JP2002207948A - 生体認証による決済処理方法、決済処理装置及びシステム - Google Patents

生体認証による決済処理方法、決済処理装置及びシステム

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JP2002207948A
JP2002207948A JP2001002895A JP2001002895A JP2002207948A JP 2002207948 A JP2002207948 A JP 2002207948A JP 2001002895 A JP2001002895 A JP 2001002895A JP 2001002895 A JP2001002895 A JP 2001002895A JP 2002207948 A JP2002207948 A JP 2002207948A
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Ryuichi Ishikawa
隆一 石川
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生体認証による決済処理において万一不正な
取引きであった場合でも、被害を最小限に食い止めるこ
とができる生体認証による決済処理方法及び決済処理装
置を提供する。 【解決手段】 決済処理端末100は、生体情報を読み取
る生体情報入力部20と、閾値データ記憶部31および登録
データ記憶部32を含むメモリ30と、決済処理センター20
0との間でデータのやりとりを行うデータ通信部50と、
少なくとも表示部42及びカードリーダ部43を有する入出
力部40と、これらを制御するCPU(中央制御処理装置)
10とから構成されている。決済処理センター200は、決
済処理端末100によって決済された決済データを受信し
て決済処理センター200としての決済処理を行うととも
に、閾値のデータをダウンロードにより決済処理端末10
0に移すことができるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体認証による決
済処理方法及び決済処理装置に関し、特に、生体認証に
よる決済処理において万一不正があった場合でも被害を
最小限に食い止められるように構成したものである。
【0002】
【従来の技術】従来からある、いわゆるリアルモールで
の商取引、例えばクレジットカード決済などにおいて
は、暗証番号やサインによって本人認証を行い取引きの
正当性を確認している。暗証番号の場合、第三者に暗証
番号を知られると、不正使用が簡単に行われるし、本人
が暗証番号を忘れてしまう等の問題がある。
【0003】最近はいわゆるバーチャルモールでの商取
引が行われるようになってきている。この場合、通信手
段などを介して商取引を行うため、取引き相手が正真の
本人であるかどうかを確認する手段が必須となる。バー
チャルモールの取引でも、現状では暗証番号が一般的な
手法であるが、よりセキュリティレベルの高い本人認証
方法として、生体認証の重要性が増してきている。
【0004】本人認証を行うための一般的な方法として
は、暗証番号が用いられるが、暗証番号は、本人が忘れ
てしまう場合や、第三者に漏れると意味がなくなる、な
どの不具合があることは前述したとおりである。これら
の不具合のない本人認証手段として、生体認証が注目さ
れている。
【0005】本人認証の手段として、生体認証を用いる
ことで、本人認証の確度をあげることができる。ただ、
生体認証で本人認証を行う場合、技術的に100%の精度
を得ることが困難である。正真の本人が拒否されたり、
他人を受容してしまったりする可能性がある。
【0006】本人認証における精度に関して、パスワー
ドとの比較がもっとも分り易い。パスワードは、本人が
入力した文字列と、あらかじめ登録してある文字列を比
較し、異なる文字があった場合、パスワード違いが発生
するという、確定的な認証方式である。
【0007】これに対して、生体認証は被験者の生体的
特徴をセンサなどでデータとして読取り、あらかじめ登
録してあるデータと比較し、本人認証を行うものであ
る。したがって、センサーでの読取時の誤差、データの
特徴抽出時やパターンマッチング時の統計的な誤差など
が発生し、原理的に100%の精度を保証できない方式で
あると言える。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の生
体認証による本人認証は、技術的に100%の精度を得る
ことが困難であるにも拘わらず、本人認証の確度をあげ
ることを目指していたため、決済処理に適用する場合に
は費用対効果比が悪く実用向きでないという問題点があ
った。
【0009】本発明は上記のような問題を解決するため
に、生体認証による決済処理において万一不正な取引き
であった場合でも、被害を最小限に食い止めることがで
きる生体認証による決済処理方法及び決済処理装置を提
供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、算定された本
人類似度に応じて、決済可能な金額に制限を設けること
により、万一不正な取引きであった場合でも、被害を最
