JP2002182981A - ページング効率を考慮したページ固定装置 - Google Patents

ページング効率を考慮したページ固定装置

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JP2002182981A
JP2002182981A JP2000383125A JP2000383125A JP2002182981A JP 2002182981 A JP2002182981 A JP 2002182981A JP 2000383125 A JP2000383125 A JP 2000383125A JP 2000383125 A JP2000383125 A JP 2000383125A JP 2002182981 A JP2002182981 A JP 2002182981A
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JP
Japan
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page
fixing
queue
processing
paging
Prior art date
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Application number
JP2000383125A
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English (en)
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Yuichiro Nagashima
雄一郎 長島
Chieko Akiba
千江子 秋葉
Haruhiko Usa
治彦 宇佐
Kazuhiro Sato
一浩 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ページアウト処理時におけるページアウト可能
ページ探索処理オーバーヘッドを削減し、特にページ固
定、ページ固定解除が繰り返されるページは、ページン
グ対象なページのうち最もページング対象となりにくく
なるような記憶制御装置を提供する。 【解決手段】ページ固定機能に、ページ固定するページ
を実ページ割当て済みキューの最後に再配置するという
機能を追加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は仮想記憶管理装置を
持つ計算機の記憶装置管理に関する。
【0002】
【従来の技術】仮想記憶管理を採用した計算機システム
では、通常、ページング処理を行うことにより、実装さ
れた主記憶容量よりも大容量な仮想記憶を展開すること
を可能にしている。ページング処理とはページアウト処
理とページイン処理とからなる。ページアウト処理と
は、空き状態のページを作るためにページの内容を補助
記憶装置に退避し、実記憶装置のページ単位に設けられ
ているページ管理情報領域であるPFTEを空きページ
キューにつなぎかえることである。一方ページイン処理
とは、主記憶装置のページに割り当てられていないペー
ジに対してプログラムがアクセスを行った場合に、補助
記憶装置から上記割り当てられていないページの内容を
読み込む処理である。
【0003】理想的には、ページング処理が発生しない
ことが望ましいが、そのためには計算機システムは展開
できる仮想記憶容量と同容量以上の主記憶装置を実装す
る必要があるり、実際には全ての計算機システムが、展
開できる仮想記憶容量と同容量の主記憶装置を実装する
ということは困難である。
【0004】そのため、ページング処理の発生頻度を抑
制しながら、ページアウトするページを選定する方法と
してワーキングセット法がある。この方法では、一定時
間毎にPFTE中の未参照カウンタを設定し、実ページ
が不足した場合は、最近参照しているページ、つまり未
参照カウンタが低いページのみ残し、それ以外のページ
をページアウトし空きページを確保する。上記の手順は
ジョブ単位に割り当てられているページに対して行う。
【0005】一方、この仮想記憶装置を扱う計算機に
は、ユーザが実記憶装置を直接扱う手段としてページ固
定処理がある。
【0006】ページ固定処理とは、ユーザが指定した仮
想記憶ページに対して実ページを固定的に与え、一時的
にページング処理の対象外とすることである(1976
年11月25日、日本コンピュータ協会発行の「オペレ
ーティング・システム」第171頁〜第189頁「3.
6.2.3 ページ置き換えのアルゴリズム」から
「3.6.3.3 ワーキング・セットの理論」までを
参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ページアウト処理では
ページアウト対象ページを、割当て済みキューの先頭か
ら順番に検索する。一方ページ固定処理は、PFTEの
固定ページカウンタのインクリメントを行っている。こ
の際上記従来技術では、ページアウト処理において、ペ
ージ固定されたページのキュー探索オーバーヘッドは考
慮されておらず、ページアウト対象になり得ない固定ペ
ージをページアウトするか確認するオーバーヘッドが生
じている。
【0008】また、たとえば同一の領域を入出力バッフ
ァとして繰り返し利用するようなプログラムは、入出力
処理の度にその領域に対するページ固定、ページ固定解
除を行いながら処理を進めている。このプログラムの一
連の処理の中で、入出力処理と入出力処理との間では上
記入出力バッファはページング対象領域となっており、
ページ固定処理では特に割当て済みキューを操作しない
ので、次回の入出力バッファとして利用される近い将
来、再び入出力バッファとして利用されるにもかかわら
ずページアウトされてしまう可能性がある。
【0009】本発明の目的は、ページアウト処理時にお
けるページアウト可能ページ探索処理オーバーヘッドを
削減し、特にページ固定、ページ固定解除が繰り返され
るページは、ページング対象なページのうち最もページ
ング対象となりにくくなるような記憶制御装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】ページ固定機能に、ペー
ジ固定するページを実ページ割当て済みキューの最後に
再配置するという機能を追加する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下の図面
を用いて詳細に説明する。
【0012】固定ページとは、ある実ページを保証して
割り当てられた仮想ページである。ユーザが指定した仮
想記憶ページに対して実ページを固定的に与え、一時的
にページング処理の対象外とすることである。
【0013】ある仮想ページを固定ページにすることを
ページ固定する、という。
【0014】図1は本発明の構成図である。記憶装置制
御部101は、仮想記憶と実記憶の管理をするものであ
り、ページング制御部102とページ固定制御部103
からなる。ページング制御部102は、ページイン処理
部104、ページアウト処理部105、未参照カウンタ
更新処理部106からなる。ページ固定処理部103
は、ページ固定制御部107とキュー最適化制御部10
