JP2002202153A - エンコーダ - Google Patents

エンコーダ

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JP2002202153A
JP2002202153A JP2000402119A JP2000402119A JP2002202153A JP 2002202153 A JP2002202153 A JP 2002202153A JP 2000402119 A JP2000402119 A JP 2000402119A JP 2000402119 A JP2000402119 A JP 2000402119A JP 2002202153 A JP2002202153 A JP 2002202153A
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rotating
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業中の手や腕の疲労を防ぐ。 【解決手段】 電子機器の筐体の前面パネル10の表面
に垂直方向に回転不能な支持棒5を備えている。回転体
3を回転操作して設定を行う際には、支持棒5の先端面
の凹面5aに親指の腹をのせ、支持棒5にかけた親指を
支点にして他の指で回転体3を回転操作することによ
り、手首にかかる負担を軽減し、作業中の手や腕の疲労
を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば移動無線の
テスターやスペクトラムアナライザなどの各種電子機器
のパネルに装備され、各種パラメータの設定時のカーソ
ル移動や数値設定、その他の表示系の調整等に用いられ
るエンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のスイッチ機構付きエンコー
ダの側断面図である。図6に示すスイッチ機構付きエン
コーダ41は、回転ノブ(回転体)3、回転検出機構4
を備えている。回転ノブ3は、一端が開口した円筒状を
なし、不図示の筐体の前面パネル10の表面より露出し
て設けられている。
【0003】回転検出機構4は、円筒状のハウジング1
1と、ハウジング11の内側に設けられる受け部材21
にベアリング12を介して取り付けられる回転部材13
とを有している。回転部材13は、一体形成された爪部
13aが回転ノブ3の係合穴3cに係合されており、回
転ノブ3と連動して回転する。回転部材13の外周に
は、軸方向に平行な複数のスリット15が等間隔で形成
されている。
【0004】ハウジング11には、回転ノブ3と連動し
て回転する回転部材13のスリット15の通過を検出す
る回転量検出手段16が設けられている。回転量検出手
段16は、回転部材13のスリット15を挟むように対
向配置される検出素子17(2組の発光素子17aと受
光素子17b)で構成される。回転量検出手段16は、
回転ノブ3が回転操作されたときに、この回転ノブ3と
連動して回転する回転部材13の回転に伴うスリット1
5の通過を検出し、この検出したスリット15の通過数
に対応したパルス信号を出力している。
【0005】受け部材21は、一端がプリント基板2に
固定されており、このプリント基板2に固定された一端
面側に大径の開口21aを有し、この大径の開口21a
に連通して小径の貫通穴21bが他端面に形成されてい
る。大径の開口21a内には、スイッチ機構22がプリ
ント基板2に接続されて設けられている。小径の開口2
1bには、操作棒42が軸方向(矢印A方向)に移動可
能に挿通されており、操作棒42の先端面がスイッチ機
構22の作動子22aと対向している。
【0006】操作棒42は、先端の小径部42aが受け
部材21の貫通穴21bに挿通され、他端の大径部42
bが回転ノブ3の貫通穴3aに挿通されて回転ノブ3の
表面と面一に設けられる。操作棒42の小径部42aに
は、操作棒42を矢印Aと反対方向に付勢する付勢手段
23が設けられている。操作棒42の大径部42bの外
周部分にはストッパ部材24が取り付けられている。ス
トッパ部材24は、操作棒42の先端面がスイッチ機構
22の作動子22aを押圧していない状態(オフ状態)
のときに回転ノブ3の開口部の内壁面3bに当接してい
る。
【0007】回転部材13のハウジング11と対面する
表面には、凹凸部13bが一定間隔(スリット15と同
等の間隔)で円形状に一体形成されている。また、ハウ
ジング11には、回転部材13の凹凸部13bを望むよ
うに所定深さの開口穴31が形成されている。開口穴3
1には、軸部に付勢手段としてのバネ32(つる巻バ
ネ)が挿通された段付き円柱状の座モールド33が挿入
された状態で、球体34がバネ32の付勢力により回転
