JP2002203290A - データ伝送装置 - Google Patents

データ伝送装置

Info

Publication number
JP2002203290A
JP2002203290A JP2001334629A JP2001334629A JP2002203290A JP 2002203290 A JP2002203290 A JP 2002203290A JP 2001334629 A JP2001334629 A JP 2001334629A JP 2001334629 A JP2001334629 A JP 2001334629A JP 2002203290 A JP2002203290 A JP 2002203290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
signal
data
transformer
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001334629A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohiro Takagamo
直大 高鴨
Akio Yoshizaki
昭男 吉崎
Satoko Gotou
聡子 後藤
Yasuyuki Hiyama
泰之 日山
Matsuichiro Takahashi
松一郎 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Industries Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2001334629A priority Critical patent/JP2002203290A/ja
Publication of JP2002203290A publication Critical patent/JP2002203290A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation

Abstract

(57)【要約】 【目的】 受配電系統の、特に分電盤レベルの電気諸量
の計測および監視制御を行なうデータ電送装置の伝送線
以外の省配線化を図る。 【構成】 変流器8と、変流器8を貫通する導伝材2
と、導伝材2に接続された変圧器9と、変流器8および
変圧器9のアナログ出力信号をディジタル信号に変換す
るA/D変換部10と、演算処理部11と、中央装置と
情報交換する伝送部12と、導伝材2に接続された電源
部21と、入力部21と、出力部18とを筐体内に一体
に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、端末からの計測情報を
中央装置に伝送し所定の処理を行なうデータ伝送装置、
例えば、受配電系統における電気諸量を計測し、中央装
置へのデータを伝送するシステムに係り、特に分電盤付
近における電気諸量の計測に好適なデータ伝送装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】上記受配電システムでは、系統内に多く
の計測用センサやメータ類を用いて電気諸量を計測ある
いはオン/オフ情報などの監視または制御を行なうと共
に、制御結果を記録・保存することにより適切な情報管
理を行なっている。すなわち、図14に示すように、遠
隔部所に設置された端末装置41,42,431,…,
43nと、監視室に設置される中央装置40によって構
成され、中央装置40と端末装置41,42,431,
…,43nが伝送線50を介して接続することにより配
線工事作業の容易化を図っている。
【0003】近年では前記端末装置を高機能化し、前記
計測用センサの信号を変換するトランスデューサ(変換
器)を内蔵した端末装置が公知となっている。例えば、
特開昭52−70290号、特開昭57−166796
号、特開昭58−63044号、特開平1−27463
0号、特開平1−274631号、実開平2−2318
5号、実開昭61−14854号、実開昭62−744
60号、特開昭62−193487号、特開昭61−1
99423号公報など多く開示されている。また、意匠
公報H1−550号公報にはセンサについての開示がな
されている。
【0004】ところで図14に示す配電系統図における
計測用センサは、計器用変成器である変圧器(PT)4
4,441,442,…,44nと、変流器45,45
1,452,…,45nが用いられ、これら計器用変成
器と、端末装置41,42,431,…,43nが各々
接続され系統の監視を行なっている。46は受変電用の
変圧器で一次変電所内に設けられ、461,…,46n
は配電用の変圧器で二次変電所47、48内に設けられ
る。49,…,49nは分電盤で、内部に遮断器等が設
置され負荷に対する開閉動作により、短絡事故や漏電を
検出し系統保護を行なっている。
