JP2002183222A - 性能解析支援方法および性能解析委託支援方法 - Google Patents

性能解析支援方法および性能解析委託支援方法

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JP2002183222A
JP2002183222A JP2000375418A JP2000375418A JP2002183222A JP 2002183222 A JP2002183222 A JP 2002183222A JP 2000375418 A JP2000375418 A JP 2000375418A JP 2000375418 A JP2000375418 A JP 2000375418A JP 2002183222 A JP2002183222 A JP 2002183222A
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computer
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performance
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JP2000375418A
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English (en)
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Yasuaki Tsurumi
康昭 鶴見
Toshiaki Nakagawa
稔章 中川
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Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 解析者が性能解析に関して専門的知識を有し
ているか否かにかかわらず、解析対象の性能解析を短時
間で、かつ、解析対象の機密性を保持しつつ実施可能と
する。 【解決手段】解析者Aのコンピュータ10と、その解析
者Aから性能解析を部分的に受託する解析者Bのコンピ
ュータ20とが通信可能に互いに接続されたコンピュー
タ通信システムにおいて、コンピュータ10から送信さ
れた初期条件と応答計算結果とに基づき、コンピュータ
20が、解析対象をそれの形状と構造とに依存すること
によって特定する解析モデルを参照することなく作成さ
れた縮退モデルであって同じ解析対象をそれの形状およ
び構造には依存せずにそれの特性に依存することによっ
て特定するものを用いることにより、解析対象に対して
感度計算と最適化計算とを行い、その結果をコンピュー
タ10に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、解析対象の性能解
析またはその委託をコンピュータにより支援する技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータによる解析対象の性能解析
においては解析モデルが用いられる。この解析モデルは
一般に、解析対象をそれの形状や構造によって特定する
モデルとされる。
【0003】解析対象の性能解析の一種に最適化計算が
ある。この最適化計算は従来、解析モデルに対して行わ
れていた。この従来の最適化計算においては、その解析
モデルの複数の設計変数の各々が試行的に逐次変化させ
られ、その都度、解析モデルの性能が解析される。さら
に、それら一連の解析により得られた複数の解析結果が
専門的知識のもとに整理され、その結果に基づき、解析
モデルの性能が最適化されるように各設計変数が最適化
される。
【0004】さらに、従来においては、解析対象を解析
する解析者が自ら、例えば汎用ソフト(解析手法の種類
に対して汎用性のある数値解析アプリケーション)をコ
ンピュータ上で利用することにより、上述の最適化計算
を解析モデルに対して実施していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記汎用ソフ
トに予め組み込まれた最適化機能や、その汎用ソフトか
ら独立した最適化ソフトの最適化機能を有効に利用して
最適化計算を実施するためには、専門的かつ特殊な知識
が必要である。
【0006】そのため、解析者が自ら解析モデルに対し
て最適化計算を実施する従来においては、解析者が専門
的かつ特殊な知識を習得しなければならない。よって、
例えば、その解析者が解析のほかに開発や設計をも行わ
なければならない場合には、解析者にかかる負担が大き
くなってしまう。このことが理由の一つとなって、解析
者が日常的に最適化計算を実施することがまれであると
いうのが現状である。
【0007】さらに、従来においては、前述のように、
最適化計算が解析モデルに対して実施されており、この
解析モデルの規模(例えば、データ数や要素数)が大き
くなると、通常、最適化計算の実施に非常に長い時間が
かかってしまう。そのため、従来においては、最適化計
算においてパラメータスタディ(前述の設計変数の試行
的変更)により解析モデルの性能評価および修正を繰返
し実施し、それによってその解析モデルに対して講ずべ
き効果的な対策案を効率よく策定することが困難であっ
た。
【0008】解析者の知識が上述の最適化計算に関して
不足する場合、最適化計算に関して専門的な知識を有す
る別の解析者の助けにより、その不足を補うことが可能
である。しかし、上述のように、従来においては、最適
化計算が解析モデルに対して行われており、よって、別
の解析者に委託して最適化計算を実施するためには、解
析モデルに関する情報をその別の解析者に提示しなけれ
ばならなかった。そのため、従来においては、解析モデ
ルに関する情報に機密性が要求される場合には、その情
報を別の解析者に提示して最適化計算を委託することが
困難であり、よって、解析モデルに関する情報に機密性
が要求されない場合に限り、別の解析者に最適化計算を
委託できるにすぎなかった。
【0009】以上、性能解析の一種としての最適化計算
を例に取り、従来における性能解析の問題を説明した
が、他の種類の性能解析についても同様の問題があると
考えられる。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】このよ
うな事情を背景として、本発明は、解析者が性能解析に
関して専門的知識を有しているか否かにかかわらず、解
析対象の性能解析を短時間で、かつ、解析対象の機密性
を保持しつつ実施可能とすることを課題としてなされた
ものであり、本発明によって下記各態様が得られる。各
態様は、請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付
し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載す
る。これは、本明細書に記載の技術的特徴のいくつかお
よびそれらの組合せのいくつかの理解を容易にするため
であり、本明細書に記載の技術的特徴やそれらの組合せ
が以下の態様に限定されると解釈されるべきではない。
【0011】(1) (a)部分的に他人に委託しつつ
解析対象の性能解析を行う解析委託者が、その解析対象
の属性である形状と構造と特性とのうちの形状と構造と
に依存することによってその解析対象を特定する解析モ
