JP2002196928A - 同期的コミュニケーション支援システム及び同期的コミュニケーション支援プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

同期的コミュニケーション支援システム及び同期的コミュニケーション支援プログラムを記録した記録媒体

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JP2002196928A
JP2002196928A JP2000395176A JP2000395176A JP2002196928A JP 2002196928 A JP2002196928 A JP 2002196928A JP 2000395176 A JP2000395176 A JP 2000395176A JP 2000395176 A JP2000395176 A JP 2000395176A JP 2002196928 A JP2002196928 A JP 2002196928A
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communication support
synchronous communication
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keyword
concept
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JP2000395176A
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Kaoru Sumi
薫 角
Toyoaki Nishida
豊明 西田
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Communications Research Laboratory
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Communications Research Laboratory
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 会話という動的な情報空間において、ユーザ
各自の概念に即時にかつ柔軟に対応すること 【解決手段】 データベース1A、1B、1Cを有する
サーバ1であって、データベース1Aはキーワード及び
それに対応する複数の質問・回答情報が格納され、デー
タベース1Bはキーワード及び概念として近いキーワー
ドを定義した用語ペアの集合からなる概念空間が複数格
納され、データベース1Cは予め各ユーザが上記サンプ
ル概念空間データベースより選択し登録した概念空間に
関する情報を格納してなる。複数のユーザが夫々の端末
によりサーバ1を介して会話をした場合未知キーワード
につきサーバ1がすべての概念空間からリンクキーワー
ドを有する用語ペアをすべて選択し、またリンクキーワ
ードについて確率的な選択をして聞き手の概念空間を形
成する。これにより聞き手の知識に合わせた情報フィル
タリングをし、聞き手の知識に合わせた情報を提示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、同期的コミュニ
ケーション支援プログラムを記録した記録媒体及び同期
的コミュニケーション支援プログラムを記録した記録媒
体に関し、話し手と聞き手の間にコンピュータを介する
ことにより同期的な会話における情報の補間を行い、会
話の前提となる知識の違いを補うものである。
【0002】
【従来の技術】近年、WWW(World Wide Web)が一般に普
及し、距離を越えて即時の情報の行き来が可能になって
いる。手紙などの非同期のコミュニケーションでさえ電
子メールに取って代わることも起こっており、即時性が
重要になってきている。距離や時間を超えて、コミュニ
ケーションは世界的になり、翻訳システムの研究により
言語の枠をも超えようとしている。しかし、たとえそれ
が可能になったとしても、異分野間・異文化間などの背
景知識の違いがあるならば理解のともなったコミュニケ
ーションは成立しない。
【0003】我々は日常、お互いの背景知識が異なるた
めに他人の言っていることが理解できず、自分の言って
いることも伝わらないということを経験する。これが同
期的コミュニケーションにおける支援の問題である。即
ち、会話においてはコミュニケーションの前提となる知
識を揃えてコミュニケーションをする必要があり、背景
知識のサポートをする必要性が生ずる。
【0004】認知科学の分野において、質問はユーザの
興味や知識を外界から観察できる一手段であるとの研究
成果が報告されている(A. Flammer. Towards a theory
ofquestion asking. Psychological Research, Vol. 4
3, pp. 407-420, 1981. A.Flammer. Towards a theory
of question asking. Psychological Research, Vol. 4
3, pp. 407-420, 1981.及びNahomi Miyake and Donald
A. Norman. To aska question, one must know enough
to know what is notknown. Journal of Verbal Learni
ng and Verbal Behavior, Vol. 18,pp. 357-364, 197
9.)。
【0005】よって、ユーザの振舞いを観察することに
よりユーザに負荷をかけず広大な情報空間における詳細
の知識の有無を判定することができると考えられる。
【0006】また人間の概念は個人により異なり、様々
な部分的な視点の集まりで成り立っている。よって、複
数の人間の概念構造を利用しそれを部分要素に分け、ユ
ーザ用に組合わせることにより知識構造のモデル化が可
能であると考えられる。
【0007】概念の記述方法に関連して、ユーザの質問
内容を判定して目標知識への到達を支援するために対象
問題の関連ネットワークを整備する手法(Mark S. Acke
rmanand Thomas W. Malone. Answer Garden: A tool fo
r growing organizationalmemory. In Proceedings of
the ACM Conference on Office Information Systems,
pp. 31-39, 1990.)や、詳細な意味ネットワークを準備
することで提供知識に意味構造を与える手法(中山康
子,真鍋俊彦,竹林洋一.知識情報共有システム(advice/
help on demand)の開発と実践-オフィス知識データベ
ースとノウハウベースの構築-.インタラクション'97論
文集, pp.103-110.情報処理学会, 1997.)などがある。
【0008】しかし、これらの手法は会話という動的な
情報空間を考えたとき、詳細な意味構造を準備するため
大変なコストを伴うし、一度そのようなものを構築した
らその変更は容易ではなく柔軟性に欠ける。また、すべ
ての概念間に一貫した意味属性を与えるにはどうしても
ある特定の視点で作業を行なう必要があるので、情報空
間全体での平均的な性能向上には貢献するが、複数の人
各自の視点を反映しユーザ各自の概念に対応することは
難しい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、上記欠点
を解消し、会話という動的な情報空間において、ユーザ
各自の概念に即時にかつ柔軟に対応することができる比
較的低コストの同期的コミュニケーション支援システム
及び同期的コミュニケーション支援プログラムを記録し
た記録媒体を供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
願発明による同期的コミュニケーション支援システム
は、夫々リンクする知識データベース及びサンプル概念
空間データベースを有するデータベースサーバであっ
て、知識データベースはキーワード及びそれに対応する
複数の質問・回答情報が格納され、サンプル概念空間デ
ータベースはキーワード及び概念として近いキーワード
を定義した用語ペアの集合からなる概念空間が複数格納
され、複数のユーザが夫々の端末により上記データベー
スサーバを介して会話をした場合聞き手たるユーザにと
って未知の知識と推定されたキーワード(未知キーワー
ド)につき上記データベースサーバがすべての概念空間
から上記未知キーワードとリンクするキーワード(リン
クキーワード)を有する用語ペアを選択し聞き手たるユ
ーザの概念空間を形成し、この形成されたユーザの概念
空間により聞き手の知識に合わせた情報フィルタリング
をし、聞き手の知識に合わせた情報を提示することを特
徴とする。また、請求項1記載の同期的コミュニケーシ
ョン支援システムにおいて、上記聞き手たるユーザの概
念空間の形成に際し、上記データベースサーバはリンク
キーワードを有する用語ペアを選択し聞き手たるユーザ
の概念空間の初期設定をし、上記初期設定された概念空
間を形成するリンクキーワードについて確率的な選択を
することを特徴とする。また、請求項2記載の同期的コ
ミュニケーション支援システムにおいて、上記初期設定
はサンプル概念空間データベース内のすべての概念空間
からリンクキーワードを有するすべての用語ペアを対象
としてなすことを特徴とする。また、請求項1乃至請求
項3いずれか一記載の同期的コミュニケーション支援シ
ステムにおいて、上記情報フィルタリングが上記データ
ベースサーバによりなされることを特徴とする。また、
請求項1乃至請求項4いずれか一記載の同期的コミュニ
