JP2002200541A - 加工方法、加工制御装置およびそれにより製造されたバルブ - Google Patents

加工方法、加工制御装置およびそれにより製造されたバルブ

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JP2002200541A JP2001121650A JP2001121650A JP2002200541A JP 2002200541 A JP2002200541 A JP 2002200541A JP 2001121650 A JP2001121650 A JP 2001121650A JP 2001121650 A JP2001121650 A JP 2001121650A JP 2002200541 A JP2002200541 A JP 2002200541A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工機のテーブル上に載置固定されたワーク
を効率よく加工する加工方法、その加工を制御する加工
制御装置、およびその加工方法あるいはその加工制御装
置により製造されたバルブを提供する。 【解決手段】 加工機のテーブル上に載置固定されたワ
ークにおける少なくとも3平面の中心位置に基づいてワ
ーク中心位置を求める。そして、前記ワーク中心位置と
テーブル中心位置とのズレ量を求める。そして、前記ズ
レ量に基づいて前記ワークの加工基準点を補正して前記
ワークを加工する。このようにワークの加工基準点を少
なくともワーク中心位置とテーブル中心位置とのズレ量
に基づいて補正をかけているので、加工を行う際に、ワ
ーク中心位置とテーブル中心位置とを正確に一致させな
くても、加工部の加工を高精度に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工機のテーブル
上に載置固定されたワークを加工する加工方法、その加
工を制御する加工制御装置、およびその加工方法あるい
はその加工制御装置により製造されたバルブに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ワークの穴あけ、ねじ立て、面取り、中
ぐり等の複数の加工が可能な加工機としてマシニングセ
ンタ(MC:Machining Center)があ
る。このマシニングセンタは、数値情報で操縦される数
値制御(NC:Numerically Contro
lled)工作機械と、その側面や背面に多種類の工具
をストックし、必要に応じて選択して自動的に数値制御
工作機械にセットする工具自動交換装置(ATC:Au
tomatic Tool Changer)とを組み
合わせることにより構成されている。
【0003】このようなマシニングセンタにより加工さ
れるワークとしては、例えばバルブがある。バルブは、
水や石油等の液体、空気や蒸気・ガス等の気体、固形物
の混じった液体(スラリー)等を輸送するためのパイプ
に接続されており、例えばゲートバルブ(仕切弁)、グ
ローブバルブ(玉形弁)、チャッキバルブ(逆止め
弁)、ボールバルブ(ボール弁)、バタフライバルブ
(バタフライ弁)等の種類がある。
【0004】図8は、ゲートバルブの一例を示す一部断
面側面図である。このゲートバルブ10は、ボディ1
1、ボンネット12、ステム(弁棒)13、ジスク(弁
体)14、ハンドル15、シート(弁座)16等で概略
構成されている。ボディ11は、ステンレス鋼や鋳鋼で
製作されており、流体が流れるための円筒形状の貫通し
た流路11aが形成され、パイプとの接続のためのサイ
ドフランジ11b、11cが流路11aの両端に形成さ
れている。さらに、ステム(弁棒)13等が挿入される
円筒形状の貫通孔11dが流路11aの略中央であって
直交する方向に形成され、ボンネット12との接続のた
めのボンネットフランジ11eが貫通孔11dの外端に
形成されている。
【0005】ボンネット12は、ステンレス鋼や鋳鋼で
製作されており、ステム13等が挿入される円筒形状の
貫通孔12aが形成され、ボディ11の径方向外側へ突
き出る形でボンネットフランジ11eに取り付けられて
いる。ステム13は、ステンレス鋼で製作されており、
貫通孔12a内に挿入され、流路11a側の一端にジス
ク14が連結され、突出端側の他端部の外周面に形成さ
れているネジ13aにヨークスリーブ15aを介してハ
ンドル15が接続されている。
【0006】ジスク14は、ステンレス鋼や鋳鋼で断面
がくさび状の円盤状に形成されており、くさびがステム
13の軸方向を向き、かつ盤面が流路11aの直交方向
を向くように連結されている。ハンドル15は、軟鋼で
円形状に形成されており、回転中心がステム13の軸と
一致するように螺合され、ボンネット12の突出端に回
転自在に取り付けられている。シート16は、円環状に
形成されており、ジスク14が流路11aを完全に閉じ