【0005】以上のように受配電系統での電気諸量の計
測や監視は、法令の定めにより高圧系統が主体であり、
分電盤レベルでの計測、監視を実施することは極めて稀
である。図15はこの分電盤レベルの監視系統図を示し
たもので、51は配線用遮断器(MCCB)、52は変
流器、53は電流計、54は漏電遮断器(ELCB)で
あり、負荷55に対して保護協調を行なっていることを
示す。
【0006】また図16は上記した配線用遮断器51と
変流器52の三相配線の詳細接続図を示すが、変流器5
2には保護継電器である過電流継電器56が接続され、
さらに電流切替スイッチ57(AS)を介し電流計53
に接続される。
【0007】このように分電盤レベルでは、指示計器
(メータ)、すなわち電流計の計測による負荷動向を知
るだけであり、中央装置側では指示計器の情報について
は掌握するシステムにはなっていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来技術
は、伝送線または通信線については直列伝送方式とする
ことにより配線数を減らし省力化が一部達成されている
が、変流器および変圧器など変成器からの信号線の配線
に関しては依然として省力化されていない。また端末装
置の電源は別系統から供給しなければならず配線は省力
化されていない。さらに分電盤レベルでの遠方監視は全
く行なわれていない。本発明は、上記の問題点に鑑み、
配線系統の省略化節減化を図ると共に、計測データを表
示しきめ細かな計測監視が分電盤レベルで実施可能であ
り、外部機器との協調性を有し時限要素をもって出力信
号を発することが可能なデータ伝送装置を提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するためになされたもので、電路の電流信号のレベル
変換を行ないアナログ電流信号を出力する変流器と、該
変流器を貫通し電路を形成する導伝材と、該導伝材に接
続され電路の電圧信号のレベル変換を行ないアナログ電
圧信号を出力する変圧器と、前記変流器と変圧器のアナ
ログ出力信号をディジタル信号に変換するA/D変換部
と、外部の中央装置と送受信を行なう伝送部と、前記A
/D変換部からのデータおよび前記中央装置からのデー
タの処理を行なう演算処理部と、前記演算処理部による
処理結果を出力する出力部と、前記演算処理部による処
理結果を表示する表示部と、前記演算処理部による処理
結果を記憶する記憶部とを一体化する。
【0010】この場合、外部からのオン/オフ信号を取
込む入力部を備えてもよい。
【0011】また、計測すべきデータの設定および前記
演算処理部による演算結果の表示機能を有し筐体と接続
部を介して接続可能な携帯端末装置と、該携帯端末装置
と送受信を行なう第2の伝送部を前記筐体内に併設して
もよい。
【0012】この場合、前記演算処理部は、前記変流器
によるディジタル信号について、第1の伝送部若しくは
第2の伝送部を介してあらかじめ設定された電路の定格
電流に対する超過度合に応じた遅延時間を演算し、所定
の時限に達すると前記出力部に信号を出力し、前記遅延
時間の経過状態を第1の伝送部若しくは第2の伝送部を
介して、前記中央装置若しくは前記携帯端末装置にそれ
ぞれ伝達するようにしてもよい。
【0013】
【作用】上記構成の通り、変流器、変圧器、A/D変換
部、伝送部、演算処理部、出力部、表示部、記憶部を一
体化しているから、中央との伝送線または通信線以外の
配線作業を実施する必要がなくなり、変圧器、電源部の
導伝材への接続を変流器の後段で行なうことにより、端
末装置の負荷側遮断器が開放したときにも、データの伝
送、遮断器の状態の伝送が可能であって、しかも、端末
装置自身の消費電力を把握できるため自己診断が容易と
なる。このとき、大容量コンデンサを使用することによ
り計測データの保持が可能である。端末装置が中央装置
に対して応答がない場合には、中央装置は端末装置の電
源側の遮断器が開放状態となったことを自動的に検知す
ることができる。
【0014】携帯端末装置は、必要に応じて各種設定内
容を入力あるいは表示させることができ、上記の設定さ
れたデータの大小を比較し、時限要素をもって出力回路
に出力することができるから、配電系統の保護協調を行
なうことができる。接続端子部の構造は、ねじ締め方式
の採用により容易に筐体との接続が可能である。
【0015】
【実施例】〈第1実施例〉以下、本発明の第1実施例を
図1〜図9を用いて説明する。
【0016】図1は本発明に係るデータ伝送装置の第1
実施例のブロック図である。図1において、1は筐体1
01内に収納された端末装置であるデータ伝送装置、2
は導伝材で電源側端子2−1、2−2、2−3と、負荷
側端子3−1、3−2、3−3を有し、これら各端子は
ねじ締め構造形の端子である。8は内部に設けた変流器
で2組あり、それぞれ導伝材2によって貫通され、導伝
材2に流れる交流の貫通電流を非接触で比例的に減流