ケーション支援システムにおいて、上記データベースサ
ーバはさらにユーザプロファイルデータベースを有し、
該ユーザプロファイルデータベースは予め各ユーザが上
記サンプル概念空間データベースより選択し登録した概
念空間に関する情報を格納してなることを特徴とする。
また、請求項1乃至請求項5のいずれか一記載の同期的
コミュニケーション支援システムにおいて、上記未知キ
ーワードの推定は上記データベースサーバがユーザ間の
会話にあらわれたキーワードが最も多く存在している概
念空間をその話題の概念空間であると判断して話題を推
定し、かつ上記ユーザプロファイルデータベースに登録
されてある話し手たるユーザの専門知識に関する情報に
より聞き手の知識の程度の推定をすることによりなされ
ることを特徴とする。また、請求項1記載又は請求項6
のいずれか一記載のの同期的コミュニケーション支援シ
ステムにおいて、上記データベースサーバは聞き手が話
し手の専門知識に対し質問を発した場合当該質問中のキ
ーワードを未知キーワードとみなすことを特徴とする。
また、請求項2乃至請求項7のいずれか一記載の同期的
コミュニケーション支援システムにおいて、上記情報フ
ィルタリングにより聞き手が確率的に選択されたリンク
キーワードのうちの一のキーワードにプラス反応をした
場合上記リンクキーワードを有する用語ペアに上記未知
キーワードとの関連度を高める処理(重視化処理)をす
ることを特徴とする。また、請求項8記載の同期的コミ
ュニケーション支援システムにおいて、上記初期設定さ
れた概念空間を形成するリンクキーワードには初期値が
与えられ、上記重視化処理が該初期値に対するポイント
の加算にて行われることを特徴とする。また、請求項8
又は請求項9記載の同期的コミュニケーション支援シス
テムにおいて、上記重視化処理にて選択されるキーワー
ドは上記用語ペアの右辺又は左辺にあることを特徴とす
る。また、請求項2乃至請求項7のいずれか一記載の同
期的コミュニケーション支援システムにおいて、上記情
報フィルタリングにより聞き手が確率的に選択されたリ
ンクキーワードのうちの一のキーワードにマイナス反応
をした場合、当該リンクキーワードを有する用語ペアに
上記未知キーワードとの関連度を低める処理(軽視化処
理)をすることを特徴とする。また、請求項11記載の
同期的コミュニケーション支援システムにおいて、上記
軽視化処理が初期値に対するポイントの減算にて行われ
ることを特徴とする。また、請求項11又は請求項12
記載の同期的コミュニケーション支援システムにおい
て、上記軽視化処理にて選択されるキーワードは上記用
語ペアの右辺又は左辺にあることを特徴とする。また、
請求項1乃至請求項13のいずれか一記載の同期的コミ
ュニケーション支援システムにおいて、上記知識データ
ベースに格納される質問・回答情報の質問には意義に関
する質問(ファット質問)が含まれることを特徴とす
る。また、請求項1乃至請求項13のいずれか一記載の
同期的コミュニケーション支援システムにおいて、上記
知識データベースに格納される質問・回答情報の質問に
は具体例に関する質問(イグザンプル質問)が含まれる
ことを特徴とする。また、請求項1乃至請求項13のい
ずれか一記載の同期的コミュニケーション支援システム
において、上記知識データベースに格納される質問・回
答情報の質問には理由に関する質問(ファイ質問)が含
まれることを特徴とする。また、請求項8乃至請求項1
3のいずれか一記載の同期的コミュニケーション支援シ
ステムにおいて、上記重視化処理又は軽視化処理をされ
た場合その処理内容にて聞き手のユーザ概念空間データ
ベースが更新されることを特徴とする。また、請求項1
乃至請求17のいずれか一記載の同期的コミュニケーシ
ョン支援システムにおいて、聞き手の端末の画面表示を
キーワードとなる上記用語間の関連度が高い程画面の空
間上の距離が近くなるように2次元平面上に可視化させ
ることを特徴とする。また、請求項18記載の同期的コ
ミュニケーション支援システムにおいて、上記可視化は
複数のキーワードがある場合これらのキーワードすべて
の順列組合せを距離と対応させることにより行なうこと
を特徴とする。また、請求項18又は請求項19記載の
同期的コミュニケーション支援システムにおいて、上記
可視化が聞き手の知識に関する概念空間(知識概念空
間)についてなされることを特徴とする。また、請求項
18又は請求項19記載の同期的コミュニケーション支
援システムにおいて、上記可視化が話題に関する概念空
間(話題概念空間)についてなされることを特徴とす
る。また、請求項18又は請求項19記載の同期的コミ
ュニケーション支援システムにおいて、上記可視化が知
識概念空間及び話題概念空間についてなされることを特
徴とする。また、請求項20乃至請求項22のいずれか
一記載の同期的コミュニケーション支援システムにおい
て、上記可視化は対象となる概念空間中の対象とする用
語の色を濃く表示することを特徴とする。また、請求項
20乃至請求項22のいずれか一記載の同期的コミュニ
ケーション支援システムにおいて、上記可視化は対象と
なる概念空間中の対象とする用語の色を薄く表示するこ
とを特徴とする。また、請求項18乃至請求項24のい
ずれか一記載の同期的コミュニケーション支援システム
において、上記可視化は聞き手の端末の画面に形成され
た補助窓に表示されることを特徴とする。また、同期的
コミュニケーション支援プログラムを記録した記録媒体
は、キーワード及びそれに対応する複数の質問・回答情
報が格納された知識データベース及びキーワード及び概
念として近いキーワードを定義した用語ペアの集合から
なる概念空間が複数格納されたサンプル概念空間データ
ベースを夫々リンクした状態で有するコンピュータから
なるデータベースサーバを、複数のユーザが夫々の端末
により上記データベースサーバを介して会話をした場
合、聞き手たるユーザにとって未知の知識と推定された
キーワード(未知キーワード)につき上記サンプル概念
空間データベースに格納されているすべての概念空間か
ら上記未知キーワードとリンクするキーワード(リンク
キーワード)を有する用語ペアを選択して聞き手たるユ
ーザの概念空間を形成する手段と、この形成されたユー
ザの概念空間より聞き手の知識に合わせた情報フィルタ
リングをするフィルタリング手段として機能させること
を特徴とする。また、請求項26記載の同期的コミュニ
ケーション支援プログラムを記録した記録媒体におい
て、上記聞き手たるユーザの概念空間の形成に際し、上
記データベースサーバはリンクキーワードを有する用語
ペアを選択し聞き手の概念空間の初期設定をし、上記初
期設定された概念空間を形成するリンクキーワードにつ
いて確率的な選択をすることを特徴とする。また、請求
項27記載の同期的コミュニケーション支援プログラム
を記録した記録媒体において、上記初期設定はサンプル
概念空間データベース内のすべての概念空間からリンク
キーワードを有するすべての用語ペアを対象としてなす
ことを特徴とする。また、請求項26乃至請求項28の
いずれか一記載の同期的コミュニケーション支援プログ
ラムを記録した記録媒体において、上記情報フィルタリ
ングが上記データベースサーバによりなされることを特
徴とする。また、請求項26乃至請求項29のいずれか
一記載の同期的コミュニケーション支援プログラムを記
録した記録媒体において、上記データベースサーバはさ
らにユーザプロファイルデータベースを有し、該ユーザ
プロファイルデータベースは予め各ユーザが上記サンプ
ル概念空間データベースより選択し登録した概念空間に
関する情報を格納してなることを特徴とする。また、請
求項26乃至請求項30のいずれか一記載の同期的コミ
ュニケーション支援プログラムを記録した記録媒体にお
いて、上記データベースサーバはユーザ間の会話にあら
われたキーワードが最も多く存在している概念空間をそ
の話題の概念空間であると判断して話題を推定する話題
のドメイン推定手段と、上記ユーザプロファイルデータ
ベースに登録されてある話し手たるユーザの専門知識に
関する情報により話し手のドメインの推定をするととも
に聞き手の知識の程度の推定をする話し手のドメイン推
定手段として機能され、上記話題のドメインと話し手の
ドメインの状態に合わせた情報の選択において上記未知
キーワードを推定することを特徴とする。また、請求項
26乃至請求項31のいずれか一記載の同期的コミュニ
ケーション支援プログラムを記録した記録媒体におい
て、上記データベースサーバは聞き手が話し手の専門知
識に対し質問を発した場合当該質問中のキーワードを未
知キーワードとみなすことを特徴とする。また、請求項
27乃至請求項32のいずれか一記載の同期的コミュニ
ケーション支援プログラムを記録した記録媒体におい
て、上記情報フィルタリングにより聞き手がプラス反応
をした場合上記リンクキーワードを有する用語ペアに上
記未知キーワードとの関連度を高める処理(重視化処
理)をすることを特徴とする。また、請求項33記載の
同期的コミュニケーション支援プログラムを記録した記
録媒体において、上記初期設定された概念空間を形成す
るリンクキーワードには初期値が与えられ、上記重視化
処理が該初期値に対するポイントの加算にて行われるこ
とを特徴とする。また、請求項33又は請求項34記載
の同期的コミュニケーション支援プログラムを記録した
記録媒体において、上記重視化処理にて選択されるキー
ワードは上記用語ペアの右辺又は左辺にあることを特徴
とする。また、請求項27乃至請求項32のいずれか一
記載の同期的コミュニケーション支援プログラムを記録
した記録媒体において、上記情報フィルタリングにより
聞き手が確率的に選択されたリンクキーワードのうちの
一のキーワードにマイナス反応をした場合、当該リンク
キーワードを有する用語ペアに上記未知キーワードとの
関連度を低める処理(軽視化処理)をすることを特徴と
