JP2002205700A - 滞在型宇宙観光施設及びその建設方法と修理方法 - Google Patents

滞在型宇宙観光施設及びその建設方法と修理方法

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JP2002205700A
JP2002205700A JP2001037689A JP2001037689A JP2002205700A JP 2002205700 A JP2002205700 A JP 2002205700A JP 2001037689 A JP2001037689 A JP 2001037689A JP 2001037689 A JP2001037689 A JP 2001037689A JP 2002205700 A JP2002205700 A JP 2002205700A
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Takeshi Saotome
剛 五月女
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、宇宙服の単価および運用コストが高
い、解放された宇宙空間での遊泳にはスペースデブリ衝
突、宇宙放射線被爆、漂流等の危険が伴う、といった従
来の宇宙遊泳における欠点を解消し、宇宙遊泳の商業化
を安全かつ快適に達成するための宇宙観光施設を宇宙空
間に建設することを目的とする。 【解決手段】本発明の宇宙観光施設は主として、耐スペ
ースデブリ衝突特性、宇宙放射線遮蔽特性を有し、その
内部を常温常圧に保持した透明球体殼と、透明球体殻外
部モジュールと、透明球体殻と外部モジュールとの接続
機能等を有する結合モジュールと、透明球体殻内部トラ
スとから構成され、主に、トラス展開衛星の打上と宇宙
空間での展開、結合モジュール打上とトラス先端への結
合、透明球体殻の射出ブロー成形と組み立てにより宇宙
空間に建設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は宇宙観光施設に関
し、特に常温常圧を保持した透明球体殻の内部で宇宙服
を装着すること無しに宇宙遊泳を行うことができる一般
観光客向けの宇宙観光施設およびその宇宙空間での建設
方法とスペースデブリ衝突による透明球体殻破損時の修
理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の宇宙服による宇宙遊泳では主とし
て以下の商業化上の欠点がある。 a)宇宙服の単価および運用コストが高価である。 b)開放された宇宙空間での宇宙遊泳には常に宇宙放射
線被爆、スペースデブリ衝突、漂流などの危険が伴う。 c)現在実用化されている宇宙服の内圧は機動性を重視
し約0.3気圧に保たれているため、減圧チェンバーで
の減圧、および遊泳後の1.0気圧への回復に各々数時
間を必要とする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術による宇宙遊泳を商業化する上での上記欠点を解消
し宇宙遊泳の商業化を安全かつ快適に達成するために、
耐スペースデブリ衝突特性、宇宙放射線遮蔽特性を有
し、その内部を常温常圧に保持した透明球体殻を有する
宇宙観光施設を宇宙空間に建設することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】a)スペースデブリ衝突
による破損に対してフェールセーフ性を持ち、かつ宇宙
放射線の遮蔽特性を持つ二重構造の透明球体殼と、 b)与圧され、それ自体で耐スペースデブリ衝突特性、
宇宙放射線遮蔽特性を有する透明球体殼外部モジュール
とそれに接続されたスペースデブリ追跡レーダー装置、
スペースデブリ衝突により透明球体殻が破損した時の交
換用のポリカーボネート製ユニットを製造する射出ブロ
ー成形装置と、 c)与圧され、それ自体で耐スペースデブリ衝突特性、
宇宙放射線遮蔽特性を有し、かつ透明球体殻と外部モジ
ュールとの接続機能、施設内部環境調整機能、スペース
デブリ接近時の回避機能と衝突による透明球体殻破損時
の緊急対応機能を有する結合モジュールと、 d)スペースデブリ衝突による透明球体殻破損時に緊急
待避するためのモジュール、施設内移動装置、宇宙遊泳
の基点となる中央プラットフォーム、緊急時圧力隔壁を
備えた透明球体殻内部トラスとを備えた宇宙観光施設
