JP2002208878A - プリアンブル受信装置及びプリアンブル受信方法 - Google Patents

プリアンブル受信装置及びプリアンブル受信方法

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JP2002208878A
JP2002208878A JP2001000458A JP2001000458A JP2002208878A JP 2002208878 A JP2002208878 A JP 2002208878A JP 2001000458 A JP2001000458 A JP 2001000458A JP 2001000458 A JP2001000458 A JP 2001000458A JP 2002208878 A JP2002208878 A JP 2002208878A
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JP2001000458A
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Toru Akiba
透 秋葉
Daisuke Yamada
大輔 山田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本装置に必要なメモリ容量を削減し、現
在の同相加算結果の相関系列と、1つ前のブロックの同
相加算結果の複素共役系列との乗算前後の振幅の増減を
無くすことによって受信特性を向上させること。 【解決手段】 符号102〜105の要素から成る同相
加算分割手段で、相関器101におけるPRACHプリ
アンブル系列信号の相関演算で得た相関系列信号の同相
加算結果を複数ブロックに分割する。複素共役演算器1
06でブロック単位に同相加算結果の複素共役演算を行
い、この複素共役系列信号を正規化器108で正規化
し、これを遅延器109で遅延した1つ前のブロックの
複素共役系列信号を乗算器107で、現在ブロックの同
相加算結果に乗算し、この結果を同相加算器110でメ
モリ111にブロック単位で実部のみ記憶しながら同相
加算し、この結果を用いてシグネチャ送信有無判定器1
12で該当シグネチャの有無を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、W−CDMA(Wi
de band-Code Division Multiple Access)方式が適用
された移動体通信システムにおいて携帯電話機等の移動
局装置と無線通信を行う基地局装置などに適用され、後
述するPRACHプリアンブル受信を行うプリアンブル
受信装置及びプリアンブル受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】PRACHは、W−CDMA方式におけ
る制御情報を伝送するために、在圏移動局装置で共用し
て使用する基地局装置へ向かう上りの伝送路である。
【0003】PRACHプリアンブルとは、PRACH
メッセージに先立って移動局装置から基地局装置に送信
されるPRACHメッセージを送信する許可を要求する
ものである。また、PRACHプリアンブルは、送信側
の個々の信号を識別し且つ16チップの長さからなるシ
グネチャを256回繰り返したものを、スクランブリン
グコードで拡散したものからなる。なおシグネチャは、
16通り存在する。
【0004】受信側では、スクランブリングコード及び
シグネチャと、受信信号との間で相関演算を行い、該当
シグネチャの送信有無を判定する。通常、相関演算結果
は、遅延プロファイルの様な形状をしており、シグネチ
ャと同じ長さかそれ以上の長さを持つ。
【0005】相関演算を行う際には通常シグネチャ長単
位で行う。シグネチャ長毎に求めた相関演算結果が25
6個存在するが、これら256個の相関値を何らかの形
で加算する。最も簡単な方法は、相関演算結果同士電力
加算を行う方法である。但し、相関演算結果は複素数で
ある。
【0006】3GPP寄書TSGR1#6(99)89
3によれば、相関演算結果を加算する方法の一つとして
差分受信がある。この差分受信方式を用いたプリアンブ
ル受信装置の構成例を図3に示す。
【0007】図3は、従来のプリアンブル受信装置の構
成を示すブロック図である。
【0008】この図3に示すプリアンブル受信装置30
0は、基地局装置に用いられるものであり、相関器30
1と、同相加算器302と、メモリ303と、シグネチ
ャ数カウンタ304と、スイッチ305と、複素共役演
算器306と、乗算器307と、遅延器308と、同相
加算器309と、メモリ310と、振幅演算器311
と、シグネチャ送信有無判定器312とを備えて構成さ
れている。
【0009】このような構成において、図示せぬ移動局
装置からの受信信号は、まず相関器301に入力され
