JP2002195795A - 防空システムの脅威評価処理装置 - Google Patents

防空システムの脅威評価処理装置

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JP2002195795A
JP2002195795A JP2000392853A JP2000392853A JP2002195795A JP 2002195795 A JP2002195795 A JP 2002195795A JP 2000392853 A JP2000392853 A JP 2000392853A JP 2000392853 A JP2000392853 A JP 2000392853A JP 2002195795 A JP2002195795 A JP 2002195795A
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JP2000392853A
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Hidenori Kasa
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 味方機で対処する目標を決定し、決定した目
標による脅威の大きさを評価する防空システムへ脅威評
価処理装置を提供する。 【解決手段】 目標の防護目標座標空域への進入又は接
近から1次脅威評価をする1次脅威評価処理部、空中戦
結果を決定する空中戦状況処理部、味方機/目標相対位
置及び防護目標座標/目標の相対位置等から要撃可否を
決定する要撃可否処理部、1次脅威評価結果、空中戦結
果、要撃可否結果から1次脅威評価結果を再評価する2
次脅威評価処理部からなる。これにより、空中戦の範囲
の決定及び目標と味方機の会敵位置と到達時間から要撃
可否を決定し、味方機対処による脅威度の順番を再評価
でき、脅威順番を正確に識別し味方機の対処機会を多く
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、味方機によって対
処する必要のある目標を決定し、決定された目標による
脅威を評価決定する防空システムの脅威評価処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】都市等の防護目標の空域へ飛来する脅威
機または識別不明機等からなる目標(機)による防護目
標の破壊を防止するため、目標による破壊に対し確実に
対処できる味方機と目標対処についての精度は若干劣る
ものの、味方機による対処に比較して目標に対して迅速
に対処でき、特に、防護目標の極く近傍空域に飛来した
目標対処に秀れる飛しょう体等とを組合せて形成するよ
うにした、従来の防空システムに採用されている脅威評
価処理装置は、図7に示すように、航空機の識別処理部
1と脅威評価処理部2とで構成され、それぞれは独立し
て動作するようにしている。
【0003】まず、航空機の識別処理部1では、空域デ
ータ部3から飛行禁止/飛行制限空域座標及び安全飛行
回廊座標等が入力されると共に、航空機データ部4から
の航空機の位置、飛行方向速度のデータとがそれぞれ入
力されて空域内の航空機が正常な空域の飛行を行ってい
るか否かをこれらの飛行データから判断する。また、識
別処理部1に設けた航空機の識別装置による応答結果か
ら、防護目標の空域へ飛行する航空機の識別が行われ、
その識別結果は航空データ部4に出力される。
【0004】また、航空機識別処理部1で脅威機または
識別不明機と識別され航空機データ部4に出力された識
別結果は、脅威機または識別不明機と識別された目標の
位置が、脅威評価処理部2に入力されて、空域データ部
3から同様に脅威評価処理部2に入力された防護目標
(都市等)座標を使って、目標が防護目標に脅威を与え
る可能性の大きさについて評価する脅威評価処理部2に
おいて、脅威評価が行われ、目標からの攻撃に対する防
護目標の脅威度の大きさに応じて順番が付された脅威評
価結果が、航空機データ部4に出力され航空機データ部
4では更新される順番に応じて、脅威度の高い目標に対
する防空システムを作動させるようにしている。
【0005】しかしながら、従来の防空システムに適用
されている、前述した脅威評価処理装置は、航空機デー
タ部4から入力され、航空機の識別処理部1で処理さ
れ、航空機データ部4に出力される識別結果が、脅威機
と共に識別不明機を含む航空機データであり、この航空
機データに基づく目標の位置データによって脅威評価処
理部2で脅威度の順番を付けて脅威評価結果として航空
機データ部4に出力し、当該目標に対処するようにして
いる。
【0006】このため、航空機データ部4に格納されて
いる脅威評価結果データ中には、味方機が脅威機に対処
中、または対処のために脅威機に向かっている味方機が
目標として一律に評価され含まれることがあった。この
ために、従来の防空システムに適応されている脅威評価
処理部2で評価した結果、脅威度が高い目標が既に味方
機によって対処中であったり、脅威度が低いと評価され
