JP2002178387A - セルロースケースの製造に使用するための方法及び装置 - Google Patents

セルロースケースの製造に使用するための方法及び装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱可塑性非誘導体化セルロース溶液から成る
シームレス管を押し出すための改良された装置及び方法
を提供する。 【解決手段】 非誘導体化セルロース、第三アミンオキ
シドセルロース溶剤及び水から成る熱可塑性溶液から成
る管を、環状ダイ14から空隙24を通って、該溶液か
らセルロースを再生するための非溶剤液の外浴20内へ
と下方に押し出すことにより、該溶液からシームレス管
状フィルム16を押し出す。該フィルムはマンドレル2
6の周囲にあり、マンドレル26は、軸28とサイジン
グ部分30とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非誘導体化(nond
erivatized)セルロース、第三アミンN−オキシド及び
水から成る溶液を使用して、食品ケースとしての使用に
適したシームレスセルロース管を形成する方法及び装
置、及び、この方法を使用して形成されたシームレスセ
ルロース管であって、このような管が、ケースとして使
用された場合、該ケース内の調理された食品から容易に
剥皮することができるシームレスセルロース管に関す
る。
【0002】
【従来の技術】セルロース食品ケースは、当該技術分野
においてよく知られており、ソーセージ等のような詰め
物食品の製造に広く使用されている。フランクフルト等
の小径ソーセージの製造に使用されるセルロース食品ケ
ースは、一般に、再生セルロースから形成されたシーム
レス管であり、水のような可塑剤及び/又はグリセリン
のようなポリオールを含む。可塑化なしでは、セルロー
ス管は、取り扱い及び商業使用にとってもろ過ぎる。
【0003】フランクフルトの製造にとっての純再生及
び非強化セルロースから成るセルロース食品ケースは、
一般に、約0.025mmから約0.076mmの範囲
の壁厚を有し、約1.5mmから203.2mmの管径
で作製される。これらのケースは、以下、単に「セルロ
ース管」と呼称される。
【0004】セルロースケースは、周知のいわゆる「ビ
スコース法」によって最も一般的に製造され、この方法
では、ビスコース、可溶性セルロース誘導体が、管状フ
ィルムとして押し出される。環状押出ダイは、凝固及び
再生浴の底部を通って延長するため、該押出しは、該浴
を通って上方向に進行する。直接再生浴内へと上方に押
し出すことにより、浴液は、再生の初期段階中、もろ
く、自立しない押出しを支持する。自立するに十分な再
生の後、該管は追加処理工程を受け、次いで、洗浄さ
れ、グリセリン又は他のポリオールで可塑化され、乾燥
される。乾燥は、通常、該管が、一定の管径を維持し、
かつフィルムを指向するに十分な圧力の空気で膨張され
る間に成し遂げられる。
【0005】食品ケースは、ソーセージに燻煙及び赤味
色を与える自己着色ケース又は液くんを成すようケース
内に組み込まれる着色剤のような食品加工及び食品特性
を向上させる添加剤又はコーティングを典型的に含む。
【0006】ケースは、皮なしソーセージの製造のため
に使用される。乳化肉は、ケース内に詰め込まれ、ケー
スはソーセージを形成する間隔でピンチオフ(つねる)
される。連鎖ソーセージは、ソーセージの外側層内のタ
ンパク質を、これに風味を付け、変性させ、かつ凝固さ
せるため、調理及びスモークされ、次いで、該凝固タン
パクを定着させるため冷却される。調理され、スモーク
されたソーセージは、これらを十分に湿らせ、かつ皮を
緩ませるため、シャワーが浴びせられ、該皮は、次い
で、堅い皮なしソーセージを残して剥ぎ取られる。ケー
スが調理済ソーセージから剥がされる際、剥ぎ取り工程
中、肉がケースに付着し得、ケースが引き離されると、
結果として商業的に容認できない製品を生じることが見
出された。少しの肉製品も損傷されることなく、ケース
が調理済肉製品から完全に剥が取られることを可能とす
る剥皮補助剤は、商用ケースの重要な構成要素でもあ
る。
【0007】本発明は交互セルロース製造方法を含み、
該方法では、セルロース溶液は、(ビスコース法におけ
るように)可溶性物質を形成する前にセルロース誘導体
の生成を必要とするよりはむしろ単純な溶解によって形
成される。セルロース溶解プロセスは、例えば、米国特
許第2,179,181号(「’181」)に記述さ
れ、この場合、天然セルロースが第三アミンN−オキシ
ドによって溶解され、比較的低固形分の溶液を生成す
る。生成溶液内のセルロースは、天然セルロースが、例
えばビスコース法において生じるような可溶性セルロー
ス誘導体を生成する溶解前に化学的に反応しないという
点で、「非誘導体化」である。米国特許第3,447,
939号(「’939」)は、第三アミンN−オキシド
溶剤としてN−メチル−モルホリン−N−オキシド
(「NMMO」)の使用を記述し、この場合、生成溶液
が、低固形部を有するにもかかわらず、溶解化合物を伴
う化学反応に、即ち、セルロースを沈殿させてフィルム
又はフィラメントを形成するために使用可能である。
【0008】米国特許第4,145,532号及び第
4,426,288号のようなより最近の特許は、’9
39特許の教示を改良する。
【0009】米国特許第5,277,857号(「’8
57」)は、非誘導体化セルロース、NMMO及び水を
含む溶液からセルロース食品ケースを製造するための方
法及び装置を記述する。
【0010】’857において、溶融状態の非誘導化セ
ルロースは、ビスコース法に反して、空間を通って管状