小限に食い止めることができるようにしたものであり、
これにより決済処理に生体認証技術を実用的に導入する
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0012】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施形態に係る生体認証による決済処理システムの
構成を示すブロック図である。図1において本発明の決
済処理システムは、大きくは、決済処理端末100と決済
処理センター200とから構成される。
【0013】決済処理端末100は、生体情報を読み取る
生体情報入力部20と、閾値データ記憶部31および登録デ
ータ記憶部32を含むメモリ30と、決済処理センター200
との間でデータのやりとりを行うデータ通信部50と、キ
ーボード41、表示部42及びカードリーダ部43からなる入
出力部40と、これらを制御するCPU(中央制御処理装
置)10とから構成されている。
【0014】決済処理センター200は、決済処理端末100
によって決済された決済データを受信して決済処理セン
ター200としての決済処理を行うとともに、閾値のデー
タをダウンロードにより決済処理端末100に移すことが
できるようになっている。
【0015】図1を用いて本発明の第1の実施形態に係
る生体認証による決済処理システムの動作を説明する。
決済処理を行うにあたりまず決済処理端末100を起動す
る。生体情報入力部20は指紋、虹彩、声紋、DNAなど
の生体情報のうちいずれか一つについての生体情報を読
取る。
【0016】CPU10は、生体情報入力部20で読み取っ
た生体情報をデータ処理する。すなわち、メモリ30内の
登録データ記憶部32にあらかじめ本人の生体情報データ
が登録されており、生体情報入力部20で得られた生体情
報データとあらかじめ登録されている本人の生体情報デ
ータとを比較し、本人の類似度を算定し、算定した本人
の類似度をメモリ30の中にある閾値データ記憶部31にあ
らかじめ記憶してある閾値と比較して、決済を許可する
かどうか、また許可する場合の限度額金額を決定する。
【0017】決済処理を行った場合、決済処理端末100
は、決済データをデータ通信部50を介して決済処理セン
ター200に送信し、決済処理を終了する。
【0018】図2は、本発明の生体認証による決済処理
方法を説明するためのフローチャートである。図2のフ
ローチャートにおいてステップ(図ではSと略記する。
以下同じ)1で決済処理を開始する。次いでステップ2
においては生体情報入力部により、生体情報を読取り、
生体情報データを取得する。ステップ3においてステッ
プ2で取得した生体情報データと予め登録してある本人
の生体情報データを比較してい本人類似度を算定する。
【0019】さらにステップ4において算定された本人
類似度が決められた第1の閾値A以上か否かを判定す
る。ステップ4において第1の閾値A以上であれば、ス
テップ5において第1の閾値Aに対応した第1の限度額
金額Cでの決済処理を許可する。
【0020】ステップ4において第1の閾値A未満であ
れば、ステップ6において算定された本人類似度が決め
られた第2の閾値B以上か否かを判定する。ステップ6
において第2の閾値B以上であれば、第2の閾値Bに対
応した第2の限度額金額Dでの決済処理を許可する。
【0021】ステップ6において第2の閾値B未満であ
れば、ステップ8において決済処理を終了させる。なお
上記において第1の閾値Aは第2の閾値Bよりも大であ
るように設定されており、また第1の限度額金額Cは第
2の限度額金額Dより大であるように設定されているも
のである。
【0022】このように本発明の第1の実施の形態に係
る生体認証による決済処理方法によれば、算定された本
人類似度に応じて、決済可能な金額に制限を設けること
により、万一不正な取引きであった場合でも、被害を最
小限に食い止めることができる。
【0023】なお、閾値を固定的なものとせず、決済処
理端末100側で自由に設定してもよく、また決済処理セ
ンター200からダウンロードして設定してもよい。
【0024】ここでいう決済処理は、カードリーダ部43
を使用したクレジットカードやデビットカードの処理を
想定しているが、それらに限定されるものではなく、イ
ンターネットが介在する決済処理でも構わない。
【0025】(第2の実施の形態)図3は、本発明の第
2の実施形態に係る生体認証による決済処理システムの
構成を示すブロック図である。図3において本発明の第
2の実施形態に係る生体認証による決済処理システム
は、大きくは、決済処理端末100と決済処理センター200
とから構成される。
【0026】決済処理端末100は、生体情報を読み取る
生体情報入力部20と、決済処理センター200との間でデ
ータのやりとりを行うデータ通信部50と、キーボード4
1、表示部42及びカードリーダ部43からなる入出力部40
と、これらを制御するCPU(中央制御処理装置)10とか
ら構成されている。決済処理センター200は、決済処理
端末100によって決済された決済データを受信して決済
処理センター200としての決済処理を行う。
【0027】図3を用いて本発明の第2の実施形態に係
