JP2002197189A - 薬品テーラーメイドシステム - Google Patents

薬品テーラーメイドシステム

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JP2002197189A
JP2002197189A JP2000395989A JP2000395989A JP2002197189A JP 2002197189 A JP2002197189 A JP 2002197189A JP 2000395989 A JP2000395989 A JP 2000395989A JP 2000395989 A JP2000395989 A JP 2000395989A JP 2002197189 A JP2002197189 A JP 2002197189A
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Hajime Miyaki
一 宮木
Akira Uchida
昭 内田
Tomitaro Nishimura
富太郎 西村
Hiroyuki Kuriyama
博之 栗山
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】病気の原因となるヒトゲノムの遺伝情報の基本
パターンデータ及びこの基本パターンデータ夫々に最適
な薬を予め選定して対応させた薬データを記憶し、入力
された患者のヒトゲノムデータと前記複数の基本パター
ンデータとを比較して一致又は類似する基本パターンデ
ータを選択し、選択された基本パターンデータに最適な
薬をデータベースから選定して薬品を完成する。 【効果】患者のヒトゲノムを利用して薬を調合して、患
者に最適な薬を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飲んだり注射したり塗
布したりする風邪薬、目薬、育毛剤等の医薬品(薬品)
を薬の服用者(この発明において、薬を飲んだり注射し
たり塗布したりする、薬の使用者を指す。)の遺伝子レ
ベルの違いに合わせて調合して、服用者に提供する薬品
のテーラーメイドシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゲノムとは、ある生物の遺伝情報を担う
DNA(デオキシリボ核酸)全体を指す。 ヒトの場合、 約
60兆個全ての細胞の核に同じDNAがひも状に入って
いて、細胞が分裂する時にはこれが23対の染色体にな
る。 この23本の染色体の中に入っている1セットのD
NA全てを「ヒトゲノム」 と呼び、 ヒトが一生を全うす
るのに必要な全情報を備えている「生命の設計図」であ
る。
【0003】1988年に、日米欧の国際研究プロジェ
クトとして 「ヒトゲノム計画」 がスタートしている。こ
れは、 DNAの塩基配列全てを解読し、 A、 T、G、
Cの4種類の文字データに置き換えようという計画であ
るが、ゲノムDNAの塩基配列の解読は終了に近づいて
おり、解読された遺伝子の働きを解明して産業化につな
げる 「ポストゲノム」 の段階に移ってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】全遺伝子の構造や機能
が明らかになれば、 ガンや糖尿病、 痴呆症などの原因解
明や治療薬の開発が飛躍的に進む可能性があるととも
に、患者の遺伝子レベルの違いに合わせて対応する 「テ
ーラーメード医療」 の実用化や、 「遺伝子診断」 による
病気の早期予測など、 新たな医療サービスの普及が期待
できる。
【0005】しかしながら、薬品においては、さまざま
な用途、種類のものが構成され、その上に遺伝情報によ
って、更に薬品を分類分けするとなると管理が極めて困
難になることは明らかである。
【0006】また、テーラーメイド(オーダーメイドと
言い換えることもできる)ということになれば、薬品を
使用する人の体質、年齢、薬の好み等の要因も加味した
いという要望が出てくることも予測されるが、それだけ
多数の情報を多数の顧客から収集して、夫々について適
合する薬品を調合・製造し提供していくことは大変困難
である。
【0007】本発明は、上述のような実情に鑑みなされ
たものであって、薬品の服用者(使用者)の遺伝情報、
体質、年齢、薬の好み等を受注データとし、遺伝情報等