を、主として以下の手順で宇宙空間に建設する。即ち、 a)トラス展開衛星を打上げ、 b)トラスを展開し、 c)結合モジュール打上とトラス先端への結合を実施
し、 d)透明球体殻の射出ブロー成形および製造された透明
球体殻ユニットと打上げられた外部モジュールの結合モ
ジュールへの結合、および中央プラットフォーム、医療
モジュールなどのトラス上への設置を実施し、 e)内部環境を整備することで、宇宙観光施設を建設す
る。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は本発明による宇宙観光施設
の平面図である。図2は本発明の宇宙観光施設を構成す
る透明球体殼および結合モジュールの断面図である。図
3は透明球体殻を構成する4タイプのポリカーボネート
製ユニットの基本形状を示した斜視面である。図4は透
明球体殻が図3に示す各ユニットの組み合わせにより構
成されていることを示す斜視図である。図5は本発明の
宇宙観光施設の一部を構成するトラス、トラス上医療モ
ジュール、トラス上の施設内移動装置、中央プラットフ
ォーム、緊急時圧力隔壁を示した斜視図である。図6は
本発明の宇宙観光施設のおおまかな建設方法を示した平
面図である。図7は本発明の宇宙観光施設の詳細な建設
方法を示したフローチャートである。図8は本発明の宇
宙観光施設の建設方法のうち、透明球体殻を構成するポ
リカーボネート製ユニットを宇宙空間において製造する
ための射出ブロー成形装置を示した断面図である。図9
は図8の射出ブロー成形装置を用いて図3に示す透明球
体殻基本ユニットを4タイプに渡り製造する工程を示し
た斜視図、図10は詳細な製造手順を示したフローチャ
ートである。図、11はスペースデブリ衝突によって透
明球体殻外殻および内殻に貫通孔が生じた場合に応急的
にその貫通孔をふさぐ方法を示した斜視図である。図1
2はスペースデブリが本発明施設に接近した際の回避行
動および衝突した際の修理方法の詳細を示したフローチ
ャートである。
【0006】図1において、本発明は大要して、 a)透明球体殻1とその内部の与圧遊泳領域2と、 b)客室、医療モジュール4および宇宙船ドッキングモ
ジュール5を備える外部モジュール3および透明球体殻
射出ブロー成形装置7、スペースデブリ追跡レーダー装
置8と、 c)外部モジュール3と透明球体殻1とを結合する結合
モジュール9と、 d)透明球体殻1内部に設けられ、結合モジュール9間
を接続するトラスA10、トラスB11およびトラス上
施設内移動装置12、トラス上医療モジュール13、緊
急時与圧隔壁17、トラスA10とトラスB11の交差
点に設置された中央プラットフォーム14との4つの部
分により構成されている。
【0007】図1において、直交するトラスA10およ
びトラスB11が形成する平面は地球面に対し平行であ
る。
【0008】図1に示される透明球体殻1は図2におい
て外殻21および内殻22の二重構造からなるが、その
効果の一つは外殻21のみに貫通孔を生じる程度の運動
エネルギーを持ったスペースデブリ29の衝突から透明
球体殻内部与圧遊泳領域44を保護することである。
【0009】図2において透明球体殻外殻21と内殻2
2の中間層23にはP気圧、T℃、外殻ユニット内
部にはP気圧、T℃の空気が各々封入されており、
その関係は下式、
【0010】
【数1】0.0<P<P<1.0
【0011】及び、
【数2】空気の液化温度<T<T<室温
【0012】とする。
【0013】図1に示される透明球体殻1は図2におい
て外殼21および内殻22の二重構造からなるが、その
効果の一つは内外圧力差により透明球体殻外殻21およ
び内殻22に発生する内部荷重であるhoop荷重(球
面の接線方向に発生する引張荷重)を、外殼21と内殻
22との間にP気圧(0.0<P<1.0)の中間
層23を設け、内殻22における内外圧力差を(1−P
)気圧、外殻21における内外圧力差をP気圧に押
さえることで軽減させることである。
【0014】図1における透明球体殻1は図3に示すタ
イプA51、B52、C53、D54の4タイプの基本
ユニットを図4に示すように組み合わせ、各々をせん断
ピン65で結合することにより形成される。
【0015】図2において透明球体殻外殻21および内
殻22は、透明球体殻外殼外層面25および内層面2
6、内殻外層面27および内層面28の計4層によりホ
イップルバンパを形成し、スペースデブリ29の透明球