し、アナログ電流信号として出力する。4は前記アナロ
グ電流信号をアナログ電圧信号に変換する抵抗である。
【0017】9は内部に設けた変圧器で、入力端は導伝
材2に接続され、それぞれ交流の線間電圧を比例的に降
圧しアナログ電圧信号として出力する。10は、アナロ
グ信号をディジタル信号に変換するA/D変換部で、前
記変流器8および変圧器9からのアナログ信号をディジ
タル信号に変換する。11は演算処理部で、前記ディジ
タル信号について各種の演算と後述する各種制御を統括
的に行なう。12は伝送部で、中央装置40と伝送線5
0を介してデータの送受信を行ない、EIAすなわちア
メリカ電子工学会規格でよく知られたRS−485方式
の伝送ができるように構成され、伝送線50と接続する
ための端子6−1、6−2に接続されている。
【0018】13はデータの随時読出し書込みの実効が
可能な記憶素子、すなわち、RAM(ランダムアクセス
メモリ)であり、演算処理部11で各種演算を行なった
結果などが記憶される。14は大容量コンデンサであっ
て、データ伝送装置1への電源供給がオフとなったと
き、前記演算処理部11の演算結果を保持する。16は
I/O(インプットアウトプット)部で、入力部20ま
たはアドレス設定部17からのディジタル信号を取込む
と共に、出力部18、表示部19へディジタル信号を出
力する回路である。アドレス設定部17は、複数のデー
タ伝送装置を択一的に選択できるよう固有の番地を設定
するためのもの、出力部18は、演算処理部11により
必要に応じて出力し、内蔵したリレーによって動作しそ
の接点が端子7−1、7−2に接続されている。表示部
19は、データ伝送装置1の正常/異常動作、伝送状
態、電源などの状態が点灯または消灯によって表示され
る。入力部20は、外部機器からのオン/オフ信号を取
込み、チャタリングやノイズを除去するために設けられ
た回路であって、外部機器と端子5−1、5−2を介し
て接続される。
【0019】15は、各種演算や制御を統括的に行なう
ための処理手順を記憶する不揮発性の記憶素子、すなわ
ち、ROM(リードオンリメモリ)である。また、本実
施例では、上記した伝送部12、RAM13、ROM1
5、I/O16が演算処理部11に内蔵されたいわゆる
1チップマイクロコンピュータを用いている。さらにA
/D変換部10は、変流器8、変圧器9のアナログ出力
信号の変化を計測するとき、時間軸を同じにするための
サンプルホールド回路と、このサンプルホールド回路の
出力信号を選択するマルチプレクス回路と、このマルチ
プレクス回路により選択された出力信号であるアナログ
信号をディジタル信号に変換するA/D変換回路が1チ
ップで構成された素子、例えば、アナログデバイス社の
形式AD7874を使用することができる。
【0020】ここで変流器8について詳述すると、図1
7で説明した計器用変流器は、計測精度を、例えば1級
すなわち1%クラスに保持するため、2次巻線の巻数を
多くすると共に、コアの断面積を大きくとるため大形化
している。すなわち、変流器の出力電流i、貫通電流
I、負荷抵抗R、出力電圧Eとの関係は、 i=I/n(nは2次巻線数) E=K・i・R=K・1/n・I・R(Kは結合係数)
であり、このKの値が精度に大きく影響することにな
る。
【0021】汎用品の指針形メータなどと共通して使用
するためには、計測精度を高めることが必要である。し
かし、本実施例では専用品として演算処理部10で補正
演算を行なうことにより、計測精度の保持ができるから
小形化が可能である。同様に変圧器9についても演算処
理部10での補正演算により小形化が可能である。
【0022】次に電源部21について詳述する。データ
伝送装置1の各内部回路に対する適切な電圧供給は導伝
材2を介して行なうことにより、外部の別電源から配線
をする必要がないから省配線化が可能となっている。さ
らに、変流器8の後段において接続されているため、変
流器8はデータ伝送装置1の消費電流を含めて負荷の電
流を測定することになり、実際に消費される電流の計測
が可能である。
【0023】データ伝送装置1は、前述のように、1チ
ップマイクロコンピュータ、1チップA/D変換部によ
って構成しているため、消費電流は極めて小さくて済む
が、図示しない負荷側の遮断器が開放状態のとき、所定
の消費電流を超えていれば異常と見なされ自己診断する
ことが可能である。
【0024】本実施例では、変流器8、抵抗4、変圧器
9、A/D変換部10、演算処理部11により、電流、
電圧、電力(有効電力、無効電力)、電力量(有効電力
量、無効電力量)、高調波電流、力率、負荷率、電源周
波数などの8項目の電気諸量の計測が可能である。電
流、電圧、高調波電流は交流信号の1周期をn回(例え
ば32回)サンプリングすることにより、実効値を導き
出すことができる。またその他の項目についても前記電
流値、電圧値から算出できることは周知の通りである。
