JP2002201908A - タービン動翼保持構造 - Google Patents

タービン動翼保持構造

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JP2002201908A
JP2002201908A JP2000401012A JP2000401012A JP2002201908A JP 2002201908 A JP2002201908 A JP 2002201908A JP 2000401012 A JP2000401012 A JP 2000401012A JP 2000401012 A JP2000401012 A JP 2000401012A JP 2002201908 A JP2002201908 A JP 2002201908A
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JP
Japan
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disk
disc
turbine
turbine moving
moving blade
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JP2000401012A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kuroki
博史 黒木
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タービン動翼及びディスクにおいて高温の燃
焼ガスがディスクの二次空気側へ漏れないようにするタ
ービン動翼保持構造を提供する。 【解決手段】 回転自在なディスク5と、ディスク5の
外周に取付けられる複数のタービン動翼8とを備え、デ
ィスク5は、周方向に沿って所定の間隔で設けられる複
数の嵌合溝6と、隣接する嵌合溝6の間に形成される支
持部7とを備え、タービン動翼8は、ディスク5の嵌合
溝6に嵌合されるプラットフォーム9,10と、プラッ
トフォーム9,10からディスク径方向外方へ突出した
タービン動翼本体とを備え、ディスク5の支持部7とタ
ービン動翼8のプラットフォーム9,10との隙間13
には、断熱材20を充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジェットエンジン
のタービンにおいてタービン動翼を保持するタービン動
翼保持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ジェットエンジンに用いられるタービン
は、図4〜図6に示す如く、外側ケーシング1と内側ケ
ーシング2との間に燃焼器(図示せず)より生じた高温
の燃焼ガス3の流路を形成し、内側ケーシング2の内部
には圧縮器(図示せず)より生じた二次空気4の流路を
形成している。
【0003】内側ケーシング2の内部には、エンジンの
回転軸(図示せず)に支持されるディスク5が回転軸方
向に沿って所定の間隔で複数備えられており、ディスク
5は、ディスク回転軸方向と略平行に延在する複数の嵌
合溝6を周方向に沿って所定の間隔で形成し、且つ隣接
する嵌合溝6の間には支持部7を備えている。ここで、
嵌合溝6は、夫々、ディスク回転軸方向より見て、ディ
スク5の径方向内側から外周縁部に向かって開口が狭く
なるよう楕円の曲面より形成され、支持部7は、ディス
ク回転軸方向より見て、ディスク5の径方向内側から外
周縁部に向かってキノコ状の楕円の曲面より形成されて
いる。又、ディスク5の軸心側には二次空気が上流から
下流に流下するよう流路を備えている。
【0004】ディスク5の嵌合溝6にはタービン動翼8
が備えられており、タービン動翼8は、遠心力が作用し
た際にディスク5の径方向へ抜けないよう、ディスク5
の嵌合溝6に嵌合されると共に支持部7により支持され
るプラットフォームのシャンク部9を備え、シャンク部
9の上部には、内側ケーシング2近傍で周方向に延在し
て支持部7の上側に位置するプラットフォームの段部1
0を形成し、プラットフォームの段部10上方には、外
側ケーシング1と内側ケーシング2の間に位置して高温
の燃焼ガス3を受けるようディスク径方向外方へ突出す
るタービン動翼本体11を設けている。
【0005】ここで、タービン動翼8をディスク5に備
えた際のプラットフォームの段部10は、隣接するプラ
ットフォームの段部10と併せてディスク5の支持部7
を覆うよう略円環状に形成されており、円周方向へ隣接
する段部10同士の間には、所定の隙間12を、段部1
0へ延在するシャンク部9とディスク5の支持部7との
間には、発生モーメントを吸収し得る隙間13を、段部
10と内側ケーシング2との間には、図4に示す如く、
ディスク5が回転し得る所定の隙間14を備えている。
又、タービン動翼8のシャンク部9をディスク5の嵌合
