JP2002203466A - 複数スプリング式ロータ組立体 - Google Patents
複数スプリング式ロータ組立体Info
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- JP2002203466A JP2002203466A JP2001361873A JP2001361873A JP2002203466A JP 2002203466 A JP2002203466 A JP 2002203466A JP 2001361873 A JP2001361873 A JP 2001361873A JP 2001361873 A JP2001361873 A JP 2001361873A JP 2002203466 A JP2002203466 A JP 2002203466A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造公差や接点摩損による影響を減少させ、
均一な接触圧力を有する回路遮断器を提供する。 【解決手段】 ロータは、接点アームの両端に配置され
た第1及び第2可動接点を含む。可動接点は第1及び第
2固定接点と接点対を形成する。第1及び第2ピンが、
伸縮スプリングをロータの何れかの側面から接点アーム
上の共通取付位置に接続する。スプリングと共通取付位
置との依存的な作動は均衡のとれたスプリング力をもた
らし、この均衡のとれたスプリング力が、2対の閉じら
れた接点間の接点押込みの差によって引き起こされる接
触圧力の差を減少させる。
均一な接触圧力を有する回路遮断器を提供する。 【解決手段】 ロータは、接点アームの両端に配置され
た第1及び第2可動接点を含む。可動接点は第1及び第
2固定接点と接点対を形成する。第1及び第2ピンが、
伸縮スプリングをロータの何れかの側面から接点アーム
上の共通取付位置に接続する。スプリングと共通取付位
置との依存的な作動は均衡のとれたスプリング力をもた
らし、この均衡のとれたスプリング力が、2対の閉じら
れた接点間の接点押込みの差によって引き起こされる接
触圧力の差を減少させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、回路
遮断器に関し、より具体的には、ロータ組立体を有する
回路遮断器に関する。本発明はさらに、2対の閉じられ
た接点間の接触圧力の差を減少させる回路遮断器に関す
る。
遮断器に関し、より具体的には、ロータ組立体を有する
回路遮断器に関する。本発明はさらに、2対の閉じられ
た接点間の接触圧力の差を減少させる回路遮断器に関す
る。
【0002】
【発明の背景】「電流制限用回路遮断器のための接点配
置」という名称の米国特許第4,616,198号に
は、過電流状態発生時に流れる電流量を実質的に減少さ
せるために、直列に配置された第1及び第2の対の回路
遮断器接点の使用について記載されている。「4極回路
遮断器のための作動機構」という名称の米国特許第5,
310,971号には、回転式接点を用いた回路遮断器
の別の例が記載されている。
置」という名称の米国特許第4,616,198号に
は、過電流状態発生時に流れる電流量を実質的に減少さ
せるために、直列に配置された第1及び第2の対の回路
遮断器接点の使用について記載されている。「4極回路
遮断器のための作動機構」という名称の米国特許第5,
310,971号には、回転式接点を用いた回路遮断器
の別の例が記載されている。
【0003】一般的に、回転式接点装置を用いた回路遮
断器では、必要な接触圧力を維持するために、強力な伸
縮スプリングを含むロータ組立体を使用する。伸縮スプ
リングによってもたらされる閉じ力は、接点を引き離そ
うとする電磁力すなわち「ポッピング力」に抵抗する。
接点分離、つまり「ポップ」を引き起こすのに十分な大
きさの電流の強さは、ポッピングレベルと呼ばれてい
る。ポッピングレベルが回路遮断器のトリップ設定点以
下である時は、分離は瞬間的であろう。接点が分離され
た時、固定及び可動接点対の間で電弧が生じるであろ
う。電弧は接点の摩損を速め、また接点対を互いに溶着
させるおそれがあるから、電弧の発生は望ましくない。
接点溶着は、回路遮断器を作動不能にするだろう。
断器では、必要な接触圧力を維持するために、強力な伸
縮スプリングを含むロータ組立体を使用する。伸縮スプ
リングによってもたらされる閉じ力は、接点を引き離そ
うとする電磁力すなわち「ポッピング力」に抵抗する。
接点分離、つまり「ポップ」を引き起こすのに十分な大
きさの電流の強さは、ポッピングレベルと呼ばれてい
る。ポッピングレベルが回路遮断器のトリップ設定点以
下である時は、分離は瞬間的であろう。接点が分離され
た時、固定及び可動接点対の間で電弧が生じるであろ
う。電弧は接点の摩損を速め、また接点対を互いに溶着
させるおそれがあるから、電弧の発生は望ましくない。
接点溶着は、回路遮断器を作動不能にするだろう。
【0004】接点押込みにおける差は、製造公差と通常
の接点摩損の故に、回路遮断器の設計には付きものであ
る。接点押込みの差は、接点アームの両端に配置された
閉じた接点対間の接触力に差を生じさせる。接点押込み
における差が大きくなればなるほど、対向する接点対間
の接触力の差は大きくなる。この接触力の差によって、
1つの接点対がより低いポッピングレベルになるといっ
た不均衡がシステムに生じる。より低いポッピングレベ
ルを有する接点対は早く摩損し始め、この摩損が更にシ
ステムの不均衡を促進することになるであろう。
の接点摩損の故に、回路遮断器の設計には付きものであ
る。接点押込みの差は、接点アームの両端に配置された
閉じた接点対間の接触力に差を生じさせる。接点押込み
における差が大きくなればなるほど、対向する接点対間
の接触力の差は大きくなる。この接触力の差によって、
1つの接点対がより低いポッピングレベルになるといっ
た不均衡がシステムに生じる。より低いポッピングレベ
ルを有する接点対は早く摩損し始め、この摩損が更にシ
ステムの不均衡を促進することになるであろう。
【0005】従って、摩損や製造公差にも拘らず、対向
する接点対が確実に同一の接触圧力を発揮するように、
何等かの手段が講じられるべきである。接点摩損を均一
にするための1つの構成が、「2つのアーム接点レバー
を備えた低電圧回路遮断器のための接点組立体」という
名称の米国特許第4,649,247号に記載されてい
る。この構成は、両方の接点対の接点閉じ力を均一にす
るために、接点の移動通路に対して垂直に形成された長
いスロットを含む。更にこの米国特許第4,649,2
47号は、対向する接点対に等しい接触圧力を与えるた
めに、対称ねじりバネ構成に依存している。
する接点対が確実に同一の接触圧力を発揮するように、
何等かの手段が講じられるべきである。接点摩損を均一
にするための1つの構成が、「2つのアーム接点レバー
を備えた低電圧回路遮断器のための接点組立体」という
名称の米国特許第4,649,247号に記載されてい
る。この構成は、両方の接点対の接点閉じ力を均一にす
るために、接点の移動通路に対して垂直に形成された長
いスロットを含む。更にこの米国特許第4,649,2
47号は、対向する接点対に等しい接触圧力を与えるた
めに、対称ねじりバネ構成に依存している。
【0006】低電流装置においては、ロータの両側に1
本の伸縮スプリングが配置される。しかしながら、より
大きな電流容量をもつ回路遮断器には、ロータの各々の
側面に1対の伸縮スプリングを配置する場合が多い。追
加されたスプリングは接触圧力を増大させ、それによっ
てポッピングレベルを高め、かつ閉じられた接点の接触
抵抗を減少させることによって温度上昇を減少させる。
