JP2002177297A - レゼクトスコープ装置 - Google Patents

レゼクトスコープ装置

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JP2002177297A
JP2002177297A JP2000384190A JP2000384190A JP2002177297A JP 2002177297 A JP2002177297 A JP 2002177297A JP 2000384190 A JP2000384190 A JP 2000384190A JP 2000384190 A JP2000384190 A JP 2000384190A JP 2002177297 A JP2002177297 A JP 2002177297A
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treatment electrode
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Masahide Oyama
雅英 大山
Kenji Harano
健二 原野
Kazuya Hijii
一也 肘井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で安価であって、絶縁性の液体が
人体に及ぼす悪影響及び手術時間の制約を受けることな
く、病変部の処置を効果的に行う。 【解決手段】 第2の出力トランスの負荷特性の電力に
より、処置電極41を導電性液体151下で生体組織1
52に接触させた状態で処置電極41に高周波電流を通
電すると、処置電極41及びリターン電極45間に高周
波電流が流れ処置電極41が発熱し、処置電極41の外
周面の導電性液体151が気泡153となって処置電極
41を覆うことで、電極間抵抗が抵抗R1から上昇し高
抵抗となって略絶縁状態となり、それに伴い電圧も上昇
し処置電極41と生体組織152との間で放電が生じ、
放電による高周波電流によって処置が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡下で体組織の
切開、切除、蒸散等を電気切除で行うレゼクトスコープ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、レゼクトスコープは、経尿道的
切除術(Transurethral resection:TUR)や経頚管的切
除術(Transcervical resection:TCR)に用いられ、体
腔内に挿入される細長で中空のシース内に、観察用の内
視鏡である光学視管(スコープとも記載する)及び生体
組織切除用の電極ユニットとを主に備えたものである。
【0003】例えば、レゼクトスコープとして実公平4
−45694号公報には電気絶縁材の焼けを防止するた
め、電気絶縁部材の先端部分と素線との間へ素線外周に
密着するように硬性の耐熱性部材を介在させた硬性鏡の
処置具用電極が開示されている。
【0004】前記レゼクトスコープを用いて前立腺切除
等の処置を行う場合、狭い腔内を拡張する灌流液として
絶縁性を有する透明な液体であるD−ソルビトール等を
供給して腔を拡張させ、レゼクトスコープのシースを腔
内に挿入していた。
【0005】そして、このシース内に配置されているス
コープで病変部表面の観察を行いながらシースの先端部
開口に配置されている電極ユニットの処置電極に高周波
電流を通電していた。このことによって、処置電極から
放電により腔内に充満されている液体を通って体外に配
置されている外部電極に電流が流れ、操作部の操作で前
記処置電極を進退操作して病変部の処置を行っていた。
【0006】このとき、腔内に充満されている灌流液が
絶縁性の液体であることにより、処置電極から外部電極
に向かう電流の分散が防止されて効率良い処置が行え
る。
【0007】ところが、腔内に絶縁性の液体を充満させ
て処置を行う場合、処置時間が長時間に渡ることによっ
て、この液体が血管内に吸収され、人体に悪影響が及ぶ
おそれがあることにより手術時間に制約を受けていた。
【0008】この問題に対処するため、灌流液に導電性
液体である生理食塩水などを用いて腔内に充満させるこ
とも考えられるが、導電性液体を腔内に充満させること
によって、処置電極から外部電極に向かって流れるべき
電流が液体中を伝って分散することにより病変部に対し
て放電が発生せず、効果的な処置を行えなくなるという
不具合が生じる。
【0009】そこで、例えば特開2000−20194
6号公報では、導電性を有する液体が充満された体腔内
