HM1にそ
れぞれLAN I/F13,23を内蔵させ、かつLA
N1上のSNMP実行用プログラムを記憶したSNMP
記憶部111,211を設け、しかも保守管理装置HM
1から交換機EX1に対し保守処理もしくは運用処理を
実行する際に、保守管理装置HM1と交換機EX1との
間でSNMPによる通信に必要となるSNMP制御情報
を送受信し、このSNMP制御情報の送受結果と各自に
記憶されているSNMP実行用のプログラムとに基づい
て保守処理もしくは運用処理を実行するようにしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばLAN
(Local Area Network)に保守管理装置と交換装置とを
収容し、この保守管理装置から交換装置に対しLANを
介して保守処理もしくは運用処理を実行可能としたネッ
トワーク保守・運用管理システムとその交換装置及び保
守管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の構内ネットワークシステムは、第
1に、例えば電話機等の音声通信端末をPBX(Privat
e Branch Exchange)またはボタン電話主装置等の交換
装置に内線端末として収容し、これらの内線端末と公衆
網等の外部通信網との間及び内線端末相互間を交換装置
により交換接続して通話を可能にするように構成されて
いる。そして、第2に、パーソナル・コンピュータ等の
データ端末をLANに接続し、このLANを介してパー
ソナル・コンピュータ間で電子メールやデータの伝送を
行なうように構成されている。
【0003】また、上記第2に関するシステムでは、特
願平9−161722号に記載されている如く、LAN
を中核としてこれにパーソナル・コンピュータからなる
複数の通信端末装置を収容すると共に、LANをルータ
等により公衆網等の外部通信網に接続し、通信端末装置
及びルータにおいてプロトコル変換及びデータのフォー
マット変換等を行なうことにより、通信端末装置相互間
では勿論のこと、通信端末装置と外部通信網との間でマ
ルチメディア情報通信を可能にするシステムも提唱され
ている。
【0004】ところで、この種のシステムは、交換装置
に交換装置個別に関する設定データとともにシステム全
体に関する設定データを予め記憶しておき、これらの設
定データに基づいて交換装置個別の交換動作及びシステ
ム全体の動作を実行するように構成されている。このた
め、交換装置の増設やシステムのバージョンアップなど
を行なう場合には、既存の設定データを引き継いだ上で
設定データに対し修正を行なう必要がある。
【0005】このような場合従来では、保守管理装置を
交換装置にシリアルポートを介して接続し、保守担当者
が交換装置の設置場所まで足を運んで、新たなシステム
用の設定データに修正もしくは追加する保守作業を行な
うようにしている。また、保守管理装置を用いて交換装
置の動作状態を監視するようにもしている。従って、修
正もしくは追加作業が完了するまでの大半が保守担当者
による人為的作業によって行われるため、設定データの
修正もしくは追加作業が完了するまでに多くの時間と労
力がかかり、特に交換装置の増加に伴い、システムの規
模が大きくなればなるほど顕著となり非常に好ましくな
い。なお、交換装置の近くに保守担当者が常駐していれ
ば、直ちに保守作業を行なうことが可能である。しか
し、通常の場合保守担当者は交換装置の設置場所から遠
く離れた部署にいる場合が多く、例えばユーザからその
部署に対し機能の追加もしくは変更を希望する旨を連絡
し、その内容に応じて保守担当者が交換装置の設置場所
まで出張して、ユーザが希望する機能を交換装置に追加
もしくは変更する設定作業を行なうようにしている。
【0006】この問題を解決するために、交換装置と保
守管理装置との間をLANで接続する方法も考えられる
が、このLANを中核とするシステムにおいては、上記
シリアルポートを使用したシステムで実施されているよ
うな保守サービスについて、まだ検討段階であって実現
されていないのが現状である。また、LANを中核とす
るシステムでは、交換装置と保守管理装置との間で送受
されるデータが外部に漏れやすく、このデータを盗用し
た第三者によるなりすましによって、交換装置に対して
機能変更操作が可能になるという問題も生じる恐れがあ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来考え
られているシステムでは、保守管理装置から交換装置に
対しシリアルポートを介して保守処理を行なう構成であ
り、しかも保守作業が完了するまでの大半が保守担当者
による人為的作業によって行われるため、システム規模
の増大に応じて設定データの修正もしくは変更作業が完
了するまでに多くの時間と労力が必要となるという問題
点を有している。
【0008】また、LANを中核とするシステムにおい
ては、保守管理装置から交換装置に対し実施される保守
サービスについての実現手段が未だ開発されていない。
【0009】そこでこの発明の目的は、交換装置と保守
管理装置とをコンピュータ・ネットワークもしくは外部
通信網を介して接続したシステムにあって、保守管理装
置から交換装置に対する保守処理もしくは運用処理を簡
単に実現できるようにしたネットワーク保守・運用管理
システムとその交換装置及び保守管理装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この第1の発明に係るネ
ットワーク保守・運用管理システムは、コンピュータ・
ネットワークに接続され、予め記憶された設定データに
基づいて所定の交換動作を実行する機能を有する交換装
置と、当該コンピュータ・ネットワークに接続され、交
換装置に対し設定データの保守処理もしくは運用処理を
行なう機能を有する少なくとも1つの保守管理装置とを
備えたネットワーク保守・運用管理システムであって、
交換装置及び保守管理装置の各々に、コンピュータ・ネ
ットワークとの間の通信制御機能を有する第1のインタ
フェース部と、コンピュータ・ネットワーク上の管理プ
ロトコルを実行するためのプログラムを記憶した第1の
プロトコル記憶手段とを設け、保守管理装置から交換装
置に対し保守処理もしくは運用処理を行なう際に、保守
管理装置と交換装置との間でコンピュータ・ネットワー
クを介して管理プロトコルを実行するために必要な制御
情報を送受する第1の制御情報通信手段と、第1のプロ
トコル記憶手段に記憶されたプログラムと、第1の制御
情報通信手段に送受された制御情報とに従って、保守管
理装置と交換装置との間で保守処理もしくは運用処理を
実行する第1の保守運用実行手段とを備えるようにした
ものである。
【0011】すなわちこの第1の発明は、交換装置内及
び保守管理装置内にコンピュータ・ネットワーク接続用
のインタフェース部を設けて交換装置と保守管理装置と
の間をコンピュータ・ネットワークで接続し、かつコン
ピュータ・ネットワーク上の管理プロトコル実行用プロ