【0025】次に入力部20について説明すると、負荷
側に遮断器、特に漏電警報付遮断器あるいは予知警報付
遮断器などの警報出力信号(ON/OFF信号)を取込
むことが可能であり、この信号のチャタリングを除去し
たうえで演算処理部10に伝達する。
【0026】次に出力部18は、あらかじめ定められた
内容に基づいて演算処理部11が出力を必要と判断した
とき、演算処理部11が出力し、出力部18に内蔵され
たリレーを駆動するものであり、例えば、前記した警報
出力信号を取込んだとき、あるいは、変流器8の計測信
号値が過大であった場合などで、前記リレーの接点に接
続された端子7−1、7−2にブザーなどを負荷として
接続すれば、外部機器に対する報知機能をもたせること
ができる。表示部19は、前記リレー接点のオン/オフ
状態や、伝送部12の送受信状態、演算処理部11が正
常か異常かなどを表示するものでオン/オフのような2
値表示でよい。
【0027】図2は、第1実施例のデータ伝送装置1の
外観図であって、図2(a)は正面図、(b)は右側面
図を示し、導伝材2に配設した端子部2−1、2−2、
2−3、3−1、3−2、3−3、および、アドレス設
定部17に設けられたアドレススイッチ171、入出
力、伝送用端子5−1〜7−2、表示部に設けられた表
示器191を前面に配置したものである。端子部5−1
〜7−2は安全を考慮したカバーを用いて表面を被覆し
ている。表示器191、アドレススイッチ171を設け
た面は突出し、分電盤取付に好適のように配慮したもの
である。
【0028】また、外部機器配線との電気的接続を行な
う端子部2−1、2−2、2−3、3−1、3−2、3
−3は、ねじ締め端子構造となっている。また、ねじ締
め端子は、底面から概ね32mmの位置に端子間隔は概
ね25mmとして汎用化を図っている。
【0029】図3は図1のブロック図に示した各部構成
部分を搭載する基板の実装斜視図であって、基板22、
23および24によって構成している。
【0030】図4は図2に示した第1実施例のデータ伝
送装置1の断面図で、図4(a)は図2のA−A′断面
図、図4(b)は図2のB−B′断面図を示す。図4に
示すように変流器8は電源側端子2−1(2−3)側に
配置し、導伝材2が貫通し、負荷側端子3−1(3−
3)側に変圧器9を配置したものである。また、電源部
21は基板22に印刷配線で変圧器9に接続されてい
る。
【0031】図5は、本実施例によるデータ伝送装置1
を遮断器26の電源側に取付けた図を示し、短絡板25
を用いて電気的に接続されている。遮断器26は漏電警
報付遮断器を示し、警報出力信号がリード線27を介し
て出力されるもので、データ伝送装置1の入力端子5−
1、5−2に接続される。
【0032】上記実施例から理解できるように、遮断器
26と最短距離で電気的な接続が可能であると共に、警
報信号も最短距離で布線することができ大幅な省配線化
の実現が可能となるわけである。
【0033】上記実施例は端子5−1〜7−2を正面に
配置したものであるが、図6は端子5−1〜7−2を右
側面に配置した実施例の外観を示す図である。側面に配
置する効果としては、端子5−1〜7−2への配線位置
が側面となるから、外観上の見映えはよいが、端子5−
1〜7−2のねじ締めが側面になり作業性の点で多少の
難がある。
【0034】図7(a)は、図6のC−C′断面図、図
7(b)は、図6のD−D′断面図を示す。端子5−1
〜7−2は、基板241には設けずに、基板231に取
付けたもので、パネル板に取付ける場合には、端子部が
パネル板と干渉しない点でメリットがある。図8はこの
実施例の基板に実装した状態の斜視図である。
【0035】図9は、図5と同様に漏電警報付遮断器2
6に取付けた第1実施例のデータ伝送装置1の取付け図
である。図示するようにリード線27の配線の外観的な
見映えはよくなることがわかる。 〈第2実施例〉次に、本発明の第2実施例を図10〜図
13により説明する。図10は本発明に係るデータ伝送
装置の第2実施例のブロック図である。第2実施例の伝
送装置100は、伝送部21を除き第1実施例に準じた
構成を有して筐体101内に収納されている。本実施例
は、第1実施例と同様に中央装置40と伝送線50を介
してデータの送受信を行なうRS−485方式の伝送部
12、図13に示す携帯端末装置29と送受信を行なう
伝送部121を独立して設けたものである。本実施例の
伝送部121は、携帯端末装置29との間が短距離伝送
であるから上記のRS−485方式でなくてもよいが、
近傍には動力配線なども混在していおり、短距離であっ
てもノイズ誘導を受けるおそれがあるので、耐ノイズ性
を考慮してRS−485方式としてある。28は伝送部
121と電気的に接続されたコネクタである。コネクタ
28は、一般によく知られたDサブ9ピンのものであり
部品取付面積は極めて小さいものである。
【0036】図11は第2実施例のデータ伝送装置10
0の外観図である。図11(a)は正面図、図11
