JP2002172089A - 中心外視力測定用視力表 - Google Patents

中心外視力測定用視力表

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JP2002172089A
JP2002172089A JP2000372964A JP2000372964A JP2002172089A JP 2002172089 A JP2002172089 A JP 2002172089A JP 2000372964 A JP2000372964 A JP 2000372964A JP 2000372964 A JP2000372964 A JP 2000372964A JP 2002172089 A JP2002172089 A JP 2002172089A
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Hiroshi Uosato
里 博 魚
Akio Nakagawa
川 皓 夫 中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 黄斑部疾患や中心暗点を有する症例の場合で
も、中心窩近傍の傍中心窩の傍中心窩視力を臨床的に簡
便に測定できる中心外視力測定用視力表を得ること。 【解決手段】 視標シートまたはプレート2の中央部の
第1の視標M1を中心として、その周りに同形、同寸法
の第2の視標M2を配置する。視標シートまたはプレー
ト2は、0.1の視力から2.0の視力までLogMA
Rスケールで14段階のものを用意する。これにより、
中心窩視力で第1の視標M1を読めない被検者でも傍中
心窩視力で第2の視標M2を読むことができ、総合視力
を判定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中心外視力測定用
視力表に係り、特に視力検査において中心視力(中心窩
視力)の測定が困難な人の視力測定用視力表に関する。
【0002】
【従来の技術】網膜・硝子体疾患のうち黄斑部疾患で
は、裂孔や円孔のために中心視力が低下する。特に黄斑
円孔では、視力検査において固視しよう(見つめよう)
とする対象が見えないために中心視力(中心窩視力)の
測定が困難であり、測定結果が不安定なことが多い。黄
斑円孔が形成される前には中心窩に視細胞があったもの
が、黄斑円孔が形成されると中心窩に視細胞がなくなっ
てしまうからである。このような状況のもとで、従来は
中心視力が低下した人について、中心外視力をも含めた
総合視力を検査する手段がなかったのが実状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、中心窩視力
は低くても、円孔外の傍中心窩で固視できれば、円孔外
位置での視力を評価できることになる。日常生活では、
中心窩視力は低くても傍中心窩視力がある程度維持され
ていれば、総合視力維持の点で大いに役立つはずであ
る。しかしながら、現状の視力表は中心視力のみを対象
としているので中心視力のみしか検査できず、総合視力
向上に与る傍中心窩視力を簡便に臨床検査する手段がな
い。
【0004】よって、本発明は、黄斑部疾患や中心暗点
を有する症例の場合でも、中心窩近傍の傍中心窩の傍中
心窩視力を臨床的に簡便に測定できる中心外視力測定用
視力表を得ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記課
題は、第1の視標を中心として、その周りに同寸法の第
2の視標が配置された構成を有する中心外視力測定用視
力表によって解決される。
【0006】前記第2の視標の少なくとも一部はそれぞ
れの色が異なるようにすることができる。好ましい実施
の形態では、前記第1および第2の視標を、第1の視標
を中央部に置いて格子状に配置することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して、本発明の実
施の形態について説明する。
【0008】図1は本発明の中心外視力測定用視力表の
第1の実施の形態を示す。この実施の形態では、視標と
して円環の一部に切欠きを設けた公知のランドルト環視
標が用いられている。ランドルト環視標は我が国の視力
表に広く用いられており、円環の切欠きの向き(上下左
右等)を被検者に尋ねることによって検査を行う視標で
ある。このような視標は、視標シートまたはプレート2
の面に多数配列される。図示の例では円環の切欠きは上
を向くように形成されている。
【0009】視標シートまたはプレート2の面の中央部
には、第1の視標M1を中心として、その周りに同形、
同寸法の第2の視標M2が配置されている。なお、必要
に応じてさらに外側に同形、同寸法の第3の視標M3、
さらに図示しない第4の視標を配置することもできる。
上記中心外視力測定用視力表では、視標の配置は格子
状をなしているが、格子状に限らず同心円状、その他の
任意の配置を採用することができる。要は、中央部の第
1の視標M1を囲んで他の同形、同寸法の視標が配置さ
れていればよい。また、視標は、視標シートまたはプレ
ート2に印刷等によって施してもよいが、液晶表示装置
やCRT画面に表示することも可能である。
【0010】以上に説明した中心外視力測定用視力表と
しては、0.1の視力から2.0の視力までLogMA
Rスケールで14段階の視標シートまたはプレートを用
意する。これらの14段階の視標シートまたはプレート
2は、それぞれ、14段階の異なるLogMARスケー
ル(寸法)をもつ視標を表面に有している。したがっ
て、14段階の視標シートまたはプレート2を、スケー
ルの大きい(視力の弱い)ものからスケールの小さい
(視力の良い)ものへ順次変えて被検者に見せて視力検
査を行うことになる。視標シートまたはプレート2の大
きさは、例えば30×30cm程度とするのが一般的で
ある。この大きさは、網膜面上に約3°×3°の大きさ
で投影される。
【0011】以上に述べた中心外視力測定用視力表を用
いて視力検査を行うには、上述のように、スケールの大
きい(視力の弱い)ものからスケールの小さい(視力の
良い)視標シートまたはプレート2を順次変えて被検者
に見せて、ランドルト環視標の切欠きの向きを尋ねるわ