る生体認証による決済処理システムの動作を説明する。
決済処理を行うにあたりまず決済処理端末100を起動す
る。生体情報入力部20は指紋、虹彩、声紋、DNAなど
の生体情報のうちいずれか一つについての生体情報を読
み取る。
【0028】CPU10は、生体情報入力部20で読み取っ
た生体情報を決済処理センター200に送信し、決済処理
センター200側に登録してある本人の生体情報と照合を
行って、本人の類似度を算定する。算定した本人の類似
度を決済処理センター200側の閾値データ記憶部(図示
せず)にあらかじめ記憶してある閾値と比較して、決済
を許可するかどうか、また許可する場合の限度額金額を
決定する。
【0029】決済処理端末100は、決済処理センター200
からの結果を、データ通信部50を介して受信する。そし
て受信結果を決済処理端末100の表示部42に決済処理が
許可されたかどうか、また許可された場合の限度額金額
を表示する。
【0030】ここでいう決済処理は、カードリーダ部43
を使用したクレジットカードやデビットカードの処理を
想定しているが、それらに限定されるものではなく、イ
ンターネットが介在する決済処理でも構わない。
【0031】(第3の実施の形態)図4は、本発明の第
3の実施形態に係る生体認証による決済処理システムの
構成を示すブロック図である。図4において本発明の第
3の実施形態に係る生体認証による決済処理システム
は、大きくは、決済処理端末100と、生体認証装置600
と、決済処理センター200とから構成されている。
【0032】決済処理端末100は、決済処理センター200
との間でデータのやりとりを行うデータ通信部50と、キ
ーボード41、表示部42及びカードリーダ部43からなる入
出力部40と、処理データなどを格納するメモリ35と、こ
れらを制御するCPU(中央制御処理装置)10とから構成
される。
【0033】生体認識装置600は、生体情報を読み取る
生体情報入力部70と、登録データ記憶部80と、閾値デー
タ記憶部90と、これらを制御する生体情報データ処理部
60とから構成される。
【0034】決済処理センター200は、決済処理端末100
によって決済された決済処理データを受信して決済処理
センター200としての決済処理を行う。また決済処理端
末100と生体認証装置600とは、いわゆるCPU間通信に
よりデータのやりとりを行う。すなわち、決済処理端末
100のCPU10と、生体認証装置600の生体情報データ処
理部60とはバス接続されており、互いにデータをやりと
りすることができるように構成されている。
【0035】図4を用いて本発明の第3の実施形態に係
る生体認証による決済処理システムの動作を説明する。
決済処理を行うにあたりまず決済処理端末100および生
体認証装置600を起動する。生体認証装置600の生体情報
入力部70は指紋、虹彩、声紋、DNAなどの生体情報の
うちいずれか一つについての生体情報を読み取る。
【0036】生体認証装置600内の生体情報データ処理
部60は、生体情報入力部70で読み取った生体情報を生体
認証装置600内の登録データ記憶部80にあらかじめ登録
してある本人の生体情報と照合を行って、本人の類似度
を算定する。算定した本人の類似度を生体認証装置600
内の閾値データ記憶部90にあらかじめ記憶してある閾値
と比較して、決済を許可するかどうか、また許可する場
合の限度額金額を決定する。
【0037】決定した結果を生体認証装置600から決済
処理端末100にCPU間通信で送信する。さらに決済処
理端末100は、データ通信部50を介して決済処理センタ
ー200に送信する。送られてきた決済データに基づいて
決済処理センター200は決済センターとしての決済処理
を行う。
【0038】なお、決済処理センター200から閾値のデ
ータを決済処理端末100経由で生体認証処理装置600に送
ってもらい、生体認証装置600側で照合するようにして
もよい。さらに決済処理端末100は、必ずしも決済専用
の端末である必要はなく、決済処理ができる機能を付加
されたパーソナルコンピュータやセットトップボックス
(STB)、携帯電話や携帯情報端末などでも構わな
い。
【0039】ここでいう決済処理は、カードリーダ部43
を使用したクレジットカードやデビットカードの処理を
想定しているが、それらに限定されるものではなく、イ
ンターネットが介在する決済処理でも構わない。
【0040】(第4の実施の形態)図5は、本発明の第
4の実施の形態に係る生体認証による決済処理システム
の構成を示すブロック図である。図5において本発明の
第4の実施形態に係る生体認証による決済処理システム
は、大きくは、決済処理端末100と決済処理センター200
とから構成されており、複数の異なる方式の生体情報入
力部22、24を用いて各別に本人類似度を算出する。
【0041】複数の異なる方式の生体情報入力部22、24
による各別の本人類似度の算出の結果に対して、CPU
(中央制御処理装置)10によって適宜重み付けを行った上
で合算または平均化するなどして、本人類似度の判定精
度をアップさせる。なお、図5においては、平均化の例
について説明するが、適宜重み付けを行った上で合算す
る例に置換することは簡単であるので、ここでは敢えて
