JP2002174359A - 弁装置 - Google Patents

弁装置

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JP2002174359A
JP2002174359A JP2000367948A JP2000367948A JP2002174359A JP 2002174359 A JP2002174359 A JP 2002174359A JP 2000367948 A JP2000367948 A JP 2000367948A JP 2000367948 A JP2000367948 A JP 2000367948A JP 2002174359 A JP2002174359 A JP 2002174359A
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valve
water supply
fluid
valve device
cylinder
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JP2000367948A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Fukase
彊 深瀬
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KOGUMA KIKAI KK
Original Assignee
KOGUMA KIKAI KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】構造が簡単で、且つ、弁の修理・保守・試験な
どのために弁前後の流体通路を遮断する仕切弁の敷設を
必要としない弁装置を得る。 【解決手段】流体の遮断および開放を行う弁体が、一端
に開口8bを有するシリンダー構造8であって、弁装置
本体1内部に収容されたスリーブ9内を液密的に摺動自
在である。そしてそのシリンダー8の内腔に圧力を持っ
た作動流体を導入するピストン11を挿入して、ピスト
ン11経由で圧力流体を導入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は一斉開放弁等をはじ
め広い範囲で使用できる新規の弁装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】流通の制御をすべき流体を利用して開閉
を行わせる形式の従来の弁装置は、図6に示すごとく一
組のピストンPとシリンダCにより操作杆Tを移動さ
せ、その移動によって流体の流通を遮断している弁体V
aならびに弁体Vbを弁座Sa或いは弁座Sbから開離
させて、送水元側Hの流体を送水先側Lへ送り込む形式
であった。図示例の場合には、流体の流通に関して単な
る「遮断」「開放」を行わしめるのみでなく、送水先側
Lの状況に応じて小さな流量の供給と大きな流量の供給
を段階的に行い得るよう、弁体と弁座を大小二組設置し
て、それらを操作杆Tによって操作するように設計され
ているが、弁体が単一であってもこの形式で開閉の制御
が行えるのは当然であり、弁装置の基本的動作は、送水
元側Hの圧力を受けている弁体Va及び弁体Vbの受圧
面積と、図6においてピストンPの下側Uに加えられる
圧力との関係の上に成立しており、図面から明らかなご
とくピストンPの上側Oには送水先側Lの圧力が加えら
れているので、ピストンPの下側Uに加えられる流体の
圧力が上側Oに加えられている圧力を超えるとピストン
Pの上昇が始まり、それによって上昇せしめられる操作
杆Tが先ず弁体Vaを押し上げ、更に、操作杆Sが上昇
すれば弁体Vbが押し上げられ、その結果として送水元
側Hの流体が弁座Sa及び弁座Sbを経て送水先側Lへ
流入することになる。
【0003】送水先側Lの圧力が所望の値に達すると、
開弁の際とは逆の動作によって弁体Vbと弁体Vaが閉
鎖され、送水元側Hから送水先側Lへの送水が停止され
る。この場合には、ピストンPの下面Uへの圧力と上面
Oへの圧力のバランスの変化によって、ピストンPが下
降して、その結果弁体Vbと弁体Vaがそれぞれの弁座
Sa弁座Sbを閉鎖することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の弁装置の流体制
御に関する機能的な問題点は各種の研究によってそれぞ
れ解決の道が見出され、それによって図6に示すごとき
具体的な弁装置が市場に供給されてきた。しかしなが
ら、現在において要求される機能的確実性、経済性、生
産性などの諸点が、これまでの技術によって達成されて
いるとは言い難い。解決すべき課題の第一は、弁装置の
構造的複雑さと部品点数の多さである。改良に改良を加
えて、時代に要求される機能を果たすものを求めた結
果、その構造は年々複雑になり、部品点数が増加して生
産コストが増大し、また複雑になっただけ装置自体も繊