る。相関器301は、1シグネチャ長毎に相関演算を行
い、この結果得られる相関系列を同相加算器302へ出
力する。なお、相関系列は遅延プロファイルの様な形状
を成す。
【0010】同相加算器302は、メモリ303に記憶
されている現在までの同相加算結果との同相加算、即ち
複素数の加算を行う。この際の加算は、相関器301か
ら出力される相関系列と、メモリ303に記憶されてい
る現在までに同相加算された相関系列との加算であり、
双方系列におけるシグネチャ先頭からの同一チップタイ
ミングに相当するもの同士を加算する。
【0011】シグネチャ数カウンタ304は、通常、同
相加算器302とメモリ303及びシグネチャ数カウン
タ304とを接続しているスイッチ305を介して、相
関演算後のシグネチャ数を計数し、この計数値が予め定
められた数に達した場合のみにカウントアップ信号を、
スイッチ305及びメモリ303へ出力する。
【0012】スイッチ305は、カウントアップ信号が
入力された際に、同相加算器302を乗算器307及び
複素共役演算器306に接続する側に切り替わる。ま
た、メモリ303は、カウントアップ信号が入力された
場合に、記憶内容が全て0に初期化される。
【0013】例えば、64回に1回シグネチャ数カウン
タ304がカウントアップ信号を出力する場合、256
回シグネチャを受信する間に、シグネチャ数カウンタ3
04からは4回カウントアップ信号が出力される。即ち
64のシグネチャを1ブロッックとして、1ブロック毎
に同相加算結果(相関系列)が4回、乗算器307及び
複素共役演算器306に出力される。
【0014】複素共役演算器306は、同相加算結果に
対する複素共役演算を行い、これによって得られた複素
共役系列を遅延器308へ出力する。遅延器308は、
その複素共役系列を1ブロック遅延して乗算器307へ
出力する。
【0015】これによって、乗算器307では、現在の
ブロックの同相加算結果に、一つ前のブロックの同相加
算結果の複素共役が乗算されることになる。この乗算に
おいては、同相加算結果の相関系列と複素共役系列との
シグネチャ先頭から同一チップ位置にあるもの同士の乗
算を行う。
【0016】この乗算結果は、同相加算器309でメモ
リ310に記憶された同相加算結果と同相加算され、こ
の結果がメモリ310に記憶されると共に、振幅演算器
311へ出力される。
【0017】振幅演算器311は、同相加算器309か
ら順次出力される同相加算結果を保持し、256個分の
シグネチャ全てに対応する同相加算結果が保持された時
点で、その信号振幅を求め、シグネチャ送信有無判定器
312へ出力する。
【0018】シグネチャ送信有無判定器312は、その
信号振幅を用いて閾値判定を行い、該当シグネチャの送
信の有無を判定する。
【0019】この判定は、通常、シグネチャ送信有無判
定器312への入力系列のうち最大値を求め、その最大
値が閾値を越えていれば、該当シグネチャが送信された
と判断し、閾値以下であれば、該当シグネチャは送信さ
れなかったと判断して実現される。即ち、該当シグネチ
ャが送信された場合、シグネチャ送信有無判定器312
の入力系列のどこかでピークを持つので、最大値にて閾
値判定を行う。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置においては、256個分のシグネチャ全ての電力加
算を行うため、全てのシグネチャが到達する最後まで同
相加算を行わないので、常に実部及び虚部の双方の信号
成分をメモリ310に記憶しておかなくてはならない。
このためメモリ容量が倍増するという問題がある。
【0021】また、現在の同相加算結果の相関系列に乗
算される1つ前のブロックの同相加算結果の複素共役系
列の振幅がチップ間で異なる。このため、現在の同相加
算結果に複素共役系列を掛けた後の振幅値が、掛ける前
の値に比べ増減されることになる。このため、雑音成分
が増幅されたり、必要な信号成分が減衰されることにな
る。シグネチャ送信有無判定器312では、振幅情報を
用いて該当シグネチャの有無を判定するので、適正な判
定が行えなくなり、この結果、受信特性が劣化するとい
う問題がある。
【0022】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、本装置に必要なメモリ容量を削減することがで
き、現在の同相加算結果の相関系列と、1つ前のブロッ
クの同相加算結果の複素共役系列との乗算前後の振幅の
増減を無くすことによって受信特性を向上させることが
できるプリアンブル受信装置及びプリアンブル受信方法
を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明のプリアンブル受
信装置は、所定長のシグネチャがスクランブリングコー