する。また、請求項36記載の同期的コミュニケーショ
ン支援プログラムを記録した記録媒体において、上記軽
視化処理が初期値に対するポイントの減算にて行われる
ことを特徴とする。また、請求項36又は請求項37記
載の同期的コミュニケーション支援プログラムを記録し
た記録媒体において、上記軽視化処理にて選択されるキ
ーワードは上記用語ペアの右辺又は左辺にあることを特
徴とする。また、請求項26乃至請求項38のいずれか
一記載の同期的コミュニケーション支援プログラムを記
録した記録媒体において、上記知識データベースに格納
される質問・回答情報の質問には意義に関する質問(フ
ァット質問)が含まれることを特徴とする。また、請求
項26乃至請求項38のいずれか一記載の同期的コミュ
ニケーション支援プログラムを記録した記録媒体におい
て、上記知識データベースに格納される質問・回答情報
の質問には具体例に関する質問(イグザンプル質問)が
含まれることを特徴とする。また、請求項26乃至請求
項38のいずれか一記載の同期的コミュニケーション支
援プログラムを記録した記録媒体において、上記知識デ
ータベースに格納される質問・回答情報の質問には理由
に関する質問(ファイ質問)が含まれることを特徴とす
る。また、請求項33乃至請求項38のいずれか一記載
の同期的コミュニケーション支援プログラムを記録した
記録媒体において、上記重視化処理又は軽視化処理をさ
れた場合その処理内容にて聞き手のユーザ概念空間デー
タベースが更新されることを特徴とする。また、請求項
26乃至請求42のいずれか一記載の同期的コミュニケ
ーション支援プログラムを記録した記録媒体において、
聞き手の端末の画面表示をキーワードとなる上記用語間
の関連度が高い程画面の空間上の距離が近くなるように
2次元平面上に可視化させることを特徴とする。また、
請求項43記載の同期的コミュニケーション支援プログ
ラムを記録した記録媒体において、上記可視化は複数の
キーワードがある場合これらのキーワードすべての順列
組合せを距離と対応させることにより行なうことを特徴
とする。また、請求項43又は請求項44のいずれか一
記載の同期的コミュニケーション支援プログラムを記録
した記録媒体において、上記可視化が聞き手の知識に関
する概念空間(知識概念空間)についてなされることを
特徴とする。また、請求項43又は請求項44のいずれ
か一記載の同期的コミュニケーション支援プログラムを
記録した記録媒体において、上記可視化が話題に関する
概念空間(話題概念空間)についてなされることを特徴
とする。また、請求項43又は請求項44のいずれか一
記載の同期的コミュニケーション支援プログラムを記録
した記録媒体において、上記可視化が知識概念空間及び
話題概念空間についてなされることを特徴とする。ま
た、請求項45乃至請求項47のいずれか一記載の同期
的コミュニケーション支援プログラムを記録した記録媒
体において、上記可視化は対象となる概念空間中の対象
とする用語の色を濃く表示することを特徴とする。ま
た、請求項45乃至請求項47のいずれか一記載の同期
的コミュニケーション支援プログラムを記録した記録媒
体において、上記可視化は対象となる概念空間中の対象
とする用語の色を薄く表示することを特徴とする。ま
た、請求項43乃至請求項49のいずれか一記載の同期
的コミュニケーション支援プログラムを記録した記録媒
体において、上記可視化は聞き手の端末の画面に形成さ
れた補助窓に表示されることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、実施の形態を示す図面に基
づき本願発明による同期的コミュニケーション支援シス
テム及び同期的コミュニケーション支援プログラムを記
録した記録媒体をさらに詳しく説明する。なお、便宜上
同一の機能を奏する部分には同一の符号を付してその説
明を省略する。
【0012】図1に示すように、本願発明による同期的
コミュニケーション支援システムは、コンピュータから
なるデータベースサーバ1を介し、一方のユーザの端末
3及び他方のユーザの端末5が接続されて構成される。
データベースサーバ1とユーザの端末3、5は互いに連
携しており、データベースサーバ1では知識データベー
ス1A、専門家の概念空間を前もって用意したサンプル
概念空間データベース1B及び、ユーザプロファイルデ
ータベース1Cを管理している。上記各データベース1
A、1B、1Cは夫々に互いにリンクしている。
【0013】知識データベース1Aは、キーワード及び
それに対応する複数の質問・回答情報から構成される。
知識データベース1Aに格納される質問・回答情報の質
問の種類には意義に関する質問(ファット、(Wha
t)質問)、具体例に関する質問(イグザンプル(Ex
ample)質問)及び理由に関する質問(ファイ(W
hy)質問)が含まれ、夫々その回答が用意される。こ
れらの質問・回答情報のキーワードとして種々の用語が
格納される。知識データベース1Aへの格納個数は任意
であり、例えば1億個とされる。
【0014】サンプル概念空間データベース1Bには専
門分野ごとに複数の概念空間が格納される。概念空間と
は概念間の関連リンクの集合を指称し、専門家の作成に
かかる。即ち、概念空間は複数の専門家が選択したキー
ワード及び概念として近いキーワードを定義した用語ペ
アdの集合で、各専門家個別の情報であり、見方や視点
により異なってくるものである。例えば、キーワードb
に対し、専門家A、同B、同Cは、図2に示すように、
各自異なる概念空間(サンプル概念空間7A、7B、7
Cという)を形成している。専門家Aの概念空間におい
て、キーワードbはキーワードn、o、pに連鎖してい
る(用語ペアd1)。同様に専門家Bのキーワードbは
キーワードxに連鎖し(用語ペアd2)、同Cのキーワ
ードbはキーワードx、yに連鎖している(用語ペアd
3)。サンプル概念空間データベース1Bへの格納個数
は任意であり、例えば1万個とされる。
【0015】ユーザプロファイルデータベース1Cは、
予め各ユーザが上記サンプル概念空間データベースより
選択し登録した概念空間に関する情報が格納される。
【0016】3、5は夫々ウェアラブルコンピュータか
らなるユーザ端末であり、夫々ユーザ概念空間データベ
ース3A、5A及び話題概念空間データベース3B、5
Bを有する。各々のユーザ概念空間データベース3Aと
話題概念空間データベース3B、ユーザ概念空間データ
ベース5Aと話題概念空間データベース5Bとは、夫々
互いにリンクしている。ユーザ端末3、5を使用する各
ユーザ(図示せず)は、会話中、話し手sとなったり聞
き手lとなったりその立場が双方向的である。
【0017】ユーザの端末3、5は、後述するように、
会話におけるデータベースサーバ1との交信により、各
ユーザ独自の概念空間9、現在の話題の概念空間を生成
し、それを画面上に可視化し、また、それを利用するこ
とにより、話題の文脈や個人の知識に対応した情報提供
を行う。上記各ユーザ独自の概念空間9は本システムの
使用を通じて上記ユーザ概念空間データベース3A、5
Aに格納されていく。
【0018】なお、本願発明においては、便宜上ユーザ
端末3を使用するユーザを「ユーザ3」の如く記すこと
がある。
【0019】次に図2乃至図5を参照して本願発明の同
期的コミュニケーション支援システムのプログラムを説
明する。予め、ユーザ3(ユーザα)はサンプル概念空
間データベース1Bより例えば「園芸」に関する概念空
間を選択し、またユーザ5(ユーザβ)はサンプル概念
空間データベース1Bより例えば「料理」に関する概念
空間を選択し、夫々これらの情報がユーザプロファイル
データベース1Cに登録・格納されているものとする。
【0020】まず、データベースサーバ1はユーザ3、
5の会話にあらわれた各種のキーワードを認識する(図
5のステップ1(S1))。
【0021】ここで両者の間に最も多くあらわれるキー
ワードにより(図5のステップ2(S2))、データベ
ースサーバ1は各概念空間に優先度(重みづけ)をつけ
て話題dのドメインを推定する(図5のステップ3(S
3))。
【0022】一方データベースサーバ1は、話し手のユ
ーザプロファイルデータベース1Cを参照し、話し手の
キーワードより(図5のステップ4(S4))、各概念
空間に優先度(重みづけ)をつけ、話し手のドメインを
推定する(図5のステップ5(S5))。
【0023】かくして話題dのドメインと話し手sのド
メインの状態に合わせた情報の選択において(かかる情
報の選択を「情報の転換」という(図5のステップ6
(S6))、一方のユーザ(ユーザαとする)がユーザ
端末3を操作することにより、話し手sの話しの中にで
てきたキーワード bについてファットの質問をした場合
(図5のステップ7(S7))、図2に示すように、複
数の概念空間上で一つでもキーワード bとリンクのあ
る、例えばキーワード n, キーワード o,キーワード p,
キーワード x, キーワード yがユーザαの知識概念空間
に取り込まれる。これによりユーザの概念空間9が初期
設定される。(図5のステップ8(S8))
【0024】上記初期設定により、リンクキーワードを
有する用語ペアdがサンプル概念空間データベース1B
に格納されているサンプル概念空間7A、7B、7Cよ
りすべて取り出され、聞き手lたるユーザの概念空間9
が形成される。その際、現時点で取り込まれたことのな
いリンクの場合は、リンクの重み付けに初期値(ここで
は初期値を「0.5」とする)が与えられ、既に取り込
まれている場合には、知識概念空間上のリンクの重み付
けをそのまま用いる。
【0025】次いで、データベースサーバ1において、
キーワードbに対する各リンクキーワードの選択(重み
づけ)が確率的になされる(図5のステップ9(S
9))。即ち、図示例ではリンクキーワードが5個であ
るので、初期値を「0.5」に設定した場合各語に0.
