JP2002204250A - トラフィック情報収集装置およびトラフィック情報収集方法 - Google Patents

トラフィック情報収集装置およびトラフィック情報収集方法

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JP2002204250A JP2000400634A JP2000400634A JP2002204250A JP 2002204250 A JP2002204250 A JP 2002204250A JP 2000400634 A JP2000400634 A JP 2000400634A JP 2000400634 A JP2000400634 A JP 2000400634A JP 2002204250 A JP2002204250 A JP 2002204250A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信ネットワーク上のノードがトラフィック
に関する情報を収集できるようにする。 【解決手段】 通信ネットワーク1は,トラフィック・
エンジニアリングによる付加分散制御が行われる通信ネ
ットワークである。通信ネットワーク1に配置された入
側ルータ11S,中継ルータ11Rおよび出側ルータ1
1Dは,自己に接続された各リンクのトラフィック情報
を収集し,データベースに記憶する。また,これらの各
ルータ11は,収集したトラフィック情報をオペークL
SAによりフラッディングする。オペークLSAを受信
した各ルータ11は,自己のデータベースにオペークL
SAの情報を記憶する。これにより,入側ルータ11S
は,各リンクのトラフィックの情報に基づいて負荷分散
制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,通信ネットワーク
におけるトラフィック情報収集装置,トラフィック情報
収集方法,およびトラフィック情報収集プログラムに関
し,特に,通信ネットワークにおいて,負荷分散を行う
ために必要な情報を収集するためのトラフィック情報収
集装置,トラフィック情報収集方法,およびトラフィッ
ク情報収集プログラムに関する。
【0002】また,本発明は,通信ネットワークにおい
て,負荷分散を行うために必要な情報を収集する機能を
有する,通信ネットワークにおけるノードに関する。
【0003】
【従来の技術】インターネットは,コネクションを確立
しないコネクションレスなネットワークであり,通信デ
ータは,IP(Internet Protocol)アドレスが付与さ
れたIPパケットに分割され送信される。IPパケット
は,IPアドレスに基づいてルータ間を中継され,宛先
ルータまたはコンピュータ(以下,単に「宛先」とい
う。)に届けられる。
【0004】IPアドレスに基づいてルータ間をどのよ
うに中継して,IPパケットを宛先まで届けるかは,ル
ーティング・プロトコルによって決定される。ルーティ
ング・プロトコルとして,現在,RIP(Routing Info
rmation Protocol)またはOSPF(Open Shortest Pa
th First)が一般に使用されている。これらのルーティ
ング・プロトコルは,基本的には,通信ネットワーク内
の各リンクのコスト(たとえばホップ数)に基づいて宛
先までの最短の経路(ルート,パス)を求め,その最短
経路をIPパケットの通信経路として設定するものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし,これらのルー
ティング・プロトコルでは,コストに基づく最短経路が
求められるだけであって,各リンクのトラフィックの状
況を考慮した経路は求められない。しかも,経路が新た
に設定されるのは,通信ネットワークのトポロジーに変
化が生じた場合だけであり,リアルタイムに設定/変更
が行われるわけではない。一方,インターネットの普及
により,インターネット内を行き交うパケットの量(す
なわちトラフィック量または負荷)は急激に増加してい
る。
【0006】その結果,ルーティング・プロトコルによ
り設定された経路上で,輻輳が発生するようになってい
る。
【0007】なるほど,OSPFには,複数の経路を設
定してIPパケットを分散する等コスト・マルチパス
(Equal Cost Multipath)というルーティングもある。
しかし,このルーティングは,コストが等しい経路が複
数存在する場合に限られており,また,OSPFを使用
しているため,リアルタイムの通信ネットワークの負荷
の変動に対処できない。
【0008】そこで,現在,インターネットにおける輻
輳を回避する技術体系として,トラフィック・エンジニ
アリングが検討されている。このトラフィック・エンジ
ニアリングは,一般に,宛先までの経路を複数設定する
とともに,各経路のトラフィックの状況をリアルタイム
に監視して,空きのある経路や負荷の小さな経路を選択
してIPパケットを送信し,複数の経路間で負荷(トラ
フィック)の分散を行うものである。
【0009】一方,このようなトラフィック・エンジニ
アリングを行うためには,各ルータが,各経路の使用状
況を含む,トラフィックに関する情報を知る必要があ
る。
【0010】本発明は,このような状況に鑑みなされた
ものであり,トラフィックの状況に応じて負荷分散を図
ることができるように,通信ネットワーク上のノードが
トラフィックに関する情報を収集できるようにすること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に,本発明に係る情報収集装置は,通信される情報を送
信,受信または中継する複数のノードと,該複数のノー
ドを接続する通信路とを有する通信ネットワークにおけ
る前記ノードに設けられ,前記通信路のトラフィックに
関する情報を収集するトラフィック情報収集装置であっ
て,自己のノードに接続された通信路のトラフィックに
関する情報を収集するトラフィック情報収集部と,前記
通信ネットワーク上の通信プロトコルで使用されるメッ
セージにより,前記トラフィック情報収集部により収集
された前記自己のノードに接続された通信路のトラフィ
ックに関する情報を他のノードに送信するトラフィック
情報送信部と,他のノードから送信されてきた該他のノ
ードに接続された通信路のトラフィックに関する情報を
受信するトラフィック情報受信部と,前記トラフィック
情報収集部により収集された前記自己のノードに接続さ
れた通信路のトラフィックに関する情報と,前記トラフ
ィック情報受信部により受信された前記他のノードに接
続された通信路のトラフィックに関する情報とを記憶す
るトラフィック情報記憶部と,を備えている。
【0012】また,本発明に係る情報収集装置は,通信
される情報を送信,受信または中継する複数のノード
と,該複数のノードを接続する通信路とを有する通信ネ
ットワークにおける前記ノードに設けられ,前記通信路
のトラフィック情報を収集するトラフィック情報収集装
置であって,自己のノードに接続された通信路のトラフ
ィックに関する情報を収集するトラフィック情報収集部
と,前記トラフィック情報収集部により収集された前記
自己のノードに接続された通信路のトラフィックに関す
る情報と,他のノードから送信されてきた該他のノード
に接続された通信路のトラフィックに関する情報とを記
憶するトラフィック情報記憶部と,を備えている。
【0013】本発明に係る情報収集装置によると,通信
ネットワークにおけるノードは,自己のノードに接続さ
れた通信路のトラフィックに関する情報を収集するとと
もに,他のノードから送信されてきた該他のノードに接
続された通信路のトラフィックに関する情報を受信し,
これらの情報を記憶する。したがって,ノードは,記憶
されたこれらの情報に基づいて,通信ネットワーク上の
各通信路のトラフィックの状況を知ることができ,その
結果,トラフィックの状況に応じた負荷分散制御を行う
ことが可能となる。
【0014】好ましくは,前記他のノードから送信され
てきたトラフィックに関する情報を,送信されてきた通
信路を除く他の通信路に転送するトラフィック情報転送
部が,さらに備えられる。
【0015】これにより,あるノードに送信されてき
た,他のノードのトラフィックに関する情報を,それ以
外の他のノードにも伝達することができ,伝達された他
のノードも,トラフィックに関する情報を入手すること
ができる。その結果,通信ネットワーク上のすべてのノ
ードが,該通信ネットワークの各通信路のトラフィック
の状況を把握することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】<通信ネットワーク1の構成>図
1は,本発明に係る「情報収集装置」を含んだノードを
有する通信ネットワーク1の概略構成を示すブロック図
である。この通信ネットワーク1は,本実施の形態では
インターネットの一部を形成するとともに,トラフィッ
ク・エンジニアリング(以下「TE」という。)による
負荷分散が行われる通信ネットワークである。また,こ
の通信ネットワーク1は,本実施の形態では,非同期転
送モード(Asynchronous Transfer Mode:以下「AT
