JP2002189561A - ポインティング・デバイスおよび情報端末装置 - Google Patents

ポインティング・デバイスおよび情報端末装置

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JP2002189561A
JP2002189561A JP2000391025A JP2000391025A JP2002189561A JP 2002189561 A JP2002189561 A JP 2002189561A JP 2000391025 A JP2000391025 A JP 2000391025A JP 2000391025 A JP2000391025 A JP 2000391025A JP 2002189561 A JP2002189561 A JP 2002189561A
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track
pressing
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Kazuo Tsuge
数夫 柘植
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポインティング操作等の操作性を向上できる
ポインティング・デバイスおよび情報端末装置を提供す
る。 【解決手段】 隣接して配された2つのトラック・パッ
ド上における、ポインタに対する移動方向および移動量
を検出するとともに、このトラック・パッド各々の押下
を検出する。このように検出されたトラック・パッドの
押下を、ポインタの移動先におけるクリック操作に対応
させて、トラック・パッドにより、マウスと同じポイン
ティング操作およびクリック操作を行えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示画面上のポイ
ンタに対して所定の指示を与えるためのポインティング
・デバイスおよび情報端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータ装置の表示画面
上における位置座標を指示するためのポインティング・
デバイスとして種々の装置(デバイス)が知られてい
る。それらのデバイスの内、トラック・パッドは、主に
ノート型パーソナル・コンピュータ(いわゆる、ノート
パソコン)等のモバイル端末のマン・マシーン・インタ
ーフェイスとして用いられている。
【0003】ポインティング・デバイスの一つとしての
トラック・パッドは、現在もノートパソコン等に採用さ
れているデバイスであり、感圧素子からなる一つの平面
で構成される形状を有している。そして、ユーザが、そ
の平面上を指等でなぞると、トラック・パッドは、それ
に応じた移動方向と距離を察知し、それにより、ユーザ
は、パソコンの画面上の位置を指定できる。
【0004】すなわち、ユーザは、トラック・パッドの
感圧面上を指でこすることで、パソコンの画面上のポイ
ンティング・カーソルを操作する。また、アプリケーシ
ョンを起動する場合には、ポインティングした、そのア
プリケーションに対応するアイコン等の上で、トラック
・パッドとは別に用意されたボタンをクリックして、そ
のアイコンの選択を行い、さらにボタンをクリックする
ことでアプリケーションの起動を行う。
【0005】図11は、トラック・パッドおよびクリッ
ク・ボタンが搭載された、従来のノートパソコンの外観
構成を示している。同図に示すように、従来のノートパ
ソコン300には、トラック・パッド100と、その下
部に左クリック・ボタン110と右クリック・ボタン1
20が並んで配されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のトラック・パッドでは、例えば、ファイルのドラッ
ク・アンド・ドロップの操作時に、ユーザは、左手の指
で左クリック・ボタン110を押し続けながら、右手の
指でトラック・パッド100上をこする必要がある。従
って、その操作のためだけでユーザの両手がふさがるこ
とになり、操作性が著しく悪化するという問題がある。
【0007】また、キャンセル時には、トラック・パッ
ド100上からキャンセル・ボタンへ指を移動する手間
がかかる、という問題もある。
【0008】さらに、携帯用コンピュータの設計におい
て、トラック・パッド型ポインティング・デバイスのイ
ンターフェイスには、図11に示すように、トラック・
パッド以外に、通常、2つのクリック・ボタンが必要と
なるため、装置そのものが大規模になるという問題があ
る。
【0009】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、ユーザによるポインテ