説明を省略する。
【0042】決済処理端末100は、例えば指紋などの生
体情報を読み取る第1の生体情報入力部22と、例えば音
声などの生体情報を読み取る第2の生体情報入力部24
と、閾値データ記憶部31および登録データ記憶部32を含
むメモリ30と、決済処理センター200との間でデータの
やりとりを行うデータ通信部50と、キーボード41、表示
部42及びカードリーダ部43からなる入出力部40と、これ
らを制御するCPU(中央制御処理装置)10とから構成さ
れている。
【0043】決済処理センター200は、決済処理端末100
によって決済された決済データを受信して決済処理セン
ター200としての決済処理を行うとともに、閾値のデー
タをダウンロードにより決済処理端末100に移すことが
できるようになっている。
【0044】図6は、本発明の第4の実施形態に係る生
体認証による決済処理システムの動作を説明するフロー
チャートである。図6のステップ11で決済処理端末100
を起動する。ステップ12では、第1の生体情報入力部22
から指紋などの第1の生体情報データを取得する。ステ
ップ13において上記第1の生体情報データから第1の本
人類似度を算定する。すなわち、メモリ30内の登録デー
タ記憶部32にあらかじめ本人の指紋など第1の生体情報
データが登録されており、第1の生体情報入力部22で得
られた指紋などの第1の生体情報データとあらかじめ登
録されている本人の指紋などの第1の生体情報データと
を比較し、本人類似度の算定を行う。
【0045】ステップ14では、第2の生体情報入力部24
から音声などの第2の生体情報データを取得する。ステ
ップ15において上記第2の生体情報データから第2の本
人類似度を算定する。すなわち、メモリ30内の登録デー
タ記憶部32にあらかじめ本人の音声など第2の生体情報
データが登録されており、第2の生体情報入力部24で得
られた音声などの第2の生体情報とあらかじめ登録され
ている本人の音声などの第2の生体情報データとを比較
し、本人類似度の算定を行う。
【0046】ステップ16においてCPU10は、上記で取
得した第1及び第2の生体情報データから本人類似度の
平均値を算定する。ステップ17において算定された本人
類似度平均値が決められたメモリ30の中にある閾値デー
タ記憶部31の第1の閾値A以上であるか否かを判定す
る。
【0047】ステップ17において第1の閾値A以上であ
れば、ステップ18に進み、ステップ18において第1の閾
値Aに対応した第1の限度額金額Cでの決済処理を許可
する。一方、ステップ17において第1の閾値A未満であ
れば、ステップ19に進み、ステップ19において算定され
た本人類似度平均値が決められたメモリ30の中にある閾
値データ記憶部31の第2の閾値B以上であるか否かを判
定する。
【0048】ステップ19において第2の閾値B以上であ
れば、ステップ20に進み、ステップ20において第2の閾
値Bに対応した第2の限度額金額Dでの決済処理を許可
する。一方、ステップ19において第2の閾値B未満であ
れば、ステップ21に進み、ステップ21において決済処理
を終了させる。
【0049】なお上記において決済が許可された場合
は、決済処理端末100は、決済処理データをデータ通信
部50を介して決済処理センター200に送信し、決済処理
センター200としての決済処理を行う。また第1の閾値
Aは第2の閾値Bよりも大であるように設定されてお
り、また第1の限度額金額Cは第2の限度額金額Dより
大であるように設定されているものである。
【0050】なお、閾値を固定的なものとせず、決済処
理端末100側で生体情報から得られた本人類似度を適宜
重み付けを行った上で合算し、これを閾値と照合するよ
うにしてもよい。また、決済処理センター200から閾値
をダウンロードして設定してもよい。
【0051】ここでいう決済処理は、カードリーダ部43
を使用したクレジットカードやデビットカードの処理を
想定しているが、それらに限定されるものではなく、イ
ンターネットが介在する決済処理でも構わない。
【0052】(第5の実施の形態)本発明の第5の実施
の形態に係る生体認証による決済処理方法は、上記した
いずれかの実施の形態に係る生体認証による決済処理方
法において、低い類似度での生体認証による決済取引き
が連続した場合、それらの決済取引きは不正な決済取引
きである可能性が高いと見られるので、このような場合
には、それ以降の決済取引きを停止させるか、より低い
限度額の金額取引きしか許可しないようにすることで、
被害を最小限に食い止めることができる。なお本発明の
第5の実施の形態に係る生体認証による決済処理システ
ムは、図1に示した第1の実施の形態と同じである。
【0053】図1に示したと同じように、生体情報入力
部20で得られた生体情報データを決済処理端末100内で
データ処理し、決済端末100内にあらかじめ記憶してあ
る閾値と比較し、決済の可否判定を行なう。
【0054】その場合、図1の登録データ記憶部32に
は、たとえば図7に示すようなテーブルが登録されてい
る。すなわち図7のテーブルには、決済を行おうとする
決済者名、それに対応した生体情報データ、第2の閾値