体殻内部遊泳領域44への貫通を阻止する。即ち、図2
において外殻外層面25に衝突したスペースデブリ29
は、衝突エネルギーの一部を熱エネルギーに変換し透明
球体殻外殻外層面25と共に高温液状化、外殻内層面2
6に拡散して衝突することで衝突エネルギーを分散させ
る。同様にして内殻内層面28までに、監視が不可能な
大きさのため衝突が想定されるスペースデブリのうち最
大の運動エネルギーを持ったものを食い止めるように構
成されている。
【0016】図3に示される透明球体殻のユニット51
〜54の材質としては現在宇宙服のヘルメットに用いら
れている熱可塑性樹脂、ポリカーボネートを使用する。
【0017】図3に示される透明球体殻のユニット51
〜54の材質として、現状のスペースシャトルの窓に使
用されているシリカガラス(融点1700℃)を使用し
ないのは、本発明が大気圏突入を行わないため耐熱温度
が低くて良いこと、宇宙空間での透明球体殻製造(図1
0参照)およびスペースデブリの衝突により貫通孔が発
生した場合の修理(図12参照)にポリカーボネート
(融点220℃)の融点の低さを利用するためである。
【0018】図2において中間層23にはポリカーボネ
ート製の隔壁31が一定の間隔で設けられ、スペースデ
ブリ29衝突により透明球体殼外殼21のみに貫通孔が
生じた際には破損ユニット周辺の隔壁弁32を閉じるこ
とで中間層空気の宇宙空間への流出を破損ユニット周辺
のみに抑える。
【0019】図2において、内殻22の各ユニットに貯
えられた水33により宇宙放射線の透明球体殻内部与圧
遊泳領域44への侵入を阻止する。
【0020】図2において結合モジュール34は図1に
示す透明球体殻1と外部モジュール3との結合機能を持
つ。
【0021】図2において結合モジュール34は国際宇
宙ステーションモジュールと同様、与圧され、それ自体
で耐スペースデブリ衝突特性、宇宙放射線遮蔽特性を有
する。
【0022】図2において結合モジュール34は推進装
置35と推進燃料タンク36を有し、軌道高度の維持、
および監視が可能な大きさのスペースデブリが本発明の
宇宙観光施設に接近した際の回避運動に使用する。
【0023】図2において結合モジュール34は圧搾空
気タンク37、圧搾空気タンクへ空気を補給する空気補
給タンク38、透明球体殻外殻21、中間層23、透明
球体殻の内部与圧遊泳領域44へ各々適切な温度および
圧力の空気を送り込む空気補給弁39、そして透明球体
殻内殻22に貯えられた水33を緊急時に加圧する緊急
時加圧弁40を有する。
【0024】図2において、推進燃料タンク36、空気
補給タンク38は空になった際、外部より交換すること
ができる。
【0025】図1において、結合モジュール9には客
室、医療モジュール4および宇宙船ドッキングモジュー
ル5を有する外部モジュール3、透明球体殻1の破損時
に交換ユニットを製造するための射出ブロー成形装置7
一台(4個所ある外部モジュール3のうちの任意の一個
所)と本発明施設に接近するスペースデブリを追跡する
スペースデブリ追跡レーダー装置8が結合される。
【0026】図1において外部モジュール3は国際宇宙
ステーションモジュールと同様、与圧され、それ自体で
耐スペースデブリ衝突特性、宇宙放射線遮蔽特性を有す
る。
【0027】図1において宇宙船ドッキングモジュール
5内部にはチェックインカウンターが設置されている。
【0028】図1において、客室モジュール4は増設や
交換が容易に行えるよう、透明球体殻1外部に設置され
る。
【0029】図1において、客室モジュール4には国際
宇宙ステーション居住モジュールと同様の寝台、トイ
レ、シャワー施設および窓が装備される。
【0030】図5において、トラスA71、およびトラ
スB72には耐真空、耐スペースデブリ衝突特性および
宇宙放射線遮蔽特性を有する医療モジュール73が設置
され、図1に示す透明球体殻1破損時には透明球体殻内
部与圧遊泳領域2にいる観光客の緊急待避モジュールと
なる。
【0031】図5において、トラスA71、およびトラ
スB72は国際宇宙ステーションなどに使用される展開
型ビーム74を3角形状に束ねた構造になっている。
【0032】図5において、トラスA71、およびトラ
スB72の交差点にはホテルフロント、ホテルロビー、
レストラン、売店、微小重力下での体力低下に対応する
ためのスポーツジムを有し、また宇宙遊泳の基点となる
中央プラットフォーム75が設置されている。