るように位置決めされたときに、ジスク14の両側の盤
面に2つのシート16のシート面がそれぞれ密着するよ
うに、流路11a内におけるボディ11にそれぞれ一体
に形成されている。
【0007】このような構成によれば、ハンドル15を
回転させることでステム13を軸方向に移動させ、ジス
ク14を流路11aと直交する方向に移動させて、流路
11aを開閉させることができる。すなわち、ジスク1
4を流路11a側に移動させることにより、くさび状に
なったジスク14は傾斜している2つのシート16の間
に押し込まれることになる。したがって、ジスク14の
両側の盤面は2つのシート16のシート面に密着するこ
とになるので、流路11a内の流体の移動を止めること
ができる。
【0008】このゲートバルブ10は、ジスク14の両
側の盤面と2つのシート16のシート面との密着により
流路11aを閉じる構成となっているため、ボディ11
に取り付けられているシート16のシート面の平坦度を
高精度に加工する必要がある。この加工に当たっては、
先ず、加工基準点の特定作業を行う。すなわち、図面に
記載されているワーク中心位置、この例ではボディ11
の中心位置からの距離と、シート16の傾斜角度により
加工基準点を特定する。
【0009】次に、ボディ11の中心位置をマシニング
センタのテーブル上に垂直に投影し、そのボディ11の
中心位置をテーブルの中心位置に一致させると共に、ボ
ディ11が水平となるように位置合わせ、すなわちサイ
ドフランジ11b、11cおよびボンネットフランジ1
1eの内径中心を、テーブルに別途取り付けられている
芯合わせゲージの中心に一致させる。そして、この状態
のボディ11をテーブルに固定し、加工基準点を基準に
ボディ11に取り付けられているシート16のシート面
を加工する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したゲートバルブ
10のボディ11は砂型鋳造されているが、このような
鋳物は1つ1つの形状が微妙に異なっているため、ボデ
ィ11をテーブルに位置合わせして固定する作業は、ボ
ディ11が異なる毎に行う必要があり、工数が掛かり過
ぎていた。特に、サイドフランジ11b、11cおよび
ボンネットフランジ11eの内径中心を、テーブルに別
途取り付けられている芯合わせゲージの中心に一致させ
る作業は、ゲートバルブ10の口径が大きくなる程、調
整に時間を要していた。
【0011】そこで、本発明は、加工機のテーブル上に
載置固定されたワークを効率よく加工する加工方法、そ
の加工を制御する加工制御装置、およびその加工方法あ
るいはその加工制御装置により製造されたバルブを提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る加工方法は、加工機のテーブル上に載
置固定されたワークを加工する方法において、前記ワー
クにおける少なくとも3平面の中心位置に基づいてワー
ク中心位置を求め、前記ワーク中心位置とテーブル中心
位置とのズレ量を求め、前記ズレ量に基づいて前記ワー
クの加工基準点を補正して前記ワークを加工することを
特徴とする。
【0013】また、本発明に係る加工方法は、前記ワー
クの加工基準点は、前記テーブル中心位置に対する前記
ズレ量、および前記ワーク中心位置と前記加工基準点と
の距離に基づいて、前記テーブル中心位置と前記加工基
準点との距離、および前記テーブル中心位置と前記加工
基準点と前記ワーク中心位置とのなす角度を求め、前記
テーブル中心位置と前記加工基準点との距離、および前
記テーブル中心位置と前記加工基準点と前記ワーク中心
位置とのなす角度に基づいて、前記テーブル中心位置に
対する前記加工基準点の座標値を求めることにより補正
されることを特徴とする。
【0014】このような発明によれば、ワークの加工基
準点を少なくともワーク中心位置とテーブル中心位置と
のズレ量に基づいて補正をかけているので、加工を行う
際に、ワーク中心位置とテーブル中心位置とを正確に一
致させなくても、加工部の加工を高精度に行うことがで
きる。そして、この加工基準点の具体的な補正は、ワー
ク中心位置と加工基準点との距離や、テーブル中心位置
と加工基準点との距離、およびテーブル中心位置と加工
基準点とワーク中心位置とのなす角度を用いて数値計算
により行えるので、コンピュータ等による自動作業が可
能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付
図面において同一の部材には同一の符号を付しており、
また、重複した説明は省略されている。なお、発明の実
施の形態は、本発明が実施される特に有用な形態として
のものであり、本発明がその実施の形態に限定されるも
のではない。
【0016】図1は本発明の一実施の形態である加工方
法を説明するためのフローチャート、図2は本発明の一
