JP2002175407A - 保険設計方法及び保険設計システム - Google Patents

保険設計方法及び保険設計システム

Info

Publication number
JP2002175407A
JP2002175407A JP2000373412A JP2000373412A JP2002175407A JP 2002175407 A JP2002175407 A JP 2002175407A JP 2000373412 A JP2000373412 A JP 2000373412A JP 2000373412 A JP2000373412 A JP 2000373412A JP 2002175407 A JP2002175407 A JP 2002175407A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insurance
data
item
items
storage means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000373412A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuki Morikawa
信城 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
COSMOS INSURANCE BROKERS KK
Original Assignee
COSMOS INSURANCE BROKERS KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by COSMOS INSURANCE BROKERS KK filed Critical COSMOS INSURANCE BROKERS KK
Priority to JP2000373412A priority Critical patent/JP2002175407A/ja
Publication of JP2002175407A publication Critical patent/JP2002175407A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 保険をかけようとする者の個別ケースに即応
して、必要にして十分な、無駄のない保険設計を容易に
して、また保険費用を安価にするための保険設計方法を
提供する。 【解決手段】 保険契約者が購入又は賃貸をする不動産
の地域データ・不動産の構造データ・保険契約者関係デ
ータその他の不動産もしくは保険契約者の関連データを
サイト画面上で選択・入力する。すると記憶手段に接続
された選択手段が選択タームの入力内容に基づいて必要
とされる家財保険項目2を選択し、かつ記憶手段に接続
された算出手段が選択タームの入力内容に基づいて、必
要とされる家財保険項目の保険金額を算出し、その保険
金額を合計して家財保険料を設定し、その家財保険料及
び/又は前記選択された家財保険項目をサイト画面上に
表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、家財保険、海外
旅行保険、レジャーボート保険等の保険料を決定する保
険設計方法及びそのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家財ないし住宅保険は例えば水害
・水漏れ・出火・爆発等による住宅の損傷に対して保証
し、またアパートやマンション等の賃貸住宅、あるいは
一般家庭に備える家具・家電その他の動産等が例えば火
事や水害、水漏れ、盗難その他の原因により毀損ないし
滅失した際の損害を補償するという目的で作られた保険
である。今日では、アパート等の住宅賃貸契約をする際
に加入するケースが増えている。また、海外旅行保険
は、海外旅行前に加入し、海外旅行中に起きるかもしれ
ない事故による、死亡・傷害・盗難その他の事件を補償
する保険である。そして、レジャーボート保険は船体に
起こる損害や、搭乗者もしくは対人対物に起こる損害、
救助されるときにかかる費用を補償する保険である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、家財保
険及び海外旅行保険は、極めて事故率(損害を被る可能
性)が低く、保険料が割高となっている。家財保険の場
合では一律で金額が決まっており、必要な部分のみ保険
にするということはほぼ不可能である。すなわち、その
家財(動産等)にとってほぼ必要の無い保険なども同時
に加入させられてしまうということである。また、海外
旅行保険の保険料は旅行期間が短い割に割高である。さ
らに、保険金は2重に支払われることが無いので、従来
から加入している生命保険などと重複すると、無駄に保
険料を支払っていることとなる。そして、レジャーボー
ト保険は、もともとの保険料の金額が高いうえに、レジ
ャーボートで航行する日数が少ないため保険契約が少な
く、そして事故率が極めて高いためさらに保険料が高く
なるという悪循環となっているのが現状である。
【0004】本発明の課題は、保険をかけようとする者
の個別ケースに即応して、必要にして十分な、無駄のな
い保険設計を容易にして、また保険費用を安価にするた
めの保険設計方法及び保険設計システムを提供すること
にある。言い換えれば、これまでいわば「セット物」と
して扱われていた保険を、個々の部品にばらし、必要と
思われる分のみの組み合わせとして無駄を排し、安価で
適切な保険設計を実現するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記課題
を解決するために、本発明の保険設計方法は、家財ない
し住宅(以下、単に家財という)保険に関し、インター
ネット等の通信手段に接続されたサーバ等の記憶手段に
複数の家財保険項目を記憶し、保険契約者が前記通信手
段を介して前記記憶手段と関連付けられたサイトにアク
セスし、前記複数の家財保険項目の該当する部分を選択
して家財保険項目の内容及び家財保険料を設計する保険
設計方法であって、前記保険契約者が購入又は賃貸をす
る不動産の地域データ・構造データ・保険契約者関係デ
ータその他の不動産もしくは保険契約者の関連データ
を、その関連データの内容の選択が可能な選択タームを
含んだ形態で前記記憶手段に記憶しておき、前記保険契
約者が前記選択タームをサイト画面上で選択・入力する
ことで、前記記憶手段と接続された選択手段が前記選択
タームの入力内容に基づいて必要とされる家財保険項目
を選択し、かつ前記記憶手段と接続された算出手段が前
記選択タームの入力内容に基づいて(前記必要とされる
家財保険項目の歩合を算出し、その歩合から)前記必要
とされる家財保険項目の保険金額を算出し、その保険金
額を合計して家財保険料を設定し、その家財保険料及び
/又は前記選択された家財保険項目を前記サイト画面上
で表示することを特徴とする。
【0006】これにより、保険契約者は家財(住宅及び
動産含む)に関係する住宅等の不動産の地域データ・構
造データ・保険契約者関係データその他の住宅等不動産
もしくは保険契約者の関連データを選択・入力すること
で、そのデータによって不必要な保険項目を無くすこと
が可能となり、また必要に応じ、事故率の蓄積データに
よって決められた金額をそれぞれの家財保険項目に割り
当てられた金額から差し引くことが可能となり、家財保
険料を安価にすることが可能となる。
【0007】また、海外旅行保険に関し、インターネッ