フィルムとして下方に押し出され、水浴のような非溶剤
液内に入る。水浴内では、NMMO溶剤が取り除かれ
て、非誘導体化セルロースを再生すなわち沈殿させ、こ
れは、次いで、残りの溶剤が洗浄され、可塑化され、か
つ乾燥される。
【0011】米国特許第5,451,364号(「’3
64」)において、先の’857に記述されるような製
造方法は、熱可塑性セルロース溶液を長い空隙を通して
押し出すことが、生成管状セルロースフィルムの特性を
改善するという発見によって改良される。特に、’36
4は、空隙が、152.4mm以上、好ましくは、長さ
152.4mmから304.88mmあるいはより長尺
であるべきであることを開示する。
【0012】’364及び’857は共にマンドレルの
使用を更に開示し、マンドレルは押出ダイから吊り下が
り、マンドレルの周囲に熱可塑性セルロース液が押し出
される。このマンドレルは、空隙を通って延長し、その
下端面は非溶剤液浴のレベルより下方に配置される。マ
ンドレルの長さの大部分は細長軸である。しかしなが
ら、下方部分はより大径で、押し出された管径と同じか
又はより大きく、そのため、それは、押し出された管の
全内周の周囲に接触する。小径であるマンドレル軸は、
押し出された管の内面から半径方向に間隔がおかれる。
【0013】マンドレルの大径下方部分は、管が浴に入
る際、そのサイジングをするのに役立つ。また、それが
押し出された管に接触するので、マンドレルの拡大され
た下方部分は、押し出された管を安定させるための、間
隔がおかれた支持点を提供し、それがぶらつくのを防
ぐ。
【0014】マンドレルは、非溶剤液を押し出された管
の内部に導入するためにも使用される。この導入された
非溶剤液の数ある中の一つの機能は、押し出された管
が、下方部分の表面上を通過する際、固まるか、又は、
それが後に折り径につぶれて閉塞することを防止するた
め、マンドレルの下方部分の周囲を潤滑することであ
る。
【0015】この点に関して、非溶剤液すなわち「内
浴」は、マンドレル軸内の口を通って押し出された管の
内側に導入される。この内浴は、マンドレルを流下して
たまり、ここで、押し出された管は、マンドレルの拡大
された下端部に出会う。このたまり(プール)は、マン
ドレル下方部分の全外周が湿らされるように、マンドレ
ルの周囲に非溶剤を分散する。非溶剤液は、次いで、マ
ンドレルから離れ、押し出された管内の浴に流れる。
【0016】米国特許第5,766,540号は、50
0mm又はそれ以上に達する一様なより長い空隙を通る
押出しを可能とするマンドレル構造を開示する。
【0017】米国特許第第5,759,478号は、’
857に記述されるような管状の押出しによって形成さ
れたセルロースフィルムのある特性が、マンドレルの拡
大された下方すなわち「サイジング部分」の長さを伸ば
すことによって高められることを開示する。押し出され
た管をマンドレルのサイジング部分と接触するよう保つ
ことによって、より長い時間、押し出された管を延伸条
件に維持することは、ゲル管の望ましい延伸特性が、溶
剤抽出プロセス中に「定着」することを可能とすると推
測される。理由はどうであれ、マンドレルのサイジング
部分とのより長い接触時間は望ましく、’478は、サ
イジング部分の好ましい長さが約50mmであることを
示す。
【0018】しかしながら、’478に開示されるよう
に、マンドレルのサイジング部分の長さを伸ばすこと
は、別の問題を提起する。これは、サイジング部分の表
面と押し出された管の内面との境界からの気泡(ガス
泡)の除去を含み、気泡は、押し出された管からの空気
のガス抜きによって形成されるらしい。’478におい
て、これら気泡は、サイジング部分の表面に形成された
一連の連続円周方向溝を通って取り除かれる。
【0019】サイジング部分の長さが、’478に開示
された50mm以上の長さまで伸ばされる場合、押出プ
ロセスの安定性及びケース特性は共に更に改善されるこ
とが既に見出された。サイジング部分の長さを伸ばすこ
とは、気泡の除去に備えるため、追加の円周方向溝を必
要とした。しかしながら、より多くの溝を追加すること
は、押出しの開始時のサイジング部分上における押出し
の先端の延伸を困難にした。これは、溝数の増加が、押
出しの先端が溝縁に引っ掛かる可能性を高めたからであ
る。
【0020】また、それまでの確信に反して、追加の溝
は、サイジング部分上の押出しの通過を容易にする空気
支持部として動作しなかった。その代わり、追加の各溝
は、多くの円周方向溝上を通過する押出しによって引き
起こされた全抵抗が、マンドレルサイジング部分上の押
出しの円滑な通過に不適合となる量の摩擦力を加えた。
溝が多すぎると、摩擦力が非常に大きくなり得るので、
押出しは、マンドレル上に引かれるよりはむしろ切れ
る。従って、’478で教示されるようなガス除去に備
える溝の追加は、マンドレル長を制限し、50mm以上
の長さのマンドレルの使用から見られる利点を妨げた。
従って、152mm又はそれ以上に達するマンドレル
は、押出プロセスの安定性及びケース特性の見地から望
ましいことが見出されたのに対し、この長さにわたって
ガス除去に対応することが必要だった追加の円周方向溝
は、より望ましいより長尺なマンドレルの使用を妨げ
た。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、サイジング部分の表面と押し出された管の内面との
境界で発生する気泡に対応し、かつ除去する手段を含
む、押し出された管を直径方向に拡張するより長いサイ
ジング部分を有するマンドレルの使用を可能とするよ
う、熱可塑性非誘導体化セルロース溶液から成るシーム