これに加えて、スプリング対はその合成力と等しいスプ
リング力を発揮する単一のスプリングと比較した場合、
その取り付け容積を小さくすることができる。
本の伸縮スプリングが配置される。しかしながら、より
大きな電流容量をもつ回路遮断器には、ロータの各々の
側面に1対の伸縮スプリングを配置する場合が多い。追
加されたスプリングは接触圧力を増大させ、それによっ
てポッピングレベルを高め、かつ閉じられた接点の接触
抵抗を減少させることによって温度上昇を減少させる。
これに加えて、スプリング対はその合成力と等しいスプ
リング力を発揮する単一のスプリングと比較した場合、
その取り付け容積を小さくすることができる。
【0007】単一の伸縮スプリングを使用する装置にあ
っては、回路遮断器の製造業者は、伸縮スプリングを接
点アームのピボット点に芯合わせすることにより、接触
圧力の差を最小化しようと試みて来た。この場合、伸縮
スプリングの力線は、ピボットに芯合わせされ、より均
衡した閉じ力が得られるようになる。
っては、回路遮断器の製造業者は、伸縮スプリングを接
点アームのピボット点に芯合わせすることにより、接触
圧力の差を最小化しようと試みて来た。この場合、伸縮
スプリングの力線は、ピボットに芯合わせされ、より均
衡した閉じ力が得られるようになる。
【0008】先行技術による設計の不利な点は、接点押
込みの差が僅かに増すことによって、接触圧力の不均衡
が急速に増大することである。互いに隣接してロータ上
に配置された伸縮スプリング対を使用する先行技術によ
る回路遮断器は、少なくともその1つの末端部が、第2
スプリング対とは独立してロータもしくは接点アームに
取り付けられる。伸縮スプリング相互の接続は、これま
で隣接し合わないスプリングの間でのみ行なわれて来
た。この構造によって得られる力線は接点アームピボッ
トに芯合わせされず、従って回転式接点対間の接触圧力
は均一化されない。
込みの差が僅かに増すことによって、接触圧力の不均衡
が急速に増大することである。互いに隣接してロータ上
に配置された伸縮スプリング対を使用する先行技術によ
る回路遮断器は、少なくともその1つの末端部が、第2
スプリング対とは独立してロータもしくは接点アームに
取り付けられる。伸縮スプリング相互の接続は、これま
で隣接し合わないスプリングの間でのみ行なわれて来
た。この構造によって得られる力線は接点アームピボッ
トに芯合わせされず、従って回転式接点対間の接触圧力
は均一化されない。
【0009】前に述べた諸問題は、回路遮断器の寿命を
短縮し、しかも製造コストを増大させる。部品公差間の
差異が接触圧力の不均衡を生み出す時、製造工程には一
層の高精度が求められるから、製造コストは増大する。
短縮し、しかも製造コストを増大させる。部品公差間の
差異が接触圧力の不均衡を生み出す時、製造工程には一
層の高精度が求められるから、製造コストは増大する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、製造公差や接
点摩損によって引き起こされる接触圧力の相違にも拘ら
ず、均一な接触圧力を特徴とする回路遮断器を設計する
ことは有益である。より大きな製造公差を許容し、しか
も接触圧力の差を減少させることができ、それによって
回路遮断器の寿命を延ばし、かつ製造コストを下げるこ
とのできる回路遮断器を設計することも有益である。加
えて、ロータ伸縮スプリングの力線がロータピボットに
芯合わせされる回路遮断器ロータ組立体を製造すること
が望ましい。また、ロータ上で隣接する複数のロータ伸
縮スプリングを含む製品に、上述の諸特徴を組み入れる
ことも有益である。
点摩損によって引き起こされる接触圧力の相違にも拘ら
ず、均一な接触圧力を特徴とする回路遮断器を設計する
ことは有益である。より大きな製造公差を許容し、しか
も接触圧力の差を減少させることができ、それによって
回路遮断器の寿命を延ばし、かつ製造コストを下げるこ
とのできる回路遮断器を設計することも有益である。加
えて、ロータ伸縮スプリングの力線がロータピボットに
芯合わせされる回路遮断器ロータ組立体を製造すること
が望ましい。また、ロータ上で隣接する複数のロータ伸
縮スプリングを含む製品に、上述の諸特徴を組み入れる
ことも有益である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述の
目的及び利点及びその他の目的及び利点は、共通の接続
点を介してロータ組立体に相互接続された少なくとも2
本のロータ伸縮スプリングを含む回路遮断器によって達
成される。これらの伸縮スプリングはロータ上に互いに
隣接して配置される。接点アームは、その一方の端部に
隣接した第1可動接点と、他方の端部に隣接して配置さ
れた第2可動接点とを含む。
目的及び利点及びその他の目的及び利点は、共通の接続
点を介してロータ組立体に相互接続された少なくとも2
本のロータ伸縮スプリングを含む回路遮断器によって達
成される。これらの伸縮スプリングはロータ上に互いに
隣接して配置される。接点アームは、その一方の端部に
隣接した第1可動接点と、他方の端部に隣接して配置さ
れた第2可動接点とを含む。
【0012】更に本発明は、第1可動接点と第2可動接
点間に均一な接触力を与える方法についても述べる。本
発明の更に別の目的、利点及び新規な特徴に関しては、
その一部は以下の記載の中で開示されるであろう。ま
た、その一部は当業者にとっては以下の記載を吟味する
ことによっては明らかに成るであろうし、あるいは本発
明を実施することによって学び取ることができるであろ
う。本発明の目的と利点は、添付の特許請求の範囲の中
で具体的に指摘した構成要素とその組合せによって実現
され、かつ達成されるであろう。
点間に均一な接触力を与える方法についても述べる。本
発明の更に別の目的、利点及び新規な特徴に関しては、
その一部は以下の記載の中で開示されるであろう。ま
た、その一部は当業者にとっては以下の記載を吟味する
ことによっては明らかに成るであろうし、あるいは本発
明を実施することによって学び取ることができるであろ
う。本発明の目的と利点は、添付の特許請求の範囲の中
で具体的に指摘した構成要素とその組合せによって実現
され、かつ達成されるであろう。
【0013】
【発明の実施の形態】電源システムは、発電装置と、送
電及び配電装置と、電灯や電動機のような電気負荷とで
構成される。一般に、電気負荷は電気が発生される発電
所から遠く離れた場所に在る。ワイヤやケーブルは、発
電装置と電気負荷との間で電流を運ぶ送電及び配電シス
テムを含む。発電装置と電気負荷と送電及び配電装置と
は過大電流によって損傷されるおそれがある。図1に示
す多極回路遮断器10のような回路遮断器は、潜在的な
損傷危険性を有する過大電流が検知された時に電気を遮
断して電源システムの部分を隔絶するために、電源シス
テム全体の様々な部位で使用される電気スイッチであ
る。
電及び配電装置と、電灯や電動機のような電気負荷とで
構成される。一般に、電気負荷は電気が発生される発電
所から遠く離れた場所に在る。ワイヤやケーブルは、発
電装置と電気負荷との間で電流を運ぶ送電及び配電シス
テムを含む。発電装置と電気負荷と送電及び配電装置と
は過大電流によって損傷されるおそれがある。図1に示
す多極回路遮断器10のような回路遮断器は、潜在的な
損傷危険性を有する過大電流が検知された時に電気を遮
断して電源システムの部分を隔絶するために、電源シス
テム全体の様々な部位で使用される電気スイッチであ
る。
【0014】図1を参照すると、ここに図示された多極
回路遮断器10は、基台部9と、中間カバー2と、前部
カバー1とから成る。回路遮断器10はまた、第1断続