ト等の通信手段に接続されたサーバ等の記憶手段に複数
の海外旅行保険項目を記憶し、保険契約者が前記通信手
段を介して前記記憶手段と関連付けられたサイトにアク
セスし、複数の海外旅行保険項目の該当する部分を選択
して海外旅行保険項目の内容及び海外旅行保険料を設計
する保険設計方法であって、前記保険契約者が旅行する
地域データ・旅行内容データ・保険契約者関係データ・
予測可能な気象データその他の地域もしくは旅行内容も
しくは保険契約者もしくは気象の関連データを、その関
連データの内容の選択が可能な選択タームを含んだ形態
で前記記憶手段に記憶しておき、前記保険契約者が前記
選択タームをサイト画面上で選択・入力することで、前
記記憶手段に接続された選択手段が前記選択タームの入
力内容に基づいて必要とされる海外旅行保険項目を選択
し、かつ前記記憶手段に接続された算出手段が前記選択
タームの入力内容に基づいて前記必要とされる海外旅行
保険項目の保険金額を算出し、その保険金額を合計して
海外旅行保険料を設定し、その海外旅行保険料及び/又
は前記選択された海外旅行保険項目を前記サイト画面上
で表示することを特徴とする。
【0008】これにより、保険契約者は地域データ・旅
行内容データ・保険契約者関係データその他の地域もし
くは旅行内容もしくは保険契約者の関連データを選択・
入力することで、そのデータによって不必要な保険項目
を無くすこと及び安くすることが可能となり、かつ事故
率の蓄積データによって決められた金額をそれぞれの海
外旅行保険項目に割り当てられた金額から差し引くこと
が可能となり、海外旅行保険料を安価にすることが可能
となる。ここで、過去の経年的データ、または旅行前の
気象予想に基づき、例えば飛行機が航行するときの気象
データと保険項目とをリンクさせ、例えば悪天候が予想
される際には死亡・傷害項目を厚くする等のプログラム
が可能である。
【0009】また、船体及び/又は前記船体に搭乗する
搭乗者及び/又は船外の対人対物及び/又は捜索救助の
損害を補償するレジャーボート保険に関し、インターネ
ット等の通信手段に接続されたサーバ等の記憶手段に複
数のレジャーボート保険項目を記憶し、保険契約者が前
記通信手段を介して前記記憶手段と関連付けられたサイ
トにアクセスし、複数のレジャーボート保険項目の該当
する部分を選択してレジャーボート保険項目の内容及び
レジャーボート保険料を設計する保険設計方法であっ
て、前記保険契約者が航行する船体データ・操縦者デー
タ・搭乗者データ・日程データ・予測可能な気象データ
その他の船体もしくは操縦者もしくは搭乗者もしくは日
程もしくは気象の関連データを、その関連データの内容
の選択が可能な選択タームを含んだ形態で前記記憶手段
に記憶しておき、前記保険契約者が前記選択タームをサ
イト画面上で選択・入力することで、前記記憶手段に接
続された選択手段が前記選択タームの入力内容に基づい
て必要とされるレジャーボート保険項目を選択し、かつ
前記記憶手段に接続された算出手段が前記選択タームの
入力内容に基づいて(前記必要とされるレジャーボート
保険項目の歩合を算出し、その歩合から)前記必要とさ
れるレジャーボート保険項目の金額を算出し、その保険
金額を合計してレジャーボート保険料を設定し、そのレ
ジャーボート保険料及び/又は前記選択されたレジャー
ボート保険項目を前記サイト画面上で表示することを特
徴とする。なお、レジャーボートにはいわゆるジェット
スキーが包含されることはもちろんである。
【0010】これにより、保険契約者は船体データ・操
縦者データ・搭乗者データ・日程データその他の船体も
しくは操縦者もしくは搭乗者もしくは日程の関連データ
を選択・入力することで、そのデータによって不必要な
保険項目を無くすことが可能となり、また必要に応じ、
事故率の蓄積データによって決められた保険金額をそれ
ぞれのレジャーボート保険項目に割り当てられた金額か
ら差し引くことが可能となり、レジャーボート保険料を
安価にすることが可能となる。ここで、過去の経年的デ
ータ、または旅行前の気象予想に基づき、例えば船舶が
航行するときの気象データと保険項目とをリンクさせ、
例えば悪天候が予想される際には操縦者・搭乗者項目を
厚くする等のプログラムが可能である。
【0011】なお、上述の各保険設計方法はそれぞれ保
険設計システムとして把握することができる。さらに、
この発明は概念的に次のように表わすことも可能であ
る。複数の保険項目を組み合わせた全体で保険料が決定
される損害保険の保険設計システムであって、インター
ネット等の通信手段に接続され、その通信手段を介して
アクセス可能なサーバ等のアクセス局を有し、そのアク
セス局は、複数の保険項目を記憶する保険項目記憶部
と、保険を掛けようとする被保険予定者側の固有の状況
を、前記通信手段を介した文字情報の入力により又はク
リック等の選択指示により取り込む固有状況取り込み手
段と、その固有状況に対応して、前記複数の保険項目か
ら保険契約に含めるべき保険項目を選択するプログラム
を記憶するプログラム記憶部と、そのプログラムを実行
させることによりどの保険項目を選びどの保険項目を割
愛すべきかを決定する実行手段と、その実行手段により
前記固有状況に対応して選択された保険項目から保険料
を算出する保険料算出手段と、算出された保険料及び/
又は前記選択された保険項目の表示情報を、前記通信手
段を介してアクセス者に提供する表示手段と、その表示
情報の提供に基づいて保険契約を締結することを決めた
アクセス者からの指示入力により保険契約を締結する契
約締結手段と、前記保険料を前記通信手段を介して課金
する課金手段と、を含むことを特徴とする保険設計シス
テムである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に示す実施例を参照して説明する。図1はこの発明の
保険設計方法を実施するシステムの全体概要を概念的に
示すものである。保険設計サイトが保険会社のサーバ1
00又はサーバ管理会社のサーバ100に設定され、通
信手段であるインターネットの特定のサイトとして例え
ば「○○.com」等のサイト名(ドメイン:URL)
をもつこととなる。
【0013】このような保険設計サイトはインターネッ
ト等の通信網(以下、代表的にインターネットと称す
る)につながれたサイトとして機能し、一般のアクセス
者(保険契約者)はインターネットを通じて自由にこの
保険設計サイト「○○.com」にアクセスできる。ま
た、アクセス者がその保険を購入する申し込みがあれ
ば、その販売のためにクレジットカード等による電子決
済ができるようになっている。
【0014】このような保険設計サイトの主体をなすサ
ーバ100の内容を説明する。サーバ100は記憶手段
であるハードディスク1(HD)等の大容量記憶装置を
有し、そのハードディスク1には家財保険の保険項目を
記憶する家財保険項目メモリ2、海外旅行保険の保険項
目を記憶する海外旅行保険項目メモリ3、レジャーボー
ト保険の保険項目を記憶するレジャーボート保険項目メ
モリ4、家財保険に関連するデータを記憶する家財保険
関連データメモリ5、海外旅行保険に関連するデータを
記憶する海外旅行保険関連データメモリ6、レジャーボ
ート保険に関連するデータを記憶するレジャーボート保
険関連データメモリ7等が設けられている。
【0015】このようなメモリ領域、ひいてはハードデ
ィスク1はバスライン8を介してCPU10とつなが
れ、CPU10はこのバスライン8を通じてI/Oイン
ターフェース9、ROM11及びRAM12と接続され
