JP2002207931A - アプリケーションサービス装置及びアプリケーションサービス方法 - Google Patents

アプリケーションサービス装置及びアプリケーションサービス方法

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JP2002207931A
JP2002207931A JP2001000632A JP2001000632A JP2002207931A JP 2002207931 A JP2002207931 A JP 2002207931A JP 2001000632 A JP2001000632 A JP 2001000632A JP 2001000632 A JP2001000632 A JP 2001000632A JP 2002207931 A JP2002207931 A JP 2002207931A
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JP2001000632A
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Kazuhiko Kaneyuki
和彦 金行
Kunihiro Miyaki
邦宏 宮木
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Information Services International Dentsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アプリケーションによるデータ処理をサービ
スとして提供するアプリケーションサービス装置(AP
サービス装置)において、サービス提供を受ける場合
と、アプリケーション自体を購入する場合とでは、いず
れが費用を抑制できるか提案するAPサービス装置を提
供する。 【解決手段】 本発明に係るAPサービス装置10は、
アプリケーションによる処理に要する料金の情報を格納
した料金情報テーブル12と、ユーザ端末30から送信
されたデータ量に関する情報を格納するデータ量情報D
B11と、データ量情報DB11に格納されたデータ量
情報及び料金情報テーブル12に格納された料金情報に
基づいて、アプリケーションのサービス提供を受ける場
合に発生する費用を予測するサービス享受時発生費用予
測手段16と、予測された発生費用とアプリケーション
自体との代金とを比較して、アプリケーションの運用形
態の情報をユーザ端末30に送信する運用形態提案手段
18とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アプリケーション
によるデータ処理をサービスとして提供するアプリケー
ションサービス装置及びアプリケーションサービス方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットの普及に伴い、イ
ンターネットを介してデータ処理センターに接続し、利
用者はデータ処理センターに用意されたサービス群を用
いた処理を依頼し、その処理結果を受け取る形式の、い
わゆるASP(Application Service Provider)方式の
サービスが注目されている。
【0003】このようなASPサービスはアプリケーシ
ョンを購入する場合と比較して、導入初期費用やアプリ
ケーションの維持費用が不要であるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなASPサービスは、導入初期費用等が不要である
という利点がある一方で、永続的にアプリケーションを
使用する場合には、かえってアプリケーション使用料金
がかさむという問題があり、トータルでみてアプリケー
ションを購入した方が費用を抑制できるという事態も発
生する。
【0005】そこで、本発明は上記課題を解決し、アプ
リケーションによるデータ処理をサービスとして提供す
るアプリケーションサービス装置において、サービス提
供を受ける場合と、アプリケーション自体を購入する場
合とでは、いずれが費用を抑制できるか提案するアプリ
ケーションサービス装置及びアプリケーションサービス
方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアプリケー
ションサービス装置は、ユーザ端末から送信されるデー
タを所定のアプリケーションによって処理し、その処理
結果データをユーザ端末に送信することにより、アプリ
ケーションによるデータ処理をサービスとして提供する
アプリケーションサービス装置において、アプリケーシ