に適合した薬品を、好みの又は適当な容器に収容して提
供する薬品のテーラーメイドシステムを提供することを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第1発明の薬品テーラーメイドシステム
は次のような構成をとっている。即ち、服用者に合った
薬品を調合するための薬品のテーラーメイドシステムで
あって、病気の原因となるヒトゲノムの遺伝情報の基本
パターンデータ及びこの基本パターンデータ夫々に最適
な薬を予め選定して対応させた薬データを記憶する記憶
手段と、服用者のヒトゲノムデータを入力するデータ入
力手段と、入力された服用者のヒトゲノムデータと前記
複数の基本パターンデータとを比較して一致又は類似す
る基本パターンデータを選択し、選択された基本パター
ンデータに対応させて最適な薬として記憶されている薬
データを選定する薬選定手段とを備えてなり、前記選定
された薬データに基づき薬を調合して薬品を完成するこ
とを特徴とする。
【0009】また、第2発明の薬品テーラーメイドシス
テムは、服用者に合った薬品を調合するための薬品のテ
ーラーメイドシステムであって、病気の原因となるヒト
ゲノムの遺伝情報の基本パターンデータと、体質,年齢,
薬の好み,治療効果等の要因データを組み合わせた複数
のサンプルデータと、前記複数の基本パターンデータと
複数のサンプルデータの組み合わせ夫々に最適な薬を予
め選定して対応させた薬データを記憶する記憶手段と、
服用者のヒトゲノムデータと要因データを入力するデー
タ入力手段と、入力されたヒトゲノムデータと要因デー
タを、それぞれ前記基本パターンデータ及び複数のサン
プルデータと比較して一致又は類似する基本パターンデ
ータ及びサンプルデータを選択し、選択された基本パタ
ーンデータとサンプルデータとの組み合わせに最適な薬
として記憶されている薬データを選定する薬選定手段と
を備えてなり、前記選定された薬データに基づき薬を調
合して薬品を完成することを特徴とする。
【0010】また、第3発明のテーラーメイドシステム
は、服用者に合った薬品を調合するための薬品のテーラ
ーメイドシステムであって、病気の原因となるヒトゲノ
ムの遺伝情報の基本パターンデータと、この基本パター
ンデータの夫々に最適な薬を予め選定して対応させた薬
データを記憶する記憶手段と、服用者のヒトゲノムデー
タを入力するデータ入力手段と、入力されたヒトゲノム
データと前記複数の基本パターンデータとを比較して一
致又は類似する基本パターンデータを選択し、選択され
た基本パターンデータに対応させて最適な薬として記憶
されている薬データを選定する薬選定手段と、薬の容器
を決定するためのデータ処理を行う容器設計データ処理
手段とを備えてなり、前記選定された薬データに基づい
て薬を調合し、また前記決定された容器データに基づい
て容器を製造し、調合された薬と製造された容器とを組
み合わせて薬品を完成することを特徴とする。
【0011】また、第4発明のテーラーメイドシステム
は、使用する動物又は植物にあった薬品を調合するため
の薬品のテーラーメイドシステムであって、病気の原因
となるゲノムの遺伝情報の基本パターンデータと、この
基本パターンデータの夫々に最適な薬を予め選定して対
応させた薬データを記憶する記憶手段と、使用する動物
又は植物のゲノムデータを入力するデータ入力手段と、
入力されたゲノムデータと前記複数の基本パターンデー
タとを比較して、一致又は類似する基本パターンデータ
を選択し、選択された基本パターンデータに最適な薬と
して記憶されている薬データを選定する薬選定手段とを
備え、前記選定された薬データに基づき薬を調合して薬
品を完成することを特徴とする。
【0012】また、第5発明のテーラーメイドシステム
は、選定された薬データ及び又は薬を選定するために入
力したデータを個別情報として記憶する手段を更に備え
たことを特徴とする。
【0013】また、第6発明のテーラーメイドシステム
は、前記第5発明において、前記個別情報を記憶する手
段は、選定された薬データ及び又は薬を選定するために
入力したデータを電子カルテに記憶することを特徴とす
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0015】図1は、本発明の薬品テーラーメイドシス