ている。RAM12は主にワークメモリとして機能し、
ROM11にはこの保険設計に必要なプログラムが記憶
(格納)されている。表示プログラム13は図4から説
明するアクセス者の画面に対する表示処理を規定するも
のであり、選択手段である選択プログラム14はアクセ
ス者の選択した各保険の関連データから、各保険項目を
選択する選択処理を規定したものであり、算出手段であ
る算出プログラム15はアクセス者の選択した各保険の
関連データから、各保険項目の歩合及び保険金額を算出
する算出処理を規定するものである。
【0016】このようなサーバ100はI/Oインター
フェース9を介してインターネットに接続され、アクセ
ス者はインターネットを介してこのサーバ100にアク
セスできる。また、保険会社はインターネットを介し
て、または専用回線によるイントラネットでこのサーバ
100と接続され、このサイトからインターネットを介
して各保険情報を、保険会社からこのサーバ100に供
給し、前述したようなメモリ等に格納・蓄積されること
となる。
【0017】次に各保険の保険項目、すなわちメモリの
内容について説明する。図2は各保険の項目メモリの概
要を示す図である。まず、図2(a)に示すように家財
保険項目を記憶している家財保険項目メモリ2には火災
2a、落雷2b、破裂・爆発2c、風災・ひょう災・雪
災2d、物体の落下・衝突・倒壊2e、水漏れ2f、破
壊行為2g、盗難2h、水害2i等の項目が設けられ、
そのような被害の可能性が高くなるかどうかが査定の対
象となる。
【0018】また、図2(b)に示すように海外旅行保
険項目を記憶している海外旅行保険項目メモリ3には、
死亡3a、病気3b、賠償責任3c、救援者費用3d、
携行品3e等の項目が設けられている。死亡3aの項目
は文字通り死亡につながることであり、治安の悪いとこ
ろなどが査定の対象となる。病気3bの項目は病気にな
りやすい、例えば不衛生・不安全な場所であることや、
入院費が高価であることなどが査定の対象となる。ま
た、病気3bはこの実施例においては死亡以外の傷害も
含むこととする。賠償責任3cの項目は主にホテルなど
の設備品に損害を被る結果となった際に支払われるもの
で、宿泊する場所により査定が変化する。救援者費用3
dは旅行者が事故や病気により長期入院した場合に、そ
の旅行者の関係者が現地に赴く場合にかかる費用であ
り、上記のような死亡3aや病気3bの可能性があるか
どうかが査定の対象となる。携行品3eの項目は所有物
の盗難や破損をしやすいかどうかが査定の対象となる。
【0019】また、図2(c)に示すようにレジャーボ
ート保険項目を記憶しているレジャーボート保険項目メ
モリ4には、船体4a、搭乗者傷害4b、賠償責任4
c、捜索救助費用4d等の項目が設けられている。船体
4aの項目は船体に起こる被害、例えば沈没、衝突、座
礁、火災、盗難を補償するもので、そのような被害が起
きやすいかどうかが査定の対象となる。搭乗者傷害4b
は文字通り搭乗者の傷害を補償するもので、そのような
被害が起きやすいかどうかが査定の対象となる。賠償責
任4cの項目は船外の人や物に損害を与えたときの補償
をするもので、これもそのような被害が起きやすいかど
うかが査定の対象となる。捜索救助費用4dの項目は搭
乗者が遭難したときに捜索救助する費用を補償するもの
で、救助費用の額が多くなりやすいかどうかが査定の対
象となる。
【0020】図3はアクセス者が選択・入力する各保険
の関連データの内容について説明する。図3(a)に示
すように家財保険の関連データを記憶する家財保険関連
データメモリ5には、不動産の地域データ5a、構造デ
ータ5b、保険契約者関係データ5c等に関する内容が
選択タームとして設けられている。また、図3(b)に
示すように海外旅行保険の関連データを記憶する海外旅
行保険関連データメモリ6には、地域データ6a、旅行
内容データ6b、保険契約者関係データ6c等に関する
内容が選択タームとして設けられている。また、図3
(c)に示すように、レジャーボート保険の関連データ
を記憶するレジャーボート保険関連データメモリ7に
は、船体データ7a、操縦者データ7b、搭乗者データ
7c、日程データ7d等に関する内容が選択タームとし
て設けられている。なお、これらのデータには、選択・
入力するデータそれぞれに歩合が個々に設定され、歩合
と基本保険料等を掛け合わせることで、保険金額が決定
するようにされている。なお、この歩合は保険会社等が
過去の蓄積データからそれぞれ設定したものである。ま
た、この実施例においては歩合という形をとっている
が、あらかじめ過去の蓄積データから算出した保険金額
を、選択・入力するデータそれぞれに含ませることも可
能である。そして、図3(b)、図3(c)には図示し
ていないが、海外旅行保険関連データメモリ6及びレジ
ャーボート保険関連データメモリ7には気象データが設
けられる。気象データは過去の経年的データ及び最新の
天気予想データが備えられる。
【0021】次に、アクセス者(保険契約者)の各保険
の関連データ選択・入力画面を図4から説明する。図4
は家財保険の不動産の地域データ5a(図3参照)に基
づく選択・入力画面である。この不動産の地域データ5
aは県16、市・郡17、区・町18、周辺環境19
(隣接する建物など)に関するデータがそれぞれ一覧と
なってスクロールする形態にて表示される。なお、この
図以降の選択・入力画面の説明図はすべてスクロール状
態中の画面である。アクセス者は、それぞれのデータに
おいて合致しているものを選択する。この実施例の場
合、県16は愛知県であり、市・郡17は名古屋市であ
り、区・町18は中区であり、周辺環境19には学校が
近くにあると選択されている。入力方法は、実施例では
一覧から選択するという形態をとっているが、文字情報
を入力したり、地図上で選択したりすることも可能であ
る。また、周辺環境19において複数ある場合には複数
選択できるように設けられている。以後、複数に該当す
るものがあるデータは複数選択可能となっている。
【0022】そして、図5は家財保険の構造データ5b
(図3参照)に基づく選択・入力画面である。この構造
データ5bは実際に住む階数20、建物の構造21、建
物のセキュリティ22、建物の火災対策23、建物の築
年数24に関するデータがそれぞれ一覧となってスクロ
ールする形態にて表わされる。この実施例の場合、階数
20は4階、構造21はRC(鉄筋コンクリート)構
造、セキュリティ22はオートロック、火災対策23は
ガス漏れセンサ、築年数24は3〜5年と選択されてい
る。この入力方法においても、建物の絵柄が表示され
て、その該当する部分を絵柄上で選択する方法などでも
よい。
【0023】そして、図6は家財保険の保険契約者関係
データ5c(図3参照)に基づく選択・入力画面であ
る。この保険契約者関係データ5cは保険契約者の年齢
25、住居人数26、喫煙者27の数に関するデータが
それぞれ一覧となってスクロールする形態にて表わされ
る。この実施例の場合、契約者の年齢25は40〜45
歳、住居人数26は4人、喫煙者27は1人と選択され
ている。また、年齢25などのデータは、住居者の平均
年齢でもよいし、最高年齢や最低年齢でもよいものであ
る。
【0024】図7は図4から図6で選択・入力した家財
保険の各関連データ16〜27から、それぞれの家財保
険項目2a〜2iの選択及びその歩合を算出する保険料
決定の結果データを概念的に表したものである。この結
果データは、家財保険の各関連データ16〜27に個々