ョンによる処理に要する料金の情報を格納した料金情報
テーブルと、アプリケーションを購入するための代金の
情報を格納した代金情報テーブルと、ユーザ端末から送
信されたデータ量に関する情報を格納するデータ量情報
格納手段と、データ量情報格納手段に格納されたデータ
量情報及び料金情報テーブルに格納された料金情報に基
づいて、アプリケーションのサービス提供を受ける場合
に発生する費用を予測するサービス享受時発生費用予測
手段と、サービス享受時発生費用予測手段によって予測
された費用と、代金情報テーブルに格納されたアプリケ
ーションの代金情報とに基づいて、アプリケーションを
購入して運用する運用形態とアプリケーションのサービ
ス提供を受けて運用する運用形態ではいずれが安価であ
るかを判定し、安価であると判定された運用形態の情報
をユーザ端末に送信する運用形態提案手段と、を備える
ことを特徴とする。
【0007】このようにアプリケーションによる処理の
料金情報を格納した料金情報テーブルと、ユーザ端末か
ら送信されたデータ量に関する情報を格納するデータ量
情報格納手段とを有しており、サービス享受時発生費用
予測手段は、データ量情報格納手段に格納された過去の
データ処理量の実績に基づいて将来において発生する費
用を予測する。そして、運用形態提案手段は、予測され
た発生費用とアプリケーションの代金の情報とを比較
し、アプリケーションを購入して運用する運用形態とア
プリケーションのサービス提供を受ける運用形態とでは
どちらが安価であるかを判定し、その判定結果に基づく
運用形態の情報をユーザ端末に送信することにより、ユ
ーザ端末を有するユーザは、アプリケーションの運用形
態を見直すことができる。
【0008】また、上記アプリケーションサービス装置
は、アプリケーションを使用する使用期間に関する情報
を格納した使用期間情報格納手段をさらに備え、運用形
態提案手段は、使用期間の終了時において、サービス享
受時発生費用予測手段によって予測された費用とアプリ
ケーションの代金とのうち、いずれが安価であるかを判
定することを特徴としても良い。
【0009】アプリケーションを使用する期間は、アプ
リケーションの原価償却期間や、バージョンアップの間
隔等によって設定される。運用形態提案手段は、あらか
じめ設定された使用期間の終了時点において、サービス
提供を受ける場合に発生すると予測される費用と、アプ
リケーションの代金とを比較することにより、最終的に
アプリケーションと購入する場合とサービス提供を受け
る場合とではどちらが費用を抑制することができるか判
定することができる。
【0010】また、上記アプリケーションサービス装置
は、アプリケーションのメンテナンス費用に関する情報
を格納したメンテナンス費用情報格納手段と、代金情報
格納手段に格納された代金情報及びメンテナンス費用情
報格納手段に格納されたメンテナンス費用情報に基づい
て、アプリケーションを購入した場合に発生する費用を
算出するアプリケーション購入時発生費用算出手段とを
さらに備え、運用形態提案手段は、使用期間の終了時に
おいて、サービス享受時発生費用予測手段によって予測
された費用とアプリケーション購入時発生費用算出手段
によって算出された費用とのうち、いずれが安価である
か判定することを特徴としても良い。
【0011】アプリケーションを維持するためには、細
かいバージョンアップに対応したり、アプリケーション
のバグ修正をしたりするメンテナンスのための費用が必
要である。このようなメンテナンス費用に関する情報を
メンテナンス費用情報格納手段に格納し、格納されたメ
ンテナンス費用情報に基づいて、アプリケーション購入
時発生費用算出手段によってアプリケーションを購入し
た場合に発生する費用を算出する。そして、運用形態提
案手段は、使用期間の終了時において、アプリケーショ
ン購入時発生費用算出手段によって算出された費用と、
サービス享受時発生費用予測手段によって予測された費
用とのうち、どちらが安価であるかを判定する。これに
より、アプリケーションを購入した場合のメンテナンス
費用も勘案した精度の高い判定を行なうことができる。
【0012】本発明に係るアプリケーションサービス方
法は、ユーザ端末から送信されるデータを所定のアプリ
ケーションによって処理し、その処理結果データをユー
ザ端末に送信することにより、アプリケーションによる
データ処理をサービスとして提供するアプリケーション
サービス方法において、あらかじめ、アプリケーション
による処理に要する料金の情報を料金情報テーブルに格
納させ、アプリケーションを購入するための代金の情報