グラムを記憶したプロトコル記憶手段を設け、しかも保
守管理装置から交換装置に対し保守処理もしくは運用処
理を行なう際に、コンピュータ・ネットワーク上の管理
プロトコルを実行するために必要な制御情報を、保守管
理装置と交換装置との間でコンピュータ・ネットワーク
を介して送受し、この制御情報の送受結果と各自に記憶
されている管理プロトコル実行用のプログラムとに基づ
いて保守処理もしくは運用処理を行なえるようにしたも
のである。
【0012】従ってこの第1の発明によれば、保守管理
装置及び交換装置にSNMP等のコンピュータ・ネット
ワーク上の管理プロトコルの実行機能を持たせることが
可能となり、このため、保守管理装置から交換装置に対
しコンピュータ・ネットワークを使用した遠隔操作によ
り保守処理もしくは運用処理を簡単に実行することがで
きる。また、コンピュータ・ネットワークに接続された
多数の交換装置に対して保守処理もしくは運用処理を行
なう場合にも、各交換装置に対する保守処理もしくは運
用処理が、人手を要することなくすべてコンピュータ・
ネットワークを介して行われることになり、これにより
保守担当者が交換装置の設置場所まで一々足を運ぶ必要
がなく、システムの保守作業を簡単化することができ
る。
【0013】また、この第2の発明に係るネットワーク
保守・運用管理システムは、外部通信網に接続され、予
め設定された運用データに基づいて所定の交換動作を実
行する機能を有する交換装置と、当該外部通信網に接続
され、交換装置に対する設定データの保守処理もしくは
運用処理を行なう機能を有する少なくとも1つの保守管
理装置とを備え、交換装置と保守管理装置との間に通信
コネクションを設定して保守管理装置から交換装置に対
し保守処理もしくは運用処理を行なうネットワーク保守
・運用管理システムであって、交換装置及び保守管理装
置の各々に、外部通信網との間の通信制御機能を有する
第2のインタフェース部と、外部通信網上の管理プロト
コルを実行するためのプログラムを記憶した第2のプロ
トコル記憶手段とを設け、保守管理装置から交換装置に
対し保守処理もしくは運用処理を行なう際に、保守管理
装置と交換装置との間で通信コネクションを介して管理
プロトコルを実行するために必要な制御情報を送受する
第2の制御情報通信手段と、第2のプロトコル記憶手段
に記憶されたプログラムと、第2の制御情報通信手段に
送受された制御情報とに従って、保守管理装置と交換装
置との間で保守処理もしくは運用処理処理を実行する第
2の保守運用実行手段とを備えるようにしたものであ
る。
【0014】すなわちこの第2の発明では、交換装置内
及び保守管理装置内に外部通信網接続用のインタフェー
ス部及び外部通信網上の管理プロトコル実行用プログラ
ムを記憶したプロトコル記憶手段を設け、しかも保守管
理装置から交換装置に対し保守もしくは運用に関する処
理を行なう際に、外部通信網上の管理プロトコルを実行
するために必要な制御情報を、保守管理装置と交換装置
との間で通信コネクションを介して送受し、この制御情
報の送受結果と各自に記憶されている管理プロトコル実
行用のプログラムとに基づいて保守処理もしくは運用処
理を行なえるようにしたものである。
【0015】従ってこの第2の発明によれば、保守管理
装置及び交換装置にCMIP等の外部通信網上の管理プ
ロトコルの実行機能を持たせることが可能となり、この
ため、上記第1の発明と同様に、保守管理装置から交換
装置に対し外部通信網を使用した遠隔操作により保守処
理もしくは運用処理を簡単に実行することができる。
【0016】また、上記第1及び第2の発明において、
第1もしくは第2の保守運用実行手段は、コンピュータ
・ネットワーク上の管理プロトコルもしくは外部通信網
上の管理プロトコルで規定された暗号化方式により暗号
化されたデータを、交換装置と保守管理装置との間で送
受するようにしていることにより、コンピュータ・ネッ
トワーク上もしくは外部通信網上では例えば交換装置に
設定すべきデータや修正すべきデータが平文ではなく管
理プロトコルで規定された暗号化方式により暗号化され
て転送されることになるので、交換装置に対する保守処
理や運用処理のセキュリティを強化することができる。
【0017】また、上記第1及び第2の発明において、
交換装置及び保守管理装置の各々は、互いに共通する暗
号鍵情報を記憶した暗号鍵記憶手段をさらに備え、第1
もしくは第2の制御情報通信手段は、交換装置から保守
管理装置に対し特定文字列情報の送出を要求し、しかる
のち保守管理装置から交換装置に対し要求に応じた特定
文字列情報を送出する機能を備え、第1もしくは第2の
保守運用実行手段は、保守管理装置から交換装置に対し
特定文字列情報が送出された場合に、保守管理装置と交
換装置との間で、暗号鍵記憶手段に記憶された暗号鍵情
報と特定文字列情報とを組み合わせてアクセス許容情報
を生成し、このアクセス許容情報を蓄積したのち交換装
置にて蓄積されたアクセス許容情報と同一の情報が生成
された場合に、交換装置に対する保守処理もしくは運用
処理の実行を許容する機能を有することを特徴とする。
【0018】この構成によれば、アクセス許容情報を、
保守もしくは運用を行なう正当な権利を与えられた保守
管理装置及び交換装置にそれぞれ保管される暗号鍵情報
と、交換装置及び保守管理装置との間で転送される特定
文字列情報との組み合わせにより生成されるので、例え
ばコンピュータ・ネットワーク上もしくは外部通信網上
で特定文字列情報が外部に漏れてしまったとしても、こ
の特定文字列情報を取得した他のユーザは、該特定文字
列情報を用いて交換装置にアクセスすることができない
ことにより、コンピュータ・ネットワーク上もしくは外
部通信網上におけるセキュリティを高めることができ
る。
【0019】また、上記第1及び第2の発明において、
第1もしくは第2の制御情報通信手段は、予め設定され
たパターンデータに従って、保守管理装置から交換装置
に対し送出する特定文字列情報を送出毎に変更する機能
を有し、第1もしくは第2の保守運用実行手段は、交換
装置にて蓄積されたアクセス許容情報と同一の情報が1
回のみ生成された場合に、交換装置に対する保守もしく
は運用に関する処理の実行を許容することを特徴とす
る。
【0020】この構成によれば、交換装置に対し送出さ
れる特定文字列情報が保守管理装置内部で送出毎に自動
的に変更され、また、交換装置においては、同一のアク
セス許容情報に対して1回のみ有効としているので、特
定文字列変更のために人手を要することなく、例えば他
のユーザが万一正当なアクセス権利を有する保守管理装
置が持つアクセス許容情報を取得したとしても、交換装
置側ではアクセスされる毎にアクセス許容情報を変更し
ているので、アクセス不可能となり、コンピュータ・ネ
ットワーク上もしくは外部通信網上のセキュリティをさ
らに強化させることができる。
【0021】また、上記第1及び第2の発明において、
第1もしくは第2の保守運用実行手段は、保守管理装置
から交換装置に対し送信すべき設定データに使用目的を