レス管を押し出すための改良された装置及び方法を提供
することである。
【0022】ビスコース法又は非誘導体化プロセスのい
ずれかによって一旦製造されると、形成されたケース上
に適切な材料を浸漬又は吹付けるような種々の方法によ
って、種々の添加剤及び剥皮補助剤がケースに加えられ
得る。ビスコース法で作製された再生ケースは、これら
添加剤及びコーティングを受け入れることができ、かつ
調理済肉製品から容易に剥皮するケースを製造すること
ができることはよく知られている一方、非誘導体化プロ
セスから作製されたケースが、どのようにそのような添
加剤を受け入れるのであるかは、よく知られていない。
【0023】それ故、本発明の目的は、調理済ソーセー
ジから容易に剥皮する非誘導体化ケースを作製する改良
された方法を提供することでもある。
【0024】加えて、本発明の別の目的は、改良された
非誘導体化ケース自体を提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明において、熱可塑
性非誘導体化セルロースから成る管は、長い空隙を通っ
て、一般に’857及び’364の両方に開示されるよ
うな非溶剤液の浴内へと下方に押し出される。
【0026】この明細書の目的のため、「非誘導体化」
セルロースは、溶剤又は試薬との共有結合にさらされて
いないが、水素結合のように、ファンデルヴァールス力
を通じての溶剤又は試薬との会合によって溶解されてい
るセルロースを意味する。「非溶剤」は、セルロース溶
剤ではない液体を意味する。
【0027】’857及び’364に示されるように、
押出しは、押出ダイから吊り下がるマンドレルの周囲に
ある。該マンドレルは、軸部分及びテーパー下端部分を
有し、ここにおいて、下端部分の全直径は軸よりも大径
である。マンドレルの下端部、即ち「サイジング部分」
は、熱可塑性管の押し出された直径よりも大きい径を有
するので、管は、該サイジング部分上を通過する際、伸
張される。別の実施形態において、テーパー下端部分の
代わりに、下端部は、いずれも軸より大径であり、かつ
少なくとも一の直径方向に漸次拡大する区域によって連
結された、少なくとも二つの定径(一定直径)区域を有
する。上述したように、気泡は、サイジング部分の外面
と押し出された管の内面との境界に発生する傾向にあ
る。本発明では、サイジング部分は、その長さの大部分
に対し中空であり、サイジング部分の外面の開口は、こ
れらの気泡を、該面からサイジング部分の中空内部へと
直接導く通路を提供する。中空内部から軸部分を通って
上方に延長する導管は、サイジング部分の中空内部から
のガスの除去に対応する。
【0028】従って、本発明は、非誘導体化セルロー
ス、第三アミンオキシドセルロース溶剤及び水から成る
熱可塑性溶液から成る管を、環状ダイから空隙を通っ
て、該溶液からセルロースを再生するための非溶剤液の
外浴内へと下方に押し出すことにより、該溶液からシー
ムレス管状フィルムを押し出すための装置によって一側
面が特徴付けられ得る。該押出しはマンドレル周りにあ
り、マンドレルは、ダイから吊り下がり、かつ空隙を通
って延長する軸と、円錐移行区域に隣接配置された、軸
の下端部におけるサイジング部分とを備える。サイジン
グ部分は、その全体又はその長さのほとんどが浴内の液
体のレベル下にある。
【0029】サイジング部分は環状壁によって形成され
る。環状壁は、60〜152.4mm又はそれ以上の長
さを有する中空円筒と、管状押出しの直径より大きい外
径とを規定する。一実施形態において、サイジング部分
はテーパーが付けられ、ここでは、下端部分の全直径は
管状押出しの直径より大径であり、サイジング部分の最
下端面の外径は、円錐移行区域の最も幅広の縁の直径よ
りも大径である。サイジング部分の外面は円滑で、かつ
複数の開口が設けられる。開口は、環状壁を通って円筒
の中空内部へと延長する。これらの開口は、サイジング
部分の外面と押出しの内面との境界で発生した気泡が、
環状壁を通ってサイジング部分の中空内部へと直接通過
することを許容する。好ましくは、該開口は、押出しが
開口上を通過する際に引き起こされる抵抗が、サイジン
グ部分に対し押出しを回転又はツイスト(ねじり)させ
がちなモーメント力を発生させないように配列される。
【0030】ガスは、サイジング部分の内部から中空円
筒へと開放する、ステム(軸)内の導管を通って上方に
除去される。
【0031】別の側面において、本発明は、 a)非誘導体化セルロース、第三アミンオキシド及び水
から成る熱可塑性溶液から成る管を、空隙を通って非溶
剤浴内へと下方に押し出すことにより、シームレスセル
ロース管を形成する工程と、 b)押出過程中、押し出された管より全直径が大きい一
般にテーパー付けされた中空円筒形状のサイジング部分
と、60〜152.4mm又はそれ以上の長さと、中空
円筒の内部への複数の開口が設けられた円滑表面とを有
する、垂直に配向されたマンドレル上及び周りに押出し
を通過させる工程と、 c)押し出された管とサイジング部分との境界で押し出
された管から発生する気泡を、開口を通って中空内部へ
と通過させる工程と、 d)中空内部からマンドレルを通って上方にガスを取り
除く工程と、から成る方法によって特徴付けられ得る。
【0032】この発明の別の側面は、セルロース、第三
アミンオキシド及び水から成る押し出された熱可塑性セ
ルロース溶液から沈殿された非誘導体化セルロースから
作製された管状セルロースフィルムである。ここで、管
状フィルムは改善された剥皮特性を示す。
【0033】この発明の別の側面は、非誘導化セルロー
ス、第三アミンオキシドセルロース溶剤及び水から成る
熱可塑性セルロース溶液から形成された管状押出しであ
