JP2002179212A - 建築設備資材に係る商品の流通システム、流通方法及び流通プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

建築設備資材に係る商品の流通システム、流通方法及び流通プログラムを記録した記録媒体

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JP2002179212A
JP2002179212A JP2000379053A JP2000379053A JP2002179212A JP 2002179212 A JP2002179212 A JP 2002179212A JP 2000379053 A JP2000379053 A JP 2000379053A JP 2000379053 A JP2000379053 A JP 2000379053A JP 2002179212 A JP2002179212 A JP 2002179212A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従前からの商品流通を行う場を維持した状態
で、同商品流通の途中における商品保管の負担を低減さ
せることができるとともに、商品流通の迅速化を図るこ
とができる建築設備資材に係る商品の流通システム、流
通方法及び流通プログラムを記録した記録媒体を提供す
る。 【解決手段】 メーカーのサーバ10と、問屋及び工事
業者の本社のパソコン11,12とがインターネット1
4を介して情報通信可能とされている。そして、メーカ
ー及び問屋が商品販売を承認した工事業者に対して識別
コードを付与し、工事業者のパソコン12から送信され
た識別コードをサーバ10側が判別したうえで給水管を
メーカーが工事業者に直接納入する。さらに、前記給水
管の取引代金を工事業者から問屋に支払い、問屋がメー
カーに支払うようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば建築物内
において湯水供給側としてのヘッダーと、湯水消費側と
しての給水栓との間に配設される給水管を製造、販売す
るメーカーと、そのメーカーから給水管を購入する問屋
と、給水管を使用する工事業者との間での給水管の流通
を迅速化し、管理を容易とする建築設備資材に係る商品
の流通システム、流通方法及び流通プログラムを記録し
た記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば建築設備資材に係る商
品としての給水管の流通が行われる場は、メーカーと、
第x購入者、即ちxを1とした場合の第1購入者である
問屋と、第(x+1)購入者、即ちxを1とした場合の
第2購入者としての工事業者とから成立している。前記
メーカーは給水管を製造、販売し、問屋はメーカーから
給水管を購入して倉庫等に保管しておくものである。さ
らに、工事業者は問屋から給水管を購入し、その給水管
を使用して給排水の設備工事を行うものである。
【0003】上記流通の場において、工事業者に給水管
が納入され、給水管の代金決済が完了するまでの流通経
路は、先ず、問屋が長さ、内径等が異なる複数種類の給
水管をメーカーから購入し、その購入した給水管を問屋
が所有する倉庫に保管しておく。次いで、工事業者が工
事現場で必要とする長さ、内径等の給水管及びその個数
等を電話、ファクシミリ又は問屋に直接出向いて注文す
る。工事業者からの注文を受けた問屋は倉庫に保管され
ている給水管のなかから当該工事業者の注文に見合う給
水管を選択し、その給水管を工事業者に配送、配達等し
て納入する。そして、給水管が納入された工事業者は給
水管の代金を問屋に支払うことにより給水管の流通が完
了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、給水管にお
いては、その給水管が使用される現場によって必要長
さ、必要内径等が異なるため、長さ、内径等が複数種類
必要とされる。そのため、問屋が工事業者の注文に確実
に対応するために、問屋は多種の給水管を複数種類に亘
って倉庫に保管しなければならず、その保管、管理が非
常に煩雑であるという問題があった。
【0005】また、万一、工事業者から注文された給水
管が倉庫に保管されていない場合には、問屋はその給水
管をメーカーに注文して取り寄せ、その後、工事業者に
納入することになる。そのため、給水管が問屋の倉庫に
保管されている場合と比較して、工事業者による注文か
ら当該給水管が工事業者に納入されるまでの期間が長く
なってしまい、その給水管を使用した工事が進まず工事
全体の進行の妨げになるという問題もあった。
【0006】そこで、流通の場において、問屋をなくし
て工事業者からメーカーに給水管を直接注文することが
考えられる。しかし、従来より問屋は工事業者と給水管
の取引を直接行っているため、工事業者の経営状態を把
握することが可能である。即ち、流通の場においては、
問屋は工事業者の経営状態、資金状態等を判断し、その
工事業者と取引を行うことができるか否かを判断する役
割を担っている。従って、流通の場において、問屋の存
在をなくすと、メーカーは問屋の代わりに工事業者の経
営状態、資金状態等を把握し、給水管の取引を行うか否
かの判断を行わなければならず、多数存在する工事業者
に対して取引を行うか否かの判断を行うのは非常に困難
であるという問題があった。
【0007】この発明は、このような従来技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、従前からの商品流通を行う場を維持した状
態で、同商品流通の途中における商品保管の負担を低減
させることができるとともに、商品流通の迅速化を図る
ことができる建築設備資材に係る商品の流通システム、
流通方法及び流通プログラムを記録した記録媒体を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の建築設備資材に係る商品
の流通システムは、サーバの情報通信手段と、建築設備
資材に係る商品を製造販売する販売者から商品を購入す