ドで拡散されて成る受信プリアンブル系列信号の相関演
算を行う相関手段と、前記相関演算により得られる相関
系列信号の同相加算結果を複数ブロックに分割する同相
加算分割手段と、前記ブロック単位に得られる同相加算
結果の複素共役を取る複素共役演算手段と、前記複素共
役を取って得られる複素共役系列信号を正規化する正規
化手段と、1つ前のブロックの前記正規化後の複素共役
系列信号を、現在のブロックの前記同相加算結果に乗算
する乗算手段と、この手段での乗算結果をブロック単位
で記憶しながら同相加算する同相加算手段と、この手段
での同相加算結果を用いて該当シグネチャの有無を判定
する判定手段と、を具備する構成を採る。
【0024】この構成によれば、正規化により複素共役
系列信号の振幅を一定としたので、現在ブロックの同相
加算結果と、1つ前のブロックの同相加算結果から得た
複素共役系列とを乗算した場合、乗算前後の振幅の増減
が無くなる。これによって従来のように雑音成分が増幅
されたり、必要な信号成分が減衰されるといったことが
無くなるので、適正な振幅情報を用いて該当シグネチャ
の有無を判定することができる。従って受信特性を向上
させることができる。また、一定振幅の複素共役系列信
号の乗算によって、乗算手段から同相加算結果の実部の
みを出力させることができるので、後段の同相加算演算
において実部のみを記憶すればよい。従来は実部及び虚
部を記憶していた。従って、その分メモリ容量を半減す
ることができる。
【0025】本発明の移動局装置は、上記いずれかと同
構成のプリアンブル受信装置を具備する構成を採る。
【0026】この構成によれば、移動局装置において、
上記いずれかと同様の作用効果を得ることができる。
【0027】本発明の基地局装置は、上記いずれかと同
構成のプリアンブル受信装置を具備する構成を採る。
【0028】この構成によれば、基地局装置において、
上記いずれかと同様の作用効果を得ることができる。
【0029】本発明のプリアンブル受信方法は、PRA
CHプリアンブル系列信号の相関演算を行い、この相関
演算により得られる相関系列信号の同相加算結果を複数
ブロックに分割し、このブロック単位に得られる同相加
算結果の複素共役演算を行い、この演算で得られる複素
共役系列信号を正規化し、この前記正規化後の1つ前の
ブロックの複素共役系列信号を、現在のブロックの前記
同相加算結果に乗算し、この乗算結果をブロック単位で
記憶しながら同相加算し、この同相加算結果を用いて該
当シグネチャの有無を判定するようにした。
【0030】この方法によれば、正規化により複素共役
系列信号の振幅を一定としたので、現在ブロックの同相
加算結果と、1つ前のブロックの同相加算結果から得た
複素共役系列とを乗算した場合、乗算前後の振幅の増減
が無くなる。これによって従来のように雑音成分が増幅
されたり、必要な信号成分が減衰されるといったことが
無くなるので、適正な振幅情報を用いて該当シグネチャ
の有無を判定することができる。従って受信特性を向上
させることができる。また、一定振幅の複素共役系列信
号の乗算によって、乗算後に同相加算結果の実部のみを
出力させることができるので、後段の同相加算演算にお
いて実部のみを記憶すればよい。従来は実部及び虚部を
記憶していた。従って、その分メモリ容量を半減するこ
とができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0032】図1は、本発明の実施の形態に係るプリア
ンブル受信装置の構成を示すブロック図である。
【0033】この図1に示すプリアンブル受信装置10
0は、基地局装置に用いられるものであり、相関器10
1と、同相加算器102と、メモリ103と、シグネチ
ャ数カウンタ104と、スイッチ105と、複素共役演
算器106と、乗算器107と、正規化器108と、遅
延器109と、同相加算器110と、メモリ111と、
シグネチャ送信有無判定器112とを備えて構成されて
いる。
【0034】このような構成において、図示せぬ移動局
装置からの受信信号は、まず相関器101に入力され
る。相関器101は、1シグネチャ長毎に相関演算を行
い、この結果得られる相関系列を同相加算器102へ出
力する。なお、相関系列は遅延プロファイルの様な形状
を成す。
【0035】同相加算器102は、メモリ103に記憶
されている現在までの同相加算結果との同相加算、即ち
複素数の加算を行う。この際の加算は、相関器101か
ら出力される相関系列と、メモリ103に記憶されてい
る現在までに同相加算された相関系列との加算であり、
双方系列におけるシグネチャ先頭からの同一チップタイ
ミングに相当するもの同士を加算する。
【0036】シグネチャ数カウンタ104は、通常、同
相加算器102とメモリ103及びシグネチャ数カウン
タ104とを接続しているスイッチ105を介して、相