ている目標が、実は味方機により対処すべき目標でな
く、即ち味方機と共に防空システムを構成する飛しょう
体が対処しなければならない目標である場合も生じるこ
ともあって、味方機を使用しない防空システムと要撃を
行う航空隊からなる味方機を使用する防空システムから
なる両方の組織から判断される脅威度の順番になってい
なかった。
【0007】また、防空システムが評価した脅威度の順
番に従って、防空システムの操作員が目標に対処する場
合、目標の近くに味方機はいないか画面上で判断しなけ
ればならず、このために、目標を対処するために目標に
向かっている味方機の数が多くなるほど、操作員に負担
をかけるものとなっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来の防空シ
ステムの脅威評価処理装置の不具合、即ち、味方機を使
用せず飛しょう体群等を有する要撃地上隊と味方機を有
する要撃航空隊とからなる防空システムから判断される
目標の脅威度の順番が異り、正確に識別できない不具合
又は防空システムが評価した脅威度の順番通りに防空シ
ステムの操作員が対処する場合でも、目標の近くの味方
機の存在を画面上で判断する必要があり、味方機の数が
多くなるほど操作員に負担をかけることになる不具合を
解消することのできる防空システムの脅威評価処理装置
を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の防空
システムの脅威評価処理装置は、次の手段とした。脅威
評価処理部及び航空機データ部を有し、防護目標空域に
飛来する目標(機)の脅威評価を行なう、防空システム
の脅威評価処理装置に設ける脅威評価処理部が、次のも
のからなるものとした。
【0010】(1)航空機データ部から入力された航空
機の飛行データから、味方機のデータが操作員により除
去された目標の飛行データと都市や施設等が設置され防
護を必要とする空域データ部からの防護目標座標とを入
力し、従来と同様の方法により、脅威機又は識別不明機
等の目標が防護目標座標内の空域に進入又は接近しつつ
あるかを判定することにより、目標の脅威度の大きい方
から順次脅威順番を付して防護目標の1次脅威評価結果
を決定して航空機データ部に出力し、航空機データ部に
入力されている航空機データ等の更新するなどにより、
航空機データ部のデータに反映させる1次脅威評価処理
部を設けた。
【0011】(2)航空機データ部から入力され、随時
更新されている味方機及び目標の飛行データと1次脅威
評価処理部からの脅威評価結果とを入力して、味方機及
び目標の位置又は飛行データの有無から空中戦結果を決
定し、この空中戦結果を航空機データ部に出力して、航
空機データ部入力されている航空機データ等を更新する
などすることにより、航空機データ部のデータに反映さ
せる空中戦状況処理部を設けた。
【0012】(3)航空機データ部から入力され、随時
更新されている味方機、目標の飛行データ、空中戦状況
処理部からの空中戦結果及び空域データ部からの防護目
標座標を入力し、味方機と目標との相対位置及び防護目
標と目標との相対位置等から、味方機による目標に対す
る要撃可否結果を決定して、航空機データ部に出力し航
空機データ部入力されている航空機データ等を更新する
などすることにより、航空機データ部のデータに反映さ
せる要撃可否決定処理部を設けた。
【0013】(4)航空機データ部に入力され更新デー
タにされている脅威評価結果、空中戦結果、要撃可否決
定結果を入力して、1次脅威評価処理部で決定され、航
空機データ部に順次入力されている脅威評価結果を再評
価し脅威再評価結果を決定して、前記航空機データ部に
出力して航空機データ部に格納されているデータを更新
することなどにより、航空機データ部のデータに反映さ
せる2次脅威評価処理部を設けた。
【0014】(a)このように、本発明の防空システム
の脅威評価処理装置においては、味方機による空中戦の
範囲の決定及び目標と味方機の会敵位置と到達時間から
味方機による要撃可否を決定し、味方機が対処しうる目
標を決定し、目標による脅威度の順番を経時的に再評価
することができることにより、防護目標に対する脅威を
有する目標の脅威順番が正確に識別できるようになり、
目標に対しての味方機が対処できる機会が多くでき、防
空システムにとっての目標の脅威度が低くなり、また、
味方機が対処できない目標の脅威度が高くなるために、
味方機を使用せず目標を要撃する地上要撃隊と要撃航空
隊両方からなる防空システム組織に敵した信頼性の高い
脅威対処評価が得られるようになる。
【0015】また、防空システムの操作員にとっても、
防空システムが評価した脅威度に従って要撃を行なうと
きに行う、目標近くの味方機の存在を画面上で視認し、
又は目標と味方機との交戦状況又は交戦結果の確認の必
要がなくなり、特に、目標に対処するために目標に向か
う味方機の数が増えるほど視認作業が多くなり、大きく
なる負荷(負担)を軽減することができる。
【0016】また、本発明の防空システムの脅威評価処