Bを下回って決済した回数n(nは0以上の整数)が登録
されるようになっており、決済処理の開始時にはnはす
べて“0”が登録されている。
【0055】図8は、本発明の第5の実施の形態に係る
生体認証による決済処理動作を説明するためのフローチ
ャートであって、図8を用いて処理動作を説明する。図
8においてKはあらかじめ決められた1以上の整数で、
第2の閾値B以下での決済処理を許す連続回数を規定す
る定数とする。
【0056】また、既に説明したように、Aはあらかじ
め決められた本人認証度に対する第1の閾値であり、本
人認証度がA以上の場合は、第1の限度額金額Cまでの
決済を許可する。同様にBはあらかじめ決められた本人
認証度に対する第2の閾値であり、本人認証度がB以上
の場合は、第2の限度額金額Dまでの決済を許可する。
ただしA>B、C>Dの関係になるように設定されてい
る。
【0057】図8のステップ31において決済処理を開始
する。ステップ32においてn(第2の閾値Bを下回って
決済した回数)をK(第2の閾値B以下での決済処理を
許す連続回数を規定する定数)と比較し、nがK以下の
場合、ステップ33に進む。しかし、nがKを越えている
場合は、ステップ41に進み、ステップ41において決済処
理を終了させる。
【0058】ステップ33において生体情報入力部20によ
り、生体情報を読取り生体情報データを取得する。ステ
ップ34において取得した生体情報データを処理して、あ
らかじめ登録してある生体情報データとの比較を行い、
本人類似度を算出する。
【0059】ステップ35において算定された本人類似度
を閾値データ記憶部31に登録されている第1の閾値Aと
比較し、本人類似度がA以上であれば、ステップ36にお
いて対応するn記入欄を“0”にリセットして図7のテ
ーブルを更新し、更にステップ37において第1の限度額
金額Cまでの決済を許可する。なお、決済が許可された
場合は、決済処理データをデータ通信部50を介して、決
済処理センター200に送信し、決済処理センター200とし
ての決済処理を行う。
【0060】ステップ35において本人類似度がA未満で
あれば、ステップ38に進み、ステップ38において算定さ
れた本人類似度を第2の閾値Bと比較し、本人類似度が
B以上であれば、ステップ39において対応するn記入欄
をインクリメントして図7のテーブルを更新し、ステッ
プ40において第2の限度額金額Dまでの決済を許可す
る。なお、決済が許可された場合は、決済処理データを
データ通信部50を介して、決済処理センター200に送信
する。
【0061】ステップ38において本人類似度が第2の閾
値Bを下回る場合は、ステップ41において決済処理を終
了させる。
【0062】以上のような処理により、第2の閾値B未
満で、連続して決済処理できる回数をK回に制限するこ
とができるので、それ以降の決済取引きを停止させるよ
うにすることで、被害を最小限に食い止めることができ
る。なお、上記においては第2の閾値B未満で、連続し
て決済処理できる回数をK回に制限して、それ以降の決
済取引きを停止させるようにしたが、決済取引きを停止
させずに限度額金額Dよりも低い限度額の金額取引きし
か許可しないようにすることで、被害を最小限に食い止
めることもできる。
【0063】(第6の実施の形態)本発明の第6の実施
の形態に係る生体認証による決済処理方法は、上記した
いずれかの実施の形態に係る生体認証による決済処理方
法において、1回の生体認証では本人認証に成功でき
ず、複数回の生体認証を試みることで本人認証に成功す
る場合があることを考慮してより多くの生体認証を試み
(トライ)た結果で本人認証に成功した場合ほど他人を
本人と見間違って受入れるリスクは大きくなるとして、
生体認証に成功するまで、試み(トライし)た回数をカ
ウントしておき、試み(トライし)た回数で重み付けを
行って決済処理を行うように構成する。その結果、試み
(トライし)た回数に応じて決済取引きを停止させる
か、より低い限度額金額取引きしか許可しないようにす
ることで、被害を最小限に食い止めることができる。な
お本発明の第5の実施の形態に係る生体認証による決済
処理システムは、図1に示した第1の実施の形態と同じ
である。
【0064】図9は、本発明の第5の実施の形態に係る
生体認証による決済処理動作を説明するためのフローチ
ャートであって、図9を用いて処理動作を説明する。図
9においてmは0以上の整数で、生体認証に試み(トラ
イし)た回数であり、また、Lはあらかじめ決められた
1以上の整数で、連続してトライできる生体認証の回数
を規定する定数とする。符号A〜Dについては図8と同
じであるので説明を省略する。
【0065】図9のステップ51において決済処理を開始
する。次いでステップ52においてmを“0”にセットす
る。ステップ53においてm(生体認証にトライした回
数)をL(連続してトライできる生体認証の回数を規定
する定数)と比較し、mがL以下の場合には、ステップ
54に進み、mがLを越えている場合は、ステップ61に進
みここで決済処理を終了させる。
【0066】ステップ54においては生体情報入力部20に
より、生体情報を読取り、生体情報データを取得する。
ステップ55においては取得した生体情報データを処理