を代金情報テーブルに格納させ、ユーザ端末から送信さ
れたデータ量に関する情報をデータ量情報格納手段に格
納させておき、データ量情報格納手段に格納されたデー
タ量情報及び料金情報テーブルに格納された料金情報に
基づいて、アプリケーションのサービス提供を受ける場
合に発生する費用を予測するサービス享受時発生費用予
測ステップと、サービス享受時発生費用予測ステップに
おいて予測された費用と、代金情報テーブルに格納され
たアプリケーションの代金情報とに基づいて、アプリケ
ーションを購入して運用する運用形態とアプリケーショ
ンのサービス提供を受けて運用する運用形態ではいずれ
が安価であるかを判定し、安価であると判定された運用
形態の情報をユーザ端末に送信する運用形態提案ステッ
プとを備えることを特徴とする。
【0013】このようにアプリケーションによる処理の
料金情報をあらかじめ格納した料金情報テーブルと、ユ
ーザ端末から送信されたデータ量に関する情報を格納す
るデータ量情報格納手段とを有し、サービス享受時発生
費用予測ステップにおいて、データ量情報格納手段に格
納された過去のデータ処理量の実績に基づいて将来にお
いて発生する費用を予測する。そして、運用形態提案ス
テップにおいて、予測された発生費用とアプリケーショ
ンの代金情報とを比較し、アプリケーションを購入して
運用する運用形態とサービス提供を受ける運用形態とで
はどちらが安価であるかを判定し、その判定結果に基づ
く運用形態の情報をユーザ端末に送信することにより、
ユーザ端末を有するユーザは、アプリケーションの運用
形態を見直すことができる。
【0014】また、上記アプリケーションサービス方法
は、アプリケーションを使用する使用期間に関する情報
を使用期間情報格納手段にさらに格納させておき、運用
形態提案ステップは、使用期間の終了時において、サー
ビス享受時発生費用予測ステップにおいて予測された費
用とアプリケーションの代金とのうち、いずれが安価で
あるかを判定することを特徴としても良い。
【0015】アプリケーションを使用する期間は、アプ
リケーションの原価償却期間や、バージョンアップの間
隔等によって設定される。運用形態提案ステップにおい
て、あらかじめ設定された使用期間の終了時点におい
て、サービス提供を受ける場合に発生すると予測される
費用と、アプリケーションの代金とを比較することによ
り、最終的にアプリケーションと購入する場合とサービ
ス提供を受ける場合とではどちらが費用を抑制すること
ができるか判定することができる。
【0016】また、上記アプリケーションサービス方法
は、アプリケーションのメンテナンス費用に関する情報
をメンテナンス費用情報格納手段にさらに格納させてお
き、代金情報格納手段に格納された代金情報及びメンテ
ナンス費用情報格納手段に格納されたメンテナンス費用
情報に基づいて、アプリケーションを購入した場合に発
生する費用を算出するアプリケーション購入時発生費用
算出ステップをさらに備え、運用形態提案ステップは、
使用期間の終了時において、サービス享受時発生費用予
測ステップにおいて予測された費用とアプリケーション
購入時発生費用算出ステップにおいて算出された費用と
のうち、いずれが安価であるか判定することを特徴とし
ても良い。
【0017】アプリケーションを維持するためには、細
かいバージョンアップに対応したり、アプリケーション
のバグ修正をしたりするメンテナンスのための費用が必
要である。このようなメンテナンス費用に関する情報を
あらかじめメンテナンス費用情報格納手段に格納し、格
納されたメンテナンス費用情報に基づいて、アプリケー
ション購入時発生費用算出ステップにおいてアプリケー
ションを購入した場合に発生する費用を算出する。そし
て、運用形態提案ステップは、使用期間の終了時におい
て、アプリケーション購入時発生費用算出ステップにお
いて算出された費用と、サービス享受時発生費用予測ス
テップにおいて予測された費用とのうち、どちらが安価
であるかを判定する。これにより、アプリケーションを
購入した場合のメンテナンス費用も勘案した精度の高い
判定を行なうことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明に係るア
プリケーションサービス装置の好適な実施形態について
詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素
には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0019】図1は、実施形態に係るアプリケーション
サービス装置(以下、「APサービス装置」という)1
