JP2002196191A - 光送受信用光結合器及びこれを用いた光信号結合装置並びにこれを用いた光電信号共用結合装置 - Google Patents

光送受信用光結合器及びこれを用いた光信号結合装置並びにこれを用いた光電信号共用結合装置

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JP2002196191A
JP2002196191A JP2000392132A JP2000392132A JP2002196191A JP 2002196191 A JP2002196191 A JP 2002196191A JP 2000392132 A JP2000392132 A JP 2000392132A JP 2000392132 A JP2000392132 A JP 2000392132A JP 2002196191 A JP2002196191 A JP 2002196191A
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optical
optical coupler
receiving
coupler
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Hiroshi Nakagawa
浩志 中川
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Hosiden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な部品を用いることで光信号の授受の効
率を向上させつつ、コストアップももたらさない光送受
信用光結合器を提供する。 【構成】 光信号を発光する発光素子200の前面に設
けられ、前記発光素子200からの光信号を導出する導
光性を有する樹脂からなる発光側光結合器110と、光
信号を受光する受光素子300の前面に設けられ、前記
受光素子300への光信号を導入する導光性を有する樹
脂からなる受光側光結合器120とを備えており、前記
発光側光結合器110は、発光素子200に面する発光
側入射端部111の面積が他方の発光側射出端部112
の面積より大きく、前記受光側光結合器120は、受光
素子300に面する受光側射出端部122の面積が他方
の受光側入射端部121の面積より小さく設定されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光送受信用光結合
器と、これを用いた光信号結合装置と、これを用いた光
電信号共用結合装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】光信号を送受信するための光送受信用光
結合器800には、図6に示すようなものがある。この
光送受信用光結合器800は、複数のコアを有するいわ
ゆるマルチコアファイバーから構成される。かかる光送
受信用光結合器800は、一端においてマルチコアファ
イバーが収束され、他端においてマルチコアファイバー
が2つに分岐されている。分岐された一方が発光素子2
00と対向する発光側光結合器810であり、分岐され
た他方が受光素子300と対向する受光側光結合器82
0である。また、収束された一端は、図6(A)に示す
ように、一方側が発光側で、他方側が受光側というよう
になっている。なお、この収束された一端は、図6
(B)に示すように、光ファイバーケーブル900と対
向させられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た光送受信用光結合器には以下のような問題点がある。
すなわち、この光送受信用光結合器では、発光素子から
発光される光信号を効率よく受け入れるためには、受光
側光結合器の径を大きくする必要がある。しかし、受光
側光結合器の径を大きくすると、光ファイバーケーブル
と対向させられる部分の径も大きくなる。また、同時
に、発光側端部の径が小さくなり、受光素子に入射され
る光信号の量が少なくなる。
【0004】また、レンズ、ビームスプリッター等の光
学部品を用いて光信号の授受の効率を向上させることも
考えられるが、大きなコストアップの要因となってい
た。また、発光素子に発光ダイオード素子を用いる場合
には、前記光学部品を用いることは平行光にし難いとい
う理由から非常に困難であった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
で、簡単な部品を用いることで光信号の授受の効率を向
上させつつ、コストアップももたらさない光送受信用光
結合器と、これを用いた光信号結合装置と、これを用い
た光電信号共用結合装置とを提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光送受信用
光結合器は、光信号を発光する発光素子の前面に設けら
れ、前記発光素子からの光信号を導出する導光性を有す
る樹脂からなる発光側光結合器と、光信号を受光する受
光素子の前面に設けられ、前記受光素子への光信号を導
入する導光性を有する樹脂からなる受光側光結合器とを
備えており、前記発光側光結合器は、発光素子に面する
発光側入射端部の面積が他方の発光側射出端部の面積よ