に挿入される細長で中空のシース先端部近傍内に配置さ
れ、高周波焼灼電流を用いて体組織の処置を行う処置電
極と、前記導電性を有する液体中に配置され前記処置電
極からの電流を受けるリターン電極とを有し、処置電極
の少なくとも体組織非接触面側に絶縁部を設けること
で、導電性を有する液体で満たされた腔内に配置した処
置電極に供給された高周波電流が処置電極の体組織非接
触面側に設けた絶縁部から液体中に漏れることなく、体
組織に接触した処置電極の体組織接触面から効率良く放
電させリターン電極に向かって流れるレゼクトスコープ
装置を提案している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図12
に示すように、処置電極501に供給された高周波電流
が体組織502内を介さずに直接導電性を有する液体5
03を介してリターン電極504に帰還するのを防止す
るために、上記特開2000−201946号公報のレ
ゼクトスコープ装置では、処置電極の少なくとも体組織
非接触面側に絶縁部を設けるとしているが、体組織非接
触面側に設ける絶縁部は、その構造が複雑で、実際上製
造が困難であるといった問題がある。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、構造が簡単で安価であって、絶縁性の液体が人
体に及ぼす悪影響及び手術時間の制約を受けることな
く、病変部の処置を効果的に行うことのできるレゼクト
スコープ装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のレゼクトスコー
プ装置は、体腔内の導電性溶液中に配置される2つの電
極と、前記2つの電極間に高周波電流を供給する高周波
電流供給手段とを備え、前記2つの電極の少なくとも一
方から生体組織に前記高周波電流を放電させ、前記生体
組織を切除及び凝固するレゼクトスコープ装置におい
て、前記高周波電流供給手段は、前記導電性溶液と前記
2つの電極とが接触している場合に、前記2つの電極の
少なくとも一方の電極の外周面近傍の前記導電性溶液を
気化させる電力で前記高周波電流を供給するように構成
される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について述べる。
【0014】図1ないし図11は本発明の一実施の形態
に係わり、図1はレゼクトスコープ装置の構成を示す構
成図、図2は図1の処置電極の構成を示す構成図、図3
は図1の高周波電源装置の構成を示す構成図、図4は図
3のセンサ信号処理回路の構成を示す構成図、図5は図
3の出力トランス回路の構成を示す構成図、図6は図5
のフィルタ回路の構成を示す構成図、図7は図3の出力
トランス回路の供給電力の負荷特性を示す図、図8は図
3の波形回路から高周波発生回路に出力される出力信号
の波形を示す図、図9は図7の負荷特性の供給電力によ
る電極間抵抗の時間変化を示す図、図10は図5の第2
の出力トランスから供給された電力による処置電極の作
用を説明する図、図11は図3の出力トランス回路の供
給電力の負荷特性の変形例を示す図である。
【0015】図1に示すようにレゼクトスコープ装置1
は、貫通孔を有する中空のシース2と、このシース2の
孔内に配置され、病変部等を観察するスコープ3及び病
変部に対する処置を行う細長なワイヤ形状の電極である
処置電極41を先端側に備えた電極ユニット4と、前記
シース2の先端部孔内に配設され前記処置電極41から
の出力電流が帰還するリターン電極45と、操作部を構
成するハンドル部5とを具備したレゼクトスコープ6
と、後述する電極ユニット4の処置電極41への通電手
段であるとともに前記リターン電極45からの帰還電流
が帰還する高周波電源装置7とで主に構成されている。
なお、前記高周波電源装置7から前記電極ユニット4の
処置電極41への電力供給のオン・オフは、高周波電源
装置7に接続されたフットスイッチ75により制御され
る。
【0016】前記シース2は、例えば尿道を介して体腔
内に挿入される挿入部21と、この挿入部21の後端に
設けられた手元本体部22とで構成され、この手元本体
部22の側周部には処置部に灌流液として導電性を有す
る生理食塩水等を送水するコック付きの送水口金23が
設けられている。
【0017】前記挿入部21内には前記スコープ3と電
極ユニット4とが挿通配置されるようになっており、こ
の挿入部21の先端には絶縁部材である例えば硬質な樹
脂部材などで形成された先端部材24が設けられてい
る。
【0018】前記スコープ3は、観察光学系を内蔵した
細長で前記挿入部21及び先端部材24内に挿通配置さ