理装置は、次の手段とした。脅威評価処理部及び航空機
データ部を有し、防護目標空域に飛来する目標の脅威評
価を行なう防空システムの脅威評価処理装置における脅
威評価処理部が、次のものからなるものとした。
【0017】(5)航空機データ部から入力された航空
機の飛行データから味方機のデータが、操作員により除
去された目標の飛行データと都市や施設等が設置され防
護を必要とする空域データ部からの防護目標座標とを入
力し、従来同様の方法により脅威機又は識別不明機等か
らなる目標の防護目標座標空域への進入又は接近を判定
することにより、目標の脅威度の大きい方から順次脅威
順番を付して防護目標の1次脅威評価結果を決定して航
空機データ部に出力し、航空機データ部に入力されてい
る1次脅威評価データ等の更新する等により、航空機デ
ータ部のデータに反映させる1次脅威評価処理部を設け
た。
【0018】(6)1次脅威評価処理部からの脅威評価
結果、航空機データ部からの味方機/目標の位置並びに
音声処理部に入力された味方機から伝達された空中戦状
況及び作戦指令所からの交戦状況に応じた作戦指令が入
力され、これらにより空中戦/要撃可否結果を決定し航
空機データ部に出力し、航空機データ部に入力されてい
る空中戦/要撃可否データ等を更新するなどにより、航
空機データ部のデータに反映させる交戦状況入力部を設
けた。
【0019】(7)1次脅威評価処理部からの1次脅威
評価処理部からの脅威評価結果及び交戦状況入力部から
の空中戦結果、若しくは要撃可否結果を入力して、
(5)項の1次脅威評価処理部で決定され航空機データ
部に入力されている目標の脅威評価の順番を再評価し、
決定された脅威再評価結果を航空機データ部に出力し
て、航空機データ部のデータに反映させる2次脅威評価
処理部を設けた。
【0020】(b)このように、本発明の防空システム
の脅威評価処理装置においては、第1番目の発明と同様
に目標の脅威順番が正確に識別できるようになり、目標
に対しての味方機が対処できる機会が多くなり、防空シ
ステムにとっての目標の脅威度を低くすることができ、
地上要撃隊と要撃航空隊との両方からなる防空システム
の組織に適した脅威対処評価がえられるようになる。ま
た、防空システムの操作員にとって要撃を行なうとき目
標近くの味方機の存在を画面上で視認し、又は目標と味
方機との交戦状況又は交戦結果の確認が不要になり、目
標に向かう味方機の数が増えるほど、特に大きくなって
いた負荷(負担)が軽減できる。
【0021】また、本発明においては、味方機及び上位
管制組織の作戦指令所からの音声情報及び交戦に対応し
た作戦指令を交戦状況入力部に入力して空中戦/要撃可
否結果を決定するとともに、空中戦/要撃可否結果を2
次脅威評価処理部の脅威再評価の決定にも採用して、脅
威再評価結果を決定するようにしたので、防護目標に対
する目標の脅威順番がより正確に識別できるようにな
り、味方機で目標に対処できる機会が多くなり、防空シ
ステムにとっての目標の脅威度がより低くなり、味方機
が対処できない目標の脅威度が高くなることと相俟っ
て、地上要撃隊と要撃航空隊とからなる防空システム組
織により適した脅威対処評価が得られるようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の防空システムの脅
威評価処理装置の実施の一形態を図面にもとづき説明す
る。なお、図において図7に示す部材と同一若しくは類
似の部材には同一符号を符して説明は極力省略する。
【0023】図1は本発明の防空システムの脅威評価処
理装置の実施の第1形態を示す脅威評価処理装置の全体
を示すブロック図、図2は図1に示す空中戦状況処理部
における空中戦状況処理フローを示す図、図3は図1に
示す要撃可否決定処理部における要撃可否決定処理フロ
ーを示す図、図4は図1に示す2次脅威評価処理部にお
ける2次脅威評価処理フローを示す図である。
【0024】図1に示すように、本発明の防空システム
の脅威評価処理装置の実施の第1形態を示す脅威評価処
理装置は、大きく分けて図7に示す従来の防空システム
に採用されている脅威評価処理装置と同様に、航空機の
識別処理部1、脅威評価処理部2、空域データ部3およ
び航空機データ部4とからなる。
【0025】まず、航空機の識別処理部1では、空域デ
ータ部3から入力される航空機の識別に関する飛行禁止
空域、飛行制限空域、安全飛行回廊等を通過したかどう
かを航空機データ部4に入力される飛行位置、飛行方
向、速度等の飛行データから判断する。
【0026】また、航空機の識別処理部1では、自己が
有する航空機の識別装置の応答結果(有効な応答/無効
な応答/応答なし)に応じて、飛行データが入力された
航空機に対する識別(味方/敵/識別不明)を行い、そ
の識別結果を航空機データ4へ出力し、航空機データ部
4のデータを更新することにより、航空機データ部4の
データに反映させる。また、本実施の形態で主要機能を
有し、前述した航空機の識別処理部1とは独立して作動
する脅威評価処理部2aは、1次脅威評価処理部2.
1、空中戦状況処理部2.2、要撃可否決定処理部2.