り大きく、前記受光側光結合器は、受光素子に面する受
光側射出端部の面積が他方の受光側入射端部の面積より
小さく設定されている。
【0007】また、前記発光側光結合器と受光側光結合
器との間に遮光手段を設けることが望ましく、前記発光
側光結合器と受光側光結合器とは、それらを構成する樹
脂より屈折率の小さい樹脂でコーティングされているこ
とが望ましい。
【0008】また、本発明に係る光送受信用光結合器を
用いた光信号結合装置は、前記光送受信用光結合器と、
この光送受信用光結合器の発光側光結合器の発光側入射
端部に面する発光素子と、前記光送受信用光結合器の受
光側光結合器の受光側射出端部に面する受光素子と、前
記光送受信用光結合器、発光素子及び受光素子を収納す
る収納体とを備えている。
【0009】さらに、本発明に係る光送受信用光結合器
を用いた光電信号共用結合装置は、前記光送受信用光結
合器と、この光送受信用光結合器の発光側光結合器の発
光側入射端部に面する発光素子と、前記光送受信用光結
合器の受光側光結合器の受光側射出端部に面する受光素
子と、前記光送受信用光結合器、発光素子及び受光素子
を収納する収納体と、この収納体に内蔵されており、電
気信号の授受を行う電気接続端子とを備えている。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
光送受信用光結合器を用いた光電信号共用結合装置の構
成を示す概略的断面図、図2は本発明の実施の形態に係
る光送受信用光結合器と発光素子、受光素子及び光ファ
イバーケーブルの関係を示す概略的説明図、図3は図2
におけるA−A線矢視図、図4は本発明の実施の形態に
係る光送受信用光結合器と発光素子及び受光素子との関
係を示す概略的説明図、図5は本発明の実施の形態に係
る光送受信用光結合器による光信号のパルス幅歪みの説
明図である。
【0011】まず、この光送受信用光結合器100の説
明の前に、この光送受信用光結合器100を用いた光電
信号共用結合装置Aに接続されるプラグBについて説明
する。このプラグBは、いわゆるミニジャックタイプの
単頭プラグ600と、この単頭プラグ600の内側に内
蔵される単心の光ファイバーケーブル610とを有して
いる。単頭プラグ600は電気信号の授受を担当し、光
ファイバーケーブル610は、光信号の授受を担当す
る。従って、前記光ファイバーケーブル610の先端
は、単頭プラグ600の先端から覗くことになる。
【0012】本発明の実施の形態に係る光送受信用光結
合器100は、光信号を発光する発光素子200の前面
に設けられ、前記発光素子200からの光信号を導出す
る導光性を有する樹脂からなる発光側光結合器110
と、光信号を受光する受光素子300の前面に設けら
れ、前記受光素子300への光信号を導入する導光性を
有する樹脂からなる受光側光結合器120とを備えてお
り、前記発光側光結合器110は、発光素子200に面
する発光側入射端部111の面積が他方の発光側射出端
部112の面積より大きく、前記受光側光結合器120
は、受光素子300に面する受光側射出端部122の面
積が他方の受光側入射端部121の面積より小さく設定
されている。
【0013】前記発光側光結合器110は、導光性を有
する透明樹脂、例えばメタクリル系樹脂、アクリル系樹
脂、ポリエチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂等か
ら成形される。かかる発光側光結合器110は、図1に
示すように、全体として略S字形状に形成されており、
発光素子200の前面に対向される端部である発光側入
射端部111は、他端である発光側射出端部112より
大きく設定されている。また、この発光側光結合器11
0は、図3に示すように、発光側射出端部112におい
てその断面は平坦面113を有する円弧状になってい
る。これは、後述する受光側光結合器120と組み合わ
されて用いられるためである。ただし、発光側入射端部
111において、その断面は図4(A)示すように、円
形になっている。しかも、発光側入射端部111は、発
光素子200の凸部221より径大になっている。
【0014】例えば、光ファイバーケーブル610の直
径が1mmの場合、発光側光結合器110の発光側射出
端部112は、R0.4mmの円弧状に設定する。すな
わち、光ファイバーケーブル610の中心611から
0.1mm程度、外側に向かって後退しているのであ
る。このため、発光側射出端部112に0.1mm程度
の位置ずれがあったとしても、確実に1/2以上の光信
号を光ファイバーケーブル610に入射することができ
るようにする。
【0015】一方、前記受光側光結合器102も、導光
性を有する透明樹脂、例えばメタクリル系樹脂、アクリ
ル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹
脂等から成形される。かかる受光側光結合器120は、
図1に示すように、全体として略S字形状に形成されて
おり、受光素子300の前面に対向される端部である受
光側射出端部122は、他端である受光側入射端部12
1より小さく設定されている。また、この受光側光結合
器120は、図3に示すように、受光側入射端部121