テムの一実施例を示す全体構成図である。原理的には、
この図は薬の発注を行う病院(H)と前記発注にもとづ
いて薬の調剤を行う薬局又は薬品製造メーカー(M)の
2つの主な部分に分けられており、病院と薬局又は薬品
製造メーカーとは、データ通信ネットワーク3により結
ばれている。
【0016】病院は、薬品の発注端末1と診療報酬明細
を計算処理するレセプトコンピュータ4を備えている。
以下、このシステムにつき説明する。
【0017】図1において、11は全体制御部であっ
て、これに接続された記憶部12,データ入力部13,
薬選定部14,容器設計データ処理部15,及び処方箋
発行部16を順次起動し、結果の出力まで各機能を制御
するようになっている。
【0018】記憶部12には、図2に示す基本パターン
データテーブル12aと、図3に示すサンプルデータテ
ーブル12bと、図4に示す薬データテーブル12cと
が接続されている。
【0019】基本パターンデータテーブル12aは、図
2に示すように、疾病名又は病気の症状と、当該疾病又
は病気の症状を引き起こすと考えられる遺伝情報、即
ち、遺伝情報が蓄えられているヒトゲノムのDNA(de
oxyribonucleic acid)の塩基配列パターンを分類し、
これらを合わせたものをヒトゲノムの基本パターンとし
て格納しているものである。
【0020】また、サンプルデータテーブル12bに
は、図3に示すように、体質(薬アレルギーなど)、年
齢、薬の好み(漢方薬、内服薬、外用薬、注射など)、
治療効果(遅効性、即効性等)等のデータのサンプルが
複数個格納されている。この体質、年齢、薬の好み、治
療効果のデータは、後に述べる患者(薬の服用者)のカ
ルテ又はアンケートの質問内容に対応したものである。
【0021】そして、図4に示す薬データテーブル12
cにおいては、前記基本パターンデータテーブル12a
のパターンデータと、サンプルデータテーブル12bの
サンプルデータとが夫々組合され、その組合せに最適な
薬データが格納されている。即ち、基本パターンデータ
テーブル12aにおけるパターンA−1と、サンプルデ
ータテーブル12bにおけるサンプルαとを組合せたタ
イプには、薬品Mxxx が適合するということがわか
るのである。
【0022】尚、患者の意識が無い場合など、患者のサ
ンプルデータを得ることができない場合には、患者のヒ
トゲノムデータのみ、即ち、基本パターンデータテーブ
ル12aのパターンデータのみで薬データを選択する。
薬データテーブルのサンプルパターンZが、サンプルデ
ータが無い場合の薬データを示しており、ヒトゲノムパ
ターンに対して標準的な薬データが登録されている。
【0023】データ入力部13は、患者のヒトゲノムデ
ータ及び体質、年齢、薬の好み等の要因データを記憶部
12へと入力する。
【0024】患者のヒトゲノムのデータは、病院又は調
査機関等で調べたデータを用いることができる。このデ
ータは、電子カルテに記録してあれば、電子カルテより
取り込むようにしてもよい。
【0025】また、体質、年齢、薬の好み等の要因デー
タは、病院でのアンケート調査又は電子カルテより得る
ことができる。例えば、「アレルギーがありますか」,
「薬を飲んで、異常が出たことがありますか」というよ
うな質問に対して「はい」,「いいえ」で答えていくの
である。
【0026】また、データ入力部13からは、上記のデ
ータ以外に、飲み薬、塗り薬等、具体的要望事項も入力
されるようになっている。
【0027】然して、上記のように入力された患者のデ
ータを、記憶部12に接続された基本パターンデータテ
ーブル12a及びサンプルデータテーブル12bに格納
されているデータと比較して一致又は類似するデータを
取出す。そして、薬選定部14において、薬データテー
ブル12cをみるとともに具体的要望事項等を要件に入
れた上で対象となる患者用の薬を選定するのである。
【0028】尚、記憶部12には、個人の住所、氏名、
診療データ、ヒトゲノムデータ等が記憶された電子カル
テ12dが接続されており、上述の如く入力された各種
データ及び選定された薬データを電子カルテ12dに格
納するようになっている。
【0029】このようにして選定された薬データに基づ
き処方箋発行部16により処方箋が発行され、該処方箋
は、ハブ5及びネットワーク3を介して薬局又は、薬品