る第x購入者(なお、以下xは任意の自然数とする)を
介して前記販売者から商品を購入する第(x+1)購入
者の情報通信手段とが通信回線を介して情報通信可能と
され、前記サーバに建築設備資材に係る商品に関する情
報を提供する情報提供手段と、前記販売者及び前記第x
購入者のうちの少なくとも第x購入者が商品販売を承認
した前記第(x+1)購入者に対して付与した識別コー
ドを記憶管理する識別コード管理手段と、第(x+1)
購入者側からの商品の注文情報に含まれる前記識別コー
ドと前記識別コード管理手段に予め記憶された識別コー
ドとを照合して一致又は不一致を判別する判別手段とを
備え、サーバにおいて、第(x+1)購入者からの識別
コードを判別手段により照合し、同第(x+1)購入者
が前記販売者及び前記第x購入者のうちの少なくとも第
x購入者に承認されたものであると判別された場合に前
記注文情報に基づく商品を販売者が第(x+1)購入者
に直接納入し、前記商品の代金を第(x+1)購入者か
ら第x購入者に支払い、その第x購入者が前記代金を販
売者に支払うように構成したものである。
【0009】請求項2に記載の発明の建築設備資材に係
る商品の流通システムは、請求項1に記載の発明におい
て、前記サーバには、第(x+1)購入者からの商品の
注文情報を、前記サーバと通信回線を介して情報通信可
能とされた第x購入者の情報通信手段に通知する通知手
段を備えたものである。
【0010】請求項3に記載の発明の建築設備資材に係
る商品の流通システムは、請求項1又は請求項2に記載
の発明において、前記サーバには、第(x+1)購入者
からの商品の注文情報を、第x購入者及び第(x+1)
購入者のうちの少なくともいずれか一方から確認可能と
すべく前記注文情報を第x購入者及び第(x+1)購入
者のうちの少なくともいずれか一方の情報通信手段に表
示する表示手段を備えたものである。
【0011】請求項4に記載の発明の建築設備資材に係
る商品の流通システムは、請求項1〜請求項3のいずれ
か一項に記載の発明において、前記第(x+1)購入者
は、建築設備資材に係る商品を使用する少なくとも一箇
所の現場に設置される事業所と、同事業所を管理する本
部とよりなり、前記サーバと、事業所の情報通信手段及
び本部の情報通信手段と通信回線を介して情報通信可能
とされ、サーバには、前記事業所からの商品の注文情報
を本部の情報通信手段に通知する通知手段を備えたもの
である。
【0012】請求項5に記載の発明の建築設備資材に係
る商品の流通システムは、請求項1〜請求項4のいずれ
か一項に記載の発明において、前記サーバには、販売者
及び第x購入者のうちの少なくとも第x購入者が商品販
売を拒否した第(x+1)購入者に付与した識別コード
を抹消する抹消手段を備えたものである。
【0013】請求項6に記載の発明の建築設備資材に係
る商品の流通システムは、請求項1〜請求項5のいずれ
か一項に記載の発明において、前記第(x+1)購入者
からの注文情報には商品の納入先を指定する納入先情報
が含まれているものである。
【0014】請求項7に記載の発明の建築設備資材に係
る商品の流通システムは、請求項1〜請求項6のいずれ
か一項に記載の発明において、前記識別コードは第x購
入者を表示する第x購入者表示桁と、第(x+1)購入
者を表示する第(x+1)購入者表示桁とよりなる複数
桁で構成されているものである。
【0015】請求項8に記載の発明の建築設備資材に係
る商品の流通システムは、請求項1〜請求項7のいずれ
か一項に記載の発明において、前記販売者は建築設備資
材に係る商品を製造するメーカーで、第x購入者は問屋
で、第(x+1)購入者は建築設備資材に係る商品を使
用して工事を行う工事業者であるものである。
【0016】請求項9に記載の発明の建築設備資材に係
る商品の流通システムは、請求項1〜請求項8のいずれ
か一項に記載の発明において、前記商品は建築物内にお
いて湯水供給側と湯水消費側との間に配設される給水管
又は給湯管である。
【0017】請求項10に記載の発明の建築設備資材に
係る商品の流通方法は、サーバの情報通信手段と、建築
設備資材に係る商品を製造販売する販売者から商品を購
入する第x購入者(なお、以下xは任意の自然数とす
る)を介して前記販売者から商品を購入する第(x+
1)購入者の情報通信手段との間で通信回線を介して情
報通信を可能とし、サーバは建築設備資材に係る商品に
関する情報を提供するとともに、前記販売者及び前記第
x購入者のうちの少なくとも第x購入者が商品販売を承
認した前記第(x+1)購入者に対して付与した識別コ
ードを記憶管理し、第(x+1)購入者は商品の注文情
報をサーバへ送信させ、サーバでは商品の注文情報に含
まれる前記識別コードとサーバに予め記憶された識別コ
ードとを照合して一致又は不一致を判別し、同第(x+
1)購入者が前記販売者及び前記第x購入者のうちの少
なくとも第x購入者に承認されたものであると判別され
た場合に第(x+1)購入者からの注文情報に基づく商
品を販売者が第(x+1)購入者に直接納入し、第(x
+1)購入者からは前記商品の代金を第x購入者に支払
い、その第x購入者が前記代金を販売者に支払うことを
特徴としたものである。
【0018】請求項11に記載の建築設備資材に係る商
品の流通プログラムを記録した記録媒体は、前記請求項
10に記載の商品流通方法を実行するプログラムを記録
したものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を建築設備資材に係
る商品としての給水管における商品流通システムに具体
化した第1実施形態を図面に従って説明する。
【0020】(第1実施形態)図1に示すように、本実
施形態に係る給水管の流通システムを管理することにな
るコンピュータシステム(以下、「サーバ」という。)
10の情報通信手段と、xを1とした場合の第x購入者
としての第1購入者である問屋及び第(x+1)購入者
としての第2購入者である工事業者それぞれに設置され
た情報通信手段としての端末装置(以下、「パソコン」
という。)11,12とは通信回線としてのインターネ