溝6に嵌入した際の嵌合溝6のディスク径方向内側に
は、図5に示す如く、所定の隙間15を備え、隙間15
には折り曲げることによりタービン動翼8を固定するリ
テイナ16を配置している。
【0006】一方、外側ケーシング1と内側ケーシング
2の間に燃焼ガス3の上流から下流に向かって所定の間
隔で配置されるタービン動翼8の間には、図4に示す如
く、外側ケーシング1の内周方向に沿って配置されるタ
ービン静翼17を備えている。
【0007】このため、燃焼器(図示せず)で発生した
燃焼ガス3は、外側ケーシング1と内側ケーシング2の
間を流下してタービン動翼8を回転駆動させることによ
り回転軸(図示せず)にトルクを発生させており、同時
に、内側ケーシング2内においては、圧縮器(図示せ
ず)よりディスク5の流路を流下する二次空気4が、燃
焼ガス3の高温による劣化を防止するようディスク5を
冷却している。又、二次空気4の一部は、パージエア1
8として段部10と内側ケーシング2との間の隙間14
から燃焼ガス3側へ吹出し、燃焼ガス3が内側ケーシン
グ2内におけるディスク5の二次空気4側へ入り込まな
いようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、二次空
気4が流れる内側ケーシング2内には圧力勾配等により
低圧の部分を生じるため、外側ケーシング1と内側ケー
シング2の間を流れる高温の燃焼ガス3の一部19は、
円周方向へ隣接するプラットフォームの段部10同士の
隙間12、及び段部10へ延在するシャンク部9とディ
スク5の支持部7との間の隙間13から内側ケーシング
2内におけるディスク5の二次空気4側に流れ込み、燃
焼ガス3側へ吹出すパージエア18が減少すると共に、
ディスク5が加熱されて急速に劣化するという問題があ
った。
【0009】本発明のタービン動翼保持構造は上述した
実情に鑑みてなしたもので、タービン動翼及びディスク
において高温の燃焼ガスがディスクの二次空気側へ漏れ
ないようにするタービン動翼保持構造を提供することを
目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のタービン動翼保
持構造は、回転自在なディスクと、該ディスクの外周に
取付けられる複数のタービン動翼とを備え、前記ディス
クは、周方向に沿って所定の間隔で設けられ且つディス
ク回転軸方向と略平行に延在する複数の嵌合溝と、隣接
する嵌合溝の間に形成される支持部とを備え、前記ター
ビン動翼は、前記ディスクの嵌合溝に嵌合されるプラッ
トフォームと、該プラットフォームからディスク径方向
外方へ突出したタービン動翼本体とを備え、前記ディス
クの支持部とタービン動翼のプラットフォームとの隙間
に、断熱材を充填したものである。
【0011】又、本発明のタービン動翼保持構造は、断
熱材を、耐火物をメタル箔で包んだもので構成してもよ
い。
【0012】このように、ディスクの支持部とタービン
動翼のプラットホームとの間の隙間には断熱材を充填し
たので、燃焼器より流下する燃焼ガスは、前記隙間から
ディスクの二次空気側へ流れ込むことがなく、結果的に
燃焼ガス側へ吹出すパージエアの減少を防止すると共に
ディスクの加熱を予防し、ディスクの耐久性を向上させ
ることができる。又、前記隙間に充填された断熱材は、
燃焼ガスにより加熱されたタービン動翼のプラットホー
ムからディスクへの輻射熱を断熱することができる。
【0013】更に、断熱材を、耐火物をメタル箔で包ん
だもので構成すると、ディスクの支持部とタービン動翼
のプラットホームとの間の隙間から燃焼ガスがディスク
の二次空気側へ流れ込むことを適確に防止すると共に、
燃焼ガスにより加熱されたタービン動翼のプラットホー
ムからディスクへの輻射熱を確実に断熱することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。
【0015】図1〜図3は本発明のタービン動翼保持機
構を実施する形態例であり、図中、図4〜図6と同一の
符号を付した部分は同一物を表している。
【0016】タービン動翼8をディスク5に備えた際に
は、円周方向へ隣接するプラットフォームの段部10同
士の隙間12、及び段部10へ延在するシャンク部9と
ディスク5の支持部7との間の隙間13において、全て
断熱材20を充填しており、断熱材20はディスク5の
回転によりディスク回転軸方向及びディスク5の径方向
に抜けないように配置されている。
【0017】ここで、断熱材20は、石綿、ガラス綿、
スラグウール、ケイソウ土、炭酸マグネシウム粉、酸化
マグネシウム粉等から選択された少くとも一つの耐火材
21をNi系メタル箔22により包んで構成されてい
る。なお、耐火材21は石綿が好ましい。
【0018】以下、本発明の実施の形態例の作用を説明
する。
【0019】燃焼ガス3が燃焼器(図示せず)より流下
する際には、燃焼ガス3は、断熱材20により、円周方
向へ隣接するプラットフォームの段部10同士の隙間1