実施の形態である加工制御装置を示すブロック図、図3
は図5のワークを図2の加工制御装置により加工する際
の動作例を説明するための第1のフローチャート、図4
は図5のワークを図2の加工制御装置により加工する際
の動作例を説明するための第2のフローチャート、図5
はワークおよび加工機の具体例を示す斜視図、図6は図
2の加工制御装置により図5のワークの加工を制御する
際の具体的処理を説明するための第1の図、図7は図2
の加工制御装置により図5のワークの加工を制御する際
の具体的処理を説明するための第2の図である。
【0017】本実施形態の加工方法は、図1に示すよう
に、先ず、ワークを加工機のテーブル上に載置固定し、
ワークにおける少なくとも3平面の中心位置の座標を算
出する。そして、算出した3平面の中心位置の座標によ
りワークの中心位置の座標を算出する(ステップS
1)。次に、算出したワークの中心位置の座標とテーブ
ルの中心位置の座標、すなわち原点座標とのズレ量を得
る(ステップS2)。
【0018】そして、得られたズレ量により予め与えら
れているワークの加工基準点の座標を補正し(ステップ
S3)、補正した加工基準点の座標を基準としてワーク
を加工する。このように、ワークの加工基準点をワーク
中心位置とテーブル中心位置とのズレ量に基づいて補正
をかけているので、加工を行う際に、ワーク中心位置と
テーブル中心位置とを正確に一致させなくても、加工部
の加工を高精度に行うことができる。
【0019】このような加工方法は、例えばマシニング
センタの加工制御装置に適用することができる。すなわ
ち、図2に示すように、データ入力記憶部21、ワーク
中心位置演算部22、ズレ量演算部23、第1演算部2
4と第2演算部25を有する加工基準点補正部26を備
えた加工制御装置20とすることにより実現することが
できる。
【0020】データ入力記憶部21は、ワークにおける
少なくとも3平面の中心位置の座標データDA、および
ワークの加工基準点の座標データDBを入力して記憶す
るようになっている。ワーク中心位置演算部22は、デ
ータ入力記憶部21から読み出した3平面の中心位置の
座標データDAに基づいてワークの中心位置の座標デー
タDCを求めるようになっている。
【0021】ズレ量演算部23は、ワーク中心位置演算
部22から送出されるワークの中心位置の座標データD
Cとテーブルの中心位置の座標データ、すなわち原点座
標とのズレ量のデータDDを求めるようになっている。
加工基準点補正部26は、ズレ量演算部23から送出さ
れるズレ量のデータDDに基づいてデータ入力記憶部2
1から読み出したワークの加工基準点の座標データDB
を補正するようになっている。
【0022】つまり、この加工基準点補正部26の第1
演算部24は、ワーク中心位置演算部22から送出され
るワークの中心位置の座標データDCとデータ入力記憶
部21から読み出したワークの加工基準点の座標データ
DBとからそれらの距離を求め、その距離のデータおよ
びズレ量演算部23から送出されるズレ量のデータDD
に基づいて、原点座標とワークの加工基準点の座標デー
タDBとの距離のデータDE、および原点座標とワーク
の加工基準点の座標データDBとワークの中心位置の座
標データDCとのなす角度のデータDFを求めるように
なっている。
【0023】そして、第2演算部25は、第1演算部2
4から送出される原点座標とワークの加工基準点の座標
データDBとの距離のデータDE、および原点座標とワ
ークの加工基準点の座標データDBとワークの中心位置
の座標データDCとのなす角度のデータDFに基づい
て、新たなワークの加工基準点の座標データDGを求め
るようになっている。
【0024】このような構成において、その動作を図5
〜図7の具体例を用いて図3および図4のフローチャー
トに沿って説明する。ここで、図5に示すワークおよび
加工機は、図8に示すゲートバルブ10のボディ11お
よびマシニングセンタのテーブル31とバイト32であ
り、ボディ11のシート16のシート面をバイト32に
より加工する場合を示している。
【0025】先ず、図5に示すように、ボディ11をテ
ーブル31上に載置して固定する(ステップS11)。
そして、図示しない例えばタッチセンサ等を用いてボン
ネットフランジ11eの内径を測定し(ステップS1
2)、測定した内径によりボンネットフランジ11eの
内径中心の座標aを算出する(ステップS13)。
【0026】同様に、タッチセンサ等を用いて右側のサ
イドフランジ11bの内径を測定し(ステップS1
4)、測定した内径により右側のサイドフランジ11b
の内径中心の座標bを算出し(ステップS15)、さら
に左側のサイドフランジ11cの内径を測定し(ステッ
プS16)、測定した内径により左側のサイドフランジ
11cの内径中心の座標cを算出する(ステップS1
7)。
【0027】次に、図5に示すように、算出した各フラ