ット14を介して互いに情報通信可能に接続されてい
る。
【0021】前記工事業者は給水管を使用して工事を行
う複数の現場に設置される事業所と、それら事業所を管
理する本部としての本社とからなっており、第1実施形
態における工事業者は本社のことを示し、パソコン12
は本社に設置されているものとする。なお、給水管は建
築物内において、例えば湯水供給側としてのヘッダー
と、湯水消費側としての給水栓との間に配設されるもの
である。そして、建築物外の水道管に接続されたヘッダ
ーから給水栓に給水を可能とする可撓性を有する管状の
もので、その軸線方向への長さ、内径、外径、肉厚等複
数種類設定されている。
【0022】サーバ10は販売者としての給水管を製造
販売するメーカーに設置され、前記問屋は給水管の流通
システムを利用してメーカーから給水管を購入し、工事
業者は前記問屋を介してメーカーから給水管を購入する
ものである。
【0023】前記問屋及び工事業者の各パソコン11,
12には図示しないキーボード、マウス、ディスプレイ
等が備えられており、キーボード等の操作に基づきサー
バ10側にアクセス可能とされ、そのディスプレイ上に
はサーバ10側から送信される各種の情報が表示される
ようになっている。
【0024】一方、前記サーバ10には、CPU等から
構成され、各部の制御、データの転送、種々の演算等を
行う情報提供手段、判別手段及び通知手段として機能す
る制御装置16が設けられている。そして、この制御装
置16には、インターネット14を介して接続された前
記各パソコン11,12とのデータの送受信(情報の授
受)を制御する情報通信手段としての送受信制御手段1
7が接続されている。
【0025】また、前記制御装置16には、後述する各
種データベース18,19とともに、給水管の流通プロ
グラムが記録された記録媒体(CD−ROM等)20か
ら図示しない読み取り装置を介して該プログラムを読み
取り記憶した記憶装置21が接続されている。なお、こ
の記憶装置21には、給水管の流通プログラムの他に、
前記サーバ10のオペレーションソフトプログラムが記
憶されると共に、前記各パソコン11,12から送信さ
れてきた各種情報及び制御装置16による各種演算内容
が一時的に記憶されるようになっている。
【0026】前記各データベース18,19のうち商品
データベース18(図1では商品DBと図示)には、問
屋及び工事業者からの給水管の注文のために提供される
各種の商品情報が商品情報ファイルとして登録されてい
る。即ち、この商品情報ファイルには、合成樹脂製の給
水管、給湯管、接続用ボックス、継手、ヘッダー、鞘
管、リフォーム用部材、エアコン配管材、地中埋設管、
エルボ管等といった各種商品メニューが登録されてい
る。そして、各商品メニュー毎に、商品名、料金、商品
番号、当該商品の写真、特徴等が登録されている。
【0027】前記各データベース18,19のうちの識
別コード管理手段としての識別コードデータベース19
(図1では識別コードDBと図示)には、メーカー及び
問屋の両者が給水管の販売を承認した工事業者に対して
付与した識別コード情報が識別コードファイルとして格
納記憶されている。すなわち、この識別コードファイル
にはメーカーが製造した各商品を購入可能となっている
工事業者を識別する工事業者名、住所、電話番号、代表
者名等の情報が登録されている。
【0028】ここで、メーカーと取引を行う、即ちメー
カーから給水管を購入する工事業者は各地に多数点在し
ているため、メーカーが全ての工事業者の経営状態、資
金状態等を把握し、給水管の販売を行うことができるか
否かを判断するのは困難である。この給水管の流通シス
テムにおいて、問屋に対して、工事業者は給水管の代金
を支払うことになるため、問屋は工事業者と直接取引を
行いその工事業者の経営状態等を把握することが可能に
なっている。従って、工事業者に識別コードを付与する
か否かを判断するのは実質的には問屋が行い、メーカー
がそれを承認するようになっている。また、識別コード
は、工事業者、問屋及びメーカーの間で予め設定され、
メーカー側でサーバ10の識別コードデータベース19
に入力されている。
【0029】前記識別コードは、1又は複数桁よりなる
問屋を示す第1購入者表示桁と、1又は複数桁よりなる
工事業者を示す第2購入者表示桁とを組み合わせた複数
桁の数字で表示されている。例えば問屋をA1とし、工
事業者をA2とすると、工事業者の識別コードはA1A
2と設定され、この識別コードは商品の代金の支払われ
る順序を示しているものである。
【0030】即ち、商品の代金は工事業者(A2)から
問屋(A1)に支払われ、さらに、問屋からメーカーに
支払われることを示している。なお、第1実施形態では
識別コードをA1A2としたが、識別コードデータベー
ス19に登録されていない工事業者等の外部からのサー
バ10への不正アクセスや商品の不正注文を防止するた
め、識別コードは5桁、6桁、7桁又はそれ以上の複雑
のものに設定するのが好ましい。そして、給水管の流通
の場は、メーカー、問屋及び工事業者により成立してい
る。
【0031】次に、上記のように構成された給水管の流
通システムにおける購入手順を図2に示すフローチャー
トに基づいて説明する。尚、以下の説明では、給水管購
入のためにパソコン11を操作する者を問屋、パソコン
12を操作する者を工事業者(本社)という。また、以
下においては、図1に示すパソコン12が操作されて、
まず、各商品メニューのうちから「給水管」という商品
が選択され、その選択決定された給水管の購入代金の決
済が完了するまでを図2に示すフローチャートに基づい
て説明するものとする。
【0032】さて、前記工事業者の操作に基づきパソコ
ン12がインターネット14を介してサーバ10にアク
セスすると、制御装置16は、前記パソコン12のディ
スプレイに対して商品選択のための商品選択画面を表示
させる制御を行い、工事業者に各商品のうちから少なく
とも何れか一つを選択するように促す(ステップ(以
下、「S」と略す。)101)。なお、その際に表示さ
れる商品選択画面には、給水管、給湯管、接続用ボック