に設定されている歩合と、ROM11(図1参照)内の
選択プログラム14(図1参照)及び算出プログラム1
5(図1参照)とによって導かれるものである。まず、
この結果データは縦方向(列方向)に家財保険メモリ2
の項目2a〜2iが設けられ、それぞれに保険金額が設
定されている。横方向(行方向)には家財保険関連デー
タ5が設けられる。家財保険関連データ5の下部には、
アクセス者が選択・入力したデータ28が設けられる。
そして、家財保険メモリ2の項目2a〜2iと家財保険
関連データ5とが交差する部分には、保険金額を決定す
る要素となる歩合29が設定される。
【0025】ここで、アクセス者(保険契約者)が県1
6、市・郡17、区・町18を「愛知県」、「名古屋
市」、「中区」と選択・入力すると、それぞれの家財保
険メモリ2の項目2a〜2iと県16、市・郡17、区
・町18との交差する部分に、保険金額の歩合29が設
定される。歩合29の設定方法としては、例えば火災2
aの項目の場合、愛知県名古屋市中区は建物が密集して
いるため、隣接する建物にも被害が及ぶ可能性があるた
め、歩合29は割引となるがその率が低く(実施例では
−1%)なる。ここで、例えば大阪府大阪市中央区の場
合だと、保険の対称になる被害が多く発生するため、逆
にその歩合29が割増となる。次の落雷2bの場合、名
古屋市中区は高層ビル等が比較的多いため、落雷する可
能性が少なくなり歩合29の割引が若干(実施例では−
2%)増す。次の破裂・爆発2cの場合、人口密度が低
い地域に比べその可能性が高いため、歩合29はなし
(実施例では0%)と査定される。次の風災・ひょう災
・雪災2dの場合、他の地域と比べその可能性が低いた
め歩合29は割引となる(実施例では−1%)。以下同
様に査定され、歩合29が決定していく。
【0026】そして、アクセス者が周辺環境19を「学
校」と選択・入力すると、学校の近くには危険なものが
少ないため、火災2a、破裂・爆発2c、物体の落下・
衝突・倒壊2eの可能性が低くなり歩合29の割引が行
われ、その率が増す(実施例の場合−2%)。次に、実
際に住む階数20にアクセス者が「10」階と選択・入
力すると、それぞれの項目2a〜2iの歩合29の割引
は、その可能性が低くなるために増すほか(実施例の場
合−1〜−3%)、水災2iの項目に至ってはまず床上
浸水しないと思われるので、その保険料を支払わなくて
もよいという査定がされる。
【0027】次に構造21を「RC」構造(鉄筋コンク
リート構造)と選択・入力すると、それぞれの項目2a
〜2iが木造構造に比べその可能性が低く見積もられ、
歩合29の割引が発生する(実施例の場合−1〜−3
%)。次にセキュリティ22のデータに「オートロッ
ク」と選択・入力すると盗難の可能性がかなり低くなる
ため、盗難2hの項目において歩合29の割引が多くな
るように見積もられる(実施例の場合−4%)。火災対
策23のデータに「ガス漏れセンサ」と選択・入力する
と火災2a及び破裂・爆発2cの可能性が低くなるた
め、歩合29の割引が発生する(実施例の場合−2〜−
3%)。築年数24のデータに「3〜5」年と選択・入
力すると、水漏れする可能性が低くなるため、水漏れ2
fの歩合29の割引率が増す(実施例の場合−3%)。
【0028】次に、年齢25のデータに「40〜45」
と選択・入力すると、年配者に比べ物忘れが少なくなる
ため,自損事故である火災2aや水漏れ2fの歩合29
の割引率が増す(実施例の場合−1〜−2%)。そし
て、人数26のデータに「4」人と選択・入力すると、
それぞれの項目2a〜2iにおいて家財に受ける損害額
が増すため、歩合29の割引率は少なめ(実地例では0
〜−1%)となる。喫煙者がいる場合には、火災の確率
が大幅に上がるため、歩合29はなしか、もしくは割増
となる。
【0029】以上のような査定結果から、右端の歩合合
計30に家財保険メモリ2の項目2a〜2iの歩合が設
定されて、それぞれの家財保険項目2a〜2iにあらか
じめ設けられた保険金額と掛け合わされることで、それ
ぞれの家財保険項目2a〜2iの保険金額が決定し、そ
れらがすべて足し合わされて家財保険料となる。そし
て、図示しない表示画面上に家財保険料及び/又は選択
された家財保険項目が表示されることとなる。
【0030】次に、海外旅行保険の保険料を決定する手
段を説明する。図8はアクセス者(保険契約者)の海外
旅行保険の地域データ6aに基づく選択・入力画面であ
る。この地域データ6aでは地域31(大陸名)、国3
2、地方33に関するデータがそれぞれ一覧となってス
クロールする形態にて表示される。アクセス者は、それ
ぞれのデータにおいて合致しているものを選択する。こ
の実施例の場合、地域31はアメリカ大陸であり、国3
2はアメリカ合衆国であり、地方33はニューヨーク州
であると選択されている。この入力方法においても、実
施例では一覧から選択するという形態をとっているが、
文字情報を入力したり、地図上で選択したりすることも
可能である。
【0031】図9はアクセス者の海外旅行保険の旅行内
容データ6b・保険契約者(旅行者)関係データ6cに
基づく選択・入力画面である。この旅行内容データ6b
・保険契約者(旅行者)関係データ6cではツアー内容
34、ツアー目的35、ツアー日数36、旅行者数3
7、旅行者年齢38に関するデータがそれぞれ一覧とな
ってスクロールする形態にて表示される。この実施例の
場合、ツアー内容34はA社であり、ツアー目的35は
買い物であり、ツアー日数36は4日であり、旅行者数
37は2人であり、旅行者年齢38は25〜30歳であ
ると選択されている。この旅行者年齢38は平均年齢
や、最低年齢、最高年齢でもよい。
【0032】図10は図8、図9で選択・入力した海外
旅行保険の関連データ31〜38から、それぞれの海外
旅行保険項目3a〜3eの選択及びその歩合を算出する
保険料決定の結果データを概念的に表したものである。
この結果データは、海外旅行保険の各関連データ31〜
38に個々に設定されている歩合と、ROM11(図1
参照)内の選択プログラム14(図1参照)及び算出プ
ログラム15(図1参照)とによって導かれるものであ
る。まず、この結果データは縦方向(列方向)に海外旅
行保険の項目3a〜3eが設けられ、それぞれに保険金
額があらかじめ設定されている。横方向(行方向)には
海外旅行保険関連データ6が設けられる。関連データ6
の下部には、アクセス者が選択・入力したデータ39が
設けられる。そして、海外旅行保険の項目3a〜3eと
関連データ6とが交差する部分には、保険金額を決定す
る要素となる歩合40が設定される。
【0033】ここで、アクセス者(保険契約者)が地域
31、国32、地方33を「アメリカ大陸」、「アメリ
カ合衆国」、「ニューヨーク州」と選択・入力すると、
それぞれの海外旅行保険の項目3a〜3eと地域31、
国32、地方33との交差する部分に、保険金額の歩合
40が設定される。歩合40の設定方法としては、例え
ば死亡3aの項目の場合、ニューヨーク州は国際的に見
て死亡事故件数が多いため、歩合40の割引率が低く
(実施例では−1%)なる。例えば、アメリカ合衆国の
ハワイ州の場合だと、死亡事故件数は少ないため歩合4
0の割引率が多くなる。
【0034】次に病気3bの項目の場合、ニューヨーク
州では衛生的であり、入院費も高くないため歩合40の
割引率が多くなる(実施例では−3%)。賠償責任3c
の項目はアメリカ合衆国の場合、床がカーペット敷きの
ために割引が少ないが(実施例では−2%)、例えばヨ
ーロッパなどに見られる、床が大理石となる場合である