ィング操作等の操作性を向上できるポインティング・デ
バイスおよび情報端末装置を提供することである。
【0010】本発明は、特に、トラック・パッドを有す
るポインティング・デバイスにおけるポインティング操
作およびクリック操作の操作性向上、並びにデバイスの
配置面積の縮小化を図ることを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、表示画面上のポインタに対して所定の指
示を与えるためのポインティング・デバイスにおいて、
隣接して配された少なくとも2つのトラック・パッド
と、上記トラック・パッド上における、上記ポインタに
対する移動方向および移動量を検出する第1の検出手段
と、上記トラック・パッド各々の押下を検出する第2の
検出手段とを備え、上記第2の検出手段により検出され
た上記トラック・パッドの押下を、上記第1の検出手段
で検出された上記ポインタの移動先におけるクリック操
作に対応させたポインティング・デバイスを提供する。
【0012】好ましくは、上記トラック・パッドの内、
第1のトラック・パッドの押下が第1のクリック操作に
割り当てられ、第2のトラック・パッドの押下が第2の
クリック操作に割り当てられる。
【0013】かかる構成をとるポインティング・デバイ
スにより、ユーザは、そのポインティング・デバイスを
使用して、ポインティング操作およびクリック操作を容
易に行えるように機能する。
【0014】他の発明によれば、表示画面上のポインタ
に対して所定の指示を与えるためのポインティング・デ
バイスにおいて、単一のトラック・パッドと、上記トラ
ック・パッドの中央部を支持する手段と、上記トラック
・パッド上における、上記ポインタに対する移動方向お
よび移動量を検出する第1の検出手段と、上記トラック
・パッドの上記中央部より左部分および右部分各々の押
下を検出する第2の検出手段とを備え、上記第2の検出
手段により検出された上記トラック・パッドの押下が、
上記第1の検出手段で検出された上記ポインタの移動先
におけるクリック操作に対応するポインティング・デバ
イスを提供する。このような構成により、単一のトラッ
ク・パッドによって、ユーザによるポインティング操作
およびクリック操作が容易になるよう機能する。
【0015】さらなる発明によれば、上記の発明に係る
ポインティング・デバイスを搭載して所定のポインティ
ング機能およびクリック機能を実現する情報端末装置を
提供する。かかる構成をとる情報端末装置によって、ポ
インティングおよびクリックの操作性が向上するのみな
らず、同時に、デバイスの配置面積を縮小するよう機能
する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発
明の実施の形態に係るボタン機能付きトラック・パッド
(以下、単にトラック・パッドともいう)を搭載したノ
ートパソコンの外観構成を示している。同図に示すよう
に、ノートパソコン1は、そのキーボード3と同一面上
に、2つのトラック・パッド10,20が並んで配さ
れ、これらが互いに近接する構造をとる。各トラック・
パッド10,20は、後述するクリック・ボタン機能を
有している。
【0017】なお、現在、この種のデバイスの名称は、
そのデバイスを有した機器を製造しているメーカーによ
って呼称が異なり、「スライド・パッド」「タッチ・パ
ッド」等の表現も使用されている。しかし、本明細書に
おいては、上述した機能を有するデバイスを総称して、
「トラック・パッド」と表現する。
【0018】図2は、本実施の形態に係るボタン機能付
きトラック・パッドの構成を示すブロック図である。同
図に示すボタン機能付きトラック・パッド101は、ト
ラック・パッド(左トラック・パッド)10、およびト
ラック・パッド(右トラック・パッド)20を有する。
そして、ボタン入力検出回路30,50それぞれが、左
トラック・パッド10、および右トラック・パッド20
の押下の状態を調べ、その状態に応じた検出信号32,
52を生成する。
【0019】ポインティング移動情報検出回路40は、
ポインティングの移動情報を調べて、それに相当する検
出信号42を発生する。すなわち、オペレータがパソコ
ンに対してポインティング指示をする場合、トラック・
パッド10,20を、その面上で指等をこするようにし
て操作すると、そのポインティングの移動距離(移動
量)と方向についての情報12,22が、ポインティン
グ移動情報検出回路40で検出される。そして、これら
の情報が、ポインティング移動情報検出回路40からコ
ンピュータ(主制御部、あるいは画面制御部)60へ、
情報61として伝えられる。