M」という。)により,IPパケット(以下,単に「パ
ケット」という。)を送受信する通信ネットワークであ
る。
【0017】通信ネットワーク1には,外部の通信ネッ
トワークとして,通信ネットワーク1にパケットを送信
する送信側通信ネットワークA,BおよびCと,通信ネ
ットワーク1から送信されるパケットを受信する受信側
通信ネットワークDおよびEとが接続されている。
【0018】これら外部の通信ネットワークを「送信側
通信ネットワーク」と「受信側通信ネットワーク」とに
分けたのは,TEを説明するための便宜上のためであ
り,送信側通信ネットワークはパケットの送信のみを行
うとは限らず,また,受信側通信ネットワークはパケッ
トの受信のみを行うとは限らない。たとえば,通信ネッ
トワーク1から送信側通信ネットワークA,BおおびC
にパケットが送信される場合もあるし,また,受信側通
信ネットワークDおよびEから通信ネットワーク1にパ
ケットが送信される場合もある。
【0019】これらの送信側通信ネットワークA,Bお
よびC,ならびに受信側通信ネットワークDおよびE
は,インターネットの一部を形成し,本実施の形態で
は,イーサネット(登録商標)で構築されている。
【0020】通信ネットワーク1は,「ノード」の一例
としてのルータ(後述するラベル・スイッチ・ルータ)
を複数備えている。これらのルータには,入側ルータ1
1Sと,出側ルータ11Dと,複数の中継ルータ11R
とが含まれている。
【0021】入側ルータ11Sは,送信側通信ネットワ
ークA,BまたはC(または入側ルータ11に接続され
た図示しないコンピュータ端末)からパケットを受信す
ると,そのパケットに対してTEを実行し,TEに基づ
いて設定された経路(パス,ルート)上の隣接した中継
ルータ11Rに送信するものである。中継ルータ11R
は,入側ルータ11Sと出側ルータ11Dとの間に配置
され,入側ルータ11Sからのパケットを中継して出側
ルータ11Dに渡すものである。出側ルータ11Dは,
入側ルータ11Sから中継ルータ11Rを介して送信さ
れてきたパケットを受信側通信ネットワークDまたはE
(または出側ルータ11Dに接続された図示しないコン
ピュータ端末)に送信するものである。
【0022】なお,ここでも,ルータを入側ルータ11
Sと,出側ルータ11Dと,中継ルータ11Rとに分け
たのはTEを説明するための便宜上のためであり,たと
えば,入側ルータ11Sが出側ルータとなる場合もある
し,出側ルータ11Dが入側ルータとなる場合もある。
また,以下では,これらの入側ルータ11S,出側ルー
タ11D,および中継ルータ11Rを区別しない場合に
は,単に「ルータ11」と総称することとする。
【0023】ルータ11間には,各ルータを接続する物
理的な「通信路」(ないしは「伝送路」)としてのリン
クが設けられている。たとえば,入側ルータ11Sに
は,隣接する3つの中継ルータ11Rとの間に,3つの
リンクL1〜L3がそれぞれ接続されている。
【0024】このように,入側ルータ11Sは,外部の
送信側通信ネットワークA,BおよびC(ならびに入側
ルータ11Sに接続されたコンピュータ端末)から送信
されてきたパケットに対してTEを実行する始点とな
り,出側ルータ11Dは,TEの終点となる。したがっ
て,入側ルータ11Sから出側ルータ11Dまでの区間
は,「TE区間」と呼ばれることがある。
【0025】通信ネットワーク1は,本実施の形態で
は,ラベル・スイッチ技術の一例としてのMPLS(Mu
lti-Protocol Label Switching)を用いて経路を設定す
るように構成されている。このため,入側ルータ11
S,出側ルータ11D,および中継ルータ11Rは,ラ
ベル・スイッチ・ルータ(Label Switch Router:以下
「LSR」という。)として構成されている。
【0026】MPLSは,OSI参照モデルにおけるレ
イヤ3のインターネット・プロトコルのルーティング処
理と,ATMやフレーム・リレー等のレイヤ2のスイッ
チング処理とを融合させる技術である。LSRは,パケ
ット転送(パケット交換)情報として,IPアドレスよ
りも下位のレイヤの情報である「ラベル」を使用する。
ATMスイッチをLSRのパケット転送エンジン(ラベ
ル・スイッチ・エンジン)に使用する場合には,ラベル
としてVPI/VCI(Virtual Path Identifier/Vir
tual Connection Identifier)が使用される。すなわ
ち,IPアドレスがラベル(VPI/VCI)にマッピ
ングされ,ラベルを用いてパケット転送が行われる。
【0027】MPLSでは,LSP(Label Switched P
ath)と呼ばれるあらかじめ設定された経路(仮想コネ
クション)上でパケットを転送する。このLSPは,O
SPFのような既存のルーティング・プロトコルにより
定められた経路に沿って設定することもできるし,既存
のルーティング・プロトコルによる経路とは独立に設定
することもできる。また,宛先(ルータまたはコンピュ
ータ端末)まで,複数のLSPを設定することもでき
る。
【0028】したがって,複数のLSPを既存のルーテ
ィング・プロトコルとは独立に設定し,これらのLSP
間で負荷(トラフィック)の分散を行うことにより,T
Eが可能となる。
【0029】また,MPLSでは,最初から複数のLS
Pを設定しておくのではなく,通信ネットワーク1内の
トラフィック量の状態を随時監視しておき,ある経路の
トラフィック量が多くなった場合に,同じ宛先に向かう
別の経路を検索して新たなLSPを設定し,このLSP
にトラフィックを分散する制御も可能である。これによ
っても,通信ネットワークのトラフィックの状態に応じ
たダイナミックなTEが可能となる。
【0030】LSPは,1本のリンク内に複数個設定す
ることができる。たとえば,100[Mbps(Mビッ
ト/秒)]の帯域を有する1本のリンク内には,それぞ
れ20[Mbps]のLSPを5個設定することができ
る。
【0031】LSPの設定には,たとえば,RSVP
(Resource Reservation Protocol)またはこれを拡張
したRSVP−tunnelを用いて,経路上のリンク
の帯域を予約することにより行うことができる。
【0032】通信ネットワーク1では,このLSPによ
る経路(ラベル・スイッチ・パス,ATMにおける仮想
コネクション)として,図1に示すように,3つの経路
21〜23があらかじめ設定され,または,動的に生成
されるものとする。すなわち,入側ルータ11Sは,パ
ケットを送信するための3つの経路21〜23を有す
る。
【0033】各経路21〜23は,1または2以上のリ
ンク内に設けられたLSPから構成される。また,各経
路21〜23を構成するリンクは,すべて異なるリンク
とは限らず,その一部または全部は同一リンク内に設け
られた,異なるLSPにより構成される場合もある。
【0034】入側ルータ11Sは,TE区間外にある送
信側通信ネットワークA,BおよびCとの境界に位置
し,これらの送信側通信ネットワークA,BまたはCか
ら送信されてきたパケットにラベルを付加し,中継ルー
タ11Rに送信する。中継ルータ11Rは,ラベルが付
加されたパケットをラベル交換して,出側ルータ11D
に向けて転送する。したがって,中継ルータ11Rは,
パケットのIPアドレスのルーティング・エントリを検
索することなく,ラベル情報だけでパケットの転送(ラ
ベル・スイッチ転送)を行うことができる。出側ルータ
11Dは,TE区間外にある受信側通信ネットワークD
およびEとの境界に位置し,送信されてきたパケットか
らラベルを取り除き,受信側通信ネットワークDまたは
E(または出側ルータ11Dのコンピュータ端末)にこ
のパケットを送信する。なお,通信ネットワーク1は,
前述したように,ATMを採用しているので,ここでい
うラベルはVPI/VCIとなり,またパケットはAT
Mセルとして転送されることとなる。
【0035】通信ネットワーク1のトラフィックの状態
に応じて,LSPによる経路を設定し,トラフィックの
負荷分散を行うために,各ルータ11は,自己に接続さ
れている各リンクおよび各リンク内の各LSPのトラフ
ィックに関する情報(以下「トラフィックに関する情
報」を単に「トラフィック情報」という。)を交換す
る。このトラフィック情報の交換には,本実施の形態で
は,OSPF(Open Shortest Path First)における特
殊なLSA(リンク状態広告:Link State Advertiseme
nt)であるオペークLSA(Opaque Link State Advert
isement)が使用される。
【0036】オペークLSAは,その中に含むことがで
きる情報については,後述するLSAヘッダおよびLS
Rインタフェース情報を除いて特に規定がなく,自由に
使用できる領域を有する。また,オペークLSAは,そ
の伝播(送信)手法としてフラッディング(Flooding)
が使用される点を除いて,いつ伝播するかについても規
定がなく,各ルータが所望の時に伝播することができ
る。しかも,オペークLSAは,OSPFというプロト
コルに従っているので,インターネット等の通信ネット