ス、継手、ヘッダー、鞘管、リフォーム用部材、エアコ
ン配管材、地中埋設管、エルボ管等の建築設備資材に係
る商品が表示され、さらに各商品についての商品名、料
金、商品番号、当該商品の写真、特徴等が表示されてい
るものとする。
【0033】ここでは前述したように、工事業者が前記
商品のうちから給水管を選択し、その選択情報をサーバ
10側へ送信したとする。すると、この選択情報の受信
を検知した制御装置16は、商品データベース18に登
録されている全ての商品情報の中から、給水管情報に見
合う商品情報を読み出す。そして、当該読み出し情報に
基づく1又は複数の給水管に関する表示情報を列挙した
詳細商品画面を前記パソコン12のディスプレイに表示
させる制御を行うと同時に、工事業者には、長さ、内
径、外径、肉厚等の希望に見合った給水管の選択を行う
ように促す(S102)。この詳細商品画面には、給水
管の軸線方向への長さ、外径、内径、肉厚等の詳細な情
報が表示されている。
【0034】ここで、工事業者が前記ディスプレイ上の
詳細商品画面において、所望の給水管を選択し、同画面
上において、画面表示進行を希望する旨の選択操作を行
うと、制御装置16はパソコン12のディスプレイに対
して商品注文画面を表示させる制御を行い、同画面上に
おいて工事業者に所定情報の入力を促す(S103)。
この商品注文画面には、工事業者の識別コード(A1A
2)を入力するための欄が表示され、また、購入予定の
商品番号、個数等の商品注文のための各種情報及び給水
管の納入先を示す納入先情報を入力するための欄が表示
されている。なお、第1実施形態では給水管の納入先は
工事業者の本社に設定されているものとする。
【0035】そして、工事業者が当該商品注文画面の各
欄に対して、それぞれ必要事項を入力し、注文情報をサ
ーバ10側へ送信すると、制御装置16は、一旦、その
注文情報を記憶装置21に記憶させる。
【0036】さて、前記注文情報の受信を検知した判別
手段である制御装置16は、当該注文情報に含まれる識
別コードを識別コードデータベース19に登録されてい
る全ての識別コードと照合して両者の一致又は不一致を
判別する(S104)。ここで、両者が不一致と判別さ
れた場合(S104でNO)、制御装置16は、前記パ
ソコン12のディスプレイに対して前記商品注文画面を
再表示させ、当該工事業者に識別コードの再入力を促す
(又は、その後の処理を中止するか否かの問い合わせを
行う。)。
【0037】一方、両者が一致すると判別された場合
(S104でYES)、制御装置16はその注文情報を
記憶装置21から読み出し、パソコン12のディスプレ
イに対して当該注文情報に基づいた内容を表示した注文
内容確認画面を表示させる制御を行うとともに(S10
5)、その画面表示内容に誤りがあるか否かの確認を工
事業者に促す(S106)。
【0038】前記注文内容確認画面には、工事業者の識
別コード、購入予定の商品番号、個数等の情報や給水管
の納入先情報が表示されており、画面上の表示における
購入予定の商品に関する内容に誤りがなかったら注文情
報に基づく商品の申し込みをする旨の情報を送信する
(S106でYES)。すると、制御装置16は、一
旦、前記注文内容確認画面に表示した工事業者等に関す
る注文情報を記憶装置21に記憶させる。
【0039】なお、ここで前記注文内容確認画面の表示
内容に誤りがあった場合は、取り消し又は変更情報を送
信する(S106でNO)。すると、制御装置16は、
前記S103に戻り、前記パソコン12のディスプレイ
に対して前記商品注文画面を再表示させ、工事業者に各
欄の再入力を促す。そして、以後、同様にS106まで
の処理が実行される。
【0040】前記S106の判定結果が肯定(YES)
の場合、即ち、前記注文情報の送信があった場合、サー
バ10側であるメーカーでは工事業者から注文のあった
当該給水管の選定又は製造、梱包の手続きが採られ、さ
らに、注文情報に含まれる給水管の納入先情報に基づい
て工事業者への発送等の納入手続が採られる。
【0041】すると、サーバ10側の制御装置16は、
工事業者のパソコン12のディスプレイに対して納入手
続きが一応終了したことを通知する。即ち、メーカーが
工事業者からの給水管の注文を受注して当該給水管を工
事業者に納入するのに必要な手続きが完了したことを工
事業者に通知するため、記憶装置21に記憶された前記
注文情報を読み出し、その読み出し情報に基づく結果通
知画面を表示させる制御を行う(S107)。この結果
通知画面には、申し込まれた商品番号、個数、納入先等
を確認可能とする情報が表示されている。そして、工事
業者から注文された給水管はメーカー側から発送、運搬
等され、メーカー側から納入先情報に従って工事業者の
本社に直接納入される。工事業者に納入された給水管は
工事業者から所定の事業所に配送される。又は一時的に
本社に保管され、その保管された給水管を事業所が直接
引き取りに来て事業所へ運搬される。
【0042】さらに、表示手段である制御装置16は前
記注文情報を問屋のパソコン11に送信して、そのパソ
コン11のディスプレイに注文情報を表示させる制御を
行い(S108)、工事業者からメーカーに給水管の注
文があったことを問屋に通知する。その結果、問屋は工
事業者からの給水管の注文があったことが認識される。
【0043】続いて、工事業者が前記結果通知画面上に
おいて内容確認済みを表す所定操作を行うと、制御装置
16はパソコン12のディスプレイに代金決済のための
代金決済画面を表示させる制御を行う(S109)。こ
の代金決済画面には、給水管の代金の払込人氏名(工事
業者名)、給水管の代金、払込期日、代金の払込先、代
金の受取人名等の代金決済するために必要な情報が表示
されている。なお、代金の受取人は問屋に設定されてい
る。
【0044】そして、工事業者は給水管の代金を郵便振
込、銀行振込、口座引き落とし等の各種方法により又は
直接手渡しにより問屋に支払う。その代金を受け取った
問屋は、上記と同様に郵便振込、銀行振込、口座引き落
とし等の各種方法により又は直接手渡しにより代金をメ
ーカーに支払う。その結果、給水管の代金が工事業者か