れる硬質な挿入管31と、この挿入管31の基端に配設
された手元部32とで構成されている。この手元部32
の基端には術者が目視観察を行う接眼部33が設けら
れ、前記手元部32の側部には観察部位に対して観察用
の照明光を供給する図示しないライトガイドが着脱自在
に接続されるライトガイド接続部34が設けられてい
る。
【0019】前記挿入部21内に挿通配置される電極ユ
ニット4は、図1及び図2に示すように先端側に位置し
て硬質な金属部材をループ形状に形成した処置電極41
と、この処置電極41のスコープ3の挿入軸に対する位
置関係を固定保持する硬質で透孔を有する先端側の一端
部が二股に分離した二股アーム部材43と、この二股ア
ーム部材43の基端部を先端部に配設した細長な金属パ
イプ44とで主に構成されている。なお、前記金属パイ
プ44の外周には図示しない絶縁チューブが被覆されて
おり、この絶縁チューブの後端部に前記金属パイプ44
の基端部が電極接続部として露出している。
【0020】前記電極ユニット4は、挿入部21内に進
退自在に配置され、前記処置電極41が前記シース2の
先端部開口25に対して突没自在に配置されるようにな
っている。
【0021】前記処置電極41及び二股アーム部材43
を先端側に設けた金属パイプ44の基端部は、前記挿入
部21及び手元本体部22内を挿通して手元本体部22
の基端面から延出して後述するスライダ53に配置され
ている。
【0022】前記ハンドル部5は、前記シース2の手元
本体部22に対して着脱自在に接続されるシース接続部
51と、このシース接続部51の後端面から後方に突設
して前記挿入管31が挿通する案内管52と、この案内
管52に摺動自在に保持される略パイプ形状のスライダ
53とで主に形成されている。
【0023】前記スライダ53には前記電極ユニット4
の後端部を形成する前記電極接続部との電気的接続部に
なる電極固定部54と、前記高周波電源装置7から延出
する電源コード71が着脱自在に接続される高周波電源
用コネクタ55と、術者の親指を掛けるリング形状の親
指掛けリング56とが設けられている。
【0024】そして、前記スライダ53と前記シース接
続部51とは板ばね57を介して連結されている。すな
わち、この板ばね57の一端部は、前記シース接続部5
1に一体的に固設されたレバー形状の指掛け58に固定
され、他端部は前記スライダ53に固定されている。こ
のことにより、前記スライダ53は、前記板ばね57に
よって常に接眼部33側へ付勢されている。
【0025】したがって、前記スライダ53に設けられ
ている親指掛けリング56を適宜操作することによっ
て、スライダ53が進退操作されて、前記電極ユニット
4の処置電極41がシース2の先端部開口25から突没
する進退移動を行うようになっている。
【0026】前記手元本体部22の側周部には前記高周
波電源装置7から延出する帰還電流用コード72が着脱
自在に接続される帰還電流用コネクタ26が設けられて
いる。そして、この帰還電流用コネクタ26と前記リタ
ーン電極45とは例えば実線に示すリード線46によっ
て電気的に接続している。
【0027】一方、前記高周波電源用コネクタ55と前
記電極固定部54とは例えば破線に示すリード線61に
よって電気的に接続されている。このため、前記高周波
電源装置7の電源コード71を高周波電源用コネクタ5
5に接続することによって、前記電極ユニット4の処置
電極41と通電状態になって、病変部の処置を行える。
なお、前記処置電極41に供給される電流値と帰還電流
の電流値との差を求めることによって、漏れ電流を測定
することができるようになっている。
【0028】さらに、前記案内管52の基端部にはスラ
イダ位置決め用固定部材62が設けられており、このス
ライダ位置決め用固定部材62によって前記スライダ5
3が案内管52から抜け落ちるのが防止されるととも
に、前記案内管52に挿入された挿入管31の手元部3
2がスライダ位置決め用固定部材62に対して一体的に
固定されている。
【0029】図3に示すように、高周波電源装置7は、
フットスイッチ75からの信号を受けて電力供給の制御
を行う制御回路101と、制御回路101に制御され直
流電力を発生する電源回路102と、電源回路102か
らの直流電力をスイッチングして高周波電力を発生する
高周波発生回路103と、制御回路101に制御され高
周波発生回路103が発生する高周波電力の波形信号を
高周波発生回路103に供給する波形回路104と、高
周波発生回路103が発生した高周波電力の高周波電圧
を増幅し処置電極41とリターン電極45間に印加し高