表す識別子を付与するとともに、この識別子を付与した
設定データをコンピュータ・ネットワーク上の管理プロ
トコルもしくは外部通信網上の管理プロトコルで規定さ
れた暗号化方式により暗号化し、しかる後に交換装置に
て設定データを識別子に対応づけて管理する機能を有す
ることを特徴とする。
【0022】この構成によれば、管理プロトコルで規定
された暗号化方式により暗号化された設定データを受信
した交換装置は、この設定データに付与された識別子に
対応づけて該設定データを管理するようにしているの
で、例えば番号計画の変更や交換装置の増設等のシステ
ム変更が行なわれても、それに応じて交換装置内のメモ
リの交換作業や設定データの登録をやり直す必要がなく
なり、これによりバックアップデータ等をソフトウェア
のデータ構造と切り離した形で管理でき、システムの保
守作業を簡単化することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0024】(第1の実施形態)図1はこの発明の第1
の実施形態に係わるネットワーク保守・運用管理システ
ムの概略構成図である。
【0025】このシステムは、中核通信ネットワークを
構成するLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)1
を有する。このLAN1は、例えば100Mbpsある
いは1Gbpsの伝送容量を持つイーサネット(登録商
標)(Ethernet(登録商標))により構成され
る。LAN1には例えばPBXといった交換機EX1及
び保守管理装置HM1が接続されている。
【0026】図2は、上記交換機EX1及び保守管理装
置HM1の機能構成を示すブロック図である。交換機E
X1は、記憶部11と、中央制御部12と、LANイン
タフェース部(LAN I/F)13とを備えている。
記憶部11には、交換機EX1として主たる動作を実行
するための設定データが予め記憶されており、さらに、
LAN1上位レイヤのSNMP(Simple Network Manage
ment Protocol)を実行するためのプログラムを記憶した
SNMP記憶部111が設けられている。中央制御部1
2は、記憶部11に記憶された設定データに基づく交換
制御や発着信制御等の通常の制御機能に加えて、SNM
P情報通信制御手段121と、SNMP実行制御手段1
22とを備えている。
【0027】SNMP情報通信制御手段121は、後述
する保守管理装置HM1から交換機EX1に対し設定デ
ータの保守処理もしくは運用処理を行なう際に、LAN
1上でSNMPによる通信に必要なSNMP制御情報を
保守管理装置HM1との間で送受信するものである。S
NMP制御情報としては、例えば図3(a)に示すよう
にSNMP/CMIP(Common Management Informatio
n Protocol)等のネットワーク管理プロトコルの種別情
報、コネクションの識別子、コミュニティ領域中の文字
列送出要求、データ領域中の例えばASN.1コードに
よる暗号化法がある。
【0028】SNMP実行制御手段122は、記憶部1
1のSNMP記憶部111に記憶されているSNMP実
行用のプログラムと上記SNMP情報通信制御手段12
1により送受されるSNMP制御情報とに従って、保守
管理装置HM1との間で保守処理もしくは運用処理を実
行する。
【0029】LAN I/F13は、LAN1に接続さ
れ、LAN1を介して保守管理装置HM1との間でデー
タ転送を行なう。
【0030】一方、保守管理装置HM1は、記憶部21
と、運用制御部22と、LANインタフェース部(LA
N I/F)23とを備えている。記憶部21には、交
換機EX1に対し設定データの保守処理手順及び運用処
理手順を記述した情報が記憶されており、さらに、上記
交換機EX1と同様に、SNMP記憶部211が設けら
れている。
【0031】運用制御部22は、記憶部21に記憶され
た情報に基づく交換機EX1に対する保守処理制御機能
及び運用処理機能に加えて、SNMP情報通信制御手段
221と、SNMP実行制御手段222とを備えてい
る。
【0032】SNMP情報通信制御手段221は、保守
管理装置HM1から交換機EX1に対し設定データの保
守処理もしくは運用処理を行なう際に、LAN1上でS
NMPによる通信に必要なSNMP制御情報を交換機E
X1との間で送受信するものである。このSNMP制御
情報としては、例えば図3(b)に示すようにSNMP
/CMIP等のネットワーク管理プロトコルの種別情
報、コネクションの識別子、コミュニティ領域中の文字
列情報、データ領域中の例えば保守処理もしくは運用処
理を行なうための要求情報とを示す。
【0033】SNMP実行制御手段222は、記憶部2
1のSNMP記憶部211に記憶されているSNMP実
行用のプログラムと上記SNMP情報制御手段221に
より送受されるSNMP制御情報とに従って、交換機E
X1との間で保守処理もしくは運用処理を実行する。
【0034】LAN I/F23は、LAN1に接続さ
れ、LAN1を介して交換機EX1との間でデータ転送
を行なう。
【0035】次に、以上のように構成されたシステムに
おいて、SNMPによる保守もしくは運用動作を説明す
る。
【0036】保守管理装置HM1において保守員が、自
装置から交換機EX1に対し発呼操作を行なったとす
る。すると、保守管理装置MH1と交換機EX1との間
でまず呼接続が行なわれ、以後保守管理装置HM1と交
換機EX1との間にUDPコネクションを開設するため
の処理が実行される。
【0037】上記UDPコネクションが開設されると、
次に交換機EX1は保守管理装置HM1との間にSNM
Pコネクションを開設するための処理を実行する。図4
は、その手順を示すシーケンス図である。
【0038】すなわち、交換機EX1は、まずSNMP
による保守処理もしくは運用処理に必要となるSNMP
制御情報を保守管理装置HM1へ送出する。このとき送
出するSNMP制御情報は、図3(a)に示すようにS
NMP情報の種別(認証)と、SNMPの識別子と、文
字列送出要求と、保守管理装置HM1が保有するデータ
の暗号化方式とにより構成される。例えば暗号化方式と
してはASN.1コードを指定する。ASN.1コード
は、SNMPに規定されている暗号化方式で、所定の暗
号鍵を用いて保守管理装置HM1が例えばデータ設定要
求もしくは機能の運用要求といった保守もしくは運用に
必要なデータを暗号化する方式である。また、保守管理
装置HM1及び交換機EX1は、互いに共通の暗号鍵を
保管しており、この暗号鍵と保守管理装置HM1と交換
機EX1との間で授受される文字列とを組み合わせてS
NMPで規定されるコミュニティ名を生成し、しかも予
め設定されたパターンデータに従って、保守管理装置H
M1と交換機EX1との間のセッションが確立する毎に
認証すべき文字列を変更するようにしている。
【0039】保守管理装置HM1は、上記SNMP制御
情報を受信すると、この情報により指定されたASN.