ら問屋を介してメーカーに支払われて給水管の代金が決
済される。従って、従前のメーカー、問屋及び工事業者
からなる商品流通を行う場を維持して給水管の流通が円
滑かつ迅速に行われる。
【0045】前記第1実施形態によって発揮される効果
について、以下に記載する。 ・ メーカー及び問屋が給水管を販売してもよいと承認
された工事業者に対して識別コードが付与され、その識
別コードが付与された工事業者はインターネット14を
介してメーカーに給水管の注文を直接行うことができる
とともに、メーカーから給水管を直接受け取ることがで
きる。その結果、工事業者が問屋から給水管を購入する
従来と異なり、問屋は工事業者の注文に確実に対応する
ために、多種の給水管を複数種類に亘って保管する必要
がなく問屋における給水管の保管、管理の簡易化を図る
ことができる。
【0046】また、同様に、工事業者から注文された給
水管が問屋の在庫になく、当該給水管を問屋がメーカー
に注文、納入された後、工事業者に販売する手間が省
け、工事業者からの給水管注文から納入までの期間が長
くなるといった不具合をなくすことができるとともに、
工事進行の妨げをなくすことができる。そして、給水管
の代金は工事業者から問屋へ支払われ、その問屋からメ
ーカーに支払われるため、メーカー、問屋及び工事業者
からなる給水管の流通の場を崩すことなく給水管の流通
を迅速かつ容易に行うことができる。
【0047】・ 問屋は工事業者から給水管の代金を受
け取るように設定されているため、工事業者の経営状態
等を把握することができ、工事業者に識別コードを付与
して給水管を信頼を持って販売することが可能か否かを
判断することができる。従って、多数存在する工事業者
の経営状態等をメーカーが把握、さらに識別コードを付
与して給水管を販売する場合と比較して代金の未回収等
の不具合の発生を少なくすることができる。
【0048】・ 工事業者のパソコン12からサーバ1
0側に送信された給水管の注文情報はインターネット1
4を介して問屋のパソコン11に通知される。そのた
め、メーカーが電話やファクシミリ等で注文情報を問屋
に連絡して、工事業者から給水管の注文があったことを
通知する場合と異なり、工事業者からの注文を問屋は即
座に認識することができる。また、万一、メーカーから
連絡がない場合と異なり、工事業者から給水管の代金が
支払われるのを前もって確認しておくことができる。
【0049】・ 工事業者名、住所等の工事業者に関す
る情報は識別コードとして識別コードデータベース19
に登録されているため、工事業者は識別コードを入力す
るだけで給水管の注文を行うことができ、住所、電話番
号等の工事業者に関する詳細情報を入力する手間が省
け、注文作業の簡易化を図ることができる。
【0050】・ 給水管の注文情報には給水管の納入先
情報が含まれているため、メーカーはその納入先情報に
基づいて給水管を工事業者に納入することができる。従
って、給水管の注文情報を受けた後、電話等により給水
管の納入先を工事業者に問い合わせる場合と比較して給
水管の納入完了までの期間を短縮することができる。
【0051】・ 識別コードは複数桁の数字により形成
されているため、注文情報において問屋名及び工事業者
名を直接入力する場合と異なり、顧客情報等を外部に漏
れにくくすることができる。
【0052】・ 問屋は、工事業者の注文に確実に対応
するために、長さ、内径、外径、肉厚等が異なる給水管
を複数種類保管する必要がなくなる。従って、問屋にお
ける在庫管理等の簡易化を図ることができる。
【0053】(第2実施形態)以下、第2実施形態にお
いては、上記第1実施形態と異なる点について主に説明
する。
【0054】図3に示すように、サーバ10と、前記工
事業者の事業所に設置される情報通信手段としての端末
装置(以下、「パソコン」という。)22とは通信回線
としてのインターネット14を介して互いに情報通信可
能に接続されている。また、前記事業所のパソコン22
は工事業者の本社のパソコン12及び問屋のパソコン1
1とインターネット14を介して互いに情報通信可能に
接続されている。
【0055】事業所の識別コードは基本構成は本社の識
別コードと同じに設定され、細部で事業所を判別可能に
構成されている。例えば、本社の識別コードはA1A2
と設定され、事業所の識別コードはA1A2−1と設定
されている。前記サーバ10の制御装置16は、前記情
報提供手段、判別手段及び通知手段の他に、事業所のパ
ソコン22から送信された情報を本社のパソコン12に
通知する通知手段として機能するようになっている。
【0056】さて、第2実施形態の給水管の流通システ
ムにおける購入手順を図4に示すフローチャートに基づ
いて説明する。尚、以下の説明では、給水管購入のため
にパソコン11を操作する者を問屋、パソコン12を操
作する者を本社及びパソコン22を操作する者を事業所
という。また、以下においては、図3に示すパソコン2
2が操作されて、まず、各商品メニューのうちから「給
水管」という商品が選択され、その選択決定された給水
管の購入代金の決済が完了するまでを図4に示すフロー
チャートに基づいて説明するものとする。
【0057】さて、前記事業所の操作に基づきパソコン
22がインターネット14を介してサーバ10にアクセ
スすると、第1実施形態と同様に、制御装置16は、前
記パソコン22のディスプレイに対して商品選択画面を
表示させる制御を行い、事業所に各商品のうちから少な
くとも何れか一つを選択するように促す(S201)。
次いで、事業所が前記商品のうちから給水管を選択し、
その選択情報をサーバ10側へ送信したとする。する
と、第1実施形態のS102と同様に詳細商品画面を前
記パソコン22のディスプレイに表示させる制御を行う
と同時に、事業所には、長さ、内径、外径、肉厚等の希
望に見合った給水管の選択を行うように促す(S20
2)。
【0058】ここで、事業所が前記ディスプレイ上の詳
細商品画面において、所望の給水管を選択し、同画面上
において、画面表示進行を希望する旨の選択操作を行う
と、制御装置16はパソコン22のディスプレイに対し
て商品注文画面を表示するように制御を行い、同画面上