ンジ11e、11b、11cの内径中心座標a、b、c
を用いてボディ11の仮の中心座標d’を算出する。す
なわち、各サイドフランジ11b、11cの内径中心を
通るボディ11の中心軸と、ボンネットフランジ11e
の内径中心を通るボンネット12の中心軸との交点をボ
ディ11の仮の中心座標d’とする(ステップS1
8)。そして、このボディ11の仮の中心座標d’をテ
ーブル31上に垂直投影したときのボディ11の中心座
標dを求め、このボディ11の中心座標dとテーブル3
1の中心座標、すなわち原点座標eとの間にズレが有る
か否かを判断する(ステップS21)。
【0028】ボディ11の中心座標dと原点座標eとの
間にズレが無い場合は、バイト32が加工面であるシー
ト16のシート面に直交する状態にする。すなわち、図
6(A)に示す状態から、テーブル31をシート16の
シート面の傾斜角度α回転させた図6(B)に示す状態
にすればよく、そのときの補正された加工基準点fのX
座標fxおよびY座標fyは、ボディ11の中心座標d
(原点座標e)と加工基準点fとの距離A及びシート1
6のシート面の傾斜角度αを用いて次式(1)および
(2)のように表わされる(ステップS31、32、3
7)。 fx=Asinα・・・(1) fy=Acosα・・・(2)
【0029】一方、ボディ11の中心座標dと原点座標
eとの間にズレが有る場合も、バイト32が加工面であ
るシート16のシート面に直交する状態にする。すなわ
ち、図7(A)に示す状態から、テーブル31をシート
16のシート面の傾斜角度α回転させた図7(B)に示
す状態にする。そして、図7(A)に示すズレ量のX成
分DおよびY成分E、およびボディ11の中心座標dと
加工基準点fとの距離Aにより、図7(B)に示す原点
座標eと加工基準点fとの距離F、および原点座標eと
加工基準点fとボディ11の中心座標dとのなす角度β
を次式(3)および(4)を用いて算出する(ステップ
S33〜36)。 F=√(D+(E+A))・・・(3) β=tan−1(D/(E+A))・・・(4)
【0030】そして、図7(C)に示すように、そのと
きの補正された加工基準点fのX座標fxおよびY座標
fyは、原点座標eと加工基準点fとの距離F、原点座
標eと加工基準点fとボディ11の中心座標dとのなす
角度β、およびシート16のシート面の傾斜角度αを用
いて次式(5)および(6)のように表わされる(ステ
ップS37)。 fx=Fsin(β−α)・・・(5) fy=Fcos(β−α)・・・(6)
【0031】このようにして補正された加工基準点fの
座標値を、基準すなわち加工原点として加工制御を行う
ことにより、シート16のシート面の平坦度やシート周
辺部の加工を高精度に行うことができる。従って、本発
明の加工方法、または本発明の加工制御装置を用いた加
工によれば、シート16の加工はもちろんのこと、その
他の部分も高精度に加工することができるため、弁座シ
ール性や弁開閉の円滑性等の性能が向上したバルブを得
ることができる。
【0032】なお、上述した実施形態では、ゲートバル
ブ、特に円形のボンネットフランジ11eを有し、シー
ト16をボディ11に一体に形成した構造における傾斜
したシート面の加工について説明したが、これに限定さ
れるものではなく、オーバル(小判)形のボンネットフ
ランジ11eを有するものや、別体のシート16を嵌合
あるいは螺合する構造のボディ11の加工に対しても適
用可能であり、更には、他の弁種等、あらゆるワークの
加工に対して本発明は適用可能である。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば以下の効果を奏することができる。ワークの加
工基準点を少なくともワーク中心位置とテーブル中心位
置とのズレ量に基づいて補正をかけているので、加工を
行う際に、ワーク中心位置とテーブル中心位置とを正確
に一致させなくても、加工部の加工を高精度に行うこと
ができ、加工工数を大幅に低減させることができる。ま
た、加工基準点の具体的な補正は、ワーク中心位置と加
工基準点との距離や、テーブル中心位置と加工基準点と
の距離、およびテーブル中心位置と加工基準点とワーク
中心位置とのなす角度を用いて数値計算により行えるの
で、コンピュータ等による自動作業が可能となり、加工
効率を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である加工方法を説明す
るためのフローチャートである。
【図2】本発明の一実施の形態である加工制御装置を示
すブロック図である。
【図3】図5のワークを図2の加工制御装置により加工
する際の動作例を説明するための第1のフローチャート
である。
【図4】図5のワークを図2の加工制御装置により加工
する際の動作例を説明するための第2のフローチャート
である。
【図5】ワークおよび加工機の具体例を示す斜視図であ
る。