って、 a)非誘導体化セルロース、第三アミンオキシド及び水
から成る熱可塑性溶液から成る管を、空隙を通って非溶
剤浴内へと下方に押し出すことにより、シームレスセル
ロース管を形成する工程と、 b)押出過程中、押し出された管より大きい直径を有す
る一般に中空円筒形状のサイジング部分を有し、かつ、
サイジング部分が円錐移行円筒に隣接する個所で円錐移
行円筒の隣接縁と同じである直径と、円錐移行区域の最
も幅広の縁の直径より大きい、サイジング部分の最下端
面の直径とを有する鉛直に配向されたマンドレルであっ
て、浴のレベル下に配置された下端部と、中空円筒の内
部への複数の開口が設けられた円滑外面とを有するマン
ドレル上及び周囲に押出しを通過させる工程と、 c)押し出された管とサイジング部分との境界で押し出
された管から発生する気泡を、開口を通って中空内部へ
と通過させる工程と、 d)中空内部からマンドレルを通って上方にガスを取り
除く工程と、を含むプロセルによって製造された管状押
出しである。
【0034】この発明の他の目的及び利点は、以下の詳
細な説明によって明らかになる。
【0035】
【発明の実施の形態】図面を参照して、図1は、一般に
10で示される定常状態操作の過程中の装置を示す。装
置は、熱可塑性セルロース溶液を下方に押し出すよう配
置されたダイ12を含む。ダイ入口14は、任意の適当
な源(図示せず)からの圧力下で溶融溶液を受容する。
溶液は、NMMO及び水を含むセルロース溶剤中に溶解
された(木材パルプのような)天然セルロースの溶液で
ある。管状フィルムとして押し出すための適当な溶液
(「ドープ」)を生成する方法は、当該技術分野におい
てよく知られており、本発明の一部を構成しない。
【0036】ダイは、溶融ドープが16で示されるシー
ムレス管として押し出されるよう、管状押出オリフィス
15を有する。小径食品ケースを押し出す目的のため、
押出オリフィスは直径約12〜6mmである。図1に示
されるように、ダイは、非溶剤液を含む浴20(時には
「外浴」と呼称される。)を収容する容器18の上方に
配置される。低濃度のNMMOを含む水又は水溶液は、
本発明の目的にとって好ましい非溶剤である。ダイは、
管が長い空隙24を通って下方に押し出されるよう、浴
のレベル22上に十分に間隔がおかれる。この空隙は、
304mmから500mm又はそれ以上の長さであり得
る。
【0037】一般に26で示される、ダイから吊り下が
るマンドレルは、ダイから浴レベル22下まで伸長す
る。好ましいマンドレル構造は、米国特許第5,76
6,540号により詳しく開示される。一般に、マンド
レルは、軸部分28及び下方部分30を有する。下方部
分は、好ましくは、環状押出オリフィス15の直径より
も大径である。従って、下方部分30は、押し出された
管を直径方向に延伸すなわち「サイジング」するための
手段を備え、以下、マンドレルサイジング部分と呼称さ
れる。マンドレルサイジング部分30及び円錐移行区域
32は、好ましくは、テフロン(登録商標)又は充填材
入りテフロン(登録商標)のような疎水性材料から成
る。
【0038】押し出された管16が浴20に入る際、N
MMO溶剤は、溶解セルロースの再生を引き起こす管か
ら延伸され、純粋セルロースのいわゆる「ゲル管」36
を形成する。このゲル管は、一連のフィンガ又はバッフ
ル28によって折り径につぶされ、次いで、駆動ロール
40の周囲に引かれ、更なる加工のため、上方及び容器
18外に向けられる。
【0039】’857及び’364に開示されるよう
に、管状押出プロセスは、押し出された管16の内部へ
の空気及び非溶剤液の導入を更に含む。以下、「内浴」
と称される空気及び非溶剤は共に、マンドレルを通って
導入される。この点に関して、マンドレル軸28の上端
部に連結された空気ライン42は、軸内の開口(図示せ
ず)にマンドレルを通って空気流を供給し、開口は、押
出プロセスの開始時に押し出された管を開に保つため、
押し出された管の内部に空気を出す。内浴に対する非溶
剤液も同様に、マンドレル軸28内の一又は複数の口4
6に連結されたライン44を通ってマンドレル内に導入
される。非溶剤がマンドレルを出た後、それは、マンド
レル軸28の表面を流下し、プール48を形成する。こ
のプールは、マンドレルサイジング部分30上の押し出
された管の通過を可能とする潤滑を提供し、押し出され
た管の内面でのセルロースの再生を開始させる。プール
からの内浴は、マンドレルサイジング部分と押し出され
た管との間を下方に通過し、管内の浴液の容量50へと
流れる。
【0040】図2に最もよく示されるように、マンドレ
ルサイジング部分30は、環状壁51によって形成さ
れ、環状壁は、円錐移行区域32と最下端面34との間
に中空円筒を規定する。一の好ましい実施形態におい
て、マンドレルサイジング部分は、漸次拡径区域75に
よって連結された、長さがそれぞれ73及び74の少な
くとも二つの定径区域71及び72から成る。定径区域
71は、円錐移行区域32の下端で始まり、最下端面3
4より小径である。サイジング部分の最下端面34は開
放し、上端部52は、わずかにドーム形状である。マン
ドレルステム28を通って延長する排気導管54は、サ
イジング部分の上端部52に隣接した中空内部56へと
開放する。円筒の外面58は、円滑で、かつ、複数の開
口60を除いて破れておらず、開口は、管状壁51を通
って延長し、中空内部56と連通する。
【0041】図3に示される別の好ましい実施形態にお
いて、マンドレルサイジング部分30は、円錐移行区域
32の下縁と最下端面34との間の環状壁51から成
り、環状壁51の直径は、その長さ76にわたって連続