2、及び段部10へ延在するシャンク部9とディスク5
の支持部7との間の隙間13から内側ケーシング2内に
おけるディスク5の二次空気4側へ流れ込むことがな
く、外側ケーシング1と内側ケーシング2の間を流下す
る。
【0020】このため、隙間12,13に充填された断
熱材20は、燃焼ガス3側へ吹出すパージエア18の減
少を防止すると共にディスク5の加熱を予防し、ディス
ク5の耐久性を向上させることができる。又、断熱材2
0は、燃焼ガス3により加熱されたタービン動翼8にお
けるプラットホームのシャンク部9及び段部10からデ
ィスク5への輻射熱を断熱することができる。
【0021】更に、断熱材20を、石綿等の耐火物をN
i系メタル箔で包んだもので構成すると、円周方向へ隣
接するプラットフォームの段部10同士の隙間12、及
び段部10へ延在するシャンク部9とディスク5の支持
部7との間の隙間13から燃焼ガス3が内側ケーシング
2内の二次空気4側へ流れ込むことを適確に防止すると
共に、燃焼ガス3により加熱されたタービン動翼8にお
けるプラットホームのシャンク部9及び段部10からデ
ィスク5への輻射熱を確実に断熱することができる。
【0022】なお、本発明のタービン動翼保持構造は上
述した実施の形態のみに限定されるものではなく、断熱
材は、断熱作用があるならば他の材質、形状でもよいこ
と、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において
種々変更を加え得ることは勿論である。
【0023】
【発明の効果】本発明のタービン動翼保持構造によれ
ば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
【0024】I)ディスクの支持部とタービン動翼のプ
ラットホームとの間の隙間には断熱材を充填したので、
燃焼器より流下する燃焼ガスは、前記隙間からディスク
の二次空気側へ流れ込むことがなく、結果的に燃焼ガス
側へ吹出すパージエアの減少を防止すると共にディスク
の加熱を予防し、ディスクの耐久性を向上させることが
できる。又、前記隙間に充填された断熱材は、燃焼ガス
により加熱されたタービン動翼のプラットホームからデ
ィスクへの輻射熱を断熱することができる。
【0025】II)断熱材を、耐火物をメタル箔で包ん
だもので構成すると、ディスクの支持部とタービン動翼
のプラットホームとの間の隙間から燃焼ガスがディスク
の二次空気側へ流れ込むことを適確に防止すると共に、
燃焼ガスにより加熱されたタービン動翼のプラットホー
ムからディスクへの輻射熱を確実に断熱することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタービン動翼保持構造の実施の形態例
を示す縦断側面図である。
【図2】図1のII−II方向の矢視図である。
【図3】図2の一部を拡大した正面図である。
【図4】従来のタービン動翼保持構造の一例を示す概略
図である。
【図5】図4のV−V方向の矢視図である。
【図6】図5の一部を拡大した正面図である。
【符号の説明】
5 ディスク 6 嵌合溝 7 支持部 8 タービン動翼 9 シャンク部(プラットフォーム) 10 段部(プラットフォーム) 11 タービン動翼本体 13 隙間 20 断熱材 21 耐火材 22 メタル箔(Ni系メタル箔)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在なディスクと、該ディスクの外
    周に取付けられる複数のタービン動翼とを備え、 前記ディスクは、周方向に沿って所定の間隔で設けられ
    且つディスク回転軸方向と略平行に延在する複数の嵌合
    溝と、隣接する嵌合溝の間に形成される支持部とを備
    え、 前記タービン動翼は、前記ディスクの嵌合溝に嵌合され
    るプラットフォームと、該プラットフォームからディス
    ク径方向外方へ突出したタービン動翼本体とを備え、 前記ディスクの支持部とタービン動翼のプラットフォー
    ムとの隙間に、断熱材を充填したことを特徴とするター
    ビン動翼保持構造。
  2. 【請求項2】 断熱材を、耐火物をメタル箔で包んだも
    ので構成した請求項1記載のタービン動翼保持構造。
JP2000401012A 2000-12-28 2000-12-28 タービン動翼保持構造 Pending JP2002201908A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8845288B2 (en) 2010-06-30 2014-09-30 Rolls-Royce Plc Turbine rotor assembly

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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