1コードを用いてデータを暗号化し、図3(b)に示す
ようなSNMP制御情報を交換機EX1に送出する。
【0040】交換機EX1は、上記SNMP制御情報が
到来すると、この情報中の文字列と、自身の記憶部11
から読み出した暗号鍵とを組み合わせてコミュニティ名
を生成し、このコミュニティ名と自身が記憶部11に保
持している該当保守管理装置HM1のコミュニティ名と
を照合する。そして、両者が一致した場合に、保守管理
装置HM1からの要求を受けつけ、データ領域中の要求
内容に応じた保守処理もしくは運用処理を開始する。
【0041】そして、保守管理装置HM1との間にSN
MPコネクションが開設されると交換機EX1は、保守
管理装置HM1に対しSNMPコネクションの開設が完
了したことを表すSNMP制御情報を送信する。図3
(c)はそのデータフォーマットの一例を示すもので、
制御情報種別(コネクション開設OK)とコネクション
の識別子とから構成される。
【0042】いま、保守管理装置HM1と交換機EX1
との間でSNMPコネクションが開設されている状態に
おいて、保守管理装置HM1の保守員が自装置により交
換機EX1に対し設定データのバックアップ用データを
保管させる操作を行なったとする。そうすると保守管理
装置HM1は、上記SNMP制御情報中のデータ領域
に、ASN.1コードにより記述されたバックアップ用
のデータを挿入し、このSNMP制御情報を交換機EX
1に送信する。このとき、バックアップ用のデータに
は、バックアップ要求を示すオブジェクト識別子が付与
される。このオブジェクト識別子は、SNMPにおける
MIB(Management Information Base)で規定される
ものである。
【0043】交換機EX1は、SNMP制御情報を受信
すると、先ずこの情報のデータ領域にデータが挿入され
ているかを判定する。そして、バックアップ要求を示す
オブジェクト識別子が挿入されていれば、このオブジェ
クト識別子に付与されたデータを、該オブジェクト識別
子に対応付けて記憶部11に記憶する。このときの記憶
内容の一例を図5に示す。
【0044】すなわち、バックアップもしくはリストア
を目的としたデータは、MIBのツリー構造を変更しな
い限りにおいて、ソフトウェアのバージョンに対する依
存性がなくなる。通常、バックアップ用のデータを交換
機EX1に再びリストアする代表的なケースとして、ソ
フトウェアの交換作業がある。従来では、データベース
のメモリイメージをそのまま保存していたため、再び書
き戻すことが極めて困難であった。本発明によれば、バ
ックアップ用のデータは、ソフトウェアのデータ構造と
切り離した形で管理できる。
【0045】以上のようにこの第1の実施形態では、交
換機EX1及び保守管理装置HM1にそれぞれLAN
I/F13,23を内蔵させ、かつLAN1上のSNM
P実行用プログラムを記憶したSNMP記憶部111,
211を設け、しかも保守管理装置HM1から交換機E
X1に対し保守処理もしくは運用処理を実行する際に、
保守管理装置HM1と交換機EX1との間でSNMPに
よる通信に必要となるSNMP制御情報を送受信し、こ
のSNMP制御情報の送受結果と各自に記憶されている
SNMP実行用のプログラムとに基づいて保守処理もし
くは運用処理を実行するようにしている。
【0046】従って、保守管理装置HM1及び交換機E
X1にSNMPの実行機能を持たせることが可能とな
り、このため、保守管理装置HM1から交換機EX1に
対しLAN1を使用した遠隔操作により保守処理もしく
は運用処理を簡単に実行することができる。また、LA
N1に接続される多数の交換機に対して保守処理もしく
は運用処理を実行する場合にも、各交換機に対する保守
処理もしくは運用処理が、人手を要することなくすべて
LAN1を介して保守管理装置HM1により自動的に行
われることになり、これにより保守管理装置HM1を所
持する保守担当者が交換機の設置場所まで一々足を運ん
で保守作業を行なう必要がなくなり、システムの保守作
業を簡単化することができる。
【0047】また、上記実施形態では、LAN1を介し
て保守管理装置HM1と交換機EX1との間で送受する
データをSNMPで規定されたASN.1コードにより
暗号化するようにしている。このため、LAN1上では
交換機EX1に設定すべきデータや修正すべきデータが
平文ではなくASN.1コードにより暗号化されて転送
されることになるので、交換機EX1に対する保守処理
や運用処理のセキュリティを強化することができる。
【0048】また、上記実施形態では、保守管理装置H
M1の認証手順において、交換機EX1及び保守管理装
置HM1にそれぞれ共通の暗号鍵を保管させておき、交
換機EX1から保守管理装置HM1へ文字列送出要求を
送り、この要求に応じて保守管理装置HM1は自身の文
字列を送信するようにし、交換機EX1にて到来した文
字列と暗号鍵とを組み合わせてコミュニティ名を生成
し、自身が保管している該当保守管理装置HM1のコミ
ュニティ名とを照合するようにしている。なお、このコ
ミュニティ名は、交換機EX1及び保守管理装置HM1
にてセッションが確立する毎に予め設定されたパターン
データに基づいて変更するようにしている。
【0049】このため、例えばLAN1上で文字列が外
部に漏れてしまったとしても、交換機EX1側ではセッ
ションが確立する毎にコミュニティ名を変更しているの
で、該文字列を盗用した他のユーザは、該文字列を用い
て交換機EX1にアクセスすることができないことによ
り、LAN1上におけるセキュリティを高めることがで
きる。また、SNMPパケットフォーマットにおいてパ
スワード用の情報要素を設ける必要がなく、交換機EX
1と保守管理装置HM1との間で全てのパケットに関し
て継続して認証をとることが可能となる。このため、交
換機EX1及び保守管理装置HM1それぞれに高度な暗
号化プロセスを実装することなく、かつリアルタイム性