周波電流を処置電極41に供給する出力トランス回路1
05と、出力トランス回路105より出力される高周波
電流を検出する電流センサ106a,106bと、電流
センサ106a,106bにより検出された電流値をA
/D変換するセンサ信号処理回路107とを備え、制御
回路101は、センサ信号処理回路107からのデジタ
ル化された電流データに基づいて電源回路102及び波
形回路104を制御するようになっている。
【0030】前記センサ信号処理回路107は、図4に
示すように、電流センサ106aが検出した例えば処置
電極41から生体組織側に流れる電流を平滑化する理想
ダイオード121と、理想ダイオード121の出力を積
分し平均化する平均値回路122と、電流センサ106
bが検出した例えば出力トランス回路105側に回収さ
れる電流を平滑化する理想ダイオード123と、理想ダ
イオード123の出力を積分し平均化する平均値回路1
24と、平均値回路122及び平均値回路124からの
信号を選択的に出力するセレクタ125と、セレクタ1
25から出力された信号を例えば12bitのデジタル
データに変換し制御回路101に出力する12bitA
/Dコンバータ126とから構成されている。
【0031】また、図5に示すように、出力トランス回
路105は、第1の出力トランス130及び第2の出力
トランス131の2つの出力トランスを有しており、操
作パネル108(図3参照)に設けられた図示しない選
択スイッチを押下することで制御回路101に選択信号
が入力され、制御回路101の制御により出力トランス
回路105のトランスセレクタ132,133が切り換
えられて、いずれか一方の出力トランスが選択され、図
6に示すような並列共振回路134a及び直列共振回路
134bからなるフィルタ回路134を介して高周波電
流が出力されるようになっている。
【0032】本実施の形態のレゼクトスコープ装置1の
高周波電源装置7は、上記レゼクトスコープ6の他に、
体外に配置されている外部電極及び腔内に充満されるD
−ソルビトール等の絶縁性液体内に配置される処置電極
を有する従来のレゼクトスコープも接続可能であって、
第1の出力トランス130は、絶縁性液体下で従来のレ
ゼクトスコープを使用する際に選択され、図7の破線の
負荷特性に示すように、絶縁性の液体の抵抗R2で供給
電力が最大になるように、制御回路101が電源回路1
02及び波形回路104を制御する。このときの波形回
路104から高周波発生回路103に出力される出力波
形を図8(a)に示す。
【0033】このような負荷特性の電力により、絶縁性
液体下で生体組織に接触させた状態で従来のレゼクトス
コープの処置電極に高周波電流を通電すると、処置電極
及び外部電極間に高周波電流が流れ処置電極が発熱し生
体組織が焼け、図9の破線で示すように処置電極及び外
部電極間の電極間抵抗が抵抗R2から上昇し高抵抗とな
って、それに伴い電圧も上昇し処置電極と生体組織との
間で放電が生じ、この放電による高周波電流によって生
体組織が切除・凝固されながら処置が行われる。
【0034】また、第2の出力トランス131は、生理
食塩水など導電性液体下で本実施の形態のレゼクトスコ
ープ6を使用する際に選択され、図7の実線の負荷特性
に示すように、導電性液体の抵抗R1で供給電力が最大
になるように、制御回路101が電源回路102及び波
形回路104を制御する。このときの波形回路104か
ら高周波発生回路103に出力される出力波形を図8
(b)に示す。
【0035】なお、図8(a)に示す波形により高周波
発生回路103でスイッチングを行うと、図7の一点鎖
線の如く第2の出力トランス131からの供給電力の負
荷特性が変化するため、図8(b)に示す波形により高
周波発生回路103でスイッチングを行っている。
【0036】このような第2の出力トランス131の負
荷特性の電力により、図10(a)に示すように、本実
施の形態のレゼクトスコープ6の処置電極41を導電性
液体151下で生体組織152に接触させた状態で処置
電極41に高周波電流を通電すると、処置電極41及び
リターン電極45間に高周波電流が流れ処置電極41が
発熱し、図10(b)に示すように、処置電極41の外
周面の導電性液体151が気泡153となって処置電極
41を覆うことで、図9の実線で示すように処置電極4
1及びリターン電極45間の電極間抵抗が抵抗R1から
上昇し高抵抗となって略絶縁状態となり、それに伴い電
圧も上昇し処置電極41と生体組織152との間で放電
が生じ、この放電による高周波電流によって生体組織が
切除・凝固されながら処置が行われる。
【0037】このとき、例えば処置電極41が太さφ0.