において事業所に所定情報の入力を促す(S203)。
【0059】そして、事業所が識別コード、給水管の納
入先情報等の必要事項を入力し、注文情報をサーバ10
側へ送信すると、制御装置16は、一旦、その注文情報
を記憶装置21に記憶させる。以下、第1実施形態にお
けるS104〜S106に対応するS204〜S206
が行われる。前記S206の判定結果が肯定(YES)
の場合、サーバ10側であるメーカーでは事業所から注
文のあった当該給水管の選定又は製造、梱包、納入先情
報に基づく給水管の発送等の納入手続が採られる。
【0060】すると、サーバ10側の制御装置16は、
事業所のパソコン22のディスプレイに対して納入手続
きが一応終了したことを通知するために、結果通知画面
を表示させる制御を行う(S207)。そして、事業所
から注文された給水管はメーカー側から発送、運搬等さ
れ、メーカー側から事業所に直接納入される。
【0061】さらに、制御装置16は事業所から送信さ
れた注文情報を本社のパソコン12に対して送信してデ
ィスプレイに注文情報を表示するように制御を行う(S
208)。すると、本社は事業所からの給水管の注文が
あったことが認識される。また、制御装置16は前記注
文情報を問屋のパソコン11に送信する制御を行い(S
209)、事業所、即ち工事業者からメーカーに給水管
の注文があったことを問屋に通知する。その結果、問屋
は事業所、即ち工事業者からの給水管の注文があったこ
とが認識される。
【0062】続いて、第1実施形態のS109に対応す
るS210が行われて、給水管の代金決済が行われ、従
前のメーカー、問屋及び工事業者からなる流通経路を崩
すことなく給水管の流通が円滑かつ迅速に行われる。
【0063】第2実施形態の給水管の流通システムにお
いては、給水管が使用される施工現場に設置された事業
者からの注文を受けたメーカーが、注文を受けた給水管
を事業所に直接納入するようにした。そのため、本社か
らメーカーに注文をし、給水管が本社に納入された後、
その本社から事業所に給水管が納入される場合と比較し
て、給水管が事業所に納入されるまでの期間を短くする
ことができ、工事進行が遅れたりするという不具合を少
なくすることができる。
【0064】また、事業所からメーカーに出された注文
はサーバ10から本社のパソコン12に送信されるた
め、本社は事業所での給水管の発注状況を把握すること
ができる。従って、給水管等の商品の事業所における発
注状況を、事業所に直接出向いたり、電話等で確認した
りする手間を省くことができる。
【0065】なお、本実施形態は、次のように変更して
具体化することも可能である。 ・ 各実施形態では建築設備資材に係る商品として給水
管の流通システムに具体化したが、商品を給湯管、接続
用ボックス、継手、ヘッダー、鞘管、リフォーム用部
材、エアコン配管材、地中埋設管、エルボ管等に具体化
してもよい。
【0066】・ 各実施形態では識別コードを複数桁の
数字で形成したが、識別コードをバーコード、ローマ字
等で形成してもよく、問屋名、本社名、事業所名を直接
表示して形成してもよい。さらに、識別コードを問屋、
本社、事業所の電話番号、FAX番号等にしてもよい。
【0067】・ 各実施形態において、問屋又は問屋及
びメーカーの両者が識別コードデータベース19に既に
格納記憶されている工事業者(本社及び事業所のうちの
少なくともいずれか一方)の識別コードを抹消したいと
希望し、問屋のパソコン11から該当する識別コードの
抹消を希望する旨の情報をサーバ10に送信した場合、
該当する工事業者(本社及び事業所のうちの少なくとも
いずれか一方)の識別コードを、識別コードデータベー
ス19から抹消する制御を行う抹消手段を制御装置16
に設けてもよい。
【0068】例えば、メーカー及び問屋のうちの少なく
とも問屋が、特定の本社の経営状態がよくないと判断
し、その本社に対する商品販売を拒否した場合は、特定
の本社の識別コードの抹消を希望する旨の情報をサーバ
10に送信する。すると、制御装置16はその本社の識
別コードを識別コードデータベース19から抹消する制
御を行い、メーカー及び問屋は識別コードを抹消された
本社との取引を中止することができる。従って、商品の
注文を受け、その商品を納入したが、本社が倒産して代
金が未回収になってしまうといったおそれを少なくする
ことができる。
【0069】・ 各実施形態において、問屋のパソコン
11、本社のパソコン12及び事業所のパソコン22の
いずれかからサーバ10に本社又は事業所による給水管
の購入状況を確認する旨の情報を識別コードとともに送
信した場合、制御装置16は識別コードを識別コードデ
ータベース19に登録されている全ての識別コードと照
合して両者の一致又は不一致を判別する。ここで、両者
が一致すると判別された場合、制御装置16は前記購入
状況を確認する旨の情報を送信したパソコン11,1
2,22に対して給水管の購入状況、即ち注文情報を前
記パソコン11,12,22に対して表示させる制御を
行う表示手段を制御装置16に設けてもよい。
【0070】このように構成した場合、本社又は事業所
は給水管が確実に購入されたか否かの確認をすることが
でき、問屋は本社又は事業所による給水管の購入状況に
依存した代金確認等の参考とすることができる。
【0071】・ 各実施形態ではサーバ10の制御装置
16に通知手段を設け、本社又は事業所からの注文情報
を問屋のパソコン11又は本社のパソコン12に送信さ
せたが、通知手段を省略して、サーバ10側でメーカー
が問屋又は本社に対して電話やファクシミリ等で前記注
文情報を通知してもよい。
【0072】・ 各実施形態では注文情報に給水管の納
入先情報を含ませたが、納入先情報を含ませず、注文情
報を受けた後、メーカーが工事業者の本社又は事業所或
いは問屋に給水管の納入先を問い合わせてもよい。本社
又は事業所からメーカーに給水管の納入先を連絡しても
よい。
【0073】・ 第2実施形態では事業所のパソコン2
2からサーバ10への給水管の注文情報に、給水管を事
業所に納入させるように指示する納入先情報を送信させ