3、2次脅威評価処理部2.4から構成されている。
【0027】このように、本実施の形態の脅威評価処理
部2aでは、図7において示した脅威評価処理部2で行
われる、航空機識別処理部1で脅威機または識別不明機
からなる目標と識別され、航空機データ部4に出力さ
れ、航空機データ4内のデータに反映された、識別結果
と共に脅威機または識別不明機と識別された目標の位置
が、入力されて、空域データ部3から同様に脅威評価処
理部2に入力された防護目標(都市等)座標を使って、
目標が防護目標に脅威を与える可能性の大きさについて
の脅威評価が行われ、目標からの攻撃に対する防護目標
の脅威度の大きさに応じ順番が付された脅威評価結果を
航空機データ部4に出力することにより脅威を持つ目標
に対する脅威評価を行うだけではなく、味方機によって
対処する目標を考慮した脅威再評価処理を行う。
【0028】即ち、1次脅威評価処理部2.1では、航
空機の識別処理部1で味方機以外と判断された目標が、
防衛すべき都市や飛行場及び建築物等を示す防護目標に
脅威を与える可能性がある目標の飛行データと防護目標
の位置から判断するようにしている。
【0029】そして目標に対する脅威度の順番を、識別
処理時点における1次脅威評価結果として航空機データ
部4へ出力し、航空機データ部4のデータに反映させ
る。この1次脅威評価処理部2.1から航空機データ部
4に出される脅威評価結果(1次結果)には当然ながら
味方機によって対処している目標は考慮されていないた
め、図7において脅威評価処理2から航空機データ部へ
出力される脅威評価結果と同様に、この順番は要撃航空
隊とその他の飛しょう体等からなる防空システムの両方
から見た脅威度の順番にはなっていない。
【0030】尚、航空機の識別処理部1と1次脅威評価
処理部2.1の処理自体は、既存機能と同じであり、本
実施の形態の脅威評価処理装置は、これら既存機能に以
下の処理部を追加することにより新しい脅威評価を行う
ことができるようになる。
【0031】次に、図2は図1に示す空中戦状況処理部
2.2の処理の流れを示す図である。図に示すように、
空中戦状況処理部2.2におけるデータの処理は、2つ
の処理系統に分かれている。そのうちの1つは、初期設
定で空中戦範囲パラメータの距離(RNG:RANGE
の略号)、角度(α)、高度(h)を設定して、味方機
の位置を中心とする空中戦範囲ボリュームを計算する。
【0032】図2(b)に示す初期設定において、空中
戦範囲パラメータを設定しない場合には、デフォルト値
(省略時解釈:システム等で予め決められた値、即ち、
指示がない(パラメータを入力市内)場合に自動的に選
択される値)により空中戦範囲ボリュームが計算され
る。さらに、他の1つは、図2(c)に示すように、航
空機の識別処理部1で味方機と識別された航空機の飛行
データから全ての味方機の現在位置、進行方向を決定す
る。そして、初期設定で計算した空中戦範囲ボリューム
Vを、味方機の進行方向に置くことにより全味方機の空
中戦範囲を決定する。
【0033】次に、脅威機または識別不明と識別された
目標の飛行データから現在位置を求め、目標が前述した
味方機の空中戦範囲ボリュームV内にいるかをチェック
する。このチェックの結果、目標が空中戦範囲内にあれ
ば空中戦フラグをセットし、空中戦範囲ボリュームV外
であれば空中戦フラグをリセットする。そして、空中戦
フラグは航空機データ部4のデータへ反映される。
【0034】次に、図3は図1に示す要撃可否決定処理
部2.3の処理の流れを示す図である。まず、図2に示
す空中戦状況処理部2.2で空中戦範囲ボリュームV外
と判断され空中戦フラグをリセットされた目標が、図1
に示す空域データ部から出力される防護目標座標に向か
って飛行しているときは、それらを対処するために向か
っている味方機がいないかチェックし、飛行データ目標
に対処するために目標に向っている味方機の飛行データ
と目標の飛行データから、図3(a)に示す会敵位置
(A)を求め、次いで、味方機が会敵位置(A)へ到達
するまでの時間(T1)を計算する。
【0035】次いで目標が防護目標へ被害を与える(ま
たは、防護目標へ到達する)までの時間(T2)を計算
する。そして、味方機が会敵位置(A)へ到達するまで
の時間(T1)が、目標が防護目標へ到達するまでの時
間(T2)より短かければ(T1<T2)、味方機が目
標と会敵し要撃可能と判断し、要撃可能フラグをセット
する。そうでない場合要撃フラグをリセットし、要撃可
否結果を航空機データ部4へ出力し航空機データ部4の
データへ反映させる。
【0036】次に、図4は図1に示す2次脅威評価処理
部2.4の処理の流れを示す図である。図に示すよう
に、2次脅威評価処理部2.4では、まず1次脅威評価
処理部2.1が決定し、航空機データ部4に出力した脅
威評価結果1次結果を航空機データ部4から取りだす。