ワークにおいて使用することができる。したがって,自
由に使用できる領域にトラフィック情報を含めて伝播す
ることにより,インターネット等の既存の通信ネットワ
ーク上の各ルータ間でトラフィック情報を交換すること
ができる。
【0037】<ルータ11の構成>図2は,ルータ11
を代表して,入側ルータ11Sの構成を示すブロック図
である。入側ルータ11Sは,処理装置30と,記憶装
置32と,インタフェース装置41〜46とを備えてい
る。また,入側ルータ11Sにコンピュータ端末が接続
されている場合には,このコンピュータ端末用のインタ
フェース装置47が設けられる。なお,中継ルータ11
Rおよび出側ルータ11Dは,インタフェース装置の個
数が異なる場合があることと,その接続先が異なる場合
があることとを除いて,入側ルータ11Sと同様の構成
を有するので,ここでは,入側ルータ11Sの構成につ
いてのみ説明することとする。
【0038】記憶装置32は,ハードディスク装置等で
構成され,リンク状態データベース32aおよびオペー
クLSA用データベース32bを含んでいる。リンク状
態データベース32aは,OSPFで規定されている,
リンク状態が格納されるデータベースである。オペーク
LSA用データベース32bは,オペークLSAが格納
されるデータベースであり,その詳細な説明は後述す
る。
【0039】処理装置30は,図示しないCPU,メモ
リ(RAMおよびROM)等を備えている。この処理装
置30は,その内部のメモリまたは記憶装置32に記憶
されたプログラムに従って,記憶装置32およびインタ
フェース装置41〜46(47)の制御を行うととも
に,経路の設定,トラフィックの状態に応じた負荷分散
制御,パケット(ATMセル)の送受信,オペークLS
Aの作成および送受信,受信したLSAによるリンク状
態データベースの更新,受信したオペークLSAによる
オペークLSA用データベースの更新等の処理を行う。
【0040】インタフェース装置41〜46(47)
は,入出力バッファを備え,処理装置30の制御の下,
接続された各リンクを転送されるパケット(ATMセ
ル)の入出力処理を行う。
【0041】なお,パケット(ATMセル)の送受信
(ATMセルの生成,ラベル(VPI/VCI)のスイ
ッチングを含む。)は,ハードウェア回路により構成さ
れたハードウェア交換機をルータ11S内に設けて,こ
の交換機により行うことができる。
【0042】<オペークLSAのデータ構造>トラフィ
ック情報は,前述したように,OSPFにおけるオペー
クLSAを用いてルータ11間をフラッディングされ
る。このオペークLSAは,図3に示すデータ構造を有
する。図中,最上部に示す数字はビット番号である。し
たがって,この図3では,オペークLSAを横方向に3
2ビット(4バイト)単位で整列して示している。
【0043】オペークLSAは,LSAヘッダおよびL
SRインタフェース情報のフィールドを除いては,特に
規定がなく,自由に使用できるフィールド(図3のリン
ク情報のフィールド)を有する。したがって,本実施の
形態では,図3に示すデータ構造により,トラフィック
情報がルータ11間をフラッディングされる。
【0044】オペークLSAは,大きく分けると,LS
Aヘッダとオペーク・フィールドとに分けられる。
【0045】LSAヘッダは,20バイトからなり,通
常のLSA(オペークLSA以外のLSA)と同様のデ
ータ構造を有する。すなわち,LSAヘッダは,リンク
状態エージ(Link State Age),オプション(Optio
n),リンク状態タイプ(Link State Type:LS Typ
e),オペーク・タイプ(Opaque Type),オペーク識別
子(Opaque Id),広告ルータ(Advertising Route
r),リンク状態番号(LS Sequence Number),リンク
状態チェック・サム(LS Checksum),および長さ(Len
gth)の各フィールドから構成されている。
【0046】「リンク状態エージ」は,2バイトからな
り,このオペークLSAの寿命(秒単位),すなわち有
効期限を示している。
【0047】「オプション」は,1バイトからなり,ル
ータがオプション機能をサポートするように設定した
り,そのサポート・レベル他のルータに伝えることを可
能にするフィールドである。この「オプション」フィー
ルドの第2ビットは,Oビットと呼ばれ,そのルータが
オペークLSAをサポートしている(Opaque-capable)
かどうかを示している。
【0048】「リンク状態タイプ」は,1バイトからな
り,LSAのタイプを示している。オペークLSAの場
合に,リンク状態タイプの値は,9,10または11と
なり,この値によってフラッディングされる範囲が異な
る。
【0049】この値が9の場合には,そのオペークLS
Aのフラッディング範囲(FloodingScope)は“Link-lo
cal”であり,ローカル・ネットワーク内とされる。1
0の場合には,フラッディング範囲は“Area-local”で
あり,そのオペークLSAは,接続しているエリアのボ
ーダ(境界)を超えてフラッディングされることはな
い。11の場合には,フラッディング範囲は“Equivale
nt to AS-external LSA”であり,そのオペークLSA
は,AS(Autonomous System)全体に亘ってフラッデ
ィングされる。特に(1)すべての通過領域(Transit
area)にフラッディングされ,(2)バックボーン(ba
ckbone)からスタブ領域(stub area)にフラッディン
グされず,(3)あるルータから,そのルータに接続さ
れているスタブ領域に向けては生成されない。
【0050】「広告ルータ」は,4バイトとからなり,
このオペークLSAを作成し,広告したルータのIPア
ドレスが置かれるフィールドである。リンク状態番号お
よびリンク状態チェック・サムは,同一の広告ルータが
作成した2以上のオペークLSAがある場合に,いずれ
が最新(時間的に最も後)のものであるかを判定する際
に用いられる。「長さ」は,2バイトからなり,このオ
ペークLSAの長さ(バイト数)を示している。
【0051】「オペーク・フィールド」は,LSRイン
タフェース情報と,そのルータ11に接続されたリンク
の個数分設けられたリンク情報とから構成されている。
【0052】LSRインタフェース情報は,4バイトか
らなり,上位2バイトのE_Bフィールドと,下位2バ
イトのリンク・カウントのフィールドとから構成されて
いる。「E_Bフィールド」は,そのルータがエリア・
ボーダ・ルータかASバウンダリ・ルータかを示す。
「リンク・カウント」は,そのルータに接続されている
リンクの個数を示す。
【0053】「リンク情報」は,リンク識別子(Link I
d),ネット・マスク,コネクション・タイプ,LSP
カウント,およびリンク・データの各フィールドから構
成されている。
【0054】「リンク識別子」は,4バイトからなり,
そのリンクが接続されている隣接ルータまたはコンピュ
ータ端末のIPアドレスを示す。「ネット・マスク」
は,4バイトからなり,リンク識別子の(サブ)ネット
・マスクを示す。「コネクション・タイプ」は,1バイ
トからなり,そのリンクの接続先がルータか,コンピュ
ータ端末か等を示す。LSPカウントは,1バイトから
なり,そのリンクに設けられたLSPの個数を示す。こ
の値は,通信時に設けられるLSPの個数が変化するこ
とに伴い動的に変化する。
【0055】「リンク・データ」は,複数のデータから
構成されている。図4は,リンク・データのデータ構造
を示している。リンク・データは,そのリンクのリンク
統計情報と,そのリンク上に形成された各LSPのLS
P統計情報とを有する。これらのリンク統計情報および
LSP統計情報は,本発明に係る「トラフィックに関す
る情報(トラフィック情報)」の一例である。
【0056】「リンク統計情報」は,平均使用率(Ave
Utilization)と,出力リンク廃棄パケット数(Loss)
と,出力リンク帯域(Bwl)との各フィールドを有す
る。
【0057】「平均使用率」は,4バイトからなり,そ
のリンクの平均使用率を示す。この平均使用率は,以下
の式により計算される。
【0058】 Ave Utilization=α×CUTY(n)+(1−α)×CUTY(n−1) …(1) この式(1)は,移動平均(moving average)法による
計算式である。ここで,αは平滑化(スムージング)係
数である。CUTY(n)は現在(すなわち時刻n)のリン
ク使用率を,CUTY(n−1)は1時刻前(すなわち時刻
(n−1))のリンク使用率を,それぞれ示し,以下の
式により求められる。
【0059】 CUTY(n)=〔時刻(n−1)から時刻nまでのリンクへの出力パケット数〕 /〔出力リンク帯域〕 …(2) なお,平均使用率は,観測されたCUTYの最大値とするこ
ともでき,この場合に,平均使用率は以下の式で表され
る。
【0060】 Ave Utilization=max(観測値) …(3) 「出力リンク廃棄パケット数」は,4バイトからなり,
そのリンクの廃棄された出力パケットの合計数を示す。
