JP2002199221A - 濃度補正曲線生成装置および方法 - Google Patents

濃度補正曲線生成装置および方法

Info

Publication number
JP2002199221A
JP2002199221A JP2000396611A JP2000396611A JP2002199221A JP 2002199221 A JP2002199221 A JP 2002199221A JP 2000396611 A JP2000396611 A JP 2000396611A JP 2000396611 A JP2000396611 A JP 2000396611A JP 2002199221 A JP2002199221 A JP 2002199221A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
density
image
area
correction
extracted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000396611A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Yamaguchi
義弘 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2000396611A priority Critical patent/JP2002199221A/ja
Publication of JP2002199221A publication Critical patent/JP2002199221A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 適切な濃度補正を行う。 【構成】 補正対象画像を複数の領域に分割する(ステ
ップ31)。分割された領域から高濃度領域および低濃度
領域を除去し,標準濃度領域を抽出する(ステップ3
2)。また主要画像部分を抽出する(ステップ33)。標
準濃度領域および主要画像部分にもとづいて,代表濃度
を算出する(ステップ34)。算出された代表濃度が目標
濃度となるように濃度補正曲線を生成する(ステップ3
5)。生成された濃度補正曲線を用いて補正対象画像の
濃度を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は,濃度補正曲線を生成する装置
および方法に関する。
【0002】
【発明の背景】人物が主体の画像では,その人物の顔の
部分の画像を検出し,検出された顔の部分の画像の濃度
が適切な濃度となるように濃度補正することが一般的に
知られている。人物が画像の大部分を占める画像や顔の
アップの画像などでは,顔の部分の画像の濃度が適切と
なるように濃度補正することにより,全体として適切な
濃度をもつ画像が得られる。
【0003】しかしながら,風景画像など人物の占める
割合が少ないまたはほとんどない画像においては顔の部
分画像の濃度が適切な濃度となるように濃度補正したと
しても全体として適切な濃度をもつ画像は得られない。
このような風景画像などにおいては,積分中性方式(gr
ay integration printing method)にもとづいて全体の
平均濃度を濃くまたは薄くすることにより適正な濃度を
もつ画像に補正することができる。
【0004】しかしながら,明るい場所での撮影により
得られた画像と暗い場所での撮影により得られた画像と
では最適な濃度は異なる。これらの両者の画像を同じよ
うに濃度補正しても必ずしも適正な濃度の画像が得られ
るとは限らない。
【0005】
【発明の開示】この発明は,適正な濃度の画像を得るた
めに用いられる補正曲線を生成することを目的とする。
【0006】この発明による濃度補正曲線生成装置は,
与えられる画像データによって表される1駒の補正対象
画像から低濃度領域および高濃度領域を除去して,標準
濃度領域を抽出する第1の抽出手段,上記第1の抽出手
段によって抽出された標準濃度領域の平均濃度を算出す
る第1の算出手段,上記補正対象画像から主要画像部分
を抽出する第2の抽出手段,上記第2の抽出手段によっ
て抽出された主要画像部分の平均濃度および上記補正対
象画像に対する面積率を算出する第2の算出手段,上記
第1の算出手段により算出された平均濃度,上記第2の
算出手段によって算出された平均濃度および面積率にも
とづいて,上記補正対象画像の代表濃度を算出する代表
濃度算出手段,ならびに上記代表濃度算出手段によって
算出された代表濃度が,基準濃度にもとづいて定められ
る補正後の目標濃度となる濃度補正曲線を生成する生成
手段を備えていることを特徴とする。
【0007】この発明は,上記装置に適した方法も提供
している。すなわち,この方法は,与えられる画像デー
タによって表される1駒の補正対象画像から低濃度領域
および高濃度領域を除去して,標準濃度領域を抽出し,
抽出された標準濃度領域の平均濃度を算出し,上記補正
対象画像から主要画像部分を抽出し,抽出された主要画
像部分の平均濃度および上記補正対象画像に対する面積
率を算出し,算出された標準濃度領域の平均濃度,算出
された主要部抽出画像の平均濃度および面積率にもとづ
いて,上記補正対象画像の代表濃度を算出し,算出され