(b)は右側面図を示す。コネクタ28は着脱が容易な
ように正面に配置されている。図12は基板の実装斜視
図であって、基板242にコネクタ28を装着したもの
である。図13は携帯端末装置29の外観を示す斜視図
であって、キー操作部30、表示部31、ケーブル3
2、Dサブコネクタ33で構成され、電源供給はコネク
タ28、Dサブコネクタ33、ケーブル32を介してな
される。
【0037】さて、携帯端末装置29には、計測項目に
対応したキーを操作を行なうことにより、データ伝送装
置100に計測データの送信を要求し、受信した内容は
表示部31に表示される。また、携帯端末装置29に
は、計測項目以外の内容、すなわち、データ伝送装置1
00が計測項目、例えば、電流値計測の定格値に対する
超過度合をCPU11によって演算し、出力部18に時
限要素をもって出力する機能を備えており、これに対応
して定格値に対する超過度合と、時限要素を入力するた
めのキー操作部30および表示部31を有している。以
下、図17を用いて説明する。
【0038】受配電系統における主たる機器は変圧器で
あり次に遮断器であるが、この他に系統を保護する保護
継電器があり、事故が発生した時には受配電系統全体と
しての保護、すなわち保護協調が行われていることは衆
知の通りである。
【0039】図17は受配電機器の特性曲線を示す図で
ある。原点を100%として横軸右方向に定格電流に対
する超過度合が示される。縦軸はCPU11から出力部
18に出力されるまでの経過時間を示す。特に低圧系統
では配線用遮断器の過電流特性が重要であり、一般的な
配線用遮断器には図17に示すような特性曲線が付与さ
れている。ここで、データ伝送装置100は、計測値に
基づいた定格電流に対する超過度合を演算すると共に、
これに対応する経過時間を算出し、経過時間に対応して
出力部18に出力するようにしたものである。
【0040】上記実施例の説明は、いわゆる過電流に対
してのものであるが、過電圧、不足電圧などに対して
も、同様の機能を備えるように構成することは極めて容
易である。上記のような超過度合や、経過時間を中央装
置40はデータとして要求し、この要求に基づく表示を
行なうことにより、異常状態に対応する事前予知機能を
備えていることは明白である。また、本発明は、上記実
施例のほか、設備のモータコントロールセンタ(MC
C)におけるモータの監視制御、多機能型リレー制御な
どへの適用が考えられる。
【0041】
【発明の効果】本発明の実施により、変成器からの配線
や、電源供給のための配線を完全になくし大幅な省配線
化を実現することができ、施工工期の短縮を図ることが
可能となる。また、本発明のデータ電送装置を遮断器の
電源側に配置すれば、当該遮断器の開閉状態を知ること
による予防保全が可能となり、データ伝送装置に対する
電源供給が停止したのちも、一定期間は計測データの保
持が可能であるからメンテナンスフリーとなり保守作業
の効率は大幅に向上する。さらに、データ伝送装置の近
傍においてモニタを行なうことができるから、工事の立
ち上がりが容易である。配電系統の異常状態に対する予
知機能により、事故を未然に防止するなど予防保全の実
現に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ伝送装置の第1実施例のブ
ロック図である。
【図2】本発明の第1実施例のデータ伝送装置の外観図
である。
【図3】本発明の第1実施例の各部構成部分を搭載する
基板の実装斜視図である。
【図4】本発明の第1実施例のデータ伝送装置の断面図
である。
【図5】本発明の第1実施例によるデータ伝送装置を遮
断器の電源側に取付けた外観図である。
【図6】本発明の第1実施例によるデータ伝送装置の端
子を側面に配置した外観図である。
【図7】図6に示す実施例のデータ伝送装置の断面図で
ある。
【図8】図6に示す実施例のデータ伝送装置の基板実装
図である。
【図9】図6に示す実施例のデータ伝送装置を漏電遮断
器に取付けた外観図である。
【図10】本発明に係る第2実施例のデータ伝送装置の
ブロック図である。
【図11】本発明の第2実施例のデータ伝送装置の外観
図である。
【図12】本発明の第2実施例の各部構成部分を搭載す
る基板の実装斜視図である。
【図13】上記第二のデータ伝送装置に接続する携帯端
末装置の外観図である。
【図14】従来の端末と中央装置の関係を示す配電系統
図における一例を示す図である。
【図15】従来の分電盤内の接続を示す概要図である。
【図16】従来の分電盤内の配線用遮断器と変流器の接
続を示す図である。
【図17】受配電用遮断器ほかの機器特性を示す図であ
る。
【符号の説明】
1、100…データ伝送装置 2…導伝材 2−1、2−2、2−3…電源側端子 3−1、3−2、3−3…負荷側端子 4…抵抗 5−1、5−2、6−1、6−2、7−1、7−2…端
子 8…変流器 9…変圧器 10…A/D変換部 11…演算