【0037】次に空中戦状況処理部2.2で決定した空
中戦結果及び要撃可否決定処理部2.3で決定した要撃
可否結果で空中戦フラグも要撃可フラグもセットされて
いない目標を検索し、1次決定脅威度順に再ソートす
る。これにより、図に目標の航跡番号H03の脅威度が
3から1に、目標の航跡番号H06の脅威度が6から2
に変わることで、味方機によって対処する可能性がない
目標の脅威度が高くなる。
【0038】次に、要撃可能フラグがセットされている
目標を検索し、1次決定脅威度順に再ソートする。これ
により図4(a)に示すように目標の航跡番号H04の
脅威度が2から3に変わり、目標の航跡番号H05の脅
威度は4のまま変わらない。
【0039】次に、空中戦フラグがセットされている目
標を検索し、1次決定脅威度順に再ソートする。これに
より、図に示す例では目標の航跡番号H01の脅威度が
1から5に変り、目標の航跡番号H02の脅威度が5か
ら6に変ることで、味方機が空中戦で対処中の目標の脅
威が低くなる。
【0040】本実施の形態の脅威評価処理装置は、上述
のように構成されて、航空機の識別処理部1では、航空
機データ部4および空域データ部3から入力されている
データを入力し、入力されたデータを更新し、識別結果
(敵/味方/識別不明)を決定する。また、図1に示す
脅威評価処理部2aのサブシステムである1次脅威評価
処理部2.1では、目標に対する脅威評価を行い脅威度
の順番を決定する。このように、航空機の識別処理部1
及び1次脅威評価処理部2.1の処理結果、図7に示す
従来の脅威評価処理装置と同様に目標に対する脅威評価
が行われ、各々目標に対する脅威度の順番がつけられ
る。
【0041】このような、従来の脅威評価処理装置に加
えて、本実施の形態の脅威評価処理装置の空中戦状況処
理部2.2では、味方機の空中戦の範囲を計算し、味方
機と目標の関係から各目標に対して味方機が対処できる
か否かを決定する。要撃可否決定処理部2.3では、空
中戦を行っていない目標と要撃に向かっている味方機と
が、目標が防護目標に到達する前に会敵し目標に対して
味方機で対処する空中戦が可能か否かを決定する。
【0042】さらに、2次脅威評価処理部2.4では、
1次脅威評価処理部2.1で決定された脅威度の順番
と、空中戦状況処理部2.2で決定された空中戦結果及
び、要撃可否決定処理部2.3で決定された要撃可否結
果を基に、脅威度の順番を再評価する。
【0043】以上のように、従来の脅威評価処理部2を
目標の脅威度の順番を決定するものに加えて、本実施の
形態の脅威評価処理装置では、脅威評価処理部2aに空
中戦状況処理部2.2、要撃可否決定処理部2.3およ
び2次脅威評価処理部を付加することにより、脅威度の
大きい小さい順番を持つ目標に対して味方機が対処でき
る機会が多くなり、防空システムにとっての目標の脅威
度が低くなり、また、味方機が対処できない目標の脅威
度が高くなるため、要撃地上隊と要撃航空隊両方からな
る防空システム組織に適した脅威対処評価が得られるよ
うになる。また、防空システムの操作員にとっても、防
空システムが評価した脅威度に従って要撃を行えば良
く、目標の近くの味方機の存在を画面上で視認し、目標
と味方機との交戦状況等を確認する必要がなく、特に、
目標に対処するために目標に向っている味方機の数が多
くなるほど、負荷が大きくなる操作員の負荷が軽減され
る。
【0044】次に、図5は本発明の防空システムの脅威
評価処理装置の実施の第2形態を示す脅威評価処理装置
の全体を示すブロック図、図6は図5に示す脅威評価処
理部2b設けられた交戦状況入力部における交戦状況入
力部処理フローを示す図である。
【0045】図5に示すように、本発明の防空システム
の脅威評価処理装置の実施の第2形態を示す脅威評価処
理装置は、実施の第1形態と同様、大きく分けて図7に
示す従来の防空システムに適応されている脅威評価処理
装置と同様に、航空機の識別処理部1、脅威評価処理部
2、空域データ部3および航空機データ部4と、実施の
第1形態及び従来の防空システムでは、採用されてない
音声処理部5とからなる。
【0046】実施の第1形態および従来のシステムと同
様、本実施の形態の航空機の識別処理部1と脅威評価処
理部2とは独立して動作し、交戦状況入力部2.5は防
空システムの操作員が必要な都度起動させることができ
る。これにより、脅威を持つ目標に対する脅威評価だけ
でなく、味方機によって対処する目標を考慮した脅威評
価処理を行うようにしている。
【0047】まず、航空機の識別処理部1では、実施の
第1形態と同じように空域データ部3内から入力される
航空機の識別に関する飛行禁止空域、飛行制限空域、安
全飛行回廊等を通過したかどうかを航空機データ部4に
入力された飛行位置、飛行方向、速度等の飛行データか
ら判断する。