デルと解析委託者用解析プログラムとを用いて前記性能
解析を行うための解析委託者用コンピュータと、(b)
その解析委託者から前記性能解析を部分的に受託した解
析受託者が解析受託者用解析プログラムを用いてその受
託した性能解析を行うための解析受託者用コンピュータ
とが通信可能に互いに接続されたコンピュータ通信シス
テムにより、解析委託者による性能解析と解析受託者に
よる性能解析とを支援する性能解析支援方法であって、
前記解析委託者用コンピュータが、前記解析対象をそれ
の形状および構造よりむしろそれの特性に依存すること
によって特定する縮退モデルを直接に定義する縮退モデ
ル直接定義データまたは間接に定義する縮退モデル間接
定義データを前記解析受託者用コンピュータに送信する
第1ステップと、前記解析受託者用コンピュータが、そ
の第1ステップにおいて前記解析委託者用コンピュータ
から送信された縮退モデル直接定義データまたは縮退モ
デル間接定義データにより作成された前記縮退モデルの
もとに前記解析受託者用解析プログラムを実行し、その
実行によって取得された解析結果を表す解析結果データ
を前記解析委託者用コンピュータに送信する第2ステッ
プとを含む性能解析支援方法[請求項1]。解析対象を
特定するためのモデルとして解析モデルと縮退モデルと
が存在する。一般に、解析モデルは、解析対象をそれの
形状と構造とに依存することによって(幾何学的に)特
定するためのモデルであるのに対し、縮退モデルは、解
析対象をそれの形状および構造よりむしろそれの特性
(静的特性、動的特性等)に依存することによって特定
するためのモデルである。したがって、解析モデルを参
照することなく、縮退モデルのみを参照する場合には、
解析対象の幾何学的特徴(形状および構造)を十分に正
確に予想することは一般に困難である。さらに、縮退モ
デルは解析モデルを直接に利用して作成することが可能
であるが、解析モデルを直接に利用しなくても、縮退モ
デルを作成することが可能である。さらにまた、解析モ
デルが存在しなくても、その解析モデルが縮退された縮
退モデルさえ存在すれば、解析対象に関する性能解析を
ある程度の精度で行うことが可能である。縮退モデルを
用いて実施することが可能である性能解析の一種に前述
の最適化計算による解析が存在する。以上要するに、機
密性を保持しつつ専門的知識を他人である解析受託者に
依存することが必要である解析委託者は、解析モデルを
解析受託者に提示しなくても、その解析受託者が縮退モ
デルそれ自体を表すデータ、またはそれを作成するのに
必要なデータさえその解析受託者に提供すれば、解析委
託者は、自身が希望する解析結果を解析受託者から取得
することが可能なのである。このように、解析委託者
は、解析受託者に縮退モデルを利用させることにより、
解析モデルの機密性を保持しつつ高度かつ詳細な解析結
果を解析対象に関して、解析受託者から取得することが
可能なのである。以上の知見に基づき、本項に係る方法
においては、解析委託者用コンピュータから送信された
縮退モデル直接定義データまたは縮退モデル間接定義デ
ータに基づき、解析受託者用コンピュータが、解析モデ
ルを参照することなく作成された縮退モデルのもとに解
析受託者用解析プログラムを実行し、その実行によって
取得された解析結果を表す解析結果データを解析委託者
用コンピュータに送信する。したがって、この方法によ
れば、解析委託者は、解析受託者が利用するモデルを解
析モデルではなく縮退モデルとするという技術を採用す
ることにより、解析受託者に対する解析モデルの機密性
を保持しつつ高度かつ詳細な解析結果を解析対象に関し
て、解析受託者から取得することが可能となる。最適化
計算等、解析委託者が解析受託者に委託することが必要
な種類の性能解析(すなわち、性能解析を正確に実施す
るために専門的な知識を必要とする種類の性能解析手
法)を解析モデルに対して実施する場合には、縮退モデ
ルに対して実施する場合より長い時間を必要とするのが
普通である。これに対して、本項に係る方法において
は、そのような種類の性能解析が縮退モデルに対して行
われることとなる。したがって、この方法によれば、そ
のような種類の性能解析を比較的短時間で実施可能とな
る。この方法において「縮退モデル直接定義データ」
は、その縮退モデルそれ自体を表すデータを意味し、一
方、「縮退モデル間接定義データ」は、前記解析モデル
を参照することなく縮退モデルが解析受託者用コンピュ
ータにおいて作成されるために参照されることが必要で
ある参照データを意味する。参照データは、例えば、後
述のモーダル解析結果または応答計算結果としたり、解
析対象として実際に製作された実機を用いた実験結果と
することが可能である。また、この方法においては、縮
退モデル直接定義データまたは縮退モデル間接定義デー
タに基づく縮退モデルの作成を、例えば、解析受託者の
実質的な介入なしで解析受託者用コンピュータによって
行ったり、解析受託者の実質的な介入を伴って解析受託
者用コンピュータにより(または、解析受託者用コンピ
ュータにおいて)行うことが可能である。また、この方
法において「構造」は、材料のヤング率等の物性を含む
ように定義することが可能であり、このような定義のも
とでは、縮退モデルが解析対象をそれの物性に依存する
ことなく特定することになる。 (2) 前記第1ステップが、前記解析委託者用コンピ
ュータが、前記解析モデルのもとに前記解析委託者用プ
ログラムを実行し、その実行によって取得された解析結
果を表す第1解析結果データを前記縮退モデル間接定義
データとして前記解析受託者用コンピュータに送信する
ものであり、前記第2ステップが、前記解析受託者用コ
ンピュータが、その第1ステップにおいて前記解析委託
者用コンピュータから送信された第1解析結果データに
基づき、前記解析モデルを参照することなく作成された
縮退モデルのもとに前記解析受託者用解析プログラムを
実行し、その実行によって取得された解析結果を表す第
2解析結果データを前記解析結果データとして前記解析
委託者用コンピュータに送信するものである(1)項に
記載の性能解析支援方法[請求項2]。この方法におい
ては、第1ステップにおいて、解析委託者用コンピュー
タが、解析モデルのもとに解析委託者用プログラムを実
行し、その実行によって取得された解析結果を表す第1
解析結果データを縮退モデル間接定義データとして解析
受託者用コンピュータに送信する。その後、第2ステッ
プにおいて、解析受託者用コンピュータが、その第1ス
テップにおいて解析委託者用コンピュータから送信され
た第1解析結果データに基づき、解析モデルを参照する
ことなく作成された縮退モデルのもとに解析受託者用解
析プログラムを実行する。この方法においては、例え
ば、解析委託者用コンピュータが縮退モデル間接定義デ
ータを、解析委託者用解析プログラムを特別な態様で実
行することを不可欠とすることなく、取得することが可
能である。したがって、この方法によれば、縮退モデル
の作成のために解析受託者用コンピュータの負担が増え
ることを容易に回避し得る。さらに、解析モデルを参照
することなく、縮退モデルのみを参照する場合も、解析
委託者用コンピュータから解析受託者用コンピュータに
送信される第1解析結果データのみを参照する場合も、
解析対象の幾何学的特徴(形状および構造)を十分に正
確に予想することは一般に困難である。したがって、本
項に係る方法によれば、解析受託者およびそれ以外の者
に対する解析モデルの機密性を保持しつつ高度かつ詳細