た代表濃度が,基準濃度にもとづいて定められる補正後
の目標濃度となる濃度補正曲線を生成するものである。
【0008】この発明によると,高濃度領域および低濃
度領域が除去された標準濃度領域の平均濃度と主要画像
部分の平均濃度および面積率とにもとづいて,補正対象
画像の濃度を表す代表濃度が算出される。算出された代
表濃度が上記目標濃度となるように,濃度補正曲線が生
成される。
【0009】生成された濃度補正曲線は,補正対象画像
の低濃度領域および高濃度領域の影響が排除されてお
り,かつ補正対象画像の主要部分も考慮されている。し
たがって,生成された補正曲線は,画像に適した濃度補
正を実現するものである。生成された補正曲線を用いて
画像データの濃度を補正することにより,適正な濃度を
もつ画像が得られる。
【0010】上記補正対象画像を隣接する画素の明るさ
および色の少なくとも一方が近い画素同士から構成され
る複数の領域に分割し,かつ分割された領域内を平均化
する分割手段をさらに備えることが好ましい。この場
合,上記第1の抽出手段は,上記分割手段によって平均
化された複数の領域から低濃度領域および高濃度領域を
除去して標準濃度領域を抽出するものとなろう。また,
上記第2の抽出手段は,上記分割手段によって平均化さ
れた複数の領域から主要画像部分を抽出するものとなろ
う。
【0011】複数の領域に分割された画像から上記主要
画像部分を抽出しているので,補正対象画像の中から特
徴のある部分を上記主要画像部分として抽出できる。
【0012】上記分割手段は,上記1駒の画像の画素数
のほぼ2割以下の数となるように領域分割することが好
ましい。
【0013】上記生成手段によって生成された濃度補正
曲線を輝度補正曲線に変換する変換手段をさらに備えて
もよい。
【0014】輝度補正も実行できるようになる。
【0015】上記目標濃度は,上記基準濃度,上記標準
濃度領域の平均濃度および上記標準濃度領域の面積率に
もとづいて定められていてもよい。
【0016】より正確な補正が実現できる。
【0017】また,画像データがRGBのカラー画像デ
ータまたはYCカラー画像データであれば,濃度補正曲
線をRGBカラー画像補正曲線またはYCカラー画像デ
ータに変換する変換手段を設けても良い。
【0018】このようにして濃度補正,輝度補正,カラ
ー画像補正などが行われると補正された画像データによ
って表される画像は,カラー・プリンタを用いてプリン
トされることとなろう。
【0019】
【実施例の説明】まず,この発明の実施例による濃度補
正の仕方の概要を簡単に述べておく。
【0020】濃度補正の対象となる1駒の濃度補正対象
画像が用意される。濃度補正対象画像が,隣接する画素
の明るさが近い画素同士から構成される複数の領域に分
割され,分割された領域内の画素が同一の輝度および色
差をもつように平均化される。分割された複数の領域に
ついての濃度ヒストグラムが作成される。濃度補正対象
画像から低濃度領域および高濃度領域が除去され,標準
濃度領域が得られる。また,領域分割された補正対象画
像から主要画像が抽出される。
【0021】抽出された標準濃度領域の平均濃度ならび
に抽出された主要部抽出画像の平均濃度および主要部抽
出画像の補正対象画像に対する面積率が算出される。算
出された2つの平均濃度および面積率を用いて補正対象
画像の代表濃度が算出される。算出された代表濃度が補
正後の目標濃度となるように濃度補正曲線が定められ
る。
【0022】このようにして定められた濃度補正曲線を
用いて濃度補正対象画像の濃度が補正される。さらに詳
しくは,以下の説明によって明らかとなろう。
【0023】まず,補正対象画像を複数の領域に分割す
る仕方について述べる。
【0024】図1は,補正対象画像を構成する画素の一
部を示している。
【0025】ある特定の画素(対象画素という)P0に
着目する。対象画素P0の回りに隣接する8つの画素
(参照画素という)P1からP8と,対象画素P0の輝
度と対象画素P1からP8のそれぞれの画素の輝度との
差が算出される。算出された8つの輝度差の平均輝度差
Ymeanが算出される。
【0026】図2は,算出された平均輝度差Ymeanに係
数を掛けて得られた値をしきい値として補正対象画像を
分割したときの補正対象画像の領域の数と係数との関係
を示すグラフである。
【0027】このグラフは,画像サイズが水平方向160
画素垂直方向120画素の一般的な 316駒の自然画像につ
いて,平均輝度差Ymeanに係数を掛けて得られた値をし
きい値として補正対象画像を分割したときの領域数を示
すものである。補正対象画像を領域に分割したときの最
大領域数,平均領域数および最小領域数が示されてい
る。
【0028】補正対象画像の画素数の約2割の数の領域
に分割すれば補正対象画像の特徴を捉えることが実験で
分かった。補正対象画素の画素数は,160画素×120画素
=19200画素であるから,その2割の数は,19200×0.2
=3840である。3840の数に領域が分割されるような係数
を平均輝度差Ymeanに掛けて得られる値を閾値とすれば
よいことが分かる。平均分割数が3840に分割される係数
は,0.5 であることが分かる。したがって,平均輝度差
Ymeanに0.5 を掛けた値が閾値とされる。
【0029】ただし,輝度を考慮しただけでは輝度がほ