【0020】トラック・パッド10,20各々には、図
2に示すように、スイッチ11,21が設けられ、これ
らのスイッチは、トラック・パッド10,20が押下さ
れたときに接触状態(スイッチ・オン状態)となる構造
を有している。
【0021】図3は、ボタン機能付きトラック・パッド
101の構造を示す断面図であり、トラック・パッド1
0の直下にスイッチ11が配され、トラック・パッド2
0の直下にスイッチ21が配されている。なお、同図
は、トラック・パッド10,20のいずれもが押下され
ていない状態を示している。
【0022】本実施の形態に係るボタン機能付きトラッ
ク・パッド101において、オペレータは、トラック・
パッド10,20の両方(場合によっては、一方のみ)
を使用してポインティング・カーソルを移動し、トラッ
ク・パッド10を押下することで、通常のパソコンが備
えるマウスの左クリックに相当する操作ができる。同様
に、トラック・パッド20の押下操作によって、通常の
マウスの右クリックに相当する操作ができる。
【0023】そこで、ボタン機能付きトラック・パッド
101におけるポインティング・カーソルの移動につい
て説明する。図4は、トラック・パッド上におけるオペ
レータの指の動きを示しており、図5は、画面上におけ
る、図4に示すトラック・パッド上での指の動きに対応
するポインティング・カーソルの移動状態を示してい
る。
【0024】図4に示すように、オペレータが、トラッ
ク・パッド10に触れていた指f1を、指f2まで、実
線で描かれている矢印の軌跡のように移動させた場合、
図5の画面70上のポインティング・カーソル53は、
指f1から指f2の位置までの軌跡の動きに対応して、
ポインティング・カーソル54の位置まで移動する。
【0025】この場合、トラック・パッド10上での
み、指を移動させる操作(例えば、図4に示す、指f1
から指f7への移動)だけでなく、トラック・パッド1
0,20の境界線45を越えた操作であっても、ポイン
ティング・カーソルを継続して操作できる。それは、各
トラック・パッドが、指等の位置情報ではなく、ポイン
ティングの移動距離と方向についての情報を検出し、そ
れを出力しており(図2の情報12,22)、ポインテ
ィングの情報は失われないからである。
【0026】次に、ボタン機能付きトラック・パッド1
01におけるボタン機能について説明する。上述のよう
に、本実施の形態に係るボタン機能付きトラック・パッ
ド101のトラック・パッド10,20は、通常のマウ
スのクリック・ボタンに相当する機能を備えているた
め、これらのトラック・パッドを指等で押下することに
より、クリック操作が可能となる。
【0027】図3に示すトラック・パッド10,20
は、外部より押下されていない状態にあるため、この場
合、これらのトラック・パッドは、一般的なトラック・
パッドと同様の機能を有する。そこで、このボタン機能
付きトラック・パッド101を使用して、マウスの左ク
リックの操作に相当する操作をするには、オペレータ
は、トラック・パッド10を押下する。
【0028】図6は、トラック・パッド10が押下され
たときの、ボタン機能付きトラック・パッド101の構
造を示す断面図である。同図の矢印で示すように、トラ
ック・パッド10が押下された場合、スイッチ11が通
電状態(オン状態)になる。ボタン入力検出回路30
は、このスイッチ状態を示す信号31(図2参照)をも
とに、トラック・パッド10が押下されたことを検出す
る。そして、その検出情報が、検出信号32として、コ
ンピュータ60側へ伝達される。その結果、コンピュー
タ60は、オペレータが左クリック操作を行ったことを
認識する。
【0029】オペレータが、トラック・パッド10を素
早く2度、押下した場合、スイッチ11が短時間に2
度、通電状態になり、その状態をボタン入力検出回路3
0が検出する。その検出情報がコンピュータ60に伝わ
ることで、コンピュータ60は、オペレータがダブル・
クリック操作をしたことを認識する。
【0030】一方、ボタン機能付きトラック・パッド1
01における、マウスの右クリックに相当する操作も、
上記の左クリックの操作と同様に行う。すなわち、図7
に示すように、トラック・パッド20が押下された場
合、その下部に位置するスイッチ21が通電状態にな
る。
【0031】この状態を示す信号51(図2参照)が、
ボタン入力検出回路50によって検出され、トラック・
パッド20が押下されたことが、検出情報52として、
この回路50からコンピュータ60へ伝達される。結果
として、コンピュータ60は、検出情報52をもとに、
オペレータが右クリック操作をしたことを認識する。
【0032】次に、ボタン機能付きトラック・パッド1