8からなる。
【0015】図2はテーブル構造図である。201はペ
ージ管理情報領域であるPFTEの概要である。次のP
FTEのアドレスを持つ前方向ポインタ、前のPFTE
のアドレスを持つ後方向ポインタ、未参照カウンタ、固
定ページカウンタ情報を保持する。
【0016】未参照カウンタは未参照カウンタ更新処理
によって更新される。固定ページカウンタはページ固定
処理において更新される。202は実ページ割当て済み
キューである。仮想ページに割り当てられている実ペー
ジはこのキューで管理される。203は空きページキュ
ーである。仮想ページに割り当てられていない実ページ
はこのキューにより管理される。
【0017】図3は未参照カウンタ更新処理を示すフロ
ーであり、図1の106を表す。割当て済みページキュ
ーの先頭から最後まで以下の処理を行う(301)。前
回の未参照カウンタ更新処理からページが更新されてい
るかを判別し(302)、当PFTEの該当ページが参
照されなかった場合は未参照カウンタに1を加える(3
03)。参照された場合は未参照カウンタを0にする
(304)。以上を行ったのち、次のPFTEに進む
(305)。
【0018】図4はページアウト処理を示すフローであ
り、図1の105を表す。いくつ以上の未参照カウンタ
のページをページアウト対象するのかを得(401)、
キューの終端まで処理を行うか、要求ページ数をページ
アウトするまで403〜405を繰り返す(402)。
該当PFTEが、対象となる未参照カウンタかどうかを
判定し(403)、対象となればページイン処理を行う
(404)。ページイン処理は図5で詳しく説明する。
以上を行ったのち、次のPFTEに進む(405)。
【0019】図5はページイン処理を示すフローであ
り、図1の104を表す。空きページキューのヘッダを
2番目につなぎかえ(501)、1番目のキューを実ペ
ージ割当て済みキューの末尾に付け加える(502)。
【0020】図6はページ固定処理を示すフローであ
り、図1の107を表す。最初にページ固定要求元から
仮想ページのアドレスをうけとる(601)。次に仮想
ページに対応する実ページが存在するかの判定を行い
(602)、実ページが存在しない場合はページイン処
理を行う(603)。ページイン処理については図5で
詳細に説明する。そして該当仮想ページに対して現在の
実ページが固定されたことを示すフラグをセットし(6
04)、キュー最適化処理を行う(605)。このキュ
ー最適化処理については図7で詳細に説明する。
【0021】図7はキュー最適化制御を示すフローであ
り、図1の108を表す。実ページ割当て済みキューか
ら該当するPFTEを外す処理を行い(701)、70
1で外したPFTEを実ページ割当て済みキューの末尾につ
なげる(702)。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、ページアウト処理時に
おけるページアウト可能ページ探索処理オーバーヘッド
を削減し、特にページ固定、ページ固定解除が繰り返さ
れるページは、ページング対象なページのうち最もペー
ジング対象となりにくくなるような記憶制御装置を提供
することが可能になる。これにより、より効率的な主記
憶管理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるページング効率を考
慮したページ固定装置の構成図である。
【図2】本発明の実施の形態によるページ管理の形式を
示すデータ構造図である。
【図3】本発明の実施の形態による未参照カウンタ更新
処理の動作手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態によるページアウト処理の
動作手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態によるページイン処理の動
作手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態によるページ固定処理の動
作手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態によるキュー最適化処理の
動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101…記憶装置制御部、102…ページング制御部、
103…ページ固定制御部、104…ページイン処理
部、105…ページアウト処理部、106…未参照カウ
ンタ更新処理部、107…実ページ固定割り当て処理
部、108…キュー最適化制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇佐 治彦 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内 (72)発明者 佐藤 一浩 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内 Fターム(参考) 5B005 JJ11 MM31

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仮想記憶管理装置を持ち、ページ固定機
    能を有する計算機システムにおいて、ページ固定処理中
    でPFTEキューを最適化し、未参照カウンタ更新処
    理、及びページアウト処理を効率化する機能を有するペ
    ージ固定装置。
JP2000383125A 2000-12-12 2000-12-12 ページング効率を考慮したページ固定装置 Pending JP2002182981A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000383125A JP2002182981A (ja) 2000-12-12 2000-12-12 ページング効率を考慮したページ固定装置

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ID=18850833

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009026310A (ja) * 2007-07-16 2009-02-05 Hewlett-Packard Development Co Lp データ記憶方法
DE102012018608A1 (de) 2011-09-22 2013-03-28 Sumitomo Chemical Company, Limited Harzzusammensetzung, Verfahren zur Herstellung derselben und Formgegenstand, der diese verwendet

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JP2009026310A (ja) * 2007-07-16 2009-02-05 Hewlett-Packard Development Co Lp データ記憶方法
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