出力リンク廃棄パケット数は,以下の式により計算され
る。
【0061】 Loss(n)=Loss(n−1)+NLoss …(4) ここで,Loss(n−1)は,1時刻前の時刻(n−1)
までの出力リンク廃棄パケットの合計数であり,NLoss
は,時刻(n−1)から時刻nまでに生じた出力リンク
廃棄パケット数である。
【0062】「出力リンク帯域」は,4バイトからな
り,出力リンクの帯域[bps(ビット/秒)]を示
す。この出力リンク帯域は,各ルータ11の処理装置3
0のメモリまたは記憶装置32にあらかじめ記憶され,
記憶された値がオペークLSAの該フィールドに書き込
まれるようになっている。
【0063】「LSP統計情報」は,LSP識別子(Ls
p id)と,LSP_COSクラス(Cos lsp)と,LS
P平均使用率(Ave Utility lsp)と,LSP出力廃棄
パケット数(Loss lsp)と,LSP帯域(Bwl lsp)と
の各フィールドを有する。
【0064】「LSP識別子」は,2バイトからなり,
そのLSPの識別子を示す。「LSP_COSクラス」
は,2バイトからなり,そのLSPのCOSクラスを示
している。
【0065】「LSP平均使用率」は,4バイトからな
り,そのLSPの平均使用率を示し,前記式(1)およ
び(2)において,出力リンクを,リンクではなくLS
Pに置換した式により求められる。また,前記式(3)
と同様に,そのLSPにおける観測値の最大値とするこ
ともできる。
【0066】「LSP出力廃棄パケット数」は,4バイ
トからなり,そのLSPの廃棄された出力パケットの合
計数を示し,前記式(4)において,出力リンクをLS
Pに置換することにより求められる。
【0067】「LSP帯域」は,そのLSPが設定され
る際に割り当てられた帯域[bps]を示している。こ
のLSP帯域は,LSPの設定時に,そのLSPが設定
されるリンクを出力リンクとするルータ11の処理装置
30のメモリまたは記憶装置32に記憶され,記憶され
た値がオペークLSAの該フィールドに書き込まれるよ
うになっている。
【0068】これまでに述べたリンク平均使用率,出力
リンク廃棄パケット数,LSP平均使用率,およびLS
P出力廃棄パケット数は,たとえば,各ルータ11のオ
ペレーティング・システム(OS:たとえばLinu
x)がリアルタイムで収集し,管理しているシステム状
態(CPU負荷,転送パケット数等)を表すデータ(フ
ァイル)に基づいて求められる。
【0069】図5および図6は,ルータ11SのOSが
リアルタイムで収集/管理しているシステム状態のデー
タの一例を示している。図5はルータ11Sに設けられ
た記憶装置32のディレクトリ“/proc/net/dev”にあ
るファイルの内容を,図6は記憶装置32のディレクト
リ“/proc/atm/device”にあるファイルの内容を,それ
ぞれテーブル(表)形式により示している。
【0070】これらの図に示す数値は,ある時刻のデー
タの一例である。また,これらの数値は,ルータ11S
に電源を投入してからの積算値を示し,OSがリアルタ
イム(一定時間間隔Δt)で収集しているので,時々刻
々と変化するものである。これらの数値は積算値である
ので,たとえば時刻(n−1)にこのテーブルを参照し
た時の値と時刻nにこのテーブルを参照した時の値との
差分を求めることにより,時刻(n−1)から時刻nま
での1時刻の間の変化量を求めることができる。
【0071】図5に示すテーブルの上半分は,“Receiv
e”の文字が示すようにルータ11Sの受信に関するデ
ータを示し,下半分は,“Transmit”の文字が示すよう
にルータ11Sの送信に関するデータを示す。以下,テ
ーブルの上半分を「受信テーブル」といい,下半分を
「送信テーブル」という。
【0072】受信テーブルおよび送信テーブルにおける
“interface”は,ルータ11Sに接続されているイン
タフェースの種類を示している。このインタフェースに
は,“lo”,“eth0”,“eth1”,“eth2”,“atm
0”,“atm1”,および“atm2”がある。
【0073】“lo”は,“loopback device”の略であ
り,ルータ11Sに接続されたコンピュータ端末(図1
には図示略)とのインタフェースを意味する。“eth0”
〜“eth2”は,イーサネットとのインタフェースを意味
する。ルータ11Sには,図1に示すように,送信側通
信ネットワーク(イーサネット)A〜Cが接続されてい
るので,“eth0”は送信側通信ネットワークAとの,
“eth1”は送信側通信ネットワークBとの,“eth2”は
送信側通信ネットワークCとの,各インタフェースを意
味する。
【0074】“atm0”〜“atm2”は,ATMとのインタ
フェースを意味する。図1に示すように,入側ルータ1
1Sには,ATMネットワークで構成された通信ネット
ワーク1の3つのリンクL1〜L3が接続されているの
で,“atm0”はリンクL1との,“atm1”はリンクL2
との,“atm2”はリンクL3との各インタフェースを意
味する。
【0075】受信テーブルおよび送信テーブルの“byte
s”は,それぞれ,各インタフェース(interface)から
受信したバイト数および各インタフェースへ送信したバ
イト数を示している。たとえば,インタフェース“lo”
のデータによると,入側ルータ11Sは,コンピュータ
端末から6084バイトのデータを受信し,同じバイト
数のデータをインタフェース“lo”に送信していること
が示されている。
【0076】受信テーブルおよび送信テーブルの“pack
ets”は,それぞれ,各インタフェース(interface)か
ら受信したパケット数および各インタフェースへ送信し
たパケット数を示している。たとえば,インタフェース
“eth0”のデータによると,ルータ11Sは,送信側通
信ネットワークAから324個のパケットを受信し,2
67個のパケットを送信したことが示されている。
【0077】受信テーブルおよび送信テーブルの“err
s”は,それぞれ,各インタフェースからの受信パケッ
トのエラー数および各インタフェースへの送信パケット
のエラー数を示している。
【0078】受信テーブルおよび送信テーブルの“dro
p”は,それぞれ,各インタフェースからの受信パケッ
トの廃棄数および各インタフェースへの送信パケットの
廃棄数を示している。
【0079】受信テーブルおよび送信テーブルの“fif
o”は,それぞれ,受信処理待ちのパケット数(キュー
(FIFO)の長さ)および送信処理待ちのパケット数
(キュー(FIFO)の長さ)を示している。
【0080】受信テーブルの“frame”は受信フレーム
数を,“compressed”は圧縮パケット数を,“multicas
t”は受信マルチキャスト・パケット数をそれぞれ示し
ている。
【0081】送信テーブルの“colls”はイーサネット
(CSMA/CD方式)における衝突(collision)の
発生数を,“carrier”はイーサネットにおけるキャリ
ア検出数を,“compressed”は圧縮パケット数を,それ
ぞれ示している。
【0082】図6に示すテーブルの“interface type”
は,通信ネットワーク1のリンクL1〜L3の3つのA
TMインタフェースのタイプを示し,“0 eni”は,イ
ンタフェース名“eni”のNo.1であり,“1 eni”は,イ
ンタフェース名“eni”のNo.2であり,“2 eni”は,イ
ンタフェース名“eni”のNo.3である。
【0083】“ESI/"MAC addr"”は,MAC(Media Ac
cess Control)アドレスを示している。“AAL(Tx, err,
Rx, err, drop)”は,ATMアダプテーション・レイ
ヤ(Adaptation Layer)のパケットに関する統計情報を
示している。“Tx”は送信パケット数を,左側の“er
r”は送信エラー数を,“Rx”は受信パケット数を,右
側の“err”は受信エラー数を,“drop”は受信廃棄パ
ケット数を,それぞれ示している。
【0084】図5および図6は,ともにリンクに関する
データであるが,OSは,リンク内に設けられた各LS
Pに関するデータについても収集することもできる。
【0085】このシステム状態は,OSによりリアルタ
イム(一定時間間隔Δtごと)で収集されているので,
この収集された情報に基づいて,前述したリンク・デー
タの各フィールドのデータが求められる。
【0086】たとえば,時刻(n−1)における図5の
送信テーブルの“packets”と,時刻nにおける送信テ
ーブルの“packets”との差分を求めることにより,前
記式(2)の出力パケット数が求められる。また,この
差分である出力パケット数をそのリンクの帯域で除算す
ることにより,式(2)のCUTY(n)が求められる。さ
らに,このCUTY(n)に基づいて,前記式(1)のAve
Utilizationが求められる。
【0087】また,図5の送信テーブルまたは図6の
“drop”は,廃棄パケット数の積算値であるので,時刻
nの“drop”の値が前記式(4)のLoss(n)となる。
【0088】<オペークLSAのフラッディング方法> (1)第1のフラッディング方法 オペークLSAは,フラッディング(flooding)を用い