な解析結果を解析対象に関して、解析受託者から取得す
ることが可能となる。 (3) 前記第1ステップが、前記解析委託者用コンピ
ュータが、前記解析対象に関するモーダル解析結果を表
す第1解析結果データを前記縮退モデル間接定義データ
として前記解析受託者用コンピュータに送信するもので
あり、前記第2ステップが、前記解析受託者用コンピュ
ータが、その第1ステップにおいて前記解析委託者用コ
ンピュータから送信された第1解析結果データに基づ
き、前記解析モデルを参照することなく作成された縮退
モデルのもとに前記解析受託者用解析プログラムを実行
し、その実行によって取得された解析結果を表す第2解
析結果データを前記解析結果データとして前記解析委託
者用コンピュータに送信するものである(1)項に記載
の性能解析支援方法[請求項3]。縮退モデルは、同じ
解析対象に関するモーダル解析結果を利用することによ
って作成することも可能である。ここに、モーダル解析
は、解析モデルを使用するか、または、解析対象として
実際に製作された実機を使用することにより、変動外力
に対する解析対象の応答を固有振動モードの重ね合わせ
として記述する解析手法である。さらに、解析モデルを
参照することなく、縮退モデルのみを参照する場合も、
解析委託者用コンピュータから解析受託者用コンピュー
タに送信される第1解析結果データ(すなわち、モーダ
ル解析結果)のみを参照する場合も、解析対象の幾何学
的特徴(形状および構造)を十分に正確に予想すること
は一般に困難である。このような知見に基づき、本項に
係る方法においては、第1ステップにおいて、解析委託
者用コンピュータが、解析対象に関するモーダル解析結
果を表す第1解析結果データを縮退モデル間接定義デー
タとして解析受託者用コンピュータに送信する。その
後、第2ステップにおいて、解析受託者用コンピュータ
が、その第1ステップにおいて解析委託者用コンピュー
タから送信された第1解析結果データに基づき、解析モ
デルを参照することなく作成された縮退モデルのもとに
解析受託者用解析プログラムを実行する。したがって、
本項に係る方法によれば、解析受託者およびそれ以外の
者に対する解析モデルの機密性を保持しつつ高度かつ詳
細な解析結果を解析対象に関して、解析受託者から取得
することが可能となる。 (4) 前記第2ステップが、前記解析受託者用コンピ
ュータが、前記作成された縮退モデルのもと、前記解析
対象を構成する複数の部位のうち、それの特性の変更に
より、その解析対象により実現される性能を最適化可能
である部位である最適部位を選択するための最適化計算
を実施し、その計算結果に関する情報を前記解析委託者
用コンピュータに送信するものである(1)ないし
(3)項のいずれかに記載の性能解析支援方法[請求項
4]。この方法においては、解析受託者用コンピュータ
が、縮退モデルを利用することにより、最適化計算を実
施する。したがって、この方法によれば、最適化計算
を、解析受託者に対する解析モデルの機密性を保持しつ
つ、短時間で、かつ、解析受託者にかかる負担を増やす
ことなく、実施し得る。さらに、この方法によれば、解
析委託者は、解析受託者から提供される最適化計算結果
を考慮しつつ、解析モデルの修正や、その修正された解
析モデルを用いた解析対象のさらに詳細な性能解析・評
価を行い得る。 (5) 前記最適化計算の計算結果に関する情報が、前
記選択された最適部位に関する情報と、その選択された
最適部位の特性の、前記解析対象の性能が最適化される
ときの値である最適値に関する情報との少なくとも一方
を含むものである(4)項に記載の性能解析支援方法
[請求項5]。この方法によれば、解析委託者用コンピ
ュータは、最適化計算の計算結果として、最適部位に関
する情報と、その最適部位の特性の最適値に関する情報
との少なくとも一方を解析受託者用コンピュータから提
供され得る。 (6) さらに、前記第1ステップに先立ち、前記解析
委託者用コンピュータが第1参考データを前記解析受託
者用コンピュータに送信する第3ステップであって、前
記第1参考データが、前記解析委託者用解析プログラム
の実行を前記解析対象に関して適正化するためにその解
析委託者用コンピュータへの入力が必要である第2参考
データを前記解析受託者用コンピュータが作成する際
に、その解析受託者用コンピュータへの入力が必要であ
るデータであるものと、前記第1ステップに先立ち、前
記解析受託者用コンピュータが、前記第3ステップにお
いて前記解析委託者用コンピュータから送信された第1
参考データに基づいて前記第2参考データを作成し、そ
の作成された第2参考データを前記解析委託者用コンピ
ュータに送信する第4ステップとを含み、かつ、前記第
1ステップが、前記解析委託者用コンピュータが、前記
第4ステップにおいて前記解析受託者用コンピュータか
ら送信された第2参考データに基づいて前記解析委託者
用解析プログラムを実行することにより、前記第1解析
結果データを作成するものである(2)または(3)項
に記載の性能解析支援方法[請求項4]。この方法にお
いては、縮退モデルの作成時に解析受託者用コンピュー
タが利用する第1解析結果データが解析委託者用コンピ
ュータにより、解析受託者用コンピュータから提供され
る第2参考データであって解析委託者用コンピュータに
よる解析委託者用解析プログラムの実行を適正化するた
めのデータに基づいて作成される。すなわち、解析委託
者用コンピュータによる第1解析結果データの作成が、
解析受託者用コンピュータからの事前の情報(解析委託
者用解析プログラムの実行を適正化するための情報)を
参考にしつつ、行われることとなるのである。したがっ
て、この方法によれば、解析受託者用コンピュータから
の事前の情報なしで解析委託者用コンピュータが第1解
析結果データを作成する場合に比較し、その第1解析結
果データをより適正に作成し得る。その結果、その第1
解析結果データに基づいて作成された縮退モデルに対し
て解析受託者用コンピュータが解析受託者用解析プログ
ラムを実行すれば、その解析受託者用コンピュータは、
予定された解析を効率よく、かつ、所期の結果が得られ
るように行うことが容易になる。 (7) 前記第3ステップが、前記解析委託者用コンピ
ュータが前記解析モデルのもとに前記解析委託者用解析
プログラムを実行することにより、前記解析対象の入力
に対する出力の応答を計算し、その計算結果を表すデー
タを前記第1参考データとして前記解析受託者用コンピ
ュータに送信するものである(6)項に記載の性能解析
支援方法[請求項7]。この方法においては、解析受託
者用コンピュータによる第2参考データの作成に先立
ち、解析モデルのもとに解析委託者用コンピュータによ
る応答計算が実施され、その後、解析受託者用コンピュ
ータにより、その応答計算結果に基づいて第2参考デー
タが作成される。したがって、この方法によれば、解析
受託者用コンピュータは、解析モデルを用いた応答計算
の結果を考慮しつつ、第2参考データを作成し得るた
め、解析受託者用コンピュータは、解析モデルを参照し
なくても、第2参考データを適正に作成することが容易
になる。 (8) 前記第4ステップが、前記解析受託者用コンピ
ュータが、前記解析委託者用コンピュータから送信され
た第1参考データに基づいて前記解析受託者用解析プロ
グラムを実行することにより、前記第3ステップにおい
て計算された応答に基づいて前記解析対象の性能に関す
る感度を計算し、その計算結果を表すデータを前記第2