部材13の凹凸部13bに圧接するように設けられる。
そして、回転ノブ3の回転操作に伴う回転部材13の一
定回転(1クリックに相当)毎にクリック感が得られる
クリック機構35を構成している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のエンコ
ーダ41において、各種パラメータの設定を行う場合に
は、カソールの移動量に応じて回転ノブ3を所定角度回
転する動作が設定の度に行われるが、回転ノブ3の操作
が、回転ノブ3の外周部分に指を添えて腕を支点とする
手首を捻る動作のため、設定作業が長時間に及ぶ場合に
は手や腕に疲労が発生するという問題があった。
【0009】また、従来のエンコーダ41では、回転ノ
ブ3を回転操作することにより設定対象となるパラメー
タ設定項目にカーソルを移動するが、実際にパラメータ
や数値を決定するにはエンコーダ41とは別体に設けら
れたSetキーを併用しなければならず、1個のエンコ
ーダ41のみでカーソルの移動からパラメータの決定ま
での動作を行うことができなかった。
【0010】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてな
されたものであり、作業中の手や腕の疲労を防ぐことが
できるエンコーダを提供すること、更に1個のみのエン
コーダでパラメータ内容の設定の切換えを行うことがで
きるエンコーダを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明に係るエンコーダは、回転可能に保
持された回転軸回りに空洞を有する円筒状の回転体3を
備えたエンコーダにおいて、前記空洞内の回転軸にあ
り、且つ前記回転体の一端から回転軸方向に所定長さ突
出して回転不能に保持された支持棒5を備えたことを特
徴とする。
【0012】請求項2の発明に係るエンコーダは、請求
項1のエンコーダにおいて、前記支持棒5は、前記回転
体3の回転中心軸と平行方向に摺動可能であり、前記支
持棒が押圧されて摺動することにより、オン・オフ可能
に配置されたスイッチ機構22を備えたことを特徴とす
る。
【0013】請求項3の発明に係るエンコーダは、請求
項1又は2のエンコーダにおいて、前記回転体の所定回
転角度毎に、回転を一旦静止させるためのクリック手段
35を備えたことを特徴とする。
【0014】本発明のエンコーダは、電子機器の筐体の
前面パネル10の表面に垂直方向に回転不能に保持され
た支持棒5を備えている。回転体3を回転操作して設定
を行う際には、支持棒5の先端面に例えば親指をかけ、
この支持棒5にかけた親指を支点にして他の指で回転体
3を回転操作することにより、手首にかかる負担が軽減
し、作業中の手や腕の疲労を防ぐことができる。また、
支持棒5は、それ自体押動操作可能とし、この支持棒5
の押動操作によりオン・オフするスイッチ機構22を備
えた構成により、スイッチ機構22が出力するオン信号
又はオフ信号でパラメータ内容の設定の切換えを行うこ
とができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明によるエンコーダの
第1実施の形態を示す正面図、図2は同エンコーダの側
断面図である。
【0016】以下に説明する本例のエンコーダ1(1
A,1B)は、例えば移動無線のテスターやスペクトラ
ムアナライザなどの各種電子機器のパネルに装備され、
各種パラメータの設定時のカーソル移動や数値設定、そ
の他の表示系の調整等に用いられ、前面パネル10と平
行に設けられた筐体内部のプリント基板2に取り付けら
れる。なお、図6に示すスイッチ機構付きエンコーダ4
1と同一の構成要素には同一番号を付して説明する。
【0017】図1及び図2に示すエンコーダ1A(1)
は、回転ノブ(回転体)3、回転検出機構4、支持棒5
を備えて概略構成される。
【0018】回転ノブ3は、操作者に手によって回転操
作されるもので、一端が開口した空洞を有する円筒状を
なし、不図示の筐体の前面パネル10の表面より露出し
て設けられている。図2に示すように、回転ノブ3の表
面中央部には貫通穴3aが形成されており、貫通穴3a
には支持棒5が挿通されている。
【0019】図2に示すように、回転検出機構4は、プ
リント基板2に固定された円筒状のハウジング11と、
プリント基板2に回転不能に固定された支持棒5にベア
リング12を介して取り付けられる回転部材13とを有
している。回転部材13は、一体形成された爪部13a
が回転ノブ3の係合穴3cに係合されており、回転ノブ
3と連動して回転する構成とされている。回転部材13
の外周には、軸方向に平行な複数のスリット15が等間
隔で形成されている。
【0020】ハウジング11には、回転ノブ3と連動し
て回転する回転部材13のスリット15の通過を検出す