0の構成を示すブロック図である。APサービス装置1
0は、インターネット40を介してユーザ端末30と接
続されている。図1には、ユーザ端末30は1台しか記
載されていないが、APサービス装置10に接続される
ユーザ端末30は複数台であることが一般的である。
【0020】APサービス装置10は、ユーザ端末30
から送信されるデータを受信するデータ受信手段21
と、データ受信手段21によって受信したデータを処理
するデータ処理手段22と、データ処理手段22によっ
て処理して得られた処理結果データを格納する処理結果
データファイル23と、処理結果データファイル23に
格納された処理結果データをユーザ端末30に送信する
処理結果データ送信手段24とを備えている。これらの
構成は、ユーザ端末30から送信されたデータを処理
し、得られた処理結果データをユーザ端末30に送信す
るというアプリケーションサービスの基本的な機能を担
っている。
【0021】APサービス装置10は、データ処理手段
22によって処理したデータ量に関する情報を格納する
データ量情報データベース(以下、「データ量情報D
B」という)11と、データ処理に要する料金について
の情報を格納した料金情報テーブル12と、アプリケー
ションによるデータ処理サービスを享受する場合に発生
する費用を予測するサービス享受時発生費用予測手段1
6とを備えている。また、APサービス装置10は、ア
プリケーションの代金についての情報を格納した代金情
報テーブル13と、アプリケーションのメンテナンスに
要する費用についての情報を格納したメンテナンス費用
情報テーブル14と、アプリケーションを購入した場合
に発生する費用を算出するアプリケーション購入時発生
費用算出手段17とを備えている。さらに、APサービ
ス装置10は、アプリケーションの使用期間についての
情報を格納した使用期間情報テーブル15を有すると共
に、使用期間情報テーブル15に格納された使用期間情
報を参照して、アプリケーションによるデータ処理をサ
ービスとして受ける運用形態と、アプリケーションを購
入して使用する運用形態とでは、いずれが安価であるか
を比較して、運用形態情報をユーザ端末30に送信する
運用形態提案手段18を備えている。
【0022】以下、APサービス装置10を構成する各
要素について説明する。
【0023】データ量情報DB11は、データ処理手段
22によって処理されたデータ量についての情報を格納
するデータベースである。図2は、データ量情報DB1
1に格納されたデータの例を示す図である。データ量情
報DB11には、「ユーザID」「使用アプリケーショ
ン」「データ処理量」「データ処理日」の各情報が格納
されている。「ユーザID」は、ユーザを特定するため
の識別子である。「使用アプリケーション」は、ユーザ
IDによって特定されるユーザがデータ処理に使用した
アプリケーションについての情報である。「データ処理
量」は、ユーザIDによって特定されるユーザがAPサ
ービス装置10にデータを処理させた量である。データ
量の単位はメガバイトであり、図2では単に「M」と表
記している。「データ処理日」は、データを処理した日
についての情報である。
【0024】料金情報テーブル12は、データ処理に要
する費用をアプリケーションごとに格納したテーブルで
ある。図3は、料金情報テーブル12に格納されたデー
タの例を示す図である。図3を参照すると、例えば、ア
プリケーションAは、1メガバイトのデータ処理に20
00円の費用がかかることが分かる。
【0025】サービス享受時発生費用予測手段16は、
アプリケーションによるデータ処理のサービスを享受し
ていった場合にどの程度の費用が発生するかを、過去の
実績に基づいて予測する機能を有する。過去の実績とし
ては、データ量情報DB11に格納された処理データ量
が参照される。
【0026】代金情報テーブル13は、アプリケーショ
ンを購入するための代金、すなわち、アプリケーション
のライセンス取得代金の情報を格納したテーブルであ
る。図4は、代金情報テーブル13に格納されたデータ
の例を示す図である。図4を参照すると、例えば、アプ
リケーションAの購入代金は、10,000,000円
であることが分かる。
【0027】メンテナンス費用情報テーブル14は、ア
プリケーションを維持するために必要なメンテナンス費
用を格納したテーブルである。ここで、「メンテナンス
費用」とは、例えば、細かいバージョンアップ費用や、
アプリケーションのバグ対応のための費用等である。図
5は、メンテナンス費用情報テーブル14に格納された
データの例を示す図である。図5を参照すると、例え