器4と、第2断続器5と、中央断続器6を含み、これら
の断続器は中間カバー2と基台部9との間に固定されて
いる。作動機構8は中央断続器6を跨いでおり、ハンド
ル3は中間カバー2と前部カバー1とを越えて延びてい
る。ハンドル3は作動機構8と係合し、ユーザが開放位
置と閉じ位置との間で回路遮断器10を手動的に操作す
るのを可能にする。図3は、回路遮断器10が閉じ位置
にあり、かつ電線側ストラップ14と負荷側ストラップ
15とを除いて断続器を除去した状態における、作動機
構8と中央ロータ組立体16との位置を示す。この図に
は伸縮スプリング21、22の対も示されていない。各
断続器4、5、6には1対のアークシュート(図示せ
ず)が含まれる。各々のアークシュート対の一方は第1
及び第2固定接点61、63の各々に隣接して配置され
る。アークシュートは、回路遮断器10が回路を開閉す
る時に形成される電弧を分散かつ冷却させる手段とな
る。1対の組立体ロッド34が各断続器4、5、6と作
動機構8とに係合して、これらの構成要素を互いに他方
に対して固定かつ整列させている。
回路遮断器10は、基台部9と、中間カバー2と、前部
カバー1とから成る。回路遮断器10はまた、第1断続
器4と、第2断続器5と、中央断続器6を含み、これら
の断続器は中間カバー2と基台部9との間に固定されて
いる。作動機構8は中央断続器6を跨いでおり、ハンド
ル3は中間カバー2と前部カバー1とを越えて延びてい
る。ハンドル3は作動機構8と係合し、ユーザが開放位
置と閉じ位置との間で回路遮断器10を手動的に操作す
るのを可能にする。図3は、回路遮断器10が閉じ位置
にあり、かつ電線側ストラップ14と負荷側ストラップ
15とを除いて断続器を除去した状態における、作動機
構8と中央ロータ組立体16との位置を示す。この図に
は伸縮スプリング21、22の対も示されていない。各
断続器4、5、6には1対のアークシュート(図示せ
ず)が含まれる。各々のアークシュート対の一方は第1
及び第2固定接点61、63の各々に隣接して配置され
る。アークシュートは、回路遮断器10が回路を開閉す
る時に形成される電弧を分散かつ冷却させる手段とな
る。1対の組立体ロッド34が各断続器4、5、6と作
動機構8とに係合して、これらの構成要素を互いに他方
に対して固定かつ整列させている。
【0015】図2において、接点アーム小組立体31
は、接点アーム20と、この接点アーム20に固定され
た第1接点アームリンク37と第2接点アームリンク3
8とを含む。第2接点アームリンク38はその一部分が
仮想線で示してある。第1及び第2接点アームリンク3
7、38は、複数の接点アームリンク42のうちの2つ
である。図2においては、これら2つの接点アームリン
クは完全には明示されていない。図2に示されていない
他の2つの接点アームリンクは図2に示す接点アームリ
ンク37、38とは180度反対側に配置される。
は、接点アーム20と、この接点アーム20に固定され
た第1接点アームリンク37と第2接点アームリンク3
8とを含む。第2接点アームリンク38はその一部分が
仮想線で示してある。第1及び第2接点アームリンク3
7、38は、複数の接点アームリンク42のうちの2つ
である。図2においては、これら2つの接点アームリン
クは完全には明示されていない。図2に示されていない
他の2つの接点アームリンクは図2に示す接点アームリ
ンク37、38とは180度反対側に配置される。
【0016】接点アームリンクの第2の対も、図示した
第1ピン29が捕捉されているのと同様に、第2ピン3
0を捕捉している。第1可動接点60と第2可動接点6
2は接点アーム20の相反する端部に配置され、互いに
反対方向に向いている。接点アーム小組立体31の正確
な構成は、本発明の範囲内で変更可能であることが理解
されるであろう。例えば、複数の接点アームリンク42
は、接点アーム20を固定する別の組立体の一体的部分
であってもよいであろう。また、複数の接点アームリン
ク42の数も変えることができる。
第1ピン29が捕捉されているのと同様に、第2ピン3
0を捕捉している。第1可動接点60と第2可動接点6
2は接点アーム20の相反する端部に配置され、互いに
反対方向に向いている。接点アーム小組立体31の正確
な構成は、本発明の範囲内で変更可能であることが理解
されるであろう。例えば、複数の接点アームリンク42
は、接点アーム20を固定する別の組立体の一体的部分
であってもよいであろう。また、複数の接点アームリン
ク42の数も変えることができる。
【0017】図3において、第1固定接点61は電線側
ストラップ14上に配置され、第1可動接点60は接点
アームの第1端部に配置されている。第1固定接点61
と第1可動接点60とは第1接点対58を形成する。第
2接点対59は、負荷側ストラップ15上に配置された
第2固定接点63と、接点アームの第2端部に配置され
た第2可動接点62とで形成される。ピボットピン44
が接点アーム小組立体31とロータ18とを貫いて挿入
される。このピボットピン44は接点アーム20とロー
タ18の共通の回転中心となる。作動時には、中央ロー
タ組立体16はピボットピン44の周りで回転し、接点
対58、59の状態を変える。
ストラップ14上に配置され、第1可動接点60は接点
アームの第1端部に配置されている。第1固定接点61
と第1可動接点60とは第1接点対58を形成する。第
2接点対59は、負荷側ストラップ15上に配置された
第2固定接点63と、接点アームの第2端部に配置され
た第2可動接点62とで形成される。ピボットピン44
が接点アーム小組立体31とロータ18とを貫いて挿入
される。このピボットピン44は接点アーム20とロー
タ18の共通の回転中心となる。作動時には、中央ロー
タ組立体16はピボットピン44の周りで回転し、接点
対58、59の状態を変える。
【0018】図2の好ましい実施形態においては、ロー
タ組立体16は、ロータ18と、接点アーム小組立体3
1と、ピボットピン44と、第1伸縮スプリング対50
と、第2伸縮スプリング対(図示せず)と、スプリング
リンク27、28と、第1ピン29と、第2ピン30と
で構成される。中央ロータ組立体16の運動は、図1に
示すように第1作動ロッド11と第2作動ロッド12を
介して、第1ロータ組立体(図示せず)と第1断続器
4、また第2ロータ組立体(図示せず)と第2断続器5
へと伝えられる。第1及び第2ロータ組立体と、第1及
び第2断続器とは、対応する中心極の構成要素と同一で
ある。第1作動ロッド11は各ロータ組立体内に配置さ
れた第1導管35内に挿入され、第2作動ロッド12は
第1導管35とは180度反対側に配置された第2導管
36内に挿入される。かくして回路遮断器の極の同時作
動が達成される。図1に示す好ましい実施形態は、3極
回路遮断器10を示している。しかしながら、当業者に
は、作動機構8が極を同時に作動させるのに十分なエネ
ルギーを有する限り、本発明は単一極または任意数の極
を備えた回路遮断器10に対して使用できることが分か
るであろう。
タ組立体16は、ロータ18と、接点アーム小組立体3
1と、ピボットピン44と、第1伸縮スプリング対50
と、第2伸縮スプリング対(図示せず)と、スプリング
リンク27、28と、第1ピン29と、第2ピン30と
で構成される。中央ロータ組立体16の運動は、図1に
示すように第1作動ロッド11と第2作動ロッド12を
介して、第1ロータ組立体(図示せず)と第1断続器
4、また第2ロータ組立体(図示せず)と第2断続器5
へと伝えられる。第1及び第2ロータ組立体と、第1及
び第2断続器とは、対応する中心極の構成要素と同一で