的にテーパーが付けられ、ここでは、環状壁51は、円
錐移行区域32及び最下端面34を含む中空円筒を規定
する。このマンドレルサイジング部分30の全直径は、
軸よりも大きく、最下端面34の直径は、円錐移行区域
32の下縁よりも大きい。
【0042】一実施形態において、開口60は、サイジ
ング部分の実質全長に延長する四列(A、B、C及び
D)に配列され、ここでは、開口60A及び60Cの直
径方向に対向する二列各々は、開口60B及び60Dの
直径方向に対向する二列からサイジング部分の周囲に9
0度間隔がおかれる。更には、図2に示されるように、
直径方向対向列A及びCの開口は、穴60A及び60C
各々が、開口60B及び60Dのおよそ中間にあるよ
う、直径方向対向列B及びDの開口から軸方向にずらし
て置かれる。これは、開口を、マンドレルの表面の周り
に、点線62で示されるダイヤモンド形状パターン62
に配列する。サイジング部分周囲の90度間隔での開口
の配置、及び、開口の軸方向へのずらしは、穴によって
引き起こされた抵抗が、押し出された管にサイジング部
分の周囲へのどのような回転運動をも与えることを防ぐ
と考えられる。これは、押出しが、製造されるケース特
性に悪影響を与え得る角(回転)運動を伴わず、単に直
線方向であることを保証する。
【0043】押出しが、300mmから500mmまで
又はそれ以上の長尺な空隙である場合、マンドレルが、
米国特許第5,766,540号に開示されるような伸
縮可能なマンドレルであることが好ましい。伸縮可能マ
ンドレルを使用すると、押出しは、最下端面34が液レ
ベル22の上方にあるような上昇位置のマンドレルで開
始される。
【0044】押出しが開始され、押し出された管16の
先端がサイジング部分30上へと下方に引かれる。一
旦、押し出された管の先端がマンドレル下端面34を越
えると、マンドレルは、図1に示された位置まで伸長さ
れ、ここでは、全部ではなくとも、マンドレルサイジン
グ部分30の大部分が、液レベル22下に配置される。
口46を通って導入された内浴は、マンドレルステムの
下端部の周囲に生じるプール48に集まる。このプール
からの非溶剤液は、押し出された管の内面と円筒表面5
8との間から搬出され、この領域を潤滑し、サイジング
部分上の押し出された管の通過を可能とする。
【0045】押出過程中、押し出された管36とマンド
レルサイジング部分30との境界に気泡が発生し得る。
何故これら気泡が生じるのかは、確実には知られていな
い。ガスは、溶液の生成及び押出中、溶解熱可塑性溶液
中で溶解されるようになる空気であると推測される。こ
のいわゆる「可溶性空気」は、溶融熱可塑性溶液が圧力
下にある限り、溶液中に残る。しかしながら、一旦溶液
が押し出されると、この可溶性空気は、押し出された管
からガス抜きとして放出される。
【0046】いずれにせよ、管の内面から放出されたガ
スの一部は、押し出された管の内面とマンドレルサイジ
ング部分の表面との間に捕らえられることになる。図2
に示された開口60は、気泡が環状壁51を通過して、
中空円筒内に入ることを許容するための手段を提供す
る。この点に関し、円筒の中空内部は、導管54を通っ
ての排気によって創成されたわずかな負圧下にある。こ
れは、開口60を通してマンドレルサイジング部分30
の中空内部へと気泡を吸い込む。気泡は、次いで、上昇
し、ドーム状上端部52に隣接したマンドレル内に集ま
る。そこから、ガスは、マンドレルステム内の導管54
を通って上方に取り除かれる。
【0047】また、円錐区域52と最上の穴60との間
のサイジング部分の周囲に非破れ帯59があることが好
ましい。この帯は、中空円筒内の負圧と共に、気泡がマ
ンドレルサイジング部分30の表面に沿ってサイジング
部分上の押し出された管の容量へと上方に移動すること
を防ぐシールを創成する傾向にある。
【0048】しかしながら、時折、気泡は、サイジング
部分上の押し出された管内の容量へと上方に移動し得
る。必要があれば、この容量へと導入された空気は、こ
の空隙内のガスの蓄積によって引き起こされ得る圧力変
動を正すよう調整され得る。
【0049】本発明によれば、マンドレルサイジング部
分30に開口60を設けることで、サイジング部分の中
空内部への気泡の集まりを見込む。この気泡の集まり
は、これらがゲル管の形成を乱すことのない位置までこ
れらを移動させる。更に、押出プロセスは、可能な限り
直線状であり、かつ、マンドレルサイジング部分の周囲
に押出しのツイストを与えがちな力のモーメントがない
ことが好ましい。従って、図示されるような円滑円筒表
面58に沿う開口60の配置は、これら開口上を押出し
が通過する際に引き起こされた抵抗がそのようなモーメ
ントを与えないものである。
【0050】別の実施形態が図4に示される。図4に示
されるように、マンドレルサイジング部分30は、マン
ドレル表面58上にダイヤモンド形状を成すよう配列さ
れた複数の開口60を有する。しかしながら、図2実施
形態のような四つの軸方向列の代わりに、八つの列が図
4に示される。四列A、B、C及びDの開口60は、マ
ンドレルの周囲に等しく90度間隔がおかれ、かつマン
ドレルの長手方向の列内で等しく間隔がおかれる。第2
組の開口70は、マンドレル表面上に点線62で示され
たダイヤモンド形状パターンを作り出すよう、開口60
から半径方向及び軸方向の両方にずらされた四つの列に
配置される。この点に関して、四列A、B、C及びDに
配置された開口70は、開口60から半径方向に45度
ずらされる。開口70は、開口70A、B、C及びD各
々が、開口60A、B、C及びD間のおよそ中間に配置
されるように軸方向にもずらされる。
【0051】図4に示されるように、四列の開口70か