ば、アプリケーションAを維持していくために必要なメ
ンテナンス費用は、1ヶ月あたり20,000円である
ことが分かる。
【0028】アプリケーション購入時発生費用算出手段
17は、アプリケーションを購入した場合に発生する費
用を算出する機能を有する。アプリケーションを購入し
た場合に必要な費用は、アプリケーション自体の代金
と、アプリケーションの維持費用である。アプリケーシ
ョン購入時発生費用算出手段17は、代金情報テーブル
13及びメンテナンス費用情報テーブル14を参照し
て、アプリケーション購入時発生費用を算出する。
【0029】使用期間情報テーブル15は、アプリケー
ションの使用期間についての情報を格納したテーブルで
ある。ここで、アプリケーションの使用期間は、アプリ
ケーションのバージョンアップの間隔や、各ユーザのア
プリケーションの原価償却期間等によって指定される期
間である。図6は、使用期間情報テーブル15に格納さ
れたデータの例を示す図である。使用期間情報テーブル
15には、「ユーザID」「アプリケーション」「使用
期間」の各情報が格納されている。「ユーザID」は、
ユーザを特定するための識別子である。使用期間情報テ
ーブル15にユーザIDが格納されているのは、同じア
プリケーションでもユーザによって設定される使用期間
が異なる場合があるからである。図6を参照すると、例
えば、ユーザID「U100」は、アプリケーションA
の使用期間を4年に設定していることが分かる。
【0030】運用形態提案手段18は、データ処理をサ
ービスとして享受する場合に発生する費用と、アプリケ
ーションを購入した場合に発生する費用とを比較して、
どちらの運用形態が費用を抑えることができるかを判定
し、判定結果に基づく運用形態の情報をユーザ端末30
に送信する機能を有する。サービスを享受する場合と、
アプリケーションを購入する場合に発生する費用の比較
及び判定は、使用期間の終了時点を基準として行なう。
【0031】次に、本実施形態に係るAPサービス装置
10の動作について説明し、併せて、実施形態に係るア
プリケーションサービス方法(以下、「APサービス方
法」という)について説明する。
【0032】最初に、APサービス装置10による運用
形態提案の動作についての説明に先立って、本実施形態
に係るAPサービス装置10によるアプリケーションサ
ービスの動作について説明する。
【0033】まず、ユーザ端末30からAPサービス装
置10にデータ処理したいデータを送信する。APサー
ビス装置10は、ユーザ端末30から送信されたデータ
をデータ受信手段21によって受信すると、受信したデ
ータをデータ処理手段22に入力する。続いて、APサ
ービス装置10は、入力されたデータ処理手段22によ
ってデータを処理し、得られた処理結果データを処理結
果データファイル23に格納する。APサービス装置1
0は、処理結果データ送信手段24によって処理結果デ
ータをユーザ端末30に送信する。このようにして、A
Pサービス装置10は、データを処理するためのアプリ
ケーションを有していないユーザ端末30に、データ処
理のサービスを提供することができる。このようなアプ
リケーションサービスの形態によって、ユーザが高価な
アプリケーションを購入しなくてもデータ処理をするこ
とができるので、さまざまな種類のアプリケーションを
安価に使用することができる。
【0034】次に、本実施形態に係るAPサービス装置
10の特徴である運用形態提案の動作について説明す
る。図7は、APサービス装置10に運用形態提案に係
る動作を示すフローチャートである。
【0035】まず、APサービス装置10のサービス享
受時発生費用予測手段16は、過去3ヶ月におけるデー
タ処理量をデータ量情報DB11から取得する(S1
0)。ここでは、ユーザID「U100」のユーザに対
して運用形態の提案をする場合を例として説明する。な
お、過去3ヶ月におけるデータ処理量を取得するのは、
取得する期間が短いと短期的なデータ処理量の変動によ
って、データ処理量予測の基礎となるデータが変動して
しまい、将来のデータ処理量の正確な予測をすることが
できないためである。ここで、データ取得のための期間
は、アプリケーションの種類によって変化させることと
しても良い。図2を参照すると、過去3ヶ月(10月〜
12月)におけるデータ処理量を取得した場合、10月
11日にアプリケーションAによって80メガバイト、
10月18日にアプリケーションAによって90メガバ
イト・・・のデータを処理していることが抽出される。
次に、抽出されたデータ処理量に基づいて、1ヶ月当た
りのデータ処理量を算出する(S12)。この場合は、