が要求される処理に制約を与えることなく、セキュリテ
ィの強化を図ることができる。
【0050】さらに、上記実施形態では、ASN.1コ
ードにより記述されたデータを受信する交換機EX1に
おいて、該データをオブジェクト識別子に対応付けて管
理しているので、例えば番号計画の変更や交換機の増設
等のシステム変更が行なわれても、それに応じて交換機
内のメモリの交換作業や設定データの登録をやり直す必
要がなくなり、これによりバックアップデータ等をソフ
トウェアのデータ構造と切り離した形で管理でき、シス
テムの保守作業を簡単化することができる。
【0051】(第2の実施形態)図6はこの発明の第2
の実施形態に係わるネットワーク保守・運用管理システ
ムの概略構成図である。
【0052】このシステムは、交換機EX2と保守管理
装置HM2とを有し、これら交換機EX2と保守管理装
置HM2との間を例えば公衆網NWを介して接続してい
る。
【0053】図7は、上記交換機EX2及び保守管理装
置HM2の機能構成を示すブロック図である。交換機E
X2は、記憶部31と、中央制御部32と、インタフェ
ース部(I/F)33とを備えている。記憶部31に
は、交換機EX2として主たる動作を実行するための設
定データが予め記憶されており、さらに、公衆網NWの
上位レイヤのCMIPを実行するためのプログラムを記
憶したCMIP記憶部311が設けられている。中央制
御部32は、記憶部31に記憶された設定データに基づ
く交換制御や発着信制御等の通常の制御機能に加えて、
CMIP情報通信制御手段321と、CMIP実行制御
手段322とを備えている。
【0054】CMIP情報通信制御手段321は、後述
する保守管理装置HM2から交換機EX2に対し設定デ
ータの保守処理もしくは運用処理を行なう際に、公衆網
NWに設定された通信コネクション上でCMIPによる
通信に必要なCMIP制御情報を保守管理装置HM2と
の間で送受信するものである。CMIP制御情報として
は、例えば図8(a)に示すようにSNMP/CMIP
等のネットワーク管理プロトコルの種別情報、コネクシ
ョンの識別子、コミュニティ領域中の文字列送出要求、
データ領域中の例えばASN.1コードによる暗号化法
がある。
【0055】CMIP実行制御手段322は、記憶部3
1のCMIP記憶部311に記憶されているCMIP実
行用のプログラムと上記CMIP情報制御手段321に
より送受されるCMIP制御情報とに従って、保守管理
装置HM2との間で保守処理もしくは運用処理を実行す
る。
【0056】I/F33は、例えばLAN及びルータを
介して公衆網NWに接続され、公衆網NWを介して保守
管理装置HM2との間でデータ転送を行なう。
【0057】一方、保守管理装置HM2は、記憶部41
と、運用制御部42と、インタフェース部(I/F)4
3とを備えている。記憶部41には、交換機EX2に対
し設定データの保守処理手順及び運用処理手順を記述し
た情報が記憶されており、さらに、上記交換機EX2と
同様に、CMIP記憶部411が設けられている。
【0058】運用制御部42は、記憶部41に記憶され
た情報に基づく交換機EX2に対する保守処理制御機能
及び運用処理制御機能に加えて、CMIP情報通信制御
手段421と、CMIP実行制御手段422とを備えて
いる。
【0059】CMIP情報通信制御手段421は、保守
管理装置HM2から交換機EX2に対し設定データの保
守処理もしくは運用処理を行なう際に、設定された通信
コネクション上でCMIPによる通信に必要なCMIP
制御情報を交換機EX2との間で送受信するものであ
る。このCMIP制御情報としては、例えば図8(b)
に示すようにSNMP/CMIP等のネットワーク管理
プロトコルの種別情報、コネクションの識別子、コミュ
ニティ領域中の文字列情報、データ領域中の例えば保守
処理もしくは運用処理を行なうための要求情報とを示
す。
【0060】CMIP実行制御手段422は、記憶部4
1のSNMP記憶部411に記憶されているCMIP実
行用のプログラムと上記CMIP情報通信制御手段42
1により送受されるSNMP制御情報とに従って、交換
機EX1との間で保守処理もしくは運用処理を実行す
る。
【0061】I/F43は、例えばLAN及びルータを
介して公衆網NWに接続され、公衆網NWを介して交換
機EX2との間でデータ転送を行なう。
【0062】次に、以上のように構成されたシステムに
おいて、CMIPによる保守もしくは運用動作を説明す
る。
【0063】保守管理装置HM2において保守員が、自
装置から交換機EX2に対し発呼操作を行なったとす
る。すると、保守管理装置MH2と交換機EX2との間
でまず呼接続が行なわれる。呼接続が終了すると、保守
管理装置HM2と交換機EX2との間でPPP(Point
to Point)プロトコルによる手順に従ってPPPリンク
を開設するための処理が実行される。
【0064】上記PPPリンクが開設されると、次に保
守管理装置HM2と交換機EX2との間にTCP(Tran
smission Control Protocol)コネクションを開設する
ための処理が実行される。
【0065】上記TCPコネクションが開設されると、
次に交換機EX2は保守管理装置HM2との間にCMI
Pコネクションを開設するための処理を実行する。
【0066】すなわち、交換機EX2は、まずCMIP
による保守処理もしくは運用処理に必要となるCMIP
制御情報を保守管理装置HM2へ送出する。このとき送
出するCMIP制御情報は、図8(a)に示すようにC
MIP情報の種別(認証)と、CMIPの識別子と、文
字列送出要求と、保守管理装置HM2が保有するデータ
の暗号化方式とにより構成される。例えば暗号化方式と
してはASN.1コードを指定する。
【0067】保守管理装置HM2は、上記CMIP制御
情報を受信すると、この情報により指定されたASN.