ある。第1作動ロッド11は各ロータ組立体内に配置さ
れた第1導管35内に挿入され、第2作動ロッド12は
第1導管35とは180度反対側に配置された第2導管
36内に挿入される。かくして回路遮断器の極の同時作
動が達成される。図1に示す好ましい実施形態は、3極
回路遮断器10を示している。しかしながら、当業者に
は、作動機構8が極を同時に作動させるのに十分なエネ
ルギーを有する限り、本発明は単一極または任意数の極
を備えた回路遮断器10に対して使用できることが分か
るであろう。
【0019】作動機構8は、側部フレーム73(図3に
は2つのうちの一方を示す)と、機構スプリングリンク
70と、クレードル72と、上方リンク74とを含む。
側部フレーム73は中央断続器組立体6を跨いでおり、
作動機構8のための取付けフレームとしてこれを支持す
る。作動機構8は、ロータ(図3には1対のうちの一方
を図示)の両側面に取付けられた1対のトグルリンク5
6によって、中央ロータ組立体16に接続される。回路
遮断器10は、ハンドル3をハンドルピボット66の周
りを反時計方向へ回転させることによって、手動的に開
放される。ハンドル3を廻すと、スプリング70の作用
線は上方リンクピボット76の上方から上方リンクピボ
ット76の下方まで移動するであろう。この機構8の運
動は、通常、オーバセンタリングと呼ばれる。機構スプ
リングリンク70に蓄えられた力はトグルリンク56を
介して中央ロータ組立体16に加えられ、トグルリンク
56は作動機構8に中央ロータ組立体16の開放を生じ
させる。図1に示すように、ロータは作動ロッド11、
12によって互いに接続されているから、第1及び第2
ロータ組立体は中央ロータ組立体16と一体的に作動す
る。この運動は、回路遮断器10を開放位置において保
持する。
は2つのうちの一方を示す)と、機構スプリングリンク
70と、クレードル72と、上方リンク74とを含む。
側部フレーム73は中央断続器組立体6を跨いでおり、
作動機構8のための取付けフレームとしてこれを支持す
る。作動機構8は、ロータ(図3には1対のうちの一方
を図示)の両側面に取付けられた1対のトグルリンク5
6によって、中央ロータ組立体16に接続される。回路
遮断器10は、ハンドル3をハンドルピボット66の周
りを反時計方向へ回転させることによって、手動的に開
放される。ハンドル3を廻すと、スプリング70の作用
線は上方リンクピボット76の上方から上方リンクピボ
ット76の下方まで移動するであろう。この機構8の運
動は、通常、オーバセンタリングと呼ばれる。機構スプ
リングリンク70に蓄えられた力はトグルリンク56を
介して中央ロータ組立体16に加えられ、トグルリンク
56は作動機構8に中央ロータ組立体16の開放を生じ
させる。図1に示すように、ロータは作動ロッド11、
12によって互いに接続されているから、第1及び第2
ロータ組立体は中央ロータ組立体16と一体的に作動す
る。この運動は、回路遮断器10を開放位置において保
持する。
【0020】図4は、作動機構8と中央ロータ組立体1
6の部分をその開放位置において示す。ハンドル3は、
ハンドルピボット66の周りで時計方向へ回転され、回
路遮断器10を閉じる。このハンドルの運動は、上方リ
ンク74を上方リンクピボット76の周りで回転させ
て、機構スプリングリンク70の作用線を上方リンクピ
ボット76の下方から上方リンクピボット76の上方ま
で移動させる。機構8はオーバセンタし、機構スプリン
グリンク70に蓄えられた力はトグルリンク56を介し
て中央ロータ組立体16に加えられ、回路遮断器10を
閉じる。
6の部分をその開放位置において示す。ハンドル3は、
ハンドルピボット66の周りで時計方向へ回転され、回
路遮断器10を閉じる。このハンドルの運動は、上方リ
ンク74を上方リンクピボット76の周りで回転させ
て、機構スプリングリンク70の作用線を上方リンクピ
ボット76の下方から上方リンクピボット76の上方ま
で移動させる。機構8はオーバセンタし、機構スプリン
グリンク70に蓄えられた力はトグルリンク56を介し
て中央ロータ組立体16に加えられ、回路遮断器10を
閉じる。
【0021】図2に示す中央ロータ組立体16は、ロー
タ18と、接点アーム小組立体31と、互いに隣接して
配置されたスプリング21、22から成る第1伸縮スプ
リング対50と、第1スプリングリンク27と、第2ス
プリングリンク28と、第1及び第2ピン29、30と
を含む。第2伸縮スプリング対はスプリング21、22
によって形成され、図2に示すものの鏡像に相当するス
プリングリンク27、28がロータ18の第2側面上に
配置されている。第2スプリング対21、22及び第2
リンク27、28対は図示されていないが、これらにつ
いて述べる場合には、これらと同一の参照番号を使用す
る。
タ18と、接点アーム小組立体31と、互いに隣接して
配置されたスプリング21、22から成る第1伸縮スプ
リング対50と、第1スプリングリンク27と、第2ス
プリングリンク28と、第1及び第2ピン29、30と
を含む。第2伸縮スプリング対はスプリング21、22
によって形成され、図2に示すものの鏡像に相当するス
プリングリンク27、28がロータ18の第2側面上に
配置されている。第2スプリング対21、22及び第2
リンク27、28対は図示されていないが、これらにつ
いて述べる場合には、これらと同一の参照番号を使用す
る。
【0022】図2において、接点アーム小組立体31は
ロータ18内に配置された接点アーム空洞41に取り付
けられており、この空洞の中央に配置されたピボットピ
ン44の周りで回転する。ピボットピン44は、接点ア
ーム20と、ロータ18の第1及び第2側面39、40
とを通して滑動する。ロータ18は、ロータ18の第1
側面39に設けられた第1スプリング凹部64と、ロー
タ18の第2側面40に設けられた第2スプリング凹部
65とを含む。ロータ18はまた、第1第2スロット4
6と第2スロット47を含んでおり、これらのスロット
46、47はロータ18の第1及び第2側面39、40
を貫く通路を第1ピンのために提供する。第1及び第2
スロット46、47はまた、第1ピン29がロータ組立
体16の回転中心から離れる方向へ移動するのを可能に
する。図示されていない別の2つのスロットが第2ピン
30のために同様の通路を提供する。
ロータ18内に配置された接点アーム空洞41に取り付
けられており、この空洞の中央に配置されたピボットピ
ン44の周りで回転する。ピボットピン44は、接点ア
ーム20と、ロータ18の第1及び第2側面39、40
とを通して滑動する。ロータ18は、ロータ18の第1
側面39に設けられた第1スプリング凹部64と、ロー
タ18の第2側面40に設けられた第2スプリング凹部
65とを含む。ロータ18はまた、第1第2スロット4
6と第2スロット47を含んでおり、これらのスロット
46、47はロータ18の第1及び第2側面39、40
を貫く通路を第1ピンのために提供する。第1及び第2
スロット46、47はまた、第1ピン29がロータ組立
体16の回転中心から離れる方向へ移動するのを可能に
する。図示されていない別の2つのスロットが第2ピン
30のために同様の通路を提供する。
【0023】図2は第1伸縮スプリング21と第2伸縮
スプリング22から成る第1伸縮スプリング対50を示
す。図2の好ましい実施形態においては、伸縮スプリン
グ21、22は互いに同一である。各スプリングは第1
スプリングリンク27に取り付けられた第1スプリング
環23を有する第1末端部と、第2スプリングリンク2
8に取り付けられた第2スプリング環25を有する第2
末端部とを有する。第1及び第2スプリングリンク2