【0048】また、航空機の識別装置の応答結果(有効
な応答/無効な応答/応答なし)に応じて、航空機に対
する識別(味方/敵/識別不明)を航空機の識別処理部
1で行い、識別結果を航空機データ部4へ出力し航空デ
ータ部4に格納されているデータを更新する等して格納
データへ反映させる。
【0049】また、脅威評価処理部2bは、1次脅威評
価処理部2.1、交戦状況入力部2.5、2次脅威評価
処理部2.4から構成されている。
【0050】このうち、1次脅威評価処理部2.1は、
航空機の識別処理部1で味方機以外と判断された目標
が、防衛すべき都市や飛行場及び建築物等を示す防護目
標に脅威を与える可能性があるか航空機データ部4に格
納された飛行データと空域データ部3に格納された防護
目標の座標から判断する。そして、目標に対する脅威度
の順番を1次脅威評価結果として航空機データ部4へ反
映させる。1次脅威評価結果には、当然ながら味方機に
よって対処する目標は考慮されていないため、防空シス
テムと味方機両方から判断された脅威度の順番にはなっ
ていない。
【0051】航空機の識別処理部1と1次脅威評価処理
部2.1の処理自体は、図7に示す防空システムにも具
えられた既存機能であり、本実施の形態では、音声処理
部5で受信した味方機からの交戦状況報告、または、上
位管制組織の作戦指令所6からの作戦行動を基に防空シ
ステムの操作員7が交戦状況を音声処理部5に入力する
処理を追加することで新しい脅威評価を行う。
【0052】次に、交戦状況入力部2.5の処理の流れ
を示す図6に示すように、交戦状況入力部2.5では空
中戦状況入力フォーマット及び作戦行動フォーマットに
操作員7が入力することで、味方機が対処する目標を決
定し空中戦フラグ及び要撃可能フラグを維持する。ま
ず、味方機から空中戦等の交戦状況を対空無線等で連絡
があればその状況を入力するため、空中戦状況入力フォ
ーマットを表示させる。
【0053】空中戦状況入力フォーマットには、交戦を
行っている(又は間もなく行う)味方機番号と空中戦目
標番号を入力する。交戦が1対1で行われているなら、
図7の”F05 VS H10”、”F03VS H0
8”、”F07 VS H01”の例で示すように、味
方機と目標のそれぞれ1つの航空機番号を入力する。交
戦が味方機1機に対して、2機の目標間で行われている
なら”F10 VSH15/H17”の例で示すよう
に、味方機番号1つと目標機番号を2つ入力する。さら
に、空中戦が味方機2機に対して1機の目標間で行われ
ているなら、”F10/F11 VS H07”の例を
示されるように、味方機番号2つと目標機番号を1つ入
力する。
【0054】次に、上位管制組織の作戦指令所6から作
戦行動の連絡を受けたなら、作戦行動フォーマットを表
示させる。作戦行動フォーマットには、対処に向かって
いる味方機番号と目標番号を入力されている。空中戦交
戦が1対1で行われるなら、前述したような”F35
VS H20”、”F033 VS H28”、”F3
7 VS H21”の例で示される味方機と目標それぞ
れ1つの航空機番号を入力する。
【0055】また、1機の味方機が2機の目標と交戦を
要求される場合、前述した”F32VS H25/H2
7”の例で示す、味方機番号1つと目標機番号を2機入
力する。さらに、2機の味方機2が1機の目標と空中戦
を行う場合は、”F30/F31VS H37”の例で
示すように、味方機番号2つと目標機番号を1つ入力す
る。また、一度設定した空中戦状況を取り消す場合は、
入力された航空機番号をブランクにすることで空中戦状
況を解除することができる。尚、目標機が空中戦の結果
レーダーから消えた場合は、自動的に空中戦状況は解除
され、そして、要撃可否結果を航空機データ4へ出力
し、航空機データ部4の格納データへ反映することにな
る。空中戦状況入力フォーマットと作戦行動フォーマッ
トの入力順番は順不動である。
【0056】2次脅威評価処理部2.4の処理は、実施
の第1形態と同じであり、処理の流れを、図4により説
明する。まず、1次脅威評価処理部2.1で決定された
1次脅威評価結果を、航跡データから取りだす。
【0057】次に交戦状況入力部2.5で決定した空中
戦結果及び交戦可否結果で、空中戦フラグも要撃可能フ
ラグもセットされていない目標を検索し、1次決定脅威
度順に再ソートする。これにより、図4の例では目標の
航跡番号H03の脅威度が3から1に、目標の航跡番号
H06の脅威度が6から2に変ることで、味方機によっ
て対処する可能性がないとされていた目標の脅威度が高
くなる。
【0058】次に要撃可能フラグがセットされている目
標を検索し、1次決定脅威度順に再ソートする。これに
より、図4の例では目標の航跡番号H04の脅威度が2
から3に変り、目標の航跡番号H05の脅威度は4のま
ま変らない。次に空中戦フラグがセットされている目標