る回転量検出手段16が設けられている。回転量検出手
段16は、回転部材13のスリット15を挟むように対
向配置される検出素子17(発光素子17aと受光素子
17b)で構成される。本例では、回転部材13のスリ
ット15を挟むように2組の発光素子17a,17aと
受光素子17b,17bがハウジング11の開口部11
a(図1の一点鎖線で示す位置)に並設されている。な
お、これら発光素子17a及び受光素子17bのリード
線はプリント基板2に接続されている。回転量検出手段
16は、回転ノブ3が回転操作されたときに、この回転
ノブ3と連動して回転する回転部材13の回転に伴うス
リット15の通過を検出し、この検出したスリット15
の通過数に対応したパルス信号を出力している。
【0021】図1及び図2に示すように、支持棒5は円
柱棒状に形成される。図2に示すように、支持棒5は、
回転ノブ3の貫通穴3aに挿通され、回転ノブ3と一緒
に回転しないように基端部がプリント基板2にネジなど
の固定手段6を介して固定され、前面パネル10の表面
の鉛直方向に対して回転ノブ3の表面から先端部が直径
の略1/3の長さから略同等の長さ延出して回転ノブ3
の略中央に設けられる。そして、支持棒5は、回転ノブ
3を回転操作する際、先端部分に指をかけたり、掌の中
心を突き当てて残りの指を回転ノブ3の外周部分に添え
ることにより、回転ノブ3の操作時において手や腕にか
かる負担を軽減している。また、図1及び図2に示すよ
うに、支持棒5の先端面は、親指の腹部分をのせたとき
に、支持棒5の軸方向から斜め下方にずれた矢印F方向
(図2の例では、左斜め下方略45°)に荷重がかかる
ように円弧状の凹面5aを形成している。
【0022】回転部材13のハウジング11と対面する
表面には、凹凸部13bが一定間隔(スリット15と同
等の間隔)で円形状に一体形成されている。また、ハウ
ジング11には、回転部材13の凹凸部13bを望むよ
うに所定深さの開口穴31が形成されている。開口穴3
1には、軸部に付勢手段としてのバネ32(つる巻バ
ネ)が挿通された段付き円柱状の座モールド33が挿入
された状態で、例えばスチールボールからなる球体34
がバネ32の付勢力により回転部材13の凹凸部13b
に押し付けられて圧接するように設けられる。すなわ
ち、球体34の一部が開口穴31より露出し、回転部材
13の凹凸部13bと座モールド33との間にバネ32
の付勢力により押圧された状態で球体34が開口穴31
に設けられる。これにより、回転ノブ3の回転操作に伴
う回転部材13の回転トルクは球体34が凹凸部13b
を1つ越える毎に重くなったり軽くなったりし、回転ノ
ブ3の回転操作に伴う回転部材13の一定回転(1クリ
ックに相当)毎にクリック感が得られるクリック手段と
してのクリック機構35が構成される。
【0023】そして、回転部材13の凹凸部13bと、
ハウジング11の座モールド33及びバネ32で支持さ
れた球体34とが回転ノブ3の回転操作に伴う回転部材
13の回転によってこすれあうことにより回転ノブ3の
回転が節動され、クリック感を引き出している。本例で
は、回転ノブ3の回転操作に伴う回転部材13の回転に
より、回転部材13の1つ分の凹凸部13bが球体34
上を乗り越えて移動したときを1クリックとしている。
なお、付勢手段としてのバネ32の強度を大きく持たせ
ることで、より大きなクリック感が得られる。
【0024】上記構成によるエンコーダ1Aでは、回転
ノブ3を回転操作する場合、例えば支持棒5の凹面5a
に親指の腹部分をのせ、この凹面5aにのせた親指を支
点にして残りの指で回転ノブ3の外周部分を回転操作す
る。回転ノブ3の回転操作がなされると、その回転に伴
うスリット15の通過数に対応したパルス信号がエンコ
ーダ1Aから出力される。例えば回転ノブ3が1回転し
たときに36個のパルス信号を出力する場合、回転ノブ
3が10°回転される毎に1個のパルス信号が出力され
ることになる。
【0025】次に、図3及び図4は本発明によるエンコ
ーダの第2実施の形態を示す図であり、図3はスイッチ
機構がオフ状態の側断面図であり、図4はスイッチ機構
がオン状態の側断面図である。なお、図3及び図4にお
いて、図1及び図2のエンコーダ1Aと同一の構成要素
には同一番号を付し、その説明を省略している。
【0026】図3及び図4に示すエンコーダ1B(1)
は、ハウジング11の内側に円筒状の受け部材21が設
けられている。受け部材21には、ベアリング12を介
して回転部材13が取り付けられている。受け部材21
は、一端がプリント基板2に固定されており、このプリ
ント基板2に固定された一端面側に大径の開口21aを
有し、この大径の開口21aに連通して小径の貫通穴2
1bが他端面に形成されている。大径の開口21a内に