参考データとして前記解析委託者用コンピュータに送信
するものである(7)項に記載の性能解析支援方法[請
求項8]。この方法においては、解析受託者用コンピュ
ータが、解析委託者用コンピュータから送信された第1
参考データに基づいて解析受託者用解析プログラムを実
行することにより、それに先立って解析委託者用コンピ
ュータにより計算された応答に基づいて解析対象の性能
に関する感度を計算し、その計算結果を表すデータを第
2参考データとして解析委託者用コンピュータに送信す
る。したがって、この方法によれば、解析委託者用コン
ピュータは、第2参考データに基づいて第1解析結果デ
ータを、解析受託者用コンピュータによる感度計算の結
果を考慮しつつ、作成し得るため、解析委託者用コンピ
ュータは、第1解析結果データを適正に作成することが
容易になる。 (9) 前記コンピュータ通信システムが、前記解析委
託者用コンピュータと前記解析受託者用コンピュータと
が通信ネットワークを介して互いに通信可能に接続され
て構成されたネットワーク化コンピュータ通信システム
である(1)ないし(8)項のいずれかに記載の性能解
析支援方法[請求項9]。この方法においては、解析委
託者用コンピュータと解析受託者用コンピュータとが通
信ネットワークを介して互いに通信可能に接続されて構
成される。一般に、通信ネットワークを利用してデータ
を送信する場合には、データが漏洩される危険性があ
る。しかし、本項に係る方法においては、それら解析委
託者用コンピュータと解析受託者用コンピュータとの間
において通信される情報が、解析モデルを一義的に特定
し得る種類の情報ではない。したがって、この方法によ
れば、万一データの漏洩が発生しても、解析モデルの機
密性が損なわれることはない。 (10) 解析対象をそれの属性である形状と構造と特
性とのうちの形状と構造とに依存することによって特定
する解析モデルのもとにその解析対象の性能を解析プロ
グラムをコンピュータにより実行することによって解析
する解析者本人が、その解析を少なくとも部分的に別の
解析者に委託することをコンピュータによって支援する
性能解析委託支援方法であって、前記解析者本人が使用
するコンピュータが、前記解析対象をそれの形状および
構造よりむしろそれの特性に依存することによって特定
する縮退モデルそれ自体、または、前記別の解析者が使
用するコンピュータにおいて前記解析モデルが参照され
ることなく前記縮退モデルが作成されるために参照され
ることが必要である参照データを、その別の解析者が使
用するコンピュータに送信する性能解析委託支援方法
[請求項8]。この方法によれば、解析者本人が、解析
モデルであって解析対象の幾何学的特徴を正確かつ容易
に予想(または復元)し得るものを別の解析者に知られ
ることなく、性能解析を別の解析者に委託し得る。した
がって、この方法によれば、縮退モデルに関する前述の
特徴を利用することにより、解析者本人は、解析モデル
の機密性を保持しつつ、別の解析者に性能解析を委託し
得る。さらに、この方法によれば、別の解析者は、それ
のコンピュータにより解析プログラムを解析モデルに対
して実行する場合におけるより短時間で性能解析を行う
ことが容易になる。この方法は、前記の各項に記載の特
徴と組み合わせて実施することが可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のさらに具体的な一
実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】図1に示すように、本実施形態である性能
解析支援方法は、解析委託者としての解析者Aのための
コンピュータ10と、解析受託者としての解析者Bのた
めのコンピュータ20とが通信ネットワークとしてのイ
ンターネット30を介して通信可能に互いに接続された
ネットワーク化コンピュータ通信システムにおいて実施
される。なお、本実施形態は、本発明に係る性能解析支
援方法の一実施形態であると同時に、本発明に係る性能
解析委託支援方法の一実施形態でもある。
【0014】解析者Aは、解析対象の性能解析を専ら行
う者としたり、解析対象の設計をも並行して行う者とす
ることが可能である。いずれにしても、解析者Aは、部
分的に他人に委託しつつ解析対象の性能解析を行う者で
ある。ただし、本実施形態においては、解析者Aは、性
能解析を専ら行い、その結果を、解析対象の設計者に提
示する者とされている。
【0015】この解析者Aのためのコンピュータ10
は、解析対象を幾何学的に特定するための解析モデル
と、その解析モデルのもとに解析対象の性能を解析する
ための解析委託者用解析プログラムとを用いてその性能
解析を行うためのコンピュータである。このコンピュー
タ10は、よく知られているように、プロセッシングユ
ニット(以下、単に「PU」と略称する)40とメモリ
42とがバス44により互いに接続されて構成されてい
る。メモリ42は、ROM,RAM,磁気ディスク,光
ディスク等の記録媒体を含むように構成される。このメ
モリ42には、解析委託者用解析プログラムとしての解
析汎用ソフト(以下、「汎用ソフト」と略称する)と、
解析モデルを定義するための解析モデルデータとが予め
記憶されている。
【0016】汎用ソフトは、解析対象も解析目的も特化
されていない数値解析アプリケーションである。解析モ
デルは、解析対象の剛性や振動等の特性を精度よく予測
するために用いられる詳細なモデルである。具体的に
は、解析モデルは、例えば、解析対象を有限要素法のも
とに複数の要素(メッシュ)の集合によって幾何学的に
特定し得るモデル(形状モデル)である。
【0017】一方、解析者Bは、一般に、解析対象の性
能解析を専ら行う者とされる。
【0018】この解析者Bのためのコンピュータ20
は、解析者Aから性能解析を部分的に受託することに応
答してその受託した性能解析を行うためのコンピュータ
である。このコンピュータ20も、前記コンピュータ1
0と同様に、PU50とメモリ52とがバス54により
互いに接続されて構成されている。メモリ52は、RO
M,RAM,磁気ディスク,光ディスク等の記録媒体を
含むように構成される。このメモリ52には、感度計算
ソフトと最適化計算ソフトとが予め記憶されており、さ
らに、縮退モデルデータが随時記憶される。
【0019】感度計算ソフトは、解析対象への入力
(力、変位、速度、加速度等の物理量により記述でき
る)に対する出力(入力の場合と同様に、力、変位、速
度、加速度等の物理量により記述できる)の応答が敏感
であるか鈍感であるかを表す応答感度(以下、単に「感
度」という)を解析するためのアプリケーションであ
る。なお、解析対象の入力と出力との関係は、例えば、
解析対象の剛性に関する係数や伝達関数を用いることに
より、記述できる。
【0020】縮退モデルデータは、縮退モデルを定義す
るためのデータである。解析対象の属性には、形状と構
造と特性とがあるが、解析モデルが解析対象の形状と構
造とに依存することによってその解析対象を表現するモ
デルであるのに対し、縮退モデルは解析対象の形状およ
び構造には依存せずに特性に依存することによってその
解析対象を表現するモデルである。
【0021】縮退モデルは、具体的に説明すれば、例え
ば、解析モデル(解析対象の性能を精度よく予想するた
めに用いられる詳細なモデル)を定義するための複数の
節点のいくつかを代表点として選択し、かつ、それら選
択された代表点間の特性(例えば、力学的な応答特性)