製造メーカー内のコンピュータ2へと送られ、調剤所に
おいて送られた処方箋に基づく薬品の製造が開始される
ようになっている。
【0030】また、前記処方箋をハブ5を介して、レセ
プトコンピュータ4に入力することで、薬代の計算をさ
せ、病院の会計で、薬の代金の支払ができるように構成
することもできる。
【0031】容器設計データ処理部15には、容器設計
データテーブル12eが接続されている。この容器設計
データテーブル12eは、選定された薬に最適な容器を
選択するための選択データを格納している。更に、患者
の要望で、容器の形状,大きさ,表面デザイン,色等を
選択できるように、夫々の項目毎に複数個の選択データ
を格納している。
【0032】また、図5に示すように、容器を構成する
各部品について、夫々複数種類の中から選択を行ってい
き、更に夫々色決定を行うような選択式テーブル12f
としてもよい。更に、CADシステムを利用し、対話方
式により顧客が自由に容器のデザイン設計を行うように
することもできる。
【0033】このようにして、決定された容器設計デー
タは、前記処方箋とともにネットワーク3を介して薬局
または薬品製造メーカーMのコンピュータ2へと送ら
れ、このデータに基づく容器の製造または選定が行われ
るのである。
【0034】尚、容器設計データ処理部15にも前記電
子カルテ12dが接続され、決定した容器設計データも
薬データとともに格納しておくようになっている。
【0035】容器の製造においては、多品種少量即生産
に対応すべく、カセット式の金型を用いている。これ
は、射出成形金型において、製品部に相当する部分をベ
ース金型に入れ換え可能としたものであって、多数個取
りとすることもでき、フレキシブル生産、生産工程の大
幅な合理化を実現しうるものである。
【0036】また、図5に示す選択式テーブル12fを
用いて容器の選択式で容器設計を行う場合には、予めそ
の容器を準備しておくことにより、受注即組立体制が可
能となる。
【0037】更に、CADシステムを利用して設計を行
う場合には、作成された設計データをCAMシステムに
送ってそのまま工作機械による金型製作を行うことがで
きる。
【0038】以上のようにして、製造または選択された
容器は、調合又は製造された薬が容器に充填されて、患
者に渡されるのである。
【0039】尚、上記実施例では、ヒトゲノムにより薬
を選定する構成としたが、ヒト以外の動植物のゲノムを
利用して、その個体に適した薬を選択する構成とするこ
ともできる。
【0040】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明のシステムによ
れば、患者のヒトゲノムを利用して薬を調合して、患者
に最適な薬を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体構成図である。
【図2】同実施例における基本パターンデータテーブル
の構成図である。
【図3】同実施例におけるサンプルデータテーブルの構
成図である。
【図4】同実施例における薬データテーブルの構成図で
ある。
【図5】同実施例における容器設計データテーブルを選
択式とした例の構成図である。
【符号の説明】
11 全体制御部 12 記憶部 13 個人データ入力部 14 薬選定部 15 容器設計データ処理部 12a 基本パターンデータテーブル 12b サンプルデータテーブル 12c 薬データテーブル 12d 電子カルテ 12e 容器設計データテーブル 1 病院端末 2 薬局端末 3 ネットワーク
フロントページの続き (72)発明者 西村 富太郎 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 栗山 博之 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 4B024 AA01 HA20 4C341 LL30 5B075 ND04 ND20 NR12 PR06 QM08 UU19 UU26 UU27

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】服用者に合った薬品を調合するための薬品
    のテーラーメイドシステムであって、 病気の原因となるヒトゲノムの遺伝情報の基本パターン