【0033】図5において、観光客は足に電磁石式のマ
グネティックシューズを装着することにより中央プラッ
トフォーム75床面を歩行することができる。
【0034】図5において、中央プラットフォーム75
には図2に示す透明球体殻内殻内層面28へ映像を投影
するプロジェクター装置76が設置されており、中央プ
ラットフォーム75にいる観光客に対し例えば以下のよ
うな映像を提供することで、そのアミューズメント性を
高める。 a)実際の地球地表面と重ね合わせて表示した各種情報
と関連ドキュメンタリー映画の上映。例えば地中海上空
において古代ローマ帝国の版図および当時の主要都市と
属国の位置を実際の地表面と重ねて表示し、古代ローマ
のCGによる再現ドキュメンタリー映画を合わせて上映
する、あるいは6500万年前のユカタン半島上空の海
岸線を実際の海岸線と重ね合わせて表示し、宇宙空間か
ら見た巨大隕石衝突の瞬間、および衝突後の地表面の変
化を再現したCG映像を実際の地表面に重ね合わせて上
映する。 b)実際の天体と重ね合わせて表示した各種情報と関連
ドキュメンタリー映画、例えば実際の木星の位置を表示
し、各種探査機および宇宙望遠鏡によるリアルタイムの
木星の映像、あるいは木星の衛星の地表面から見た巨大
な木星のCG映像を上映する、もしくは太陽系外天体、
例えば他の銀河や恒星の位置を表示し、そのCG映像を
上映する。 c)架空の映像の上映、例えば過去の宇宙映画の名場面
の再現、あるいは軌道エレベータやスペースコロニー、
星間宇宙船が航行する、想像される未来の地球のCG映
像を上映する。
【0035】図5において、中央プラットフォーム75
から遊泳する観光客は、空気を噴射することで推進およ
び方向転換する簡易推進装置を背負うことで宇宙遊泳を
行う。
【0036】図5において、トラスA71、およびトラ
スB72上にはレールが敷設され、観光客を結合モジュ
ール78から中央プラットフォーム75へ搬送するため
の施設内移動装置77が設置されている。
【0037】図5において、トラスA71上には、スペ
ースデブリ衝突により貫通孔を生じた図11の透明球体
殻外殻131および内殻132ユニットを交換する際に
ユニット交換部位周辺を内部より覆うことで、図1透明
球体殻の内部与圧遊泳領域2の与圧空気の宇宙空間への
流出を防ぐ緊急時与圧隔壁79が設置されている。
【0038】図1において宇宙船が宇宙船ドッキングポ
ート6にドッキングした後、観光客は宇宙船ドッキング
モジュール5にてチェックインし客室モジュール4に入
る。透明球体殻内部2には結合モジュール9を通って入
り、トラス10、11上の施設内移動装置12で中央プ
ラットフォーム14に向かう。中央プラットフォーム1
4を基点に宇宙遊泳や透明球体殻1に投影される各種映
像を楽しむことができる。宇宙遊泳は完全な普段着で行
うことができる。宇宙酔い等の症状が出た場合、客室モ
ジュール4内の観光客は客室モジュール4に結合された
外部モジュール3内の医療モジュール4にて、透明球体
殻内2の観光客はトラス10、11上の医療モジュール
13にて処置を受けることができる。
【0039】図6に本発明施設のおおまかな建設手順
を、図7にその詳細なフローチャートを示す。まずトラ
ス展開衛星を打上げ81、S1、宇宙空間にて展開8
2、S2、続いて結合モジュール86を打上げS3、展
開が終了したトラス先端に結合する83、S4。同時に
外部モジュールとスペースデブリ追跡レーダー装置8
8、およびトラス上に設置する各種装備品89、89
a、89b、89cを打上げるS5。また、透明球体殻
87の原料となるポリカーボネートペレットを入れたタ
ンクと射出ブロー成形装置を打上げS6、宇宙空間で製
造するS7。続いて、製造された透明球体殻87および
打上げられた外部モジュールとスペースデブリ追跡レー
ダー装置88の結合モジュール86への結合S8、およ
びトラス上への各種装備品89、89a、89b、89
cの設置を行うS9。透明球体殻の完成後S10、透明
球体殻の製造に用いた射出ブロー装置を外部モジュール
に設置しS11、また水および液化空気を打上げた後に
S12、透明球体殻内部への空気の封入および透明球体
殻内殻への水の封入を行うS13。
【0040】図8は本発明施設の建設方法のうち、図3
に示すポリカーボネート製ユニット51〜54を宇宙空
間で製造する過程で使用する射出ブロー成形装置の断面
図を示したものである。ペレットタンク91から供給さ