5ポイント/0.5ポイント×5個により得られた
「0.2」ずつのポイントが与えられる(図3)。
【0026】ここで知識概念空間について説明する。知
識概念空間は、ユーザの知識の程度の推定をするため、
各ユーザごとに独自に形成される概念空間であり、1個
又は複数のサンプル概念空間および現在の話題の情報空
間(話題dのドメイン)を利用することにより形成され
る。データベースサーバ1は、ユーザが質問した用語に
ついては、ユーザが未知の用語としてとらえ(みな
す)、その用語と関連している用語(であると少なくと
も1つの概念空間上で表現されているもの)に対しても
ユーザが未知である用語の可能性があると推定する。つ
まり、知識概念空間では、ユーザがある用語(すなわち
ノード)について知識があるないかの重みづけを定義す
るのである。
【0027】データベースサーバ1は、このようにして
形成されたユーザの知識概念空間に基づき、ユーザの知
識の程度の推定(ユーザがある用語について知識がある
かないかのステップ)を行うのである。この推定の際に
用いられたもともとの用語、つまりユーザから質問があ
った用語と同種の質問に対する回答がユーザの知識がな
い情報であるとデータベースサーバ1は判断する。この
ようにして、ユーザが知識がないだろうと推定された情
報は、データベースサーバ1から聞き手lの端末の補助
窓の補助情報として音声認識されたことを契機に自動的
に表示される(後述)。
【0028】次いでユーザαの知識概念空間9より、デ
ータベースサーバ1において確率的に選択されたキーワ
ードがデータベースサーバ1よりユーザαの端末3に表
示される。これがフィルタリングF(l)であり、ユー
ザに特化された情報が提供される(図5のステップ10
(S10))。図3では第1回目にキーワードxがでた
場合を想定している。しかし、キーワードxの出現は確
率的になされるため、何回目になるか判らない。
【0029】ステップ10によりユーザαの端末3に自
動的に提示された情報について、ユーザ3は、補助窓を
チェックしたり消去したりして反応する(図5のステッ
プ11(S11))。即ち、ユーザ3はキーワードxが
でた場合にはプラス反応をする。
【0030】ユーザ3がプラス反応をすると、データベ
ースサーバ1は質問中のキーワードbとの関連度を高め
る処理(重視化処理)をする(図5のステップ12(S
12))。
【0031】即ち、データベースサーバ1はチェックさ
れたキーワードを重要と判断し、消去されたキーワード
を重要でないと判断する。ユーザαが、そのキーワード
xのファット質問に対しての回答が重要であると回答し
たならば(具体的には補助窓をチェックする)、データ
ベースサーバ1において、興味の推定に用いられたキー
ワード連鎖であるキーワード b ←→ キーワード xに報
酬が与えられる。データベースサーバ1は、それと同時
に、この推定のリンクが概念空間に存在しているものを
調べ、このリンクの右辺(リンクは可逆のため左辺も同
様)が同じものに対して全て関連度を高める処理(重視
化処理)をする(図4)。これは具体的には初期値に対
するポイントの加算により行われる。図4ではポイント
を「0.1」加算し「0.6」としている。重視化処理
する対象はキーワードbの直接の相手方たるキーワード
xだけでなく、キーワードbと連鎖関係にあるすべての
キーワードに対し行われる。よって図4においては用語
ペアd3を構成するキーワードyに対してもポイント
「0.1」が加算される。
【0032】この点を詳しく説明すると、図4の場合、
キーワード b ←→ キーワード xのリンクのある、専門
家Bと専門家Cの概念空間7B、7Cが対象になる。ま
ず、そのリンク自体(つまり、キーワード b ←→ キー
ワードx)の関連度を高め、同様にその概念空間において
左辺が同じだが右辺が異なるキーワード b ←→ キーワ
ード yなどのルールに相当するものがあったなら、それ
らについてリンクの関連度を高める。このリンクは可逆
のため、本来右辺が同じだが左辺の異なるキーワード x
←→ キーワード q, キーワード x ←→ キーワード s
の場合についても同様の処理をするのであるが、図示例
ではキーワードq、キーワードsはユーザαのユーザ概
念空間9を構成していないため、ポイント化には至らな
いのである。
【0033】この場合、逆に、ユーザが興味のない情報
だと評価した(具体的には、ユーザαにおいて補助窓を
消去する)ときには、リンクの関連度を低くする処理
(軽視化処理)を行う。これは、例えば初期値よりのポ
イントの減算により行なう。
【0034】かくして会話における聞き手l(ユーザ
α)にとって補間すべき情報が得られた場合は、聞き手
のユーザ概念空間データベース3Aが更新される(図5
のステップ13(S13))。聞き手のユーザ概念空間
データベース3Aは常に更新されているので、聞き手l
(ユーザα)による次の質問のときはステップ7(S
7)に移行し、また聞き手l(ユーザα)による次のプ
ラス/マイナス反応のときはステップ11(S11)に
移行する。なお、各ユーザの話題概念空間データベース
3Bは会話において適時更新される。
【0035】図5に示す上記したステップは、[数1]
の式に要約することができる。
【数1】
【0036】上記式は話し手となるユーザをs、聞き手
となるユーザをlとした場合、データベースサーバ1よ
り注釈として聞き手lへ自動的に提供される情報がA(1)
となることを示す。
【0037】ここで、T(d,s)は、現在の話題dの
分野(話題dのドメイン)とユーザsの背景知識(話し
手sのドメイン)に合わせるという意味での情報の転換
であり、F(l)は、ユーザ(聞き手l)が未知である情
報のみを残したフィルタリングF(l)のことである。
つまり、現在の話題dを推定し、それと話し手sの背景
知識からその言葉(用語)を表しているものが何である
かということを推定して、その情報の中から、聞き手l
の知らない情報のみを提示するということである。
【0038】このように本願発明において、話題の文脈
の推定は、サンプル概念空間データベース1Bからの専
門家による複数の概念空間を利用して、現在の会話の用
語が多く使われている分野を現在の話題の分野として決
定づける。また話し手sの分野の推定については、ユー
ザプロファイルデータベース1Cへのユーザ登録の際前
もって複数の概念空間を見せ、自分に近い分野にチェッ
クをしてもらい分野に重みづけをつける。さらに知識デ
ータベース1Aには、登録用語ごとに各分野の重みを持
っており、これら推定された話題の文脈と話し手の分野
から、同じ用語が多数知識データベース1Aにあった場
合にどれにするのかを優先度をつけて決定する。
【0039】したがって、詳細な意味属性の導入をせ
ず、概念(キーワード)間の単純な関連リンク(関連の
有無を表す)のみで情報空間の構造を扱うことができ
る。
【0040】また、このとき、各個人の視点の違いを重
んずるため、複数の専門家各自より提供された概念空間
(概念間の関連リンクの集合)を使って、ユーザ各自の
概念空間(複数の概念空間を元にして再構成される概念
間の関連リンクの集合)を扱う。これにより、ユーザに
提供されるべき情報が共用される内容としての情報とか
かる情報の取出しの際に使用するいわばインデックスと
しての情報とに役割分担されるから、ユーザに補間すべ
き情報を効率的に取り出すことができる。よって次の如
き効果を奏することができる。
【0041】まず、会話という処理がより複雑で迅速性
も要求される動的な情報空間において、ユーザ各自の概
念に即時にかつ柔軟に対応することができる。また、ユ
ーザ各自の端末はウェアラブルコンピュータのようなも
ので足りるから携帯に便利である。さらにシステムの設
定及び保守が比較的低コストとなる。
【0042】次に、図6及び図7を参照して、本願発明
による同期的コミュニケーション支援システムを適用し
た具体的な実施例を挙げてみる。ユーザはウエアラブル
コンピュータ3、5を介して会話をしており、データベ
ースサーバ1はウエアラブルコンピュータ3、5の要求
に応じて情報を提供する。話し手sの会話の文字情報、
それに補間情報を付加した情報が聞き手lの画面に表示
される。ここで補間情報とは、主に用語に関する説明の
情報(テキスト情報および画像情報からなる)であり、
その他に補助情報としてユーザ独自の知識の概念空間
(知識概念空間)、話題の知識を表示する概念空間(話
題概念空間)がある。
【0043】図6に示すように、画面上では、左側に、
話し手sの話した言葉がそのまま文字情報になって表示
される主窓11A及び用語の説明の情報からなる補間情
報が表示される補間情報窓11Bがあり、右側に補助情
報としての知識概念空間の補助窓13A及び補助情報と
しての話題概念空間の補助窓13Bが形成される。
【0044】[会話] <1>ユーザα: 私たまねぎが好きなんです。 <2>ユーザβ: そうですか。 <3>ユーザα: たまねぎを使った初心者でも簡単
にできるスープなんてありますか? <4>ユーザβ: ありますよ、オニオングラタンス
ープを作ってみますか? <5>ユーザα: オニオングラタンスープっ
て....?(端末に提示された情報を見ながら) <6>ユーザβ: オニオングラタンスープなら簡単
に手早くおいしくできると思いますよ。 <7>ユーザα: でも、材料があるかどうかわから
ないのですが。 <8>ユーザβ: 材料は、にんにく1/2かけ、たま
ねぎ1/2個、ポロねぎ100グラム、セロリ1/2本、にんじ
ん1/2本、さやいんげん25グラム、じゃがいも1/2個、ト