て他のルータに送信される。このフラッディングを行う
タイミングは,たとえば,一定時間間隔Tthごとにする
ことができる。この一定時間間隔Tthは,システム状態
が更新される前記時間Δt以上(好ましくはΔtの正の
整数倍)であって,通信ネットワーク1がオペークLS
Aの送信により輻輳しない間隔であり,かつ,TEを効
果的に行うことができる間隔に設定される。その具体的
な値は,実験,シミュレーション,計算等により求めら
れる。
【0089】図7は,第1のフラッディング方法の処理
の流れを示すフローチャートである。この処理は,処理
装置30(図2参照)により実行される。
【0090】まず,ルータ11に電源が投入される等に
よって,ルータ11が起動すると,処理装置30の内部
に設けられたタイマ(図示略)が起動され,計時を開始
する(ステップS10)。
【0091】続いて,タイマの時間tがフラッディング
時間間隔Tthに達しているかどうかが判定される(ステ
ップS12)。達していない場合には(ステップS12
でNO),他のルータ11からLSAを受信しているか
どうかが判定される(ステップS26)。他のルータか
らLSAを受信していない場合には(ステップS26で
NO),ステップS12に戻り,受信している場合には
(ステップS26でYES),受信したLSAがオペー
クLSAかどうかが判定される(ステップS28)。こ
の判定は,前述したLSAヘッダのリンク状態タイプの
値によって行われる。リンク状態タイプが9,10また
は11の場合には,オペークLSAと判断され,それ以
外の場合には,通常のLSA(オペークLSA以外のL
SA)と判断される。
【0092】オペークLSAである場合には(ステップ
S28でYES),オペークLSA用データベースの更
新処理(後に詳述)が行われ(ステップS30),その
後,受信したオペークLSAが,受信したリンク以外の
すべてのリンク(出力リンク)に送出(フラッディン
グ)される(ステップS32)。その後,ステップS1
2に処理が戻る。一方,通常のLSAである場合には
(ステップS28でNO),通常のLSAの受信処理が
行われ(ステップS34),その後,処理はステップS
12に戻る。この通常のLSAの受信処理には,リンク
状態データベースの更新処理が含まれている。
【0093】ステップ12でタイマの時間tが時間Tth
以上である場合には(ステップS12でYES),他の
ルータからのLSAが受信されているかどうかが判定さ
れる(ステップS14)。
【0094】LSAが受信されている場合には(ステッ
プS14でYES),ステップS16からS20および
S36の処理が行われる。これらの処理は,前述したス
テップS28からS32およびS34とそれぞれ同じで
ある。その後,タイマ時間tは一定時間Tthを経過して
いるので,自ルータのオペークLSAが生成され,この
オペークLSAがすべてのリンク(出力リンク)に送出
(フラッディング)される(ステップS22)。
【0095】その後,自ルータのオペークLSAによる
オペークLSA用データベースの更新処理が行われる
(ステップS23)。そして,タイマがゼロにリセット
され,処理はステップS12に戻る。
【0096】一方,ステップS14において,他のルー
タからオペークLSAが受信されていない場合には,直
ちに自ルータのオペークLSAが生成されて,すべての
リンクに送出された後(ステップS22),自ルータの
オペークLSAによるオペークLSA用データベースの
更新処理が行われる(ステップS23)。そして,タイ
マがリセットされ(ステップS24),処理は,ステッ
プS12に戻る。
【0097】(2)第2のフラッディング方法 フラッディング方法には,他のルータからオペークLS
Aを受信すると,その受信したオペークLSAの送信と
ともに,自己のルータのトラフィック情報を収めたオペ
ークLSAを生成し,送信する方法(この方法を「第2
のフラッディング方法」という。)もある。
【0098】図8は,第2のフラッディング方法の処理
の流れを示すフローチャートである。前述した図7のフ
ローチャートにおける処理と同じ処理には同じ符号を付
し,その詳細な説明を省略することとする。この処理
も,処理装置30により実行される。
【0099】まず,ルータ11に電源が投入される等に
より,ルータ11が起動すると,タイマが起動され(ス
テップS10),タイマの時間tが閾値時間Tth1に達
しているかどうかが判定される(ステップS50)。こ
の閾値時間Tth1は,ルータ11のOSがシステム状態
を更新する時間Δt以上であって,かつ,第1のフラッ
ディング方法における時間間隔Tthよりも小さな時間に
設定されている。この時間Tth1をこのように設定する
のは,この一定時間Tth1を経過する前に,他のルータ
から2以上のオペークLSAを受信した場合であって
も,自ルータについての同一内容のオペークLSAを2
回以上フラッディングさせないためである。
【0100】タイマの時間tが閾値時間Tth1に達して
いる場合には(ステップS50でYES),他のルータ
11からのオペークLSAの受信を待って,自己のルー
タ11のトラフィック情報を収めたオペークLSAが作
成/送信され(ステップS14〜S24,S36),そ
の後,処理はステップS50に戻る。
【0101】一方,タイマの時間tが閾値時間Tth1に
達していない場合には(ステップS50でNO),他の
ルータ11からオペークLSAを受信しても,自己のル
ータ11のトラフィック情報を収めたオペークLSAは
作成/送信されず(ステップS26〜S34),その
後,処理はステップS50に戻る。
【0102】(3)第3のフラッディング方法 第1のフラッディング方法と第2のフラッディング方法
とを複合させたフラッディング方法もある。すなわち,
オペークLSAを一定時間間隔Tthで送信する(第1の
フラッディング方法)とともに,他のルータ11からオ
ペークLSAを受信すると,その受信したオペークLS
Aの送信とともに,自己のルータのトラフィック情報を
収めたオペークLSAを生成し,送信する(第2のフラ
ッディング方法)方法である。
【0103】図9および図10は,第3のフラッディン
グ方法の処理の流れを示すフローチャートである。前述
した図7および図8のフローチャートにおける処理と同
じ処理には同じ符号を付し,その詳細な説明を省略する
こととする。この処理も,処理装置30により実行され
る。
【0104】タイマのスタート(ステップS10)後,
タイマの時間tが,第2のフラッディング方法で述べた
一定時間Tth1を経過しているかどうかが判定される
(ステップS50)。
【0105】タイマ時間tが一定時間Tth1に達してい
ない場合には(ステップS50でNO),ステップS2
6からS34までの処理が実行される。すなわち,他の
ルータ11からオペークLSAが受信されると,このオ
ペークLSAによりデータベース更新処理が実行される
とともに,このオペークLSAのさらに他のルータに向
けて送信する。その後,処理は,ステップS50に戻
る。
【0106】一方,タイマ時間tが一定時間間隔Tth1
に達している場合には(ステップS50でYES),タ
イマ時間tが,第1のフラッディング方法で述べた一定
時間間隔Tthと比較される(ステップS12)。
【0107】この一定時間間隔Tthに達していない場合
には(ステップS12でNO),他のルータ11からの
LSAの受信を待って,この他のルータ11から受信さ
れたLSAの(データベース更新処理,他のルータへの
送信処理等)が実行される(ステップS16からS2
4,S36)。その後,処理は,ステップS50に戻
る。
【0108】一方,一定時間間隔Tthに達している場合
には(ステップS12でYES),他のルータからのオ
ペークLSAの受信の有無に関係なく,自己のルータの
トラフィックの状態を格納したオペークLSAが作成さ
れ,送信される(ステップS52〜S64)。なお,ス
テップS52〜S60の処理は,ステップS26〜S3
4の処理とそれぞれ同じであり,ステップS62〜S6
4の処理は,ステップS22〜S24の処理と同じであ
る。その後,処理は,ステップS50に戻る。
【0109】<オペークLSA用データベースのデータ
構造およびその更新処理>図12は,ルータ11の記憶
装置32に設けられたオペークLSA用データベース3
2bのデータ構造を示す。
【0110】オペークLSA用データベース32bは,
ハッシュ・テーブル50と,各ルータ(自ルータを含
む。)11のオペークLSAを有するオペークLSAデ
ータベース構造体(以下「OLDB構造体」という。)
51a〜51c,52a〜52d,53aおよび53b
等とから構成されている。
【0111】ハッシュ・テーブル50は,複数の記憶セ
ルを備え,各記憶セルは,受信されたオペークLSAの
LSAヘッダにある「広告ルータ」の値(すなわち広告
ルータのIPアドレス)をハッシュしたハッシュ値h1
〜h3等をアドレスとしてアクセスされる。各記憶セル
には,OLDB構造体へのポインタが格納される。たと
えば,ハッシュ値h1に対応する記憶セルには,OLD
B構造体51aへのポインタが,ハッシュ値h2に対応