1コードを用いてデータを暗号化し、図8(b)に示す
ようなCMIP制御情報を交換機EX2に送出する。
【0068】交換機EX2は、上記CMIP制御情報が
到来すると、この情報中の文字列と、自身の記憶部31
から読み出した暗号鍵とを組み合わせてコミュニティ名
を生成し、このコミュニティ名と自身が記憶部31に保
持している該当保守管理装置HM2のコミュニティ名と
を照合する。そして、両者が一致した場合に、保守管理
装置HM2からの要求を受けつけ、データ領域中の要求
内容に応じた保守処理もしくは運用処理を開始する。
【0069】そして、保守管理装置HM2との間にCM
IPコネクションが開設されると交換機EX2は、保守
管理装置HM2に対しCMIPコネクションの開設が完
了したことを表すCMIP制御情報を送信する。図8
(c)はそのデータフォーマットの一例を示すもので、
制御情報種別(コネクション開設OK)とコネクション
の識別子とから構成される。
【0070】以上のようにこの第2の実施形態では、交
換機EX2及び保守管理装置HM2にそれぞれI/F3
3,43を内蔵させ、かつ公衆網NW上のCMIP実行
用プログラムを記憶したCMIP記憶部311,411
を設け、しかも保守管理装置HM2から交換機EX2に
対し保守処理もしくは運用処理を実行する際に、保守管
理装置HM2と交換機EX2との間でPPPリンク及び
TCPコネクションを開設して後に、CMIPによる通
信に必要となるCMIP制御情報を送受信し、このCM
IP制御情報の送受結果と各自に記憶されているCMI
P実行用のプログラムとに基づいて保守処理もしくは運
用処理を実行するようにしている。
【0071】従って、保守管理装置HM2及び交換機E
X2にCMIPの実行機能を持たせることが可能とな
り、このため、遠隔地に配置される保守管理装置HM1
から交換機EX1に対し公衆網NWを使用した遠隔操作
により、上記第1の実施形態と同様に、保守処理もしく
は運用処理を簡単に実行することができる。
【0072】また、交換機EX2のユーザから保守担当
者が常駐する部署に例えば機能追加要求もしくは機能変
更要求の問い合わせがあった場合に、当該ユーザの交換
機EX2における機能追加設定処理もしくは機能変更設
定処理が人手を要することなく、保守管理装置HM2か
らの操作で公衆網NWを介して自動的に行なわれること
になる。このため、保守担当者の出張及びメモリ交換等
の手作業による変更作業が不要となり、ユーザにとって
は自身の交換機EX2の機能追加を短時間のうちに少な
い費用負担で行なうことが可能となり、一方保守担当者
にとっては機能追加や機能変更に必要な労力とコストと
を大幅に低減することができる。
【0073】(その他の実施形態)なお、この発明は上
記各実施形態に限定されるものではない。例えば、上記
各実施形態では認証手順において保守管理装置で保守処
理もしくは運用処理に必要なデータをASN.1コード
で暗号化するようにしたが、データの他に文字列をAS
N.1コードで暗号化するようにしてもよい。
【0074】その他、交換機及び保守管理装置の種類や
その構成、通信網の種類、ネットワーク管理プロトコル
を実行するための制御情報の種類とその送受信手順、ネ
ットワーク管理プロトコルの種類などについても、この
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施でき
る。
【0075】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明では、交換
装置内及び保守管理装置内にコンピュータ・ネットワー
ク接続用のインタフェース部及びコンピュータ・ネット
ワーク上の管理プロトコル実行用プログラムを記憶した
プロトコル記憶手段を設け、しかも保守管理装置から交
換装置に対し保守処理もしくは運用処理を行なう際に、
コンピュータ・ネットワーク上の管理プロトコルを実行
するために必要な制御情報を、保守管理装置と交換装置
との間でコンピュータ・ネットワークを介して送受し、
この制御情報の送受結果と各自に記憶されている管理プ
ロトコル実行用のプログラムとに基づいて保守処理もし
くは運用処理を行なうように構成している。
【0076】従って、保守管理装置及び交換装置にSN
MP等のコンピュータ・ネットワーク上の管理プロトコ
ルの実行機能を持たせることが可能となるので、交換装
置と保守管理装置とをコンピュータ・ネットワークを介
して接続したシステムにあって、保守管理装置から交換
装置に対する保守処理もしくは運用処理を簡単に実現で
きるようにしたネットワーク保守・運用管理システムと
その交換装置及び保守管理装置を提供することができ
る。
【0077】また、他の発明では、交換装置内及び保守
管理装置内に外部通信網接続用のインタフェース部及び
外部通信網上の管理プロトコル実行用プログラムを記憶
したプロトコル記憶手段を設け、しかも保守管理装置か
ら交換装置に対し保守もしくは運用に関する処理を行な
う際に、外部通信網上の管理プロトコルを実行するため
に必要な制御情報を、保守管理装置と交換装置との間で
通信コネクションを介して送受し、この制御情報の送受
結果と各自に記憶されている管理プロトコル実行用のプ
ログラムとに基づいて保守処理もしくは運用処理を行な
うように構成している。
【0078】従って、保守管理装置及び交換装置にCM
IP等の外部通信網上の管理プロトコルの実行機能を持
たせることが可能となるので、交換装置と保守管理装置
とを外部通信網を介して接続したシステムにあって、保
守管理装置から交換装置に対する保守処理もしくは運用
処理を簡単に実現できるようにしたネットワーク保守・
運用管理システムとその交換装置及び保守管理装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係わるネットワー
ク保守・運用管理システムの概略構成図。
【図2】図1に示した交換機及び保守管理装置の機能構
成を示すブロック図。
【図3】同第1の実施形態で使用されるSNMP制御情
報の構造を示す図。
【図4】図1に示した交換機と保守管理装置との間にS
NMPコネクションを開設するための処理手順を示すシ
ーケンス図。
【図5】上記図1に示した交換機で管理されるオブジェ
クト識別子とデータとの対応関係を示す図。
【図6】この発明の第2の実施形態に係わるネットワー
ク保守・運用管理システムの概略構成図。
【図7】図6に示した交換機及び保守管理装置の機能構
成を示すブロック図。
【図8】同第2の実施形態で使用されるCMIP制御情
報の構造を示す図。
【符号の説明】