マト1個、オリーブオイル適量、ブイヨン3カップ、コシ
ョウ少々、パルメザンチーズ大さじ1 <9>ユーザα: オニオングラタンスープの作り方
を教えて下さい。 <10>ユーザβ: たまねぎをスライスしてよく炒め
・・・しっかりアク抜きします。そしてナツメグ・・・
【0045】上記実施例において、話題の推定(話題d
のドメインの推定)は、上記会話のキーワード<1>乃
至<3>においてなされる。即ち、会話<1>及び<2
>においてはキーワードが「たまねぎ」しかないので、
キーワード「たまねぎ」が「料理」に関するものか「園
芸」に関するものかデータベースサーバ1は判別できな
いが、会話<3>において「スープ」というキーワード
が出たことから、ユーザ間の話題dのドメインを「料
理」に関するものと推定する。
【0046】次に会話<4>において、話し手s(ユー
ザβ)の言った「オニオングラタンスープ」というキー
ワードについて話し手sのユーザプロファイルデータベ
ースから話し手sのドメインが推定される。
【0047】次いで、会話<5>において、聞き手l
(ユーザα)の「オニオングラタンスープ」に関する質
問について、ユーザαの端末3にオニオングラタンスー
プがどのようなものであるかの情報が表示される。
【0048】次いで、今までのユーザ間のやり取り及び
会話<6>乃至<8>の内容よりデータベースサーバ1
はユーザα(聞き手l)の質問入力がなくとも、聞き手
lに話題に関する知識がないと判断し(聞き手lの知識
の程度の推定)、図7に示すような情報を聞き手lの端
末3の補間情報窓11Bに表示する。
【0049】図6の実施例は料理の分野の話題における
会話である。ある電子コミュニティに対して料理の初心
者たるユーザが、ミネストローネというイタリアンスー
プの材料について、料理の専門家たるユーザに質問し、
その回答を専門家から受けたところである。ここでは、
専門家が話し手sで、初心者が聞き手lということにな
る。主窓11Aであるディクテーションエリアでは、話
し手sの会話をディクテーションし音声を文字情報に変
換したものを表示している。なお、ディクテーションの
技術は、公知のソフトウエア(IBMのVia Voice)を利用
している。
【0050】ユーザの端末の左側下部には、画面をスク
ロールすることにより、補間情報窓11Bを最大5個表
示できるようになっている。それによると、聞き手lで
あるこの初心者のユーザは、“オリーブオイル”や“セ
ロリ”、“パルメザンチーズ”について説明を要すると
判断され、それに関する説明が表示されている。
【0051】ユーザ側の端末の画面の右側には補助窓1
3A、13Bが形成されており、補間情報窓11Bに補
間情報を表示することになったキーワードの理由付けを
する。上段の補助窓13Aは聞き手lの知識概念空間に
関し、何故前記4個のキーワードについて表示された
か、その理由付けとなるキーワードが表示される。また
下段の補助窓13Bは話題dのドメインの推定根拠とな
るキーワードが表示される。
【0052】したがって、ユーザは自動的に提示される
補間情報に対し、有用な情報についてチェックすること
ができる。また、そのチェックしたものに対しては後で
再表示したり印刷することができる。データベースサー
バ1ではこの情報を利用して、提示した情報の検証を行
い、用語のリンクとノードの重みづけを更新しユーザ適
応することができる。
【0053】補助窓13A、13Bの上記表示は、用語
即ちキーワード間の関連度が高い程画面の空間上の距離
が近くなるように空間中の距離に対応させて、多次元尺
度法を利用して二次元平面上に可視化する。これによ
り、ユーザの知識構造が一目瞭然となる。即ち、ユーザ
の知識概念空間の可視化により、ユーザが独自の概念空
間の中においてのどの部分について知らないのか、ある
いはデータベースサーバ1がどの辺を自分(ユーザ)が
知らないと判断して補助窓13Aの補助情報を提示して
いるのかということをユーザが知ることができる。情報
探索においての自動提示においてはその理由づけの表示
が重要だと言われている。本願発明においては、上記の
ような補助情報の自動表示により、ユーザの知識の程度
の推定の理由を説明するようにしているのである。
【0054】また、話題概念空間の可視化により、ユー
ザはどの辺の話題に現在の話題が近いのか、その周辺の
話題にはどのようなものがあるかということを知ること
ができる。
【0055】さらにこれらのユーザの知識概念空間と話
題概念空間はそれぞれ画面上では上下に位置している
が、これらを見比べることにより、専門家と自分(ユー
ザ)の概念空間の違いがわかり学習の助けになるのであ
る。
【0056】上記可視化において、画面の右側下部に形
成された補助窓13Bには、現在の話題概念空間が表示
される。この話題概念空間を見ることにより、この分野
の関連用語を外観できる。ここで現在話題になっている
“にんじん”などは見やすいように色が濃く表示され、
概念の関連性が高いもの同士は近くに配置されて表示さ
れるようになっている。その他、概念(用語)を表すキ
ーワードのアイコンは、話題の対象になっている概念と
の関連性に応じて、それよりも何ランクか薄い色で表示
されている。これによると、“にんじん”、“じゃがい
も”、“たまねぎ”などの野菜は1つのグループになっ
ており、“ブイヨン”、“パルメザンチーズ”などのイ
タリアンでよく使う味付けの脇役は1つのグループにな
っていることが観察できる。
【0057】これに対し、右側上部に形成された補助窓
13Aは聞き手lのユーザ個人の知識概念空間を表して
おり、これは今までの会話の履歴情報が表示されてい
る。ここでは、ユーザが知っている用語を優先に出し、
ユーザにとって知っている用語ほど色濃く表示する。な
お、その逆の表示も可能であり、空間上部のリストをク
リックすることにより、ユーザにとって知らない用語を
優先に出し、知らない用語ほど色濃くに表示をすること
もできるようになっている。
【0058】上記実施例では以前の履歴、あるいはユー
ザのプロファイルから、“たまねぎ”、“にんにく”、
“じゃがいも”などについてユーザはよく知っていると
推定されており、しかし、“ポロねぎ”、“セロリ”、
“オリーブオイル”、“パルメザンチーズ”などはあま
り知らないと推定されている。その結果、“オリーブオ
イル”や“セロリ”や“パルメザンチーズ”の説明が補
間情報窓11Bに提示されているという理由が理解でき
る。このユーザは以前“ポロねぎ”について質問をした
結果、このような推定がシステムによってなされてい
る。
【0059】このように、本実施例によれば、補助窓1
3A、13Bへの補助情報の提示によりユーザは話題に
関する理解を深めることができる。そして、知識概念空
間がユーザの知識に適応して概念空間を表示し、知識概
念空間において知識がどの程度あるか(または、ない
か)を表示することにより、どの辺の知識を知らないか
ということがわかり、学習の助けにすることができる。
話題概念空間を表示することにより、話題の周辺のこと
がわかり、用語の位置するところがわかる。また、知識
概念空間と話題概念空間の差を比較することにより、専
門家の概念と自分(ユーザ)の概念の違いを認識するこ
とができ、学習の助けにすることができる。
【0060】知識概念空間と話題概念空間においては、
概念同士の関連を重みづけで表すことにより、その関連
を視覚的に表すことができる。これらの空間上では、概
念は1つのキーワードでしかないのであるが、これを具
体的に意味のある情報として表したものが補間情報窓1
1Bの補間情報であり、逆に、補間情報窓11Bの補間
情報が提示された理由として補助窓13A、13Bで概
念の可視化を眺めることができる。
【0061】用語同士の関連性の定義については、メン
テナンスのことを考慮に入れ、また、システムの知識を
充実させるために、WWW上で普及していくと思われるXML
(Extensible Markup Language)などの構造化された情報
源を知識データベースおよび専門家の概念空間としての
情報源とすることも考えられる。
【0062】また、多くの様々な人を対象にしたメディ
アであるテレビなどのブロードキャストや、次世代双方
向電子コミュニティにおいて、本システム又は本プログ
ラムを個人化のフィルターとして使うことにより、知識
の個人差を乗り越えることが可能である。
【0063】コミュニケーションにおいて、ユーザに有
効な補足となる情報を即時的に提供することは、ユーザ
の話題への深い理解につながり、それは知識創造に寄与
する。よって、上記実施の形態によれば、一人一人の知
識創造性が複数集まる次世代双方向電子コミュニティ等
における知識創造の支援も可能である。
【0064】図8は他の実施例を示し、園芸の分野の話
題において、園芸の初心者がトマトの栽培に関しての留
意点について、園芸の専門家に質問し、その回答を専門
家から受けたところである。ここでは、専門家が話し手
sで、初心者が聞き手lである。
【0065】ユーザは、補間情報で有用なものについて
チェックすると、それを後でまとめて画面表示したり、
印刷したりすることができる。この情報はユーザの個人
情報としてデータベースサーバ1側で蓄積し、ユーザの
知識概念空間のユーザ適応をしていく。これは、ユーザ
のオペレーションを契機にユーザの知識概念空間に対象
概念とその概念の関連用語が取り込まれるのである。ま
た、ユーザの知識概念空間に取り込まれる前の用語につ
いては未知であるとデータベースサーバ1が判断して取
り扱う。
【0066】この聞き手l(初心者のユーザ)は、デー
タベースサーバ1により、“わき芽”と“葉水”の辞書