する記憶セルには,OLDB構造体52aへのポインタ
が,ハッシュ値h3に対応する記憶セルには,OLDB
構造体53aへのポインタが,それぞれ格納されてい
る。図示しない他のハッシュ値に対応する記憶セルに
も,図示しない他のOLDB構造体へのポインタが格納
されている。
【0112】OLDB構造体は,受信したオペークLS
Aの内容(図3および図4に示す各フィールド)を含む
とともに,隣接する次のOLDB構造体へのポインタ
(たとえばOLDB構造体51aは次のOLDB構造体
51bへのポインタ),ルートまでの距離(コスト)の
計算に必要なフィールド等を含んでいる。1つのOLD
B構造体には,1つのルータ11が対応している。
【0113】ハッシュ・テーブル50のハッシュ値とし
ては,たとえば,LSAヘッダの「広告ルータ」値(I
Pアドレス)を整数とみなし,この整数を素数251で
除算した商(整数値)が用いられる。この場合に,ハッ
シュ・テーブル50は,251個の記憶セルを有し,通
信ネットワーク1内の複数のルータ11は,251個の
グループに分類されることとなる。そして,251個の
グループに分類された各グループに属する複数のルータ
のOLDB構造体は,たとえばOLDB構造体51a〜
52cのように,ポインタにより連結される。
【0114】なお,同じグループに属する複数のルータ
は,IPアドレスが近いので,地理的にも近い位置に配
置されていることが多い。
【0115】このように,ハッシュ・テーブルを用いる
ことにより,複数のルータをグループに分類することが
できるので,後述するように,特定のルータのOLDB
構造体を検索する時に,検索の高速化を図ることができ
る。
【0116】図11は,図7から図10に示すステップ
S18,S23,S30,およびS64のオペークLS
A用データベースの更新処理の詳細な処理の流れを示す
フローチャートである。この処理は,各ルータ11の処
理装置30により実行される。
【0117】まず,オペークLSAを格納するOLDB
構造体の記憶領域を記憶装置32内に確保可能かどうか
が判定される(ステップS100)。確保可能である場
合には(ステップS100でYES),記憶領域が確保
され(ステップS102),確保された記憶領域に,受
信したオペークLSAが格納される(ステップS10
4)。
【0118】続いて,オペークLSAを受信したルータ
のIPアドレスがハッシュされ,このハッシュ値をアド
レスとするハッシュ・テーブル50の記憶セルが決定さ
れる(ステップS106)。続いて,決定された記憶セ
ルにポインタにより連結された1または2以上のOLD
B構造体の中から,受信されたオペークLSAの発信ル
ータのIPアドレスと一致するものがあるかどうかが判
定(すなわち検索)される(ステップS108)。この
検索では,検索範囲がハッシュ・テーブル50の1つの
記憶セルに対応するOLDB構造体のグループに絞り込
まれているので,高速に検索を行うことができる。
【0119】一致するOLDB構造体がない場合には
(ステップS118でNO),受信されたオペークLS
Aを格納したOLDB構造体は,ステップS106で決
定された記憶セルに連結されたOLDB構造体の最後尾
に連結される。たとえば,ハッシュ値が,図12のハッ
シュ値h1の場合には,受信されたオペークLSAのO
LDB構造体は,OLDB構造体51cの後ろに連結さ
れ,OLDB構造体51c内に設けられたポインタに
は,連結された新たなOLDB構造体へのポインタが格
納される。
【0120】一方,ステップS108において,一致す
るものがある場合には(ステップS108でYES),
受信されたオペークLSAが最新(時間的に最も後)の
もの(すなわち,最新のトラフィック情報を有するオペ
ークLSA)かどうかが判定される(ステップS11
0)。
【0121】最新でない場合には(ステップS110で
NO),受信されたオペークLSAは廃棄され,ステッ
プS102で確保された記憶領域は解放される(ステッ
プS112)。一方,最新である場合には(ステップS
110でYES),この最新のOLDB構造体が,デー
タベース32b内に既にある古いOLDB構造体と入れ
替えられる(ステップS114)。たとえば,図12の
OLDB構造体51bが,受信された新たなオペークL
SAを有するOLDB構造体(「OLDB構造体x」と
する。)によって入れ替えられる場合には,この同じ位
置にOLDB構造体xが挿入される。あるいは,OLD
B構造体51cをOLDB構造体51aの直後に連結す
るとともに,OLDB構造体51cの直後にOLDB構
造体xを連結することもできる。
【0122】その後,古いオペークLSAのOLDB構
造体の記憶領域は解放され(ステップS116),処理
は終了する。
【0123】<負荷分散の一例>最後に,オペークLS
A用データベース32bに格納された各ルータ11のト
ラフィック情報に基づいて行われる負荷分散の一例につ
いて説明する。
【0124】経路1,2,3(図1参照)の各論理帯域
(LSPの帯域)[bps]をそれぞれ10M,8M,
2Mとする。
【0125】入側ルータ11S(処理装置30)は,T
Eによる負荷分散制御を行うために,まず経路1,2,
3のそれぞれの実効負荷を算出する。ここで,「実効負
荷」とは,リンクの使用率とこのリンクにおけるパケッ
ト廃棄率(パケット損失率)とから計算される実効的な
使用率である。本来的には,リンクの実際の負荷を計測
すればよいが,実際には,ルータ11によって,その内
部が多段スイッチ構成になっている場合があり,この場
合には,直接的に負荷を計測することは困難であること
から,この実効負荷が用いられる。
【0126】この実効負荷は,経路iの実効負荷をρ e
ffective path iとすると,たとえば以下の式(8)お
よび(9)で求めることができる。
【0127】 ρ effective path i=ρ path i×f(Loss path i) …(8) ρ effective path i=Min(ρ effective path i,ρ ceiling) …(9 ) ここで,ρ path iは,経路i(path i)を構成する
1または2以上のリンク(link j)全体の平均使用率
であり,以下の式により求められる。
【0128】 ρ path i=Average(Ave Utilization(link j,path i)) …(10) また,Loss path iは,経路iを構成する各リンクの廃
棄パケット数(Loss link j)の合計であり,以下の
式により求められる。
【0129】 Loss path i=ΣLoss link j …(11) 関数fは,パケットの廃棄が発生した場合に,負荷を高
めに計算するように修正するための関数である。これ
は,パケットの廃棄がない場合には,リンクの負荷ρ p
ath iと実効負荷とは一致するが,パケットの廃棄が発
生すると,負荷を高めに修正する必要があるためであ
る。ρ ceilingは,実効負荷の上限値である。
【0130】今,経路1,2,3の実効負荷を,それぞ
れρ effective path 1=0.5,ρ effective path
2=0.2,ρ effective path 3=0.3とすると,
経路1,2,3の実トラフィック[bps]は,それぞ
れ10M×0.5=5M,8M×0.2=1.6M,2
M×0.3=0.6Mとなる。
【0131】続いて,ルータ11S(処理装置30)
は,負荷調整(Load Adjusting)を行う。まず,経路
1,2,3のすべてを仮想的な1つのパイプとみなし,
このパイプの平均使用率ρave effectiveが以下の式に
より求められる。
【0132】 ρave effective=Σ(ρ effective path i×LBW path i)/ΣLBW path i …(12) ここで,LBW path iは,経路iの論理帯域である。
【0133】式(12)を上記例に当てはめると, ρave effective=(5M+1.6M+0.6M)/
(10M+8M+2M)=0.36 となる。
【0134】次に,経路間で移動する実効帯域ΔEBW pa
th i[bps]が以下の式により算出される。
【0135】 ΔEBW path i=(ρave effective−ρ effective path i×LBW path i) …(13) これを経路1,2,3のそれぞれについて算出すると,
以下のようになる。
【0136】経路1の移動する実効帯域ΔEBW PATH1=
(0.36−0.5)×10M=−1.4M 経路2の移動する実効帯域ΔEBW PATH2=(0.36−
0.2)×8M=+1.28M 経路3の移動する実効帯域ΔEBW PATH3=(0.36−
0.3)×2M=+0.12M なお,各経路の移動する実効帯域の総和は,−1.4M
+1.28M+0.12M=0となる。
【0137】この計算結果に基づいて負荷調整を行う
と,経路1については,5M−1.4M=3.6M,経
路2については,1.6M+1.28M=2.88M,
経路3については,0.6M+0.12M=0.72M
となり,経路1,2,3について,3.6×Gr:2.