れたポリカーボネートペレットは移動射出装置92に送
られS25、ヒーター93で溶融S26、射出ピストン
94によりポリカーボネート射出口95から射出される
S27。射出されたポリカーボネート筒先端を対向する
ブロー気体噴出口96に接触させ、ブロー気体タンク9
7からブロー気体を吹き込みS28、気体圧力により膨
張したポリカーボネート筒は、型壁面98に接触、冷却
されることで透明球体殻基本ユニットとして硬化するS
29。その後ユニット放出扉99を開けS30、ユニッ
ト放出ピストン100により宇宙空間に放出するS3
1。
【0041】図8における射出ブロー成形時ポリカーボ
ネート射出口95およびブロー気体噴出口96は、図2
において外殻21においては外殻ユニット内部封入空
気、内殻においては内殼ユニット内部の封入水33を各
ユニット間で行き来させるための連結口41として使用
する。
【0042】図8の射出ブロー装置断面図は図1に示す
本発明施設の赤道面15に平行な方向、断面Aは赤道面
15に直行する方向、すなわち極16の方向に対応して
いる。
【0043】図9は図8の射出ブロー成形装置を用いて
図3に示す透明球体殻基本ユニット51〜54を製造す
る様子を示した斜視図である。図8に示す移動壁面10
2および移動射出装置92を壁面移動用ピストン101
で移動させ、図9に示す位置にそれぞれ置くことで、図
3に示す4タイプのユニットを製造する。
【0044】図9において、低緯度位置から高緯度位置
に向かうほど赤道面に平行な方向120のユニット幅は
小さくなるので、それに合わせて移動壁面111、11
3および移動射出装置112、114の位置を調整す
る。
【0045】図8において、移動壁面102および移動
射出装置92の移動時には、型内部はブロー気体により
与圧されS21接触面が潤滑油供給パイプ108からの
油により潤滑されるS22。その後、壁面移動用ピスト
ン101により移動射出装置92及び壁面移動102を
適正位置に移動させるS23。移動終了後、型内部を真
空にし、潤滑油を揮発させるS24。
【0046】図10に透明球体殻射出ブロー成形装置に
よりポリカーボネート製ユニットを製造するプロセスの
詳細フローチャートを示す。
【0047】図1において、外部モジュール3に設置さ
れたスペースデブリ追跡レーダー装置8によって、本発
明施設に接近するスペースデブリS41のうち追跡が可
能な大きさのスペースデブリを追跡しS42、衝突まで
に回避が可能であれば図2に示す推進装置35によって
本発明施設の回避運動を行うS44。
【0048】図2において、透明球体殻外殻21ユニッ
トおよび内殻22ユニットには加熱用のフィラメント4
3が埋め込まれている。これは、図1に示すスペースデ
ブリ追跡レーダー装置8で検出できない大きさのスペー
スデブリの衝突によって発生した透明球体殻表面の微細
傷を図2に示す探傷ロボット45が検出した場合S4
6、探傷ロボット45から損傷ユニット内部のフィラメ
ント43に電流を流しS47、ポリカーボネートの融点
(220℃)以上に加熱することで表面張力により修復
するためのものであるS48。
【0049】図1に示すスペースデブリ追跡レーダー装
置8で検出できない大きさのスペースデブリの衝突によ
って図2に示す透明球体殻外殻21のみに貫通孔が生じ
た場合、中間層隔壁弁32を閉じS52、中間層封入空
気の宇宙空間への流出を破損ユニット周辺に防いだ上
で、破損外殻ユニットを交換するS57。これは、すべ
ての中間層空気が喪失した場合、内殻22にかかる内外
圧力差が通常運用状態の(1−P)気圧から1.0気
圧に増大し、それに伴い内殻22に加わるhoop荷重
が増大することを防ぐためである。
【0050】図1に示すスペースデブリ追跡レーダー装
置8で検出できない大きさのスペースデブリの衝突によ
って図11に示すように透明球体殻外殻131および内
殻132にわたる貫通孔138が生じた場合には、図1
に示す与圧遊泳領域2にいる観光客をトラス上医療モジ
ュール13に緊急待避させるS51。同時に図11に示
す内殻132内部の水を結合モジュール133の緊急時
加圧弁134から圧搾空気を噴出することにより加圧し
破損箇所から噴出S50、中間層136冷気、外殻13
1ユニット内部冷気および宇宙空間極低温にさらして凍
結させることで応急的にふさぐS53。その後、破損ユ
ニットを交換するS57。
【0051】図1において、射出ブロー成形装置7が外
