JP2002194332A - 止水用シール材及び止水方法 - Google Patents

止水用シール材及び止水方法

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JP2002194332A
JP2002194332A JP2000396650A JP2000396650A JP2002194332A JP 2002194332 A JP2002194332 A JP 2002194332A JP 2000396650 A JP2000396650 A JP 2000396650A JP 2000396650 A JP2000396650 A JP 2000396650A JP 2002194332 A JP2002194332 A JP 2002194332A
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Hiroshi Okanoe
宏 岡上
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Sho Bond Corp
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Sho Bond Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 覆工コンクリート等における漏水に対するコ
ーキングによる止水方法は、セメントの素地との付差性
が乏しいと再び漏水の原因となったり、止水ゴムによる
止水方法は、経年劣化により止水効果が著しく劣るよう
になる。 【解決手段】 目地部開口側から目地部底部方向にかけ
て、目地部長さ方向のジッパー係合溝を持ち、かつ、両
側に目地部長さ方向の切り欠き部と押圧片を有する本体
と、この本体に形成されたジッパー係合溝に係合し、本
体を外側に押し広げるジッパーからなる止水用シール材
を提供するとともにこの止水用シール材を漏水箇所をハ
ツリ取り、この目地部に装着する止水方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、漏水対策用の、特
にトンネル等覆工コンクリート構造物の漏水対策用の止
水用シール材及び止水方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にトンネル等コンクリート構造物
は、年月を経ると亀裂が生じて漏水が生じ、その被害が
大きな問題となっている。そのため漏水防止を目的とし
た工事が多く行われている。
【0003】通常行われる止水又は防水の方法は、その
漏水箇所を含め、近辺のコンクリート部分を必要な長さ
だけUカット状、Vカット状、箱状等にハツリ取り、当
該箇所に止水用のシール材、たとえばコーキングを充填
したり、止水ゴムを嵌挿するか又は樋を当てがい排水路
へと漏水を導水したりする方法がとられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、漏水箇
所に止水用シール材を当てる方法は、たとえば、コーキ
ングにあってはセメントの素地コンクリートに対する付
差性が乏しいと再び漏水の原因となったり、経年変化に
よって経年劣化が生じ取り合い部分からの漏水が起こり
やすく、また、ゴム材にあっては、圧縮挿入後劣化によ
り膨張収縮がなくなり、再び漏水の原因となる。また、
植を用いて導水の方法は、漏水箇所が広範囲にわたると
きは、対応する相当箇所の導水手段を講じなければなら
ない。
【0005】本発明は、このような課題を、漏水箇所に
装着する新規なゴム製の止水材とこの止水材を装着する
具体的手段とを以下に述べるところにより提供し、解決
せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】まず、止水用シール材と
して、目地部開口側から目地部底部方向にかけて、目地
部長さ方向のジッパー係合溝を持ち、かつ、両側に目地
部長さ方向の切り欠き部及び押圧片を有する本体と、こ
の本体に形成されたジッパー溝に係合し、本体を外側に
押し広げるジッパーとからなる止水用シール材を提供す
る。
【0007】つぎに、この止水用シール材を用いての止
水方法として、漏水箇所において目地部を形成し、上述
の本体を目地部に沿って装着した後、この本体のジッパ
ー係合溝に上述のジッパーを係合し、本体と目地部壁面
との空間に接着剤を注入することにより行う止水方法を
提供する。本体のジッパー係合溝にジッパーを係合する
と本体の両側は押し広げられる。この止水方法におい
て、本体と目地部の壁面との空間への接着剤の注入は、
本体のジッパー係合溝にジッパーを装着する前でも後で
も又はその両方でもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を図
面に基いて説明する。
【0009】図1は、止水用シール材の本体とジッパー
を分離してある状態を示す斜視図、図2は、(A)にお
いて本体の、(B)においてジッパーのそれぞれ断面図
である。
【0010】本体1は、覆工コンクリートの漏水部に形
成した目地部の長さ方向の適宜な長さと目地壁に圧接し
て挿着可能な幅と高さとからなるクロロプレン系ゴムを
以下に述べる形状になるように押出し成形によって形成
される。
【0011】すなわち、本体1は、目地部に挿着したと
きの目地部開口側相当部から底部にかけて目地部長さ方
向のジッパー係合溝11を持ち、かつ、両側に目地部長
さ方向の切り欠き部12と目地部底部コーナーに切り落
し部13を持つ。押圧片14は、切り欠き部12を形成
することにより形成される。
【0012】ジッパー2は、本体1と同様にクロロプレ
ン系ゴムを押出し成形して形成される。その形状は本体
1のジッパー係合溝11に係合して残留応力により本体
1を押し広げる形状とする。
【0013】本体1のジッパー係合溝11とジッパー2
とは、互いに係合した後、ジッパー2が本体1から脱落
せず、かつ、本体1を残留応力により押し広げる形状と
寸法であることは必要であるが、その形状、寸法は特に
限定されるものでないことはもちろんである。
【0014】ちなみに、この発明の実施の形態にあって
は、本体1のジッパー係合溝11の内径のそれぞれa、
b、cはジッパーに対応する内径のそれぞれd、e、f
より小さくなっており、本体1のジッパー係合溝11に