けであるが、その際、黄斑円孔をもつ等の理由により固
視しようとすると対象が見えなくなるか見えにくくなる
被検者については、固視している中央の第1視標M1の
外側の第2視標M2についてランドルト環視標の切欠き
の向きを尋ねる。このような被検者は、固視している部
分の外側の領域については、そこを固視しない限り傍中
心視力によって視ることができるため、第2視標M2切
欠きの向きが分かる限り回答をすることができる。この
時、中央の第1視標M1の外側のどの第2視標M2につ
いて正しく回答できたかを知れば、被検者が明視できる
傍中心視力の方向を知ることができる。また、さらにそ
の外側の視標を読めるか否かを検査すれば、視力の状態
を一層良く検査することができる。なお、ランドルト環
視標の切欠きの向きは図示の上向きに限らずいずれの向
きでもよいことは言うまでもない。
【0012】図2は本発明の中心外視力測定用視力表の
第2の実施の形態を示す。この実施の形態では、視標と
して公知のスネーレン視標(主として米国で使用されて
いる)が用いられている。スネーレン視標は基本的にE
字状をなし、E字の開放されている側の向きを被検者に
尋ねて視力を検査する視標であり、基本的には図1につ
いて説明したランドルト環視標と変わるところがない。
なお、図2においてM1、M2、M3は、図1に示した
第1、第2、第3のランドルト環視標に対応する視標を
示している。
【0013】以上に述べた実施の形態におけるランドル
ト環視標およびスネーレン視標の代わりに他の任意の視
標を用いることができる。かかる視標としては、アルフ
ァベット、平仮名、片仮名、数字等が挙げられる。図3
は、視標として数字を用いた第3の実施の形態を示して
いる。この実施の形態では、中央の第1の視標M1がゼ
ロの数字となっており、その周りの第2の視標M2が1
以上の数字になっている。この実施の形態の利点は、第
1の視標M1に関してどの方向にある第2の視標M2を
被検査者が読めたかが、数字から直ちに分かることであ
る。
【0014】以上に述べた実施の形態では視標の色はす
べて同一であるとの前提に立っているが、視標の色は少
なくとも一部のものについて異ならせることもできる。
例えば、中央の第1の視標M1の色とは異なる色で第2
の視標M2を施すこともできるし、図1ないし図3に示
すよに視標を格子状に配置した場合には、第1の視標M
1を含む横列の色と、その上下に隣接する2本の横列の
視標の色を異ならせて、当該2本の横列の視標を第2の
色にし、さらにその上下に隣接する他の2本の横列の視
標の色を他の第3の色にする等の変更を行うことができ
る。また、色の変更は格子の縦列ごとに行うこともでき
る。このように視標の色を異ならせた場合には、前記実
施の形態におけるような検査方法に加えて、被検者に判
別できる色を答えさせることによって見える箇所を同定
する検査方法を実施することもできる。この方法は、眼
科の患者のリハビリにも活用することができると言う副
次的効果がある。。
【0015】以上に説明した実施の形態では、中央の視
標に関してどの座標位置にある第2または第3の視標を
読めるかを一応知ることができるが、視標シートまたは
プレートの表面に、被検者が判読できた視標の座標位置
を知ることを可能にするような視標を施しておくことに
よって座標位置の検知が一層確実になる。座標位置が判
明すれば、中心窩に対してどの位置で最もよく見えてい
るかを判定できる。読める視標の座標位置を知ることが
できるようにする手段としては、一般的に同じ視標シー
トまたはプレートには同一形状および寸法の視標を施す
のが原則ではあるが、例えば座標上の特定位置にある視
標について、他と異なる視標を用いるようにすることが
考えられる。例えば、座標上の特定位置にある視標を特
定の数字や文字あるいはカラー視標にするか、あるいは
座標上の特定位置にある視標に何らかの印を付す等の手
段が考えられる。
【0016】
【発明の効果】本発明の中心外視力測定用視力表を使用
することにより、眼科での通常視力検査で行われる中心
視力の測定において、日常生活で傍中心視力が維持され
ているために比較的良好な視力を保っているにも拘わら
ず、症例によっては通常の中心視力が、実際よりきわめ
て低く測定されていた事態を解決することができる。す
なわち、本発明の中心外視力測定用視力表を用いること
により、網膜の黄斑部に疾患を有する被検者や、中心暗
点を有する被検者の視力を安定して評価することが可能
となり、被検者の中心窩以外の部位で最も良好な視力を
評価することができるようになる。例えば、自動車運転
免許更新の際は中心視力検査がなされるが、この検査に
よって視力0.7をクリアできない人でも、傍中心視力
が0.7以上あって運転や日常生活に支障のない場合に
は本発明の中心外視力測定用視力表の使用により自動車
運転免許の更新を行うことができる等のメリットが得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中心外視力測定用視力標の第1の実施
の形態を示す図。
【図2】本発明の中心外視力測定用視力標の第2の実施
の形態を示す図。
【図3】本発明の中心外視力測定用視力標の第3の実施
の形態を示す図。
【符号の説明】
2 視標シートまたはプレート M1 第1の視標 M2 第2の視標 M3 第3の視標

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の視標を中心として、その周りに同寸
    法の第2の視標が配置されていることを特徴とする中心
    外視力測定用視力表。
  2. 【請求項2】前記第2の視標の少なくとも一部はそれぞ
    れの色が異なっていることを特徴とする請求項1記載の
    中心外視力測定用視力表。
  3. 【請求項3】前記第1および第2の視標は、第1の視標
    を中央部に置いて格子状に配置されていることを特徴と
    する請求項1または2記載の中心外視力測定用視力表。
JP2000372964A 2000-12-07 2000-12-07 中心外視力測定用視力表 Withdrawn JP2002172089A (ja)

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