1…ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、 11,21,31,41…記憶部、 12,32…中央制御部、 13,23…LANインタフェース部(LAN I/
F)、 22,42…運用制御部、 33,43…インタフェース部(I/F)、 111,211…SNMP記憶部、 121,221…SNMP情報通信制御手段、 122,222…SNMP実行制御手段、 311,411…CMIP記憶部、 321,421…CMIP情報通信制御手段、 322,422…CMIP実行制御手段、 EX1,EX2…交換機、 HM1,HM2…保守管理装置、 NW…公衆網。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芝崎 文雄 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 Fターム(参考) 5J104 AA01 AA07 BA01 JA00 KA02 KA04 KA21 NA02 PA07 5K030 HB06 HB20 HC14 JA10 KA08 MA07 MC04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ・ネットワークに接続さ
    れ、予め記憶された設定データに基づいて所定の交換動
    作を実行する機能を有する交換装置と、当該コンピュー
    タ・ネットワークに接続され、前記交換装置に対し前記
    設定データの保守処理もしくは運用処理を行なう機能を
    有する少なくとも1つの保守管理装置とを備えたネット
    ワーク保守・運用管理システムであって、 前記交換装置及び前記保守管理装置の各々に、 前記コンピュータ・ネットワークとの間の通信制御機能
    を有する第1のインタフェース部と、 前記コンピュータ・ネットワーク上の管理プロトコルを
    実行するためのプログラムを記憶した第1のプロトコル
    記憶手段とを設け、 前記保守管理装置から前記交換装置に対し保守処理もし
    くは運用処理を行なう際に、前記保守管理装置と前記交
    換装置との間で前記コンピュータ・ネットワークを介し
    て前記管理プロトコルを実行するために必要な制御情報
    を送受する第1の制御情報通信手段と、 前記第1のプロトコル記憶手段に記憶されたプログラム
    と、前記第1の制御情報通信手段により送受された制御
    情報とに従って、前記保守管理装置と前記交換装置との
    間で保守処理もしくは運用処理を実行する第1の保守運
    用実行手段とを備えることを特徴とするネットワーク保
    守・運用管理システム。
  2. 【請求項2】 外部通信網に接続され、予め記憶された
    設定データに基づいて所定の交換動作を実行する機能を
    有する交換装置と、当該外部通信網に接続され、前記交
    換装置に対する前記設定データの保守処理もしくは運用
    処理を行なう機能を有する少なくとも1つの保守管理装
    置とを備え、前記交換装置と前記保守管理装置との間に
    通信コネクションを設定して前記保守管理装置から前記
    交換装置に対し保守処理もしくは運用処理を行なうネッ
    トワーク保守・運用管理システムであって、 前記交換装置及び前記保守管理装置の各々に、 前記外部通信網との間の通信制御機能を有する第2のイ
    ンタフェース部と、 前記外部通信網上の管理プロトコルを実行するためのプ
    ログラムを記憶した第2のプロトコル記憶手段とを設
    け、 前記保守管理装置から前記交換装置に対し保守処理もし
    くは運用処理を行なう際に、前記保守管理装置と前記交
    換装置との間で前記通信コネクションを介して前記管理
    プロトコルを実行するために必要な制御情報を送受する
    第2の制御情報通信手段と、 前記第2のプロトコル記憶手段に記憶されたプログラム
    と、前記第2の制御情報通信手段により送受された制御
    情報とに従って、前記保守管理装置と前記交換装置との
    間で保守処理もしくは運用処理を実行する第2の保守運
    用実行手段とを備えることを特徴とするネットワーク保
    守・運用管理システム。
  3. 【請求項3】 前記第1もしくは第2の保守運用実行手
    段は、前記コンピュータ・ネットワーク上の管理プロト
    コルもしくは前記外部通信網上の管理プロトコルで規定
    された暗号化方式により暗号化されたデータを、前記交
    換装置と前記保守管理装置との間で送受する機能を備え
    ることを特徴とする請求項1または2記載のネットワー
    ク保守・運用管理システム。
  4. 【請求項4】 前記交換装置及び前記保守管理装置の各
    々は、互いに共通する暗号鍵情報を記憶した暗号鍵記憶
    手段をさらに備え、 前記第1もしくは第2の制御情報通信手段は、前記交換
    装置から前記保守管理装置に対し特定文字列情報の送出
    を要求し、しかるのち前記保守管理装置から前記交換装
    置に対し前記要求に応じた特定文字列情報を送出する機
    能を備え、 前記第1もしくは第2の保守運用実行手段は、前記保守
    管理装置から前記交換装置に対し前記特定文字列情報が
    送出された場合に、前記保守管理装置と前記交換装置と
    の間で、前記暗号鍵記憶手段に記憶された暗号鍵情報と
    前記特定文字列情報とを組み合わせてアクセス許容情報
    を生成し、このアクセス許容情報を蓄積したのち前記交
    換装置にて蓄積されたアクセス許容情報と同一の情報が
    生成された場合に、前記交換装置に対する保守処理もし
    くは運用処理の実行を許容する機能を有することを特徴
    とする請求項1または2記載のネットワーク保守・運用
    管理システム。
  5. 【請求項5】 前記第1もしくは第2の制御情報通信手
    段は、予め設定されたパターンデータに従って、前記保
    守管理装置から前記交換装置に対し送出する特定文字列
    情報を送出毎に変更する機能を有し、 前記第1もしくは第2の保守運用実行手段は、前記交換
    装置にて蓄積されたアクセス許容情報と同一の情報が1
    回のみ生成された場合に、前記交換装置に対する保守処
    理もしくは運用処理の実行を許容することを特徴とする
    請求項4記載のネットワーク保守・運用管理システム。
  6. 【請求項6】 前記第1もしくは第2の保守運用実行手
    段は、前記保守管理装置から前記交換装置に対し送信す
    べき設定データに使用目的を表す識別子を付与するとと