01を使用して、マウスによるドラック・アンド・ドロ
ップに相当する操作をする場合について説明する。例え
ば、上述した、トラック・パッド面上での指等をこする
操作を行って、図5の画面70に示すアイコン55の上
にポインティング・カーソルを合わせ、その状態でトラ
ック・パッド10を押下すると、マウスのドラックに相
当する操作ができる。
【0033】そこで、トラック・パッド10を押下した
状態で、そのパッドに触れている指(図4に示す指f
1)を、実線で描かれている矢印の軌跡のように移動さ
せる。そして、指f1を指f7まで移動させた後、トラ
ック・パッド10の押下をやめる。
【0034】このような操作を行うことで、図5の画面
70上のアイコン55は、オペレータの指が、図4に示
すように指f1から指f7まで動いた軌跡に対応して、
アイコン56の位置まで移動する。そして、オペレータ
は、ボタン機能付きトラック・パッド101のトラック
・パッド10,20を使用した、上記のような操作を繰
り返すことで、その操作に対応する画面動作を実現でき
る。
【0035】なお、上述したボタンの機能以外の動作に
ついては、通常のマウスに備えられているボタンの機能
が、コンピュータに設定されたソフトウェアにより動作
状態が異なるため、ここでは、その説明を省略する。
【0036】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、パソコン上に2つのトラック・パッドを隣接させて
配し、これらのトラック・パッドに、通常のマウスが有
するクリック等の機能に相当するボタン機能を持たせる
ことで、これらのトラック・パッドのみで、マウスと同
等あるいはそれ以上のポインティングおよびクリック操
作が全てできるため、ユーザによるポインティング・デ
バイスの操作性が格段に向上する。
【0037】また、トラック・パッドにボタン機能を付
加することにより、パソコンの画面上におけるポインテ
ィング・カーソルの動きとトラック・パッド上での指に
よる操作とに一体感が生まれ、ユーザには、ポインティ
ング・カーソルを直接、指で触れているような操作感が
得られる上、違和感のない、円滑なポインティング・デ
バイス操作が可能になる。
【0038】さらには、ボタン機能付きトラック・パッ
ドの採用によって、ファイルの移動時等において、左手
の指で左クリック・ボタンを押下しながら、右手の指で
トラック・パッドをこするといった複雑な操作が不要と
なり、ユーザは、一本の指のみで、押下と、こするとい
う操作を同時に行うことで、通常のマウスによる操作に
相当する全ての操作ができるため、パソコンによる作業
効率が大幅に向上する。
【0039】また、装置上にボタン機能付きトラック・
パッドを配することで、従来のモバイル端末のように、
トラック・パッドに2つのクリック・ボタンを付随させ
るといった構成をとる必要がなくなるため、パソコンや
モバイル端末等を構成する部品点数を削減でき、装置あ
るいは端末全体のコスト削減ができる。
【0040】さらにまた、トラック・パッドにボタン機
能を備えたことにより、従来、トラック・パッドに別
途、付随させていた2つのボタンを削除できるため、モ
バイル端末等の設計において、有効スペースの拡大を図
ることができる。
【0041】本発明は、上記の実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲におい
て、種々変形が可能である。そこで、以下、上記の実施
の形態の一変形例について説明する。
【0042】図8は、変形例に係るボタン機能付きトラ
ック・パッドの断面構造を示している。同図に示すよう
に、本変形例に係るボタン機能付きトラック・パッド2
01の特徴は、上記の実施の形態に係るスイッチと同じ
スイッチ11,21を覆うように、一枚の(単一構成
の)トラック・パッド15が配されていることである。
【0043】また、トラック・パッド15の中央下部に
は、それに接する支点16が設けられており、トラック
・パッド15が、この支点16を中心にシーソーのよう
に動くことができるようになっている。
【0044】例えば、図9に示すように、トラック・パ
ッド15の、支点16より左側の部分を押下すれば、そ
の押下によって、スイッチ11を通電状態にすることが
できる。これによって、ボタン機能付きトラック・パッ
ド201による左クリック操作を実現できる。
【0045】一方、これとは逆に、図10に示すよう
に、トラック・パッド15の、支点16より右側の部分
を押下すれば、スイッチ21が通電状態になり、このボ
タン機能付きトラック・パッド201による右クリック
操作ができる。
【0046】なお、ここでのポインティング・カーソル
の移動等、他の操作については、上記の実施の形態に係