処理部 12…第1の伝送部 121…第2
の伝送部 13…RAM 15…RO
M 14…コンデンサ 16…I/
O部 17…アドレス設定部 18…出力
部 19…表示部 20…入力
部 21…電源部 22、23、24…基板 25…短絡板 26…遮断
器 28…コネクタ 29…携帯
端末装置 30…キー操作部 31…表示
部 32…ケーブル 33…Dサ
ブコネクタ 40…中央装置 41、42、431、43n…端末器 44、441、442、44n…変圧器 45、451、452、45n…変流器 46、461、46n…配電用変圧器 47、48…二次変電所 49、491、49n…分電盤 50…伝送線 51…配線
用遮断器(MCCB) 52…変流器 53…電流
計 54…漏電遮断器(ELCB) 55…負荷 56…過電流継電器 57…電流
切替スイッチ 101…筐体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉崎 昭男 新潟県北蒲原郡中条町大字富岡46番地1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 後藤 聡子 新潟県北蒲原郡中条町大字富岡46番地1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 日山 泰之 新潟県北蒲原郡中条町大字富岡46番地1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 高橋 松一郎 東京都千代田区神田駿河台四丁目3番地 日立テクノエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2F073 AA11 AA33 AB02 AB11 BB04 CC03 CC07 CC08 CC14 FF13 FG01 FG02 FG04 GG01 GG04 GG09 5G064 AA04 DA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電路の電流信号のレベル変換を行ないアナ
    ログ電流信号を出力する変流器と、 該変流器を貫通し電路を形成する導伝材と、 該導伝材に接続され電路の電圧信号のレベル変換を行な
    いアナログ電圧信号を出力する変圧器と、 前記変流器と変圧器のアナログ出力信号をディジタル信
    号に変換するA/D変換部と、 外部の中央装置と送受信を行なう伝送部と、 前記A/D変換部からのデータおよび前記中央装置から
    のデータの処理を行なう演算処理部と、 前記演算処理部による処理結果を出力する出力部と、 前記演算処理部による処理結果を表示する表示部と、 前記演算処理部による処理結果を記憶する記憶部とを一
    体化したことを特徴とするデータ伝送装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のデータ伝送装置において、 外部からのオン/オフ信号を取込む入力部を備えたこと
    を特徴とするデータ伝送装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のデータ伝送装置において、 計測すべきデータの設定および前記演算処理部による演
    算結果の表示機能を有し筐体と接続部を介して接続可能
    な携帯端末装置と、 該携帯端末装置と送受信を行なう第2の伝送部を前記筐
    体内に併設していることを特徴とするデータ伝送装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のデータ伝送装置において、 前記演算処理部は、前記変流器によるディジタル信号に
    ついて、第1の伝送部若しくは第2の伝送部を介してあ
    らかじめ設定された電路の定格電流に対する超過度合に
    応じた遅延時間を演算し、所定の時限に達すると前記出
    力部に信号を出力し、前記遅延時間の経過状態を第1の
    伝送部若しくは第2の伝送部を介して、前記中央装置若
    しくは前記携帯端末装置にそれぞれ伝達することを特徴
    とするデータ伝送装置。
JP2001334629A 2001-10-31 2001-10-31 データ伝送装置 Pending JP2002203290A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001334629A JP2002203290A (ja) 2001-10-31 2001-10-31 データ伝送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001334629A JP2002203290A (ja) 2001-10-31 2001-10-31 データ伝送装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25419393A Division JPH07111743A (ja) 1993-10-12 1993-10-12 データ伝送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002203290A true JP2002203290A (ja) 2002-07-19