    もに、この識別子を付与した設定データを前記コンピュ
    ータ・ネットワーク上の管理プロトコルもしくは前記外
    部通信網上の管理プロトコルで規定された暗号化方式に
    より暗号化し、しかる後に前記交換装置にて前記設定デ
    ータを前記識別子に対応づけて管理する機能を有するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のネットワーク保
    守・運用管理システム。
  7. 【請求項7】 コンピュータ・ネットワークに接続さ
    れ、予め記憶された設定データに基づいて所定の交換動
    作を実行する機能を有する交換装置と、当該コンピュー
    タ・ネットワークに接続され、前記交換装置に対し前記
    設定データの保守処理もしくは運用処理を行なう機能を
    有する少なくとも1つの保守管理装置とを備えたネット
    ワーク保守・運用管理システムで使用される交換装置に
    おいて、 前記コンピュータ・ネットワークとの間の通信制御機能
    を有する第1のインタフェース部と、 前記コンピュータ・ネットワーク上の管理プロトコルを
    実行するためのプログラムを記憶した第1のプロトコル
    記憶手段と、 保守処理もしくは運用処理を行なう際に、前記保守管理
    装置との間で前記コンピュータ・ネットワークを介して
    前記管理プロトコルを実行するために必要な制御情報を
    送受するための第1の制御情報通信制御手段と、 前記第1のプロトコル記憶手段に記憶されたプログラム
    と、前記第1の制御情報通信制御手段により送受された
    制御情報とに従って、前記保守管理装置との間で保守処
    理もしくは運用処理を実行するための第1の保守運用実
    行制御手段とを具備することを特徴とする交換装置。
  8. 【請求項8】 外部通信網に接続され、予め記憶された
    設定データに基づいて所定の交換動作を実行する機能を
    有する交換装置と、当該外部通信網に接続され、前記交
    換装置に対する前記設定データの保守処理もしくは運用
    処理を行なう機能を有する少なくとも1つの保守管理装
    置とを備え、前記交換装置と前記保守管理装置との間に
    通信コネクションを設定して前記保守管理装置から前記
    交換装置に対し保守処理もしくは運用処理を行なうネッ
    トワーク保守・運用管理システムで使用される交換装置
    において、 前記外部通信網との間の通信制御機能を有する第2のイ
    ンタフェース部と、 前記外部通信網上の管理プロトコルを実行するためのプ
    ログラムを記憶した第2のプロトコル記憶手段と、 保守処理もしくは運用処理を行なう際に、前記保守管理
    装置との間で前記通信コネクションを介して前記管理プ
    ロトコルを実行するために必要な制御情報を送受するた
    めの第2の制御情報通信制御手段と、 前記第2のプロトコル記憶手段に記憶されたプログラム
    と、前記第2の制御情報通信制御手段により送受された
    制御情報とに従って、前記保守管理装置との間で保守処
    理もしくは運用処理を実行するための第2の保守運用実
    行制御手段とを備えることを特徴とする交換装置。
  9. 【請求項9】 コンピュータ・ネットワークに接続さ
    れ、予め記憶された設定データに基づいて所定の交換動
    作を実行する機能を有する交換装置と、当該コンピュー
    タ・ネットワークに接続され、前記交換装置に対し前記
    設定データの保守処理もしくは運用処理を行なう機能を
    有する少なくとも1つの保守管理装置とを備えたネット
    ワーク保守・運用管理システムで使用される保守管理装
    置において、 前記コンピュータ・ネットワークとの間の通信制御機能
    を有する第1のインタフェース部と、 前記コンピュータ・ネットワーク上の管理プロトコルを
    実行するためのプログラムを記憶した第1のプロトコル
    記憶手段と、 保守処理もしくは運用処理を行なう際に、前記交換装置
    との間で前記コンピュータ・ネットワークを介して前記
    管理プロトコルを実行するために必要な制御情報を送受
    するための第1の制御情報通信制御手段と、 前記第1のプロトコル記憶手段に記憶されたプログラム
    と、前記第1の制御情報通信制御手段により送受された
    制御情報とに従って、前記交換装置との間で保守処理も
    しくは運用処理を実行するための第1の保守運用実行制
    御手段とを具備することを特徴とする保守管理装置。
  10. 【請求項10】 外部通信網に接続され、予め記憶され
    た設定データに基づいて所定の交換動作を実行する機能
    を有する交換装置と、当該外部通信網に接続され、前記
    交換装置に対する前記設定データの保守処理もしくは運
    用処理を行なう機能を有する少なくとも1つの保守管理
    装置とを備え、前記交換装置と前記保守管理装置との間
    に通信コネクションを設定して前記保守管理装置から前
    記交換装置に対し保守処理もしくは運用処理を行なうネ
    ットワーク保守・運用管理システムで使用される保守管
    理装置において、 前記外部通信網との間の通信制御機能を有する第2のイ
    ンタフェース部と、 前記外部通信網上の管理プロトコルを実行するためのプ
    ログラムを記憶した第2のプロトコル記憶手段と、 保守処理もしくは運用処理を行なう際に、前記交換装置
    との間で前記通信コネクションを介して前記管理プロト
    コルを実行するために必要な制御情報を送受するための
    第2の制御情報通信制御手段と、 前記第2のプロトコル記憶手段に記憶されたプログラム
    と、前記第2の制御情報通信制御手段により送受された
    制御情報とに従って、前記交換装置との間で保守処理も
    しくは運用処理を実行するための第2の保守運用実行制
    御手段とを備えることを特徴とする保守管理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007521570A (ja) * 2003-06-24 2007-08-02 トムソン ライセンシング コンフィギュレーションファイルを用いるアクセス制御

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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