部モジュール3に接続され、透明球体殻1の破損時に交
換するための基本ユニットの製造に使用するS54。
【0052】図11における透明球体殻外殻131およ
び内殻132の破損ユニットの交換時には図1に示す緊
急時与圧隔壁17によってユニット交換部位周辺を内部
より覆うことでS56、透明球体殻内部与圧遊泳領域2
の与圧空気の宇宙空間への流出を防ぐ。
【0053】図12に、スペースデブリが本発明施設に
接近した際の回避行動および衝突した際の修理方法の詳
細に関するフローチャートを示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による宇宙観光施設の平面図である。
【図2】本発明の宇宙観光施設を構成する透明球体殻お
よび結合モジュールの断面図である。
【図3】本発明の透明球体殻を構成する4タイプのポリ
カーボネート製ユニットの基本形状を示した斜視図であ
る。
【図4】本発明の透明球体殻が図3に示す各ユニットの
組み合わせにより構成されていることを示す斜視図であ
る。
【図5】本発明を構成するトラス、トラス上医療モジュ
ール、トラス上の施設内移動装置、中央プラットフォー
ム、緊急時圧力隔壁を示した斜視図である。
【図6】本発明による宇宙観光施設のおおまかな建設方
法を示した平面図である。
【図7】本発明の詳細な建設方法を示したフローチャー
トである。
【図8】本発明の建設方法のうち、透明球体殻を構成す
るポリカーボネート製ユニットを宇宙空間において製造
するための射出ブロー成形装置を示した断面図である。
【図9】図8の射出ブロー成形装置を用いて図3に示す
透明球体殻基本ユニットを4タイプに渡り製造する様子
を示した斜視図である。
【図10】図8の射出ブロー成形装置を用いて図3に示
す透明球体殻基本ユニットを4タイプに渡り製造する詳
細な製造手順を示したフローチャートである。
【図11】スペースデブリ衝突によって透明球体殻外殻
および内殻に貫通孔が生じた場合に応急的にその貫通孔
をふさぐ方法を示した斜視図である。
【図12】スペースデブリが本発明施設に接近した際の
回避行動および衝突した際の修理方法の詳細を示したフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1:透明球体殻 2:与圧遊泳領域 3:外部モジュール 4:客室および医療モジュール 5:宇宙船ドッキングモジュール 6:宇宙船ドッキングポート 7:射出ブロー成形装置 8:スペースデブリ追跡レーダー装置 9:結合モジュール 10:トラスA 11:トラスB 12:施設内移動装置 13:トラス上医療モジュール 14:中央プラットフォーム 15:赤道面 16:極 17:緊急時圧力隔壁 21:透明球体殻外殻 22:透明球体殻内殻 23:中間層 24:せん断ピン 25:透明球体殻外殻外層面 26:透明球体殻外殻内層面 27:透明球体殻内殻外層面 28:透明球体殻内殻内層面 29:スペースデブリ 30:液状化し飛散したスペースデブリ 31:隔壁 32:隔壁弁 33:水 34:結合モジュール 35:推進装置 36:推進燃料タンク 37:圧搾空気タンク 38:空気補給タンク 39:空気補給弁 40:緊急時加圧弁 41:連結口 42:観光客用通路 43:フィラメント 44:与圧遊泳領域 45:探傷ロボット 51:基本ユニットタイプA 52:基本ユニットタイプB 53:基本ユニットタイプC 54:基本ユニットタイプD 55:極方向 56:極 57:赤道面 61:基本ユニットタイプA 62:基本ユニットタイプB 63:基本ユニットタイプC 64:基本ユニットタイプD 65:せん断ピン 66:極方向 67:極 68:赤道面 71:トラスA 72:トラスB 73:医療モジュール 74:展開型ビーム 75:中央プラットフォーム 76:プロジェクタ装置 77:施設内移動装置 78:結合モジュール 79:緊急時圧力隔壁 81:トラス展開衛星の打ち上げ 82:トラスの展開 83:トラス先端への結合モジュール結合 84:透明球体殻の組み立て、外部モジュール、スペー
スデブリ追跡レーダー装置の結合、およびトラスへの中
央プラットフォーム、医療モジュール、施設内移動装
置、緊急時与圧隔壁の設置 85:トラス 86:結合モジュール 87:透明球体殻 88:外部モジュールおよびスペースデブリ追跡レーダ