し、あらかじめ登録してある生体情報データとの比較を
行い、本人類似度を算出する。
【0067】ステップ56においては算定された本人類似
度を第2の閾値Bと比較し、本人類似度が第2の閾値B
以上であれば、ステップ58に進むが、本人類似度が閾値
Bに満たない場合は、mをインクリメントしてステップ
53に戻り、ステップ53からステップ56の処理をを繰り返
す。
【0068】ステップ58においては算定された本人類似
度を第1の閾値Aと比較し、本人類似度が第1の閾値A
以上であれば、ステップ59において第1の限度額金額C
までの決済を許可する。
【0069】ステップ58において本人類似度が第1の閾
値A未満であれば、ステップ60において限度額金額Dま
での決済を許可する。
【0070】ステップ59及びステップ60で決済が許可さ
れた場合は、決済処理データをデータ通信部50置を介し
て、決済処理センター200に送信し、決済処理センター2
00における決済処理を行う。
【0071】なお第1の閾値Aは第2の閾値Bよりも大
であるように設定されており、また第1の限度額金額C
は第2の限度額金額Dより大であるように設定されてい
るものである。
【0072】(第7の実施の形態)本発明の第7の実施
の形態に係る生体認証による決済処理方法は、上記した
いずれかの実施の形態に係る生体認証による決済処理方
法において、生体認証だけでなく、本人が所持している
ICカードとの組合せにより、または本人が入力する暗
証番号との組合せによって、本人認証を補強すること
で、より本人認証の判定精度をアップさせ、これにより
決済取引きの安全を図り、被害を最小限に食い止めるこ
とができる。なお本発明の第7の実施の形態に係る生体
認証による決済処理システムは、図1に示した第1の実
施の形態と基本的には同じである。
【0073】図10は、本発明の第7の実施の形態に係
る生体認証による決済処理動作を説明するためのフロー
チャートであって、図10を用いて処理動作を説明す
る。
【0074】図10のステップ71において決済処理を開
始する。次いでステップ72において本人が所有するICカ
ードからICカードに登録された本人の生体情報データを
読取る。ステップ73において生体情報入力部20により、
生体情報を読取り、生体情報データを取得する。
【0075】ステップ74においては取得された生体情報
データと上記ICカードから読取った生体情報データをも
とに、本人類似度を算出する。ステップ75において算定
された本人類似度を第1の閾値Aと比較し、本人類似度
が第1の閾値A以上であれば、ステップ76において第1
の閾値Aに対応した第1の限度額金額Cまでの決済を許
可する。そして、決済が許可された場合は、決済処理デ
ータをデータ通信部50を介して、決済処理センター200
に送信し、決済処理センター200としての決済処理を行
う。
【0076】ステップ75において本人類似度が第1の閾
値A未満であれば、ステップ77に進み、ステップ77にお
いて算定された本人類似度を第2の閾値Bと比較し、本
人類似度が第2の閾値B以上であれば、ステップ78にお
いて第2の閾値Bに対応した第2の限度額金額Dまでの
決済を許可する。そして、決済が許可された場合は、決
済処理データをデータ通信部50を介して、決済処理セン
ター200に送信し、決済処理センター200としての決済処
理を行う。
【0077】ステップ77において本人類似度が第2の閾
値Bを下回る場合はステップ79において決済処理を終了
させる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、不
正な決済処理を防止し、不正があっても被害を最小限に
食い止めることができるという効果を有する。
【0079】また、本発明によれば、本人認証を100%
保証することができない決済処理に使用する生体認証装
置の欠点を補うことができるという効果を有する。
【0080】また、本発明によれば、決済処理に使用す
る生体認証装置の精度を必要以上に上げる必要がなく、
決済処理に使用する生体認証装置のコストを削減するこ
とができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る生体認証による
決済処理システムの構成を示すブロック図、
【図2】本発明の第1の実施形態に係る生体認証による
決済処理方法を説明するためのフローチャート、
【図3】本発明の第2の実施形態に係る生体認証による
決済処理システムの構成を示すブロック図、
【図4】本発明の第3の実施形態に係る生体認証による
決済処理システムの構成を示すブロック図、
【図5】本発明の第4の実施形態に係る生体認証による
決済処理システムの構成を示すブロック図、
【図6】本発明の第4の実施形態に係る生体認証による
決済処理システムの動作を説明するフローチャート、
【図7】図1の登録データ記憶部に登録される本発明の
第5の実施形態に係るテーブルの例、
【図8】本発明の第5の実施形態に係る生体認証による
決済処理動作を説明するためのフローチャート、
【図9】本発明の第6の実施形態に係る生体認証による
決済処理動作を説明するためのフローチャート、
【図10】本発明の第7の実施形態に係る生体認証によ