7、28には複数の切欠部43が設けてあり、これらの
切欠部はスプリングリンク27、28に形成されたスプ
リング環23、24、25、26の位置を固定する。伸
縮スプリング21、22とスプリングリンク27、28
の組合せは、ロータ18内に配置された2つの伸縮スプ
リング凹部64、65の各々の中で、ピボットピン44
の周りに対称的に取り付けられる。
スプリング22から成る第1伸縮スプリング対50を示
す。図2の好ましい実施形態においては、伸縮スプリン
グ21、22は互いに同一である。各スプリングは第1
スプリングリンク27に取り付けられた第1スプリング
環23を有する第1末端部と、第2スプリングリンク2
8に取り付けられた第2スプリング環25を有する第2
末端部とを有する。第1及び第2スプリングリンク2
7、28には複数の切欠部43が設けてあり、これらの
切欠部はスプリングリンク27、28に形成されたスプ
リング環23、24、25、26の位置を固定する。伸
縮スプリング21、22とスプリングリンク27、28
の組合せは、ロータ18内に配置された2つの伸縮スプ
リング凹部64、65の各々の中で、ピボットピン44
の周りに対称的に取り付けられる。
【0024】図2のロータ組立体16は、図2には示さ
れていないがロータ18の第2側面40上に配置された
第1及び第2スプリングリンク27、28に取り付けら
れた、第1及び第2伸縮スプリング21、22の鏡像に
相当する伸縮スプリングを含む。第1ピン29は、第1
スプリング凹部64から第2スプリング凹部65まで延
びる。第1ピン29は、第1スロット46を通り、複数
の接点アームリンク42のうちの2つを貫いて、第2ス
ロット47を通って取り付けてある。第1スプリングリ
ンク27は、第1ピン29の両端末部に回転可能に取り
付けられる。第2ピン30は、ロータ18と、複数の接
点アームリンク42のうちの2つ(図示せず)とを貫い
て、第1ピンと同様に取り付けてある。この構成は、ス
プリングリンク27、28と、ピン29、30と、複数
の接点アームリンク42とによって、第1スプリング対
50が接点アーム20上で互いに依存し合いながら作動
するのを可能にする。この互いに依存し合いながら作動
する構成は、スプリング21、22が共通の第1取付位
置とスプリングリンク27、及び共通の第2取付位置と
スプリングリンク28を有することによって得られる。
また、これらの共通取付位置は、それらがロータ18の
一部分ではないから浮動している。ピン29、30はス
ロット46、47内で自由に動く。
れていないがロータ18の第2側面40上に配置された
第1及び第2スプリングリンク27、28に取り付けら
れた、第1及び第2伸縮スプリング21、22の鏡像に
相当する伸縮スプリングを含む。第1ピン29は、第1
スプリング凹部64から第2スプリング凹部65まで延
びる。第1ピン29は、第1スロット46を通り、複数
の接点アームリンク42のうちの2つを貫いて、第2ス
ロット47を通って取り付けてある。第1スプリングリ
ンク27は、第1ピン29の両端末部に回転可能に取り
付けられる。第2ピン30は、ロータ18と、複数の接
点アームリンク42のうちの2つ(図示せず)とを貫い
て、第1ピンと同様に取り付けてある。この構成は、ス
プリングリンク27、28と、ピン29、30と、複数
の接点アームリンク42とによって、第1スプリング対
50が接点アーム20上で互いに依存し合いながら作動
するのを可能にする。この互いに依存し合いながら作動
する構成は、スプリング21、22が共通の第1取付位
置とスプリングリンク27、及び共通の第2取付位置と
スプリングリンク28を有することによって得られる。
また、これらの共通取付位置は、それらがロータ18の
一部分ではないから浮動している。ピン29、30はス
ロット46、47内で自由に動く。
【0025】共通取付位置がこれらのスプリングを互い
に連結しているが故に、第1伸縮スプリング21の長さ
は第2伸縮スプリング22の長さを変えることなしには
変えることができない。同様に、第2伸縮スプリング2
2の長さは、第1伸縮スプリング21の長さを変えるこ
となしには変えることができない。例えば、回路遮断器
10の作動中に、ピン29、30の位置はスロット4
6、47の内部で移動するであろう。図3に示すよう
に、ピン29、30がピボットピン44から離れる方向
へ移動すると、伸縮スプリング21、22は同時に伸張
するであろう。
に連結しているが故に、第1伸縮スプリング21の長さ
は第2伸縮スプリング22の長さを変えることなしには
変えることができない。同様に、第2伸縮スプリング2
2の長さは、第1伸縮スプリング21の長さを変えるこ
となしには変えることができない。例えば、回路遮断器
10の作動中に、ピン29、30の位置はスロット4
6、47の内部で移動するであろう。図3に示すよう
に、ピン29、30がピボットピン44から離れる方向
へ移動すると、伸縮スプリング21、22は同時に伸張
するであろう。
【0026】各スプリング21、22の力はピン29、
30を介して接点アーム小組立体31に加えられる。そ
れ故、スプリング21、22の合成力は接点アーム小組
立体31上の共通の位置に加わる。更に、伸縮スプリン
グ21、22とスプリングリンク27、28とピン2
9、30とを上記のように構成した結果、伸縮スプリン
グの力線はピボットに芯合わせされる。
30を介して接点アーム小組立体31に加えられる。そ
れ故、スプリング21、22の合成力は接点アーム小組
立体31上の共通の位置に加わる。更に、伸縮スプリン
グ21、22とスプリングリンク27、28とピン2
9、30とを上記のように構成した結果、伸縮スプリン
グの力線はピボットに芯合わせされる。
【0027】共通の第1及び第2取付位置は、ロータと
独立して、接点アーム20に対する直接接続を可能にす
る。この構成はまた、ロータ18の第2側面上に配置さ
れた伸縮スプリング21、22とスプリングリンク2
7、28が、図2に示されたものと同様な方式で固定さ
れることを可能にする。また、複数の接点アームリンク
42を貫通する第1及び第2ピン29、30は、ロータ
の両側面上に配置された複数の伸縮スプリングのために
共通の接点アーム取付部を提供する。従って、4つのス
プリング全てのスプリング力は、接点アーム20のピボ
ット点に芯合わせされた力線で接点アーム20に加えら
れる。
独立して、接点アーム20に対する直接接続を可能にす
る。この構成はまた、ロータ18の第2側面上に配置さ
れた伸縮スプリング21、22とスプリングリンク2
7、28が、図2に示されたものと同様な方式で固定さ
れることを可能にする。また、複数の接点アームリンク
42を貫通する第1及び第2ピン29、30は、ロータ
の両側面上に配置された複数の伸縮スプリングのために
共通の接点アーム取付部を提供する。従って、4つのス
プリング全てのスプリング力は、接点アーム20のピボ
ット点に芯合わせされた力線で接点アーム20に加えら
れる。
【0028】図2と図3を参照すると、第1及び第2伸
縮スプリング21、22は閉じた回路遮断器10の各接
点対に対して接触圧力を与える。可動接点60、62が
固定接点61、63と最初に接触した後、ロータはおよ
そ9度移動するから、接触圧力が加わることになる。伸
縮スプリングは抵抗するが、ロータが更に移動するのを
止めることはできない。接点アーム20上には複数の接
点アームリンク42が回転自在に取り付けられている。
最初の接点接触後に起るロータの運動は、複数の接点ア
ームリンク42の各々の末端部88をピボットピン44
から離れる方向へ回転させる。複数の接点アームリンク
42の運動は、第1ピン29と第2ピン30を対応する