ぼ同じで色の違う領域を分離することができない。この
ために色差も考慮して補正対象画像が複数の領域に分割
される。したがって輝度と同様に色差についても対象画
素の色差と参照画素の色差との差が閾値とされる。
【0030】輝度の閾値以下の輝度差および色差の閾値
以下の色差を有する対象画素と参照画素とを結合して領
域が生成される。同一の領域内の画素の輝度が同じとな
るように平均化される。領域が生成されると,対象画素
が変えられて再び輝度の閾値以下の輝度差および色差の
閾値以下の色差を有する対象画素と参照画素との結合が
行われ,領域が拡大されていく。領域内の色差が同じと
なるように平均化される。このようにして,補正対象画
像が複数の領域に分割される。
【0031】領域に分割されると補正対象画像から低濃
度領域および高濃度領域が除去される。低濃度領域およ
び高濃度領域が除去された画像を標準濃度領域というこ
とにする。
【0032】図3は,第1の補正対象画像の一例を示し
ている。図4は,第1の補正対象画像を上述した手法に
より領域分割したときの濃度とその濃度をもつ画素の数
との関係を示す濃度ヒストグラムである。
【0033】補正対象画像の領域分割後の濃度ヒストグ
ラムから得られる最低濃度をDmin,補正対象画像の最
高濃度をDmaxとする。また,所定の基準濃度をDstd
(=0.75)とする。除去すべき低濃度の限界濃度を示す
第1の限界濃度をDFmin,除去すべき高濃度の限界濃度
を示す第2の限界濃度をDFmaxとする。第1の限界濃度
DFminおよび第2の限界濃度DFmaxは式1および式2か
ら得られる。
【0034】DFmin=(Dmin+Dstd)/2・・・式1
【0035】DFmax=(Dmax+Dstd)/2・・・式2
【0036】分割された領域のうち,第1の限界濃度D
Fmin以下の平均濃度または第2の限界濃度DFmax以上の
平均濃度をもつ領域が抽出される。抽出された領域は,
低濃度領域または高濃度領域として除去される候補の領
域である。つづいて,式3にもとづいて濃度フェリア・
モーメントdfmnt が算出される。式3において,dav
は,除去される候補とされた領域の平均濃度,sは,除
去される候補とされた領域の面積である。
【0037】dfmnt=|dav−Dstd|×s・・・式3
【0038】算出された濃度フェリア・モーメントdfmn
t の大きい領域からあらかじめ設定された数の領域まで
を濃度フェリア対象領域(適正な濃度をもたない領域)
として除去される。この除去により残った領域が最終的
に抽出される標準濃度領域であり,比較的適正な濃度を
もつ領域である。
【0039】この標準濃度領域の平均濃度Davが算出さ
れる。図1および図2の場合であれば,Dav=0.974と
なる。
【0040】つづいて,領域分割された補正対象画像の
中から主要部抽出画像が抽出される。
【0041】図5は,第1の補正対象画像から抽出され
た第1の主要部抽出画像(主要部抽出画像以外の領域が
黒く塗りつぶされている)の一例である。
【0042】次の条件をすべて満たすものが主要部抽出
画像として抽出される。
【0043】条件1:低濃度領域および高濃度領域に該
当しないこと。 条件2:主要部として抽出すべき色領域(たとえば,肌
色領域)に該当すること。 条件3:規定面積以内であること。 条件4:中心位置が補正対象画像の四隅の近くにないこ
と。 条件5:抽出される領域が細長い領域でないこと。
【0044】これらの条件1から5を満たす領域の画像
が主要部抽出画像として抽出される。主要部抽出画像が
抽出されると,主要部抽出画像の平均濃度Dsel および
主要部抽出画像の補正対象画像に対する面積率Srが算
出される。
【0045】図6は,面積率Srを補正係数coef(S
r)に変換するグラフである。
【0046】このグラフを用いて,面積比Srが所定の
補正係数coef(Sr)に変換される。
【0047】以上のようにして,主要部抽出画像の平均
濃度Dsel ,面積率Srおよび補正係数coef(Sr)が
得られると,式4にしたがって補正対象代表濃度Dobj
が算出され,かつ式5にしたがって補正対象目標濃度D
targが算出される。
【0048】 Dobj=[{3−2×coef(Sr)}×Dav+2×coef(Sr)×Dsel]/3 ・・・式4
【0049】 Dtarg=Dstd−C1×coef(Sr)・・・式5 (C1は,たとえば0.1の定数)
【0050】以上のようにして,補正対象濃度Dobj お
よび補正対象目標濃度Dtargが得られる。
【0051】つづいて,領域分割前の補正対象画像の濃
度ヒストグラムにおいて,補正対象画像の最低濃度から
補正対象画像の全体の面積の 0.5%に相当する面積分,
高濃度側に移動したときに得られる濃度を最低入力濃度
DIminとする。また,領域分割前の補正対象画像の濃度
ヒストグラムにおいて,補正対象画像の最高濃度から補
正対象画像の全体の面積の 0.5%に相当する面積分,低
濃度側に移動したときに得られる濃度を最高入力濃度D
Imaxとする。
【0052】さらに,プリンタ23が出力可能な最低出力
濃度をDOmin,最高出力濃度をDOmaxとする。
【0053】最低入力濃度をDIminと最低出力濃度DOm
inとの交点,補正対象目標濃度Dtargと補正対象濃度D