る決済処理動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10 CPU 20、70 生体情報入力部 22 第1の生体情報(指紋)入力部 24 第2の生体情報(音声)入力部 30、35 メモリ 31、90 閾値データ記憶部 32、80 登録データ記憶部 40 入出力部 41 キーボード 42 表示部 43 カードリーダ部 50 データ通信部 60 生体情報データ処理部 100 決済処理端末 200 決済処理センター 600 生体認証装置

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体情報を読取り、生体情報から生体情
    報データを取得するステップと、取得した生体情報デー
    タと予め登録してある本人の生体情報データを比較して
    本人類似度を算定するステップと、算定された本人類似
    度と閾値との比較に基づいて決済処理を許可するかどう
    かを判断するステップと、決済処理を許可した場合に、
    決済可能な金額に制限を設けるステップを含む生体認証
    による決済処理方法。
  2. 【請求項2】 算定された本人類似度と比較する閾値と
    して、複数の閾値を設け、設けられた複数の閾値と各比
    較するステップを含む請求項1に記載の生体認証による
    決済処理方法。
  3. 【請求項3】 前記複数の閾値に対応して決済可能な限
    度額金額を設定するようにした請求項2に記載の生体認
    証による決済処理方法。
  4. 【請求項4】 生体情報を読取り、生体情報から生体情
    報データを取得する生体情報データ取得手段と、取得し
    た生体情報データと予め登録してある本人の生体情報デ
    ータを比較してい本人類似度を算定する本人類似度算定
    手段と、算定された本人類似度と閾値との比較に基づい
    て決済処理を許可するかどうかを判断する決済処理許諾
    判断手段と、前記決済処理許諾判断手段が決済処理を許
    可した場合に決済可能な金額に制限を設ける決済可能金
    額制限手段を含むことを特徴とする生体認証による決済
    処理装置。
  5. 【請求項5】 前記決済処理許諾判断手段が、算定され
    た本人類似度と閾値を比較する場合、複数の閾値を設け
    て各閾値と比較することを特徴とする請求項4に記載の
    生体認証による決済処理装置。
  6. 【請求項6】 前記決済可能金額制限手段により制限さ
    れる決済可能金額は、前記閾値に連動していることを特
    徴とする請求項4または請求項5のいずれかに記載の生
    体認証による決済処理装置。
  7. 【請求項7】 生体情報を読取り、生体情報から生体情
    報データを取得する生体情報データ取得手段、取得した
    生体情報データと予め登録してある本人の生体情報デー
    タを比較してい本人類似度を算定する本人類似度算定手
    段、算定された本人類似度と閾値との比較に基づいて決
    済処理を許可するかどうかを判断する決済処理許諾判断
    手段、前記決済処理許諾判断手段が決済処理を許可した
    場合に決済可能な金額に制限を設ける決済可能金額制限
    手段、および、データを通信するための通信手段を備え
    る決済処理端末と、前記決済処理端末とデータのやりと
    りを行い、送られた決済処理データに基づいて決済処理
    を行う決済処理センターとから構成されることを特徴と
    する生体認証による決済処理システム。
  8. 【請求項8】 前記決済処理センターから前記決済処理
    端末に閾値をダウンロード可能にしたことを特徴とする
    請求項7に記載の生体認証による決済処理システム。
  9. 【請求項9】 生体情報を読取り、生体情報から生体情
    報データを取得する生体情報データ取得手段、少なくと
    も表示部及びカードリーダ部を有する入出力手段及びデ
    ータをやりとりするための通信手段を含んで成る決済処
    理端末と、前記決済処理端末の前記通信手段から送られ
    た生体情報データと予め登録してある本人の生体情報デ
    ータを比較してい本人類似度を算定する本人類似度算定
    手段、算定された本人類似度と閾値との比較に基づいて
    決済処理を許可するかどうかを判断する決済処理許諾判
    断手段、前記決済処理許諾判断手段が決済処理を許可し
    た場合に決済可能な金額に制限を設ける決済可能金額制
    限手段及びデータを通信するための通信手段とを含んで
    なる決済処理センターとから成り、前記決済処理センタ
    ーから決済処理データを前記決済処理端末に送信し、前
    記決済処理端末は前記表示部に前記決済処理データを表
    示可能としたことを特徴とする生体認証による決済処理
    システム。
  10. 【請求項10】 生体情報を読取り、生体情報から生体
    情報データを取得する生体情報データ取得手段、生体情
    報データと予め登録してある本人の生体情報データを比
    較してい本人類似度を算定する本人類似度算定手段、算
    定された本人類似度と閾値との比較に基づいて決済処理