によって解析対象を表現するモデルである。このような
理由から、前記解析モデルを形状モデルと称することが
できるのに対して、縮退モデルを数値モデルと称するこ
とができるのである。
【0022】さらに具体的に説明すれば、縮退モデル
は、解析対象すなわち解析モデルの特性を記述する伝達
関数を用いることにより、解析対象の特性を表す物理量
を解析モデルの縮退の前後で維持し得るものである。し
たがって、この縮退モデルによれば、縮退前のモデルで
ある解析モデルに比べてモデル節点数が減って性能計算
の自由度(後述する)が小さくなるため、解析対象の感
度計算や最適化計算の所要時間を容易に短縮し得る。
【0023】前記最適化計算ソフトは、縮退モデルのも
と、解析対象を構成する複数の部位のうち、それの特性
の変更により、その解析対象により実現される性能を最
適化可能である部位である最適部位を選択するためのア
プリケーションである。具体的に説明すれば、最適化計
算ソフトは、縮退モデルを記述する伝達関数を試行的に
逐次変更し、その変更された伝達関数を用いることによ
って解析対象の性能を評価するという一連の処理を繰り
返し、それにより、伝達関数を定義する式における複数
の項のうちどの項を変更することが、実現すべき性能を
実現するために最適であるかを予測する。すなわち、こ
の最適化計算ソフトは、解析対象の各部位の剛性等を設
計変数とすることにより、実行されるものなのである。
さらに、この最適化計算ソフトは、選択された最適部位
の特性の、解析対象の性能が最適化されるときの値であ
る最適値を計算する。
【0024】図2には、解析者AとBとの各手続と、そ
れら解析者AとBとの間における情報のやりとりとが概
略的に示されている。
【0025】同図に示すように、解析者Aは、解析モデ
ルに対してコンピュータ10により汎用ソフトを実行す
ることにより、解析対象の応答計算を行う。解析者A
は、解析のための初期条件(後に詳述する)と、その応
答計算結果とを解析者Bに送信する。この送信に応答
し、解析者Bは、コンピュータ20により感度計算プロ
グラムと最適化計算プログラムとを実行し、それによ
り、解析対象に関する感度計算と最適化計算とを行う。
解析者Bは、それらの計算結果を、汎用ソフトの入力条
件(後に詳述する)と共に解析者Aに送信する。
【0026】図3には、それら解析者AとBとの各手続
の流れが具体的に、かつ、時期的に相互に関連付けられ
てフローチャートで表されている。以下、それら手続の
流れを同図に基づいて説明するが、解析対象が設計対象
物としての車両用サスペンションである場合を例にと
り、説明する。
【0027】そのサスペンションは、よく知られている
ように、タイヤを車両のボデーに相対変位可能に連結す
るための車両部品である。本実施形態においては、図4
に示すように、サスペンション60が、左右のコイルス
プリング62,62と、左右のショックアブソーバ6
4,64と、左右のスイングアーム66,66と、それ
ら左右のスイングアーム66,66を互いに連結するア
クスルビーム68とを備えた形式とされている。サスペ
ンション60には、タイヤとの取付け点において、その
タイヤから力が加えられる。この入力に応答して、サス
ペンション60は、ボデーとの取付け点において、その
ボデーに力を加える。その加えられた力により、そのボ
デーとの取付け点において加速度が発生させられる。こ
の加速度は例えば、ボデーの振動レベルを反映する物理
量として把握することが可能である。
【0028】解析者Aは、解析対象の性能を解析するた
め、前述のように、その解析対象を有限要素法のもとに
多数の要素により表現する解析モデルを使用する。図5
には、解析対象であるサスペンション60が解析モデル
で示されている。
【0029】図3に示すように、解析者Aは、まず、ス
テップS11(以下、単に「S11」で表す。他のステ
ップについても同じとする)において、解析モデルを構
成する複数の部位のうち詳細な解析による検討が必要で
ある部位(以下、「検討部位」という)を決定する。こ
の検討部位は、換言すれば、解析対象の複数の部位のう
ち、解析者Bに詳細な解析を委託することが必要である
と解析者Aが認識する部位である。
【0030】検討部位の決定は、例えば、図5に示す暫
定的な解析モデル(解析モデルの初期状態)に対して前
記汎用ソフトによる応答計算を行い、その計算結果を考
慮することによって行うことが可能である。検討部位の
決定は、さらに、解析対象の試作品(実機)の実験結果
を考慮することによって行うことも可能である。検討部
位は、前述のサスペンション60の例においては、その
全体としたり、その一部(例えば、その一部のみが後述
の影響部位に該当する場合)とすることができる。その
ような一部は、例えば、アクスルビーム68とすること
ができる。
【0031】解析者Aは、同ステップにおいて、さら
に、その決定された検討部位を特定するためデータを、
自分のコンピュータ10から解析者Bのコンピュータ2
0に送信する(以下、単に「解析者Bに送信する」とい
う)。この際、解析モデルを定義するデータは解析者B
に送信しない。例えば、前述のサスペンション60の例
においては、その全体を検討部位として指定することが
必要である場合には、その全体の構造を表す複数の節点
を指定することにより、検討部位が特定される。これに
対して、サスペンション60の一部のみを検討部位とし
て指定することが必要である場合には、その一部に属す
る複数の節点から選出された複数の代表節点を指定する
ことにより、検討部位が特定される。
【0032】解析者Aは、同ステップにおいて、さら
に、解析モデルのもとに解析対象の性能を評価するため
に考慮すべき入力条件と出力条件とを定義するための各
データを解析者Bに送信する。
【0033】入力条件を定義するためのデータは、解析
モデルへの入力の位置と特性(力学的特性)とを特定す
るものである。入力条件の一例は、図6に示すように、
タイヤからサスペンション60への入力(同図において
は、白抜きの矢印で表す)に関する条件である。なお、
図6に示す図形は、解析モデルを示すものでも縮退モデ
ルを示すものでもない。入力条件の一例を具体的に説明
する際の便宜を図るためのものである。このことは、図
7および図8についても同様である。
【0034】同様に、出力条件を定義するためのデータ
は、解析モデルからの出力の位置と特性(力学的特性)
とを特定するものである。出力条件の一例は、図6示す
ように、ボデーからサスペンション60への、ボデー取
付け点(出力点であり、同図においては、丸印で表す)
における入力に対する、そのサスペンション60の各部
における加速度に関する条件である。
【0035】本実施形態においては、解析対象の入力と
出力とから前述の剛性すなわち伝達関数の最適状態が解
析される。力学的現象としてそれら入力と出力との関係
を把握する場合には、入力が原因となり、その結果とし
て出力が生ずるが、数値解析においては、最初に、入力
の、今回の数値解析に際して考慮することが必要である
値のみならず、出力の、今回の数値解析に際して考慮す
ることが必要である値も想定され、それらの想定値に対
して最適な剛性および伝達関数が取得されることにな
る。数値解析においては、それら入力と出力との想定値
は、数値解析のためのテクニックとして取得されるので
ある。そのような意味において、本実施形態において
は、出力条件は、例えば、前述のサスペンション60の