第1及び第2スロット46、47内で外に向かって移動
させる。第1及び第2ピン29、30の運動が第1及び
第2スプリングリンク27、28の間の距離を増大させ
るにつれて、伸縮スプリング21、22は伸張する。そ
れ故、ロータが閉じ位置で停止する時、接点アーム20
に対してスプリング押圧力が閉じ方向、つまり図3の時
計方向へ加えられる。接点の押込みが大きければ大きい
ほど、より大きな閉じ力が接点対58、59に加えられ
る。
縮スプリング21、22は閉じた回路遮断器10の各接
点対に対して接触圧力を与える。可動接点60、62が
固定接点61、63と最初に接触した後、ロータはおよ
そ9度移動するから、接触圧力が加わることになる。伸
縮スプリングは抵抗するが、ロータが更に移動するのを
止めることはできない。接点アーム20上には複数の接
点アームリンク42が回転自在に取り付けられている。
最初の接点接触後に起るロータの運動は、複数の接点ア
ームリンク42の各々の末端部88をピボットピン44
から離れる方向へ回転させる。複数の接点アームリンク
42の運動は、第1ピン29と第2ピン30を対応する
第1及び第2スロット46、47内で外に向かって移動
させる。第1及び第2ピン29、30の運動が第1及び
第2スプリングリンク27、28の間の距離を増大させ
るにつれて、伸縮スプリング21、22は伸張する。そ
れ故、ロータが閉じ位置で停止する時、接点アーム20
に対してスプリング押圧力が閉じ方向、つまり図3の時
計方向へ加えられる。接点の押込みが大きければ大きい
ほど、より大きな閉じ力が接点対58、59に加えられ
る。
【0029】製造公差と接触摩損とによって、可動接点
60、62は正確に同一の瞬間に対応する固定接点6
1、63と接触しなくなるであろう。従って、接点押込
み量は接点対58、59間で異なるであろう。接点押込
みに相違があることによって、接点対58、59間の接
触圧力に差が生じる。しかしながら、接点スプリング2
1、22の相互依存的な作動によって、より一層均等に
配分された閉じ力が接点アーム20の回転中心に作用す
る。
60、62は正確に同一の瞬間に対応する固定接点6
1、63と接触しなくなるであろう。従って、接点押込
み量は接点対58、59間で異なるであろう。接点押込
みに相違があることによって、接点対58、59間の接
触圧力に差が生じる。しかしながら、接点スプリング2
1、22の相互依存的な作動によって、より一層均等に
配分された閉じ力が接点アーム20の回転中心に作用す
る。
【0030】再び図2を参照すると、本発明は、第1ス
プリング環23、24に対して共通の第1取付位置とス
プリングリンク27とを提供し、第2スプリング環2
5、26に対して共通の第2取付位置とスプリングリン
ク28とを提供している。その結果接点アーム20に加
えられる力は、伸縮スプリング21、22の合成力とな
る。この力は、第1及び第2ピン29、30と複数の接
点アームリンク42とを介して接点アーム20に伝えら
れる。第2接点スプリングリンク21、22の対(図示
せず)は同じ第1及び第2ピン29、30と接点リンク
37、38とを介して、第2の閉じ力を接点アーム20
に与える。従って、両方のスプリング対は共通の接続部
を介して接点アーム20と係わり合う。図2に示す伸縮
スプリング21、22の相互依存的作動と、スプリング
対と接点アームとの間の共通接続とは、これまでの何れ
のスプリング構成と比較しても接点対58、59間の接
触圧力差を大いに減少させる。回転接点アーム上の2つ
の接点間で接点押込みの差が増大するにつれて、従来の
設計に較べて接触圧力差の改善度が増すから、本発明は
更に有用性を発揮する。
プリング環23、24に対して共通の第1取付位置とス
プリングリンク27とを提供し、第2スプリング環2
5、26に対して共通の第2取付位置とスプリングリン
ク28とを提供している。その結果接点アーム20に加
えられる力は、伸縮スプリング21、22の合成力とな
る。この力は、第1及び第2ピン29、30と複数の接
点アームリンク42とを介して接点アーム20に伝えら
れる。第2接点スプリングリンク21、22の対(図示
せず)は同じ第1及び第2ピン29、30と接点リンク
37、38とを介して、第2の閉じ力を接点アーム20
に与える。従って、両方のスプリング対は共通の接続部
を介して接点アーム20と係わり合う。図2に示す伸縮
スプリング21、22の相互依存的作動と、スプリング
対と接点アームとの間の共通接続とは、これまでの何れ
のスプリング構成と比較しても接点対58、59間の接
触圧力差を大いに減少させる。回転接点アーム上の2つ
の接点間で接点押込みの差が増大するにつれて、従来の
設計に較べて接触圧力差の改善度が増すから、本発明は
更に有用性を発揮する。
【0031】図2において、本発明を具現したロータ
は、極端に高レベルの短絡電流が流れた時に回路を隔絶
するための高速「ブローオープン」機能を有する。この
ブローオープン機能は、回路遮断器によってもたらされ
る熱消磁またはソリッドステート過電流保護より迅速
に、しかもこれとは独立して作動する。ブローオープン
作動は、極めて高レベルの短絡電流が回路遮断器を流れ
た時、各接点対58、59において接点間で生じる磁気
反発力によって始まる。磁気反発力は接点アーム20を
ピボットピン44の周りで図3の反時計方向へ駆動す
る。ブローオープン作動の間、接点アーム20はロータ
18とは独立して回転する。接点アーム20の回転によ
って引き起こされる複数の接点アームリンク42の運動
は、第1ピン29をスロット46、47内で回転中心か
ら離れる方向へ動かす。第2ピン30は第1ピン29の
移動と同時に、同じように移動する。反発力は伸縮スプ
リング21、22の閉じ力に打ち勝つ十分な強さを有し
ており、複数の接点アームリンク42をオーバセンタし
て回転させる。熱消磁またはソリッドステート過電流保
護装置は、極端な過電流に対してブローオープン機能よ
りも遅く応答する。従って、作動機構8がロータ組立体
をトリップ位置へと回転させるまでに、瞬間的な遅れが
生じる。複数の接点アームリンク42の位置と伸縮スプ
リング21、22の力は、ロータ18がトリップ位置ま
で動かされるまで、閉じ動作に対抗するように作用す
る。次いで回路遮断器10は、ブローオープン作動に引
き続いて手動的にリセットされた後、再び閉じられるこ
とができる。
は、極端に高レベルの短絡電流が流れた時に回路を隔絶
するための高速「ブローオープン」機能を有する。この
ブローオープン機能は、回路遮断器によってもたらされ
る熱消磁またはソリッドステート過電流保護より迅速
に、しかもこれとは独立して作動する。ブローオープン
作動は、極めて高レベルの短絡電流が回路遮断器を流れ
た時、各接点対58、59において接点間で生じる磁気
反発力によって始まる。磁気反発力は接点アーム20を
ピボットピン44の周りで図3の反時計方向へ駆動す
る。ブローオープン作動の間、接点アーム20はロータ
18とは独立して回転する。接点アーム20の回転によ
って引き起こされる複数の接点アームリンク42の運動
は、第1ピン29をスロット46、47内で回転中心か
ら離れる方向へ動かす。第2ピン30は第1ピン29の
移動と同時に、同じように移動する。反発力は伸縮スプ
リング21、22の閉じ力に打ち勝つ十分な強さを有し
ており、複数の接点アームリンク42をオーバセンタし
て回転させる。熱消磁またはソリッドステート過電流保
護装置は、極端な過電流に対してブローオープン機能よ
りも遅く応答する。従って、作動機構8がロータ組立体
をトリップ位置へと回転させるまでに、瞬間的な遅れが
生じる。複数の接点アームリンク42の位置と伸縮スプ