    を許可するかどうかを判断する決済処理許諾判断手段、
    決済処理を許可した場合に決済可能な金額に制限を設け
    る決済可能金額制限手段、及びデータをやりとりするた
    めのCPU間通信手段を含む生体認証装置と、少なくと
    も表示部及びカードリーダ部を有する入出力手段、前記
    生体認証装置とデータをやりとりするためのCPU間通
    信手段、及びデータを決済処理センターとやりとりする
    ための通信手段を含んで成る決済処理端末と、前記決済
    処理端末とデータのやりとりを行い、送られた決済処理
    データに基づいて決済処理を行う決済処理センターとか
    ら構成されることを特徴とする生体認証による決済処理
    システム。
  11. 【請求項11】 前記決済処理センターから前記決済処
    理端末経由で前記生体認証装置に閾値をダウンロード可
    能にしたことを特徴とする請求項10に記載の生体認証
    による決済処理システム。
  12. 【請求項12】 それぞれ異なる生体情報を読取り、生
    体情報から生体情報データを取得する複数の生体情報デ
    ータ取得手段、取得した複数の生体情報データと予め登
    録してある複数の本人の生体情報データを比較してそれ
    ぞれ本人類似度を算定する複数の本人類似度算定手段、
    算定された複数の本人類似度に基づいて本人類似度の平
    均値を算定する本人類似度平均値算定手段、算定された
    本人類似度平均値と閾値との比較に基づいて決済処理を
    許可するかどうかを判断する決済処理許諾判断手段、前
    記決済処理許諾判断手段が決済処理を許可した場合に決
    済可能な金額に制限を設ける決済可能金額制限手段、及
    び、データを通信するための通信手段を備える決済処理
    端末と、前記決済処理端末とデータのやりとりを行い、
    送られた決済処理データに基づいて決済処理を行う決済
    処理センターとから構成されることを特徴とする生体認
    証による決済処理システム。
  13. 【請求項13】 前記複数の生体情報データ取得手段
    は、指紋についての生体情報、及び音声についての生体
    情報、という具合に異なる複数の生体情報を取得するよ
    うにしたことを特徴とする請求項12に記載の生体認証
    による決済処理システム。
  14. 【請求項14】 前記本人類似度平均値算定手段に代え
    て算定された複数の本人類似度に適宜の重み付けを施し
    て合算する本人類似度合算手段を設けたことを特徴とす
    る請求項12または請求項13のいずれかに記載の生体
    認証による決済処理システム。
  15. 【請求項15】 前記決済処理センターから前記決済処
    理端末に閾値をダウンロード可能にしたことを特徴とす
    る請求項12乃至請求項14のいずれかに記載の生体認
    証による決済処理システム。
  16. 【請求項16】 生体情報を読取り、生体情報から生体
    情報データを取得するステップと、取得した生体情報デ
    ータと予め登録してある本人の生体情報データを比較し
    て本人類似度を算定するステップと、算定された本人類
    似度と高い方の閾値との比較に基づいて高い方の制限金
    額で決済処理を許可するステップと、算定された本人類
    似度と低い方の閾値との比較に基づいて低い方の制限金
    額で決済処理を許可するステップと、低い方の閾値で連
    続して決済処理を行おうとした場合、それ以降の決済処
    理を停止、または金額に制限を加えるステップを含む生
    体認証による決済処理方法。
  17. 【請求項17】 生体情報を読取り、生体情報から生体
    情報データを取得するステップと、取得した生体情報デ
    ータと予め登録してある本人の生体情報データを比較し
    て本人類似度を算定するステップと、算定された本人類
    似度と低い方の閾値との比較に基づいて算定された本人
    類似度が低い方の閾値以上でない場合は再び前記取得し
    た生体情報データと予め登録してある本人の生体情報デ
    ータを比較して本人類似度を算定するステップと、前記
    低い方の閾値で連続して決済処理を行えなかった場合に
    は、それ以降の決済処理を停止、または金額に制限を加
    えるステップを含む生体認証による決済処理方法。
  18. 【請求項18】 ICカードに登録された本人の生体情
    報データを読取るステップと、生体情報を読取り、生体
    情報から生体情報データを取得するステップと、前記I
    Cカードから読み取った本人の生体情報データと前記取
    得した生体情報データを比較して本人類似度を算定する
    ステップと、算定された本人類似度と閾値との比較に基
    づいて決済処理を許可するかどうかを判断するステップ
    と、決済処理を許可した場合に、決済可能な金額に制限
    を設けるステップを含む生体認証による決済処理方法。
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