的な意味やなぜそれが必要なものかがわからないであろ
うと判断され、それに対する説明が表示されている。こ
れは、ユーザは以前これらの関連用語である“ひこ生
え”というものについて知らないということで、データ
ベースサーバ1により、認識されているからである。そ
して、“トマト”については以前の履歴において表示さ
れたが、消去されたために、データベースサーバ1によ
り、知っていると認識され、以後表示されなくなった。
【0067】ユーザの端末の右側下部には、現在の話題
概念空間が表示されている。話題になっている“トマ
ト”、“わき芽”、“葉水”は色濃く表示されて見易く
なっているが、それらの回りには白抜きで表示されたそ
の関連用語を見ることができる。園芸の分野において
は、トマトを栽培する上で、“なす”や“かぼちゃ”や
“さやいんげん”がそれと関連していると見ることがで
きる。また、この話題概念空間内では“オレガノ”、
“セージ”、“バジル”などのハーブ類のグループや
“間引き”や“刈り戻し”などの類議な用語のグループ
も観察できる。これによると、“わき芽”は“芽”や
“ひこ生え”に近い概念であることがわかる。
【0068】用語(キーワード)のうち特に野菜につい
ては、料理の分野の例と重なっているものがあるが、デ
ータベースサーバ1では話題全体の用語(キーワード)
および話し手sの専門から分野を推定し、それをもとに
それぞれ異なった説明を表示する。園芸と料理では分野
が異なるため関連用語についても全く異なる。これら2
つの実施例を見ても、同じ用語(キーワード)について
の概念が異なって表示されていることが観察できる。例
えば、料理の分野ではイタリア料理でよく使う素材がグ
ループになって分類されているのに対し、園芸の分野で
は、葉類、実類などのような分類になっており、分類が
分野により異なって表示されていることがわかる。
【0069】ユーザは会話の途中でこれらの説明を見る
ことにより、用語について理解し、初心者でも話を理解
することができ、また知っているつもりで誤解している
ものについても理解し、次の会話の展開においても話の
本筋のまま会話を続けることが可能である。話がわから
ないために、今まで聞くのを躊躇していたり知っている
つもりで聞き逃したりしていたことを理解できるので、
知識の創造にもつながる。
【0070】本願発明による同期的コミュニケーション
支援システム及び同期的コミュニケーション支援プログ
ラムを記録した記録媒体は上記した実施の形態に限定さ
れない。例えば、原理的にはユーザプロファイルデータ
ベースがなくとも本システムを作動させることはでき
る。
【0071】また聞き手たるユーザの知識に合わせたデ
ータベースサーバ1による情報の提示は必ずしも聞き手
たるユーザの質問を要するものではない。
【0072】また、上記可視化は知識概念空間又は話題
概念空間のいずれかのみを対象としてすることもでき
る。
【0073】また、ユーザの人数は任意であり、通常の
1対1構造の会話だけでなく、3人以上の多面構造の会
話にも適用することができる。後者の場合は会議が典型
例であり、会議における途中参加支援に適用することが
できる。
【0074】また、各ユーザとデータベースサーバ1と
の通信方法は任意であり、例えばインターネット通信に
よる場合、無線通信による場合であってもよい。
【0075】また、ユーザ端末の補間情報窓への補間情
報の表示個数は任意である。例えば、実施例のように5
個表示できるタイプの場合において質問・回答情報が5
個のときは、データベースサーバ1における確率的選択
は5個となるから、表示された5個の質問・回答情報よ
り聞き手lにおいて選択することがプラス反応というこ
とになる。
【0076】なお、本願発明において、「重みづけ」と
はどれを優先にするかを数値によって定義することをい
う。
【0077】
【発明の効果】このように、本願発明による同期的コミ
ュニケーション支援システム及び同期的コミュニケーシ
ョン支援プログラムを記録した記録媒体によれば、会話
という処理がより複雑で迅速性も要求される動的な情報
空間において、ユーザ各自の概念に即時にかつ柔軟に対
応することができる。また会話コミュニケーションの支
援を低コストで行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明による同期的コミュニケーション支援
システムの一実施の形態を示す概略構成図である。
【図2】本願発明にかかる概念空間の関係を示す図であ
る。
【図3】本願発明にかかる概念空間の関係を示す図であ
る。
【図4】本願発明にかかる概念空間の関係を示す図であ
る。
【図5】本願発明による同期的コミュニケーション支援
プログラムのフローチャートである。
【図6】本願発明による同期的コミュニケーション支援
システムを使用した画面表示の一例を示す図である。
【図7】本願発明による同期的コミュニケーション支援
システムを使用した画面表示の一例を示す図である。
【図8】本願発明による同期的コミュニケーション支援
システムを使用した画面表示の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 データベースサーバ 1A 知識データベース 1B サンプル概念空間データベース 1C ユーザプロファイルデータベース 3 ユーザ端末 3A ユーザ概念空間データベース 3B 話題概念空間データベース 5 ユーザ端末 5A ユーザ概念空間データベース 5B 話題概念空間データベース 7 サンプル概念空間 7A サンプル概念空間 7B サンプル概念空間 7C サンプル概念空間 d 用語ペア d1 用語ペア d2 用語ペア d3 用語ペア 9 ユーザ概念空間 11A 主窓 11B 補間情報窓 13A 補助窓 13B 補助窓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B075 NK02 NK44 PP03 PP07 PP13 PQ02 QP01 QT10

Claims (50)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 夫々リンクする知識データベース及びサ
    ンプル概念空間データベースを有するデータベースサー
    バであって、知識データベースはキーワード及びそれに
    対応する複数の質問・回答情報が格納され、サンプル概
    念空間データベースはキーワード及び概念として近いキ
    ーワードを定義した用語ペアの集合からなる概念空間が
    複数格納され、複数のユーザが夫々の端末により上記デ
    ータベースサーバを介して会話をした場合聞き手たるユ
    ーザにとって未知の知識と推定されたキーワード(未知
    キーワード)につき上記データベースサーバがすべての
    概念空間から上記未知キーワードとリンクするキーワー
    ド(リンクキーワード)を有する用語ペアを選択し聞き
    手たるユーザの概念空間を形成し、この形成されたユー
    ザの概念空間により聞き手の知識に合わせた情報フィル
    タリングをし、聞き手の知識に合わせた情報を提示する
    ことを特徴とする同期的コミュニケーション支援システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の同期的コミュニケーショ
    ン支援システムにおいて、上記聞き手たるユーザの概念
    空間の形成に際し、上記データベースサーバはリンクキ
    ーワードを有する用語ペアを選択し聞き手たるユーザの
    概念空間の初期設定をし、上記初期設定された概念空間
    を形成するリンクキーワードについて確率的な選択をす
    ることを特徴とする同期的コミュニケーション支援シス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の同期的コミュニケーショ
    ン支援システムにおいて、上記初期設定はサンプル概念
    空間データベース内のすべての概念空間からリンクキー
    ワードを有するすべての用語ペアを対象としてなすこと
    を特徴とする同期的コミュニケーション支援システム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3いずれか一記載の
    同期的コミュニケーション支援システムにおいて、上記
    情報フィルタリングが上記データベースサーバによりな
    されることを特徴とする同期的コミュニケーション支援
    システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4いずれか一記載の
    同期的コミュニケーション支援システムにおいて、上記
    データベースサーバはさらにユーザプロファイルデータ
    ベースを有し、該ユーザプロファイルデータベースは予
    め各ユーザが上記サンプル概念空間データベースより選
    択し登録した概念空間に関する情報を格納してなること
    を特徴とする同期的コミュニケーション支援システム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか一記載
    の同期的コミュニケーション支援システムにおいて、上
    記未知キーワードの推定は上記データベースサーバがユ
    ーザ間の会話にあらわれたキーワードが最も多く存在し
    ている概念空間をその話題の概念空間であると判断して
    話題を推定し、かつ上記ユーザプロファイルデータベー