を検索し、1次決定脅威度順に再ソートする。これによ
り、図4の例では目標の航跡番号H01の脅威度が1か
ら5に変り、目標の航跡番号H02の脅威度が5から6
に変ることで、味方機が対処している目標の脅威が低く
なる。なお、脅威度は、前述したように1が1番高く、
2、3、─と数字が大きくなるにつれて脅威度は低くな
るようにしている。
【0059】本発明の具体的な作用・効果を図面を参照
して説明する。航空機の識別処理部1では、航跡デー
タ、空域データ等から識別(敵/味方/識別不明)を決
定する。脅威評価処理部2のサブシステムである1次脅
威評価処理部2.1では、目標に対する脅威評価を行い
脅威度の順番を決定する。航空機の識別処理部1及び1
次脅威評価処理部2.1の処理結果、従来までと同じ脅
威評価が行われ各目標に対する脅威度の順番がつけられ
る。
【0060】交戦状況入力部2.5では、音声処理部5
で受信した味方機からの空中戦状況及び上位管制組織の
作戦指令所6からの作戦行動をもとに交戦状況をフォー
マットに入力することで、味方機が交戦中か目標を対処
するために起動展開している味方機との間で空中戦が可
能かを決定する。2次脅威評価処理部2.4では、1次
脅威評価処理部2.1で決定された脅威度の順番と、交
戦状況入力部2.5で決定された空中戦結果及び、要撃
可否結果を基に脅威度の順番を再評価する。
【0061】以上の処理を行うことにより、脅威を持つ
目標に対して味方機が対処している目標は、防空システ
ムにとって脅威度が低くなり、また、味方機が対処でき
ない目標の脅威度が高くなるため、要撃地上隊と要撃航
空隊両方からなる防空システムの組織に適した脅威評価
が得られる。また防空システムの操作員7にとって、シ
ステムが評価した脅威度に従って要撃を行う場合、味方
機との交戦状況等を確認する必要がなく負荷が軽減され
る。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の防空シス
テムの脅威評価処理装置は、航空機の識別部、脅威評価
処理部、空域データ部及び航空機データ部からなる防空
システムの脅威評価処理装置の脅威評価処理部が、航空
機データ部からの目標の飛行データと防護が必要な防護
目標座標を入力し、目標が防護目標座標空域に進入又は
接近を判定し、目標に脅威順番を付し1次脅威評価結果
を決定する1次脅威評価処理部、味方機/目標の飛行デ
ータ、1次脅威評価結果を入力し、味方機/目標の位置
等から空中戦結果を決定する空中戦状況処理部、味方機
/目標の飛行データ、空中戦結果及び防護目標座標を入
力し、味方機/目標相対位置及び防護目標座標/目標の
相対位置等から要撃可否結果を決定する要撃可否処理
部、1次脅威評価結果、空中戦結果、要撃可否結果を入
力し、1次脅威評価結果を再評価する2次脅威評価処理
部を設けた。
【0063】これにより、本発明の防空システムの脅威
評価処理装置では、空中戦の範囲の決定及び目標と味方
機の会敵位置と到達時間から味方機の要撃可否を決定
し、味方機の対処による脅威度の順番を再評価できる。
このように、目標の脅威順番が正確に識別でき目標への
味方機の対処機会が多くなり、防空システムの脅威度が
低くなり、味方機が対処できない目標の脅威度が小さ
く、防空システムと要撃航空隊両方の組織に適した脅威
対処評価が得られる。
【0064】また、防空システム操作員が防空システム
の評価により脅威度に応じ要撃を行なうとき目標近くの
味方機を視認し、又は目標/味方機の交戦状況を確認が
不要になり、目標に向かう味方機数が増えても負荷(負
担)軽減ができる。
【0065】また、本発明の防空システムの脅威評価処
理装置は、防空システムの脅威評価処理装置に設けられ
ている脅威評価処理部が、目標の飛行データ/防護目標
座標を入力し、目標が防護目標座標空域に進入又は接近
しているかを判定し、目標に脅威順番を付す1次脅威評
価結果を決定する1次脅威評価処理部、1次脅威評価結
果、味方機/目標の位置並びに音声処理部からの空中戦
状況、交戦状況により空中戦/要撃可否結果を決定する
交戦状況入力部、1次脅威評価結果及び空中戦結果又は
要撃可否結果を入力し、1次脅威評価処理部による目標
の脅威度の順番を再評価する2次脅威評価処理部を設け
た。
【0066】これにより、目標の脅威順番が正確に識別
でき、味方機の対処機会が多くなり、目標の脅威度が低
くなる。また、防空システムと要撃航空対両方の組織に
適した脅威対処評価が得られ、操作員の要撃時の味方機
の視認、又は目標/味方機交戦状況の確認が不要にな
り、味方機数が増えても負荷(負担)軽減ができる。
【0067】また、味方機及び上位管制組織の作戦指令
所からの音声連絡を、交戦状況入力部に入力して空中戦
/要撃可否結果を決定し、空中戦/要撃可否結果を2次
脅威評価処理部の脅威再評価の決定に採用し脅威再評価
するので、目標の脅威順番がより正確に識別でき、味方