は、マイクロスイッチなどのスイッチ機構22がプリン
ト基板2に接続されて設けられている。小径の開口21
bには、支持棒5が軸方向(矢印A方向)に移動可能に
挿通されており、支持棒5の先端面がスイッチ機構22
の作動子22aと対向している。
【0027】支持棒5は、段付き円柱棒状に形成され、
先端の小径部5bが受け部材21の貫通穴21bに挿通
され、他端の大径部5cが回転ノブ3の貫通穴3aに挿
通されており、前面パネル10の表面の鉛直方向に対し
て回転ノブ3の表面から先端部が所定長さ延出して設け
られる。支持棒5の小径部5bには、支持棒5を矢印A
と反対方向に付勢する付勢手段23が設けられている。
図3及び図4の例における付勢手段23は、支持棒5の
小径部5bに介装されたコイルバネで構成され、一端が
受け部材21の表面に当接し、他端が小径部5bと大径
部5cの段付き面に当接している。支持棒5の大径部5
cの外周部分には、Eリングなどのストッパ部材24が
取り付けられている。ストッパ部材24は、スイッチ機
構22がオフ状態のとき、すなわち支持棒5の先端面が
スイッチ機構22の作動子22aを押圧していない状態
のときに回転ノブ3の開口部の内壁面3bに当接してい
る。
【0028】上記構成によるエンコーダ1Bでは、付勢
手段23の付勢力に抗して支持棒5を矢印A方向に押動
操作すると、支持棒5の先端面がスイッチ機構22の作
動子22aを押圧する。これにより、スイッチ機構22
がオン状態となり、エンコーダ1Bからオン状態を示す
信号が出力される。
【0029】そして、付勢手段23の付勢力に抗して支
持棒5をA方向に押圧する力が解かれると、付勢手段2
3による付勢力が矢印A方向と反対方向に働き、ストッ
パ部材24が回転ノブ3の内壁面3bに当接する位置ま
で支持棒5が押し戻される。これにより、支持棒5の先
端面がスイッチ機構22の作動子22aから離れ、スイ
ッチ機構22がオフ状態となり、エンコーダ1Bからは
オフ状態を示す信号が出力される。
【0030】以上より、上記支持棒5の押動操作に伴っ
てスイッチ機構22から出力されるオン・オフ信号は、
例えば図5に示すようなパラメータ表示画面51におい
て、所定のパラメータ設定項目52を選択し、設定ウィ
ンドウメニュー画面に切り換えてパタメータの選択や数
値入力を行うための信号として用いられる。例えば現在
図中のハッチング部分のパラメータ設定項目52bにカ
ーソルが位置しているものとし、この状態から2つ先の
パラメータ設定項目52dにカーソルを移動して所望の
パラメータ設定を行う場合には、パラメータ2つ分の移
動量に相当する回転角だけ回転ノブ3を時計方向に回転
させる。この回転により、回転ノブ3の回転に対応した
パルス信号が発生し、制御部30に入力する。制御部3
0で処理された信号は、表示画面51に入力する。そし
て、ハッチング部分のパラメータ設定項目52bに位置
するカーソルが2つ先のパラメータ設定項目52dに移
動する。この状態で支持棒5を押動操作してスイッチ機
構22をオンにすると、オン状態を示す信号が出力さ
れ、制御部30に入力する。制御部30で処理された信
号は、表示画面51に入力する。すると、カーソルが位
置するパラメータ設定項目が選択され、設定ウィンドウ
メニュー画面に切り換わる。そして、設定ウィンドウメ
ニュー画面が表示されている状態で、回転ノブ3を所定
量回転操作し、設定ウィンドウメニュー画面上の所望の
パラメータを選択、又は所望の数値を入力した後、支持
棒5を押動操作してスイッチ機構22をオンにしてパラ
メータ又は数値を決定する。
【0031】なお、回転ノブ3を回転操作したときの動
作は、図1及び図2に示すエンコーダ1Aの場合と同様
であるが、回転ノブ3を回転操作する際には、誤って支
持棒5を押動操作することがないように支持棒5の凹面
5aに親指の腹をのせ、他の指で回転ノブ3の外周部分
を回転操作することが好ましい。また、支持棒5の先端
面に掌を突き当てて指で回転ノブ3を回転操作する場合
には、支持棒5の軸方向(矢印A方向)にある程度の荷
重がかかっても支持棒5が押動操作されることがないよ
うに付勢手段24の付勢力を強くする。
【0032】このように、本例のエンコーダ1(1A,
1B)によれば、回転ノブ3の表面の略中央から延出し
て固定された支持棒5が設けられた構成なので、回転ノ
ブ3の回転操作時における手や腕に疲労を防ぐことがで
きる。その際、回転ノブ3の外周部分に指を添えて回転
ノブ3を回転操作することで微調整も可能である。
【0033】すなわち、本例のエンコーダ1(1A,1
B)によれば、従来のエンコーダでは長時間の作業によ
り手や腕の疲労を発生させていたのに対し、回転ノブ3
の略中央に備え付けられた支持棒5に親指をかけたり掌
を突き当て、残った指で回転ノブ3を回転操作すること