と、汚れてもすぐに元通りになるため歩合40の割引率
はかなり多く見積もられる。救援者費用3dの項目はそ
の場所までの費用や、上記の死亡、病気などが起きやす
い場所であると歩合40の割引は減少するが、ニューヨ
ーク州の場合そのようなことは少ないので歩合40の割
引が多くなる(実施例では−4%)。そして、携行品3
eの項目はその地域の盗難の多さで変化し、ニューヨー
ク州では多少の割引率があるが(実施例では−2%)、
例えばイタリアでは盗難は多いために歩合40の割引が
少なくなる。
【0035】次に、アクセス者がツアー会社34を「A
社」と選択・入力すると、そのA社のそれぞれの海外旅
行保険項目3a〜3eに関する歩合40が付加される
(実施例では−4%)。ツアー会社によって歩合40の
割引率が多くなったり少なくなったりするものである。
次にツアー目的35を「買物」と選択・入力するとそれ
ぞれの海外旅行保険項目3a〜3eに歩合40が付加さ
れるが(実施例では−1〜−2%)、例えば「体験」と
選択・入力すると、危険な行動をする可能性があるため
歩合40の割引は少なくなるか、もしくは割増となる。
ツアー日数36に「4」日を選択・入力すると、日数が
多くなる分だけそれぞれの海外旅行保険項目3a〜3e
の歩合40の割引が少なくなる(実施例では−1〜−2
%)。
【0036】そして、旅行者数37を「2」人を選択・
入力すると、旅行者が多くなるだけそれぞれの海外旅行
保険項目3a〜3eの歩合40の割引が多くなる(実施
例では−2〜−3%)。旅行者年齢38を「25〜3
0」歳と選択・入力すると、年齢が若い分だけそれぞれ
の海外旅行保険項目3a〜3eの歩合40の割引が多く
なる(実施例では−2〜−4%)。なお、この旅行者年
齢38は旅行者全員の平均年齢か、最高年齢もしくは最
低年齢を選択させるようにしてもよい。
【0037】以上のような査定結果から、右端の歩合合
計41にそれぞれの海外旅行保険項目3a〜3eの歩合
が設定されて、それぞれの海外旅行保険項目3a〜3e
にあらかじめ設けられた保険金額と掛け合わされること
で、それぞれの海外旅行保険項目3a〜3eの保険金額
が決定し、それらがすべて足し合わされて海外旅行保険
料となる。そして、図示しない表示画面上に海外旅行保
険料及び/又は選択された海外旅行保険項目が表示され
ることとなる。
【0038】次に、レジャーボート保険の保険料を決定
する手段を説明する。図11はアクセス者(保険契約
者)のレジャーボート保険の船体データ7a及び日程デ
ータ7dに基づく選択・入力画面である。この船体デー
タ7a及び日程データ7dでは船種42、船体重量4
3、製造日44、航海日程45、航海区域46に関する
データがそれぞれ一覧となってスクロールする形態にて
表示される。アクセス者は、それぞれのデータにおいて
合致しているものを選択する。この実施例の場合、船種
42はクルーザーであり、船体重量43は3〜5tであ
り、製造日44は2000年であり、航海日程45は1
日であり、航海区域46は湾内であると選択されてい
る。この入力方法においても、実施例では一覧から選択
するという形態をとっているが、文字情報を入力した
り、船の絵柄を用いて選択したりすることも可能であ
る。
【0039】図12はアクセス者のレジャーボート保険
の操縦者データ7b、搭乗者データ7cに基づく選択・
入力画面である。この操縦者データ7b、搭乗者データ
7cでは操縦者年齢47、操縦歴48、搭乗者人数4
9、搭乗者年齢50に関するデータがそれぞれ一覧とな
ってスクロールする形態にて表示される。この実施例の
場合、操縦者年齢47は30〜35歳であり、操縦歴4
8は3〜5年であり、搭乗者人数49は4人であり、搭
乗者年齢50は30〜35歳であると選択されている。
この搭乗者年齢50は平均年齢や、最低年齢、最高年齢
でもよい。
【0040】図13は図11、図12で選択・入力した
レジャーボート保険の関連データ42〜50から、それ
ぞれのレジャーボート保険項目4a〜4dの選択及びそ
の歩合を算出する保険料決定の結果データを概念的に表
したものである。この結果データは、レジャーボート保
険の各関連データ42〜50に個々に設定されている歩
合と、ROM11(図1参照)内の選択プログラム14
(図1参照)及び算出プログラム15(図1参照)とに
よって導かれるものである。まず、この結果データは縦
方向(列方向)にレジャーボート保険の項目4a〜4d
が設けられ、それぞれに保険金額があらかじめ設定され
ている。横方向(行方向)にはレジャーボート保険関連
データ7が設けられる。関連データ7の下部には、アク
セス者が選択・入力したデータ51が設けられる。そし
て、レジャーボート保険の項目4a〜4dと関連データ
7とが交差する部分には、保険金額を決定する要素とな
る歩合52が設定される。
【0041】ここで、アクセス者(保険契約者)が船種
42を「クルーザー」と選択・入力すると、それぞれの
レジャーボート保険の項目4a〜4dと船種42との交
差する部分に、保険金額の歩合52が設定される。歩合
52の設定方法としては、例えば船体4aの項目の場
合、釣り船やジェットスキー等に対して高価であるた
め、歩合52の割引は少なくなる(実施例では−1
%)。搭乗者傷害4bの項目の場合では、ジェットスキ
ー等に比べ身体が船に覆われているため、歩合52の割
引が多くなる(実施例では−2%)。賠償責任4cの項
目の場合では、ジェットスキー等に比べ船外の人や物に
損害を与えることは少ないが、大型である分、死角が増
えるために歩合52の割引は少なくなる(実施例では−
1%)。捜索救助費用4dの項目の場合では、沈没や遭
難の危険性が低いため、歩合52の割引は多くなる(実
施例では−2%)。
【0042】次に、アクセス者が船体重量43を「3〜
5」tと選択・入力すると、船体が大型である分船体4
aや賠償責任4cの項目では歩合52の割引は少なくな
るが(実施例では−1〜−2%)、搭乗者傷害4bや捜
索救助費用4dの項目では歩合52の割引は多くなる
(実施例では−2%)。そして製造日44を「200
0」年と選択・入力すると、船を新しく購入した可能性
が高いため、危険を冒さない可能性が高くなって歩合5
2の割引は多くなる(実施例では−2〜−4%)。
【0043】次にアクセス者が航海日程45を「1」日
と選択・入力すると、一律に割引され、航海日数が多く
なるほど歩合52の割引が少なくなる(実施例では−6
0%)。そして、航海区域46を「湾内」と選択・入力
すると、湾内は比較的安全であるため歩合52の割引が
多くなるが(実施例では−2%)、その分船外の人や物
に損害を与える可能性があるので、賠償責任4cは歩合
52の割引は少なくなる(実施例では−1%)。
【0044】そして、操縦者年齢47に「30〜35」
歳と選択・入力すると、年配の操縦者に比べ事故をする
可能性が低くなるため、歩合52の割引が多くなる(実
施例では−2〜−3%)。操縦歴48に「3〜5」年と
選択・入力すると、操縦歴の長さに応じて歩合52の割
引が多くなる(実施例では−2〜−3%)。搭乗者人数
59に「4」人と選択・入力すると搭乗者傷害4bや捜
索救助費用4dの項目の歩合52の割引は少なくなるが
(実施例では−1%)、それ以外の項目の歩合52の割
引は多くなる(実施例では−2〜−3%)。搭乗者年齢
50を「30〜35」歳と選択・入力すると、搭乗者傷
害4bや捜索救助費用4dの項目の歩合52の割引は多
くなる(実施例では−2〜−3%)。
【0045】以上のような査定結果から、右端の歩合合