機による目標の対処機会が多くなり、防空システムの脅
威度が低くなり、味方機が対処できない目標の脅威度が
高くなることと相俟って、防空システムと要撃航空隊両
方に適した脅威対処評価が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防空システムの脅威評価処理装置の実
施の第1形態を示す脅威評価処理装置の全体を示すブロ
ック図、
【図2】図1に示す空中戦状況処理部における空中戦状
況処理フローを示す図で、図2(a)は空中戦範囲を示
すボリューム図、図2(b)は空中戦範囲ボリュームを
決定するフローチャート、図2(c)は空中戦フラグの
セット、リセットを決定するフローチャート、
【図3】図1に示す要撃可否決定処理部における要撃可
否決定処理フローを示す図で、図3(a)は目標、味方
機および防護目標の位置から会敵位置を示す図、3図
(b)は会敵位置から要撃可フラグのセット、リセット
を決定するためのフローチャート、
【図4】図1に示す2次脅威評価処理部における2次脅
威評価処理フローを示す図で、図4(a)は目標機の1
次決定脅威度と再評価脅威を示す図、図4(b)空中戦
中の目標に対する再評価をするためのフローチャート、
【図5】本発明の防空システムの脅威評価処理装置の実
施の第2形態を示す脅威評価処理装置の全体を示すブロ
ック図、
【図6】図5に示す脅威評価処理部2bに設けられた交
戦状況入力部における交戦状況入力部処理フローチャー
ト、
【図7】従来の防空システムに適応されている脅威評価
処理装置を示す全体図。
【符号の説明】
1 航空機の識別処理部 2a、2b、2 脅威評価処理部 2.1 1次脅威評価処理部 2.2 空中戦状況処理部 2.3 要撃可否決定処理部 2.4 2次脅威評価処理部 2.5 交戦状況入力部 3 空域データ部 4 航空機データ部 5 音声処理部 6 作戦指令所 7 操作員 RNG 距離 α 角度 h 高度 V 空中戦範囲ボリューム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脅威評価処理部及び航空機データ部を有
    し、防護目標空域に飛来する目標の脅威評価を行なうた
    めの防空システムの脅威評価処理装置において、前記脅
    威評価処理部が、前記目標の飛行データと防護目標座標
    とを入力し、従来同様の前記防護目標の1次脅威評価結
    果を決定し、前記航空機データ部に出力してデータに反
    映させる1次脅威評価処理部と、味方機/前記目標の飛
    行データ及び前記1次脅威評価結果とを入力し、空中戦
    結果を決定し前記航空機データ部に出力してデータに反
    映させる空中戦状況処理部と、前記味方機/前記目標の
    飛行データ、前記空中戦結果及び前記防護目標座標を入
    力し、前記味方機の前記目標への要撃可否結果を決定し
    前記航空機データ部に出力してデータに反映させる要撃
    可否決定処理部と、前記航空機データ部に入力されデー
    タに反映させた前記1次脅威評価結果、前記空中戦結
    果、及び前記要撃可否決定結果を入力し、脅威再評価結
    果を決定し前記航空機データ部に出力してデータに反映
    させる2次脅威評価処理部とからなることを特徴とする
    防空システムの脅威評価処理装置。
  2. 【請求項2】 脅威評価処理部及び航空機データ部を有
    し、防護目標空域に飛来する目標の脅威評価を行うため
    の防空システムの脅威評価処理装置において、前記脅威
    評価処理部が、前記目標の飛行データと防護目標座標と
    を入力し、従来同様の前記防護目標の1次脅威評価結果
    を決定し、前記航空機データ部に出力してデータに反映
    させる1次脅威評価処理部と、前記1次脅威評価処理部
    からの1次脅威評価結果、味方機/前記目標の位置並び
    に音声処理部に入力された、前記味方機から伝達される
    空中戦状況及び作戦指令所からの交戦状況が入力され、
    空中戦/要撃可否結果を決定し、前記航空機データ部に
    出力してデータに反映させる交戦状況入力部と、前記1
    次脅威評価処理部からの1次脅威評価結果及び前記交戦
    状況入力部からの空中戦結果、要撃可否結果から前記目
    標の脅威度の順番を再評価した脅威再評価結果を決定
    し、前記航空機データ部に出力してデータに反映させる
    2次脅威評価処理部とからなることを特徴とする防空シ
    ステムの脅威評価処理装置。
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Cited By (6)

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