ー装置 89:中央プラットフォーム 89a:トラス上医療モジュール 89b:施設内移動装置 89c:緊急時与圧隔壁 91:ペレットタンク 92:移動射出装置 93:ヒーター 94:射出ピストン 95:ポリカーボネート射出口 96:ブロー気体噴出口 97:ブロー気体タンク 98:型壁面 99:ユニット放出扉 100:ユニット放出ピストン 101:壁面移動用ピストン 102:移動壁面 103:赤道面に平行な方向 104:赤道面に直交する方向 105:赤道面 106:極 107:潤滑油タンク 108:潤滑油供給パイプ 111:移動壁面(低緯度位置) 112:移動射出装置(低緯度位置) 113:移動壁面(高緯度位置) 114:移動射出装置(高緯度位置) 115:基本ユニットタイプAの製造 116:基本ユニットタイプBの製造 117:基本ユニットタイプCの製造 118:基本ユニットタイプDの製造 119:赤道面に直交する方向 120:赤道面に平行な方向 121:赤道 122:極 131:透明球体殻外殻 132:透明球体殻内殻 133:結合モジュール 134:緊急時加圧弁 135:加圧され押し出された水 136:中間層 137:冷気により凍結した水 138:内殻および外殻に生じた貫通孔

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)内部を常温常圧に保った透明球体殻
    と、 b)前記透明球体殻の外部に設置された、医療、客室、
    宇宙船ドッキングモジュールを備える外部モジュールお
    よび透明球体殻射出ブロー成形装置、及びスペースデブ
    リ追跡レーダー装置と、 c)前記外部モジュールと前記透明球体殻とを結合する
    結合モジュールと、 d)前記透明球体殻の内部に設けられ、前記結合モジュ
    ール間を接続するトラスおよびトラス上施設内移動装
    置、トラス上医療モジュール、トラス中央プラットフォ
    ーム、及び緊急時与圧隔壁とを備えた宇宙観光施設。
  2. 【請求項2】a)耐スペースデブリ衝突特性、および宇
    宙放射線遮蔽特性を有し、 b)外殻および内殻の二重構造からなり、 c)前記外殻および内殻がそれぞれ4タイプのポリカー
    ボネート製ユニットにより構成されていることを特徴と
    する前記透明球体殻を備えた請求項第1項記載の宇宙観
    光施設。
  3. 【請求項3】与圧され、それ自体で耐スペースデブリ衝
    突特性および宇宙放射線遮蔽特性を有する前記客室、医
    療、宇宙船ドッキングモジュールを備えた請求項第1項
    記載の宇宙観光施設。
  4. 【請求項4】a)前記外部モジュールに接続されてい
    る、スペースデブリを追跡するためのレーダー装置と、 b)前記透明球体殻にスペースデブリの衝突により貫通
    孔が発生し、交換用の前記ポリカーポネート製ユニット
    を新たに製造するときに用いる透明球体殻射出ブロー成
    形装置とを備えた請求項第1項記載の宇宙観光施設。
  5. 【請求項5】a)与圧され、それ自体で耐スペースデブ
    リ衝突特性および宇宙放射線遮蔽特性を有し、 b)前記透明球体殼と前記外部モジュールとの結合機能
    を持ち、 c)推進装置、推進燃料タンク、前記透明球体殻の内部
    気圧および温度維持装置、圧搾空気貯蔵タンク、空気補
    給タンクを有することを特徴とする前記結合モジュール
    を備えた請求項第1項記載の宇宙観光施設。
  6. 【請求項6】a)前記透明球体殻破損時の乗員の緊急待
    避機能を備えた前記医療モジュールと、 b)前記透明球体殻内部での宇宙遊泳の基点となる前記
    中央プラットフォームと、 c)観光客を前記結合モジュールから前記中央プラット
    フォームへ搬送するための前記施設内移動装置と、 d)スペースデブリ衝突によって前記透明球体殻外殻お
    よび内殻に貫通孔が発生し、破損ユニットを交換する際
    に前記透明球体殻内部空気の宇宙空間への流出を抑える
    緊急時与圧隔壁とを備え、前記透明球体殻内部において
    前記結合モジュール間を結合する前記トラスを備えた請
    求項第1項記載の宇宙観光施設。
  7. 【請求項7】a)前記トラスを宇宙空間で展開するため
    の衛星を打ち上げる段階と、 b)前記トラスを宇宙空間で展開する段階と、 c)前記結合モジュールを打ち上げ、展開が終了した前
    記トラス先端に結合する段階と、 d)前記外部モジュールおよびスペースデブリ追跡レー