リング21、22の力は、ロータ18がトリップ位置ま
で動かされるまで、閉じ動作に対抗するように作用す
る。次いで回路遮断器10は、ブローオープン作動に引
き続いて手動的にリセットされた後、再び閉じられるこ
とができる。
【0032】本発明を好ましい実施形態に即して説明し
たが、本発明の技術的範囲から逸脱することなく、様々
な変形が可能であり、またその構成要素を等価物で置換
え可能であることは当業者には理解されるであろう。更
には、本発明の本質的な技術的範囲から逸脱することな
く、特定の配置や材料を本発明の教示に適応させるよう
に、多くの変更を行うことが可能であろう。従って、本
発明は、これを実施するために考え得る最良のものとし
て開示した具体的な実施形態に限定されるものではな
く、添付の特許請求の範囲内にある全ての実施形態を保
護しようとするものである。
たが、本発明の技術的範囲から逸脱することなく、様々
な変形が可能であり、またその構成要素を等価物で置換
え可能であることは当業者には理解されるであろう。更
には、本発明の本質的な技術的範囲から逸脱することな
く、特定の配置や材料を本発明の教示に適応させるよう
に、多くの変更を行うことが可能であろう。従って、本
発明は、これを実施するために考え得る最良のものとし
て開示した具体的な実施形態に限定されるものではな
く、添付の特許請求の範囲内にある全ての実施形態を保
護しようとするものである。
【図1】 本発明による回路遮断器の分解斜視図。
【図2】 図1に示すロータ組立体の斜視図。
【図3】 回路遮断器の接点が閉じ位置にある状態にお
ける、図1に示す回路遮断器機構とロータ組立体の側面
図。
ける、図1に示す回路遮断器機構とロータ組立体の側面
図。
【図4】 回路遮断器の接点が開放位置にある状態にお
ける、図1に示す回路遮断器機構とロータ組立体の側面
図。
ける、図1に示す回路遮断器機構とロータ組立体の側面
図。
1 前部カバー 2 中間カバー 3 ハンドル 4 第1断続器 5 第2断続器 6 中央断続器 8 作動機構 9 基台部 10 回路遮断器 11 第1作動ロッド 12 第2作動ロッド 14 電線側ストラップ 15 負荷側ストラップ 34 組立体ロッド
フロントページの続き (72)発明者 ロジャー・ネイル・カストングアイ アメリカ合衆国、コネチカット州、テリー ビル、エレン・ドライブ、5番 (72)発明者 デーヴ・スコット・クリステンセン アメリカ合衆国、コネチカット州、ハーウ ィントン、ローレル・ロード、56番 (72)発明者 ギリシ・ハッサン インド、タルバンド・セカンダラバド・ 500009、パドマハ・コロニー、プロット・ エヌオー・2番 Fターム(参考) 5G030 AA04 FB03 XX00
Claims (35)
- 【請求項1】 基台部と、 ロータと接点アームとを含む少なくとも1つのロータ組
立体と、 前記接点アームの一端に隣接した第1可動接点と、 前記接点アームの他端に隣接した第2可動接点と、 前記ロータ上に互いに隣接して配置されており、その各
々の第1末端部が共通の第1取付位置に固定され、その
各々の第2末端部が共通の第2取付位置に固定された少
なくとも2本の伸縮スプリングと、を含むことを特徴と
する回路遮断器。 - 【請求項2】 前記共通の第1取付位置と前記共通の第
2取付位置とが、前記ロータに取り付けられていないこ
とを特徴とする、請求項1に記載の回路遮断器。 - 【請求項3】 前記共通の第1取付位置と前記共通の第
2取付位置とが、前記接点アームに固定されていること
を特徴とする、請求項2に記載の回路遮断器。 - 【請求項4】 前記共通の第1取付位置が、前記ロータ
の第1側面上に配置された第1スプリングリンクである
ことを特徴とする、請求項3に記載の回路遮断器。 - 【請求項5】 前記共通の第2取付位置が、前記ロータ
の第1側面上に配置された第2スプリングリンクである
ことを特徴とする、請求項4に記載の回路遮断器。 - 【請求項6】 前記第1スプリングリンクが第1ピンに
取り付けられ、該第1ピンが複数の接点アームリンクの
うちの少なくとも1つによって、前記接点アームに取り
付けられていることを特徴とする請求項5に記載の回路
遮断器。 - 【請求項7】 前記第2スプリングリンクが第2ピンに
取り付けられ、該第2ピンが複数の接点アームリンクの
うちの少なくとも1つによって、前記接点アームに固定
されていることを特徴とする、請求項6に記載の回路遮
断器。 - 【請求項8】 少なくとも2本の追加の伸縮スプリング
が、前記ロータの第2側面上に配置されていることを特
徴とする、請求項7に記載の回路遮断器。 - 【請求項9】 前記追加の伸縮スプリングが、前記ロー
タの前記第2側面上に配置された第1スプリングリンク
と、前記ロータの前記第2側面上に配置された第2スプ
リングリンクとの両方に取り付けられていることを特徴
とする、請求項8に記載の回路遮断器。 - 【請求項10】 前記ロータの前記第2側面上に配置さ
れた前記第1スプリングリンクが前記第1ピンに取り付
けられ、前記ロータの前記第2側面上に配置された前記
第2スプリングリンクが前記第2ピンに取り付けられて
いることを特徴とする、請求項9に記載の回路遮断器。 - 【請求項11】 前記伸縮スプリングの合成スプリング
力が、前記接点アーム上の共通位置に加えられることを
特徴とする、請求項1に記載の回路遮断器。 - 【請求項12】 前記合成スプリング力が、接点アーム
ピボットに芯合わせされることを特徴とする、請求項1
1に記載の回路遮断器。 - 【請求項13】 基台部と、 前記基台部に取り付けられたカバーと、 前記基台部内の少なくとも1つの断続器組立体と、 ロータと接点アームとを含み、前記断続器組立体内に配
置された少なくとも1つのロータ組立体と、 前記接点アームの一端に隣接した第1可動接点と、 前記接点アームの他端に隣接した第2可動接点と、 前記基台部内に配設され、前記ロータ組立体を閉じ位置
と開放位置との間で節度移動させる作動機構と、 前記ロータ上に互いに隣接して配置されており、前記接
点アームのピボット点に芯合わせされた力線で前記接点
アームに加えられるスプリング力を有する複数の伸縮ス
プリングと、 を含むことを特徴とする回路遮断器。 - 【請求項14】 前記複数の伸縮スプリングが、前記ロ
ータの第1側面上に配置された第1の組の伸縮スプリン
グを含むことを特徴とする、請求項13に記載の回路遮
断器。 - 【請求項15】 前記複数の伸縮スプリングが、前記ロ
ータの第2側面上に配置された第2の組の伸縮スプリン
グを含むことを特徴とする、請求項14に記載の回路遮
断器。 - 【請求項16】 前記第1の組の伸縮スプリングと前記
第2の組の伸縮スプリングとが、共通の接点アーム付属
部品を介して、前記接点アームに取り付けられているこ
とを特徴とする、請求項15に記載の回路遮断器。 - 【請求項17】 前記共通の接点アーム付属部品が、第
1ピンと第2ピンとを含むことを特徴とする、請求項1
6に記載の回路遮断器。 - 【請求項18】 前記共通の接点アーム付属部品が、複
数の接点アームリンクを含むことを特徴とする、請求項
17に記載の回路遮断器。 - 【請求項19】 前記ロータの前記第1側面上の前記複
数の伸縮スプリングが、前記ロータの前記第1側面上に
配置された共通の第1取付位置と前記ロータの前記第1
側面上に配置された共通の第2取付位置とに固定されて
いることを特徴とする、請求項18に記載の回路遮断
器。 - 【請求項20】 前記共通の第1取付位置が前記ロータ
の前記第1側面上に配置された第1スプリングリンクで
あり、前記共通の第2取付位置が前記ロータの前記第1
側面上に配置された第2スプリングリンクであることを