25mm程度の線材により構成された直径6mm程度の半円形
の形状をしており、導電性液体151が(R1=)100Ω
以下の負荷抵抗の場合、第1の出力トランス130から
の(R1での)最大供給電力を200Wより大きくしてい
る。
【0038】このように本実施の形態では、導電性液体
151下で生体組織152に接触させた処置電極41の
外周面に導電性液体151の気泡153を形成させ処置
電極41を略絶縁状態として、放電による高周波電流に
よって生体組織の処置を行うので、処置電極41の構造
が簡単で安価であって、絶縁性の液体が人体に及ぼす悪
影響及び手術時間の制約を受けることなく、病変部の処
置を効果的に行うことができる。
【0039】なお、第1の出力トランス130の供給電
力の負荷特性は、図7の実線で示した負荷特性に限ら
ず、図11に示すように、抵抗R1程度まで一定電力と
し、その後電圧一定で電力を供給するような負荷特性で
もよく、このような負荷特性とすれば簡単な操作で安定
して導電性溶液を気化させることが可能となる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、構
造が簡単で安価であって、絶縁性の液体が人体に及ぼす
悪影響及び手術時間の制約を受けることなく、病変部の
処置を効果的に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るレゼクトスコープ
装置の構成を示す構成図
【図2】図1の処置電極の構成を示す構成図
【図3】図1の高周波電源装置の構成を示す構成図
【図4】図3のセンサ信号処理回路の構成を示す構成図
【図5】図3の出力トランス回路の構成を示す構成図
【図6】図5のフィルタ回路の構成を示す構成図
【図7】図3の出力トランス回路の供給電力の負荷特性
を示す図
【図8】図3の波形回路から高周波発生回路に出力され
る出力信号の波形を示す図
【図9】図7の負荷特性の供給電力による電極間抵抗の
時間変化を示す図
【図10】図5の第2の出力トランスから供給された電
力による処置電極の作用を説明する図
【図11】図3の出力トランス回路の供給電力の負荷特
性の変形例を示す図
【図12】従来の電力供給による処置電極の作用を説明
する図
【符号の説明】
1…レゼクトスコープ装置 3…スコープ 4…電極ユニット 6…レゼクトスコープ 7…高周波電源装置 41…処置電極 45…リターン電極 101…制御回路 102…電源回路 103…高周波発生回路 104…波形回路 105…出力トランス回路 106a,106b…電流センサ 107…センサ信号処理回路 130…第1の出力トランス 131…第2の出力トランス 132,133…セレクタ 134…フィルタ回路 151…導電性液体 152…生体組織 153…気泡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 肘井 一也 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C060 FF19 KK03 KK09 KK17 KK23 KK32 KK47

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体腔内の導電性溶液中に配置される2つ
    の電極と、前記2つの電極間に高周波電流を供給する高
    周波電流供給手段とを備え、前記2つの電極の少なくと
    も一方から生体組織に前記高周波電流を放電させ、前記
    生体組織を切除及び凝固するレゼクトスコープ装置にお
    いて、 前記高周波電流供給手段は、前記導電性溶液と前記2つ
    の電極とが接触している場合に、前記2つの電極の少な
    くとも一方の電極の外周面近傍の前記導電性溶液を気化
    させる電力で前記高周波電流を供給することを特徴とす
    るレゼクトスコープ装置。
JP2000384190A 2000-12-18 2000-12-18 レゼクトスコープ装置 Withdrawn JP2002177297A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003105707A1 (ja) * 2002-06-18 2003-12-24 オリンパス光学工業株式会社 レゼクトスコープ装置
WO2008053532A1 (fr) * 2006-10-31 2008-05-08 Olympus Medical Systems Corp. Dispositif source d'alimentation électrique haute fréquence pour cautère

Cited By (3)

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