関演算後のシグネチャ数を計数し、この計数値が予め定
められた数に達した場合のみにカウントアップ信号を、
スイッチ105及びメモリ103へ出力する。
【0037】スイッチ105は、カウントアップ信号が
入力された際に、同相加算器102を乗算器107及び
複素共役演算器106に接続する側に切り替わる。ま
た、メモリ103は、カウントアップ信号が入力された
場合に、記憶内容が全て0に初期化される。
【0038】例えば、64回に1回シグネチャ数カウン
タ104がカウントアップ信号を出力する場合、256
回シグネチャを受信する間に、シグネチャ数カウンタ1
04からは4回カウントアップ信号が出力される。即ち
64のシグネチャを1ブロッックとして、1ブロック毎
に同相加算結果(相関系列)が4回、乗算器107及び
複素共役演算器106に出力される。
【0039】複素共役演算器106は、同相加算結果に
対する複素共役演算を行い、これによって得られた複素
共役系列を正規化器108へ出力する。
【0040】正規化器108は、図2に示すように、割
り算器201及び振幅演算器202を備えて構成されて
おり、入力された複素共役系列の信号振幅を一定になら
す、例えば1とする正規化処理を行う。
【0041】即ち、複素共役演算器106から出力され
た同相加算結果の複素共役系列が、割り算器201及び
振幅演算器202に入力される。振幅演算器202は、
その複素共役系列の振幅をチップ毎に求め、割り算器2
01へ出力する。
【0042】割り算器201は、同チップ毎に、複素共
役系列の振幅を振幅演算器202からの振幅で割る計算
を行う。これによって、割り算器201から出力される
複素共役系列の振幅が常に1となる。即ち、正規化処理
によって複素共役系列の振幅(複素数の振幅)が全チッ
プに渡り一定となる。
【0043】正規化器108から出力される一定振幅の
複素共役系列は、遅延器308において1ブロック遅延
され、乗算器107へ出力される。
【0044】これによって、乗算器107では、現在の
ブロックの同相加算結果に、一つ前のブロックの同相加
算結果である一定振幅の複素共役系列が乗算されること
になる。この乗算においては、同相加算結果の相関系列
と複素共役系列とのシグネチャ先頭から同一チップ位置
にあるもの同士の乗算を行う。
【0045】また、この乗算では、正規化により複素共
役系列の振幅を一定としたので、同相加算器102から
の同相加算結果の相関系列に対して、位相回転演算のみ
が行われることになる。
【0046】この結果、現在の同相加算結果の相関系列
と、1つ前のブロックの同相加算結果の複素共役系列と
の乗算前後の振幅の増減が無くなる。また、一定振幅の
複素共役系列の乗算によって、乗算器107からは同相
加算結果の実部のみが出力される。
【0047】この同相加算結果の実部は、同相加算器1
10での同相加算処理後、メモリ111に記憶される。
即ち、同相加算器110において、乗算器107からの
同相加算結果の実部が、メモリ111に記憶された同相
加算結果の実部と同相加算され、この結果がメモリ11
1に記憶される。
【0048】このサイクルの同相加算処理が、256個
分のシグネチャ全て(プリアンブル全て)に対して行わ
れた時点で、プリアンブル全てに対応する同相加算結果
の実部がシグネチャ送信有無判定器112へ出力され
る。
【0049】シグネチャ送信有無判定器112は、その
同相加算結果の実部である振幅情報を用いて閾値判定を
行い、該当シグネチャの送信の有無を判定する。
【0050】この判定は、通常、シグネチャ送信有無判
定器112への入力系列のうち最大値を求め、その最大
値が閾値を越えていれば、該当シグネチャが送信された
と判断し、閾値以下であれば、該当シグネチャは送信さ
れなかったと判断して実現される。即ち、該当シグネチ
ャが送信された場合、シグネチャ送信有無判定器112
の入力系列のどこかでピークを持つので、最大値にて閾
値判定を行う。
【0051】このように、実施の形態のプリアンブル受
信装置100によれば、相関器101で、受信PRAC
Hプリアンブル系列信号の相関演算を行う。同相加算器
102、メモリ103、シグネチャ数カウンタ104及
びスイッチ105から成る同相加算分割手段で、先の相
関演算で得た相関系列信号の同相加算結果を複数ブロッ
クに分割する。複素共役演算器106で、そのブロック
単位に得られる同相加算結果の複素共役演算を行い、こ
の演算で得られる複素共役系列信号を正規化器108で
正規化する。この正規化信号を遅延器109で遅延した
後の1つ前のブロックの複素共役系列信号を、乗算器1
07で、現在のブロックの同相加算結果に乗算する。こ
の乗算結果を、同相加算器110で、メモリ111にブ
ロック単位で記憶しながら同相加算し、この同相加算結
果を用いてシグネチャ送信有無判定器112で、該当シ
グネチャの有無を判定するようにした。