ジッパー2が装着されたとき、ジッパー2が本体1の両
側を押し広げるように作用するとともに本体1のジッパ
ー係合溝11からジッパー2が抜け出しにくくなってい
る。
【0015】なお、この実施の形態では、ゴムはクロロ
プレンゴムを使用したが、これに限定されるものではな
い。
【0016】このようにして、本発明に係る止水用シー
ル材は、本体とジッパーとにより形成される。
【0017】つぎに、このようにしてなる止水用シール
材を用いた止水方法を以下に説明する。
【0018】図3及び図4は、ひび割れにより、漏水の
生じたトンネル等覆工コンクリートの壁面を箱型にハツ
リ取った目地部を示す斜視図及び断面図、図5は、目地
部に本体を装着した状態を示す断面図、図6は、さらに
本体のジッパー係合溝にジッパーを係合した状態を示す
断面図である。
【0019】まず、図3及び図4に示すように、壁面3
に生じたひび割れ4の長さ方向の両側を定められた目地
帽、目地深さの公差でカッターで切り込みを入れ電動ピ
ック等でハツリ取り、目地部5を形成する。目地寸法が
公差外の場合は、急結モルタル等にて補修する。目地部
8を形成したら、コンクリートカッター等でハツリ面に
付着している汚れを除去する。
【0020】ついで、図5に示すように、目地部5に本
体1を押圧片14が目地部5の壁面を押圧するような圧
縮した状態で装着する。装着に当っては、予め目地部5
の壁面に接着剤を塗布しておく。装着後、本体1と目地
部5の壁面との間に形成される切り欠き部12や切り落
し部13の空間には接着剤6を注入する。この接着剤6
の注入は、後述するジッパー2の本体1のジッパー係合
溝11の係合後でも、前後でもよい。この実施の形態で
は、接着剤としてエポキシ樹脂系接着剤を使用したが、
これに限定されるものでないことはもちろんである。
【0021】目地部5への本体1の装着後は、本体1の
ジッパー係合溝11にジッパー2を係合する。ジッパー
係合溝11へのジッパー2の係合は、互いの圧縮を利用
して行うが、係合を容易にするためジッパー2に滑剤を
塗布し、ハンマー等でたたき込んで挿入する。
【0022】かくして、本体1とジッパー2とからなる
止水用シール材が漏水部に形成された目地部に施工され
る。
【0023】
【発明の効果】本発明は、上述のようにしてなるのでつ
ぎの効果を有する。
【0024】本体1は、ジッパーが本体1のジッパー係
合溝に係合されることで、強い残留応力によって、押圧
片とともに目地部壁面に圧接されるから、両者間には十
分な水密状態が保たれ、また、切り欠き部に接着剤を充
填するので、本体と壁面は強固に結し、止水効果は著し
く向上する。
【0025】また、止水用シール材の材質をクロロプレ
ンゴム等の耐候性ゴムを使用することで経年変化にも対
応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】止水用シール材の本体とジッパーとの係合前の
斜視図である。
【図2】図1に示す止水用シール材を示し、(A)は本
体、(B)はジッパーを示すそれぞれ断面図である。
【図3】漏水の生じている壁面に目地部を形成した状態
を示す斜視図である。
【図4】図3に示した目地部の断面図である。
【図5】目地部に止水用シール材の本体を装着した状態
を示す断面図である。
【図6】目地部に本体とジッパーとからなる止水用シー
ル材を装着した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 止水用シール材の本体 11 ジッパー係合溝 12 切り欠き部 13 切り落し部 14 押圧片 2 ジッパー 3 壁面 4 ひび割れ 5 目地部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D055 GC09 KB09 LA02 2E001 DA01 DH33 EA01 FA30 GA06 GA60 GA72 HE01 HF01 LA04 LA09 3J040 BA07 EA04 EA15 EA38 EA50 FA06 4H017 AA03 AB07 AC04 AC16 AD06 AE03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目地部開口側から目地部底部方向にかけ
    て、目地部長さ方向のジッパー係合溝を持ち、かつ、両
    側に目地部長さ方向の切り欠き部及び押圧片を有する本
    体と、この本体に形成されたジッパー溝に係合し、本体
    を外側に押し広げるジッパーとからなることを特徴とす
    る止水用シール材。
  2. 【請求項2】 本体及びジッパーは、クロロプレン系ゴ
    ムにより形成されてなることを特徴とする請求項1に記
    載の止水用シール材。
  3. 【請求項3】 漏水箇所に目地部を形成し、目地部開口
    側から目地部底部にかけて、目地部長さ方向のジッパー
    係合溝を持ち、かつ、両側に目地部長さ方向の切り欠き
    部及び押圧片を有する本体を装着した後、本体のジッパ
    ー係合溝に目地部長さ方向のジッパーを係合して本体を
    押し広げるとともに、本体と目地部壁面との空間には、
    接着剤を本体のジッパー係合溝にジッパーを係合させる
    前又は後又は前後に充填することを特徴とする止水方
    法。
  4. 【請求項4】 本体及びジッパーは、クロロプレン系ゴ
    ムにより形成されてなることを特徴とする請求項3に記
    載の止水方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101416329B1 (ko) 2013-04-10 2014-07-09 장영미 콘크리트 구조물의 접합부를 위한 지수용 접합 부재
FR3031133A1 (fr) * 2014-12-29 2016-07-01 Bouygues Travaux Publics Tunnel a paroi constituee de voussoirs juxtaposes, kit et procede pour rendre etanche un tunnel
KR101662494B1 (ko) * 2015-12-18 2016-10-06 (유)신일 수문의 지수구조

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Effective date: 20080304