る、2枚のトラック・パッドを使用したボタン機能付き
トラック・パッドの場合と同じである。
【0047】このように、本変形例に係るボタン機能付
きトラック・パッドは、1枚のみのトラック・パッドを
用いた構造(単一構造)のポインティング・デバイスで
あり、それによって、通常のマウスと同等の操作ができ
る。そのため、かかる構造のボタン機能付きトラック・
パッドを端末や装置に搭載しても、これらの端末等にお
ける全体としての部品点数を削減でき、コストダウンに
も貢献できるという効果がある。
【0048】また、上記の実施の形態に係るボタン機能
付きトラック・パッドでは、トラック・パッド10,2
0各々の下部に設けられたスイッチ11,21によっ
て、トラック・パッドの押下の有無を検出しているが、
トラック・パッド10,20各々に、押下された際の圧
力値を検出する機構を設けて、それが一定値以上の場
合、押下操作(つまり、クリック操作)が行われたと判
断するようにしてもよい。
【0049】このような構成とすることで、ボタン機能
付きトラック・パッドにおけるスイッチが省け、さらな
るコストダウンを実現できる。また、機械的な動作をす
るスイッチに代えて、可動部のない電気的な手段によっ
て押下を判断できるため、装置全体の寿命も長期化でき
るという効果がある。
【0050】なお、上記実施の形態に係るボタン機能付
きトラック・パッドでは、パソコン上において、トラッ
ク・パッドを2分割して配しているが、これに限定され
ず、パソコンの機能に応じて分割数を増やしてもよいこ
とは、言うまでもない。また、分割されたトラック・パ
ッド相互のパソコン上での配置も、上記実施の形態に示
す例に限定されないことは、言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、表示画面上のポインタに対して所定の指示を与える
ためのポインティング・デバイスにおいて、隣接して配
された少なくとも2つのトラック・パッドと、これらの
トラック・パッド上における、上記ポインタに対する移
動方向および移動量を検出する第1の検出手段と、上記
トラック・パッド各々の押下を検出する第2の検出手段
とを備え、この第2の検出手段により検出された上記ト
ラック・パッドの押下を、上記第1の検出手段で検出さ
れた上記ポインタの移動先におけるクリック操作に対応
させることで、これらのトラック・パッドのみで、マウ
スと同等あるいはそれ以上のポインティングおよびクリ
ック操作が全てでき、ポインティング・デバイスの操作
性が向上する。
【0052】また、第2の発明によれば、表示画面上の
ポインタに対して所定の指示を与えるためのポインティ
ング・デバイスにおいて、単一のトラック・パッドと、
上記トラック・パッドの中央部を支持する手段と、上記
トラック・パッド上における、上記ポインタに対する移
動方向および移動量を検出する第1の検出手段と、上記
トラック・パッドの上記中央部より左部分および右部分
各々の押下を検出する第2の検出手段とを備え、上記第
2の検出手段により検出された上記トラック・パッドの
押下が、上記第1の検出手段で検出された上記ポインタ
の移動先におけるクリック操作に対応するポインティン
グ・デバイスにより、単一のトラック・パッドによっ
て、ユーザによるポインティング操作およびクリック操
作が容易になるばかりでなく、部品点数の削減による、
ポインティングのための回路の縮小効果、並びにコスト
の削減効果が得られる。
【0053】また、第3の発明によれば、上記第1,第
2の発明に係るポインティング・デバイスを搭載して所
定のポインティング機能およびクリック機能を実現する
情報端末装置によって、ポインティングおよびクリック
の操作性を向上しつつ、上記デバイスの配置面積を縮小
でき、当該情報端末装置の省スペース設計が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るボタン機能付きトラ
ック・パッドを搭載したノートパソコンの外観構成を示
す図である。
【図2】実施の形態に係るボタン機能付きトラック・パ
ッドの構成を示すブロック図である。
【図3】ボタン機能付きトラック・パッドの構造を示す
断面図である。
【図4】トラック・パッド上におけるオペレータの指の
動きを示す図である。
【図5】図4に示すトラック・パッド上での指の動きに
対応するポインティング・カーソルの移動状態を示す図
である。
【図6】ボタン機能付きトラック・パッドが押下された
とき(トラック・パッド10の押下時)の構造を示す断
面図である。
【図7】ボタン機能付きトラック・パッドが押下された
とき(トラック・パッド20の押下時)の構造を示す断
面図である。