計53にそれぞれのレジャーボート保険項目4a〜4d
の歩合が設定されて、それぞれのレジャーボート保険項
目4a〜4dにあらかじめ設けられた保険金額と掛け合
わされることで、それぞれのレジャーボート保険項目4
a〜4dの保険金額が決定し、それらがすべて足し合わ
されてレジャーボート保険料となる。そして、図示しな
い表示画面上にレジャーボート保険料及び/又は選択さ
れたレジャーボート保険項目が表示されることとなる。
【0046】次に、保険設計方法の手順の一例を図1
4、15に示す。まず、この保険設計のサイトにアクセ
スがあるかどうか判断する(S10)。その後アクセス
がなければ前に戻り、アクセスがあれば図示しない主サ
イト画面を表示する(S20)。そこで各保険の選択
(S30)がなければ主サイト画面を表示したままにな
るが、選択があれば各保険画面を表示する(S60)。
ここでは、レジャーボート保険においてのみ、会員登録
がなされているかを問い(S40)、会員となっていな
ければ会員登録の画面を表示して登録してもらい(S5
0)、すでに会員となっている場合にはレジャーボート
保険の画面を表示する(S60)。またレジャーボート
保険においてのみ会員になるのではなく、家財保険や海
外旅行保険の契約においても会員になってもらうことも
可能である。
【0047】次に、図4〜6、図8〜9、図11〜12
で説明した各保険の各関連データをアクセス者(保険契
約者)が選択・入力画面にて選択・入力していく(S7
0)。該当する部分の選択・入力が終了していなければ
もう一度入力し、入力が完了すると(S80)、選択手
段である選択プログラム14(図1参照)が入力された
各関連データに基づき、各保険の項目を選択していく
(S90)。その後、算出手段である算出プログラム1
5(図1参照)が選択プログラム14の選択した各保険
の項目と、入力された各関連データとから各保険の項目
ごとの保険金額を算出し(S100)、その保険の保険
料を算出する。その後、その保険料をサイト画面上に表
示する(S110)。
【0048】そして、その保険を購入する場合には(S
120)、支払方法の確認をする(S130)。その保
険を購入しなければそのまま通過し、他の保険の購入希
望があれば(S140)、主サイト画面まで戻り、再び
各関連データ等の入力をする。何もなければ終了する。
【0049】なお、保険に会員制のシステムをインター
ネット等の通信手段を介して採用ことができる。例え
ば、インターネット等の通信手段を介して所定のサイト
(アクセス局)で損害保険(又は生命保険)の契約をす
る際に、その契約者又は予定者の会員登録を可能とし
(そのサイトにおける会員制、又はそのサイトに限らず
広く一定範囲の会員制を採用し)、その会員の固有情報
をサイトのサーバ等の記憶手段、又はインターネット等
の通信手段を利用して別の記憶手段に記憶しておく。
【0050】そして、例えば上記サイトで保険契約を行
った実績に応じてポイント制等の特典を会員に付与し、
例えば所定のポイントに応じて、以後契約する保険料を
割引するとか、あるいは現状の保険契約を継続(更新)
する際の保険料を割り引くとか、更には取得したポイン
トに応じて所定の景品を付与する又は所定のサービスを
提供する等の優遇サービスを行うことも可能である。
【0051】ここで、サーバ等の記憶手段に会員のID
(特定)情報を記憶するとともに、会員の特典(例えば
ポイント)情報を累積して記憶し、当該サイトを通じ
て、保険設計をするに当たり、前述の保険項目を選択す
るプログラムを実行し、保険料を算出し、これらの情報
を、通信手段を介してアクセス者に提示する際に、上記
記憶手段から会員の現状の(最新の)特典情報を読み出
し、その特典(ポイント等)を反映させて、保険料(通
常は割り引いた)を算出し、これを通信手段を介してア
クセス者に提示することも可能である。また、会員デー
タに基づき、保険の自動更新(期限の到来等に起因す
る)を行うプログラムを記憶し、これを実行し、その後
インターネット等の通信手段を利用した電子メール等で
会員に報告することもできる。
【0052】また、上記のような保険設計・契約サイト
のために、複数種類の保険、例えば前述の家財保険、海
外旅行保険、レジャーボート保険その他の損害保険、さ
らには生命保険等をサイトに用意し、アクセス者はこれ
らのうちから任意の保険を選択し、その選択した種類の
保険について保険設計(保険契約締結も含めて)を行い
得るようにすることができる。そして、会員の登録もこ
のサイトでインターネット等の通信手段を介して行う
か、あるいは当該サイトで保険契約が締結された際に自
動的に会員登録を行うかのいずれかとし、その会員情報
(会員特定情報、特典情報等)をサーバ等の記憶手段に
記憶しておく。
【0053】会員に登録されてから、その会員がアクセ
ス者となって、別の種類の保険契約を行おうとする場
合、あるいは保険の種類は同じであるが、同種の保険の
更新(継続)あるいは別途ランクの異なる新たな保険契
約をしようとする場合において、会員であることによる
特別保険料(割引)、あるいはこれ加え又はこれとは別
に、会員特典(ポイント等)による保険料の割引をプロ
グラム上で実行し、会員であること及び/又は累積した
会員特典情報に基づいて保険料を算出して、アクセス者
に提供することもできる。その場合、保険設計システム
では、会員の有無のデータの入力を取り込み、会員であ
る場合は記憶手段から会員情報(会員特定や累積の特典
情報等)を読み出し、これを保険料の算出ステップに反
映させることとなる。
【0054】あるいは、記憶される会員情報には、当該
サイトでアクセス者が最初に保険設計を行った際のデー
タ(例えば住居の階数、構造、築年数、住所地、海抜、
持病、年齢その他の種々の情報)をコピー又は適宜抽出
の形で含むことができ、当該会員から保険設計のアクセ
スがある場合は、会員の有無又は会員IDを質問するス
テップを加えることにより、会員である場合は、その会
員情報を記憶手段から読み出し、これの全部又は一部を
アクセス者の固有状況のデータに流用して、新たな固有
状況の入力の一部又は全部を省略し、これに基づいて必
要な保険項目を選択するプログラムを実行することも可
能である。
【0055】いま例えば、家財保険に関し、独身者がア
パートの賃貸契約した際に、その部屋自体及びそこに備
えてある建具、エアコンその他の家財について家財保険
契約をして入居し、その後結婚して新居を構え、そこで
新たな家財保険の契約をするような場合、会員として記
憶手段に登録されていることにより、まったく新規の保
険契約の場合より有利な条件(例えば保険料の割引等)
で保険設計(契約締結も含む)する。このようにすれ
ば、サイト主催者は保険設計サイトで多くの会員(保険
契約者:ユーザー)を取り込むことができ、またユーザ
ーにとっても会員である有利な条件で契約できるから、
保険者及び被保険者の双方にとってメリットが生じる。
【0056】また、複数種類の保険にまたがって、共通
の会員制をインターネット等の通信手段を介して敷くこ
とにより、保険会社にとっては例えば家財保険、火災保
険、旅行保険といった複数種の保険における顧客管理を
一元的に行うことが可能となり、またユーザーにとって
も一つの会員のメリットを複数の保険にまたがって享受
でき、しかも加入した保険の管理・把握もしやすくな
る。この点でも、保険会社及びユーザーの双方に利点の
大きい会員制と言える。
【0057】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、各請求項に記