    ダー装置を打ち上げ、前記結合モジュールに結合する段
    階と、 e)前記トラス上医療モジュール、前記中央プラットフ
    ォーム、前記施設内移動装置、前記緊急時与圧隔壁を打
    上げ、前記トラス上へ設置する段階と、 f)前記透明球体殻射出ブロー成形装置とポリカーボネ
    ートペレットタンクを打ち上げる段階と、 g)前記透明球体殻を構成する前記ポリカーボネート製
    ユニットを前記射出ブロー成形装置により宇宙空間で製
    造する段階と、 h)製造された前記ポリカーボネート製ユニットを前記
    結合モジュールを基点に組み上げていく段階と、 i)水および液化空気を打ち上げる段階と、 j)前記透明球体殻が完成した後に前記透明球体殼内部
    に空気を、前記透明球体殼内殻内部に水を封入する段階
    とを備えた、宇宙観光施設の建設方法。
  8. 【請求項8】前記射出ブロー成形装置による宇宙空間で
    の前記ポリカーボネート製ユニットの製造が、 a)型を構成する移動壁面および移動射出装置を、製造
    する前記ポリカーボネート製ユニット形状に合わせた適
    正位置へ移動する段階と、 b)ポリカーボネートペレットを前記移動射出装置へ投
    入する段階と、 c)投入された前記ポリカーボネートペレットをヒータ
    ーにより加熱する段階と、 d)加熱され溶融したポリカーボネートをピストンで射
    出する段階と、 e)射出されたポリカーボネート筒へブロー気体を吹き
    込む段階と、 f)ブロー気体を吹き込まれ膨張した前記ポリカーボネ
    ート筒が型壁面へ接触し冷却固化することで前記ポリカ
    ーボネート製ユニットを形成する段階と、 g)ユニット放出扉を開放し、完成した前記ポリカーボ
    ネート製ユニットをピストンにより宇宙空間へ放出する
    段階とを備えた、請求項第7項記載の宇宙観光施設の建
    設方法。
  9. 【請求項9】スペースデブリ衝突により、 a)前記透明球体外殻に表面傷などの微細な損傷、 b)前記透明球体外殻に貫通孔を生じる損傷、 c)前記透明球体外殻および内殻に貫通孔を生じる損傷
    が発生した場合の宇宙観光施設の修理方法。
  10. 【請求項10】スペースデブリ衝突により前記透明球体
    外殻に表面傷などの微細な損傷が発生したときに、 a)探傷ロボットにより表面傷を検出する段階と、 b)前記ポリカーボネート製ユニットに埋め込まれてい
    るフィラメントに前記探傷ロボットから電流を流し加熱
    することで表面傷周辺のポリカーボネートを溶融し、表
    面張力により傷を埋める段階とを備えた請求項第9項記
    載の宇宙観光施設の修理方法。
  11. 【請求項11】スペースデブリ衝突により前記透明球体
    殻外殻に貫通孔が発生したときに、 a)前記透明球体殻外殻および内殻の中間層にある隔壁
    弁を閉じ、前記中間層に封入された空気の流出を破損ユ
    ニット周辺に抑える段階と、 b)破損した前記透明球体殻外殻のポリカーボネート製
    ユニットと同じ形状のユニットを前記透明球体殻射出ブ
    ロー成形装置により製造する段階と、 c)製造された前記ポリカーボネート製ユニットと破損
    ユニットを交換する段階とを備えた請求項第9項記載の
    宇宙観光施設の修理方法。
  12. 【請求項12】スペースデブリ衝突により前記透明球体
    殻外殻および内殻に貫通孔が発生したときに、 a)前記結合モジュールから前記透明球体殻内殻に貯蔵
    されている水に空気圧を負荷し、貫通孔から噴出させる
    段階と、 b)噴出した水が前記透明球体殻外殻および内殻の中間
    層冷気、前記透明球体殻外殻内冷気、宇宙空間極低温に
    よって凍結し、貫通孔をふさぐ段階と、 c)破損した前記透明球体殻外殻および内殼のポリカー
    ボネート製ユニットと同じ形状の交換用のユニットを前
    記透明球体殻射出ブロー成形装置により製造する段階
    と、 d)前記緊急時圧力隔壁で交換するユニット周辺を前記
    透明球体殻内部から覆う段階と、 e)製造された前記ポリカーボネート製ユニットと破損
    ユニットを交換する段階とを備えた請求項第9項記載の
    宇宙観光施設の修理方法。
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