88×Gr:0.72×Grの比で負荷分散(トラフィ
ックの分配)の変更を行えばよいこととなる。なお,G
rは,負荷調整係数である。
【0138】(付記1) 通信される情報を送信,受信
または中継する複数のノードと,該複数のノードを接続
する通信路とを有する通信ネットワークにおける前記ノ
ードに設けられ,前記通信路のトラフィックに関する情
報を収集するトラフィック情報収集装置であって,自己
のノードに接続された通信路のトラフィックに関する情
報を収集するトラフィック情報収集部と,前記通信ネッ
トワーク上の通信プロトコルで使用されるメッセージに
より,前記トラフィック情報収集部により収集された前
記自己のノードに接続された通信路のトラフィックに関
する情報を他のノードに送信するトラフィック情報送信
部と,他のノードから送信されてきた該他のノードに接
続された通信路のトラフィックに関する情報を受信する
トラフィック情報受信部と,前記トラフィック情報収集
部により収集された前記自己のノードに接続された通信
路のトラフィックに関する情報と,前記トラフィック情
報受信部により受信された前記他のノードに接続された
通信路のトラフィックに関する情報とを記憶するトラフ
ィック情報記憶部と,を備えているトラフィック情報収
集装置。
【0139】(付記2) 付記1において,前記トラフ
ィック情報送信部は,あらかじめ定められた一定時間間
隔ごとに前記自己のノードに接続された通信路のトラフ
ィックに関する情報を送信する,トラフィック情報収集
装置。
【0140】(付記3) 付記1において,前記トラフ
ィック情報送信部は,前記他のノードに接続された通信
路のトラフィックに関する情報が該他のノードから送信
されてきた時に,前記自己のノードに接続された通信路
のトラフィックに関する情報を送信する,トラフィック
情報収集装置。
【0141】(付記4) 付記1において,前記トラフ
ィック情報送信部は,あらかじめ定められた一定時間間
隔ごとに前記自己のノードに接続された通信路のトラフ
ィックに関する情報を送信するとともに,前記他のノー
ドに接続された通信路のトラフィックに関する情報が該
他のノードから送信されてきた時に,前記自己のノード
に接続された通信路のトラフィックに関する情報を送信
する,トラフィック情報収集装置。
【0142】(付記5) 通信される情報を送信,受信
または中継する複数のノードと,該複数のノードを接続
する通信路とを有する通信ネットワークにおける前記ノ
ードに設けられ,前記通信路のトラフィック情報を収集
するトラフィック情報収集装置であって,自己のノード
に接続された通信路のトラフィックに関する情報を収集
するトラフィック情報収集部と,前記トラフィック情報
収集部により収集された前記自己のノードに接続された
通信路のトラフィックに関する情報と,他のノードから
送信されてきた該他のノードに接続された通信路のトラ
フィックに関する情報とを記憶するトラフィック情報記
憶部と,を備えているトラフィック情報収集装置。
【0143】(付記6) 付記1から5のいずれか1つ
において,前記他のノードから送信されてきたトラフィ
ックに関する情報を,送信されてきた通信路を除く他の
通信路に転送するトラフィック情報転送部をさらに備え
ている,トラフィック情報収集装置。
【0144】(付記7) 付記1から6のいずれか1つ
において,前記トラフィックに関する情報が,トラフィ
ックを出力する通信路のトラフィックに関する情報であ
る,トラフィック情報収集装置。
【0145】(付記8) 付記1から7のいずれか1つ
において,前記トラフィック情報収集部が,あらかじめ
定められた一定時間間隔ごとに前記自己のノードに接続
された通信路のトラフィックに関する情報を収集する,
トラフィック情報収集装置。
【0146】(付記9) 付記1から8のいずれか1つ
において,前記トラフィックに関する情報が,通信路の
平均使用率,通信路の廃棄されたパケット数,および通
信路の帯域,ならびに,通信路を論理的な通信路に分割
した場合における該論理的な通信路の平均使用率,廃棄
されたパケット数,および該論理的な通信路の帯域を含
む,トラフィック情報収集装置。
【0147】(付記10) 付記1から9のいずれか1
つにおいて,前記通信プロトコルで使用されるメッセー
ジが,OSPFにおけるオペーク・リンク状態広告であ
る,トラフィック情報収集装置。
【0148】(付記11) 付記1から10のいずれか
1つにおいて,前記ノードがルータである,トラフィッ
ク情報収集装置。
【0149】(付記12) 付記1から11のいずれか
1つにおいて,前記トラフィック情報収集装置を有する
ノードが,前記通信ネットワークにおけるトラフィック
の負荷分散制御を行うノードである,トラフィック情報
収集装置。
【0150】(付記13) 付記1から12のいずれか
1つにおいて,前記トラフィック情報記憶部が,ハッシ
ュ・テーブルと,前記各ノードのトラフィックに関する
情報を有する構造体データとを備え,前記ハッシュ・テ
ーブルは,前記各ノードをユニークに識別する情報をハ
ッシュしたハッシュ値をアドレスとする記憶セルを有す
るとともに,各記憶セルには,該記憶セルのハッシュ値
に対応するノードのトラフィックに関する情報を有する
前記構造体データへのポインタが格納されており,前記
構造体データは,同じハッシュ値に対応する他の構造体
データがある場合には,該他の構造体データへのポイン
タをさらに備えている,トラフィック情報収集装置。
【0151】(付記14) 付記1から13のいずれか
1つにおいて,前記トラフィック情報記憶部は,トラフ
ィックに関する情報を記憶する際に,同じノードのトラ
フィックに関する情報が既に存在する場合には,それら
のうちの時間的に後のトラフィックに関する情報を記憶
する,トラフィック情報収集装置。
【0152】(付記15) 通信される情報を送信,受
信または中継する複数のノードと,該複数のノードを接
続する通信路とを有する通信ネットワークにおける該ノ
ードであって,自己に接続された通信路のトラフィック
に関する情報を収集するトラフィック情報収集部と,前
記通信ネットワーク上の通信プロトコルで使用されるメ
ッセージにより,前記トラフィック情報収集部により収
集された前記自己に接続された通信路のトラフィックに
関する情報を他のノードに送信するトラフィック情報送
信部と,他のノードから送信されてきた該他のノードに
接続された通信路のトラフィックに関する情報を受信す
るトラフィック情報受信部と,前記トラフィック情報収
集部により収集された前記自己のノードに接続された通
信路のトラフィックに関する情報と,前記トラフィック
情報受信部により受信された前記他のノードに接続され
た通信路のトラフィックに関する情報とを記憶するトラ
フィック情報記憶部と,を備えているノード。
【0153】(付記16) 通信される情報を送信,受
信または中継する複数のノードと,該複数のノードを接
続する通信路とを有する通信ネットワークにおける該ノ
ードであって,自己に接続された通信路のトラフィック
に関する情報を収集するトラフィック情報収集部と,前
記トラフィック情報収集部により収集された前記自己の
ノードに接続された通信路のトラフィックに関する情報
と,他のノードから送信されてきた該他のノードに接続
された通信路のトラフィックに関する情報とを記憶する
トラフィック情報記憶部と,を備えているノード。
【0154】(付記17) 通信される情報を送信,受
信または中継する複数のノードと,該複数のノードを接
続する通信路とを有する通信ネットワークにおける前記
ノードで行われる,前記通信路のトラフィックに関する
情報を収集するトラフィック情報収集方法であって,自
己のノードに接続された通信路のトラフィックに関する
情報を収集し,前記通信ネットワーク上の通信プロトコ
ルで使用されるメッセージにより,前記収集された前記
自己のノードに接続された通信路のトラフィックに関す
る情報を他のノードに送信し,他のノードから送信され
てきた該他のノードに接続された通信路のトラフィック
に関する情報を受信し,前記収集された前記自己のノー
ドに接続された通信路のトラフィックに関する情報と,
前記受信された前記他のノードに接続された通信路のト
ラフィックに関する情報とを記憶する,トラフィック情