obj との交点および最高入力濃度DImaxと最高出力濃度
DOmaxとの交点の3点を結ぶ二次曲線が求めるべき濃度
補正曲線となる。
【0054】図7は,このようにして得られた濃度補正
曲線を示している。
【0055】この濃度補正曲線にしたがって補正対象画
像が濃度補正されることにより,適正な濃度をもつ画像
が得られることとなる。
【0056】図8は,第2の補正対象画像の一例,図9
は,図8に示す第2の補正対象画像を領域分割した場合
の濃度ヒストグラム,図10は,図8に示す補正対象画像
の濃度フェリア領域を黒く塗りつぶした抽出画像であ
る。
【0057】第2の補正対象画像においても第1の補正
対象画像と同様にして,最低入力濃度DIminとプリンタ
の最低出力濃度DOminとの交点,補正対象濃度Dobj と
補正目標濃度Dtargとの交点および最高入力濃度DOmax
と最高出力濃度DOmaxとの交点を結ぶ2次曲線から,第
2の補正対象画像についての濃度補正曲線が得られるこ
とは容易に理解できよう。
【0058】図11は,濃度−輝度変換曲線を示してい
る。
【0059】濃度と輝度との間には比例関係があるか
ら,濃度−輝度変換曲線により濃度補正曲線に対応する
輝度補正曲線を作成することができるようになる。作成
された輝度補正曲線を利用して,補正対象画像の輝度を
補正することもできるようになる。
【0060】図12は,画像プリンタの電気的構成の一部
を示すブロック図,図13は,画像プリンタの処理手順を
示すフローチャートである。
【0061】1駒分の補正対象画像を表すRGBの画像
データがインターフェイス11を介して画像データ展開メ
モリ12に与えられ,一時的に記憶される。
【0062】画像データ展開メモリ12において,入力し
たRGB画像データが輝度データYならびに色差データ
CbおよびCrに変換されて出力される。画像データ展
開メモリ12から出力した輝度データYならびに色差デー
タCbおよびCrは,画像データ解析回路13に入力す
る。
【0063】画像データ解析回路13において,上述した
ように濃度補正曲線および輝度補正曲線が生成される。
すなわち,補正対象画像の領域が分割され(ステップ3
1),濃度フェリア領域が除去され,標準濃度領域が抽
出される(ステップ32)。さらに主要部抽出画像が抽出
される(ステップ33)。補正対象画像の代表濃度が算出
され(ステップ34),濃度補正曲線が生成される(ステ
ップ35)。
【0064】生成された濃度補正曲線を示すデータが濃
度補正曲線記憶回路14に与えられ,記憶される。
【0065】画像データ解析回路13において,カラー・
バランス補正量が算出される。具体的には,1駒分の画
像データのうち,輝度が最大値から1%以内の高輝度デ
ータに対応する色差データCbおよびCrの平均値が算
出される。これらの色差データCbおよびCrの平均値
CbHLおよびCrHLがカラー・バランスの補正量とされ
る。算出されたカラー・バランス補正量は,色差補正値
記憶回路15に与えられ,記憶される。
【0066】さらに,彩度補正曲線も生成され,彩度補
正曲線を示すデータが彩度補正曲線記憶回路16に記憶さ
れる。彩度補正曲線は,たとえば,高彩度のときには彩
度強調処理を停止し,高彩度以外の彩度のときには,彩
度強調処理を行うような特性をもつものが利用されよ
う。もっとも,どのような彩度補正曲線を利用してもよ
いのはいうまでもない。
【0067】画像データ展開メモリ12から出力された輝
度データならびに色差データCbおよびCrは,画像デ
ータ変換回路17に入力する。画像データ変換回路17に入
力した画像データのうち,輝度データは濃度補正回路18
に,色差データCbおよびCrは,色差補正回路19に入
力する。
【0068】濃度補正回路18には,濃度補正曲線記憶回
路14から補正曲線を示すデータが与えられている。濃度
補正回路18において,入力した輝度データが濃度データ
に変換される。変換された濃度データが,濃度補正曲線
記憶回路14から与えられる濃度補正データにしたがって
濃度補正されることとなる。濃度補正された濃度データ
が輝度データに変換される。濃度補正回路18から出力さ
れる輝度データが画像データ変換回路17の出力データと
なる。
【0069】色差補正回路19には,色差補正値記憶回路
15からカラー・バランス補正値CbHLおよびCrHLも与
えられている。色差補正回路19において,カラー・バラ
ンス補正が実行される。
【0070】色差補正回路19から出力された色差データ
Cb1およびCr1は,彩度補正回路20に入力する。彩
度補正回路20には,彩度補正曲線記憶回路16から彩度補
正曲線を示すデータが入力している。彩度補正回路20に
おいて,色差データCb1およびCr1が彩度補正され
ることとなる。彩度補正回路20から出力される色差デー
タも画像データ変換回路17の出力データとなる。
【0071】画像データ変換回路17から出力された輝度
データおよび色差データがインターフェイス21を介して
表示装置22およびプリンタ23に入力する。
【0072】適切な濃度補正が実行された画像が表示装
置22の表示画面上に表示され,かつプリンタ23からプリ
ントされることとなる。
【0073】人物が主体の画像であっても自然風景が主
体の画像であっても適切に濃度補正された画像が得られ
ることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画素の配置関係を示している。
【図2】画像の分割数と係数との関係を示すグラフであ
る。
【図3】補正対象画像の一例である。
【図4】濃度ヒストグラムを示している。
【図5】主要部抽出画像の一例である。
【図6】主要部抽出画像の面積を係数に変換するグラフ
である。
【図7】濃度補正曲線を示している。
【図8】補正対象画像の一例である。
【図9】濃度ヒストグラムの一例である。
【図10】主要部抽出画像の一例である。
【図11】濃度−輝度変換曲線を示している。
【図12】画像プリンタの電気的構成の一部を示すブロ
ック図である。
【図13】濃度補正処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
13 画像データ解析回路 14 濃度補正曲線記憶回路 17 画像データ変換回路 18 濃度補正回路 22 表示装置 23 プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 AA11 BA02 BA30 CC02 CE09 CH18 DA08 DA17 DB02 DB06 DB09 DC04 DC23 5C077 LL01 LL19 MP08 PP15 PP21 PP27 PP32 PP34 PP46 PP47 PP60 PP65 PP68 PQ18 PQ19 RR11 TT02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられる画像データによって表される
    1駒の補正対象画像から低濃度領域および高濃度領域を
    除去して,標準濃度領域を抽出する第1の抽出手段,上
    記第1の抽出手段によって抽出された標準濃度領域の平
    均濃度を算出する第1の算出手段,上記補正対象画像か
    ら主要画像部分を抽出する第2の抽出手段,上記第2の
    抽出手段によって抽出された主要画像部分の平均濃度お
    よび上記補正対象画像に対する面積率を算出する第2の
    算出手段,上記第1の算出手段により算出された平均濃
    度,上記第2の算出手段によって算出された平均濃度お
    よび面積率にもとづいて,上記補正対象画像の代表濃度
    を算出する代表濃度算出手段,ならびに上記代表濃度算
    出手段によって算出された代表濃度が,基準濃度にもと
    づいて定められる補正後の目標濃度となる濃度補正曲線
    を生成する生成手段,を備えた濃度補正曲線生成装置。
  2. 【請求項2】 上記補正対象画像を隣接する画素の明る
    さおよび色の少なくとも一方が近い画素同士から構成さ
    れる複数の領域に分割し,かつ分割された領域内を平均
    化する分割手段をさらに備え,上記第1の抽出手段が,
    上記分割手段によって平均化された複数の領域から低濃
    度領域および高濃度領域を除去して標準濃度領域を抽出
    するものであり,上記第2の抽出手段が,上記分割手段
    によって平均化された複数の領域から主要画像部分を抽
    出するものである,請求項1に記載の濃度補正曲線生成
    装置。
  3. 【請求項3】 上記分割手段が,上記1駒の画像の画素
    数のほぼ2割以下となるように領域分割するものであ
    る,請求項2に記載の濃度補正曲線生成装置。
  4. 【請求項4】 上記生成手段によって生成された濃度補
    正曲線を輝度補正曲線に変換する変換手段をさらに備え
    た請求項1に記載の濃度補正曲線生成装置。
  5. 【請求項5】 上記目標濃度が,上記基準濃度,上記標
    準濃度領域の平均濃度および上記標準濃度領域の上記補
    正対象画像に対する面積率にもとづいて定められている
    請求項1に記載の濃度補正曲線生成装置。
  6. 【請求項6】 与えられる画像データによって表される
    1駒の補正対象画像から低濃度領域および高濃度領域を
    除去して,標準濃度領域を抽出し,抽出された標準濃度
    領域の平均濃度を算出し,上記補正対象画像から主要画
    像部分を抽出し,抽出された主要画像部分の平均濃度お
    よび面積率を算出し,算出された標準濃度領域の平均濃
    度,算出された主要部抽出画像の平均濃度および上記補
    正対象画像に対する面積率にもとづいて,上記補正対象
    画像の代表濃度を算出し,算出された代表濃度が,基準
    濃度にもとづいて定められる補正後の目標濃度となる濃
    度補正曲線を生成する,濃度補正曲線生成方法。
JP2000396611A 2000-12-27 2000-12-27 濃度補正曲線生成装置および方法 Pending JP2002199221A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000396611A JP2002199221A (ja) 2000-12-27 2000-12-27 濃度補正曲線生成装置および方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000396611A JP2002199221A (ja) 2000-12-27 2000-12-27 濃度補正曲線生成装置および方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002199221A true JP2002199221A (ja) 2002-07-12