特徴とする、請求項19に記載の回路遮断器。 - 【請求項21】 前記ロータの前記第2側面上の前記複
数の伸縮スプリングが、前記ロータの前記第2側面上に
配置された共通の第1取付位置と前記ロータの前記第2
側面上に配置された共通の第2取付位置とに固定されて
いることを特徴とする、請求項20に記載の回路遮断
器。 - 【請求項22】 前記共通の第1取付位置が前記ロータ
の前記第2側面上に配置された第1スプリングリンクで
あり、前記共通の第2取付位置が前記ロータの前記第2
側面上に配置された第2スプリングリンクであることを
特徴とする、請求項21に記載の回路遮断器。 - 【請求項23】 前記ロータの前記第1側面上に配置さ
れた前記第1スプリングリンクと、前記ロータの前記第
2側面上に配置された前記第1スプリングリンクとが、
前記第1ピンに取り付けられていることを特徴とする、
請求項22に記載の回路遮断器。 - 【請求項24】 前記ロータの前記第1側面上に配置さ
れた前記第2スプリングリンクと、前記ロータの前記第
2側面上に配置された前記第2スプリングリンクとが、
前記第2ピンに取り付けられていることを特徴とする、
請求項23に記載の回路遮断器。 - 【請求項25】 回路遮断器内の第1可動接点と第2可
動接点との間に均一な接触力を与える方法であって、 ロータと、接点アームの第1端部に配置された第1可動
接点と接点アームの第2端部に配置された第2可動接点
とを備える少なくとも1つの接点アーム組立体と、を含
む少なくとも1つのロータ組立体を設ける段階と、 前記ロータ組立体を閉じ位置と開放位置との間で節度移
動させる作動機構と、前記ロータ組立体とを互いに接続
する段階と、 その各々の第1末端部が前記ロータの第1側面上に配置
された共通の第1取付位置に固定され、その各々の第2
末端部が前記ロータの第1側面上に配置された共通の第
2取付位置に固定された状態で、複数の伸縮スプリング
を前記ロータの第1側面上に取り付ける段階と、を含む
ことを特徴とする方法。 - 【請求項26】 回路遮断器内の第1可動接点と第2可
動接点との間に均一な接触力を与える方法であって、前
記第1取付位置と前記第2取付位置とが両方共、前記ロ
ータとは独立して前記接点アームに取り付けられている
ことを特徴とする、請求項25に記載の方法。 - 【請求項27】 回路遮断器内の第1可動接点と第2可
動接点との間に均一な接触力を与える方法であって、前
記複数の伸縮スプリングが、前記ロータの第2側面上に
取り付けられていることを特徴とする、請求項26に記
載の方法。 - 【請求項28】 回路遮断器内の第1可動接点と第2可
動接点との間に均一な接触力を与える方法であって、前
記ロータの前記第2側面上に取り付けられた前記スプリ
ングの各々の第1末端部が、前記ロータの前記第2側面
上に配置された共通の第1取付位置に固定され、前記ロ
ータの前記第2側面上に配置された前記スプリングの各
々の第2末端部が、前記ロータの前記第2側面上に配置
された共通の第2取付位置に固定されていることを特徴
とする、請求項27に記載の方法。 - 【請求項29】 回路遮断器内の第1可動接点と第2可
動接点との間に均一な接触力を与える方法であって、前
記ロータの前記第1側面上の前記共通の第1取付位置
と、前記ロータの前記第2側面上の前記共通の第1取付
位置とが、第1ピンに固定されていることを特徴とす
る、請求項28に記載の方法。 - 【請求項30】 回路遮断器内の第1可動接点と第2可
動接点との間に均一な接触力を与える方法であって、前
記ロータの前記第1側面上の前記共通の第2取付位置
と、前記ロータの前記第2側面上の前記共通の第2取付
位置とが、第2ピンに固定されていることを特徴とす
る、請求項29に記載の方法。 - 【請求項31】 回路遮断器内の第1可動接点と第2可
動接点との間に均一な接触力を与える方法であって、前
記第1ピンと前記第2ピンとが、互いに対向する180
度の角度で前記接点アームに固定され、その結果スプリ
ングの力線がロータピボットに芯合わせされることを特
徴とする、請求項30に記載の方法。 - 【請求項32】 回路遮断器内の第1可動接点と第2可
動接点との間に均一な接触力を与える方法であって、前
記第1ピンと前記第2ピンとが、複数の接点アームリン
クによって前記接点アームに固定されていることを特徴
とする、請求項31に記載の方法。 - 【請求項33】 請求項25の方法によって作られた製
品。 - 【請求項34】 回転式回路遮断器内の第1可動接点と
第2可動接点との間に実質的に均一な接触力を与える方
法であって、 第1スロットと、第2スロットと、接点アーム空洞とを
有するロータを設ける段階と、 第1接点アームリンクと第2接点アームリンクとを含む
接点アーム小組立体を前記空洞内に挿入する段階と、 前記第1スロットと前記第1接点アームリンクとに第1
ピンを挿入する段階と、 前記第2スロットと前記第2接点アームリンクとに第2
ピンを挿入する段階と、 共通の第1取付位置を前記第1ピン端末部に固設する段
階と、 共通の第2取付位置を前記第2ピン端末部に固設する段
階と、 第1スプリングと第2スプリングとを含む第1の組のス
プリングを設ける段階と、 前記第1スプリングの第1末端部を前記共通の第1取付
位置に取り付け、前記第1スプリングの第2末端部を前
記共通の第2取付位置に取り付ける段階と、 前記第2スプリングの第1末端部を前記共通の第1取付
位置に取り付け、前記第2スプリングの第2末端部を前
記共通の第2取付位置に取り付ける段階と、を含むこと
を特徴とする方法。 - 【請求項35】 回転式回路遮断器内の第1可動接点と
第2可動接点との間に実質的に均一な接触力を与える方
法であって、第2の組のスプリングが、前記第1ピン末
端部と前記第2ピン末端部とは反対側の末端部におい
て、共通取付位置を介して前記第1ピンと前記第2ピン
とに固定されていることを特徴とする、請求項34に記
載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US72553400A | 2000-11-29 | 2000-11-29 | |
US09/725534 | 2000-11-29 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002203466A true JP2002203466A (ja) | 2002-07-19 |
Family
ID=24914933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001361873A Withdrawn JP2002203466A (ja) | 2000-11-29 | 2001-11-28 | 複数スプリング式ロータ組立体 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002203466A (ja) |
GB (1) | GB0128599D0 (ja) |
-
2001
- 2001-11-28 JP JP2001361873A patent/JP2002203466A/ja not_active Withdrawn
- 2001-11-29 GB GB0128599A patent/GB0128599D0/en not_active Ceased
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB0128599D0 (en) | 2002-01-23 |
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