たが、給水管を本社へ納入させるように納入先情報を入
力してもよい。
【0074】・ 第1実施形態では、メーカー、問屋及
び工事業者(本社)の3者で流通経路を形成したが、メ
ーカーから給水管等の商品を購入する第1問屋、その第
1問屋から給水管等の商品を購入する第2問屋、以後、
第3問屋、第4問屋、第5問屋と順番に直列的に連結さ
れた下請け問屋を複数設け、問屋全体を第x購入者とし
てもよい。さらに、第x購入者のうちのある特定の第n
問屋から商品を購入し、その第n問屋に商品の代金を支
払う問屋又は工事業者を第(x+1)購入者とし、第x
購入者のなかで代金を支払っていき、メーカーに代金を
支払ってもよい。
【0075】例えば、xを2とした場合、第1〜第2購
入者までを直列的に連結された第x購入者としての第1
〜第2問屋とし、第2問屋に商品の代金を支払う第3購
入者を第(x+1)としての第3問屋又は工事業者とし
てもよい。このとき、第3問屋又は工事業者に付与され
る識別コードをA1A2A3とする。そして、第3問屋
又は工事業者から第2問屋、第1問屋、メーカーと代金
を支払うようにして流通経路を成立させてもよい。な
お、第3問屋又は工事業者の識別コードをA3A1とし
た場合、第3問屋又は工事業者から第2問屋を飛ばして
第1問屋に商品の代金を支払い、その第1問屋がメーカ
ーに商品の代金を支払ってもよい。さらに、識別コード
をA3A2とした場合、第3問屋又は工事業者が第2問
屋に代金を支払い、その第2問屋が第1問屋を飛ばして
メーカーに商品の代金を支払ってもよい。
【0076】また、第x購入者としての第1問屋〜第2
問屋までを直列的に連結し、第2問屋に商品の代金を支
払う第3購入者を第(x+1)購入者としての第3問屋
又は工事業者とする。さらに、第x購入者としての第1
問屋(x=1)に商品の代金を支払う第(x+1)購入
者としての第2問屋又は工事業者を別途設けて、第1問
屋と第2問屋又は工事業者とを並列的に連結してもよ
い。
【0077】・ 各実施形態では工事業者を本社と事業
所に設定したが、工事業者を本社とその本社の支店とよ
り構成してもよい。そして、支店からメーカーに給水管
の注文情報を送信して給水管を購入し、制御装置16は
支店からの注文情報を本社のパソコン12に送信しても
よい。また、工事業者を本社と、その本社の支店と、支
店が現場に設置する事業所とより構成してもよい。そし
て、事業所からメーカーに給水管の注文情報を送信して
給水管を購入し、制御装置16は事業所からの注文情報
を支店のパソコン及び本社のパソコン12に送信しても
よい。加えて、工事業者を事業所と事業所に所属する作
業者とより構成し、作業者の携帯電話、PHS(パーソ
ナルハンディフォンシステム)、モバイル機器等の端末
装置からメーカーに給水管の注文情報を送信して給水管
を購入し、制御装置16は作業者からの注文情報を事業
所のパソコン22に送信してもよい。
【0078】・ 各実施形態では、建築設備資材として
の給水管における商品流通システムに具体化したが、建
築設備資材としての給湯管、給水栓等の給水、給湯設
備、配線用ボックス、配線器具等の電気設備、工具、壁
材、床材等の建材設備等の商品流通システムに具体化し
てもよい。
【0079】・ 各実施形態では、端末装置としてパソ
コン11,12,22を使用したが、パソコン以外にも
携帯電話、PHS(パーソナルハンディフォンシステ
ム)、モバイル機器等を使用してサーバ10側と情報通
信可能としてもよい。
【0080】・ 各実施形態では、工事業者はメーカー
から給水管を購入し、その給水管の代金を問屋に支払っ
たが、問屋がメーカーから給水管を購入し、その問屋か
ら工事業者が給水管を購入してもよい。
【0081】・ 各実施形態では、販売者である給水管
の製造、販売するメーカーにサーバ10を設置したが、
給水管の流通システムを管理するコンピュータ管理会
社、アウトソーシング事業者、プロバイダー等にサーバ
10を設置してもよい。
【0082】・ 問屋のパソコン11からサーバ10に
給水管等の注文情報を送信して給水管を購入してもよ
い。・ 各実施形態では、商品注文画面に購入予定の商
品番号、個数等の商品購入のための各種情報及び識別コ
ードを入力したが、サーバ10にアクセスする際に、注
文情報として識別コードをサーバ10に送信して制御装
置16により識別コードを判別させてもよく、又は注文
内容確認画面で肯定(YES)の場合、識別コードをサ
ーバ10に送信して制御装置16により識別コードを判
別させてもよい。
【0083】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の建築設
備資材に係る商品の流通システム、流通方法及び流通プ
ログラムを記録した記録媒体によれば、従前からの商品
流通を行う場を維持した状態で、同商品流通の途中にお
ける商品保管の負担を低減させることができるととも
に、商品流通の迅速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における給水管の流通システムを
示す概略図。
【図2】給水管の購入が完了するまでのフローチャー
ト。
【図3】第2実施形態における給水管の流通システムを
示す概略図。
【図4】給水管の購入が完了するまでのフローチャー
ト。
【符号の説明】
10…サーバ、11,12,22…パソコン(情報通信
手段としての端末装置)、14…インターネット(通信
回線)、16…制御装置(判別手段、通知手段、表示手
段、抹消手段)、18…商品データベース、19…識別
コードデータベース(識別コード管理手段)。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバの情報通信手段と、建築設備資材
    に係る商品を製造販売する販売者から商品を購入する第
    x購入者(なお、以下xは任意の自然数とする)を介し
    て前記販売者から商品を購入する第(x+1)購入者の
    情報通信手段とが通信回線を介して情報通信可能とさ
    れ、 前記サーバに建築設備資材に係る商品に関する情報を提
    供する情報提供手段と、前記販売者及び前記第x購入者