載した範囲を逸脱しない限り、当業者が有する知識に基
づく改良を適宣付加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の保険設計方法の中核をなすサーバ1
00の概念図。
【図2】各保険の各保険項目を表す図。
【図3】各保険の各関連データを表す図。
【図4】家財保険の不動産の地域データに基づく選択・
入力画面を表す図。
【図5】家財保険の構造データに基づく選択・入力画面
を表す図。
【図6】家財保険の保険契約者関係データに基づく選択
・入力画面を表す図。
【図7】家財保険の保険料決定の結果データを概念的に
表す図。
【図8】海外旅行保険の地域データに基づく選択・入力
画面を表す図。
【図9】海外旅行保険の旅行内容データ・保険契約者
(旅行者)関係データに基づく選択・入力画面を表す
図。
【図10】海外旅行保険の保険料決定の結果データを概
念的に表す図。
【図11】レジャーボート保険の船体データ及び日程デ
ータに基づく選択・入力画面を表す図。
【図12】レジャーボート保険の操縦者データ、搭乗者
データに基づく選択・入力画面を表す図。
【図13】レジャーボート保険の保険料決定の結果デー
タを概念的に表す図。
【図14】保険設計方法の手順の一例を示すフローチャ
ート。
【図15】図14に続くフローチャート。
【符号の説明】
1 ハードディスク 2 家財保険項目メモリ 2a〜2i 家財保険項目 3 海外旅行保険項目メモリ 3a〜3e 海外旅行保険項目 4 レジャーボート保険項目メモリ 4a〜4d レジャーボート保険項目 5 家財保険関連データメモリ 6 海外旅行保険関連データメモリ 7 レジャーボート保険関連データメモリ 14 選択プログラム 15 算出プログラム 29、40、52 歩合 30、41、53 歩合合計

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家財ないし住宅(以下、単に家財とい
    う)保険に関し、インターネット等の通信手段に接続さ
    れたサーバ等の記憶手段に複数の家財保険項目を記憶
    し、保険契約者が前記通信手段を介して前記記憶手段と
    関連付けられたサイトにアクセスし、前記複数の家財保
    険項目の該当する部分を選択して家財保険項目の内容及
    び家財保険料を設計する保険設計方法であって、 前記保険契約者が購入又は賃貸をする不動産の地域デー
    タ・構造データ・保険契約者関係データその他の不動産
    もしくは保険契約者の関連データを、その関連データの
    内容の選択が可能な選択タームを含んだ形態で前記記憶
    手段に記憶しておき、前記保険契約者が前記選択ターム
    をサイト画面上で選択・入力することで、前記記憶手段
    と接続された選択手段が前記選択タームの入力内容に基
    づいて必要とされる家財保険項目を選択し、かつ前記記
    憶手段と接続された算出手段が前記選択タームの入力内
    容に基づいて、前記必要とされる家財保険項目の保険金
    額を算出し、その保険金額を合計して家財保険料を設定
    し、その家財保険料及び/又は前記選択された家財保険
    項目を前記サイト画面上で表示することを特徴とする保
    険設計方法。
  2. 【請求項2】 海外旅行保険に関し、インターネット等
    の通信手段に接続されたサーバ等の記憶手段に複数の海
    外旅行保険項目を記憶し、保険契約者が前記通信手段を
    介して前記記憶手段と関連付けられたサイトにアクセス
    し、複数の海外旅行保険項目の該当する部分を選択して
    海外旅行保険項目の内容及び海外旅行保険料を設計する
    保険設計方法であって、 前記保険契約者が旅行する地域データ・旅行内容データ
    ・保険契約者関係データ・予測可能な気象データその他
    の地域もしくは旅行内容もしくは保険契約者もしくは気
    象の関連データを、その関連データの内容の選択が可能
    な選択タームを含んだ形態で前記記憶手段に記憶してお
    き、前記保険契約者が前記選択タームをサイト画面上で
    選択・入力することで、前記記憶手段に接続された選択
    手段が前記選択タームの入力内容に基づいて必要とされ
    る海外旅行保険項目を選択し、かつ前記記憶手段に接続
    された算出手段が前記選択タームの入力内容に基づい
    て、前記必要とされる海外旅行保険項目の保険金額を算
    出し、その保険金額を合計して海外旅行保険料を設定
    し、その海外旅行保険料及び/又は前記選択された海外
    旅行保険項目を前記サイト画面上で表示することを特徴
    とする保険設計方法。
  3. 【請求項3】 船体及び/又は前記船体に搭乗する搭乗
    者及び/又は船外の対人対物及び/又は捜索救助の損害
    を補償するレジャーボート保険に関し、インターネット
    等の通信手段に接続されたサーバ等の記憶手段に複数の
    レジャーボート保険項目を記憶し、保険契約者が前記通
    信手段を介して前記記憶手段と関連付けられたサイトに
    アクセスし、複数のレジャーボート保険項目の該当する
    部分を選択してレジャーボート保険項目の内容及びレジ
    ャーボート保険料を設計する保険設計方法であって、 前記保険契約者が航行する船体データ・操縦者データ・
    搭乗者データ・日程データ・予測可能な気象データその
    他の船体もしくは操縦者もしくは搭乗者もしくは日程も
    しくは気象の関連データを、その関連データの内容の選
    択が可能な選択タームを含んだ形態で前記記憶手段に記
    憶しておき、前記保険契約者が前記選択タームをサイト
    画面上で選択・入力することで、前記記憶手段に接続さ
    れた選択手段が前記選択タームの入力内容に基づいて必
    要とされるレジャーボート保険項目を選択し、かつ前記
    記憶手段に接続された算出手段が前記選択タームの入力
    内容に基づいて、前記必要とされるレジャーボート保険
    項目の保険金額を算出し、その保険金額を合計してレジ
    ャーボート保険料を設定し、そのレジャーボート保険料
    及び/又は前記選択されたレジャーボート保険項目を前
    記サイト画面上で表示することを特徴とする保険設計方
    法。
  4. 【請求項4】 複数の保険項目を組み合わせた全体で保
    険料が決定される保険設計システムであって、 インターネット等の通信手段に接続され、その通信手段
    を介してアクセス可能なサーバ等のアクセス局を有し、
    そのアクセス局は、 複数の保険項目を記憶する保険項目記憶部と、 保険を掛けようとする被保険予定者側の固有の状況を、
    前記通信手段を介した文字情報の入力により又はクリッ
    ク等の選択指示により取り込む固有状況取り込み手段
    と、 その固有状況に対応して、前記複数の保険項目から保険
    契約に含めるべき保険項目を選択するプログラムを記憶
    するプログラム記憶部と、 そのプログラムを実行させることによりどの保険項目を
    選びどの保険項目を割愛すべきかを決定する実行手段
    と、 その実行手段により前記固有状況に対応して選択された
    保険項目から保険料を算出する保険料算出手段と、 算出された保険料及び/又は前記選択された保険項目の
    表示情報を、前記通信手段を介してアクセス者に提供す