Family

ID=18861871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000396611A Pending JP2002199221A (ja) 2000-12-27 2000-12-27 濃度補正曲線生成装置および方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002199221A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004236110A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法、記憶媒体及びプログラム
WO2006033236A1 (ja) * 2004-09-22 2006-03-30 Konica Minolta Photo Imaging, Inc. 画像処理方法、画像処理装置、撮像装置及び画像処理プログラム
WO2006033235A1 (ja) * 2004-09-22 2006-03-30 Konica Minolta Photo Imaging, Inc. 画像処理方法、画像処理装置、撮像装置及び画像処理プログラム
JP2009005395A (ja) * 2003-02-27 2009-01-08 Senshin Capital Llc デジタル画像の露出補正
JP2009059119A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Casio Comput Co Ltd 階調補正装置、階調補正方法、階調補正プログラム
US7847855B2 (en) 2006-12-27 2010-12-07 Fujifilm Corporation Image capturing apparatus and focusing method with focus evaluation
US7907157B2 (en) 2002-02-19 2011-03-15 Senshin Capital, Llc Technique for printing a color image
USRE42473E1 (en) 2001-05-30 2011-06-21 Senshin Capital, Llc Rendering images utilizing adaptive error diffusion
US8116535B2 (en) 2006-07-25 2012-02-14 Fujifilm Corporation Image trimming apparatus
US8160383B2 (en) 2007-08-31 2012-04-17 Casio Computer Co., Ltd. Tone correcting apparatus providing improved tone correction on image

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE42473E1 (en) 2001-05-30 2011-06-21 Senshin Capital, Llc Rendering images utilizing adaptive error diffusion
US7907157B2 (en) 2002-02-19 2011-03-15 Senshin Capital, Llc Technique for printing a color image
US7580566B2 (en) 2003-01-31 2009-08-25 Canon Kabushiki Kaisha Image processing device, image processing method, storage medium, and program
JP2004236110A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法、記憶媒体及びプログラム
JP2009005395A (ja) * 2003-02-27 2009-01-08 Senshin Capital Llc デジタル画像の露出補正
US7826660B2 (en) 2003-02-27 2010-11-02 Saquib Suhail S Digital image exposure correction
WO2006033235A1 (ja) * 2004-09-22 2006-03-30 Konica Minolta Photo Imaging, Inc. 画像処理方法、画像処理装置、撮像装置及び画像処理プログラム
WO2006033236A1 (ja) * 2004-09-22 2006-03-30 Konica Minolta Photo Imaging, Inc. 画像処理方法、画像処理装置、撮像装置及び画像処理プログラム
US8116535B2 (en) 2006-07-25 2012-02-14 Fujifilm Corporation Image trimming apparatus