細になりメインテナンスに費用がかかる状況は、どんな
機械装置においても共通の悩みであるが、その点が省み
られることは無く現在にいたっている。
【0005】解決すべき課題の第二の点は、実際の使用
に際しては図6のごとき弁装置の送水元側Hに連続し
て、仕切り弁を設置し、弁装置及び弁装置の送水先側L
に接続される管路の修理点検或いは試験を行う際に、そ
の仕切り弁を閉鎖して送水元側Hからの流体の流入を停
止する必要があることである。流体操作の弁装置には仕
切り弁が付設されることが常識であり、これまで仕切り
弁の設置に疑問が提示されたことは無いが、弁装置に更
に仕切り弁を付設すると完全な状態の装置全体の重量及
び体積は大きなものとなり、設置のための空間をそれに
対応する大きさに定めなければならないため、設備費の
増大、施設建設費の増加を招くことになり、弁装置のみ
で全ての機能が達成できる形式のものが要求されてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述のごとく従来品にお
いては、弁体Vaならびに弁体Vbを移動させるため
に、シリンダーCとそれに内挿され且つ弁体を操作する
ための操作杆Tを有するピストンPが使用されてきた。
そして、流体の適当な方向への供給によりピストンPを
シリンダーC内で摺動させ、その動作を操作杆Tによっ
て弁体Va及び弁体Vbに伝達して弁装置の開閉を制御
した。この形式は旧来からの弁装置の概念を踏襲するの
みに止まっており、新しい弁装置のためには新しい弁装
置の概念が生み出されなければならない。
【0007】本発明における発想の根本は、弁装置の要
求される機能が流体の制御であると言う基本概念だけを
追求すること、ならびに従来は弁装置と組み合わせて使
用されてきた仕切り弁の機能を弁装置自体に具備させる
と言う二つの命題の追求にある。弁体を駆動するために
ピストンを移動させると言う発想は前述のごとく従来か
ら存在していたが、本発明においては移動する必要のあ
るものは即ち弁体であると言う観点から、弁体とピスト
ンの移動を同一視し、ピストンをそのまま弁体に置換す
れば、部品点数を減縮し所望の設計が得られるのではな
いかと言う取り掛かりから追求がなされたが、ピストン
の二つの受圧面にそれぞれ送水元側と送水先側の圧力を
加えることによって適切な制御が出来ないと言う状況が
あり、これら二つの圧力によって望ましい動きが得られ
るのはピストンではなく、ピストンが収容されるシリン
ダーではないかと言う着想が生まれ、本発明の基本構想
が完成された。
【0008】ピストンを固定すると共にそのピストンに
流体供給及び排出の流路を備えさせ、ピストンが内挿さ
れているシリンダーを液密的且つ可動的に設置して、ピ
ストンからシリンダー内腔に供給された流体の圧力によ
って、シリンダーを摺動させて弁座とシリンダーの間で
流体の遮断及び開放を制御させる。これによって、これ
までピストンと別体に設置しなければならなかった弁体
を構造的に省略することが可能となり、且つ、弁装置の
送水元側と送水先側をシリンダーによって明確に分割す
ることが出来るため、仕切り弁の作用を弁装置自体に付
属させることも可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1及び図2によって本発明の具
体的実施例を説明すると、図面において1は弁装置本
体、2は弁本体の送水元側3と連続する開口4を閉鎖す
る蓋体、5は隔壁6によって送水元側3と仕切られた送
水先側、7は隔壁6に設置された弁座で該弁座7を介し
て送水元側3と送水先側5は接続されている。8は開口
4の内壁に設置されたスリーブ9に沿って液密的に摺動
可能に設置され且つ端部が弁座7に当接して送水元側3
と送水先側5の間を遮断するシリンダーで、図示のごと
く断面はコの字状を呈する中空の筒形で、筒形の閉鎖端
8aは蓋体2に対面し、筒形の開放端8bは弁座7内に
あって送水先側5に対面している。図1に示すごとく、
開放端8bに近接して設置されたシール10が弁座7に
圧接して、送水元側3と送水先側5の間が遮断されてい
る。11は送水先側5からシリンダー8の内腔8cに挿
入されたピストンで、弁装置本体1の外部からシリンダ
ー8の内腔8cに流体を供給するための流路11aを有
すると共に、該流路11aから余剰の流体を送水先側5
へ放出するための通路11bが穿設されている。シリン
ダー8はその内腔8cに挿入されたピストン11に対し
ても液密的に摺動できるように設置されている。
【0010】作動につき説明すると、図1において送水
元側3の圧力が送水先側5の圧力よりも高い状態であ
り、送水先側5への送水が必要とされる場合、外部から
送水元側3と同圧の流体をピストン11の流路11aを
介してシリンダー8の内腔8cへ供給する。シリンダー
8の送水元側3に露出している受圧面積と内腔8cの受
圧面積は予め計算されており、後者がより広くなるよう
に設計されているので、内腔8cへ供給された流体はそ