    スに登録されてある話し手たるユーザの専門知識に関す
    る情報により聞き手の知識の程度の推定をすることによ
    りなされることを特徴とする同期的コミュニケーション
    支援システム。
  7. 【請求項7】 請求項1記載又は請求項6のいずれか一
    記載の同期的コミュニケーション支援システムにおい
    て、上記データベースサーバは聞き手が話し手の専門知
    識に対し質問を発した場合当該質問中のキーワードを未
    知キーワードとみなすことを特徴とする同期的コミュニ
    ケーション支援システム。
  8. 【請求項8】 請求項2乃至請求項7のいずれか一記載
    の同期的コミュニケーション支援システムにおいて、上
    記情報フィルタリングにより聞き手が確率的に選択され
    たリンクキーワードのうちの一のキーワードにプラス反
    応をした場合上記リンクキーワードを有する用語ペアに
    上記未知キーワードとの関連度を高める処理(重視化処
    理)をすることを特徴とする同期的コミュニケーション
    支援システム。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の同期的コミュニケーショ
    ン支援システムにおいて、上記初期設定された概念空間
    を形成するリンクキーワードには初期値が与えられ、上
    記重視化処理が該初期値に対するポイントの加算にて行
    われることを特徴とする同期的コミュニケーション支援
    システム。
  10. 【請求項10】 請求項8又は請求項9記載の同期的コ
    ミュニケーション支援システムにおいて、上記重視化処
    理にて選択されるキーワードは上記用語ペアの右辺又は
    左辺にあることを特徴とする同期的コミュニケーション
    支援システム。
  11. 【請求項11】 請求項2乃至請求項7のいずれか一記
    載の同期的コミュニケーション支援システムにおいて、
    上記情報フィルタリングにより聞き手が確率的に選択さ
    れたリンクキーワードのうちの一のキーワードにマイナ
    ス反応をした場合、当該リンクキーワードを有する用語
    ペアに上記未知キーワードとの関連度を低める処理(軽
    視化処理)をすることを特徴とする同期的コミュニケー
    ション支援システム。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の同期的コミュニケー
    ション支援システムにおいて、上記軽視化処理が初期値
    に対するポイントの減算にて行われることを特徴とする
    同期的コミュニケーション支援システム。
  13. 【請求項13】 請求項11又は請求項12記載の同期
    的コミュニケーション支援システムにおいて、上記軽視
    化処理にて選択されるキーワードは上記用語ペアの右辺
    又は左辺にあることを特徴とする同期的コミュニケーシ
    ョン支援システム。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至請求項13のいずれか一
    記載の同期的コミュニケーション支援システムにおい
    て、上記知識データベースに格納される質問・回答情報
    の質問には意義に関する質問(ファット質問)が含まれ
    ることを特徴とする同期的コミュニケーション支援シス
    テム。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至請求項13のいずれか一
    記載の同期的コミュニケーション支援システムにおい
    て、上記知識データベースに格納される質問・回答情報
    の質問には具体例に関する質問(イグザンプル質問)が
    含まれることを特徴とする同期的コミュニケーション支
    援システム。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至請求項13のいずれか一
    記載の同期的コミュニケーション支援システムにおい
    て、上記知識データベースに格納される質問・回答情報
    の質問には理由に関する質問(ファイ質問)が含まれる
    ことを特徴とする同期的コミュニケーション支援システ
    ム。
  17. 【請求項17】 請求項8乃至請求項13のいずれか一
    記載の同期的コミュニケーション支援システムにおい
    て、上記重視化処理又は軽視化処理をされた場合その処
    理内容にて聞き手のユーザ概念空間データベースが更新
    されることを特徴とする同期的コミュニケーション支援
    システム。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至請求17のいずれか一記
    載の同期的コミュニケーション支援システムにおいて、
    聞き手の端末の画面表示をキーワードとなる上記用語間
    の関連度が高い程画面の空間上の距離が近くなるように
    2次元平面上に可視化させることを特徴とする同期的コ
    ミュニケーション支援システム。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の同期的コミュニケー
    ション支援システムにおいて、上記可視化は複数のキー
    ワードがある場合これらのキーワードすべての順列組合
    せを距離と対応させることにより行なうことを特徴とす
    る同期的コミュニケーション支援システム。
  20. 【請求項20】 請求項18又は請求項19記載の同期
    的コミュニケーション支援システムにおいて、上記可視
    化が聞き手の知識に関する概念空間(知識概念空間)に
    ついてなされることを特徴とする同期的コミュニケーシ
    ョン支援システム。
  21. 【請求項21】 請求項18又は請求項19記載の同期
    的コミュニケーション支援システムにおいて、上記可視
    化が話題に関する概念空間(話題概念空間)についてな
    されることを特徴とする同期的コミュニケーション支援
    システム。
  22. 【請求項22】 請求項18又は請求項19記載の同期
    的コミュニケーション支援システムにおいて、上記可視
    化が知識概念空間及び話題概念空間についてなされるこ
    とを特徴とする同期的コミュニケーション支援システ
    ム。
  23. 【請求項23】 請求項20乃至請求項22のいずれか
    一記載の同期的コミュニケーション支援システムにおい
    て、上記可視化は対象となる概念空間中の対象とする用
    語の色を濃く表示することを特徴とする同期的コミュニ
    ケーション支援システム。
  24. 【請求項24】 請求項20乃至請求項22のいずれか
    一記載の同期的コミュニケーション支援システムにおい
    て、上記可視化は対象となる概念空間中の対象とする用
    語の色を薄く表示することを特徴とする同期的コミュニ
    ケーション支援システム。
  25. 【請求項25】 請求項18乃至請求項24のいずれか
    一記載の同期的コミュニケーション支援システムにおい
    て、上記可視化は聞き手の端末の画面に形成された補助
    窓に表示されることを特徴とする同期的コミュニケーシ
    ョン支援システム。
  26. 【請求項26】 キーワード及びそれに対応する複数の
    質問・回答情報が格納された知識データベース及びキー
    ワード及び概念として近いキーワードを定義した用語ペ
    アの集合からなる概念空間が複数格納されたサンプル概
    念空間データベースを夫々リンクした状態で有するコン
    ピュータからなるデータベースサーバを、複数のユーザ
    が夫々の端末により上記データベースサーバを介して会
    話をした場合、聞き手たるユーザにとって未知の知識と
    推定されたキーワード(未知キーワード)につき上記サ
    ンプル概念空間データベースに格納されているすべての
    概念空間から上記未知キーワードとリンクするキーワー
    ド(リンクキーワード)を有する用語ペアを選択して聞
    き手たるユーザの概念空間を形成する手段と、この形成
    されたユーザの概念空間より聞き手の知識に合わせた情
    報フィルタリングをするフィルタリング手段として機能
    させることを特徴とする同期的コミュニケーション支援
    プログラムを記録した記録媒体。
  27. 【請求項27】 請求項26記載の同期的コミュニケー
    ション支援プログラムを記録した記録媒体において、上
    記聞き手たるユーザの概念空間の形成に際し、上記デー
    タベースサーバはリンクキーワードを有する用語ペアを
    選択し聞き手の概念空間の初期設定をし、上記初期設定
    された概念空間を形成するリンクキーワードについて確
    率的な選択をすることを特徴とする同期的コミュニケー
    ション支援プログラムを記録した記録媒体。
  28. 【請求項28】 請求項27記載の同期的コミュニケー
    ション支援プログラムを記録した記録媒体において、上
    記初期設定はサンプル概念空間データベース内のすべて
    の概念空間からリンクキーワードを有するすべての用語
    ペアを対象としてなすことを特徴とする同期的コミュニ
    ケーション支援プログラムを記録した記録媒体。
  29. 【請求項29】 請求項26乃至請求項28のいずれか