    のうちの少なくとも第x購入者が商品販売を承認した前
    記第(x+1)購入者に対して付与した識別コードを記
    憶管理する識別コード管理手段と、第(x+1)購入者
    側からの商品の注文情報に含まれる前記識別コードと前
    記識別コード管理手段に予め記憶された識別コードとを
    照合して一致又は不一致を判別する判別手段とを備え、 サーバにおいて、第(x+1)購入者からの識別コード
    を判別手段により照合し、同第(x+1)購入者が前記
    販売者及び前記第x購入者のうちの少なくとも第x購入
    者に承認されたものであると判別された場合に前記注文
    情報に基づく商品を販売者が第(x+1)購入者に直接
    納入し、前記商品の代金を第(x+1)購入者から第x
    購入者に支払い、その第x購入者が前記代金を販売者に
    支払うように構成した建築設備資材に係る商品の流通シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記サーバには、第(x+1)購入者か
    らの商品の注文情報を、前記サーバと通信回線を介して
    情報通信可能とされた第x購入者の情報通信手段に通知
    する通知手段を備えた請求項1に記載の建築設備資材に
    係る商品の流通システム。
  3. 【請求項3】 前記サーバには、第(x+1)購入者か
    らの商品の注文情報を、第x購入者及び第(x+1)購
    入者のうちの少なくともいずれか一方から確認可能とす
    べく前記注文情報を第x購入者及び第(x+1)購入者
    のうちの少なくともいずれか一方の情報通信手段に表示
    する表示手段を備えた請求項1又は請求項2に記載の建
    築設備資材に係る商品の流通システム。
  4. 【請求項4】 前記第(x+1)購入者は、建築設備資
    材に係る商品を使用する少なくとも一箇所の現場に設置
    される事業所と、同事業所を管理する本部とよりなり、
    前記サーバと、事業所の情報通信手段及び本部の情報通
    信手段と通信回線を介して情報通信可能とされ、サーバ
    には、前記事業所からの商品の注文情報を本部の情報通
    信手段に通知する通知手段を備えた請求項1〜請求項3
    のいずれか一項に記載の建築設備資材に係る商品の流通
    システム。
  5. 【請求項5】 前記サーバには、販売者及び第x購入者
    のうちの少なくとも第x購入者が商品販売を拒否した第
    (x+1)購入者に付与した識別コードを抹消する抹消
    手段を備えた請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載
    の建築設備資材に係る商品の流通システム。
  6. 【請求項6】 前記第(x+1)購入者からの注文情報
    には商品の納入先を指定する納入先情報が含まれている
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の建築設備資
    材に係る商品の流通システム。
  7. 【請求項7】 前記識別コードは第x購入者を表示する
    第x購入者表示桁と、第(x+1)購入者を表示する第
    (x+1)購入者表示桁とよりなる複数桁で構成されて
    いる請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の建築設
    備資材に係る商品の流通システム。
  8. 【請求項8】 前記販売者は建築設備資材に係る商品を
    製造するメーカーで、第x購入者は問屋で、第(x+
    1)購入者は建築設備資材に係る商品を使用して工事を
    行う工事業者である請求項1〜請求項7のいずれか一項
    に記載の建築設備資材に係る商品の流通システム。
  9. 【請求項9】 前記商品は建築物内において湯水供給側
    と湯水消費側との間に配設される給水管又は給湯管であ
    る請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の建築設備
    資材に係る商品の流通システム。
  10. 【請求項10】 サーバの情報通信手段と、建築設備資
    材に係る商品を製造販売する販売者から商品を購入する
    第x購入者(なお、以下xは任意の自然数とする)を介
    して前記販売者から商品を購入する第(x+1)購入者
    の情報通信手段との間で通信回線を介して情報通信を可
    能とし、サーバは建築設備資材に係る商品に関する情報
    を提供するとともに、前記販売者及び前記第x購入者の
    うちの少なくとも第x購入者が商品販売を承認した前記
    第(x+1)購入者に対して付与した識別コードを記憶
    管理し、第(x+1)購入者は商品の注文情報をサーバ
    へ送信させ、サーバでは商品の注文情報に含まれる前記
    識別コードとサーバに予め記憶された識別コードとを照
    合して一致又は不一致を判別し、同第(x+1)購入者
    が前記販売者及び前記第x購入者のうちの少なくとも第
    x購入者に承認されたものであると判別された場合に第
    (x+1)購入者からの注文情報に基づく商品を販売者
    が第(x+1)購入者に直接納入し、第(x+1)購入
    者からは前記商品の代金を第x購入者に支払い、その第
    x購入者が前記代金を販売者に支払うことを特徴とした
    建築設備資材に係る商品の流通方法。
  11. 【請求項11】 前記請求項10に記載の建築設備資材
    に係る商品の流通方法を実行するプログラムを記録した
    記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN117022970A (zh) * 2023-10-09 2023-11-10 成都思越智能装备股份有限公司 一种物料动态存储方法及装置

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