の一部が流路11aの通路11bから送水先側5へ漏出
するにもかかわらず、蓋体2とシリンダー8の間に張設
されたスプリング12の圧力に抗してシリンダー8を図
中上方へ押し上げ、図2の状態へ移行させる。
【0011】図2において、シリンダー8は弁座7から
開離して、送水元側3の流体は弁座7の開口を介して送
水先側5へ流入し、流体の必要な供給が行われる。必要
とされた流体の供給が達成された時点で、ピストン11
の流路11aによるシリンダー8の内腔8cへの流体の
供給を停止すると、内腔8c内の圧力は無くなり、シリ
ンダー8はスプリング12と送水元側3内にある部分の
受圧によって下降し、最終的に図1の状態に復帰する。
この際に下降するシリンダー8によって加圧された内腔
8c内の残存流体は、流路11aの通路11bから送水
先側5へ流出する。
【0012】図3に示す実施例は図1及び図2に示すも
のと全く同様に作動するものであるが、シリンダー8の
形状に多少の変更を加えたもので、閉弁時に弁座7内に
突入しているシリンダー8の端部8dの外周を端部8d
先端に向かう傾斜面として、シリンダー8が弁座7から
開離し始めると、送水元側3から送水先側5への流体供
給が等比級数的に増大すべく設計されたものである。
【0013】図4に示す実施例は図1に示したものと同
様であるが、弁装置の管理のために弁装置本体1の底部
に別体のプラグ13を螺着し、プラグ13によってピス
トン8を支持せしめたものである。このような変更は図
3に示した実施例においても全く同様に採用できる。こ
れらの装置においては、シリンダー8を弁座7に圧接さ
せた「閉」の状態で、プラグ13を螺脱し、更に蓋体2
を弁装置本体1から離脱することによって、図5に示す
ごとく、送水元側3からの流体をシリンダー8で遮断し
た状態で、送水先側5での任意の作業が出来、また、弁
装置の開口4内のスプリング12の交換作業などが行え
る。
【0014】
【発明の効果】以上のごとく本発明によると、従来は弁
体を操作するための手段であったピストン11とシリン
ダー8を利用して、シリンダー8を弁体として作用させ
ることが出来るので、弁装置の構造の大幅な改良が可能
となると共に、シリンダー8が弁体であるため、制御さ
れるべき流体を導通させたままで弁装置を分解すること
が可能となり、それによって従来は弁装置に不可分に連
接されていた仕切り弁の機能を弁装置自体に具備させる
ことが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例の閉状態にある断面図であ
る。
【図2】本発明第一実施例の開状態にある断面図であ
る。
【図3】本発明第二実施例の開状態にある断面図であ
る。
【図4】本発明第一実施例の変形の閉状態にある断面図
である。
【図5】図4に示す例の分解した状態の断面図である。
【図6】従来品弁装置の閉状態の断面図である。
【符号の説明】
1 弁装置本体 2 蓋体 3 送水元側 4 開口 5 送水先側 6 隔壁 7 弁座 8 シリンダー 8a 閉鎖端 8b 開放端 8c 内腔 8d 端部 9 スリーブ 10 シール 11 ピストン 11a 流路 11b 通路 12 スプリング 13 プラグ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送水元側と送水先側の間の流路を遮断し
    或いは開放することによって流体の流通を制御する弁装
    置において、流通を制御する弁体が一端に開口を有する
    筒体であり、該筒体の内腔に圧力流体を導入する手段を
    有していることを特徴とする弁装置。
  2. 【請求項2】 弁体が弁装置本体内部に収容されたスリ
    ーブ内を液密的に摺動自在であると共に、弁体の内腔に
    挿入されたピストンに対しても液密的に摺動自在である
    ことを特徴とする請求項1記載の弁装置。
  3. 【請求項3】 圧力流体を導入する手段が弁体の内腔に
    挿入されたピストンを経由して設置されていることを特
    徴とする請求項1記載の弁装置。
JP2000367948A 2000-12-04 2000-12-04 弁装置 Pending JP2002174359A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102777650A (zh) * 2011-05-13 2012-11-14 中国北车集团大同电力机车有限责任公司 单向节流阀

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0430376U (ja) * 1990-07-05 1992-03-11
JP2000002358A (ja) * 1998-06-16 2000-01-07 Shingo Yokota 自動調整弁装置

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