例においては、ボデーによってサスペンション60をボ
デー取付け点において加振した場合に(ボデーの振動特
性を考慮して加振した場合に)そのサスペンション60
の各部に生ずる加速度に関する条件とされる。
【0036】なお付言すれば、このS11の説明におい
ては、解析者Aから解析者Bへのデータの伝送が解析者
Aを主体に行われる手続として記載されているが、その
伝送は、結局、コンピュータ10による送信プログラム
(メモリ42に予め記憶されているが、図示されていな
い)の実行により行われるものであり、よって、その伝
送は、観点を変えれば、コンピュータ10を主体に行わ
れる送信として記載することが可能である。いずれの観
点にしても、コンピュータ10によってデータ送信が行
われることに変わりはないのである。このような解釈
は、下記の他のステップの説明においても適用される。
【0037】解析者Aによる送信に応答し、解析者B
は、まず、図3のS31において、解析者Aから受信し
たデータを考慮することにより、解析者Aが汎用ソフト
による応答計算を行う際にその汎用ソフトに入力するこ
とが適当である条件(以下、「汎用ソフトへの入力条
件」という)を決定し、それを自分のコンピュータ20
から解析者Aのコンピュータ10に送信する(以下、単
に「解析者Aに送信する」という)。
【0038】解析モデルの初期状態の出力に対する剛性
の感度や、その剛性に従属する物理量(例えば、解析対
象の各部材要素の断面の寸法)の感度を解析者Bが計算
するためには、それに先立って、解析モデルのもとで解
析者Aによる応答計算が行われてそれが解析者Bに送信
されることが必要である。例えば、解析対象が前述のサ
スペンション60である場合には、そのサスペンション
60の出力に対する剛性の感度を解析者Bが解析モデル
に依存しないで計算するためには、解析者Bは、タイヤ
からの入力に応答するサスペンション60の各部位にお
ける加速度と、ボデー取付け点を単位力で仮想的に加振
したときのサスペンション60の各部における加速度と
を事前に知ることが必要である。
【0039】したがって、解析者Bが解析モデルに依存
しないで感度計算を行うために、解析者Aは、必要な加
速度を汎用ソフトによる応答計算によって取得してそれ
を解析者Bに送信することが必要である。
【0040】よって、解析者Bは、解析者Aに、上述の
汎用ソフトへの入力条件として、必要な加速度を解析モ
デルのもとに計算するために汎用ソフトに入力すること
が必要な解析条件コマンドを解析者Aに送信する。解析
条件コマンドは、例えば、前述のサスペンション60の
例においては、サスペンション60がタイヤによって加
振される位置に対応する節点、その加振の方向および大
きさを指定するコマンドや、サスペンション60が単位
力で仮想的に加振されるホデー取付け点に対応する節
点、その加振の方向および大きさを指定するコマンド、
サスペンション60の性能解析を行う振動周波数範囲を
指定するコマンド、加速度に関する応答結果を出力する
節点を指定するコマンド等を含んでいる。
【0041】解析者Bの送信に応答し、解析者Aは、図
3のS12において、解析者Bから送信された汎用ソフ
トへの入力条件を解析モデルに添付し、その状態で汎用
ソフトにより応答計算を行う。その入力条件に従って応
答計算が行われるのである。その後、解析者Aは、S1
3において、その計算結果を解析者Bに送信する。
【0042】この送信に応答し、解析者Bは、S32に
おいて、解析者Aから送信された計算結果を考慮するこ
とにより、コンピュータ20による感度計算ソフトの実
行により、解析対象の剛性等の性能に関して感度計算を
行う。感度計算は、具体的には、解析者Aから送信され
た検討部位に関する情報と応答計算結果とに基づき、そ
の検討部位のうちいずれの節点間における剛性が解析対
象の出力に大きな影響を及ぼすかを検討するために行わ
れる。各部位の感度は、その部位の剛性が変化させられ
ることに応答して解析対象の出力(解析モデルの出力と
一致し、例えば、前述のサスペンション60の例におい
ては、ボデー取付け点における加速度)が変化させられ
る割合として計算される。
【0043】その後、解析者Bは、S33において、解
析対象の感度に関する情報を解析者Aに送信する。感度
に関する情報には、解析対象を構成する複数の部位のう
ち、上記のようにして計算された感度が基準値を超える
部位を特定するためのデータを含んでいる。その部位
は、解析対象の出力に及ぼす影響が大きい部位であるこ
とに着目し、以下、影響部位ということとする。図7に
は、サスペンション60における影響部位として左右の
ショックアブソーバ64,64および左右のスイングア
ーム66,66が該当する例が示されている。
【0044】解析者Bは、同ステップにおいて、さら
に、縮退モデルを作成するための汎用ソフト(解析者
A)への入力条件を解析者Aに送信する。以下、縮退モ
デルを作成するための汎用ソフトへの入力条件の意味を
説明する。
【0045】縮退モデルは、解析モデルから作成するこ
とはもちろん可能であるが、解析モデルを用いた複数種
類の応答計算の結果であって解析者Aが汎用ソフトの実
行によって取得したものを参照することができるのであ
れば、解析モデルを参照しなくても、解析者Bによって
縮退モデルが作成され得る。
【0046】このような知見に基づき、本実施形態にお
いては、解析者Bによる縮退モデルの作成に必要な複数
種類の応答計算結果を解析者Aが汎用ソフトの実行によ
って取得するために解析者Aがその汎用ソフトに入力す
ることが必要である解析条件コマンドが、解析者Bから
解析者Aに送信される。その解析条件コマンドが、上述
の、縮退モデルを作成するための汎用ソフトへの入力条
件なのである。
【0047】解析者Bによる縮退モデルの作成に必要な
複数種類の応答計算を行うことは、前述のサスペンショ
ン60の例においては、同じ複数の節点から成る節点組
の加速度応答の計算をタイヤ加振位置やサスペンション
60の各節点における加振位置を変えて行うことを意味
する。例えば、縮退モデルの節点の数が3である場合、
各節点の自由度が3(例えば、x,y,z軸方向におけ
る並進3自由度)であると仮定すると、全体の自由度
(すなわち、性能計算の自由度)が9であるため、この
縮退モデルを応答計算結果から作成するためには、応答
計算を加振位置を変えて9回行うことが必要である。9
種類の応答計算結果が必要なのである。
【0048】続いて、解析者Aは、S14において、解
析者Bから送信された、縮退モデルを作成するための汎
用ソフトへの入力条件(解析条件コマンド)を解析モデ
ルに添付し、それらに対して汎用ソフトによる応答計算
を実施する。解析者Bが解析モデルの参照なしで縮退モ
デルを作成するために必要な応答計算が解析者Aによっ
て実施されるのである。
【0049】その後、解析者Aは、S15において、そ
の応答計算結果を解析者Bに送信する。
【0050】続いて、解析者Bは、S34において、解
析者Aから送信された応答計算結果に基づき、縮退モデ
ルを作成する。縮退モデルは、その送信された応答計算
結果に基づき、前記影響部位に着目することにより、作
成される。その後、解析者Bは、S35において、最適
化計算ソフトの実行により、その作成された縮退モデル
のもと、剛性等を設計変数とした最適化計算を実施す
る。
【0051】この最適化計算においては、縮退モデルを
構成する各部位の設計変数を試行的に変化させつつ、縮
退モデルの出力(解析モデルの出力に相当する物理量と