により、支持棒5の先端面にかけられた親指や掌を支点
にして回転ノブ3を回転操作することができ、作業中の
手や腕の疲労を防ぐという効果を奏する。
【0034】また、図2に示すエンコーダ1Bでは、支
持棒5を押動操作可能とし、この支持棒5の押動操作に
よりオン・オフするスイッチ機構22を設けた構成なの
で、スイッチ機構22のオン・オフ動作によりパラメー
タや数値データ等の変更・入力モードとして設定が行
え、1個のみのエンコーダでパラメータ内容の設定の切
換えを行うことができ、従来の確定手段の機能も兼ねる
ことができる。
【0035】さらに、図5に示すようなパラメータ表示
画面51において、所定のパラメータ設定項目52を選
択するにあたっては、回転ノブ3を1クリック操作する
毎に回転ノブ3の回転が一旦静止し、1クリック毎にカ
ーソルが1つのパラメータ分だけ移動するので、目的の
パラメータ設定項目52までカーソルを楽に移動させる
ことができ、カーソルの移動不足や移動過多による誤操
作を低減できる。
【0036】ところで、上述した実施の形態では、回転
ノブ3の回転量に伴うスリット15の通過数に対応した
パルス信号を出力しているが、スリット15の代わりに
磁気ストライプを設け、この磁気ストライプの移動を磁
気的に検出し、回転ノブ3の回転量に応じたパルス信号
を出力するようにしてもよい。この他、スリット15に
代わる導電パターンを形成し、この導電パターンに常時
電流を流しておき、回転ノブ3の回転に伴う導電パター
ンの導通・非導通によってパルス信号を出力する構成と
してもよい。
【0037】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、従来のエンコーダでは長時間の作業により手や
腕の疲労を発生させていたのに対し、回転体の略中央に
備え付けられた支持棒に親指をかけたり掌を突き当て、
残った指で回転体を回転操作することにより、支持棒の
先端面にかけられた親指や掌を支点にして回転体を回転
操作でき、作業中の手や腕の疲労を防ぐという効果を奏
する。
【0038】請求項2のエンコーダによれば、支持棒を
押動操作可能とし、この支持棒の押動操作によりオン・
オフするスイッチ機構を設けた構成なので、上記効果に
加え、1個のみのエンコーダでパラメータ内容の設定の
切換えを行うことができ、従来の確定手段の機能も兼ね
ることができる。
【0039】請求項3のエンコーダによれば、回転体の
所定回転角度毎に、回転を一旦静止させるためのクリッ
ク手段を備え、表示画面上に表示される所定のパラメー
タを選択する場合、回転体を1クリック操作する毎に回
転体の回転が一旦静止し、1クリック毎にカーソルが1
つのパラメータ分だけ移動するので、目的のパラメータ
までカーソルを楽に移動させることができ、カーソルの
移動不足や移動過多による誤操作を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエンコーダの第1実施の形態を示
す正面図
【図2】図1のエンコーダの側断面図
【図3】本発明によるエンコーダの第2実施の形態を示
す側断面図であって、スイッチ機構がオフ状態を示す図
【図4】本発明によるエンコーダの第2実施の形態を示
す側断面図であって、スイッチ機構がオン状態を示す図
【図5】エンコーダによって設定変更されるパラメータ
表示画面の一例を示す図
【図6】従来のスイッチ機構付きエンコーダの側断面図
【符号の説明】
1(1A,1B)…エンコーダ、3…回転ノブ(回転
体)、5…支持棒、22…スイッチ機構、35…クリッ
ク機構(クリック手段)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能に保持された回転軸回りに空洞
    を有する円筒状の回転体(3)を備えたエンコーダにお
    いて、 前記空洞内の回転軸にあり、且つ前記回転体の一端から
    回転軸方向に所定長さ突出して回転不能に保持された支
    持棒(5)を備えたことを特徴とするエンコーダ。
  2. 【請求項2】 請求項1のエンコーダにおいて、 前記支持棒(5)は、前記回転体(3)の回転中心軸と
    平行方向に摺動可能であり、前記支持棒が押圧されて摺
    動することにより、オン・オフ可能に配置されたスイッ
    チ機構(22)を備えたことを特徴とするエンコーダ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のエンコーダにおいて、 前記回転体の所定回転角度毎に、回転を一旦静止させる
    ためのクリック手段(35)を備えたことを特徴とする
    エンコーダ。
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