Family

ID=19149729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001334629A Pending JP2002203290A (ja) 2001-10-31 2001-10-31 データ伝送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002203290A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100405701C (zh) * 2005-07-15 2008-07-23 中国科学院空间科学与应用研究中心 一种用于卫星的小型配电测控系统
JP2011515702A (ja) * 2008-03-26 2011-05-19 エンフェイズ エナジー インコーポレイテッド 交流電圧の測定方法および装置
CN104597301A (zh) * 2015-01-20 2015-05-06 郑州三晖电气股份有限公司 新型专变采集终端

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100405701C (zh) * 2005-07-15 2008-07-23 中国科学院空间科学与应用研究中心 一种用于卫星的小型配电测控系统
JP2011515702A (ja) * 2008-03-26 2011-05-19 エンフェイズ エナジー インコーポレイテッド 交流電圧の測定方法および装置
US9279832B2 (en) 2008-03-26 2016-03-08 Enphase Energy, Inc. Method and apparatus for measuring AC voltages
CN104597301A (zh) * 2015-01-20 2015-05-06 郑州三晖电气股份有限公司 新型专变采集终端
CN104597301B (zh) * 2015-01-20 2017-07-14 郑州三晖电气股份有限公司 专变采集终端

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6788508B2 (en) Compact low AMP electronic circuit breaker or residential load center
CN101102037B (zh) 数字配电盘
JP3955706B2 (ja) 通電情報計測装置付き回路遮断器およびその補正方法
US20050225909A1 (en) Leakage monitoring system
KR100681801B1 (ko) 디지털 분전반
US5309312A (en) Overcurrent protection relay with communications
EP3367111A1 (en) Energy metering system
JPS60218729A (ja) 遮断器用補助モジユール
JP2001103622A (ja) 宅内電気エネルギ計測システム
JPH118930A (ja) 回路遮断器の通電情報計測装置
GB2450426A (en) Circuit breaker electrical power consumption monitoring
US20050013077A1 (en) Circuit breakers with integrated current and/or voltage sensors
JP2002203290A (ja) データ伝送装置
JPH07111743A (ja) データ伝送装置
JP2600339Y2 (ja) 回路遮断器および回路遮断器装着型電力量計
JPS62173914A (ja) 回路しや断器
US4675598A (en) Current measuring device in an electrical distribution switchboard or enclosure
JP2008289301A (ja) 監視機能付分電盤
CN203423479U (zh) 小型化低压电动机综合保护装置
CN219870017U (zh) 一种温度采集结构及断路器
WO2003008983A2 (en) Energy consumption control unit
JP3887438B2 (ja) 変電設備
JP4543421B2 (ja) 受配電設備
CN216051923U (zh) 中压柜综合测控显示装置及中压柜
CN220553710U (zh) 一种配电箱的智能开关装置