においてその断面は平坦面123を有する略半円形にな
っている。これは、前記発光側光結合器110と組み合
わされて用いられるためである。ただし、受光射出射端
部122において、その断面は図4(B)示すように、
円形になっている。
【0016】また、光ファイバーケーブル610の直径
が1mmの場合、受光側光結合器120の受光側入射端
部121は、R0.6mmの円弧状に設定する。すなわ
ち、この受光側入射端部121は、光ファイバーケーブ
ル610の中心611から0.1mm程度、発光側射出
端部112側へ突出するようになっているのである。こ
のため、受光側入射端部121に0.1mm程度の位置
ずれがあったとしても、確実に1/2以上の光信号を受
光できるようになる。
【0017】このように構成された発光側光結合器11
0と受光側光結合器120とは、発光側光結合器110
の発光側射出端部112の平坦面113と受光側光結合
器120の受光側入射端部121の平坦面123とを
0.15mmのギャップで対向させ、かつ両面113、
123の間に遮光手段である遮光板130を介在させて
一纏めにされて光送受信用光結合器100となってい
る。なお、両結合器110、120は、全体が略S字形
状に形成されているため、前記両平坦面113、123
を対向させて両結合器110、120を一纏めにする
と、光送受信用光結合器100は図1に示すような略Y
字形状になる。
【0018】かかる光送受信用光結合器100は、それ
らを構成する樹脂がメタクリル系樹脂である場合、これ
より屈折率の小さい樹脂、例えばフッ素系樹脂でコーテ
ィングされている。また、前記端部111、112、1
21、122には鏡面処理が施されている。なお、光送
受信用光結合器100を構成する樹脂の種類によって、
コーティングされる素材は選定されるが、例えば同じ樹
脂を用いても樹脂への添加物の配合具合によってそれぞ
れの屈折率を変化させることも可能である。従って、光
送受信用光結合器100をフッ素系樹脂で構成するとと
もに、この光送受信用光結合器100をコーティングす
るものがより屈折率を低くしたフッ素系樹脂である場合
もある。
【0019】このような光送受信用光結合器100を用
いた光電信号共用結合装置Aについて説明する。
【0020】この光電信号共用結合装置Aは、図1に示
すように、前記光送受信用光結合器100と、この光送
受信用光結合器100の発光側光結合器110の発光側
入射端部111に面する発光素子200と、前記光送受
信用光結合器100の受光側光結合器120の受光側射
出端部122に面する受光素子300と、前記光送受信
用光結合器100、発光素子200及び受光素子300
を収納する収納体400と、この収納体400に内蔵さ
れており、電気信号の授受を行う電気接続端子500と
を備えている。
【0021】前記発光素子200は、一般的な発光ダイ
オード素子であって、発光ダイオードチップ210がモ
ールド樹脂220にモールドされたものである。発光ダ
イオードチップ210の前面のモールド樹脂220に
は、レンズ効果を発揮するための凸部221が形成され
ている。なお、前記発光ダイオードチップ210は、従
来のものであれば、約2mm角のものが必要とされた
が、本発明の実施の形態に係る光送受信用光結合器10
0であれば約0.8mm角のもので同等の性能を得るこ
とができることが確認されている。
【0022】また、前記受光素子300は、一般的なフ
ォトダイオード素子であって、フォトダイオードチップ
310がモールド樹脂320にモールドされたものであ
る。フォトダイオードチップ310の前面のモールド樹
脂320には、レンズ効果を発揮するための凸部321
が形成されている。
【0023】上述した発光素子200、受光素子30
0、光送受信用光結合器100は収納体400に収納さ
れる。この収納体400は、有底筒状に形成されてお
り、大きく分けると、前記プラグBを構成する単頭プラ
グ600の電気的接続を行うための電気的接続部410
と、光ファイバーケーブル610との光的接続を行うた
めの光的接続部420との2つに分けられる。
【0024】電気的接続部410は、光的接続部420
の手前側に位置しており、内部には挿入された単頭プラ
グ600に接触する一対の電気接続端子500が設けら
れている。この電気接続端子500は、一般的なもので
あって、全体が略U字形状に折曲形成されており、先端
側が単頭プラグ600の凹部601に弾性的に接触する
ような構成になっている。
【0025】一方、光的接続部420は、内壁430に
よって電気的接続部410と分割されている。かかる内
壁430の中央には、挿入されたプラグBの単頭プラグ
600の先端が嵌まり込む略すり鉢状の開口431が開
設されている。そして、この開口431には、前記光送
受信用光結合器100の発光側射出端部112及び受光
側入射端部121とが組み合わせられた部分が臨んでい
る。すなわち、単頭プラグ600に内蔵された光ファイ
バーケーブル610の先端は、前記光送受信用光結合器
100の発光側射出端部112及び受光側入射端部12
1と対向するのである。
【0026】また、この光的接続部420の奥側には、
発光素子200及び受光素子300が設置されている。
そして、この発光素子200の前面には発光側光結合器