ら45度ずらされた一組の四列の開口60を有すること
は、開口間の距離を最小にする。この配列により、気泡
は、一の開口へと引き込まれる前に贈大するためのより
短い時間を有する。
【0052】マンドレルが、円錐移行区域32の接合部
で直径約23mm、最下端面34で直径28mm、かつ
長さ152.4mmのマンドレルサイジング部分30を
有する場合、図4に示されるような適当な配列は、六開
口毎の四列及び五開口毎の四列に配置された四十四の開
口を提供した。円錐区域52直下の非破れ帯59は約1
2.5mm幅である。四列各々の開口は、約25mm離
れて軸方向に間隔がおかれる。各開口は、直径約3.2
mm未満で、好ましくは、直径約0.8〜1.6mmで
ある。約3.2mmより大きい穴は、始動を困難にする
押出しの抵抗を引き起こすことが分かった。約0.8m
mより小径の穴は、気泡を通過させるのに有効ではなか
った。
【0053】従って、本発明が、長さ150mm又はそ
れ以上に達するマンドレルサイジング部分の使用を可能
とし、かつ、気泡の除去に対応する溝付表面を有するこ
との欠点なしに、サイジング部分の表面からの気泡の除
去に対応することが理解されるべきである。
【0054】加えて、本発明は、非誘導体化セルロー
ス、第三アミンオキシドセルロース溶剤及び水から成る
熱可塑性セルロース溶液から形成されるフィルム又はケ
ースである管状押出しであって、 a)非誘導体化セルロース、第三アミンオキシド及び水
から成る熱可塑性溶液から成る管を、空隙を通って非溶
剤浴内へと下方に押し出すことによってシームレスセル
ロース管を形成する工程と、 b)押出過程中、押し出された管より大きい直径を有す
る一般に中空円筒形状のサイジング部分を有し、かつ、
サイジング部分が円錐移行円筒に隣接する個所で円錐移
行円筒の隣接縁と同じである直径と、円錐移行区域の最
も幅広の縁の直径より大きい、サイジング部分の最下端
面の直径とを有する鉛直に配向されたマンドレルであっ
て、浴のレベル下に配置された下端部と、中空円筒の内
部への複数の開口が設けられた円滑外面とを有するマン
ドレル上及び周囲に押出しを通過させる工程と、 c)押し出された管とサイジング部分との境界で押し出
された管から発生する気泡を、開口を通って中空内部へ
と通過させる工程と、 d)中空内部からマンドレルを通って上方にガスを取り
除く工程と、を含むプロセスによって製造される管状押
出しを含む。
【0055】マンドレルのサイジング部分は、図3に見
られるような連続的にテーパーが付けられるか、又は、
図1に見られるようなそれの一実施形態で、複数の定径
区域が連続拡径区域によって連結されたもののいずれか
のように、上述した形状にすることができる。
【0056】商業的に採算をとるため、ソーセージ又は
他の詰め物肉製品の製造用ケースとして使用される管状
フィルムは、調理済ソーセージ又は肉製品から容易に剥
皮される特性を有さねばならない。この特性を決定する
のに使用される試験方法は、「伸張破裂」試験と称され
る。ケースの一区域は、再湿潤条件内にあることを保証
するため、室温水で30分間、浸漬される。一旦浸漬さ
れると、サンプルの一端部は、結びが解かれ、該サンプ
ルは、それが破裂するまで、約44.52mmHg/s
ecの圧力増加速度の空気で膨張される。膨張中に拡大
直径及び破裂時の直径が記録される。
【0057】ケース壁厚は、セルロースケースサイズの
広範囲にわたっておおよそ一定である。しかしながら、
ケースサイズが拡大すると、伸張破裂(SB)曲線の勾
配が増す。勾配の変化は、主にフープ(円周)応力のた
めである。
【0058】セルロースケースは、薄壁円筒圧力容器で
ある。加圧されると、平面内ケース応力は、円筒半径に
比例する。軸方向の平面内応力は、式1によって与えら
れる。円筒軸に垂直な平面内応力(即ち、ケースの周囲
周り)は、式2によって与えられる。式2で与えられる
数値は、勾配応力としても参照される。式1及び式2に
おいて、pは圧力であり、tはケース壁厚であり、rは
ケース半径である。 σ1=pr/2t 式1:軸方向における平面内ケース応力 σ2=pr/t 式2:円筒圧力容器におけるフープ(円周)応力
【0059】フープ応力の結果は、表1に見ることがで
きる。表1は、種々のNucelケースサイズに対する再湿
潤折り径(「RFW」)と150mmHg直径の比にお
けるRFWの結果を示す。RFWと150mmHg直径
の比は、ケースSB勾配の測定である。表1は、ケース
ボーンドライゲージ(BDG)によって除算されたRF
Wの比として表された壁厚値をも包含する。たとえ壁厚
(t)が表1に示されたケースサイズの範囲にわたって
ほんのわずかに変化しても、ケース勾配は、表1に示さ
れたケースサイズの範囲にわたって着実に増加する。
【0060】
【表1】
【0061】25N Nojax(アメリカ合衆国イリノイ州
シカゴのビスケイス・コーポレイションの登録商標)と
して知られた、ビスコース法によって作製されたケース
は、伸張破裂試験で試験され、RFW平均35.47m
mを有する商業的に容認可能なケースは、破裂時の平均
直径が37.33mmで271.33mmHgの平均破
裂圧力を有することを示した。
【0062】一定の直径のサイジング部分を有する故、
本発明のマンドレルではないマンドレルを使用して作製
された非誘導体化ケースが、この伸張破裂試験を用いて
試験された。(50mmHgでのケースの直径はD50
として示され、150mmHg圧力点で折り径に変換さ
れた直径はF150として示される。)この非誘導体化
ケースは、次の回帰に従う。 F150/RFW=(0.297×D50)+0.98
【0063】最良の商業的剥皮特性を与えるため、F1