過去3ヶ月におけるデータ処理量の合計は、390メガ
バイトであるので、1ヶ月当たりのデータ処理量は、1
30メガバイトであると算出される。
【0036】次に、サービス享受時発生費用予測手段1
6は、過去のデータ処理量(130M/月)に基づい
て、将来において発生するであろう費用を予測する。発
生費用は、図8に示すように、過去のデータ処理量13
0M/月を傾きとした1次式L1で表すことができる
(S14)。
【0037】続いて、APサービス装置10のアプリケ
ーション購入時発生費用算出手段17は、アプリケーシ
ョン購入時に発生する費用を算出する。アプリケーショ
ン購入時発生費用算出手段17は、代金情報テーブル1
3からアプリケーションの代金情報を抽出する。例え
ば、アプリケーションAの代金情報を抽出すると、10
00万円である。さらに、アプリケーション購入時費用
算出手段は、アプリケーションを維持するために必要な
メンテナンス費用をメンテナンス費用情報テーブル14
から抽出する。例えば、アプリケーションAのメンテナ
ンス費用情報を抽出すると、2万円/月である。アプリ
ケーション購入時発生費用算出手段17は、このように
抽出された2つのデータからアプリケーションを購入し
た場合に発生する費用を算出する。発生費用は、図8に
示すように、アプリケーションの代金1000万円を切
片とし、メンテナンス費用2万円/月を傾きとした1次
式L2によって表すことができる(S16)。
【0038】次に、APサービス装置10の運用形態提
案手段18は、アプリケーションのサービス提供を受け
る場合に発生する費用と、アプリケーションを購入する
場合に発生する費用とを比較し、どちらの運用形態が費
用を抑えることができるかを判定する(S18)。具体
的には、図8のように表された発生費用に関する1次式
L1,L2を、使用期間の終了時点において比較する。
図8に示す例においては、4年間の使用期間の終了時点
で、アプリケーションのサービス提供を享受する場合に
発生する費用は1248万円となり、アプリケーション
を購入する場合に発生する費用は1096万円となる。
従って、アプリケーションを購入した方が費用を低く抑
えることができると判定される。なお、使用期間が3年
である場合には、逆に、アプリケーションのサービス提
供を享受する方が費用を低く抑えることができる。この
ように、アプリケーションを使用する期間によって、ど
ちらの運用形態が費用の低減につながるか、その判定結
果が変わることとなる。
【0039】APサービス装置10の運用形態提案手段
18は、アプリケーションを購入するという運用形態を
ユーザ端末30に送信する(S22)。これにより、A
Pサービス装置10の運用形態提案の動作フローは完了
する。
【0040】本実施形態に係るAPサービス装置10
は、データ量情報DB11を有し、それぞれのユーザ端
末30から送信されて処理したデータ量を格納してい
る。そして、サービス享受時発生費用予測手段16は、
料金情報テーブル12に格納されたアプリケーション処
理の料金情報と、データ量情報DB11に格納された過
去のデータ処理実績に基づいて、アプリケーションのサ
ービス提供を受ける場合に発生する費用を予測する。一
方で、アプリケーション購入時発生費用算出手段17
は、代金情報テーブル13に格納されたアプリケーショ
ンの代金の情報と、メンテナンス費用情報テーブル14
に格納された当該アプリケーションのメンテナンス費用
の情報とに基づいて、アプリケーションを購入した場合
に発生する費用を算出する。そして、運用形態提案手段
18は、算出された発生費用に基づいて、アプリケーシ
ョンのサービス享受、あるいはアプリケーション購入の
いずれの運用形態が費用を低く抑えることができるかを
比較し、費用を低く抑えることができる方の運用形態の
情報をユーザ端末30に送信する。これにより、当初、
アプリケーションによるデータ処理サービスの提供を受
けていたユーザは、所定期間アプリケーションを使用し
た時点で、アプリケーションを購入すべきか、あるいは
継続してアプリケーションのサービス提供を受けるべき
かを判断することができる。
【0041】また、本実施形態に係るAPサービス方法
は、上記APサービス装置10と同様に、当初、アプリ
ケーションによるデータ処理サービスの提供を受けてい
たユーザは、所定期間アプリケーションを使用した時点
で、アプリケーションを購入すべきか、あるいは継続し
てアプリケーションのサービス提供を受けるべきかを判
断することができる。
【0042】以上、本発明の実施形態について詳細に説