    データ及びこの基本パターンデータ夫々に最適な薬を予
    め選定して対応させた薬データを記憶する記憶手段と、 服用者のヒトゲノムデータを入力するデータ入力手段
    と、 入力された服用者のヒトゲノムデータと前記複数の基本
    パターンデータとを比較して一致又は類似する基本パタ
    ーンデータを選択し、選択された基本パターンデータに
    対応させて最適な薬として記憶されている薬データを選
    定する薬選定手段とを備えてなり、 前記選定された薬データに基づき薬を調合して薬品を完
    成することを特徴とする薬品テーラーメイドシステム。
  2. 【請求項2】服用者に合った薬品を調合するための薬品
    のテーラーメイドシステムであって、 病気の原因となるヒトゲノムの遺伝情報の基本パターン
    データと、体質,年齢,薬の好み,治療効果等の要因デー
    タを組み合わせた複数のサンプルデータと、前記複数の
    基本パターンデータと複数のサンプルデータの組み合わ
    せ夫々に最適な薬を予め選定して対応させた薬データを
    記憶する記憶手段と、 服用者のヒトゲノムデータと要因データを入力するデー
    タ入力手段と、 入力されたヒトゲノムデータと要因データを、それぞれ
    前記基本パターンデータ及び複数のサンプルデータと比
    較して一致又は類似する基本パターンデータ及びサンプ
    ルデータを選択し、選択された基本パターンデータとサ
    ンプルデータとの組み合わせに最適な薬として記憶され
    ている薬データを選定する薬選定手段とを備えてなり、 前記選定された薬データに基づき薬を調合して薬品を完
    成することを特徴とする薬品テーラーメイドシステム。
  3. 【請求項3】服用者に合った薬品を調合するための薬品
    のテーラーメイドシステムであって、 病気の原因となるヒトゲノムの遺伝情報の基本パターン
    データと、この基本パターンデータの夫々に最適な薬を
    予め選定して対応させた薬データを記憶する記憶手段
    と、 服用者のヒトゲノムデータを入力するデータ入力手段
    と、 入力されたヒトゲノムデータと前記複数の基本パターン
    データとを比較して一致又は類似する基本パターンデー
    タを選択し、選択された基本パターンデータに対応させ
    て最適な薬として記憶されている薬データを選定する薬
    選定手段と、 薬の容器を決定するためのデータ処理を行う容器設計デ
    ータ処理手段とを備えてなり、 前記選定された薬データに基づいて薬を調合し、また前
    記決定された容器データに基づいて容器を製造し、調合
    された薬と製造された容器とを組み合わせて薬品を完成
    することを特徴とする薬品テーラーメイドシステム。
  4. 【請求項4】使用する動物又は植物にあった薬品を調合
    するための薬品のテーラーメイドシステムであって、 病気の原因となるゲノムの遺伝情報の基本パターンデー
    タと、この基本パターンデータの夫々に最適な薬を予め
    選定して対応させた薬データを記憶する記憶手段と、 使用する動物又は植物のゲノムデータを入力するデータ
    入力手段と、 入力されたゲノムデータと前記複数の基本パターンデー
    タとを比較して、一致又は類似する基本パターンデータ
    を選択し、選択された基本パターンデータに最適な薬と
    して記憶されている薬データを選定する薬選定手段とを
    備え、 前記選定された薬データに基づき薬を調合して薬品を完
    成することを特徴とする薬品テーラーメイドシステム。
  5. 【請求項5】選定された薬データ及び又は薬を選定する
    ために入力したデータを個別情報として記憶する手段を
    更に備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    に記載の薬品テーラーメイドシステム。 【請求子6】前記個別情報を記憶する手段は、選定され
    た薬データ及び又は薬を選定するために入力したデータ
    を電子カルテに記憶することを特徴とする請求項5記載
    の薬品テーラーメイドシステム。
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