US7847855B2 (en) 2006-12-27 2010-12-07 Fujifilm Corporation Image capturing apparatus and focusing method with focus evaluation
JP2009059119A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Casio Comput Co Ltd 階調補正装置、階調補正方法、階調補正プログラム
JP4600448B2 (ja) * 2007-08-31 2010-12-15 カシオ計算機株式会社 階調補正装置、階調補正方法、及び、プログラム
US8009927B2 (en) 2007-08-31 2011-08-30 Casio Computer Co., Ltd. Tone correcting apparatus providing improved tone correction on image
US8126285B2 (en) 2007-08-31 2012-02-28 Casio Computer Co., Ltd. Tone correcting apparatus providing improved tone correction on image
US8160383B2 (en) 2007-08-31 2012-04-17 Casio Computer Co., Ltd. Tone correcting apparatus providing improved tone correction on image

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8929681B2 (en) Image processing apparatus and image processing method
US7227990B2 (en) Color image processing device and color image processing method
JP4870617B2 (ja) 画像データの自動マッピング方法及び画像処理デバイス
JP4870618B2 (ja) 画像データの自動マッピング方法及び画像処理デバイス
US7652717B2 (en) White balance correction in digital camera images
US20110285871A1 (en) Image processing apparatus, image processing method, and computer-readable medium
JP2001126075A (ja) 画像処理方法および装置並びに記録媒体
JP3959909B2 (ja) ホワイトバランス調整方法及び調整装置
US6850272B1 (en) Image processing method and system
JP2002158893A (ja) 画像補正装置、画像補正方法および記録媒体
US8665348B2 (en) Image processing apparatus and method using forward and inverse local adaptation processing and dynamic range processing
EP1768379A1 (en) Image processing device, image processing program, electronic camera, and image processing method
JP4262151B2 (ja) 画像処理方法および画像処理装置およびコンピュータプログラムおよび記憶媒体
EP0442369B1 (en) Gradation correcting apparatus
CN112351195B (zh) 图像处理方法、装置和电子系统
JP4386959B1 (ja) 画像処理装置
EP0989739A2 (en) Method and apparatus for image quality adjustment
JP2002199221A (ja) 濃度補正曲線生成装置および方法
JP2004032060A (ja) カラー画像信号処理方法およびカラー画像出力装置並びに撮影装置
JP2001175843A (ja) 画像処理方法、装置および記憶媒体
JP2009038737A (ja) 画像処理装置
US8902367B2 (en) Computer-readable storage medium storing image processing program, image processing device and image processing method
JPH118768A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理制御プログラムを記録した媒体
JP2012083848A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、撮像装置、および画像処理プログラム
JP2929983B2 (ja) カラー画像処理装置