一致し、例えば、前述のサスペンション60の例におい
ては、ボデー取付け点に相当する部位における加速度)
が計算される。この最適化計算においては、さらに、縮
退モデルを構成する複数の部位のうち、設計変数を最適
化することによって解析対象の出力が最適化される部位
が最適部位として選出される。例えば、前述のサスペン
ション60の例においては、縮退モデルを構成する複数
の部位のうち、設計変数を最適化することによって縮退
モデルの出力である加速度の絶対値が最小化される部位
が最適部位として選出される。図8には、サスペンショ
ン60における最適部位として左右のスイングアーム6
6,66が該当する例が示されている。
【0052】その後、解析者Bは、S36において、そ
の最適化計算の結果に関する情報を解析者Aに送信す
る。最適化計算結果に関する情報は、上記選出された最
適部位と、上記最適化された設計変数の値である最適値
とを含んでいる。
【0053】続いて、解析者Aは、S16において、解
析者Bから送信された情報に基づき、必要な構造変更を
解析モデルに対して行う。
【0054】その後、解析者Aは、S17において、解
析対象の性能を向上させるために解析モデルに加えるこ
とが適当である修正の内容を表す設計案を立案し、設計
者に提示する。
【0055】以上で、一連の手続が終了する。
【0056】以上の説明から明らかなように、本実施形
態においては、解析者Aが請求項1における「解析委託
者」の一例を構成し、汎用ソフトが同請求項における
「解析委託者用解析プログラム」の一例を構成し、コン
ピュータ10が同請求項における「解析受託者用コンピ
ュータ」の一例を構成しているのである。さらに、解析
者Bが同請求項における「解析受託者」の一例を構成
し、感度計算ソフトと最適化計算ソフトとが互いに共同
して同請求項における「解析受託者用解析プログラム」
の一例を構成し、コンピュータ20が同請求項における
「解析受託者用コンピュータ」の一例を構成しているの
である。
【0057】さらに、本実施形態においては、図3のS
15における計算結果を表すデータが請求項1における
「縮退モデル間接定義データ」の一例を構成し、同図に
おけるS14およびS15が互いに共同して同請求項に
おける「第1ステップ」の一例を構成しているのであ
る。さらに、同図のS36における最適化計算結果に関
する情報が同請求項における「解析結果データ」の一例
により表される情報を構成し、同図におけるS34ない
しS36が互いに共同して同請求項における「第2ステ
ップ」の一例を構成しているのである。
【0058】さらに、本実施形態においては、図3のS
15における計算結果を表すデータが請求項2における
「第1解析結果データ」の一例を構成し、同図における
S14およびS15が互いに共同して同請求項における
「第1ステップ」の一例を構成しているのである。さら
に、同図のS36における最適化計算結果に関する情報
が同請求項における「第2解析結果データ」の一例によ
り表される情報を構成し、同図におけるS34ないしS
36が互いに共同して同請求項における「第2ステッ
プ」の一例を構成しているのである。
【0059】さらに、本実施形態においては、図3のS
34ないしS36が互いに共同して請求項4における
「第2ステップ」の一例を構成しているのである。
【0060】さらに、本実施形態においては、図3のS
36における最適化計算結果に関する情報が請求項5に
おける「最適化計算の計算結果に関する情報」の一例を
構成しているのである。
【0061】さらに、本実施形態においては、図3のS
13における計算結果を表すデータが請求項6における
「第1参考データ」の一例を構成し、同図におけるS1
2およびS13が互いに共同して同請求項における「第
3ステップ」の一例を構成しているのである。さらに、
同図のS33における感度に関する情報と汎用ソフトへ
の入力条件を表すデータとがそれぞれ同請求項における
「第2参考データ」の一例を構成し、同図におけるS3
2およびS33が互いに共同して同請求項における「第
4ステップ」の一例を構成しているのである。さらに、
同図のS14およびS15が互いに共同して同請求項に
おける「第1ステップ」の一例を構成しているのであ
る。
【0062】さらに、本実施形態においては、図3のS
12およびS13が互いに共同して請求項7における
「第3ステップ」の一例を構成しているのである。
【0063】さらに、本実施形態においては、図3のS
32およびS33が互いに共同して請求項8における
「第4ステップ」の一例を構成しているのである。
【0064】さらに、本実施形態においては、図3のS
15が請求項10に係る性能解析委託支援方法の一例を
構成し、そのS15における計算結果を表すデータが同
請求項における「参照データ」の一例を構成しているの
である。
【0065】以上、本発明の一実施形態を図面に基づい
て詳細に説明したが、これは例示であり、前記[課題を
解決するための手段および発明の効果]の欄に記載の態
様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、
改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である性能解析支援方法が
実施される際に利用されるハードウエア資源を概念的に
示す系統図である。
【図2】図1における解析者AとBとのそれぞれにおい
て実施される手続の内容とそれら解析者AとBとの間で
やりとりされる情報の内容とを概略的に示す図である。
【図3】図1における解析者AとBとのそれぞれにおい
て実施される手続の流れを時期的に相互に関連付けて示
すフローチャートである。
【図4】前記性能解析支援方法が実施される解析対象の
一例であるサスペンション60を示す斜視図である。
【図5】図1における解析モデルデータにより表される
サスペンション60の解析モデルを示す斜視図である。
【図6】図3におけるS11の内容を説明するための斜
視図である。
【図7】図3におけるS33およびS34の内容を説明
するための斜視図である。
【図8】図3におけるS34ないしS36の内容を説明
するための斜視図である。
【符号の説明】
10 解析者A(解析委託者)のためのコンピュータ 20 解析者B(解析受託者)のためのコンピュータ 30 インターネット 40,50 PU 42,52 メモリ 60 サスペンション 62 コイルスプリング 64 ショックアブソーバ 66 スイングアーム 68 アクスルビーム

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)部分的に他人に委託しつつ解析対
    象の性能解析を行う解析委託者が、その解析対象の属性
    である形状と構造と特性とのうちの形状と構造とに依存
    することによってその解析対象を特定する解析モデルと
    解析委託者用解析プログラムとを用いて前記性能解析を
    行うための解析委託者用コンピュータと、(b)その解
    析委託者から前記性能解析を部分的に受託した解析受託
    者が解析受託者用解析プログラムを用いてその受託した
    性能解析を行うための解析受託者用コンピュータとが通
    信可能に互いに接続されたコンピュータ通信システムに
    より、解析委託者による性能解析と解析受託者による性
    能解析とを支援する性能解析支援方法であって、 前記解析委託者用コンピュータが、前記解析対象をそれ