【0052】これによって、正規化により複素共役系列
信号の振幅を一定としたので、現在ブロックの同相加算
結果と、1つ前のブロックの同相加算結果から得た複素
共役系列とを乗算した場合、乗算前後の振幅の増減が無
くなる。これによって従来のように雑音成分が増幅され
たり、必要な信号成分が減衰されるといったことが無く
なるので、適正な振幅情報を用いて該当シグネチャの有
無を判定することができる。従って受信特性を向上させ
ることができる。
【0053】また、一定振幅の複素共役系列信号の乗算
によって、乗算器107から同相加算結果の実部のみを
出力させることができるので、後段の同相加算演算にお
いて実部のみを記憶すればよい。従来は実部及び虚部を
記憶していた。従って、その分メモリ容量を半減するこ
とができる。
【0054】また、上記同相加算分割手段が、同相加算
結果を複数ブロックに分割する際に、1ブロック長が、
乗算器107で乗算された結果に位相ズレがほぼ生じな
い長さとなるように分割されるのが通常である。。
【0055】これによって、同相加算器110で演算さ
れる二つの信号の位相ズレがほぼ無くなり、かつ該当シ
グネチャ系列が送信された際のピーク部分の乗算結果の
虚部がほぼ0となる。従って、後段でシグネチャの有無
判定を行うために必要なピーク部分の実部(振幅情報)
のみを、メモリ111に蓄えれば十分である。シグネチ
ャ送信有無判定器112にては、メモリ111に蓄えられ
た実部のみの振幅からシグネチャの送信有無を判定でき
る。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
本装置に必要なメモリ容量を削減することができ、現在
の同相加算結果の相関系列と、1つ前のブロックの同相
加算結果の複素共役系列との乗算前後の振幅の増減を無
くすことによって受信特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプリアンブル受信装
置の構成を示すブロック図
【図2】上記実施の形態に係るプリアンブル受信装置に
おける正規化器の構成を示すブロック図
【図3】従来のプリアンブル受信装置の構成を示すブロ
ック図
【符号の説明】
100 プリアンブル受信装置 101 相関器 102,110 同相加算器 103,111 メモリ 104 シグネチャ数カウンタ 105 スイッチ 106 複素共役演算器 107 乗算器 108 正規化器 109 遅延器 112 シグネチャ送信有無判定器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定長のシグネチャがスクランブリング
    コードで拡散されて成る受信プリアンブル系列信号の相
    関演算を行う相関手段と、前記相関演算により得られる
    相関系列信号の同相加算結果を複数ブロックに分割する
    同相加算分割手段と、前記ブロック単位に得られる同相
    加算結果の複素共役を取る複素共役演算手段と、前記複
    素共役を取って得られる複素共役系列信号を正規化する
    正規化手段と、1つ前のブロックの前記正規化後の複素
    共役系列信号を、現在のブロックの前記同相加算結果に
    乗算する乗算手段と、この手段での乗算結果をブロック
    単位で記憶しながら同相加算する同相加算手段と、この
    手段での同相加算結果を用いて該当シグネチャの有無を
    判定する判定手段と、を具備することを特徴とするプリ
    アンブル受信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプリアンブル受信装置を
    具備することを特徴とする移動局装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のプリアンブル受信装置を
    具備することを特徴とする基地局装置。
  4. 【請求項4】 PRACHプリアンブル系列信号の相関
    演算を行い、この相関演算により得られる相関系列信号
    の同相加算結果を複数ブロックに分割し、このブロック
    単位に得られる同相加算結果の複素共役演算を行い、こ
    の演算で得られる複素共役系列信号を正規化し、この前
    記正規化後の1つ前のブロックの複素共役系列信号を、
    現在のブロックの前記同相加算結果に乗算し、この乗算
    結果をブロック単位で記憶しながら同相加算し、この同
    相加算結果の実部のみを用いてを用いて該当シグネチャ
    の有無を判定することを特徴とするプリアンブル受信方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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