50/RFW点の最適値は、一つの数値である。商用ケ
ースである上述した25N Nojaxケースは、1.10の
F150/RFWを有する。以下の例に示されるよう
に、本発明に係る非誘導体ケースは、本発明ではない非
誘導体化ケースを作製するよりも一つの数値に近いF1
50/RFW点を生み出す。
【0064】例1〜6.非誘導体化ケースの破裂強度 0.92inchesの第1定径区域と1.10inchesの第2
定径区域とを有するマンドレルを使用して作製された非
誘導体化セルロースが、上述した伸張破裂試験を用いて
試験された。その結果は、例2、4及び6に対する表2
に示される。例2、4及び6に示されたケースと同じサ
イズの非誘導体化セルロースケースは、まっすぐな(ス
トレート)マンドレルを使用して作製され、同様の延伸
破裂試験を受けさせた。これらの結果は、例1、3及び
5に示される。
【0065】例2、4及び6のケースは、F150/R
FW点を有し、これは、例1、3及び5によって得られ
た値を、少なくとも0.02inchesまで下回り、それ
故、改善された剥皮性能を示した。
【0066】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】定常状態押出過程中の本発明の装置を示す概略
図である。
【図2】マンドレルのサイジング部分をより詳細に示
す、一部破断した拡大断面図である。
【図3】テーパーが付けられたマンドレルの別の実施形
態の図である。
【図4】本発明に係るマンドレルの別の実施形態を示
す、図2と同様の図である。
【符号の説明】
10 装置 12 ダイ 15 環状オリフィス 16 シームレス管(押し出された管) 18 容器 20 浴 22 (浴液の)レベル 24 空隙 26 マンドレル 28 軸(ステム) 30 サイジング部分(下方部分) 32 円錐移行区域 34 最下端面 36 ゲル管 48 プール 51 環状壁 54 排気導管 56 中空内部 71、72 定径区域 75 漸次拡径区域 58 外面 60A、60B、60C、60D 開口
フロントページの続き (72)発明者 マイケル・イー・ナイト アメリカ合衆国サウスカロライナ州グリー ンビル、ソーヤー・ドライブ108 (72)発明者 チャールズ・ジョーゼフ・マッカス アメリカ合衆国イリノイ州ダリエン、カプ ラ・トレイル8062 Fターム(参考) 3E067 AA04 AB06 BA21A BB30A BC03A EA02 FA01 FC01 GD08 4F207 AA01 AC05 AG08 KA07 KA17 KL88

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイからマンドレルの周囲、及び、熱可
    塑性溶液からセルロースを再生するための液体を含む浴
    内へと下方に押し出される、熱可塑性セルロース溶液か
    ら成る管状押出しをサイジングするためのマンドレル構
    造であって、 a)ダイから吊り下がる軸と、 b)円錐移行区域に隣接配置され、かつ、管状押出しの
    直径より大きい外径と、円錐移行円筒に隣接する個所で
    円錐移行円筒の隣接縁と同じである直径とを有する中空
    円筒を規定する環状壁によって形成された、軸の下端部
    のサイジング部分であって、サイジング部分の最下端面
    の外径が円錐移行区域の最も幅広の縁の直径より大き
    く、浴内の液体のレベル下に配置された下端部、及び上
    端部を有するサイジング部分と、を備え、 c)前記環状壁は、管状押出しから発生する気泡が該壁
    を通ってサイジング部分の中空内部へと通過することを
    許容する、該壁を通る通路を提供する複数の開口を有す
    る円滑表面であり、 d)サイジング部分の中空内部内からステムを通って上
    方に気泡を排出するため、サイジング部分の上端部と連
    通する手段、を備えるマンドレル。
  2. 【請求項2】 前記開口は、押し出された管がマンドレ
    ルに沿って延伸される際、押し出された管にマンドレル
    サイジング部分の周囲の回転運動を与えることを最小に
    するパターンで配列される請求項1記載のマンドレル。
  3. 【請求項3】 前記開口は、サイジング部分に沿って延
    びる四つの列に配列され、かつ該列において等しく間隔
    がおかれ、該列は、サイジング部分の周囲に90度間隔
    がおかれる請求項1記載のマンドレル。
  4. 【請求項4】 前記開口の直径方向に対向する列は、隣
    接する列の開口から任意の列内の開口間の距離の1/2
    だけ軸方向にずらされる請求項3記載のマンドレル。
  5. 【請求項5】 前記開口の配列は、環状壁の外面上にダ
    イヤモンドパターンを提供する請求項4記載のマンドレ
    ル。
  6. 【請求項6】 前記マンドレルサイジング部分は、少な
    くとも長さ150mmであり、各開口は直径0.8〜
    3.2mmである請求項4記載のマンドレル。
  7. 【請求項7】 前記中空円筒下端部は開放する請求項1
    記載のマンドレル。
  8. 【請求項8】 前記サイジング部分は、連続的にテーパ
    ーが付けられる請求項1記載のマンドレル。
  9. 【請求項9】 前記サイジング部分は、少なくとも一の
    漸次拡径区域によっ連結される、少なくとも二つの定径
    区域を備える請求項1記載のマンドレル。
  10. 【請求項10】 ダイから空隙を通って、押し出された
    熱可塑性溶液からセルロースを再生するための液体を含
    む浴内へと下方に押し出すことによって、マンドレル上