【図6】図2の加工制御装置により図5のワークの加工
を制御する際の具体的処理を説明するための第1の図で
ある。
【図7】図2の加工制御装置により図5のワークの加工
を制御する際の具体的処理を説明するための第2の図で
ある。
【図8】ゲートバルブの一例を示す一部断面側面図であ
る。
【符号の説明】 10 ゲートバルブ 11 ボディ 11a 流路 11b、11c サイドフランジ 11e ボンネットフランジ 12 ボンネット 13 ステム 14 ジスク 15 ハンドル 16 シート 20 加工制御装置 21 データ入力記憶部 22 ワーク中心位置演算部 23 ズレ量演算部 24 第1演算部 25 第2演算部 26 加工基準点補正部 31 テーブル 32 バイト

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工機のテーブル上に載置固定されたワ
    ークを加工する方法において、 前記ワークにおける少なくとも3平面の中心位置に基づ
    いてワーク中心位置を求め、 前記ワーク中心位置とテーブル中心位置とのズレ量を求
    め、 前記ズレ量に基づいて前記ワークの加工基準点を補正し
    て前記ワークを加工することを特徴とする加工方法。
  2. 【請求項2】 前記ワークの加工基準点は、前記テーブ
    ル中心位置に対する前記ズレ量、および前記ワーク中心
    位置と前記加工基準点との距離に基づいて、前記テーブ
    ル中心位置と前記加工基準点との距離、および前記テー
    ブル中心位置と前記加工基準点と前記ワーク中心位置と
    のなす角度を求め、 前記テーブル中心位置と前記加工基準点との距離、およ
    び前記テーブル中心位置と前記加工基準点と前記ワーク
    中心位置とのなす角度に基づいて、前記テーブル中心位
    置に対する前記加工基準点の座標値を求めることにより
    補正されることを特徴とする請求項1記載の加工方法。
  3. 【請求項3】 加工機のテーブル上に載置固定されたワ
    ークの加工を制御する装置において、 前記ワークにおける少なくとも3平面の中心位置、およ
    び前記ワークの加工基準点の各データを入力して記憶す
    るデータ入力記憶部と、 前記3平面の中心位置の各データに基づいてワーク中心
    位置のデータを求めるワーク中心位置演算部と、 前記ワーク中心位置とテーブル中心位置とのズレ量のデ
    ータを求めるズレ量演算部と、 前記ズレ量のデータに基づいて前記加工基準点のデータ
    を補正する加工基準点補正部とを備え、 補正した前記加工基準点のデータを基準として前記ワー
    クの加工を制御することを特徴とする加工制御装置。
  4. 【請求項4】 前記加工基準点補正部は、 前記テーブル中心位置に対する前記ズレ量、および前記
    ワーク中心位置と前記加工基準点との距離の各データに
    基づいて、前記テーブル中心位置と前記加工基準点との
    距離のデータ、および前記テーブル中心位置と前記加工
    基準点と前記ワーク中心位置とのなす角度のデータを求
    める第1演算部と、 前記テーブル中心位置と前記加工基準点との距離、およ
    び前記テーブル中心位置と前記加工基準点と前記ワーク
    中心位置とのなす角度の各データに基づいて、前記テー
    ブル中心位置に対する前記加工基準点の座標値のデータ
    を求める第2演算部とを備えたことを特徴とする請求項
    3記載の加工制御装置。
  5. 【請求項5】 流体の流れを制御するバルブにおいて、 請求項1または2に記載の加工方法、または請求項3ま
    たは4に記載の加工制御装置により製造されたことを特
    徴とするバルブ。
  6. 【請求項6】 前記バルブにおける3平面は、ボディに
    おける流路の両側に設けられている各サイドフランジの
    端面およびボンネットが取り付けられるボンネットフラ
    ンジの端面であり、前記3平面の中心位置は、前記各フ
    ランジの内径中心であることを特徴とする請求項5記載
    のバルブ。
  7. 【請求項7】 前記バルブの中心位置は、前記各サイド
    フランジの内径中心を通る前記ボディの中心軸と、前記
    ボンネットフランジの内径中心を通る前記ボンネットの
    中心軸との交点であることを特徴とする請求項6記載の
    バルブ。
  8. 【請求項8】 前記テーブル中心位置に対する前記加工
    基準点の座標値は、加工箇所であるボディのシートの傾
    斜角度も加味して求められることを特徴とする請求項5
    〜7の何れか一項記載のバルブ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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