報収集方法。
【0155】(付記18) 通信される情報を送信,受
信または中継する複数のノードと,該複数のノードを接
続する通信路とを有する通信ネットワークにおける前記
ノードで行われる,前記通信路のトラフィック情報を収
集するトラフィック情報収集方法であって,自己のノー
ドに接続された通信路のトラフィックに関する情報を収
集し,前記収集された前記自己のノードに接続された通
信路のトラフィックに関する情報と,他のノードから送
信されてきた該他のノードに接続された通信路のトラフ
ィックに関する情報とを記憶する,トラフィック情報収
集方法。
【0156】(付記19) 通信される情報を送信,受
信または中継する複数のノードと,該複数のノードを接
続する通信路とを有する通信ネットワークにおける前記
ノードで実行される,前記通信路のトラフィックに関す
る情報を収集するトラフィック情報収集プログラムであ
って,自己のノードに接続された通信路のトラフィック
に関する情報を収集する手順と,前記通信ネットワーク
上の通信プロトコルで使用されるメッセージにより,前
記収集された前記自己のノードに接続された通信路のト
ラフィックに関する情報を他のノードに送信する手順
と,他のノードから送信されてきた該他のノードに接続
された通信路のトラフィックに関する情報を受信する手
順と,前記収集された前記自己のノードに接続された通
信路のトラフィックに関する情報と,前記受信された前
記他のノードに接続された通信路のトラフィックに関す
る情報とを記憶する手順と,を備えているトラフィック
情報収集プログラム。
【0157】(付記20) 通信される情報を送信,受
信または中継する複数のノードと,該複数のノードを接
続する通信路とを有する通信ネットワークにおける前記
ノードで実行される,前記通信路のトラフィック情報を
収集するトラフィック情報収集プログラムであって,自
己のノードに接続された通信路のトラフィックに関する
情報を収集する手順と,前記収集された前記自己のノー
ドに接続された通信路のトラフィックに関する情報と,
他のノードから送信されてきた該他のノードに接続され
た通信路のトラフィックに関する情報とを記憶する手順
と,を備えているトラフィック情報収集プログラム。
【0158】
【発明の効果】本発明によると,通信ネットワーク上の
ノードが,通信ネットワークにおけるトラフィックに関
する情報を収集することができ,該情報により,負荷分
散制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報収集装置を備えたノードを有
する通信ネットワーク1の概略構成を示すブロック図で
ある。
【図2】入側ルータの構成を示すブロック図である。
【図3】オペークLSAのデータ構造を示す。
【図4】オペークLSAに含まれるリンク・データのデ
ータ構造を示す。
【図5】ルータのOSがリアルタイムで収集/管理して
いるシステム状態のデータの一例を示す。
【図6】ルータのOSがリアルタイムで収集/管理して
いるデータの一例を示す。
【図7】第1のフラッディング方法の処理の流れを示す
フローチャートである。
【図8】第2のフラッディング方法の処理の流れを示す
フローチャートである。
【図9】第3のフラッディング方法の処理の流れを示す
フローチャートである。
【図10】第3のフラッディング方法の処理の流れを示
すフローチャートである。
【図11】オペークLSA用データベース更新処理の流
れを示すフローチャートである。
【図12】オペークLSA用データベースのデータ構造
を示す。
【符号の説明】
1 通信ネットワーク 11S 入側ルータ 11R 中継ルータ 11D 出側ルータ L1,L2,L3 リンク 21,22,23 経路(仮想コネクション) 30 処理装置 32 記憶装置 32b オペークLSA用データベース 41〜47 インタフェース装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宗宮 利夫 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA13 HA08 HD03 LB05 LE03 MA04 MB09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信される情報を送信,受信または中継
    する複数のノードと,該複数のノードを接続する通信路
    とを有する通信ネットワークにおける前記ノードに設け
    られ,前記通信路のトラフィックに関する情報を収集す
    るトラフィック情報収集装置であって,自己のノードに
    接続された通信路のトラフィックに関する情報を収集す
    るトラフィック情報収集部と,前記通信ネットワーク上
    の通信プロトコルで使用されるメッセージにより,前記
    トラフィック情報収集部により収集された前記自己のノ
    ードに接続された通信路のトラフィックに関する情報を
    他のノードに送信するトラフィック情報送信部と,他の
    ノードから送信されてきた該他のノードに接続された通
    信路のトラフィックに関する情報を受信するトラフィッ
    ク情報受信部と,前記トラフィック情報収集部により収
    集された前記自己のノードに接続された通信路のトラフ
    ィックに関する情報と,前記トラフィック情報受信部に
    より受信された前記他のノードに接続された通信路のト
    ラフィックに関する情報とを記憶するトラフィック情報
    記憶部と,を備えているトラフィック情報収集装置。
  2. 【請求項2】 通信される情報を送信,受信または中継
    する複数のノードと,該複数のノードを接続する通信路
    とを有する通信ネットワークにおける前記ノードに設け
    られ,前記通信路のトラフィック情報を収集するトラフ
    ィック情報収集装置であって,自己のノードに接続され
    た通信路のトラフィックに関する情報を収集するトラフ
    ィック情報収集部と,前記トラフィック情報収集部によ
    り収集された前記自己のノードに接続された通信路のト
    ラフィックに関する情報と,他のノードから送信されて
    きた該他のノードに接続された通信路のトラフィックに
    関する情報とを記憶するトラフィック情報記憶部と,を
    備えているトラフィック情報収集装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において,前記他のノ
    ードから送信されてきたトラフィックに関する情報を,
    送信されてきた通信路を除く他の通信路に転送するトラ
    フィック情報転送部をさらに備えている,トラフィック
    情報収集装置。
  4. 【請求項4】 通信される情報を送信,受信または中継
    する複数のノードと,該複数のノードを接続する通信路
    とを有する通信ネットワークにおける前記ノードで行わ
    れる,前記通信路のトラフィック情報を収集するトラフ
    ィック情報収集方法であって,自己のノードに接続され
    た通信路のトラフィックに関する情報を収集し,前記収
    集された前記自己のノードに接続された通信路のトラフ
    ィックに関する情報と,他のノードから送信されてきた
    該他のノードに接続された通信路のトラフィックに関す
    る情報とを記憶する,トラフィック情報収集方法。
  5. 【請求項5】 通信される情報を送信,受信または中継
    する複数のノードと,該複数のノードを接続する通信路
    とを有する通信ネットワークにおける前記ノードで実行
    される,前記通信路のトラフィック情報を収集するトラ
    フィック情報収集プログラムであって,自己のノードに
    接続された通信路のトラフィックに関する情報を収集す
    る手順と,前記収集された前記自己のノードに接続され
    た通信路のトラフィックに関する情報と,他のノードか
    ら送信されてきた該他のノードに接続された通信路のト
    ラフィックに関する情報とを記憶する手順と,を備えて
    いるトラフィック情報収集プログラム。
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