    る表示手段と、 その表示情報の提供に基づいて保険契約を締結すること
    を決めたアクセス者からの指示入力により保険契約を締
    結する契約締結手段と、 前記保険料を前記通信手段を介して課金する課金手段
    と、 を含むことを特徴とする保険設計システム。
  5. 【請求項5】 前記損害保険が、家財ないし住宅保険、
    海外旅行保険及びレジャーボート保険のいずれかである
    請求項4に記載の保険設計システム。
JP2000373412A 2000-12-07 2000-12-07 保険設計方法及び保険設計システム Pending JP2002175407A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000373412A JP2002175407A (ja) 2000-12-07 2000-12-07 保険設計方法及び保険設計システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000373412A JP2002175407A (ja) 2000-12-07 2000-12-07 保険設計方法及び保険設計システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002175407A true JP2002175407A (ja) 2002-06-21

Family

ID=18842812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000373412A Pending JP2002175407A (ja) 2000-12-07 2000-12-07 保険設計方法及び保険設計システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002175407A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015082228A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 Peach・Aviation株式会社 保険提示システム、方法、及びコンピュータプログラム
CN112418745A (zh) * 2019-08-22 2021-02-26 天津五八到家科技有限公司 保单生成方法、装置、设备和存储介质
JP2022043694A (ja) * 2020-09-04 2022-03-16 マーブル株式会社 保険システム、保険方法、および保険プログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015082228A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 Peach・Aviation株式会社 保険提示システム、方法、及びコンピュータプログラム
CN112418745A (zh) * 2019-08-22 2021-02-26 天津五八到家科技有限公司 保单生成方法、装置、设备和存储介质
JP2022043694A (ja) * 2020-09-04 2022-03-16 マーブル株式会社 保険システム、保険方法、および保険プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Lee et al. What explains the concentration of off-premise alcohol outlets in Black neighborhoods?
Rauch et al. Like Uber, but for local government law: the future of local regulation of the sharing economy
US8712805B1 (en) Method and system for providing geohazard information to customers
US20040021584A1 (en) Market status icons in real-estate information search and retrieval system
Marcuse Urban form and globalization after September 11th: The view from New York
JP2011159195A (ja) 貸出情報処理システムおよび貸出情報処理方法
Asquith Do rent increases reduce the housing supply under rent control? Evidence from evictions in San Francisco
Mak Private law perspectives on platform services
US10942520B1 (en) Creating trip routes for autonomous vehicles
JP2002175407A (ja) 保険設計方法及び保険設計システム
US20210090149A1 (en) Integrated online travel planning system
WO2010004770A1 (ja) レジデンスカーを用いた被災地の救済システム
Dobson Transportation network companies: How should South Carolina adjust its regulatory framework
US20020004737A1 (en) Method and system for market evaluation
Alzahrani et al. An assessment of the factors influencing the selection of the best carsharing alternative in portland area using hierarchical decision modeling (HDM)
JP2008027175A (ja) 保険料算出サーバー、保険料算出支援サーバー、保険料算出方法及びプログラム
CN113887765A (zh) 基于车位共享的访客预约与引导的方法和计算机程序产品
Benjamin et al. The value of smoking prohibitions in vacation rental properties
Squires et al. Planning for affordable housing in coastal sea change communities
Chakravarty Between Informalities: Mahipalpur Village as an Entrepreneurial Space
Altman Coping with locational advantage: Tourism and economic development at Seisia community, Cape York Peninsula
JP6544848B2 (ja) 避難支援装置及び避難支援システム
JP7440155B1 (ja) プログラム、方法、および情報処理システム
WO2022130933A1 (ja) 物件管理システム、及び物件管理方法
Austin et al. Auckland: cappuccino city?