110の発光側入射端部111が、受光素子300の前
面には受光側光結合器120の受光側射出端部122が
それぞれ対向して臨んでいる。
【0027】このように構成された光電信号共用結合装
置100にプラグBを接続すると、単頭プラグ600は
電気的接続部410において電気接続端子500と電気
的に接続される。また、同時に光ファイバーケーブル6
10は、光送受信用光結合器100を介して発光素子2
00及び受光素子300と光的に接続される。
【0028】発光素子200が発光する光信号は発光側
光結合器110の発光側入射端部111に入射され、発
光側光結合器110の発光側射出端部112から光ファ
イバーケーブル610に入射される。すなわち、発光素
子200からの光信号は、光送受信用光結合器100を
介して外部に導出されるのである。
【0029】また、光ファイバーケーブル610からの
光信号は、受光側光結合器120の受光側入射端部12
1に入射され、受光側光結合器120の射出側端部12
2から受光素子300に入射される。すなわち、光ファ
イバーケーブル610からの光信号は、光送受信用光結
合器100を介して受光素子300に導入されるのであ
る。
【0030】光送受信用光結合器100を構成する発光
側光結合器110の発光側入射端部111の面積が、発
光側射出端部112の面積より大きいことによるメリッ
トは以下の通りである。すなわち、発光側入射端部11
1の面積が大きいため、発光素子200から発光される
光信号の光量は、従来のものより少なくて済む。すなわ
ち、発光素子200にはより小型のものが使用できるの
である。
【0031】また、光送受信用光結合器100を構成す
る受光側光結合器120の受光側入射端部121の面積
が、受光側射出端部122の面積より小さいことによる
メリットは以下の通りである。すなわち、受光側入射端
部121の面積が大きいため、光ファイバーケーブル6
10から発光される光信号の光量は、従来のものより少
なくて済む。
【0032】例えば、帯域500MHz(1Gbps)
の光信号であれば、1つのパルスの幅は1nsである。
これを誤動作なしに伝播させるためには、パルス幅歪み
が約1/8以下(0.125ns)以下であることが必
要となる。また、光送受信用光結合器100におけるパ
ルス幅歪みは、その約1/10にする必要がある。すな
わち、光送受信用光結合器100におけるパルス幅歪み
は0.01ns程度でなければならない。
【0033】光送受信用光結合器100をメタクリル系
樹脂で構成した場合について考察する。例えば、図5に
示すように、この光送受信用光結合器100を用いた一
対の光電信号共用結合装置Aの間で光信号の授受を行う
場合、メタクリル系樹脂の屈折率は約1.5であり、周
囲が空気(屈折率n=1)とすると、光送受信用光結合
器100のトータルでは20mm以下の長さ(すなわち
一方の光送受信用光結合器100の発光側光結合器11
0では10mmの長さ、もう一方の光送受信用光結合器
100の受光側光結合器120では10mmの長さ)と
なる。この場合のパルス幅歪みは0.014ns程度と
なる。このパルス幅歪みは上記条件をほぼ充足するもの
である。
【0034】また、帯域250MHzの光信号であれ
ば、光送受信用光結合器100の長さは40mm以下と
することができる。
【0035】この考察は、光送受信用光結合器100
が、それらを構成する樹脂より屈折率の小さい樹脂でコ
ーティングされていない場合を想定しているが、前記樹
脂より屈折率の小さい樹脂でコーティングされている場
合には、光ファイバーケーブルと同等の構造を有するこ
とになるので、パルス幅歪みをより小さくすることがで
きるので、より大きな光送受信用光結合器100とする
ことができる。
【0036】上述した実施の形態は、光信号の授受と電
気信号の授受とを行うことができる光電信号共用結合装
置であるが、電気接続端子500を省略することによっ
て光信号の授受のみを行う光信号結合装置とすることも
可能である。
【0037】また、上述した実施の形態では、発光素子
200を発光ダイオード素子であるとしているが、レー
ザダイオードであってもよいことは勿論である。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る光送受信用光結合器は、以
上説明したように、光信号を発光する発光素子の前面に
設けられ、前記発光素子からの光信号を導出する導光性
を有する樹脂からなる発光側光結合器と、光信号を受光
する受光素子の前面に設けられ、前記受光素子への光信
号を導入する導光性を有する樹脂からなる受光側光結合
器とを備えており、前記発光側光結合器は、発光素子に
面する発光側入射端部の面積が他方の発光側射出端部の
面積より大きく、前記受光側光結合器は、受光素子に面
する受光側射出端部の面積が他方の受光側入射端部の面
積より小さく設定されている。
【0039】従って、この光送受信用光結合器であれ
ば、光ファイバーケーブルとの間において光信号の授受
の効率を向上させることができる。このため、発光素
子、受光素子は従来のものより安価なものを使用するこ
とができる。発光素子であれば、光信号の光量を従来よ
り低下させても同等の性能を得ることができるので、消
費電力の削減をもたらす。また、光信号の授受の効率の