    の形状および構造よりむしろそれの特性に依存すること
    によって特定する縮退モデルを直接に定義する縮退モデ
    ル直接定義データまたは間接に定義する縮退モデル間接
    定義データを前記解析受託者用コンピュータに送信する
    第1ステップと、 前記解析受託者用コンピュータが、その第1ステップに
    おいて前記解析委託者用コンピュータから送信された縮
    退モデル直接定義データまたは縮退モデル間接定義デー
    タにより作成された前記縮退モデルのもとに前記解析受
    託者用解析プログラムを実行し、その実行によって取得
    された解析結果を表す解析結果データを前記解析委託者
    用コンピュータに送信する第2ステップとを含む性能解
    析支援方法。
  2. 【請求項2】 前記第1ステップが、前記解析委託者用
    コンピュータが、前記解析モデルのもとに前記解析委託
    者用プログラムを実行し、その実行によって取得された
    解析結果を表す第1解析結果データを前記縮退モデル間
    接定義データとして前記解析受託者用コンピュータに送
    信するものであり、 前記第2ステップが、前記解析受託者用コンピュータ
    が、その第1ステップにおいて前記解析委託者用コンピ
    ュータから送信された第1解析結果データに基づき、前
    記解析モデルを参照することなく作成された縮退モデル
    のもとに前記解析受託者用解析プログラムを実行し、そ
    の実行によって取得された解析結果を表す第2解析結果
    データを前記解析結果データとして前記解析委託者用コ
    ンピュータに送信するものである請求項1に記載の性能
    解析支援方法。
  3. 【請求項3】 前記第1ステップが、前記解析委託者用
    コンピュータが、前記解析対象に関するモーダル解析結
    果を表す第1解析結果データを前記縮退モデル間接定義
    データとして前記解析受託者用コンピュータに送信する
    ものであり、 前記第2ステップが、前記解析受託者用コンピュータ
    が、その第1ステップにおいて前記解析委託者用コンピ
    ュータから送信された第1解析結果データに基づき、前
    記解析モデルを参照することなく作成された縮退モデル
    のもとに前記解析受託者用解析プログラムを実行し、そ
    の実行によって取得された解析結果を表す第2解析結果
    データを前記解析結果データとして前記解析委託者用コ
    ンピュータに送信するものである請求項1に記載の性能
    解析支援方法。
  4. 【請求項4】 前記第2ステップが、前記解析受託者用
    コンピュータが、前記作成された縮退モデルのもと、前
    記解析対象を構成する複数の部位のうち、それの特性の
    変更により、その解析対象により実現される性能を最適
    化可能である部位である最適部位を選択するための最適
    化計算を実施し、その計算結果に関する情報を前記解析
    委託者用コンピュータに送信するものである請求項1な
    いし3のいずれかに記載の性能解析支援方法。
  5. 【請求項5】 前記最適化計算の計算結果に関する情報
    が、前記選択された最適部位に関する情報と、その選択
    された最適部位の特性の、前記解析対象の性能が最適化
    されるときの値である最適値に関する情報との少なくと
    も一方を含むものである請求項4に記載の性能解析支援
    方法。
  6. 【請求項6】 さらに、前記第1ステップに先立ち、前
    記解析委託者用コンピュータが第1参考データを前記解
    析受託者用コンピュータに送信する第3ステップであっ
    て、前記第1参考データが、前記解析委託者用解析プロ
    グラムの実行を前記解析対象に関して適正化するために
    その解析委託者用コンピュータへの入力が必要である第
    2参考データを前記解析受託者用コンピュータが作成す
    る際に、その解析受託者用コンピュータへの入力が必要
    であるデータであるものと、 前記第1ステップに先立ち、前記解析受託者用コンピュ
    ータが、前記第3ステップにおいて前記解析委託者用コ
    ンピュータから送信された第1参考データに基づいて前
    記第2参考データを作成し、その作成された第2参考デ
    ータを前記解析委託者用コンピュータに送信する第4ス
    テップとを含み、かつ、前記第1ステップが、 前記解析委託者用コンピュータが、前記第4ステップに
    おいて前記解析受託者用コンピュータから送信された第
    2参考データに基づいて前記解析委託者用解析プログラ
    ムを実行することにより、前記第1解析結果データを作
    成するものである請求項2または3に記載の性能解析支
    援方法。
  7. 【請求項7】 前記第3ステップが、前記解析委託者用
    コンピュータが前記解析モデルのもとに前記解析委託者
    用解析プログラムを実行することにより、前記解析対象
    の入力に対する出力の応答を計算し、その計算結果を表
    すデータを前記第1参考データとして前記解析受託者用
    コンピュータに送信するものである請求項6に記載の性
    能解析支援方法。
  8. 【請求項8】 前記第4ステップが、前記解析受託者用
    コンピュータが、前記解析委託者用コンピュータから送
    信された第1参考データに基づいて前記解析受託者用解
    析プログラムを実行することにより、前記第3ステップ
    において計算された応答に基づいて前記解析対象の性能
    に関する感度を計算し、その計算結果を表すデータを前
    記第2参考データとして前記解析委託者用コンピュータ
    に送信するものである請求項7に記載の性能解析支援方
    法。
  9. 【請求項9】 前記コンピュータ通信システムが、前記
    解析委託者用コンピュータと前記解析受託者用コンピュ
    ータとが通信ネットワークを介して互いに通信可能に接
    続されて構成されたネットワーク化コンピュータ通信シ
    ステムである請求項1ないし8のいずれかに記載の性能
    解析支援方法。
  10. 【請求項10】 解析対象をそれの属性である形状と構
    造と特性とのうちの形状と構造とに依存することによっ
    て特定する解析モデルのもとにその解析対象の性能を解
    析プログラムをコンピュータにより実行することによっ
    て解析する解析者本人が、その解析を少なくとも部分的
    に別の解析者に委託することをコンピュータによって支
    援する性能解析委託支援方法であって、 前記解析者本人が使用するコンピュータが、前記解析対
    象をそれの形状および構造よりむしろそれの特性に依存
    することによって特定する縮退モデルそれ自体、また
    は、前記別の解析者が使用するコンピュータにおいて前
    記解析モデルが参照されることなく前記縮退モデルが作
    成されるために参照されることが必要である参照データ
    を、その別の解析者が使用するコンピュータに送信する
    性能解析委託支援方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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