明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるもの
ではない。
【0043】本実施形態に係るAPサービス装置10と
ユーザ端末30とは、インターネット40を介して接続
されているが、APサービス装置10とユーザ端末30
との間に介在されるネットワークはインターネット40
に限られず、イントラネットや社内LANであっても良
い。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、アプリケーションによ
る処理の料金情報を格納した料金情報テーブルと、ユー
ザ端末から送信されたデータ量に関する情報を格納する
データ量情報格納手段とを有しており、サービス享受時
発生費用予測手段は、データ量情報格納手段に格納され
た過去のデータ処理量の実績に基づいて将来において発
生する費用を予測する。そして、運用形態提案手段は、
予測された発生費用とアプリケーションの代金情報とを
比較し、アプリケーションを購入して運用する運用形態
とサービス提供を受ける運用形態とではどちらが安価で
あるかを判定し、その判定結果に基づく運用形態の情報
をユーザ端末に送信することにより、ユーザ端末を有す
るユーザは、アプリケーションの運用形態を見直すこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るAPサービス装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】データ量情報DBに格納されたデータの例を示
す図である。
【図3】料金情報テーブルに格納されたデータの例を示
す図である。
【図4】代金情報テーブルに格納されたデータの例を示
す図である。
【図5】メンテナンス費用情報テーブルに格納されたデ
ータの例を示す図である。
【図6】使用期間情報テーブルに格納されたデータの例
を示す図である。
【図7】実施形態に係るAPサービス装置の動作を示す
フローチャートである。
【図8】アプリケーションのサービス提供を受ける場合
と、アプリケーションを購入した場合に発生する費用を
比較するためのグラフである。
【符号の説明】
10・・・APサービス装置、11・・・データ量情報DB、
12・・・料金情報テーブル、13・・・代金情報テーブル、
14・・・メンテナンス費用情報テーブル、15・・・使用期
間情報テーブル、16・・・サービス享受時発生費用予測
手段、17・・・アプリケーション購入時発生費用算出手
段、18・・・運用形態提案手段、21・・・データ受信手
段、22・・・データ処理手段、23・・・処理結果データフ
ァイル、24・・・処理結果データ送信手段、30・・・ユー
ザ端末、40・・・インターネット。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザ端末から送信されるデータを所定
    のアプリケーションによって処理し、その処理結果デー
    タをユーザ端末に送信することにより、前記アプリケー
    ションによるデータ処理をサービスとして提供するアプ
    リケーションサービス装置において、 前記アプリケーションによる処理に要する料金の情報を
    格納した料金情報テーブルと、 前記アプリケーションを購入するための代金の情報を格
    納した代金情報テーブルと、 前記ユーザ端末から送信されたデータ量に関する情報を
    格納するデータ量情報格納手段と、 前記データ量情報格納手段に格納されたデータ量情報及
    び前記料金情報テーブルに格納された料金情報に基づい
    て、前記アプリケーションのサービス提供を受ける場合
    に発生する費用を予測するサービス享受時発生費用予測
    手段と、 前記サービス享受時発生費用予測手段によって予測され
    た費用と、前記代金情報テーブルに格納された前記アプ
    リケーションの代金情報とに基づいて、前記アプリケー
    ションを購入して運用する運用形態と前記アプリケーシ
    ョンのサービス提供を受けて運用する運用形態ではいず
    れが安価であるかを判定し、安価であると判定された運
    用形態の情報を前記ユーザ端末に送信する運用形態提案
    手段と、 を備えることを特徴とするアプリケーションサービス装
    置。
  2. 【請求項2】 前記アプリケーションを使用する使用期
    間に関する情報を格納した使用期間情報格納手段をさら
    に備え、 前記運用形態提案手段は、前記使用期間の終了時におい
    て、前記サービス享受時発生費用予測手段によって予測
    された費用と前記アプリケーションの代金とのうち、い