【図8】変形例に係るボタン機能付きトラック・パッド
の断面構造を示す図である。
【図9】変形例に係るボタン機能付きトラック・パッド
の押下時(左側押下)における断面構造を示す図であ
る。
【図10】変形例に係るボタン機能付きトラック・パッ
ドの押下時(右側押下)における断面構造を示す図であ
る。
【図11】従来のノートパソコンの外観構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 ノートパソコン 3 キーボード 10,15,20 トラック・パッド 11,21 スイッチ 16 支点 30,50 ボタン入力検出回路 40 ポインティング移動情報検出回路 55,56 アイコン 60 コンピュータ 70 画面 101,201 ボタン機能付きトラック・パッド

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画面上のポインタに対して所定の指
    示を与えるためのポインティング・デバイスにおいて、 隣接して配された少なくとも2つのトラック・パッド
    と、 前記トラック・パッド上における、前記ポインタに対す
    る移動方向および移動量を検出する第1の検出手段と、 前記トラック・パッド各々の押下を検出する第2の検出
    手段とを備え、 前記第2の検出手段により検出された前記トラック・パ
    ッドの押下は、前記第1の検出手段で検出された前記ポ
    インタの移動先におけるクリック操作に対応することを
    特徴とするポインティング・デバイス。
  2. 【請求項2】 前記トラック・パッドの内、第1のトラ
    ック・パッドの押下を第1のクリック操作に割り当て、
    第2のトラック・パッドの押下を第2のクリック操作に
    割り当てることを特徴とする請求項1記載のポインティ
    ング・デバイス。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2のクリック操作のい
    ずれか一方が前記表示画面上における前記ポインタの位
    置確定指示であり、他方のクリック操作が所定の機能の
    実行指示であることを特徴とする請求項2記載のポイン
    ティング・デバイス。
  4. 【請求項4】 前記トラック・パッド各々の押下の検出
    を、これらのトラック・パッドの下部近傍に配した個別
    のスイッチで行うことを特徴とする請求項2記載のポイ
    ンティング・デバイス。
  5. 【請求項5】 前記トラック・パッド各々の押下を、こ
    れらのトラック・パッドに対する押圧力の値をもとに検
    出することを特徴とする請求項2記載のポインティング
    ・デバイス。
  6. 【請求項6】 表示画面上のポインタに対して所定の指
    示を与えるためのポインティング・デバイスにおいて、 単一のトラック・パッドと、 前記トラック・パッドの中央部を支持する手段と、 前記トラック・パッド上における、前記ポインタに対す
    る移動方向および移動量を検出する第1の検出手段と、 前記トラック・パッドの前記中央部より左部分および右
    部分各々の押下を検出する第2の検出手段とを備え、 前記第2の検出手段により検出された前記トラック・パ
    ッドの押下は、前記第1の検出手段で検出された前記ポ
    インタの移動先におけるクリック操作に対応することを
    特徴とするポインティング・デバイス。
  7. 【請求項7】 前記トラック・パッドの前記左部分の押
    下を第1のクリック操作に割り当て、前記右部分の押下
    を第2のクリック操作に割り当てることを特徴とする請
    求項6記載のポインティング・デバイス。
  8. 【請求項8】 前記第1および第2のクリック操作のい
    ずれか一方が前記表示画面上における前記ポインタの位
    置確定指示であり、他方のクリック操作が所定の機能の
    実行指示であることを特徴とする請求項7記載のポイン
    ティング・デバイス。
  9. 【請求項9】 前記トラック・パッドの押下の検出を、
    そのトラック・パッドの前記左部分および右部分の下部
    近傍各々に配した個別のスイッチで行うことを特徴とす
    る請求項7記載のポインティング・デバイス。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれかに記載のポ
    インティング・デバイスを搭載して所定のポインティン
    グ機能およびクリック機能を実現することを特徴とする
    情報端末装置。
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