    一記載の同期的コミュニケーション支援プログラムを記
    録した記録媒体において、上記情報フィルタリングが上
    記データベースサーバによりなされることを特徴とする
    同期的コミュニケーション支援プログラムを記録した記
    録媒体。
  30. 【請求項30】 請求項26乃至請求項29のいずれか
    一記載の同期的コミュニケーション支援プログラムを記
    録した記録媒体において、上記データベースサーバはさ
    らにユーザプロファイルデータベースを有し、該ユーザ
    プロファイルデータベースは予め各ユーザが上記サンプ
    ル概念空間データベースより選択し登録した概念空間に
    関する情報を格納してなることを特徴とする同期的コミ
    ュニケーション支援プログラムを記録した記録媒体。
  31. 【請求項31】 請求項26乃至請求項30のいずれか
    一記載の同期的コミュニケーション支援プログラムを記
    録した記録媒体において、上記データベースサーバはユ
    ーザ間の会話にあらわれたキーワードが最も多く存在し
    ている概念空間をその話題の概念空間であると判断して
    話題を推定する話題のドメイン推定手段と、上記ユーザ
    プロファイルデータベースに登録されてある話し手たる
    ユーザの専門知識に関する情報により話し手のドメイン
    の推定をするとともに聞き手の知識の程度の推定をする
    話し手のドメイン推定手段として機能され、上記話題の
    ドメインと話し手のドメインの状態に合わせた情報の選
    択において上記未知キーワードを推定することを特徴と
    する同期的コミュニケーション支援プログラムを記録し
    た記録媒体。
  32. 【請求項32】 請求項26乃至請求項31のいずれか
    一記載の同期的コミュニケーション支援プログラムを記
    録した記録媒体において、上記データベースサーバは聞
    き手が話し手の専門知識に対し質問を発した場合当該質
    問中のキーワードを未知キーワードとみなすことを特徴
    とする同期的コミュニケーション支援プログラムを記録
    した記録媒体。
  33. 【請求項33】 請求項27乃至請求項32のいずれか
    一記載の同期的コミュニケーション支援プログラムを記
    録した記録媒体において、上記情報フィルタリングによ
    り聞き手がプラス反応をした場合上記リンクキーワード
    を有する用語ペアに上記未知キーワードとの関連度を高
    める処理(重視化処理)をすることを特徴とする同期的
    コミュニケーション支援プログラムを記録した記録媒
    体。
  34. 【請求項34】 請求項33記載の同期的コミュニケー
    ション支援プログラムを記録した記録媒体において、上
    記初期設定された概念空間を形成するリンクキーワード
    には初期値が与えられ、上記重視化処理が該初期値に対
    するポイントの加算にて行われることを特徴とする同期
    的コミュニケーション支援プログラムを記録した記録媒
    体。
  35. 【請求項35】 請求項33又は請求項34記載の同期
    的コミュニケーション支援プログラムを記録した記録媒
    体において、上記重視化処理にて選択されるキーワード
    は上記用語ペアの右辺又は左辺にあることを特徴とする
    同期的コミュニケーション支援プログラムを記録した記
    録媒体。
  36. 【請求項36】 請求項27乃至請求項32のいずれか
    一記載の同期的コミュニケーション支援プログラムを記
    録した記録媒体において、上記情報フィルタリングによ
    り聞き手が確率的に選択されたリンクキーワードのうち
    の一のキーワードにマイナス反応をした場合、当該リン
    クキーワードを有する用語ペアに上記未知キーワードと
    の関連度を低める処理(軽視化処理)をすることを特徴
    とする同期的コミュニケーション支援プログラムを記録
    した記録媒体。
  37. 【請求項37】 請求項36記載の同期的コミュニケー
    ション支援プログラムを記録した記録媒体において、上
    記軽視化処理が初期値に対するポイントの減算にて行わ
    れることを特徴とする同期的コミュニケーション支援プ
    ログラムを記録した記録媒体。
  38. 【請求項38】 請求項36又は請求項37記載の同期
    的コミュニケーション支援プログラムを記録した記録媒
    体において、上記軽視化処理にて選択されるキーワード
    は上記用語ペアの右辺又は左辺にあることを特徴とする
    同期的コミュニケーション支援プログラムを記録した記
    録媒体。
  39. 【請求項39】 請求項26乃至請求項38のいずれか
    一記載の同期的コミュニケーション支援プログラムを記
    録した記録媒体において、上記知識データベースに格納
    される質問・回答情報の質問には意義に関する質問(フ
    ァット質問)が含まれることを特徴とする同期的コミュ
    ニケーション支援プログラムを記録した記録媒体。
  40. 【請求項40】 請求項26乃至請求項38のいずれか
    一記載の同期的コミュニケーション支援プログラムを記
    録した記録媒体において、上記知識データベースに格納
    される質問・回答情報の質問には具体例に関する質問
    (イグザンプル質問)が含まれることを特徴とする同期
    的コミュニケーション支援プログラムを記録した記録媒
    体。
  41. 【請求項41】 請求項26乃至請求項38のいずれか
    一記載の同期的コミュニケーション支援プログラムを記
    録した記録媒体において、上記知識データベースに格納
    される質問・回答情報の質問には理由に関する質問(フ
    ァイ質問)が含まれることを特徴とする同期的コミュニ
    ケーション支援プログラムを記録した記録媒体。
  42. 【請求項42】 請求項33乃至請求項38のいずれか
    一記載の同期的コミュニケーション支援プログラムを記
    録した記録媒体において、上記重視化処理又は軽視化処
    理をされた場合その処理内容にて聞き手のユーザ概念空
    間データベースが更新されることを特徴とする同期的コ
    ミュニケーション支援プログラムを記録した記録媒体。
  43. 【請求項43】 請求項26乃至請求42のいずれか一
    記載の同期的コミュニケーション支援プログラムを記録
    した記録媒体において、聞き手の端末の画面表示をキー
    ワードとなる上記用語間の関連度が高い程画面の空間上
    の距離が近くなるように2次元平面上に可視化させるこ
    とを特徴とする同期的コミュニケーション支援プログラ
    ムを記録した記録媒体。
  44. 【請求項44】 請求項43記載の同期的コミュニケー
    ション支援プログラムを記録した記録媒体において、上
    記可視化は複数のキーワードがある場合これらのキーワ
    ードすべての順列組合せを距離と対応させることにより
    行なうことを特徴とする同期的コミュニケーション支援
    プログラムを記録した記録媒体。
  45. 【請求項45】 請求項43又は請求項44のいずれか
    一記載の同期的コミュニケーション支援プログラムを記
    録した記録媒体において、上記可視化が聞き手の知識に
    関する概念空間(知識概念空間)についてなされること
    を特徴とする同期的コミュニケーション支援プログラム
    を記録した記録媒体。
  46. 【請求項46】 請求項43又は請求項44のいずれか
    一記載の同期的コミュニケーション支援プログラムを記
    録した記録媒体において、上記可視化が話題に関する概
    念空間(話題概念空間)についてなされることを特徴と
    する同期的コミュニケーション支援プログラムを記録し
    た記録媒体。
  47. 【請求項47】 請求項43又は請求項44のいずれか
    一記載の同期的コミュニケーション支援プログラムを記
    録した記録媒体において、上記可視化が知識概念空間及
    び話題概念空間についてなされることを特徴とする同期
    的コミュニケーション支援プログラムを記録した記録媒
    体。
  48. 【請求項48】 請求項45乃至請求項47のいずれか
    一記載の同期的コミュニケーション支援プログラムを記
    録した記録媒体において、上記可視化は対象となる概念
    空間中の対象とする用語の色を濃く表示することを特徴
    とする同期的コミュニケーション支援プログラムを記録
    した記録媒体。
  49. 【請求項49】 請求項45乃至請求項47のいずれか
    一記載の同期的コミュニケーション支援プログラムを記
    録した記録媒体において、上記可視化は対象となる概念
    空間中の対象とする用語の色を薄く表示することを特徴
    とする同期的コミュニケーション支援プログラムを記録
    した記録媒体。
  50. 【請求項50】 請求項43乃至請求項49のいずれか
    一記載の同期的コミュニケーション支援プログラムを記
    録した記録媒体において、上記可視化は聞き手の端末の
    画面に形成された補助窓に表示されることを特徴とする
    同期的コミュニケーション支援プログラムを記録した記
    録媒体。
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