    に延伸され、かつ、非誘導体化セルロース、第三アミン
    オキシドセルロース溶剤及び水から成る熱可塑性セルロ
    ース溶液から形成される管状押出しを直径方向にサイジ
    ングするためのマンドレル構造であって、 a)ダイから吊り下がる軸と、 b)円錐移行区域に隣接配置された、軸の下端部のサイ
    ジング部分であって、環状壁によって円筒に形成され、
    かつ、中空内部を有し、かつ、約150mmより長い長
    さと、円錐移行円筒に隣接する個所で円錐移行円筒の隣
    接縁と同じである直径と、円錐移行円筒の最も幅広の縁
    の直径より大きい最下端面の直径とを有し、サイジング
    部分上に延伸される際、押し出された管が直径方向に拡
    張されるよう、全直径が押し出された管の直径より大き
    いサイジング部分と、を備え、 c)前記環状壁は、中空内部と連通する複数の開口であ
    って、直径0.8〜3.2mmであり、押し出された管
    とサイジング部分の表面との境界に発生し得る気泡を、
    環状壁を通って中空内部へと通過させるための手段を提
    供する開口を有し、 d)前記開口は、押出しがサイジング部分上に延伸され
    る際、環状押出しにサイジング部分の周囲の回転運動を
    与えることを最小にする配列で環状壁の周囲に配置さ
    れ、 e)ステム及び開口を通って中空内部へと延長し、中空
    内部内からのガスの除去のための通路を提供する導管、
    を備えるマンドレル。
  11. 【請求項11】 前記サイジング部分は、連続的にテー
    パーが付けられる請求項10記載のマンドレル。
  12. 【請求項12】 前記サイジング部分は、少なくとも一
    の漸次拡径区域によって連結される、少なくとも二つの
    定径区域を備える請求項10記載のマンドレル。
  13. 【請求項13】 熱可塑性セルロース溶液から成る環状
    押出しを直径方向にサイジングする方法であって、 a)非誘導体化セルロース、第三アミンオキシド及び水
    から成る熱可塑性溶液から成る管を、空隙を通って非溶
    剤浴内へと下方に押し出すことにより、シームレスセル
    ロース管を形成する工程と、 b)押出過程中、押し出された管より大きい直径を有す
    る一般に中空円筒形状のサイジング部分を有し、かつ、
    サイジング部分が円錐移行円筒に隣接する個所で円錐移
    行円筒の隣接縁と同じである直径と、円錐移行区域の最
    も幅広の縁の直径より大きい、サイジング部分の最下端
    面の直径とを有する鉛直に配向されたマンドレルであっ
    て、浴のレベル下に配置された下端部と、中空円筒の内
    部への複数の開口が設けられた円滑外面とを有するマン
    ドレル上及び周囲に押出しを通過させる工程と、 c)押し出された管とサイジング部分との境界で押し出
    された管から発生する気泡を、開口を通って中空内部へ
    と通過させる工程と、 d)中空内部からマンドレルを通って上方にガスを取り
    除く工程と、を含む方法。
  14. 【請求項14】 前記マンドレルは150mmより長い
    長さを有し、各開口は直径0.8〜3.2mmである請
    求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 押し出された管をサイジング部分に沿
    って通過させることが、開口を横切る押し出された管の
    通過によって引き起こされる抵抗から生じるマンドレル
    周りのねじりモーメントから影響を受けないように、開
    口をサイジング部分の表面周りにダイヤモンドパターン
    に配列する工程を含む請求項13記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記サイジング部分は、連続的にテー
    パーが付けられる請求項13記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記サイジング部分は、少なくとも一
    の漸次拡径区域によって連結された、少なくとも二つの
    定径区域を備える請求項13記載の方法。
  18. 【請求項18】 非誘導体化セルロース、第三アミンオ
    キシドセルロース溶剤及び水から成る熱可塑性セルロー
    ス溶液から形成される管状押出しであって、 a)非誘導体化セルロース、第三アミンオキシド及び水
    から成る熱可塑性溶液から成る管を、空隙を通って非溶
    剤浴内へと下方に押し出すことにより、シームレスセル
    ロース管を形成する工程と、 b)押出過程中、押し出された管より大きい直径を有す
    る一般に中空円筒形状のサイジング部分を有し、かつ、
    サイジング部分が円錐移行円筒に隣接する個所で円錐移
    行円筒の隣接縁と同じである直径と、円錐移行区域の最
    も幅広の縁の直径より大きい、サイジング部分の最下端
    面の直径とを有する鉛直に配向されたマンドレルであっ
    て、浴のレベル下に配置された下端部と、中空円筒の内
    部への複数の開口が設けられた円滑外面とを有するマン
    ドレル上及び周囲に押出しを通過させる工程と、 c)押し出された管とサイジング部分との境界で押し出
    された管から発生する気泡を、開口を通って中空内部へ
    と通過させる工程と、 d)中空内部からマンドレルを通って上方にガスを取り
    除く工程と、を含むプロセスによって製造される管状押
    出し。
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