向上から、光信号が従来のものと同じ光量であれば、伝
播距離を長くすることが可能となる。
【0040】また、前記発光側光結合器と受光側光結合
器との間に遮光手段を設けると、両光結合器の間での光
信号の漏洩がないため、光信号の確実な授受が可能にな
る。
【0041】さらに、前記発光側光結合器と受光側光結
合器とが、それらを構成する樹脂より屈折率の小さい樹
脂でコーティングされていると、光ファイバーケーブル
と同等の構造を有することになるので、パルス幅歪みを
より小さくすることができる。
【0042】一方、本発明に係る光送受信用光結合器を
用いた光信号結合装置は、前記光送受信用光結合器と、
この光送受信用光結合器の発光側光結合器の発光側入射
端部に面する発光素子と、前記光送受信用光結合器の受
光側光結合器の受光側射出端部に面する受光素子と、前
記光送受信用光結合器、発光素子及び受光素子を収納す
る収納体とを備えている。
【0043】このため、この光信号結合装置は、光信号
の授受の効率を向上させることが可能となる。
【0044】また、本発明に係る光送受信用光結合器を
用いた光電信号共用結合装置は、前記光送受信用光結合
器と、この光送受信用光結合器の発光側光結合器の発光
側入射端部に面する発光素子と、前記光送受信用光結合
器の受光側光結合器の受光側射出端部に面する受光素子
と、前記光送受信用光結合器、発光素子及び受光素子を
収納する収納体と、この収納体に内蔵されており、電気
信号の授受を行う電気接続端子とを備えている。
【0045】従って、光信号のみならず同時に電気信号
の授受も行えるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る光送受信用光結合器
を用いた光電信号共用結合装置の構成を示す概略的断面
図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る光送受信用光結合器
と発光素子、受光素子及び光ファイバーケーブルの関係
を示す概略的説明図である。
【図3】図2におけるA−A線矢視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る光送受信用光結合器
と発光素子及び受光素子との関係を示す概略的説明図で
ある。
【図5】本発明の実施の形態に係る光送受信用光結合器
による光信号のパルス幅歪みの説明図である。
【図6】従来のこの種の光送受信用光結合器の概略的説
明図である。
【符号の説明】
100 光送受信用光結合器 110 発光側光結合器 111 発光側入射端部 112 発光側射出端部 120 受光側光結合器 121 受光側入射端部 122 受光側射出端部 200 発光素子 300 受光素子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号を発光する発光素子の前面に設け
    られ、前記発光素子からの光信号を導出する導光性を有
    する樹脂からなる発光側光結合器と、光信号を受光する
    受光素子の前面に設けられ、前記受光素子への光信号を
    導入する導光性を有する樹脂からなる受光側光結合器と
    を具備しており、前記発光側光結合器は、発光素子に面
    する発光側入射端部の面積が他方の発光側射出端部の面
    積より大きく、前記受光側光結合器は、受光素子に面す
    る受光側射出端部の面積が他方の受光側入射端部の面積
    より小さく設定されていることを特徴とする光送受信用
    光結合器。
  2. 【請求項2】 前記発光側光結合器と受光側光結合器と
    の間に遮光手段を設けたことを特徴とする請求項1記載
    の光送受信用光結合器。
  3. 【請求項3】 前記発光側光結合器と受光側光結合器と
    は、それらを構成する樹脂より屈折率の小さい樹脂でコ
    ーティングされていることを特徴とする請求項1又は2
    記載の光送受信用光結合器。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の光送受信用光
    結合器と、この光送受信用光結合器の発光側光結合器の
    発光側入射端部に面する発光素子と、前記光送受信用光
    結合器の受光側光結合器の受光側射出端部に面する受光
    素子と、前記光送受信用光結合器、発光素子及び受光素
    子を収納する収納体とを具備したことを特徴とする光送
    受信用光結合器を用いた光信号結合装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2又は3記載の光送受信用光
    結合器と、この光送受信用光結合器の発光側光結合器の
    発光側入射端部に面する発光素子と、前記光送受信用光
    結合器の受光側光結合器の受光側射出端部に面する受光
    素子と、前記光送受信用光結合器、発光素子及び受光素
    子を収納する収納体と、この収納体に内蔵されており、
    電気信号の授受を行う電気接続端子とを具備したことを
    特徴とする光送受信用光結合器を用いた光電信号共用結
    合装置。
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