    ずれが安価であるかを判定する、 ことを特徴とする請求項1に記載のアプリケーションサ
    ービス装置。
  3. 【請求項3】 前記アプリケーションのメンテナンス費
    用に関する情報を格納したメンテナンス費用情報格納手
    段と、 前記代金情報格納手段に格納された代金情報及び前記メ
    ンテナンス費用情報格納手段に格納されたメンテナンス
    費用情報に基づいて、前記アプリケーションを購入した
    場合に発生する費用を算出するアプリケーション購入時
    発生費用算出手段と、 をさらに備え、 前記運用形態提案手段は、前記使用期間の終了時におい
    て、前記サービス享受時発生費用予測手段によって予測
    された費用と前記アプリケーション購入時発生費用算出
    手段によって算出された費用とのうち、いずれが安価で
    あるか判定することを特徴とする請求項2に記載のアプ
    リケーションサービス装置。
  4. 【請求項4】 ユーザ端末から送信されるデータを所定
    のアプリケーションによって処理し、その処理結果デー
    タをユーザ端末に送信することにより、前記アプリケー
    ションによるデータ処理をサービスとして提供するアプ
    リケーションサービス方法において、 あらかじめ、前記アプリケーションによる処理に要する
    料金の情報を料金情報テーブルに格納させ、前記アプリ
    ケーションを購入するための代金の情報を代金情報テー
    ブルに格納させ、前記ユーザ端末から送信されたデータ
    量に関する情報をデータ量情報格納手段に格納させてお
    き、 前記データ量情報格納手段に格納されたデータ量情報及
    び前記料金情報テーブルに格納された料金情報に基づい
    て、前記アプリケーションのサービス提供を受ける場合
    に発生する費用を予測するサービス享受時発生費用予測
    ステップと、 前記サービス享受時発生費用予測ステップにおいて予測
    された費用と、前記代金情報テーブルに格納された前記
    アプリケーションの代金情報とに基づいて、前記アプリ
    ケーションを購入して運用する運用形態と前記アプリケ
    ーションのサービス提供を受けて運用する運用形態では
    いずれが安価であるかを判定し、安価であると判定され
    た運用形態の情報を前記ユーザ端末に送信する運用形態
    提案ステップと、 を備えることを特徴とするアプリケーションサービス方
    法。
  5. 【請求項5】 前記アプリケーションを使用する使用期
    間に関する情報を使用期間情報格納手段にさらに格納さ
    せておき、 前記運用形態提案ステップは、前記使用期間の終了時に
    おいて、前記サービス享受時発生費用予測ステップにお
    いて予測された費用と前記アプリケーションの代金との
    うち、いずれが安価であるかを判定する、 ことを特徴とする請求項4に記載のアプリケーションサ
    ービス方法。
  6. 【請求項6】 前記アプリケーションのメンテナンス費
    用に関する情報をメンテナンス費用情報格納手段にさら
    に格納させておき、 前記代金情報格納手段に格納された代金情報及び前記メ
    ンテナンス費用情報格納手段に格納されたメンテナンス
    費用情報に基づいて、前記アプリケーションを購入した
    場合に発生する費用を算出するアプリケーション購入時
    発生費用算出ステップをさらに備え、 前記運用形態提案ステップは、前記使用期間の終了時に
    おいて、前記サービス享受時発生費用予測ステップにお
    いて予測された費用と前記アプリケーション購入時発生
    費用算出ステップにおいて算出された費用とのうち、い
    ずれが安価であるか判定することを特徴とする請求項5
    に記載のアプリケーションサービス方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012048386A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Fujitsu Ltd 配置決定プログラム、方法及び装置
JP2016122294A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 株式会社オプティム アプリケーション販売サーバ、アプリケーション販売方法、及びアプリケーション販売サーバ用プログラム

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